半妖の夜叉姫

ページ名:半妖の夜叉姫

登録日:2020/10/10 Sat 02:30:58
更新日:2024/05/23 Thu 10:37:04NEW!
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殺生丸には、娘がいる。


その強さ、父ゆずり。


過去と現代を駆けろ、未来あしたを変えろ。



出典:「Uru」公式Twitter、https://ux.nu/zC3ex、20年10月10日閲覧。
©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020




概要

『半妖の夜叉姫』とは20年10月3日から放送開始したアニメ。


2010年に完結編が放送されて終了したアニメ『犬夜叉』が、10年の時を経て蘇った新たなシリーズ。
ただしプロデューサーの諏訪道彦氏いわく、犬夜叉の続編ではなく、あくまで『新たな物語』であるもよう。


スタッフも監督を完結編で副監督をしていた佐藤照雄、シリーズ構成を引き続き隅沢克之が担当する。またこれ以外もアニメ犬夜叉のスタッフが再集結している。
また主人公の一人である「とわ」が聖ガブリエル学園(ガンダムWの学校)に通う等、ライター繋がりのお遊びネタがある。


メイン三人娘のデザインは原作者である高橋留美子先生によるもの。またシナリオの監修もしている様子。
このデザインをするにあたって原作者は「納得のいく設定がないと描けない」と注文を出している。ようするに設定を見ただけでデザインが思い浮かぶような状態を求めたのだ。
そのため隅沢氏が3話までシナリオを原作者が納得いくまで何度も書き直しして、デザインを完成させた。


ちなみに主役が犬夜叉の子ではなく殺生丸の子供なのは、犬夜叉の子だと前作と問題解決法が同じになってしまうため。ようするに似た展開になってしまう。
これは原作者から言われた事でもあり、そこで隅沢氏が「じゃあ、殺生丸の子供では?」と提案した所、かなり悩んでいたものの許可が下りたとの事。




本作が終わると『名探偵コナン』が始まるという、約16年前に戻ったかのような感覚を味わえる。流石に月曜ではなく土曜だが。
しかも狙ったように夜叉姫の1話には犬夜叉が、そしてその時のコナンにはちょうど怪盗キッド出ている回であり、続けて山口氏の声が聞けた。


ちなみに「殺生丸には娘がいる」は最初期のキャッチコピーであり、現在は「その強さ、父ゆずり」になっている。


2021年3月20日に第一期が終了し、第二期となる『半妖の夜叉姫 弐の章』は2021年10月2日に放送開始した。


同年8月には『少年サンデーS』でコミカライズ化が発表。作画担当は『GS美神 極楽大作戦!!』『絶対可憐チルドレン』等の椎名高志で11月号より連載開始。
副題が『異伝・絵本草子』となっており、大筋はアニメと同じだが、設定や展開で異なる部分がある。詳細は当該項目参照



あらすじ

とわ、せつな、もろはは、妖怪と人間の血を引く半妖の少女たちだ。


幼い頃、森の火事に巻き込まれ、離ればなれになった双子の少女、とわとせつな。
とわは、時代樹の時空を越えるトンネルをくぐり抜け、戦国時代から現代へとタイムスリップ。
かごめゆかりの日暮家の娘として育てられ、武道に長けた女子中学生に成長した。


一方、戦国時代に残された妹のせつなは、妖怪退治屋のお頭となった琥珀の下で妖怪退治を生業にしていた。
もろはは、かごめと犬夜叉の娘。賞金稼ぎとして「化け殺しのもろは」の異名を取り、やはり妖怪退治に明け暮れている。


とわとせつなが別れ別れになってから、10年。時代樹の時空を越えるトンネルが再び開かれた。
現代に現れたせつなと再会するとわだったが、せつなは何故かとわのことを忘れてしまっていた。


せつなと共に、現代にやって来たもろはも加わり、とわたち「半妖の夜叉姫」が、現代を、そして戦国時代を、縦横無尽に暴れ回る!


(公式より引用)


主な登場人物

主要人物

CV:松本沙羅
殺生丸の娘で、せつなの双子の姉。14歳。
幼少期は妹のせつなとある山の森に住んでいたが、ある日山火事に遭遇。
妹と必死に逃げ回るも、妹とはぐれた上にタイムスリップに巻き込まれて現代に飛ばされて生き別れとなり、
日暮神社の御神木の前で倒れていたところをかごめの弟・草太に保護され、以降彼の養子として生きてきた。
現代育ちということでお人好しなところもあるが、信念を曲げない芯の強さも併せ持っている。
詳細は個別項目を参照。


CV:小松未可子
殺生丸の娘で、とわの双子の妹。14歳。
姉と生き別れた後、経由で妖怪退治屋をしていた琥珀に預けられ妖怪退治屋になる。珊瑚のようなエロい戦闘服を着ている。
夢の胡蝶に夢ごと眠りを奪われており、眠ることが出来なくなっている上、
その際に幼少期の記憶も奪われてしまったため、とわのことも忘れてしまっている。
クールで素っ気ないが、心を許した相手には笑顔を見せる一面も。
詳細は個別で。


CV:田所あずさ
犬夜叉かごめの娘。14歳。
半妖と人間の子供のため、正確には半妖というより妖怪と人間のクォーターで、
時折「四半妖」と呼ばれるが、後述の通り本作では数字の正確さに意味はほとんどなく、もろは自身も「半妖」と自称する。
何故か幼い頃から一人で生きていたらしく両親の事はほとんど知らないが、
伯父にあたる殺生丸の存在は認知しており、祖父にあたる犬の大将や犬夜叉に仕えていた冥加とは面識があり、冥加からは敬意を払われている。
一見粗野だが、賞金稼ぎで培った経験等からかなり物事の飲み込みがよく頭が切れる。
詳細は個別で。



協力者

  • 翡翠

CV:浦尾岳大、武田羅梨沙多胡(幼少期)
弥勒珊瑚の息子。犬夜叉の最終回で産まれていたあの赤子が成長した姿。
母親と同じく妖怪退治屋の道に進んでおり、頭目を務める叔父の琥珀の下、母の飛来骨を駆使して戦う。


  • 竹千代

CV:ファイルーズあい
子狸の妖怪。『屍屋』という妖怪の賞金首や残骸を商う場所で働いており、もろはの監視役も務めるが、とわにお菓子で手懐けられるなど子供っぽい面もある。
普段は子供の姿をしているが、巨大化すると狸と亀を合わせたような姿となり飛行も可能。獣兵衛とは巻き貝を携帯電話のように使って連絡を取っている。
実は八衛門狸の息子ではないかと思われる。幼少期に何者かによって獣兵衛に預けられ、屍屋で働くことになった。


  • 屍屋獣兵衛

CV:小山剛志
妖怪の賞金首を受け取る屍屋の主人。緑色の虹色真珠の持ち主。
もろはの借金を肩代わりしており、逃がさないように竹千代を監視役にした。
とわの実力には一目置いており、もろはやせつなより頼りになると評している。


CV:木村良平矢島晶子(幼少期)
珊瑚の弟であり、翡翠の叔父。現在は小規模ながらも妖怪退治屋を再興しその頭をしている。
少年時代には殺生丸と行動を共にした事があり、その縁もあってせつなを妖怪退治屋に受け入れた。
もろはとは面識がなく、彼女が旧知である犬夜叉とかごめの娘とは知らなかった模様。
また、何だかんだで仲の良いとわとせつなを見て、「殺生丸の娘とは思えない」と評している*1
本作から新たに演じる木村氏は『境界のRINNE』にて十文字翼も演じている。


CV:京田尚子
琥珀達が拠点としている村の老巫女で、犬夜叉の元カノ・桔梗の妹。
せつなの生い立ちを知る数少ない人物だが、とわやもろはの行方は今まで知らなかった。


  • 冥加

CV:緒方賢一
蚕妖怪。
元は犬の大将に仕えており、その縁から3人に敬意を払う。
もろはとは親しい間柄にある一方で、とわとせつなの存在については認知していなかった。
登場する度にもろはに蚤と間違えれれるのがお約束と化している。



現代の人々

  • 日暮草太

CV:榎木淳弥
かごめの弟であり、とわの義父。
戦国時代から飛ばされてきたとわを養女に迎え入れた。
妻にヴァイオリニストの萌と、娘に芽衣がおり、四人で暮らしている。
どうやらひとみちゃんとは上手くいかなかったようだ……。


  • 日暮芽衣

CV:照井春佳
草太の実娘でとわの義妹。もろはとは従姉妹。
おっとりした性格で泣き虫だがとわを「とわお姉ちゃん」と呼んで懐いている。
戦国時代からやってきたせつなともろはともすぐ打ち解けている。


  • 日暮萌

CV:松井恵理子
草太の妻で芽衣の母親。とわの育ての母となった。職業はヴァイオリニスト。
ほんわかした女性だが、その実かなり肝が据わっていて、喧嘩沙汰を繰り返すとわに寛容な他、
タイムスリップしてきたせつなともろはもとわの友人として暖かく迎える。


  • 大ママ

CV:百々麻子
かごめと草太の母と祖父で、芽衣ともろはの祖母。
髪の一部が白髪になった事以外は前作から殆ど容姿が変わっていない。
孫に当たるもろはとは面識が無かったものの、もろはがかごめに似ていたことから彼女をかごめの娘と直感している。


  • じいちゃん

CV:鈴木勝美
かごめと草太の祖父で、芽衣ともろはの曽祖父。
現代にやってきたもろはに河童の足のミイラを渡したが、かごめと異なり高評価を得ていた。


  • 希林理きりんおさむ

CV:細谷佳正
とわが転校した聖ガブリエル学園の担任教師。イギリスのことわざで物事を例える。
人間には見えない妖霊星を見る事ができるなど普通の人間ではないと思しき描写も。
麒麟丸と同じ声優であり、苗字も「きりん」であるが…?



麒麟丸一味

CV:細谷佳正
かつて西国を治めていた犬の大将と双璧を成していた大妖怪で、東国の支配者。
時代樹によると、殺生丸が犬の大将の跡を継がなかったことを好機として時空を歪め、世界を無に帰そうと企んでいるとされているが、
冥加からは「そのようなことをするお方ではない」と評されている。
また、自分の部下の名前を忘れている等、記憶が曖昧なところもある。


▲四凶

麒麟丸配下の4体の妖獣。春秋時代に中国大陸から渡ってきた。
一応麒麟丸の配下なのだが、基本的には各々が好き勝手に行動していて四凶同士の繋がりも薄く、
主である麒麟丸に対しても、忠誠心を持つ者もいればあるのかどうかも怪しい者もいる。


  • 檮杌とうこつ

CV:木内太郎
四凶の一人。もろはの持つ「赤色」の虹色真珠の本来のの所持者。
実は本編開始以前に既に何者かに倒されており、息子の若骨丸の手で不完全な復活を果たしたが、とわに止めを刺された。


  • 窮奇きゅうき

CV:行成とあ
四凶の一人。普段は有翼の女性の姿をしているが、本来の姿は有翼の白虎。「紫色」の虹色真珠の持ち主。
「犬夜叉」最終回や本編1話に登場した夜爪を配下としており、彼を通してとわ達を監視し、檮杌と若骨丸が倒されたことで、とわ達を始末しようとする。
表向きは麒麟丸に従順な姿勢を示しているが、本心ではとわ達が持つ虹色真珠を奪って彼に代わって世を治めようとする野心も持っている。
情報収集に失敗した夜爪に自らの虹色真珠を与え、彼女達の弱みや令和の時代について探ろうとするも、せつなに妨害され、
倒された夜爪から回収した虹色真珠でとわ達の妖力を吸収して本来の姿に変身して追い詰めるが、
せつなを傷つけられたことに激怒したとわの「蒼龍波」を受け敗北した挙げ句、自らの虹色真珠を理玖に奪われて死亡した。


CV:安元洋貴
四凶の一人。普段は烏帽子と道士の衣服に身を包んだ壮年男性の姿をしている。
雅さを好む独特の美意識の持ち主。口癖は「無粋な」。
「風の獅子」と「雷の獅子」という二頭の獅子型の式神を引き連れている。


  • 饕餮とうてつ

CV:白熊寛嗣
四凶の一人。ごつい竜人のような姿をしたオレンジ色の虹色真珠の持ち主。
強力な吸引力を持ち、あらゆるものを食べることができる。
徳の高い僧侶を食べ物として好んでおり、各地で徳の高い高僧や神主を襲撃しては食い荒らしており、
高い法力を感知して修行中の弥勒の下にも現れ、その吸引力でとわたちを圧倒するも、
弥勒に一時的に自身の妖怪としての力の封印を解かれたせつなの攻撃を受けて撤退した。



▲関係者

CV:後藤光祐
炎を操る能力を持つ山の邪神で、雪山の上に環境を春同然に整えた屋敷を構えている。
実は10年前に是露の依頼を受けで彼女たちを殺すため森ごと焼き払い、とわとせつなの離別の原因を作った張本人
その後、山の麓に住む村娘・玉乃を見初めて屋敷に連れ去り、当初はそれなりに仲良く暮らしていたが、
やがて玉乃に対して過剰なまでの独占欲を抱き始め、彼女の顔を見たり、会話した男を見境なく焼殺させるようになり、
その歪んだ愛情に恐れを抱き始めた玉乃を座敷牢に閉じ込めるが、やがて玉乃は隙を見て屋敷から逃げ出し、理玖に保護される。
彼の仲介で自身の退治依頼を受けたとわたちと対峙し、とわとせつながかつて始末し損ねた娘であることに気付き交戦するが、
理玖と共にやってきた玉乃に改めて自分を拒絶されたショックで力が暴走し、自らの炎で自分や屋敷もろとも灰と化した。
なお、玉乃はその最期に気の毒そうな表情を浮かべており、経緯こそ強引だったが、独占欲が芽生える前の焔は彼女も憎からず思っていたことがうかがえる。


  • 是露

CV:坂本真綾
謎の美女妖怪。
半妖を毛嫌いしている他、殺生丸とも敵対関係にあるようで、
10年前にとわとせつなが暮らしていた森を焔に焼かせ、2人が離別する原因を作った黒幕。



その他

  • 理玖

CV:福山潤
「陸に上がった海賊」を自称する青年。一人称は「おいら」。イヤリングとして白い水晶玉を身に着けており、これを弾くことで不思議な力を使うことができる。
獣兵衛と竹千代を通じてとわ達に四凶退治を依頼した張本人で、獣兵衛と竹千代からは「理玖さま」と呼ばれている。
「四凶を容易く退治できる程の力の持ち主」らしいが、実際には彼ら同様に麒麟丸の配下で、主から「腹心」と呼ばれるほど信を置かれている様子。
本人は「四凶は粋じゃない奴だから嫌い」「自分は愛する人しか殺さない」という理由で自らの手で倒すのを拒んでいる。
四凶退治を依頼した真の理由は「全ての虹色真珠を手に入れるため」であり、四凶だけでなくとわ達が持つ虹色真珠も奪おうと目論んでいる。


  • りおん

CV:藤田咲
産霊山で結界を張る謎の少女。
麒麟丸と関係があると思われるが…。



前作からの登場人物

CV:山口勝平
前作の主人公。半妖でもろはの父、殺生丸の異母弟。
もろはが幼い頃に何らかの経緯で殺生丸と麒麟丸に追いつめられ、かごめがもろはを逃がす形で生き別れる。
もろはの持つ貝の器は母・十六夜の形見。


CV:ゆきのさつき
もろはの母。日暮草太の実姉で、芽衣の伯母にあたる。
現代人だが紆余曲折を経て戦国時代に嫁ぎ、巫女となった。
もろはが幼い頃に何らかの経緯で殺生丸と麒麟丸に追いつめられた所を逃す形で生き別れた。
犬夜叉の母・十六夜の形見である貝の器を生き別れる直前もろはに託した。


CV:成田剣
とわとせつなの父。犬夜叉の異母兄。
娘2人の存在は把握しているが、とわとせつなは時代樹に明かされるまでその名を認知しておらず、琥珀や楓など過去に接点を持った関係者も殺生丸に娘がいたことを知らなかった。
また、現在は麒麟丸と関わりを持っており、10年前に娘2人が離別する原因となった森の火事にも関与していることが仄めかされている。
とわ達が麒麟丸に追い詰められていた際に邪見と共に現れ、麒麟丸と交戦した後に姿を消した。


CV:チョー
殺生丸の従者。
殺生丸が何らかの目的でとわとせつなをりんから引き離した際に、彼女たちの世話役となっているが、2人は邪見のことを覚えていない。


CV:能登麻美子
かつて殺生丸に命を救われた人間の少女。
前作の決戦以後は楓の村で暮らしていた。
時代樹の中に張られた結界内に彼女と思しき人影が眠っているが…。
成人した後に殺生丸と結ばれ、彼との間にとわとせつなを授かった。彼女たちから見れば実母にあたる。


CV:保村真
翡翠の父親。
とある妖怪との戦いで風穴を失った己の無力を痛感したことで千日業を行っており、本編で翡翠たちが訪れた時点で800日を迎えていた。
翡翠からは妖怪退治の現場を離れて修行ばかりしていることをよく思われていなかったが、饕餮との騒動を経て関係は軟化している。
実はせつなの妖怪としての力を抑え込む封印を施した張本人で、過去には彼女に経を教えている他、竹千代を獣兵衛に預けたことも仄めかされている。
なお、『犬夜叉』で弥勒役を務めた辻谷耕史氏は本編制作前に鬼籍に入られているため、保村氏が代役を務めている。


CV:桑島法子
琥珀の姉。弥勒の妻で翡翠の母。
現在は故郷である退治屋の里跡で娘達と共に暮らしている。


  • 金烏&玉兎

CV: 胡麻鶴彩(金鳥)、上田瞳(玉兎)
弥勒と珊瑚の双子の娘で翡翠の姉。金烏が黄緑の着物、玉兎がピンクの着物を着ている。
2人合わせて「金魚」と呼ばれる。
成長後、金烏は尼、玉兎は退治屋の手伝いをして過ごしている。


CV:水橋かおり
百鬼蝙蝠の父と人間の母を持つ半妖。
前作終了後に結界を張る能力を活かしてとある谷に行き場をなくした半妖の子供達を匿う隠れ里を作った。
10年前に森の火事から逃れ、邪見に連れて来られたせつなを里に迎え入れ、数年間育てていた。
半妖のため妖力を失うが、犬夜叉が「朔」(新月)に対し「蝕」(日食)と対になっている。



用語

大抵の場合、人間と妖怪の間に生まれた人間と妖怪の中間の生物。
妖怪は基本的に人間を餌としか認識していないため恋仲になるケースが非常に少なく、稀に生まれたとしても人や妖怪いずれからも迫害される。
しかし半妖だからと言って力や心が妖怪や人間に劣っている訳ではない。


例えば人間と交尾しなければいけないという都合上、妖怪は人に化ける力が必要であり、
化けられるほどの力を持つ妖怪の子なので、そのへんの純妖怪より強かったりする。


月一で妖怪の力を失う時(朔の日)があり、人や妖怪から差別される半妖にとって、その日を知られる事は命に関わる。
とわは戦国時代に来てから初めて「朔の日」を経験したが、同じ生まれのせつなは(「夢」を奪われたため?)「朔の日」の経験がなく、
もろはも同様に「朔の日」がないようだが、冥加によると「四半妖」という生まれが影響していると思われるとのこと。


ちなみに半妖の半というと半分という意味に思えるが、原作者によれば不完全という意味であり、なので不完全な妖怪である奈落も半妖である。
あくまで不完全な存在という意味なため、実は純粋な妖怪同士、
あるいは人間同士の間に半妖が生まれてしまう事も稀にあると原作者は答えている(一問一答より)。
なので、半妖だからと言って両親が妖怪と人間の夫婦とは限らない。


  • 虹色真珠

複数の異なる色の宝珠の総称であり、「虹色」の名の通り全部で7色存在するが、一般的な虹とは色がことなる。
前作の四魂の玉と同じく所有者に様々な力を与え、一部の妖怪からはその力が強化されるために狙われている。
もろはによると、瞳に宿せるのは半妖のみ。


  • 時代樹

CV:日髙のり子
時間を超える能力を持つ大樹。
かつて犬夜叉とかごめがタイムスリップする手段であった骨喰いの井戸の材料であり、井戸とは地下で繋がっている。
本編から十数年前に根の首の残骸が一体化している。
独自の意志を持っており、とわたちの前には桔梗を模した精霊の姿で現れている。



余談

原作者監修ではあるものの長期連載されたるーみっく作品で初めての続編には世間から驚きの声が上がった。
また、「殺生丸には、娘がいる。」というワードは一部の人にある意味で大きな衝撃を与え、SNSでは大混乱となった。






追記・修正お願いします。


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*1 殺生丸と犬夜叉は険悪な仲だったため。

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