周姫(三国志大戦)

ページ名:周姫_三国志大戦_

登録日:2020/10/03 Sat 15:50:33
更新日:2024/05/23 Thu 10:33:15NEW!
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周瑜 三国志大戦 小喬 ダメージ計略 周瑜の娘



周姫とは、かの孫呉を支えた名称周瑜の娘である。
ここでは三国志大戦に登場する武将カードの説明をする。


【大戦2】

◇姓名:周姫
◇字:なし
◇所属:呉
◇生年:不明
◇没年:不明
◇兵種:弓兵
◇武力:2
◇知力:8
◇特技:魅力
◇コスト:1
◇計略:戒めの炎
必要士気:5
効果時間:一瞬【ため計略】(計略ボタンを押してから一定時間で発動する。この計略は反計されない)範囲内の敵に炎によるダメージをあたえる。ダメージは互いの知力で上下する。
◇Illustration:中田愛澄


呉軍の英雄、周瑜の娘。父譲りの知性と美貌を持っていたという。孫権の皇太子である孫登の元へ嫁いで、夫とともに孫権を助けた。まわりからは次代の皇后との期待が高まったが、夫・孫登が若くして病死してしまったため、皇后となることはなかった。

「父、夫。天は私の大切な人を次々と奪っていく……」


三国志大戦2にて突如登場した周瑜の娘。
父譲りの知性と美貌を持っていたという事からかなり可愛く書かれている。
その儚いイラストも魅力的だが、彼女の一番の特徴はその計略にある。
父親譲りの火計と母親譲りの溜めを合体させたそれは士気5で撃てる知力8のダメージ計略ということで、威力、範囲は折り紙付きであった。
溜め計略という関係上発動前に潰されたり逃げられたりすると無駄撃ちになるが、敵城の前で構える事ができれば相手の出城をけん制することが可能であり、意外と使いどころは多い。
また溜めてる間は移動はできないが矢を撃つ事は可能である。武力が2というのも地味に強味。
というわけで2稼働時は常にトップレートで取引されていた。
余談だが夫の孫登は登場しなかった。


3では排出停止になり計略の威力も落ちたものの、それでも士気5で撃て、城前でのプレッシャーをかける事が可能な為使いどころはあった。


【大戦3】

◇姓名:周姫
◇字:なし
◇所属:呉
◇属性:地
◇生年:不明
◇没年:不明
◇兵種:弓兵
◇武力:2
◇知力:8
◇特技:魅力
◇コスト:1
◇計略:若き血の昇華
必要士気:3
呉の味方の武力の最大値が大きいほど武力が上がる。一定以上武力が上がると、さらに麻痺矢状態になる。
◇Illustration:hippo


周瑜と小喬の間に生まれた娘。呉を代表する美男美女を親に持っただけに、周姫自身も絶世の美女であった。孫権の息子で皇太子である孫登の妻となり、周瑜譲りの才知で夫を支える。孫登が夭折し若くして未亡人となるも、孫呉の誇りを胸に、気高く生き抜いた。

「父の思い、今も私の胸の中に……」


2の周姫はそのまま使えたが、3独自の周姫としてレアリティをRにして再登場。
味方の武力を参照する計略の弓Ver、得られる効果は矢を当てている敵の移動速度を下げる「麻痺矢」
決して悪くは無いのだが大車輪などと比べて守備寄りの追加効果であり、攻めている時のダメ押しに使う目覚め系としては相性が良くない。
そもそも孫呉のコスト1弓はかなり多く、2の頃は強みだった武力2が大戦3では足りなく感じてしまう。
更に同じ目覚め弓としてセルベリア孫尚香が登場
コストは上がるが武力、知力ともに5と通常戦闘もこなせる上。追加効果が「走射した相手に大ダメージを与える」という攻めに使いやすい効果であり、同じ目覚め系としては強すぎるライバルである。
更に軍師カードの自分まで登場し、同時に使えない彼女の使用率は振るわなかった。
余談だが夫の孫登は登場せず、裏書の台詞からも削られてしまった



【大戦3軍師カード】

◇姓名:周姫
◇字:なし
◇所属:呉
◇属性:地
◇生年:不明
◇没年:不明
◇攻略:徒弓撃攻
味方の武力が上がる。範囲内の味方はさらに武力が上がり、弓兵は移動中も弓攻撃可能になる。
◇兵略:再起興軍
撤退中の味方の復活カウントを減らす。
◇Illustration:獅子猿


孫呉の大軍師・周瑜と「江東の二喬」とその美を称えられた小喬の娘。孫権の長男・孫登に嫁ぐと父親譲りの才知を夫の為に発揮した。孫登は33歳の若さで早世してしまうが、前向きに、たくましく乱世を生きた。


「大丈夫だよ、殿には私がついているから」


軍師カードとしても登場。ついでにテキストに孫登の名前が復活した。
攻略の徒弓撃攻は武力+1、範囲内でさらに武力+1で弓兵ならば徒弓状態になるというもの。
しかし徒弓状態では走射が使えない為、それらをメインとするデッキでは使いにくい。
逆に麻痺矢や長弓をメインにする場合は非常に使い勝手が良かった。
陣略はお馴染みの再起。部隊が崩れた時の立て直しに使える。
地属性なので同じ地属性の快進撃孫策と相性が良い。徒弓はおまけになるが。


絵が可愛い事もあり、再起自体使いやすい物のため使用率は高かった。




【大戦新版】

◇姓名:周姫
◇字:なし
◇所属:呉
◇属性:地
◇生年:不明
◇没年:不明
◇兵種:騎馬兵
◇武力:3→4(エラッタ後)
◇知力:7→8(エラッタ後)
◇征圧力:2→1(エラッタ後)
◇特技:伏兵、魅力
◇コスト:1.5
◇計略:美周姫の号令
必要士気:5
呉の味方の武力と攻城ゲージの上昇速度が上がる。さらにダメージを与えている敵の攻城ゲージを減らす。
◇Illustration:ほにゃらら


周瑜と小喬の娘。父母から智謀と美貌を受け継いだ才色兼備の女性。孫権の長男である孫登に嫁ぐと、周瑜同様に孫家に忠節を尽くした。夫婦としての教訓をよく学び、良妻として努めたという。

「私も、お父様のように……孫呉のために戦います!」


新版ではなんと号令持ちとして参戦。絵師も父親と同じほにゃらら氏である。
スペックはぶっちゃけ1コストに毛が生えた程度だが、計略は攻め・守りのどちらにも使えるマルチな性能。
特に攻めの城ゲージ上昇速度アップはかなり貴重。
但し武力上昇値自体は+4と士気相応で控えめ。号令のダメ押しやサブにおいて光る計略である。


ただ、やはり1.5コストで3/7は明らかに足を引っ張る
伏兵と征圧力2ではどうにも解決できない問題だった為、スペックにエラッタが入った。
結果必要最低限の通常戦闘が可能となり、もともと強かった計略と相まって大活躍している。


なお夫の孫登は…ついに登場した。ちゃんと孫登を範囲に入れると台詞が変わる。
こうしてようやく夫婦が揃った。…だが代償?に周姫はこの後も大量に登場する事となる。


ちなみにさんぽけの関銀屏シナリオでの言動から「レズ姫」「百合姫」などと呼ばれている。
どちらかというと彼女に執着していたのは孫登の方なのだが…。



【大戦新版第2弾】

◇姓名:周姫
◇字:なし
◇所属:呉
◇生年:不明
◇没年:不明
◇兵種:槍兵
◇武力:5
◇知力:5
◇征圧力:2
◇特技:魅力
◇コスト:1.5
◇計略:美姫の憧憬
必要士気:5
呉の味方の武力と征圧力が上がる。
◇Illustration:歩鳥


周瑜と小喬の娘で、両親の血を色濃く受け継いだ端正な容貌と才能を持つ。225年に孫権の長男である孫登の王太子妃に選ばれるが、孫登が若くして病死してしまったため、皇后となることはなかった。

「いきましょう。みんなの夢を叶えるために!」


上記の馬周姫が城際での攻防向けとすればこちらは戦場中心部での野戦向け。
武力上昇値は低いが効果時間が長く、征圧力を上げる号令としては割と貴重。
また本人のスペックは並程度ではあるものの普段使いでも十分戦力になることができる。
代償に知力が大幅に下がった。実は彼女、出てくるたびに知力が下がっている。


ただ、スペックが並と言う事は器用貧乏になりやすいと言う事でもある。
その為か使われていないわけではないのだが目立つ存在でもないと言うなかなか悩ましい立ち位置にいる。
同じ名前の武将は同時登録できない関係上周姫という名前も地味に足を引っ張っている



復刻版として大戦2の周姫も登場した。スペックは武力2・知力8と変わらず。征圧力は1になった。
1コス魅力持ち武力2征圧2の最大知力は6なので仕方ない。
相変わらず攻めにも守りにも時間稼ぎにも便利な溜め火計だが、往年程の火力は出ない。




【大戦新版第4弾】

◇姓名:周姫
◇字:なし
◇所属:呉
◇生年:不明
◇没年:不明
◇兵種:槍兵
◇武力:2
◇知力:3
◇征圧力:2
◇特技:魅力
◇コスト:1
◇計略:発奮の旋律
必要士気:4
最も武力の高い呉の味方の武力が上がり、敵に与えた戦闘ダメージに応じて兵力が回復する
◇Illustration:海鵜げそ


孫呉における唯一無二の英雄である周瑜の一人娘。母は小喬であるとされ、周循・周胤の妹にあたる人物。若き頃に、孫権の長男・孫登の王太子妃に選ばれ、孫登の教育係であった程秉に迎えられて大々的な婚礼を挙げた。

「にっくき孔明!父様に代わって、あたしが倒ぉす!」


下がり続けた知力は遂に3まで低下。ついでにレアリティもRまで低下。
裏書の台詞も妙にアホの子気味。どうしてこうなった…。
なお実は彼女の登場まで周姫のスペックは「武力と知力を合計すると10になる」という特徴を持っていたのだがここにきてその特徴まで失ってしまった。単なる偶然だったのだろうか。


とはいえ計略自体は悪くはない。
味方一人を強化するいわゆる「投げ計略」であり、呉に多い超絶強化のサポートに打ってつけ。
超絶強化にあわせて使うと不沈艦が完成するだろう。
ただしあくまで「戦闘ダメージ」なので、火計などの計略によるダメージでは回復しないことには注意。
ついでに知力のせいか思った以上に効果時間も長くない。


そして問題はスペックが低すぎて計略を使わないと途端に他武将の下位互換に陥る羽目になる事。
呉には同じ武力2征圧2魅力持ちに知力4の母親、知力5のその姉がいたりするので…。



【大戦新版コラボカード】

◇姓名:周姫
◇字:なし
◇所属:呉
◇生年:不明
◇没年:不明
◇兵種:弓兵
◇武力:5
◇知力:5
◇征圧力:2
◇特技:勇猛、魅力
◇コスト:1.5
◇計略:白猫の希望
必要士気:3
自身と最も武力の高い味方の武力が上がり、最大士気が上がる。ただし12より多くならない
◇Illustration:金田陽介


後漢の名門・周家の令嬢。父・周瑜の才能を強く受け継いでおり、男顔負けの武勇を持っていた。しかし女性ゆえに家督を継ぐことができないことを歯がゆく思い、世界を変えようと志したという。


「世界が変わるところを見せて頂戴」


『寄宿学校のジュリエット』の主人公の一人、ジュリエット・ペルシアが周姫として登場。
CVもアニメと同じ茅野愛衣氏。
スペックはそこそこ、ちなみになくなった知力はとりあえず5まで戻った。あとなんか勇猛もってきた。
計略に関してだが最高武力の味方の武力を+2。そして最大士気はなんと+6
この計略だけで多色のデメリットをカバーできる。
とはいえ呉自体が同じ呉を指定するカードが多く、多色にした場合でもなんやかんやで士気3は重い。
また案の定彼女一人でどうにかなるものではなく、使うのなら何か別の切り札が必要である。


というわけで一番相性のいいカードはなんと孫権(丸太の大号令)
本人も勇猛持ちなのもあって他国の優秀な猛将達と共に丸太を持たせて突撃するのが妥当な使い方だろう。


まあ多色限定の武将なんてまともに人気が出るわけがなく、採用率はずっと伸び悩んでいる。
そしてやっぱ名前がきつすぎる
第6弾で計略使用時に最大士気が下がる「落日」計略や、呉とは無関係な覚醒ゲージを増やす計略が追加されたので、単色でも使い道はできた…か?



【英傑大戦版】

◇姓名:周姫
◇字:なし
◇所属:蒼
◇生年:不明
◇没年:不明
◇兵種:槍
◇武力:2
◇知力:6
◇特技:伏兵
◇コスト:1
◇計略:聡慧なる献策
必要士気:4
自身と最も武力の高い味方の武力と知力が上がり、伏兵状態となる。ただし一定時間、伏兵によるダメージが下がる
◇Illustration:ひと和


大戦シリーズ最新作の英傑大戦にも登場した。
特技に魅力がないが、今作では魅力が削除されているので付け忘れ男の娘になったわけではない。一応似たような特技に「昂揚」があるが、彼女は所持していない。
計略は方一体を伏兵にするというもの。ただし約2カウントの間ダメージは下がるので乱戦中に伏兵にして相手にダメージ…といったダメージ計略的な使い方は難しいか。要するにかつて伏皇后が持っていたもの。
一応知力99にした武将であれば知力5まで落とせるが、コンボ前提となるので実用性があるかは不明。
しかし逆に言えば2c耐えれば知力が上がった伏兵ダメージが使えるため、相手に知力の低い武将が多いのであれば積極的に使って牽制したいところ。また武力と知力の上昇は10c程だが、効果が切れても伏兵は解除されない。


そしてこの計略、実は普段なら聞けない伏兵セリフを聞けるという価値がある。
孫市の真似をする無二やかつての台詞を言う豊臣秀吉など面白い台詞が多いので色々試してみよう。




【原作での彼女】

周姫の他には周妃、周徹等と呼ばれている。
フレーバーテキストで書いてある通り、あの周瑜と小喬の間にできたと言われる娘である。
そして孫権の子供である孫登と婚約するが、彼は33歳の若さで亡くなってしまうのであった。


…以上
父母の端正な容貌と才能を持つとか、孫登亡き後も懸命に生きたとかは多分SEGAの創作である。
というより「潘濬伝」によると「妃に相応しい女性として芮玄の娘を選んだ」という記述もありどうも夫より早死、もしくは離縁した説もある。
母親が小喬かどうかはほぼ確定であるが*1、何故か第4弾のみ「であると言われている」とボカされている。
ちなみに英傑大戦では再び「周瑜と小喬の娘」になった。
また周瑜の娘という大変に恵まれた出自を持ちながら、関羽の娘や呂布の娘といったように民間伝承や創作での味付けがあまり見られない人物。
周徹という名前についても『江西吉安周氏族譜』という書物に「むかし、周胤(周瑜の次男)公の妹・徹がおり、皇太子孫登の妃であった」と書かれたことから「周徹」という名であった
…とする説が存在するが、別の資料では「周徹」は息子の名前となっており、要するによくわかっていない
演義でも特に追記されておらず、周瑜の娘と言う絶好の素材の割に謎に包まれた女性である。



【余談】

  • サービス終了したソーシャルゲーム「さんぽけ」にも登場。戦場で父とはぐれ呉国に迷い込んだ関銀屏と仲良くなろうとするも、互いの父親、国の事で喧嘩離れするというビターな物語であった。

  • 大戦2周姫の台詞「策を使います」が、孫策をこき使うのかとたまにネタにされている。

  • 大戦3までは周瑜の子供としては唯一参戦していたが、新版になってようやく兄の周循、夫の孫登が参戦した。レアリティの事は聞くな。あと周胤の事は忘れろ

  • 毛利輝元の側室にも「周姫(かねひめ)」という者がおりそちらは戦国大戦にて「二の丸殿」として登場している。レアリティの事は聞くな。

  • 上でも少し触れたが彼女の武力と知力の合計は毎回「10」もしくは「5」という特徴があったが、エラッタによりその法則が崩れた。




「いきましょう。みんなの記事を追記、修正するために!」




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*1 周瑜は小喬以外の妻がいなかったと伝わっている

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