残念女幹部ブラックジェネラルさん

ページ名:残念女幹部ブラックジェネラルさん

登録日:2020/06/06 Sat 00:25:00
更新日:2024/05/17 Fri 13:24:34NEW!
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「残念女幹部ブラックジェネラルさん」とは、jin氏による月刊ドラゴンエイジ連載の漫画作品である。
特撮ファンの方々には、「しんごじくん」の人といえばピンとくるだろうか。




【ストーリー】

世界征服を企む悪の秘密結社RX団。それに立ち向かうのは我らのヒーロー・ブレイブマン!
だけどRX団の女幹部、ブラックジェネラルさんはブレイブマンの大ファンだった。
いやファンというレベルではなく、ドン引くレベルのベタ惚れだ。
こうしてブレイブマンに処女をささげようとストーカーを始めるブラックジェネラルさんと、なんとか逃げたいブレイブマンの果てしない戦いが始まった。


【概要】

かいつまむと、天体戦士サンレッド僕のヒーローアカデミアのように日常の中にヒーローとヴィランが当たり前にいる世界観でのギャグ漫画である。
それらの作品と比べると、ブラックジェネラルさんを筆頭にラブコメに傾く要素が強いが、たまにガチで悪事を働く奴がいたりしてシリアスっぽくなったりもする。
けどブラックジェネラルさんだけはどんな状況でもブレイブマンLOVEで絶対ブレないので、安心して肩の力を抜いて楽しめます。
なお、登場する女性キャラは総じて巨乳。あとノーブラ。


【登場組織&登場人物】


RX団

世界征服を企む悪の組織。だが登場時の構成員はボスと戦闘員含めて総員6名だったという超零細組織。
だが徐々に構成員や怪人を増やして、6巻頃にはむしろ少数精鋭の強豪っぽくなっていた。
アジトはゴミ山の中というどこぞの改造ネコを作った博士と同じっぽいヘンなところにあるが、施設はそれなりに充実している模様。
ちなみに組織名は「赤い(Red)ペケ(×)」の略であり、現在の体制に×を示すという意味らしい。無駄にロック。


  • ブラックジェネラルさん

「なにを隠そう、この私、ブラックジェネラルは処女よ!」


本作のメインヒロインにして、RX団幹部。というか幹部は彼女しかいない。
ミニスカ軍服、金髪巨乳、グルグル目のギザギザ歯で左目に眼帯という属性のデパートみたいな人。
ちなみに眼帯はただのファッションで、左目は普通に見える。
いわゆる「黙っていれば美人」だが、ブレイブマンにガチ惚れでまっ昼間からおせっ〇全開で迫っていくため周囲にはドン引きされている残念な美人。
ブレイブマンに愛されるためには手段を選ばず、あらゆる苦痛も努力もいとわないが、逆にそれが引かれていることに気づいていない。
しかし、都合の悪いことはさっさと忘れられるポジティブ脳の持ち主であるためすぐに立ち直る。


なにげに本人のポテンシャルも高く、並の野良怪人は倒せるし、トップヒーローのマザージャスティスからも身体能力は感心されたほどある。
ギャグ補正とはいえ、プロヒーローであるブレイブマンの必殺技を毎回受けて鍛えた代物である。
また、女子力もなかなかに高く、家事や料理、編み物も得意で良妻の才覚は十分に持っている。
ただ、それらの長所をすべて吹き飛ばすくらいストーカーっぷりが度を越しているわけである。

作中、科学者さんの発明によってパラレルワールドが観測された結果、本編以外の世界線ではほぼ全てでブレイブマンと相思相愛の仲になっている事が判明している。
つまりブレイブマンとの相性その物はさほど悪いわけではなく、純粋に本編でのアプローチが特別不味かっただけらしい。


ちなみにRX団に入る前はヒーローのおっかけをやっていたらしく、「ヒーローとお近づきになりたい」という思いを拗らせた結果、「悪の組織に入ればヒーローとお近づき(物理)になれる」という斜め上の結論に至ったとの事。
とはいえ元々悪役も好きだったらしく、ご覧の通りヴィラン活動には積極的かつノリノリ。


実はある事故に巻き込まれた際に学生時代のブレイブマンに助けられており、この事故が双方の進路や人格、あとジェネラルさんの性癖を決定づけているという降って湧いたヒロインらしい設定意外な過去もある。
本人達は互いに気付いておらず、素顔のブレイブマンと遭遇した際も、ブレイブマンである事もあの時の青年である事も気付いていなかった。


なお、「残念さがブレないよう最善の注意を払った結果、作者の手に負えない残念な変態美人に仕上がった」らしい。


  • ボス

「資金が底を突きそうです」


RX団のボス。フード付きのローブを着こみ、常に仮面をつけているので素顔は不明。
「緩く世界征服」がモットーで、厳格さや冷酷さとは無縁な人物だが、それゆえに部下たちからは舐められながらも慕われている。
なお上のセリフは第5話の初登場時、わずか5コマ目のセリフ。次のコマでは資金稼ぎのためにバイト(タンポポを刺身の上に乗せる)を始めようとしていた。
悪の組織らしく、非合法活動で稼ぐことに思いいたるのはそのはるか先のことになる。(しかもペケ君に言われて)
実は強力な念動力(サイコキネシス)の使い手で、本気になった時は作中上位の実力者。ただその機会がないだけである。
ちなみに仮面は悪っぽいからつけてるだけとのこと。口の部分は外れるようになっており、仮面のままでも食事ができる。
序盤は敬語がスタンダードという扱いだったが、多分忘れられてる。
人物メモによると、嫌いなものは差別


  • 秘書さん

「わたしのプリン 知りませんか?」


ボスの秘書を務める金髪美女。
クールで厳格な性格に加え財務管理も行っており、実質RX団をまとめているのはこの人。好物はプリンでプリンと聞くと正気を失うほど。*1
しかし根本はかわいいもの好きの乙女であり、ふとした拍子に見せるかわいらしさが多くの人に突き刺さっている。カナヅチ。
ペケ君に貧乳扱いされているが、人物メモ曰く「彼女の胸は普通。むしろ美乳」とのこと。まわりの娘がみんなもっと大きいからね。


触れたものをなんでも爆破できる人。爆発オチ担当。
対象指定、範囲指定、時間差発動、威力調節まで自在にこなせる作中上位の強能力。
ボスに対しても冷たい態度をとることが多かったが、洗脳され敵勢力として戦わされたのを助けられてからボスに本気惚れした。
その後はしばらくアオハルかつツンデレな感じだったが、ブラジェネさんの催眠術で本音駄々洩れ状態になって色々暴露した結果、ちょっと素直になった。


作者曰く、ブラジェネさんを超える人気が出ちゃって大変だとか。
人物メモによると、嫌いなものは理不尽。


  • 科学者さん

「早速 グイッといってみよう!!」


悪の組織にはマッドサイエンティストが必要だという理由でスカウトされてきた女科学者。
初遭遇時には自分の発明品でTウィルスに侵された植物みたいなのに研究所を占拠されていた。
かなりスタイルのいい美人だが、普段はグルグルメガネをつけているせいで素顔はたまにしか見れない。寝るときはハダカじゃないと眠れない。
気まぐれにとんでもない発明でRX団(自分込み)を惨劇に巻き込む、まごう事なきマッドサイエンティスト。
ただし、頼まれた仕事は一応ちゃんと終わらせるタイプでもある。


生体工学だけでなく機械工学、電子工学、情報制御、化学、薬学など幅広い分野に精通しており、機械からクスリから何でもござれの便利な人。
いわく、子供のころに見たアニメで、メカでもなんでも自力で作り、何度負けてもライバルに挑みかかるキャラクターにあこがれ、今に至るらしい。
作中登場する主な発明品は、衣服を溶かす粘液を出す触手を持った植物怪獣、異なる生物の特徴を組み合わせる怪人製造装置、
筋力強化剤(節分用)、裏山を植物迷宮に変える成長促進剤、メイドロボ(Ver.0.5)見た人に惚れる惚れ薬(リンゴ味)媚薬などなど。


  • ペケくん

科学者さんの怪人製造装置で作り出されたRX団の怪人のテストケースの改造ネコ。
人間並みの知能を持ち、流ちょうに言葉をしゃべる直立二足歩行するネコだが、非常に性格の悪い女好きの困った奴。一応団のマスコット枠でおさまる。
ことあるごとに先輩風を吹かせ、何かとマウントをとろうとするが、即座に物理的に黙らされるのがお約束となっている
スケベキャラの宿命か扱いがぞんざいであり、特に秘書さんは天敵。
科学者さん製作のソシャゲにおいては最低レア扱いを食らっている。


なおミスか意図的なものかは不明だが、初登場時は耳が白かったのに対し二度目の登場以降は耳が黒くなっている。


  • GGちゃん

RX団のちゃんとした改造人間第一号。元々の容姿は褐色白髪の美少女で、怪人化すると髪や白目部分が黒く染まる。
忍者に憧れた女学生がそのとおりに素早さを組み込んでもらったけれども、その能力の元手がよりによって黒いGだった。*2
そのため走るとカサカサカサと嫌な音がする。当人もしばらくは気にしていたが、最終的には諦めた受け入れたようだ。


団の中では一番の良識人かつウブな性格で、初登場回では戦闘ではなくジェネラルさんのセクハラ的言動で撤退するハメに。
性格がゲスなペケの被害に合うことも多かったが、時間が経つにつれセクハラへのスルースキルを習得している。ただ、それを超える速度でジェネラルさんのセクハラは過激化した。
普段は専門学校に通う女学生、そして年頃の女の子。戦闘員2号との絡みが多く順調に恋愛フラグを建てた末に交際に至る。


垂れ目気味の三白眼褐色白髪巨乳縦セタのJKくのいち乙女でラブコメ要員と、作者の好きな要素を詰め込んで生まれた子。


  • 黒獅子くん

怪人二号で、GGちゃんに次ぐ団の良心その二。
虚弱な男子が獅子の超パワーを手に入れた。ブレイブマンとパワーでは互角に渡り合うことができ、RX団が躍進できた原動力。
しかし温厚な性格は人間のときのままで、それゆえちょっと地味。
一応シリアスなバトルパートではそれなりに活躍するが、なにぶんギャグ漫画なので……。


作者曰く、過去に関しては本編で語られた以上の設定は無いらしい。
強く生きて欲しい。


  • くまむーちゃん

「zzzzzz」


読者参加企画で生まれたクマムシの怪人。幼女。
乾眠中は完全無敵だが、当然ほかに何もできない。というか本編では初登場時以外ほぼ常に寝ており、セリフは大半が寝息。一度だけ「あいー」と可愛い返事をしたことがある。
盾。というかほぼ備品。登場シーンでは寝ている幼女を盾にするというヤバい絵面になりがち
Xちゃんからはお人形扱いされている。


  • Xちゃん

「……りひと またあえる?」


改造人間ではなく、完全に無から製造された人造人間っぽい子。
しかし、生まれたばかりなので心も無。純真無垢な美少女だが、製造の段階で植物怪獣の触手も融合してしまったために絵面がヤバいことに。
マザージャスティスの息子さん、リヒト君と両想いっぽいが、同時に彼のトラウマメーカー。彼は多分穢れちゃってる。原因はジェネラルさんが落とした媚薬なわけだが
いろいろあったが、リヒト君と仲良くなりたいのは変わらず、ただいま"ふつう"について勉強中。


  • 八尺ちゃん

「…わ わるいこと… こわい…です……」


突発的に開催されたスカウト計画で発掘された野良怪人の女の子。
名前の通り八尺様そのものな外見をしているが、本人は人畜無害で引っ込み思案なよい子であり、同じ野良怪人の口裂け女ショタコンに唆されて都市伝説の怪人と化していた。


8tもの鉄塊を持ち上げるなど怪人としての素質は十分であり、形式的に行われた入団試験でも本人に問題は無かった……が、
畜生ペケくんの余計な一言で純真・無知系Xちゃん怪力枠黒獅子くんグラマー四白眼GGちゃんと個性が被りまくる事が強調されたせいで余計な波風が立ち、止む無く「呼んだ時だけ出動する『予備隊』として仮入団」という扱いになった。
「おともだち」として自由に遊びに来ていい事にはなったので、本人は幸せそうなのがせめてもの救いか。


  • 戦闘員たち

ツリ目の1号、丸い目の2号、タレ目の3号の3人。
白いバツ印が配されたタイツと覆面が目印。中は(恐らく)普通の人間で、コスチュームも劣化で破れたりする辺りただの布らしい。
二頭身。一応厳密に言えば初期はジェネラルさんよりは低いながらも普通の頭身だったのだが、どういう訳かみるみる縮んだ。
毎回ブラジェネさんや科学者さんたちの巻き起こす騒動にひどい目に会わされる被害者たち。もう上司のトンチキさには諦めモードである。
だが2号はなんやかんやでGGちゃんといい感じになり、1号と3号に妬まれている。
また1号もなんやかんやでスタイルの良い美人さんである科学者さんに(実験台として)連れまわされているため、現状実質3号のみボッチ。強く生きて欲しいものである。
なお、戦闘員というが地区担当のブレイブマンとはブラジェネさんばかりが戦うので戦闘描写は皆無。シリアス展開だと戦力的に追いつかないのでやっぱり皆無。



ヒーロー連盟

正義の心を持つ能力者が集まって悪から世界を守っている組織。
しかし、上級ヒーローは性格に難がある者が多く、足並みがまったく揃わないのが弱点。てかどこも同じだねコレ


  • ブレイブマン

「もう帰っていいか」


主人公。シルエットは完全にゴ〇サムシティのダークヒーロー。ただ大富豪のあっちと違ってアパート住まい。
真面目で愚直な性格で、なんの因果かブラックジェネラルさんに惚れられてしまったことから彼の受難の日々が始まった。
女性に興味がないわけではないのだが、ブラックジェネラルさんのアピールがあまりにも変態的なせいで恋心にはまったく発展していない。
ブラックジェネラルさんを追い返すためだけに必殺技を開発するほどだが、ブラックジェネラルさんはどんどん耐性を獲得してくるのでイタチごっこになっている。
しかしうっとおしくは思っても憎んでいるわけではなく、その執念を正しい方向に向けてくれないかなと切に願っている。
マザージャスティスに(ヒーローとして)強い憧れを抱いており、コスチュームのデザインも彼女をリスペクトしたもの。そのせいでジェネラルさんに色々勘違いをされた事も。


戦闘では頑強な肉体を生かした肉弾戦を主体に、拳を起点とした大威力のエネルギー放出で相手を打ち倒すストロングスタイル。
必殺技は「ブレイブパンチ」「ブレイブゲイザー」「ブレイブブラスト」。


ちなみに素顔はかなりの悪人面であり、プライベートではしょっちゅう職務質問されているらしい。
表向きの職業はプロレスラーにしている。*3


  • ライトニングマン

ブレイブマンの同期のヒーローで飲み仲間。
割とまともな性格だが、海でナンパしたがる俗っぽい面もある。
能力は高速移動と電撃。ブレイブマンがバ◯ツならこっちはフラ◯シュ。


  • 仮面ソルジャー

期待の若手ヒーロー。
実力はそこそこあるのだが、かっこつけたがりでチャラい面倒くさい性格。
黒獅子君に挑むもワンパンされてRX団の躍進の踏み台になってしまった。*4
しかしヒーロー連盟の危機に際してあえてヴィランを見逃して解決を託すなど、根っからのバカではない。
本名は鈴田中山太郎で、そのイモさを気にしている。
アメコミ調のヒーローが多い本作では珍しく、ライダー風の変身能力で戦うヒーローで、必殺技は空中でパワーを溜めて放つ飛び蹴り「ソルジャーキック」。
ただし能力にかまけて基礎が疎かとはオーネストレートの談。


  • オーネストレート

新人の女性ヒーロー。
体育会系の委員長タイプで、ブレイブマンを(あくまでもヒーローの先輩として)尊敬している。
鈴田中は「ブレイブマンが絡むと途端にIQが下がる」などと言っているが、ぶっちゃけ普通に脳筋系のアホの子。山籠りとかするし。
正式なデビュー後は仮面ソルジャーと組まされたが、生真面目な性格なのでチャらい鈴田中とは気が合わずにケンカばかりしている。
真面目過ぎて自分から苦労を誘い込んでしまうタイプ。
よくヒン剥かれる。
能力はブレイブマンと同じく近接格闘系で、必殺技は正拳突きから放つ衝撃波「正拳・一閃」と強化版の「正拳一閃・改」。


  • 壁ドンマン

「殴るなら 僕の顔をお殴り!!!」


頭がコンクリートブロックでできているヒーロー。
イラついている人に壁ドン*5の代わりに自分の頭を殴らせてストレスを解消させて平和を守ろうとする。
しかし強度はあんまり大したことない上、頭部以外は常人並ため、頭を粉々に粉砕されたり、腹パンされてセメントを吐いたりしている。
……だのに他のヒーローからは「さん」付けで呼ばれている辺り、恐らく本編では運が悪いだけで本当は結構凄い人なのだと思われる。頑張れ。


  • シリアスグラス

上級ヒーローでブレイブマンの上司。
有能で真面目なのだが、それゆえ奇人変人揃いの連盟の中で貧乏くじを一身に負わされてしまう可哀そうな人。
若いながらも現在の地位まで上り詰めた有能な人物なのだが、身内の不祥事と暴れるヴィランにほぼすべてのコマでシワシワな人。
胃が死んでる。


  • マシュマロヘッド

二つ名は皆殺みなごろしオセロ」
トップヒーローの一人だが、怪人を好き勝手に虐殺したがる問題児。
マシュマロでできている頭は衝撃を吸収し、高い再生能力も相まって滅多なことではダメージを受けない。
だが限界はあるようで、マザージャスティスやオーバーの一撃には耐えられず、頭を圧縮されてしまった。
殺しても死なないため、体の損壊率が高い。よく頭をペシャンコにされる。


  • メタルプリズナー

トップヒーローの一人。二つ名は「科学の被害者」
連盟の開発局のマツド博士の作った強化服で身を包んでいるが、脱げないためにマツド博士の言うがままにこき使われている哀れな人。
そのため常にストレスでイライラしている。ぶっちゃけブラック企業から出られない社畜。
毎度毎度自分に迷惑をかける博士の奇行に殺意を抱き、帰ったら殺そうと誓うも未だに成功してない。
博士が要らんことをしたせいで、メカ山組に滅茶苦茶恨まれている。


  • インパクト

トップヒーローの一人で紅一点。二つ名は衝戦姫しょうせんきこの子だけマトモ。
つねに何かを食べているはらぺこ娘。いつもぼんやりしている割には服装は下は袴、上は肩から上着を羽織る他は胸にサラシを巻いてるだけという大胆なもの。そして祖母にサラシをひん剥かれた
食べる事で「気」を取り入れ、それを使って手足から強烈な衝撃波を発する事ができる。が、気の補充を食事に頼り切っているため空腹では戦闘力が大幅に落ちる。
集中すればマザージャスティスやオーバーの一撃にすらある程度耐えられるようだが、集中してない場所は普通に大ダメージ。
一応、気を取り入れる手段は修行次第でどうとでもなるようで、マザーら師匠筋からは度々改善するように言われている。


  • マザージャスティス

連盟の№1ヒーローで、傲慢なマシュマロヘッドやぼんやりしたインパクトも恐れるほどの実力者。
マザーというとおり一児の母だがまだまだお若く、二児目を考えているようだ。
普段は温厚で人当たりの良いヒーローの鑑のような人だが、不真面目な者には鉄拳制裁も辞さない体育会系のため恐れられている。
ブレイブマンとは真面目な者同士気が合うのか、彼への評価も高い。
ヒーローとしては肉弾戦とエネルギー波のようなものを組み合わせて戦うタイプ。空を飛ぶ事もできる。Z戦士みたいなモンを想像して頂ければ概ね正解。
真面目なのだが頭を使うことは苦手な脳筋。オーバーが組織改革の一環としてヒーローを対象とした勉強会を提案した際には露骨に嫌そうな顔をした。


  • マーシャルタートル

引退、隠居した元ヒーローの老人。通称は亀仙人「亀師匠」。
高い身体能力と近接戦闘技術を併せ持つ亀の獣人で、他者の指導にも長ける。
普段は山に籠って隠遁生活を送っているが、その本性はペケくん以上のドスケベジジィ
そのくせ地位と能力は抜群に高く、老害を絵に描いたような厄介なヒトである。


元はヒーロー連盟の前身である自警団ヴィジランテの一員で、同僚だったウサとは亀兎、もとい犬猿の仲。ただし二人ともオーバー様には頭が上がらない。


  • オーバー

元ヒーローで、連盟の影のご意見番である女性ヒーロー。インパクトの祖母兼師匠。
普段は小柄な老女だが、戦闘時にはかつての姿である長身の若々しい美女に変身し、孫のインパクトと同じく気を発する技で戦う。
しかし練度ははるかに高く、衝撃波の軌道を自在に操り、遥か彼方のヘリコプターすら容易く撃ち落として見せる。


彼女もかつてはヴィジランテの一員で、連盟発足後は裏から組織を支えていたが、腰を悪くして数ヶ月入院していたため洗脳騒動前後には動けなかった。
数々の騒動を経て自分たちの築き上げた現在のヒーロー連盟の体制を問題視するに至り、改革を促している。
本作の女性キャラには珍しくガチの貧乳。


  • フロスティ

冷気を操る能力を持つ女性ヒーロー。
氷系能力者らしく冷淡かつ寡黙な性格だが極度の燃え尽き体質であり、その気質と能力の燃費の悪さが奇跡的に噛み合ってしまった超短期決戦型ヒーロー。
そのため自身の活動をサポートしてくれる連盟には忠実だが、一方でヒーローが非難され、"組織"が法で裁けない悪を狙っている現状に葛藤しており、結果唐突に顔面に猫を乗せて猫吸いを始めたりするくらい情緒が不安定になってしまったかわいそうな人。
ムカついた相手に対し「地面に書いた相手の似顔絵に氷を突き刺す」という陰険な意思表示を行う癖がある。



ヴィラン・リーグ

世界征服を目指すヴィランたちがヒーローに対抗するために組織した集まり。当然RX団もその中のひとつ。
やはりこちらも個性的な顔ぶれだが、情報交換したり新人研修を組織をまたいでおこなったりと、横のつながりはヒーローよりもしっかりしている。



《B・D・S(ブラック・ダーク・シャドウ)》

構成員のほとんどが中二病患者で構成されたひどい組織。
一応リーグの中でも最大規模の組織らしいが、現状リーダーと四天王くらいしか出ていない上に実力を発揮する機会に恵まれないためイマイチ分かりづらい。


  • シュバルツ・ファントム

左目に眼帯、右手に包帯と、中二病末期患者。だがこれでもリーダーなので会合には出席するが、いちいち回りくどいしゃべり方に他の組織の連中はいつもイライラさせられている。
しかし秘書さんが誘拐された事件の際には残った写真を分析してヒーロー連盟の関与を見抜いたり、当事者たちからの証言やヒーロー連盟の公式動画配信の断片的な情報だけで敵の能力や計画をほぼ完全に推測したりと、頭はすさまじく切れることが伺える。
一応本人も作中での扱いを自覚しており、シリアスシーンが適当に流されそうになったときはもう自分が真の実力を発揮できる機会がなくなってしまうと心底慌てていた。
実は厨二妄想の深度に応じて単純な物理攻撃力がアップする能力「重病患者ヘヴィドリーマー」の持ち主であり、幹部+カエンが束になっても苦戦するブレイク君を一撃で屠れるほどの猛者。普段の言動はその副作用もある模様。


  • ヴァイス・サラマンダー

炎を操るB・D・Sの四天王の一人であり、シュバルツ・ファントムの側近である女性。
B・D・S唯一のマトモな人であり、ボスや幹部の厨二っぷりに巻き込まれてはストレスを溜めている。厨二臭い名前も勝手に決められたもの。
炎を纏った格闘術で戦うが、本編中での初戦がカエンの攻撃で炎耐性を得たブレイク君だったため実力の程は不明。おいこの組織そんなんばっかか


  • グリューン・ハリケーン
  • グラウ・ゴーレム
  • ヴァイオレット・アクエリアス

B・D・Sの四天王の残り3人。
それぞれ風、土、水を操る能力者で、グリューンは痩身の男性、グラウは名前の通り土塊のような巨人、ヴァイオレットはローブを纏い髪が液状になった女性。
総帥同様に全身どっぷりと厨二属性につかりきっており、日常会話や作戦行動でもその調子なのでヴァイス女史のストレスがマッハ。
幹部会議ではフフフ笑いと厨二台詞が飛び交い、進捗のないまま時間が過ぎる。
なお、なぜかヴァイオレットだけカバー裏でひん剥かれた。ヴァイスさんはまだ剥かれてないのに



《メカ山組》

廃棄されたロボットたちの集まりで、ロボットたちの権利の獲得のために世界征服をしようとしているロボットヤクザ。
もはやメンテ用のパーツもままならず、修理も自分でやっている。
ただし、ソフト面は苦手で、そちらは科学者さんの協力を仰いでいる。


  • メカ山重三

古いブリキ玩具のような見た目の人型ロボットで組長。もとは旧式の工業用ロボットからのし上がったらしい。
古風な任侠の心を持ち、リーグの中では一番まとも。だがスーパーロボット派で最近のリアル思考には気に入らないものを感じている。
必殺技は「極道スマッシャー」(ロケットパンチ)。古臭いと馬鹿にされるとキレる。
まあさすがに%%元祖ロケットパンチ持ちのロボット%%%%至上主義のクソコテ%%ほど老害ではないが


  • ロボヶ峰竜己たつみ

メカ山組の若頭。
理知的な性格であり、組長を支える良き補佐。
他の組織との折衝役などもこなしているようだ。


最近は本作のマトモなキャラの例に漏れずとばっちりを食う苦労人ポジションが定着してきた。生きろ。


  • ドロシー

運用試験としてメカ山組に派遣された、科学者さん開発のメイドロボの試作改良版。正式名称は「メイドロボ(ver.2.41)機体名"ドロシー"」。
秘書機能、護衛機能などを搭載しているが、敵と見るやすわ火器をブッ放そうとしたり、それを制止しようと組み付いた竜己の反応をシモ方向に誤解して周囲にあらぬ誤解を振りまいたりと思考回路が些かポンコツ気味。
メイドなので(物理的な意味でも)人の上に立つのは苦手らしい。



《荒薔薇(ローグ・ローズ)》

世界をエレガントにするために世界征服を目指している組織。
怪人と戦闘員のセットで活動するなど、組織的にはRX団に近い。合言葉は「シルブプレ」。
活動地域の管轄ヒーローは仮面ソルジャーとオーネストレートだが、二人が勝手に喧嘩を始めるので殆どマトモに戦っていない。


  • 薔薇姫

荒薔薇の首領。
秘書さんにぞっこんのガチレズ。元々は女王様なキャラだったが、秘書さんにやられてこんなことに。
RX団が資金を得るために作ったソシャゲに秘書さんが出ると知るや否や速攻でプレイを開始し、限定バージョンガチャにはクレカ限度額までぶっこんだ。


  • 薔薇霧

荒薔薇の幹部。武器は剣。
薔薇姫さんにぞっこんのガチレズ。M。


  • 魔・タドール

闘牛士フォルムの怪人。
実力は恐らく並のヒーロー以上で仮面ソルジャー以下という辺り。
物腰穏やかで紳士的だが、組織風土によるものか、掛け声のノリが独特。


  • 戦闘員

RX団と同じく二頭身の3人組。
タキシードを思わせるデザインの全身タイツとドミノマスク風の覆面が目印。
上司の魔・タドールと同じく紳士的だが掛け声が独特で、人材交流で訪れた2号君はノリが分からず胃をキリキリさせた。



《怪人互助会》

自然発生してしまった野良怪人たちが集まって、怪人の権利獲得のために世界征服を目指す組織。
その性質上構成員の人数は他の組織より遥かに多いが、実力は非常にピンキリ。
見た目が人間離れしている所属者も多く、組織だけでなく個々人の資金調達も悩みの種。
そのため、ハロウィンなどのイベントでは行動人員がいなくなるほどバイトに明け暮れている。


  • スライム田中

「僕はメロン味のゼリーじゃない!!!」


あらゆる攻撃を寄せ付けない軟体の体を持つ互助会のリーダーの怪人(でも引っ張られると痛い)。見た目はぞんざいなデザインの目と口が付いたメロンゼリー。
性格はまともなほうだが、かっこつけて適当なことを言ってはよく外して恥をかく。
マシュマロヘッドとは個性が丸被りで、戦った際は互いに千日手になってしまって決着がつかなかった。
スライムだけども溶かしたりとかはできないもよう。あと顔芸がすごい。


ただし、分裂こそできないものの形状変化は高速かつ自由自在。どうやらサイズや質量も任意で変更できる模様。
身体能力だけならトップクラスのブラックジェネラルクローン集団を容易く失神させて薙ぎ払うなど、
多種多様な野良怪人を束ねる互助会リーダーとして恥じない戦闘力を持っている。


  • 鉄子

「リーダーは己がスライムであることにコンプレックスを抱いているものでな」


怪人互助会のサブリーダー。体を自在に鉄に変える能力を持っている。
威圧感のために鬼のような仮面をつけており、口調も固くクールな印象。リーダーへの対応にもトゲがある。
が、実際は仮面がなければ会話もおぼつかない極度の恥ずかしがり屋。メンタルは鉄には程遠いようだ。


  • バロール君

「来テ早々皆サンニゴ迷惑ヲ…ッ……!!」


怪人互助会の新人。実戦研修のためにRX団に訪れた。
真面目に頑張るいい子なのだが、とにかく気弱でヒーローと目が合っただけで叫びながら気絶するほど。
……しかし、外見はどう見てもRPG終盤で出てくる強キャラ*6。外見と中身がまるで釣り合っていない。
必殺技は中央の目にエネルギーを溜めて放つ「魔眼砲」。空中で街一つ消し飛ばせそうな爆発を起こした。そしてエネルギー切れで気絶した。



"組織"

ヴィラン・リーグ及びその加盟団体とは別に存在する悪の組織。
世界征服といったお題目を掲げず、構成員が思うがまま悪事を為す事を目的としており、
「ヒーロー連盟乗っ取り」を企てた"会長"を始め構成員の能力も高く、極めて危険な集団である。
……ただ、本作の登場人物の例に漏れず残念な要素が見え隠れしている。
目を模した意匠を施した黒ずくめの服装が目印。


  • ジェスター

"組織"のリーダーで、悪事を「遊び」と捉えている危険人物。
臭いガスを詰めた風船で相手をおちょくりつつ、「毒ガスだったら全滅していた」と示唆するなど底知れない不気味さを持つヴィラン。
……というかピエロ風のメイクや言動も含めトランプのアレの人まんまであり、ジェネラルさんをして「絵面が危険過ぎる」と言わしめた。
本人も自覚ずくであり、ケタケタ笑いながらブレイブマンを「バッ◯」呼ばわりした。


  • プロフェッサー

"組織"のブレインを務めるヒゲ面に覆面の男性。
常に語尾に「ッッ!!!!」と付けるなど芝居掛かった鬱陶しい口調で喋るが、キャラ付けに過ぎずテンパると素に戻る。
体も(周囲と比べて)虚弱であり、クローンジェネラルにぶっ飛ばされただけでメッチャ吐いた。つまりは一般人レベル。


ただし、その技術力は本物。クローンジェネラルやルヤンデ、ブレイク、機械部隊など、制作物はどれも非常に高いスペックを持っている。
それらの量産を容易く行い、本人のフットワークも非常に軽いためほおっておくとどんどん敵陣が強くなるタイプの面倒な悪役。
一方であくまで技術屋であるためか、動作テストもせずにクローンを作りまくって後から全個体共通の欠陥に悩まされたり、あからさまな罠に引っかかったりと戦略眼や大局観とは縁遠い模様。


なお元々は普通の社会人だったらしく、ブラック企業の爆破作戦ではいつになくテンションが上がっていた。


  • "会長"

オールバックと慇懃な口調が特徴の男性。劇中では「(前)会長」「あの男」としか呼ばれておらず、本名やコードネームは不明。
洗脳能力を持っており、人間一人を操るパワーを貯めるのに数ヶ月かかるという欠点こそあるものの、一度洗脳してしまえば完全に言いなりにできる上に同じ命令であれば動画を見せるだけでも洗脳可能などその力は非常に強力。
この能力で前会長を始めヒーロー連盟の人材を洗脳して会長の座を手に入れ、連盟の社会的地位を利用して自信の洗脳能力を付与した動画を拡散する事を目論んだ。
その過程で能力に目を付けていた秘書さんを洗脳したライトニングマンらを利用して攫ったためにヴィラン・リーグを敵に回した事がアダとなり、リーグの全戦力を投入した作戦により連盟本部への突入を許してしまい、
一度は秘書さんを武器兼人質にして優位に立ったものの、最終的にはジェネラルさんの全力キックで両玉を粉砕された挙句その顔を全世界に向けて生放送されて倒された。
その後は連盟の建物内に収監されていたが、潜入したジェスターによって悪臭ガスで粛清された。


  • ルヤンデ

「私とぉジェスター様はぁ 永遠の相思相愛なんでぇ」


"組織"の機械部隊長にして、プロフェッサーの手がけた最強の戦闘用サイボーグである女性。
サイボーグ由来の怪力や鋼の防御力だけでなく、ツノから発する強烈なEMPジャマーやステルス迷彩まで備えた強力なサイボーグだが、頭を弄ったわけでもないのにあのジェネラルさんを凌駕するレベルのガチヤンデレという厄介な特性を備えており、ジェスターに夢中。
ジェスター自身は飄々とした普段のキャラを忘れるレベルで恐怖しており、プロフェッサーも彼女には余り触れたく無い模様。「(頭は)いじくってないです」「…何でいじくっといてくれなかったんだい…」
煽り癖があり常に周囲をバカにしたような言動をするが、本人の煽り耐性もゼロのためそういった意味でも非常に厄介。


  • クローンジェネラル

「ブレイブ……マン……」
高い身体能力を持つジェネラルさんに目を付けたプロフェッサーが開発したクローン人間。
身体能力はそのままに本物と違い無口で悪役らしい振る舞いをするガチの強敵だが、遺伝子レベルで刻まれたブレイブマンへの執着も再現されてしまった困ったちゃん。
しかもその弱点が判明した時には既に100体くらい作ってしまったため、プロフェッサーは本気で頭を抱えた。


  • クローン三姉妹

「未だ店は休業中」
「向こう半年タダ働き」
「三人揃ってお先真っ暗」


廃棄される寸前に"組織"を脱走した3人のクローンジェネラル。
自我を得た結果最もジェネラルさんに近い特性を得たリーダー格のジェネワン、はわわ系の泣き虫だが突然変異で制御の利かない筋繊維モンスターになったジェネツー、
抜きん出た器用さを持つがそれと引き換えに戦闘能力がカスな悪役火傷フェイスのジェネスリーで構成される。


各々別の理由で廃棄される予定だったところを合流。特に計画もなく組織の研究所を脱走し、何の因果かジェネラルさんたちの住む町に流れ着いてホームレス生活を始めた。
当初はオリジナルに罪を着せる形で店などを荒らしていたが、一般常識も生活基盤もないため食うや食わずの極貧生活。
後にオリジナルとは互いに危害を加えない事を条件に和解(?)した。
現在はメイド喫茶で働いているが、ちょくちょく問題を起こすため頻繁に減給・無給を言い渡される。むしろキレてもクビにしない店長が聖人すぎる。


  • ブレイク

プロフェッサーの最高傑作である怪人(改造人間)。
黒づくめのツギハギ装束が特徴。自我が希薄らしく、セリフらしいセリフも無い。
「最高傑作」の名は伊達では無く、直接的な戦闘能力の高さもさることながら、一度受けた属性の攻撃を無効化するという特殊能力を持っている。
そのため、倒すには単純に高威力の物理攻撃をぶつけるしか無い。
そしてプロフェッサーの手がけた怪人の中では珍しく従順。


  • メカジェネラル

ジェネラルさんを模した形状のロボット。型式番号は「MG01」。
これまでの怪人達が揃って問題児だらけだった反省から生み出された完全な機械で、コントーラーによる有人操作式。要はよく出来た戦闘用ドローンであり、メカ山組のような自律機械とは根っこから異なる。
見た目がそっくりだったためにジェネラルさんは無用の逃亡生活を強いられる羽目になったが、プロフェッサー曰く「クローンを作った時の身体データが流用できるから」以上の理由はないため、完全にとばっちりであった。


ジェットで空を飛び、ミサイルやビームといった重火器で武装、分離機能で敵を翻弄……と人型である理由が見当たらない典型的な「つよいスーパーロボット」だが、あくまでも有人操作であるため、飽和攻撃など人間の反応では対応に限界のあるような作戦には弱い。



怪人対策課

正式名称は「警察庁刑事局異能対策部怪人対策課」。
連盟乗っ取り事件を契機に設立された警察庁の特殊セクションで、この世界には一定数存在する獣人や特殊能力者の中でも特に優秀な人材を集めた精鋭部隊。
ヴィランは勿論ヒーローとも相容れぬ組織のようだ。
なおメインで登場するのがマスコット然とした見た目のウサと一応巨乳美女のカエンであるため勘違いされやすいが、
設立経緯からも分かる通りゴリゴリの武闘派組織であり、一般構成員は厳つい連中ばかり。要は桜田門組を地で行く連中である。


  • ウサ

RX団達の行動している地区を管轄する刑事で、日本最速の野生動物であるノウサギの能力を持つ獣人の男性。
白ヒゲを蓄え、服装はロングコートに中折れ帽といういかにも刑事らしい出で立ちであり、性格も冷静沈着で推理力も抜群。
だがその分融通の利かない堅物でもあり、公務執行形態に変身したカエンを容赦無く逮捕した。
かつてはヴィジランテの一員であり、連盟発足の際に彼らを外部から監視するために警察へと移った過去を持つ。


  • 赤熱カエン

ウサの相棒を務める脳筋かつアホの子、血気盛んな熱血乙女。
発火能力者であり、戦闘時には全身を炎に包んだ「公務執行形態」に変身する……が、全身の衣服も容赦無く燃えるため歩く猥褻物陳列罪になってしまう欠点がある。
本人は特に気にしていないが周囲はドン引きしており、初披露時には能力の詳細を知らなかったウサに現行犯逮捕された。
ちなみに一応股間や乳首など出るとヤバいところだけは服が残る仕様で、残った服が某光の人の赤いところっぽくなっている。
ちょっとキレるたびに炎を吹き出してしまうため、日常生活での対策としてコンクリート打ちっぱなしの建物に家具もロクにないというとても殺風景な自宅に住んでいる。



その他

  • リヒト

マザージャスティスの一人息子である少年。
思春期にして反抗期真っ盛りな上に更に妙な厨二病を患っており、「母さんはいつもそうだ!!」という「らしい」台詞を言ってみたいだけで連呼する変な子。
マザーから力を受け継いでいるため潜在能力は高く、連盟からも妙なトラブルに巻き込まれないようにマークされていたが、あろうことかXちゃんに一目惚れ。
しかし知識にとんでもない偏りのあるXちゃんに全身の穴という穴を触手で蹂躙され、一生消えないトラウマを負った。
それでも負けずにXちゃんにアプローチしている。決して妙な性癖に目覚めた訳では無い。


  • カルガ

サメの姿をした筋骨隆々な獣人の男性。
かつてはヴィジランテの一員で、設立当初のヒーロー連盟にも所属していたが、ただ一言「失望した」と残して行方をくらましていた。
本編の時間軸では"組織"の「悪のスーパーロボットで大暴れフゥー!」な作戦の出資者として暗躍していた。


「正義と悪」「力」について自分の中に確固たる信念を築いており、「出る漫画を間違えてる」と称されるシリアスキャラ。
自分が活動していた時代の命懸けの世界から乖離した現在のヒーローとヴィランのヌルい関係を「偽物」と称し嫌悪しており、それらをリセットするために行動している。
一応は正義側の人物にもかかわらずヴィランである"組織"に協力した理由も本人曰く「("組織が")本物の"悪"だから」だが、同時に「後片付けで始末すれば一石二鳥」という思惑もあったとの事。要は堅物かつ脳筋というメチャクチャめんどくさいヒトである。


戦闘では肉体派のブレイブマンをも遥かに凌駕するフィジカルの強さを武器にしており、表舞台から姿を消した後も鍛錬を怠らなかったその身体能力は作中でもダントツのトップレベル。





さあ今日こそは私と追記修正してもらうわよブレイブマン!!


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  • 広告で見かけて読んだら結構面白かった -- 名無しさん (2020-06-06 01:49:24)
  • RX団はRED✗団の略 -- 名無しさん (2020-06-06 07:13:27)
  • デレた後の秘書さんがまた可愛いんだ -- 名無しさん (2020-06-06 12:37:47)
  • 2号とGGちゃんが恋仲なのを1号と3号だけど1号は科学者さんに絡まれていて3号に嫉妬されている -- 名無しさん (2020-06-06 19:50:43)
  • ブレイブマンって外見はバッツだけど能力的にはスーパーマン(搦め手なし、武器なしの純粋パワータイプ)だよな -- 名無しさん (2020-06-06 20:43:47)
  • 秘書さん本庄雷太の描くような乳持ちだけどクソネコは貧乳という -- 名無しさん (2020-06-07 10:21:29)
  • 互助会のメンバーの稼ぎ時がハロウィンのバイトというのが世知辛い -- 名無しさん (2020-06-09 19:55:20)
  • しかし、この作品にしろヒロアカにしろタイバニにせよワンパンマンにしろ、なんでヒーローの組織ってヴィランに比べて仲悪いのばっかなんだろうか -- 名無しさん (2020-06-12 00:14:53)
  • ↑ワンパンマンは知らんが、タイバニやヒロアカは険悪って程じゃなくない?タイバニやヒロアカは競争相手、みたいな関係でしょ -- 名無しさん (2020-06-12 00:23:48)
  • ていうか別にここも険悪じゃないよ。会長が洗脳してたせいで荒れただけで -- 名無しさん (2020-06-12 00:30:10)
  • この項目を読んだのがきっかけで電子書籍で全巻買ったよ。・・・これもうちょい知名度高くても良くない? 普通に面白かった。タテアニメってアプリで短編アニメ化されてたみたいだけど、やっぱ地上波でアニメ化せんと知名度高くならんのかなー。 -- 名無しさん (2020-06-12 17:29:45)
  • ↑2険悪ではないがブラックではある。胃がやばい人とか、全身やばい人とか、被害者がけっこう・・・ -- 名無しさん (2020-06-13 20:41:53)
  • 近所のクソガキに美人なのにブレイブマンの彼女じゃないのは性格ブスじゃないかとからかわれショックを受けたジェネラルさん -- 名無しさん (2020-06-13 20:44:57)
  • タイバニに至ってはプライベートだとむしろかなり仲良いからな、商売敵なんだからもう少しギスギスしててもおかしくないくらいなのに -- 名無しさん (2020-06-13 20:57:33)
  • ↑2 エロブスハートだったか…確か。 -- 名無しさん (2021-06-25 02:11:06)
  • アメコミヒーロー、ライダー、ロボ、ミュータント、ウルトラマンときてるけど、ヒーローといえばの代名詞的なスーパー戦隊系はまだ出てないよね。 -- 名無しさん (2021-06-27 01:43:30)
  • ↑ジェネラルさんがヒーロー研修受けた回で配属予定だった戦隊とかならありまっせ -- 名無しさん (2021-06-27 02:04:42)
  • 科学者さん謹製の光線銃が危険過ぎる。テスト用のロボットに試し撃ちさせていたが、威力が高いが反動がキツ過ぎてロボットの半身が融解してしまっていた。 -- 名無しさん (2021-06-27 02:15:51)
  • 現実問題組織は腐敗するってのは一旦横に置いても、ヒーローの管理組織が性格まとも癒着不正もない傑物の集まりだったら悪役が幅利かせられないし、そういうとこ突いてヒーロー本部崩壊!みたいなシナリオも作れないからねえ -- 名無しさん (2023-04-20 18:15:18)
  • まともに再アニメ化してほしい一作 -- 名無しさん (2023-07-21 00:29:15)
  • こんなになんも考えないで読んで笑える漫画なかなか無い。個人的には科学者さんが一番可愛い。 -- 名無しさん (2023-07-21 00:33:43)
  • カルガの技ってサメ映画からとってるって今頃気づいた -- 名無しさん (2023-11-19 23:47:05)
  • 正直美人だし巨乳だし普通にしてれば間違いなくすごい可愛いのにあまりにもアプローチが変態すぎる -- 名無しさん (2023-12-22 00:12:26)

#comment(striction)

*1 ちなみに、この作品のプリン好きは世紀末めいた風貌やアブナイ薬の禁断症状のごとき言動など、どうもヤバそうな人が多い。
*2 そもそも素材に使える生物がアジトの周辺に現れる野生生物なので、バリエーションが少ない
*3 というか大家さんが勝手に勘違いしているのだが。
*4 これ以降は鼻に一文字の傷が増えているが、タイミング的におそらくはこの黒獅子君との初戦で負った傷痕と思われる。
*5 苛立ちのままに壁を殴る、原義の方の「壁ドン」。
*6 名前の通り、ケルト神話の魔王「バロール」がモチーフと思われる。

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