ハンデス/手札破壊(Battle Spirits)

ページ名:ハンデス_手札破壊_Battle Spirits_

登録日:2020/01/27 Mon 01:31:11
更新日:2024/05/16 Thu 12:29:18NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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バトルスピリッツ バトスピ 手札破壊 ハンデス



ここでは、バトルスピリッツにおけるハンデスについて語る。



概要

ドロー効果が非常に緩いTCGだけあって、手札破壊は種類もデザイン幅もあるもののそれだけでは効果が薄い。
そのためハンデスに特化したデッキというものが組まれにくい傾向にある。
色の役割で手札破壊効果は緑、紫、青の役割となっている。
他にも白は「効果でのドローを咎める効果」役割を持ち、効果でドローした場合に手札を捨てさせるペナルティを課す効果を持つ。
また、ピーピング効果は乏しく、相手の手札を容易には覗けないようになっている。


もう一つこのTCGの特徴として「手元」という領域が存在する。
この手元に置かれたカードは相手にも公開状態になるものの手札と同様にコストを支払えば召喚やカードの使用が行える、いわば第二の手札である。
この領域は手札ではないためハンデスを受けない。
逆に手札にある状態でのサポート効果や手札からでなければ発揮できない一部の効果が使用できなくなるというメリット/デメリットを併せ持つ。
手元のカードを破棄させる効果も存在しており、そちらもハンデスカードの一種と考えられる。


個別カード

タイプ①相手に選んで捨てさせる

  • マッチュラ

第1弾から存在する緑の手札破壊スピリット。ランダムハンデスになったリバイバル版も存在する。
【つららループ】では何度も手札に回収→再召喚を相手の手札が0になるまで繰り返す強力なハンデス要員となる。



  • 水銀海に浮かぶ工場島

相手がカードの効果で手札が増やすたび、「増えた枚数だけ」捨てさせる置き物。
とくに手札破棄を伴う手札交換を得意とする青にとっては強烈に刺さる1枚。
3枚ドロー2捨てのマジックが5枚捨てになってしまいとても使えたものではなくなってしまう。



アタック時に相手の手札が5枚以上なら3枚になるように相手に捨てさせ、
おまけで捨てたカード1枚につきコスト5以下のスピリット1体も除去できる。
しかし、このスピリットの維持コアが多いせいでなかなか発揮できない。



  • グラント・ベンケイ

ライフ減少の【バースト】により1枚ハンデス後、手札に戻る。
再度伏せることで何度でも使える使い減りしないハンデスカード。
更に普通に召喚してもCIP効果で1枚ハンデスする、手札破壊に特化したスピリット。
環境ではあまり流行しなかったが、こいつの主戦場はアニメ内。
ハンデスカードでCGがあるスピリットは珍しく、ハンデスを使用するバトラーの御用達となっていた。



最強銀河究極ゼロのラスボス。コストは重いし効果はロマン寄りなものの、
派手なために様々なコンボが考案されている愛されし1枚。
光龍騎神サジット・アポロドラゴンのアタック中に、
バーニングサンで合体させることで手札、盤面、ライフを同時に狙う豪快なコンボができる。



「アタック中、相手は手札1枚を捨てなければブロックできない」という効果を持つ。
普通に使えばライフか手札1枚かの選択を迫る効果。
しかし相手が「自分の手札は効果を受けない」タイプの効果を使用していた場合には相手は手札を捨てられず、
実質的にブロックされない効果となる。
手札破壊対策を逆手にとる「対策の対策」という側面を持ち合わせている。


タイプ②無作為に捨てさせる

  • 獄土の四魔卿マグナマイザー

相手にデッキの上から3枚をめくり、その内容で効果が変化する【TUトリガー】を持つアルティメット。
3枚すべてがヒットする必要があるもののランダムで2枚のハンデスというのは非常に強力。
その強さから制限カード<1>に指定された。


  • アトライア・ハイドラ

異合スピリットが効果で破壊された時、相手の手札を捨てさせることで場に留まらせる。つまり生き残るコストを相手に押し付ける。
コイツ自身も異合であり、除去するためには手札を0にして手札を捨てさせられないようにする必要があり、非常に厄介。
もう一つのCIP効果を封じる効果も相まって非常に強力で、バトスピの手札破壊効果持ちでは初めて制限カード<1>に指定されたカード。



タイプ③相手の手札を確認し、その中から捨てる

  • 戌の十二神皇グリードッグ

手札のマジックカードを捨てさせ、そのマジックの効果を使用できる専用効果【強奪】を持つ。
相手の手札が減ると回復、連続アタックができるというハンデス前提の単体で完結した効果を併せ持つ。



タイプ⑤全て捨てさせる

  • グリードサンダー

相手の手札が増えたときに発動する【バースト】カード。手札が5枚以上なら手札をすべて捨てさせ、2ドローさせる。
ドロー色の赤や紫、黄色にとっては特に気を付けなければならない1枚で、不意に喰らうと立て直しが困難。


  • 機巧犬キシュードッグ

お互い、2枚同時にドローする効果を発揮したプレイヤーは即座に手札全てと場のカード全てをデッキに戻さなければならないメタ効果を持つ。
耐性も持つため除去しづらく、コストも軽いいやらしい存在。
なお実際に誰がドローしたかは関係なく「効果を発揮したプレイヤー」にのみ影響がある。
例えば前述のグリードサンダーの場合、2枚ドローするのは相手だがグリードサンダーを発動したのは自分なので、
自分が手札と場のカードをデッキに戻さなくてはいけない。


2016年の関東エリアでは代表決勝戦で白紫側プレイヤーが召喚。
そして同プレイヤーは強力な除去と2枚ドロー、回復、コアシュートを持つ黒皇機獣ダークネス・グリフォンを召喚、
除去とドローで一気に勝負を決めようとした。
が、自分のキシュードッグのことを忘れており、グリフォンの2枚ドローにキシュードッグが反応。
キシューやグリフォン、場のネクサスや手札全てがデッキに戻っていってしまい、壮絶なオウンゴールという形で敗北してしまった。


  • アポカリモン

「煌臨」で場に出すと相手の手札をすべて捨てさせ、その枚数だけドローさせる手札交換効果が発揮できる。
ここに相手は効果でドローができなくなる「豚人チョウハッカイ」を予めだしておけば、相手はドローできずに全ハンデスとなる。
要は遊戯王のトリックスターハンデスと同じ原理。
ただしアポカリモンの煌臨条件がかなり厳しい上に単体じゃあまり役立たないことから構築難易度は高い。


  • ミイラバード

前述した「手元」のカードを全て破棄する効果。
登場当初は手元を活用する効果が非常に少なく微妙なメタカードであったが、
アクセル】の普及以降は手元を活用するカードが非常に増え、一転して強力なカードとなった。


同名のリメイクカードとして帰ってきた我らが弾さんの切り札。
「手札・手元のカードをすべてを破棄する」という切り札級のリセット効果が追加されており、大会でも猛威を奮っている。
そもそも赤は、ハンデスの役割を持っていないはずであったり、元のノヴァには欠片もハンデス要素がなかったにもかかわらずの効果で、
その出自は謎に包まれている。



手札破壊対策


  • 五角形の砦など、「自分の手札は相手の効果を受けない」という記述のカード群

通称「手札保護効果」。黄色以外の各色に存在し、ハンデスをシャットアウトする。
ハンデス以外に、手札の効果が使えなくなるような封殺系効果や、
手札のカードのコストを変更する効果なども防ぐことができ、メタとして必須な効果の一つ。



  • 槍煌神機ヴォーダン

手札にある時、相手の効果を受けないという限定的な耐性を持つ。



  • 癸の爆獣グリズクラッシュ、忍者サルトベ

手札から捨てられるとノーコストで召喚できるスピリット。
前者は自分の効果で捨てても召喚できるため、手札交換効果で積極的に捨てられている。




アニメでの扱い


CGがデザインされているスピリットしかアニメでは動かせない制約のため、
アニメに出れるハンデスカードは上記の中ではグラント・ベンケイ、蛇帝星鎧ブレイヴピオーズ、戌の十二神皇グリードッグの3枚のみ。



手札破壊を主とするカードバトラー


テガマルの取り巻きの一人。
初期の頃はグラント・ベンケイをキーカードにしており、
対ハジメの1戦目ではそのバースト効果と召喚時効果でハンデスを行った。
ただ、召喚時の効果を使ったことが、ハジメの双翼乱舞のバースト条件に引っかかってしまい、
4ドローされて敗北した。
バトスピのドロー効果の手軽さ、強力さが分かる1戦。



最強銀河究極ゼロのラスボスコンビ。
対エリス1戦目では専用のメタデッキを作り、ヒロインのエリスをフルボッコ。
その内容はアニメのCGデザインの許す限り最高のソリティアを散々かました挙句、
グラント・ベンケイを3枚召喚して3ハンデスという目を覆いたくなるほどの一方的な試合運びであった。
ラストバトルの究極のゼロとの対決では蛇帝星鎧ブレイヴピオーズを使用している。



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