登録日:2019/11/22 Fri 19:26:12
更新日:2024/05/13 Mon 11:20:51NEW!
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無限航路 架空の国家 国家 小マゼラン銀河 ネージリンス星系共和国 アークネージ カシュケント
DSのゲーム「無限航路」に登場する国家。
「概要」
小マゼラン銀河で最も新しい国家。
大マゼラン歴2462年。大マゼラン銀河の国家であるネージリットにて超新星爆発が発生。この際に生まれた難民達が小マゼランに移民し、建国したという歴史を持つ。
主人公のユーリが物語の中盤で活躍する地域となる。
「政治・経済」
首相が政治を主導する共和制国家。首都星はアークネージ。
歴史が浅く、始祖が難民達ということもあり、人口が他の小マゼランの国と比べて少ない。カルバライヤの1/3、エルメッツァの1/15という有様である。出生率も小マゼラン最低。さらには勢力圏・資源も小マゼラン最小という三無いがそろった国家。
しかし大マゼランへと通じる宙域はネージリンス領内なので、姉妹国ネージリッドからの技術支援や大マゼランとの交通の要衝という一面を最大限に活かした技術力、金融能力によって他国と引けを取らない国力の維持を可能としている。
特に商業が盛んな自治領としてカシュケントが有名。大マゼランと小マゼランを結ぶ交通の要衝且つ難所であるマゼラニックストリーム宙域のカシュケントに首都星を置く自治領であり、商業が盛んで宙域の惑星ごとにそれぞれ性格のことなるバザールが開催されている。領主はクー・クー。
外交面では、カルバライヤとの仲の悪さが有名。
というのも、ネージリンス人が暮らす星々は、カルバライヤが入植する予定であった。そこへネージリンス人が移住。さらに小マゼラン銀河の宗主国であるエルメッツァに働きかけて正式に移民を認めさせたことで、カルバライヤから星々を強奪する形となってしまった。これにより、カルバライヤは豊かな星々を失ったことで貧しい生活を強いられることとなる。
こういった経緯から、ネージリンス人はカルバライヤから強く恨まれており、長年にわたり関係が悪い。ネージリンス人の星の領有権をめぐって戦争にまで発展したこともあるらしく(詳細不明)、それ以来、にらみ合いと憎み合いが常態化している。
「国民性」
国民の性情は合理性と論理性を重んじており、冷静で客観的なものの見方をする。これは感情的で人情を重んじるカルバライヤとは正反対であり、個人レベルでもソリが合わない原因となっている。このため国家間の軋轢も相まってカルバライヤ人を見下すネージリンス人も多く、カルバライヤ人を野蛮で残忍と評し、さらには「カードゥ」という蔑称で呼んでいる。
こういった性格のため、ゲーム内の登場人物は理知的だが冷たく突き放すような言動や行動も見られる。またゲーム内のイベントにおいても、カルバライヤ側に比べ、ネージリンス人が主体のイベントは淡白に映る。
とはいえ人間味が薄いというわけではないようで、他人からの恩義に対しては人生をかけて報いようとする者(ヴルゴ・ベズン等)もおり、「ネージ(ネージリンス人の略称)の民は受けた恩を忘れない」という言葉を一種の誇りにしているようだ。
また、合理的な性格ゆえか、現金に対する執着が強いらしく(このため商売を営むネージリンス人が多数いる)、あいさつの品として現金を要求する者(クー・クー等)や、他人からの恩に対して現金を渡すという形で報いようとする者もいる(パリュエン・マリエカ等)。もっとも、これらの習慣は他文化人には不評であるようだが。
その他にも芸術的な感性に優れているらしく、建造物や町並みを始め、宇宙港や艦船に至るまで高いデザイン性を持っている。その完成度の高さは小マゼランの辺境出身のトーロ(主人公の仲間)が感嘆の声を挙げるほど。
「軍事」
空母と艦載機に重きを置いた宇宙軍が最大の特徴。
戦艦の装甲に有効打を与える小型荷粒子砲(艦載機の主力兵器)の開発に小マゼラン銀河の国家で最初に成功したのはネージリンスであるという歴史があり、その技術力と運用能力の高さは小マゼラン随一。
空母には重力カタパルトを備えており、これによって艦載機を一瞬で全機発艦することが可能。艦載機の性能も高く、独自の国産艦載機はエルメッツァ製の輸出品を遥かに凌ぐ。
これらの性能を活かした航空母艦を核とする機動艦隊は極めて強力。
一方で、戦艦や駆逐艦、巡洋艦も一通り揃っているものの、あくまで空母の護衛や支援を目的として設計・運用されているため、単体としての性能は高くない。
艦船の数も人口の少なさが影響して他国に比べ少ない。が、多くの艦艇にはAIによる自動制御装置を導入して艦を制御するための人数を減らし、それによって少ない人口を補っている。
仮想敵国としてカルバライヤを想定しており、分厚い装甲を誇るカルバライヤの艦船に対抗するべく日夜技術力の向上を図っている。特に惑星シェルネージに本社を構える小マゼラン最大の造船会社「セグェン・グラスチ」はネージリッドを通じて大マゼラン銀河の技術も入っているため、高い技術力を誇る。
また、建国当初の首都はシェルネージだったが、カルバライヤとの関係が悪化したことにより遷都し、現在のアークネージとなったという歴史がある。
「滅亡」
小マゼラン銀河にヤッハバッハ帝国の先遣艦隊が侵攻してきた際、エルメッツァ星間国家連合の敗北後、一切の抵抗をすることなくすぐさま無条件降伏。いち早く侵略者に鞍替えすることで小マゼラン銀河内での地位確保、戦力温存に成功する。
これは、徹底抗戦を選んだ結果多くの居住惑星を失ったカルバライヤと正反対の結末であった。
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