レア(FE)

ページ名:レア_FE_

登録日:2019/09/27 Fri 10:41:28
更新日:2024/05/09 Thu 13:51:51NEW!
所要時間:約 16 分で読めます



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時のよすがに……手繰り寄せられたのでしょうか……。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


概要


『レア』とは『ファイアーエムブレム 風花雪月』の登場人物


CV:井上喜久子


作中の舞台であるフォドラ大陸において、文化など様々な面に影響を及ぼしている宗教『セイロス教』の中央教会に当たるセイロス聖教会で大司教を務める女性。
誕生日は1月11日(聖者セイロスの日)、年齢不明。身長172㎝。
薄い緑髪を長く伸ばしており、髪で隠れているがマムクートのようなエルフ耳をしている。


普段はセイロス中央教会があるガルグ=マク大修道院に住んでおり、信者や生徒を見守り導いている。
聖者セイロスからフレスベルグ家に受け継がれてきた『セイロスの大紋章』を身に宿すが、フレスベルグ家との関係性は不明。


聖母のように穏やかで母性に溢れる人物。その優しい性格から信者たちから慕われている。
実は食堂で生徒たちに交じり一緒に食事をしたいと思っているが、生徒たちの迷惑になるのではないのか思い、悩み相談してくる一面も。
また熱い飲み物も苦手なのだが、お茶会では冷えるまで待つのも失礼だろうかと悩んでいる。


散策で行われる教員研修では格闘術、理学、信仰を担当しているという穏やかな見た目とは裏腹に超武闘派。
特に剣・格闘術の手練れというのは彼女の秘密に迫る伏線。


かつて大好きな母親を喪ったようで、その事を思い出すと胸が苦しくなるらしい。



以前大怪我をしたジェラルトやカトリーヌを救った過去があり、以来二人からは基本的に慕われている。
(ジェラルトは過去の一件で不信感も抱いており、カトリーヌの方は盲目的に慕っている)
行き場を失ってしまったパルミラ人のツィリルやダグザ人のシャミアを拾い、大修道院に住まわせたり、作中でルミール村が壊滅して難民が出た時も大修道院に住まわせたりしている。


生れや故郷、人種は気にしない大らかな人だが、一方でセイロス教に敵対する人物に対しては一切容赦せず、弁護の余地を与えず処刑させる。
また主人公を突然教師に任命したり、出生の謎や心に住むソティスに関わっているかのような素振りを見せたりするが、やたらと隠そうとするなど、怪しさS+
序盤から胡散臭い善人っぷりを見せる事から、プレイヤーからは裏で悪さをしている本作の黒幕だと思われてしまうが……。



帝国ルートではエーデルガルトが教会に戦争を仕掛けたという都合上、ラスボスとして立ちはだかる。
帝国ルートEP17では衣装が大司教の法衣からセイロス装束に着替え兵種も「聖者」に変更されている。
一方それ以外のルートでは帝国が戦争を仕掛けた際に、生徒たちを逃がすために単騎で帝国軍に挑むも敗北。以後5年間も監禁生活を余儀なくされる。
同盟ルートでは救出後に衰弱しているのにもかかわらず、闇に蠢く者との最終決戦に同行し、闇に蠢く者の切り札『光の杭』から同盟軍を庇って重傷を負い、命が残り僅かとなる。
教会ルートでは同盟ルート同様の経緯で重傷を負った事で紋章の力が暴走し、ラスボスとして立ちはだかる事になる。普通に倒せばレアは絶命するが、主人公と支援がA以上あれば一命を取り留め、カトリーヌと共に赤き谷ザナドで隠居する。
最も影が薄くなるのは王国ルートで、第一部終章を最後に直接登場しなくなる。第二部では帝国打倒と共に普通に救出され、エンディングで主人公に教会を任せ隠居する。
レアとしては生存確定なのでハッピーエンドだが、監禁されっぱなし故に出番がないのでかなり空気。このルートはディミトリの立ち直りに主眼が置かれているので、致し方ないといえばそうだが。



演じる井上氏はスマホゲーム『ヒーローズ』で『聖戦の系譜』の第一部のヒロイン・ディアドラも演じている。
ディアドラは宗教に人生を滅茶苦茶にされたシリーズ一不幸なヒロインとも名高い女性で、宗教のトップであるレアとは対照的なキャラである。
更に後には竜という存在を長年調べ続けるニイメも演じる。こちらはこちらでレアとも関わるものがある。



+ ネタバレ-

レアの正体はセイロス聖教会を作ったという聖者セイロスその人。
本編冒頭のムービーで解放王ネメシスと肉弾戦を繰り広げたのがレアなのである。
ちなみにセイロスはムービーでは黄緑色の髪をしているが、これがキャララフによると染めているだけで、レアの髪色が本当。


かつて竜である神祖ソティスがフォドラに降り立った時、自らの血で作ったという竜族――『ナバテア人』それがセイロスである。
セイロスはソティスが最後に作った女神の眷属であり、本来の姿はセイロス聖教会の紋章に描かれた『白きもの』と呼ばれる竜である。


詳しくはソティスの項目を参照して欲しいが、とにかくネメシスによって母の墓は暴かれ、同胞たちは虐殺された。


これに激怒したセイロスはネメシスへの復讐のためにセイロス聖教会を作り、ヴィルヘルム=パウル=フレスベルグに自身の血を与え、アドラステア帝国を建国。
そしてネメシスを討ち取り『天帝の剣』を取り戻したのだ。


その後はネメシスを討ち取る過程で仲間にしたと思われるフォドラ十傑の紋章の力に目を付け、彼らに貴族階級を与える代わりにフォドラの防衛を担わせた。
その後は社会の基盤を作り、教会の大司教となってその権力で歴史を教会の都合のいいように作り替えながら1000年ほど経過した。



その1000年の間にレアは母を取り戻そうと母の紋章石を埋め込む人間を錬成し、作り上げた。その12人目の実験体が主人公の母親のシトリーである。
そのシトリーも神祖の意思を宿せなかった失敗作だったがすくすくと成長し、ジェラルトと結婚、身籠る。
しかし出産に母子ともに耐えられず両者瀕死になってしまい、母がレアに自身の紋章石を子供に移植して欲しいと頼み、
このままだと一人も助けられないと判断したレアは彼女の意思を尊重し赤子を助ける事にした。


こうして息を吹き返した主人公だったが赤子なのに泣きもせず、果ては心臓が止まったままだった。
ジェラルトは当然心配しレアに相談するが、レアも事情は極秘だったので詳細は話せず返す言葉は「心配いらない」の一言のみ。
これでレアに不信感を抱いたジェラルトは赤子を連れて逃走、以後教会に近寄らないような生活を送る。


主人公と出会った際に紋章石を宿した赤子だと確信し、教師に任命したのも自分の傍に置いて神祖の意識が宿るその時を待つため。



……とレアは裏で色々やっていたものの、やったことは「歴史改変」
「人体錬成」「主人公を神祖復活の器にしようと企てる」と言った、神祖(母親)の復活という目的に根ざしたもの。
(彼女なりの理想や大義があるとは言えど)フォドラ全土を巻き込む戦争を引き起こしたエーデルガルトや、女神の眷属への復讐の為に非道な人体実験を繰り返し、
「光の杭」と呼ばれる破壊兵器を使用する「闇に蠢く者」と比較すると大それた野心ではなく、ひとえにフォドラの平和と母との再会を祈ってのものである。
一方でやっていることは冷静に考えれば「(ネメシス時代に)正体を隠して裏で暗躍し戦争を起こす」「神祖の紋章石を聖墓から密かに持ち出す」「フォドラの理想の支配者を生み出すべく人体実験を繰り返す」と“闇に蠢く者”たちと似通っている
彼女自身は女神を再臨させフォドラに平和をもたらすつもりでやっているのだが、母の紋章石を自身が弄んでいるとは気づけなかったのだろうか……。
なお母親を復活させることは本編では「母親に会いたい」という理由しか語られないが、草木原氏が言うにはそれ以上の目的も持っており、精神のよりどころとなっているようだ。


人体錬成も失敗だからと処分する事もなく、むしろ自分のことを母親のように慕ってくれた彼女をレアも娘のように愛しており、ジェラルトとの結婚も祝福している。
おまけに生まれて早々死にかけた主人公の命を(別の意図もあったとはいえ)手ずから救ってもいる。
そのためどんな悪さをしているんだと期待したプレイヤーを拍子抜けさせた。


人間の増長が原因で母が過労死し、ネメシスによって母を辱められた挙句、同胞を虐殺された時点で暗黒竜メディウスのように人間を絶滅させるウーマンになっていても、
ロプト教団に虐待されていたので力を貸したら増長し逆にロプト教団を弾圧する様な、
人間の醜さを目の当たりにして人間に愛想をつかし距離を置こうとした神竜族達の様に人間を見捨ててもおかしくないのに、
あくまでネメシスだけ憎み十傑の子孫を優遇している*1など、ちゃんと憎むべき相手を固定しているのはFEでは珍しい。
それどころか生徒への愛は本物で、帝国の侵攻に対し生徒を守るべく“白きもの”の姿になって命がけで戦いを挑むなど人間のために命をなげうつことまでする。
実際エーデルガルトは紋章実験の被験体にされた事で紋章、ひいては紋章主義とそれを作った教会へと憎しみは拡大している。



一方でフォドラの防衛システムとしての紋章が、いつの間にか紋章主義となっても、それに何も対策を行わなかった事や、
1000年間フォドラ大陸内での「闇に蠢く者」の暗躍に気が付かず何一つ対策を立てることがなかったなど、彼女の場合、「やったこと」よりも「やらなかったこと」に関する弊害が大きい。
女神ソティスが復活し人々を統治することにより、様々な問題は解決すると考えていた可能性もあるが、
フォドラは復活した女神こそが統べ導くべきでありそれまでの代理として大司教の座にいるという考えも人からすれば傲慢であろう。
そもそも主人公を神祖復活の贄にしようとする行為は上記の通り「人体実験」そのもので、
眷属の基準でも禁忌に属するものとされており、レアの目的に感づき始めた同族のセテスからは詰問を受けている。
なお何故禁忌なのかは作中では不明だが、ヒーローズにて神祖自身が自身の復活を禁じた事が判明した。
つまり母親の言いつけを破っていたので、セテスを始めとした身内に相談できなかったのである。レアェ……。


なお教団の中枢の枢機卿たちは、女神への忠誠の証として紋章石のかけらとともに血を与えられて不老&長命化されている。
理由は説明されていないが、レアが自身の秘密を隠したまま、目的達成するまで大司教の座に居続けるために上層部を固定化しているという考察がある。
なお血を与えられた枢機卿はずっと枢機卿のままなのか、定期的に交代しているのかは不明。
また銀雪ルートラストでは、このことが原因でレアの暴走に共鳴して枢機卿が次々と獣化するという惨事が発生している。
また所属している中央教会でこそ強い影響力で教団のコントロールに成功しているものの、地方教会ではあまりその威光が届いているとは言い難く
結果、教義の解釈を巡る対立から「闇に蠢く者」の手引きで裏切った西方教会、会話を見ると帝国の内乱に加担した南方教会が過去に取り潰しになっており、
最終的に地方教会は影の薄くほとんど力のない東方教会しか残っていない。そんな状態で1000年持たせたのは凄いと言うべきか……。


禁忌を犯してまで女神復活に固執した結果、人間はおろか本来仲間であるはずの眷属すら距離を置くことになっており、
あまりにも隠し事を多く持っていたことが、結果として状況の把握や問題の対処への大幅な遅れにつながり、闇に蠢く者の暗躍を許し今回の戦争につながった事は否めない。



エキスパンションパスで追加されたアビスの地下書庫で読める「フォドラの虫大全」では、
中に教団の秘密文書が偽装されており実は技術発展にも介入しており、フォドラの文明が進歩するのを意図的に阻害していたことが判明する。


読める範囲内で挙げられている封印された技術は、

  • 眼鏡を元に作られた、遠くを見るための道具
  • 燃える黒水(石油)
  • 金属製の字型を使用した書物の制作機(活版印刷)
  • 人体の解剖、妄りな頭や胸への切開

の四つ*2


封印された理由としては、主に悪用された際の危険性や教団の権威を脅かすことが書かれている。
これらは過去の出来事(自分たちが与えた知識によって発達した人類により世界が滅びた)から文明の成長スピードが早くなりすぎるのを抑える、という意図があったのだが、
本来のフォドラの歩みを妨害し、文明や文化の発展による利益を阻害していること*3には違いなくまた他の技術が発達しないことによる紋章への依存と紋章主義の過激化・文明が成長しないことにより、
逆に高い過去の技術を持つ「闇に蠢く者」が暗躍しやすい環境が生まれる・セイロス教の影響力が及ばない他大陸との将来的な文明格差等の問題が発生してしまっている。


このレアの文明の干渉について、ISの草木原氏は「セイロスたちが歴史に干渉しているのは~」と言っているので、他の四聖人も大なり小なり文明停滞に関わっている可能性が高い。


なおセテスは補佐になって約20年になり、これまで書いて来たレアのしたことは禁忌に関する事以外、大概知っているのにそれに対して、なんら対処もしていない。
つまり彼はレアのしていることは悪い面もあれどフォドラに必要なことと割り切っている、と考える事が出来る(紋章主義になったことは苦々しく思っているが)



慈悲深さと苛烈さの二面性も、同族の墓を穢したものや自身の秘密を暴こうとするものには苛烈、そうでなければ寛大(情状酌量の余地があればだが)という傾向がある。
主人公に対しても、自身に同調している間は慈母のように優しく接してくれるが、紅花ルートで対立した際には、
あれだけ親しくしていたシトリーとジェラルトの子供であるにもかかわらずその理由を聞くことや説得等を一切せずに一方的に「失敗作」と呼び捨て、
体内にある紋章石を殺害して取り出そうとするなど、扱いの振れ幅がとても激しい。まぁレア視点で見た場合主人公がした行為はレアがブチ切れても仕方がないが。
闇に蠢く者たちに扇動された反乱兵たちの言い分すら聞くことなく処刑してきたため、第一部の時点で彼らが背後にいるとは考えてもいなかった


有料追加DLC『煤闇の章』ではシトリーにも未練があったようで、シトリーの遺体が暗い土の中にあるのが耐えられず彼女の遺体を地下に保存し度々会いに行っていたことが判明。
それがよりにもよってかつてシトリーに思いを寄せ、彼女とジェラルトとの結婚を悔やしがりつつも祝福していた枢機卿の一人、アルファルドに見つかり、彼を狂わせてしまう。
想い人の遺体を弄ばれるというかつてのレアと同じような仕打ちを受けた彼は、レアと同じようにシトリーの復活を目論んで禁忌とされる儀式に手を出し……。


このように1000年以上もフォドラ内の人間社会の中にいたにも拘らず、人間と自分たち種族の意識の差や考え方の違いに対しても鈍感な節があり、
同じ眷属のセテスやフレンと比べて、本当の意味で理解や思慮が足りていない面が多く、不和や軋轢の元となってしまっている。



本人としては秘匿癖は全てフォドラのためと思ってやったことだが、
主人公と支援Sにすると歴史改竄など母に会おうと地位を利用した事が戦争に繋がったのではないかと考え、ものすごく落ち込んでいる。



……とはいえ、情報秘匿は他の大陸の竜族も行っていた事であるし、過去が過去だけに迂闊に話せる内容でもない。
メタ的に言ってしまえばプレイヤーに対するミスリードの為に意図的に秘匿癖を付けられたと言えなくもない。


またここまで書いたように徹底して秘匿している割にはいざという時に『白きもの』に変身する事に躊躇いがなかったりする。
ヴィルヘルムもセイロスの正体を知っていたようだし、後述のヒーローズではセイロスが正体を隠していなかったりと、
どうも1000年前からこのような行動をしていたのだろう。


しかしながら、赤子だった主人公の命を救ったのは純粋な善意だけではなく、神祖復活の生贄とするという目的もあってのことであり、その行いはジェラルト父子の尊厳を踏み躙る非道行為に他ならない。
そのことは重々承知のうえであり、この真実を話す際には主人公に謝っている。


また、帝国ルートではセイロス教団が拠点としていた王都フェルディアに帝国軍が攻めてきた際には、
市民を避難させるべきと言う配下のカトリーヌの進言を拒絶した上で、市民がいる状態の王都に火をつけて焦土作戦を行うという外道戦法を採用し、
カトリーヌどころか敵方のエーデルガルトまで驚愕させている*4
もっとも帝国ルートにおける彼女は自らが建国に携わった帝国と主人公に敵対されたことでセテスに心配されるほど精神面が不安定となっており、本来の状態なら流石にここまでのことはやらなかった……はず。



『ヒーローズ』の世界ではソティスとレアがお互い単体で参戦しているため再会が叶う姿が見られるかと思いきや、
ソティスには避けられ、会ったら会ったで今のソティスがレアの知る姿と異なるため気づかないなど、
いくらお祭りゲーの中とはいえ悲願があっさり叶うのは色々台無しという判断か、再会は意識的に避けられているようだ。




性能


クラスは主人公専用職のニルヴァーナと類似した『大司教』並びに『聖者』。
操作不能の中立キャラとしての出番が殆どだが、
得意技能は全てAであり物理魔法どちらも強力かつ専用装備も相当優秀と流石としか言いようのない能力をしている。


本人も「自分の身ぐらいは自分で守れます」と言っているがむしろ一人で敵を殲滅できるだろは禁句。



支援会話


主人公とのみ支援ができるが、その代わり男女両方と支援Sになる。
支援Sを見られるのは教会ルートのみで、更に士官学校編のうちにAまで上げなければならない。
ベレトとのペアエンドの場合、ベレトに母を求めていたのに「お前がママになるんだよ!」というエンドを迎えるという事でもある。


ただし基本的に仲間キャラとして加わることがない彼女の支援は少々特殊で、
ほぼ会話中の選択肢と贈り物のみで好感度を稼ぐ必要がある*5
また帝国ルート以外では彼女と支援を築いていた時限定の外伝マップがある。
のちに無料アップデートで落とし物を渡せるようになり、お茶会にも呼べるようになったため支援は稼ぎやすくなったが、それでも支援Sを狙うなら意識して稼がないと足りない。




台詞


  • 子供たちを……皆を、頼みましたよ。
  • そう、ですか。あなたも……「失敗」だったのですね。
  • もはや今生に救いの道はありません。潔く、その命をもって罪をあがなうのです。
  • 食堂で賑やかに食事をする生徒たちを見ると私も同席したいと思うことがあるのですが。生徒たちにとっては迷惑でしょうか。(悩み相談)
  • 私とて人並みに思い悩む時もあるのですが、どのような時も毅然と振る舞わねばならず、苦しく思うこともあります。(悩み相談)
  • たまにお茶会の席に招かれることがあるのですが、実は熱い飲み物が苦手なのです。冷めるまで口をつけないのも失礼ですよね……。(悩み相談)
  • 私はセイロス聖教会の大司教レア。さあベレス……主もお許しです。共に、この海を楽しみましょう。
  • 大司教に求められるのは公正な判断と厳格な言動……ですが、時には羽を伸ばすことも必要ですね。
  • 少し休んだらいかがです? 私がここにいる限り、敵がこの地を侵すことなどできるはずもないのですから。
  • あなた方を見捨てたりはしません。例え、この手を血に染めようとも。
  • 人の子など、主のお導きなくしては何もできぬ、脆弱で蒙昧な存在……。
    ……と、思っていましたが、あなたや、この世界に集った英雄たちを見るにつけ、その考えが誤りであったと気づかされます。
    とりわけ、あなたは他の誰とも異なる特別な存在に思えてなりません。ふふ……私の直感は当たるのですよ?
    この世界で、あなたがこれからも戦い続けるならば、私もあなたと対等な一人の戦士として共に戦うつもりです。
    天井におわす女神も、きっとあなたのことを見守っていてくださることでしょう……。
  • さまざまな異界の英雄たちが収穫を祝う……この豊かな時間に居合わせたことを感謝いたしましょう。
  • エクラ、此度の収穫祭への招待、実にうれしく思います。
    胸に抱く信仰は違えども、豊穣への感謝の気持ちは等しくみな同じ。神より賜る実りも人の手により生み出される実りもすべてが未来を紡ぐ糧となる……。
    アスク王国に来て皆と共に祭りに参加することでそのことを実感いたしました。
    私たちの役目は、人々がいつまでも笑い合えるように、この実りを未来へと繋げていくこと……。
    感謝の思いと喜びを忘れることなく今日のこの良き日をいつまでも語り継いでいきましょう。



ファイアーエムブレム ヒーローズ





20年7月に比翼ベレスのパートナーとして水着姿のレアが参加。
前述の通り実質孫のベレスと生徒たちと共に何百年ぶりの海水浴を楽しんでいる。
詳しくは水着ベレスの項目を参照して欲しいが、ずいぶん立派なモノを持っている。


+ 本編のネタバレ含む-


私はセイロス……天上の女神より授かりし神詞に従い、迷える人々を導くのが使命です。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


水着レア参戦の半年後、2021年1月に通常版レア、ではなくセイロスとして実装。イラストは西木あれく氏。
青属性の竜・歩行ユニット。理属性の神階英雄であり、防衛部隊特別枠(対応する属性シーズンの出撃枠を拡大する)持ち。


1000年前だからか水着レアに比べるとどこがとは言わないが、小さい。平和だった1000年で成長したのだろうか?
クラスを見ればわかる通り、自分が竜である事を一切隠していない。腰にあるセイロスの剣? 使いませんが?
また人間の事を「母の導きがなくてはいけない脆弱で蒙昧な存在」と思っていたが、
異界の英雄を見ていたら間違っていたのは自分だったと明かしている。
スキルで自分以外の神階英雄を強化できるが、これはセイロスの祈りが異界の神々にも力を与えているかららしい。


暴走レアの『想いを集めて』によると、セイロスにとっては未来である一部の頃から来たセテスとは知り合っているようだ。
またこの世界には神祖ソティスの気配がするので、アスク王国を救った暁にはソティスと再会出来るのではないかと考えているようだ。


武器スキルは『極光のブレス』
攻撃+3。射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する
自分から攻撃した時、戦闘中、攻撃+6、絶対追撃。敵から攻撃された時、戦闘中、守備、魔防+6、かつ、敵は追撃不可。


Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6、魔防+10かつ、敵は追撃不可となる『鬼神明鏡の瞬撃』
Bスキルは魔防が敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを魔防の差×4%軽減(最大40%)する『竜鱗障壁3』
Cスキルは1~5ターン目の間、自分を除く味方の神階英雄は戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+(2+ターン数)される(自軍の神階英雄(自分を含む)が3体以下の時のみ有効)『光輝く翼』


ステータスは速さを投げ捨て、攻撃、守備、魔防に全振り。特に攻撃と魔防に関しては登場時点のトップレベル。


武器により、攻撃したら絶対追撃で殴り倒し、攻撃されれば追撃不可でしぶとく耐える単純暴力。
しかも魔防基準値40のセイロスより魔防が10以上下回っていたらダメージ4割減されるため、一撃で落とすのは難しい。
見切り追撃効果や、速さが少しでも上回る絶対追撃・追撃不可持ちで相殺するだけである程度なんとかなるので相手を詰ませられるほどではないが、対応を限定させる力は十分。
特別枠というだけでも理防衛においてはとりあえずで採用されるが、足並み揃えて突撃してきた際に「倒しにくいが、倒さないと被害が出る」ユニットとして十分な脅威になる。
割合軽減があってもさすがに竜特効は危険であり、対応する天属性の神階英雄には竜特効をばら撒くナーガがいるのがネックである。


このように強いユニットではあるのだが、デフォのスキル構成には不十分なところもある。
防衛ボーナスを最適化するには神階英雄が2人必須なので最低1人には作用するものの、防衛神階は戦力としては軽視されやすく、飛空城を出ても一緒に出撃するチャンスは尚更少ない。
それこそ一緒にいるのがルピナス1人とかだったら完全に無駄なので、意識的に活用しないとイマイチである。
現在はインフレもあり、『圧倒的な防御と護り手のフォデス』『再行動や天脈・炎で暴れるグルヴェイグ』『ターン開始時の状態異常対策と機動力、固さを誇るフロージ』『驚異的な暴力ステータスのラルヴァ』など実用性ある理の神階英雄が増えたせいで採用率は落ちてしまっている。


そんな中、2024年3月のアップデートで上方修正が実施。
Aスキルが『攻撃魔防の竜眼4』
敵から攻撃された時、または戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、攻撃、魔防+7、かつ敵が攻撃時発動奥義装備時、かつ戦闘中、魔防が敵より5以上高い時、敵の最初の攻撃前に敵の奥義発動カウント+1
魔防のバフ数値は劣るが攻撃を仕掛ける必要がほぼ無くなり、魔防で勝ってると奥義遅延も行えるようになる。


Cスキルは『光輝く翼・神』
自軍の神階英雄(自分を含む)が3体以下の時、自分を除く神階英雄の味方は、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防がターン数+3だけ増加(最大8)、かつ攻撃を受けた時のダメージを30%軽減(範囲奥義を除く)
自身を中心とした縦3列と横3列の味方は、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、奥義発動カウント変動量+1
自分を除く神階英雄の味方がいる時、または自身を中心とした縦3列と横3列に味方がいる時、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+5、攻撃を受けた時のダメージを30%軽減、自身の奥義発動カウント変動量+1
人数制限はそのままで最大+8の有限だがターン指定撤廃のおかげで6ターン以降もステータス強化を行え、軽減付きの味方サポートも新たに獲得。
自分味方共に戦闘、奥義面も劇的に強化された。


そして『極光のブレス』も錬成可能となった。
錬成すると攻撃+3
射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算
戦闘中、攻撃、守備、魔防+6、自分は絶対追撃、敵は追撃不可、敵の奥義発動カウント変動量-1
なんと指定条件が削除。戦闘するだけで必ず追撃&妨害、新しくキャンセルも出来るように。


特殊錬成は奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、守備、魔防+4、戦闘中、最初に与える攻撃のダメージ+敵の魔防の15%(範囲奥義を除く)、かつ魔防が敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを魔防の差×4%軽減(最大40%)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘後、7回復
敵の魔防を力に変え、回復や更なる強固な体と白きものの名に恥じない効果を獲得した。




私はセイロス聖教会の大司教、レア。

この祭りでは収穫祭の魔女としてアスクの民と喜びを分かち合いましょう。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


水着レア参戦から約1年経過した21年10月に異界の竜族と共に魔女の姿をしたレアが参戦。イラストはいちかわはる氏。
竜・歩行は同じだが緑属性。
魔女の衣装を着ているが魔法は使わず、「真の姿」を現して戦闘する。
外伝では異界の竜であるクルトナーガソフィーヤと出会った事でテンションが上がったらしく、お互いの世界の事を話し合った。
なお肉体を得たお母さまにも遭遇したが、子供の姿だったため気付けなかった。


武器スキルは攻撃+3、射程2の敵に守備か魔防の低い方でダメージ計算する『魔女のブレス』
戦闘開始時、敵のHPが50%以上の時、戦闘中、攻撃+6、絶対追撃。
戦闘開始時、自身のHPが50%以上の時、戦闘中、敵の攻撃-6、敵は追撃不可となる。


Aスキルに周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、魔防+5、かつ、
自分が攻撃、魔防の弱化を受けていれば、攻撃、魔防が弱化の値の2倍だけ上昇する『攻撃魔防の連帯』
Bスキルは魔防が敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、
戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを魔防の差×4%軽減(最大40%)する『竜鱗障壁3』


このレアより前に登場した↑の方(ネタバレ)と似通った性能。
能力値もほとんど同じ速さ投げ捨て他全振り型で、希少なBスキルはそのまま、武器も条件が異なるが同じような効果が適用される。
こちらは絶対追撃・追撃不可を同時発動できる点で優れており、条件もゆるゆるなので重装ばりの支配力を発揮できる。


エクラ。あなたも見たでしょう? あの【白きもの】こそが……私の正体……。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


2022年5月の闇堕ちガチャに教会ルートのラスボスであった暴走レアが参戦した。イラストはteffish氏。
お馴染み竜だが打って変わり無属性の重装。
『想いを集めて』では誰にも迷惑をかけないように白きものに変身し、誰もいない場所へ。
一部の頃から来ていたセテスには彼女が暴走する理由が分からなかったが、学生たちが大司教の正体を知る前に大人しくさせようと考える。
この鎮圧には竜を調べたかったニイメと、なんとセイロスまでもが参戦する。井上喜久子だらけ


武器スキルは『滅亡の霜雪』
射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算、奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
敵から攻撃された時、または、戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、自身の攻撃+6、敵の攻撃-6
自分、敵、ともに追撃不可、自分が最初に与えるダメージ+敵の魔防の40%。


Aスキルに敵から攻撃された時、戦闘中、守備、魔防を+6し、かつ敵の奥義発動カウント変動量-1する『金剛明鏡の構え3』
Bスキルは魔防が敵の魔防より高ければ受けた範囲奥義のダメージと戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを軽減(上記の軽減値は各自軍ターン、各敵軍ターンそれぞれについて、このスキル所持者の最初の戦闘の時は魔防の差×6%軽減(最大60%)、それ以外の時は、魔防の差×4%軽減(最大40%)(巨形の範囲奥義を除く)
自軍に竜、獣の味方がいる時(自分を除く)、ターン開始時、自分のHP7回復、戦闘後、自分のHP7回復の『真竜鱗障壁』
Cスキルには周囲2マス以内の味方が剣、槍、斧、竜、獣の敵から攻撃された時、スキル所持者は【護り手】を発動する。
スキル所持者が「護り手」を発動時、戦闘中、守備、魔防+4になる『盾の護り手・近間3』


このスキル構成を見ておおよそ見当がつくだろうが、覇鎧エーデルガルトの竜版ともいえる性能である。
守備と魔防が入れ替わり、守備以外の能力値は全て上回る。
再行動もできないので機動力では劣るが、相手の魔防に応じてダメージを追加して一発の威力を高める。
さらに真竜鱗障壁は最初の戦闘時のみ魔防の差に応じた最大6割のダメージ軽減が可能。
それ以降は竜鱗障壁3と同等の軽減率になるが、ハガちゃんだと失われるダメージ軽減を2回目以降でも維持できるのは強み。
更に味方に竜か獣のユニットがいれば、ターン開始時と戦闘後にHPを7回復と怠りない。
直近に登場した暗黒竜メディウス同様の高い守備能力を持つことでハガちゃんとは差別化が図られている。


守備性能は高いがダメージ軽減を無効化する能力やバレンタインギムレー(男)同様に竜特効、重装特効、レイヴンと対策の幅は広い。
軽減を消される子供ヒーニアスバレンタインクロム、一方的に攻撃を喰らう伝承マルスも天敵。
とくにこれらを併せ持った伝承ベレトが最大の天敵。やはり長年探し求めた母こそが彼女の急所なのだろう。



私がこの世界に来たのはきっとお母様の…

いえ、女神のお導きがあったからこそ。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS



通常版が登場したのは2023年4月から。イラストはゾノタイダ氏。
闇堕ち版同様に無属性の竜だが普段の歩行ユニットへ。
彼女以外全員ファーガス関係者の実装だったため、彼女は少し浮くことになった。


武器スキルは『福音のブレス』
射程2の敵に敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算、奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
敵から攻撃された時、または戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+5、絶対追撃、敵の奥義発動カウント変動量-1
敵から受けた追撃のダメージ-自分の魔防の30%(追撃:通常の武器は2回目の攻撃、「2回攻撃」の武器は3~4回目の攻撃)


Aスキルは敵から攻撃された時、または、戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、攻撃魔防+7かつ敵が攻撃時発動奥義装備時、かつ戦闘中、魔防が敵より5以上高い時、敵の最初の攻撃前に敵の奥義発動カウント+1(奥義発動カウントの最大値は超えない)『攻撃魔防の竜眼4』
Bスキルは闇堕ち版同様『真竜鱗障壁』


闇堕ち版と差別点は防御中心と奥義カウントの妨害。
ステータスは重装の闇堕ち版からHPと速さを更に削り、高い守備と魔防を更に強化したもの。
初登場の竜眼系のスキルで奥義の発動を封じられるので歩行ユニットながら更に固い守りを得られる。
追撃も行える強みもあって


同じBスキルをもってしても護り手を失ったことで近距離武器の敵から味方を守れなくなった。
追撃は出来るが敵の魔防も利用しての一発威力が出ないのも少し痛い。
見切り追撃では簡単に対処される。



追記・修正は年下に母性を求めてからお願いします。


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*1 ただしこれは人間たちの中でネメシス及び十傑が支持を得ていたため表立って悪として裁けなかったことと、紋章持ちの人間にフォドラ大陸の防衛をやらせるという打算も存在してる
*2 本編でも1200年前と現在とで装備があまり変わっていない・書物が高級品として扱われている・人体模型が内臓や脳は開かれてない等の描写がある
*3 特に王国は実は石油の産地であり、もしこれを活かす石油技術を発展させることができていたならば土地の厳しさから解放され国力を大幅に回復できる可能性があった
*4 彼女も帝国ルート以外で帝都を攻め込まれた際は市民避難を行っていないようであるが、流石に火をつけたりはしていない。まぁ特定条件下で仲間ごと火責めにするというレアに負けず劣らずな外道戦法を行いはするが
*5 他に目安箱の悩み相談で適切な回答をする手もあるが、狙って起こせない

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