登録日:2019/09/14 (土) 23:48:00
更新日:2024/05/09 Thu 13:43:02NEW!
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セイウンスカイ レース 京都府 京都競馬場 競馬 4強 逃げ切り ステイゴールド g2 メジロブライト シルクジャスティス 4強対決 京都大賞典
東京で有力馬がそれぞれのスタートを切りました。
そして、こちら京都競馬場でもGⅠホース3頭が、大事な秋初戦を迎えます。
1998年10月11日に京都競馬場で行われた第33回京都大賞典はセイウンスカイが勝ったレースである。
出走馬・鞍上
1 セイウンスカイ(横山典弘)
2 スノーボンバー(武幸四郎)
3 メジロブライト(河内洋)
4 ローゼンカバリー(吉田豊)
5 ゴーイングスズカ(南井克巳)
6 ステイゴールド(熊沢重文)
7 シルクジャスティス(藤田伸二)
晴天に恵まれた京都競馬場は開幕週ということもあり絶好の良馬場で行われることになった。
1番人気は前走宝塚記念は11着に終わったが、ゲート内で暴れるというレース前に終わってしまったということもありそれまで天皇賞・春を含めて4連勝していたメジロブライト。
2番人気は前走宝塚記念2着のステイゴールド。
3番人気は前走宝塚記念6着の有馬記念馬シルクジャスティス。
4番人気は前走日本ダービー4着で皐月賞馬のセイウンスカイ。
ビワハヤヒデとナリタブライアンの弟のビワタケヒデが出走を取り消したため、7頭立てになってしまった京都大賞典。
しかし、メンバーは豪華で、サイレンススズカと牝馬を覗くこの年の宝塚記念及び天皇賞・春の上位入賞組5頭と皐月賞馬が出走してきた。
特にメジロブライト、シルクジャスティス、セイウンスカイの3頭はそれぞれ八大競走勝ち馬であり、現時点では5分程前に行われた毎日王冠よりも豪勢な顔ぶれであった。
注目は初古馬対決になるセイウンスカイ。
しかし、実績ある古馬たち相手では分が悪いと思われたのか4番人気になっていた。
そして、宝塚記念ではゲートで暴れてしまったメジロブライトは問題ないのか。
春は善戦止まりで終わってしまったステイゴールドが更に成長してきているのか。
有馬記念以降勝ち星に見放されているシルクジャスティスの復活はあるのか。
それぞれのファンのそれぞれの想いを乗せてレースを迎えた。
懸念されていたメジロブライトのゲート入りもすんなり終わり、レースが始まった。
メジロブライトとシルクジャスティスがやや遅れたもののその他はまずまずのスタート。
まずはゴーイングスズカが行くかのように見せたが、内からスノーボンバーと共に最内枠の利を生かしてセイウンスカイが先頭に立った。
第1コーナーに向けて、早くもセイウンスカイがぐんぐん飛ばす。メジロブライトが3番手に上がり、ステイゴールドはそれを見るようなポジションを取り、シルクジャスティスは最後方でレース序盤を迎えた。
セイウンスカイの大逃げ!
15馬身から20馬身のリードをとる!!
第2コーナーを回って向こう正面ではその差は15馬身か20馬身かというくらいまで広がっていた。
その後ろは6頭が団子状態。いつ前を捉えに行くのか、誰が捉えに行くのかという状況が続いた。
しかし、坂の上りでセイウンスカイとその他の馬との差が一気に縮まってきた。
スノーボンバーとゴーイングスズカが早くもセイウンスカイを捉えにかかったが、第4コーナーを前にしてその差が詰められなくなってきた。それはその後ろの馬も同様だった。
先頭はセイウンスカイ!
セイウンスカイ、突き放す!!
第4コーナーを回って先頭は依然としてセイウンスカイ。
内を突いてメジロブライトが2番手に上がってくるが交わせる勢いはなかった。
その外からステイゴールドがメジロブライトに並びかける。
残り200mを切ったところで、メジロブライトにようやくスイッチが入った。
先頭を走るセイウンスカイに、ステイゴールドを競り落として並びかけようとする。
メジロブライトに競り落とされたステイゴールドは外からシルクジャスティスに襲いかかられている。
セイウンスカイかメジロか!
セイウンスカイが逃げ切るかぁー!!
メジロブライトの追撃も少し遅かった。
大きく逃げたセイウンスカイも向こう正面坂の上りでペースを落とし、ここで一息入れたことが最後の粘りに繋がったのだ。
サイレンススズカが若駒達を1蹴したその5分後に、セイウンスカイが歴戦の古馬相手に鮮やかに逃げ切ってみせた。
…逃げ切ったっ!セイウンスカイが逃げ切った!!
結果
1着 セイウンスカイ
2着 メジロブライト
3着 シルクジャスティス
4着 ステイゴールド
5着 ローゼンカバリー
6着 ゴーイングスズカ
7着 スノーボンバー
払い戻し
単勝:1番 600円(4番人気)
複勝:1番 280円(4番人気) 3番 150円(1番人気)
枠連:1-3 840円(4番人気)
古馬の一戦級を相手に勝ったことはセイウンスカイにとって菊花賞に向けて大きく視界が開けた。
翌週開かれる京都新聞杯に出て来る予定の日本ダービー馬スペシャルウィークにもライバルここにありと見せつけた格好になった。
それと同時に現役最強逃げ馬の称号は対戦もまだしていない馬には与えないとアピールした格好でもある。
2着のメジロブライトは宝塚記念でのアクシデントからの心配を払拭は出来た感じになった。
しかし、同日の毎日王冠に勝ったサイレンススズカもG2での大差勝ちをしたことがあるのなら、こちらの1番人気メジロブライトも前年のG2ステイヤーズステークスで大差勝ちを経験したことがあった。できることなら勝って存在をアピールしたかったことだろう。
3着のシルクジャスティスもG1ホースの意地を見せた。
しかし、2着のメジロブライトとの差はまだ復活には遠いような感じもした。
上位馬達の戦いは秋から暮れにかけてのG1へと舞台を移していく。
年上に勝ったことがある方、追記、修正をお願いします。
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