登録日:2019/08/28 Wed 21:54:09
更新日:2024/05/09 Thu 13:39:22NEW!
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同人誌 r-18 18禁 エロ漫画 淫魔 サキュバス おねショタ 共有地の魔 ink complex 智弘カイ
WARNING! この項目は性的表現が含まれております。
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また、内容のネタバレが含まれますので、閲覧は自己責任でお願いします。
『共有地の魔』は、智弘カイが個人サークル「Ink Complex」より刊行している成年向け同人誌。
2017年12月のコミックマーケット93にて同人誌第1巻が頒布され、2022年時点で既刊5巻。
DLsiteとFANZAにおいて電子書籍版も配信されている。
概要
内容を一言で言い表せば「主人公の少年が淫魔に旧校舎の保健室で性的に搾られる」という、分かり易いおねショタエロ漫画ではあるが、
相手役が淫魔という事を活かして、派手さこそ無いもののバリエーション豊かな性交の描写が書き分けられているのが特徴。
著者の智弘カイにとっては初の二次創作ではないオリジナル題材の同人誌であり、同人誌第1巻の前書きで、
自身が『りりむキッス』世代のためサキュバスが好きなのと、商業誌では大人の事情で中々描けない少年が竿役という事で、
普段の作品とは多少趣の違う、割と趣味成分の多い本になっているかもしれないとコメントしている。
ストーリー
『旧校舎の保健室、その一番奥のベッドは異界に通じている。立ち入れば二度と戻ることはできない』
学校に伝わる怪談の真偽を、好奇心ゆえに確かめに赴いた少年・渚が出会ったのは、一人の美しい淫魔・エルフリーデであった。
夢の中でエルフリーデに搾られた渚であったが、それから3日間射精することができず、再び実体化した彼女の元に訪れると
淫魔の行使する魔法に惑わされる中、肉体関係を結んでしまう。
そのままなりゆきで、こちらの世界において肉体を維持するための定期的な精力提供を約束する羽目になった渚だが、
その後も共有地にてエルフリーデとはまた別の淫魔達と出会い、次々と体の関係を持ってしまう事に……
登場人物
- 神之門 渚(かみのと なぎさ)
第1巻から登場。本作の竿役。
線が細めな平凡な学生(恐らく中学生くらい?)だったが、共有地にてエルフリーデと出会ったことで運命が大きく変わる。
見た目に反して性欲は人並み以上で、包茎・早漏だが淫魔と何度まぐわっても衰えることのない、かなりの絶倫少年。M気質。
実は淫魔達の感覚では非常に高品質な精液「銀の精液」の持ち主である。
- エルフリーデ
第1巻から登場。豊かな黒髪を有する、衒学的で昂然たる淫魔で、愛称はエフィ。巨乳。ミア曰く「辺境女伯」。
性格はややS気があり、それ故かM気質の渚とは相性がいいらしく、彼の事を気に行っている。
持つ能力は「戒律(時限式射精操作)」「蠱惑(性欲の亢進・理性の低下)」の2つ。
詳細は不明だが、渚の世界でやらなければならない事があるらしく、共有地に訪れた渚を能力で翻弄し、
半ばなすがままに彼の童貞を奪い、こちらの世界で活動するために定期的に精力を寄越すよう約束を取り付ける。
- ミア
第2巻から登場。ピンク色の髪と豊満な肢体を持つ、享楽的で飄々たる淫魔。巨乳。エルフリーデとユリアーネ曰く「公爵閣下」。
性格は典型的なM体質で、細かい事は苦手……というか結構ちゃらんぽらんな性格。非常に露出度の高い服装に身を包む。
持つ能力は「俗悪(陰茎の肥大化・徳性の低下)」、「惹起(超☆責められ体質)」の2つ。
この2つによって、どんなM気質の相手でも自分を犯すように仕向けるのが彼女の性交のスタイルで、渚もこれによって散々搾精される羽目になってしまった。
エルフリーデの知り合いで、彼女には借金をしている間柄。
彼女も渚の事を気に入り、彼の自宅の風呂場に押しかけて性交に及ぶ、「○○しないと出られない部屋」に引き込むなど非常に積極的な行動に出るように。
- ユリアーネ
第4巻から登場。樹の精霊ドライアッドを祖先とする白髪の淫魔。巨乳。愛称はリアネ。ミア曰く「税務長官」。
淫魔達の世界における連邦税務長官を務める女性。エルフリーデとは友人同士だが、彼女曰く元の世界の立場としてはあまり顔を合わせたくない模様。
持つ能力は「脆弱(快楽に対する耐性の一切喪失)」「互恵(互いの状態・五感・弱点などの共有)」の2つ。
他の淫魔のような欲望や感情を支配する手段を好まず、一見すると物腰が柔らかそうな人物に見え、実際彼女自身はそうであるのだが、
一度性交に移ると上述の能力により、まるで底なし沼のごとく相手と共に深みに沈んでしまう、沼もしくは食虫植物に例えられるような女性でもある。
用語
- 共有地
渚の通う学校の旧校舎の保健室のベッドに位置する、異界同士を結ぶ一種の亜空間。共有地というのはエルフリーデら淫魔たちからの呼び名。
エルフリーデと関係を持って以降、渚は定期的にここを訪れては新たな淫魔と知り合うこととなる。
ちなみに共有地とは、ギャレット・ハーディンの論文で広く認知されるようになった概念。
多数者に対して開かれた共有資源の場(e.g. 牧草地、公園)を指す言葉であり、物語舞台となる情交の場の事であると同時に、
同人誌第2巻以降の内容を暗に示しているとも言える。
- 精液
言わずと知れた、エロ漫画には必須の白い液体。
エルフリーデ曰く、淫魔は精液を自らの糧とし、渚の世界で活動するための肉体を作りだすに留まらず、
保存加工のみならず酒や薬、エネルギーを精製したり、希少な精液との兌換紙幣を通貨として用いたりしているらしく、
その価値は人間世界で言うところの金あるいは原油あるいは小麦や玉蜀黍といった、とにかく「富」そのものであるとのこと。
この内、兌換紙幣については後にユリアーネの口から、連邦通貨の金と領邦通過の銀の二種類に分けられている事が語られており、
銀の精液の個人所有は制限される訳ではないものの、税務局がその総量を把握する必要があるとされる。
追記・修正は、共有地で淫魔と出会ってからお願いします。
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▷ コメント欄
- 作者の智弘カイがむっちゃ頭いい人だからか、氏の同人誌のあとがきとかがいい意味ですごくアカデミックで、驚くんだよなwww -- 名無しさん (2019-08-29 17:10:10)
- 言っちゃなんだけど、デスラバさっさと終わらせてこの人自身がマンガやった方がいい。 -- 名無しさん (2019-08-29 17:19:20)
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