黄金の間(風来のシレン2)

ページ名:黄金の間_風来のシレン2_

登録日:2019/08/27 (火曜日) 13:38:43
更新日:2024/05/09 Thu 13:39:18NEW!
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黄金の間とは「不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!」に存在する隠し要素である。


作中で手に入る二つの古文書をつなぎ合わせるとその存在が仄めかされる。


ナの国 滝壺の北岩


いざないの 古文書をはめこむべし。


滝を 開け。黄金の道をさがせ。


鬼族の宝 ここにあり。


上記の通り、古文書には黄金の道をさがせと記されているが、普通にダンジョンを探索しても黄金の間は見つからない。


黄金の間へ入る為には「黄金の階段」を見つける必要があるが、その階段はダンジョン内の壁の中に埋まっているため。


特定のダンジョンの特定のフロアの壁の中に低確率で黄金の階段は配置される為、壁を壊して探さなければ見つからない、まさに隠しエリアと言えるフロアである。




入るための方法


壁を壊して黄金の階段を探す主な方法は次の通り。


(1)大部屋の巻物
これ一つでフロアの壁全てを壊すことが出来る。フロア内に黄金の階段が配置さえされていれば確実に発見出来る。


ちなみに店主は黄金の階段に反応しないので、店がある場合は泥棒の成功が確定する。


ただしモンスターハウスがある可能性もあるのですぐに使用するのは危険。フロアを探索して安全を確認してから使おう。
落とし穴の有無も要チェックである。


(2)つるはし、トンネルの杖、大砲の弾
いずれも回数が限られるので期待値が低く、効率も悪い。


「サトリのつるはし」ならば無制限に壁を壊せるが、チマチマ壁を掘って探すよりもダンジョンそのものを周回して大部屋の巻物を探す方が効率的なのは明らかである。


そもそも「大部屋の巻物」でしか破壊できない特殊な壁の中に黄金の階段が配置されるケースもあるので無駄骨に終わる可能性もありうる。


黄金の階段は「フロアごとに判定がされ、配置される場合は壁のどこかに配置される」というシステムなので、水路フロアなど壁が極端に少ない場合は少し壊しただけで見つかる例もあるが、そもそも配置される確率が運否天賦なので期待はしない方がいい。


(3)イッテツ戦車+乗り移りの杖
倍速で無限に砲撃が可能なので壁を結構な速さで壊せる。
壁を壊す効率は(2)よりはマシになっているので、壁が少ないフロアの場合は有効である。
誤爆や満腹度の低下には注意。



上記のように基本的にアイテムを使って探さなければ見つからない。


中には地雷を踏んで爆風で壊れた壁の中に黄金の階段があった、という報告もあるが滅多に無いケースなのは言うまでもない。


壁の中にある黄金の間を探知する方法は基本的にないが、壁際または通路をダッシュで移動した際に不自然に動きが止まった場合は近くに黄金の間があることを意味している。



黄金の間の内部


黄金の階段を上った先に待ち受けるのは壁、床、柱が全て黄金で装飾された煌びやかな回廊と広間、そして宮廷を思わせる豪華かつ優雅なBGMである。


入る為に運とアイテムが要求されるだけあって、黄金の間に突入するメリットは非常に大きい。


フロアには強力な剣と盾をはじめとした有用な腕輪、装備を強化する巻物、アイテムが詰まっているビックリの壺、高額のギタン(金)等がザクザク落ちているため、一気に装備を強化できる。


ダンジョンの構成は3F~5Fまでだが、最終フロアは特殊な構成で敵が出現せずアイテムが入った宝箱のみが配置されている。


これこそが鬼族の宝であり、床落ちのアイテムよりもさらにレアなアイテムが眠っている。


まさに「黄金の間」と呼べるだけの価値があるボーナスフロアである。


宝箱があるフロアから進むと本来のダンジョンの特定フロアに戻されるので、風が吹くまで粘って敵のアイテムドロップを期待するのがセオリーである。


持ち込みアリのダンジョンでは是非とも貴重なアイテムをたんまりと倉庫に持ち帰ろう。


持ち込みナシのダンジョンである最果てへの道での冒険では大きな助けとなる。


敵モンスターの魔法を反射する「やまびこの盾」を入手できればもはやその冒険はクリアしたも同然と言えるほどに楽になる。


あくまでも行けるかどうかは確率なので期待しすぎてはいけないが。



あまりにもプレイヤーに有利になり過ぎる要素だったためか、後のシリーズでこの手の隠しフロアが導入されている作品は少なく、少年ヤンガスで秘密の通路が実装されている程度となっている。




追記・修正は黄金の間に眠る鬼族の宝を手に入れてからお願いします。






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…シレンシリーズはそんなに甘い作品ではない。


黄金の間がレアアイテムが眠っているボーナスエリアであることは確かだが、その反面力尽きる可能性も高い危険地帯でもある。



危険地帯である理由


(1)ワンランク上の強い敵が出現。
当然ながらモンスターに倒される可能性は大きく上昇する。レベルと装備が不十分な場合タイマンでもキツいというケースもありうる。
落ちている高額のギタンは拾って所持金にするよりも敵に投げて飛び道具として利用した方が有用である。
中に遥か先の階層に出るはずの超強力なモンスターが出現するケースも。(詳しくは後述)
そして、オヤジ戦車や馬武者やウルロイド系が同士討ちでレベルアップして目の前が真っ暗になることも…。


(2)食糧が入手できない。
レアアイテムが入手できるという説明は間違っていないが適切ではない。正確にはレアアイテムしか入手できない。
すなわち満腹度を回復するおにぎりが手に入らない。草すら入手できないので餓死する危険性が高い。
(一応ビックリの壺から草が出る可能性はあるが…)
レアアイテムが沢山あるのにおにぎりが無くて力尽きるといった無常な最期や、泣く泣く白紙の巻物にいかすしと書き込んだ、といったやりきれない事態は黄金の間ではよくあることである。
人によってはせっかくの天の恵みの巻物を持ち込んだかつおぶしに読んで食いつなぐ事態さえ…。


シャッフルダンジョンという性質上、モンスターハウスが発生しないが、その反面一部のアイテムが無効化されてしまうのもツラいところ。
(パコレプキンの腕輪が無効*1、水がめの水を補給できない、つるはしやトンネルの杖で壁を壊せない等)
レアアイテムに目がくらんで準備不足のまま突入した愚かな風来人を待っているのは地獄、そしてニワトリの鳴き声とうどん屋の布団である。
特に食料が不足している場合、黄金の階段を見つけても無視するという選択も十分にあり得る。
入るか否か、という点も含めてプレイヤーのスキルが試されるエリアが黄金の間と言える。


なお、黄金の間でしか手に入らない剣と盾が10種以上存在するため、装備品かけをコンプリートするためには何度も通う必要がある。
特に「あかずの間」に関しては気合と集中力が試されるだろう。


以下は個別のダンジョンに存在する黄金の間についての説明。


シュテン山道 上級

出現フロア 3~6F
帰還フロア 7F
配置確率 30%


床落ちアイテムは大したものがないのであまり期待しない方がいい。合成の壺がたくさん拾えたらラッキーという程度。
特筆すべきは宝箱から手に入る「にぎりへんげの剣」、「ガマラのムチ」、「ハラヘラズの腕輪」の三種。
シュテン山道では食料に困らないのであまり実用性はなく、コレクターアイテムとと言えるだろう。
ハラヘラズの腕輪が出る確率がやたらと高く、装備品かけコンプリートの障害の一つとなっている。


順番的には一番最初に入れる黄金の間なのだが、実際に入れるのは鬼ヶ島に行けるようになってからである。
というのもシュテン山道では入るために必要な壁を壊すアイテムがほとんど手に入らない為。
おまじないでひとつだけ手に入る「つるはし」や1~3個単位で拾える「大砲の弾」、「吹き飛ばしの杖+地雷」の組み合わせなどで探すのは現実的ではない。
比較的マシな発掘方法はボウヤーをレベルアップさせてイッテツ戦車を作りだすこと。
のりうつりの杖はまだ入手できないが、弟切草を5個合成した地雷ナバリの盾を装備すればダメージを実質的に無効化できるので砲撃されながら壁際を移動すれば壁を破壊できる。


手間がかかる上にそこまでして入るだけの価値もないので、鬼ヶ島をクリア後に大部屋の巻物を持ち込んで探した方が賢明である。せめて城の材料がたくさん落ちていれば…。



鬼ヶ島

出現フロア 8~15F
帰還フロア 11F
配置確率 20%


配置確率は20%と一番低いが、戻るフロアが11階なので再び黄金の階段を見つけることが出来れば1度の冒険で幾度も黄金の間に行くことが可能。
また、鬼ヶ島は階段を上るダンジョンなので落とし穴を使えば黄金の間が配置されるエリアを往復することが可能。
ただしイベントが発生する12階に戻ることは出来ない(13階で落とし穴を使っても無効)のでその点には注意すること。


床落ちのアイテムで目玉となるのは「象牙の剣」「象牙の盾」、「ドラゴンキラー」「ドラゴンシールド」といったベースとして優秀な剣盾、
そして「パコレプキンの腕輪」である。装備すると壁をすり抜けられるパコレプキンの腕輪はシレン2の最強アイテムなので一つ確保するまでは粘りたい。
ドラゴンキラーはシュテン山道で手に入る最強武器である「どうたぬき」よりも基本性能が上であるのでベースの武器にしたいところ。
ドラゴンシールドも基本性能が高く、後に出現するドラゴン対策に有効なのでこちらも入手したい。
るおへぎ、ユムクスのおまじないに頼ったプレイヤーには関係のない話だが


宝箱の中身は金の剣、復活の草、聖域の巻物と言った並みのアイテムも多いが、やまびこの盾が低確率ながら入手できるので期待して損はない。



最果てへの道 浅層

出現フロア6~10F
帰還フロア11F
配置確率25%


強力な武具が落ちており、「ドラゴンキラー」に「ドラゴンシールド」の他、「剛剣マンジカブラ」が手に入るのが特徴。
ただし、食料確保に有用なモンスターであるにぎりへんげが出るフロアや、合成モンスターであるマゼルンが出現するフロアを逃してしまうなどのデメリットもある。
出現するフロアが低層すぎるので食料が確保できていないケースが多く、見つけてもスルーされる可能性の方が高いかもしれない。
というか、そもそも壁を壊すアイテム自体が手に入らない可能性が高い。


最果てへの道 中層

出現フロア 24~29F
帰還フロア 30F
配置確率 30%


この頃になれば装備も食料もある程度は整っているはず。
ここに入って装備を強化すればこの後の冒険がぐっと楽になるので大部屋の巻物はここまで温存しておきたい。


手に入るアイテムは浅層と同じ。合成の壺を持ち込んでメイン武器をドラゴン装備にしよう。
ドラゴンキラーを四つ合成すると龍神剣という更に強力な武器が手に入るのでここは狙いたいところ。
強敵であるドラゴンとスカイドラゴンの出現率が高いが、その二種はアイテムドロップ率も高いので余裕があれば粘って狩ろう。


ただ一つ問題なのはラシャーガが出現すること。前述した場違いすぎる強敵がコイツである。
しかもグラフィックが金で覆われている黄金の間の配色に黄色&白の体色のラシャーガは保護色となって気づきにくいというのも嫌らしい点。
浮かれて油断した結果、3回攻撃で切り刻まれることがないように。3~4Fにしか登場しないので粘るなら1~2Fで。


最果てへの道 深層

出現フロア 90~95F
帰還フロア 95F
配置確率 30%


ダンジョンの最後の最後に登場する黄金の間。95階に戻るが95階でも黄金の階段が出るので運が良ければループが可能。
今更装備を強化しても仕方ないので、手に入るアイテムはおみやげと言える。
「バジリスクの盾」と「剛剣マンジカブラ」はぜひ持ち帰りたい。
宝箱からは「宝剣ミジンハ」が確実に入手できる。さっそく装備して素振りして攻撃SEを堪能しよう。


バジリスクの盾は意外と出現率が低くて運が悪いと拾えないケースもある。確実に欲しい場合、マルジロウ父かイアイ、シハンを連れていきたいところ。
出現する敵はギガヘッド、メガタウロス、パオパ王ーンの三種類のみ。固有の所持アイテムしか落とさないので上記のモンスターを入れた壺が無い場合粘るだけ無駄である。いずれも最強クラスのモンスターなので油断しないように。



あかずの間 浅層

出現フロア 6~10F
帰還フロア 11F
配置確率 30%


ここでは床落ちで「必中の剣」が入手できる。というか、必中の剣はおまじないを除けばここでしか手に入らない。
印の効果も必須と言えるほどに価値が高いので、本格的にあかずの間を攻略する前にここで入手してメイン武器に合成しよう。
他のレアアイテム(ガマラの盾、うけながしの腕輪、紙一重の腕輪)は実用性に欠けるが、必中の剣の為だけにここに来る価値はある。
そのほか、武具を強化する巻物が高確率で手に入る(巻物はこの2種のみ)のでここでマルジロウ系のモンスターを使えば一気に武具が強化できる。


宝箱の中身は鬼ヶ島のものと一緒。当たりと言えるアイテムはやまびこの盾くらいしかない。


あかずの間 深層

出現フロア 70~80F
帰還フロア 81F
配置確率 30%


ここでしか入手できない武具が五種類もある。ループは出来ないが出現フロアが長いので大部屋の巻物のたくさん揃えれば高確率で入れるのが救いか。
ワナを無制限に破壊できる「アイアンハンマー」はともかく、ベースの印数が非常に多い「神器の剣」と「神器の盾」は使い道が多いので沢山持ち帰りたいところ。
「風魔の盾」が落ちているのはここだけなのでこれも複数持って帰りたい。
「超会心の腕輪」はとんでもない大ダメージを叩き出せるが、すぐ壊れてしまうので扱いが難しい。


あかずの間は元々強い敵が出るダンジョンであり、70F以降では既に最強クラスのモンスターが登場しているので戦闘で苦労はしないはず。
ただしシハンが登場するので油断はしないように。


宝箱は「身かわしの盾」と「はね返しの盾」の二択。効果も優秀なのでメイン盾にどちらかを合成したい。
運が悪いと二種の盾のうち片方しか出ないが、こればっかりは運しだいなので祈るしかない。
動画サイトに投稿されているプレイ動画では4回連続で身かわしの盾が出て、いまだにはね返しの盾が入手できていない風来人なども見られる。



中腹の井戸

出現フロア 50~55F
帰還フロア 56F
配置確率 100%


シリーズ恒例のワナダンジョンにも存在する。出現率は100%なので大部屋の巻物さえあれば確実に入ることが出来る。
そしてここは他の黄金の間とは一線を画す、地獄と言える程に過酷なエリアである。床落ちのアイテムはゼロでギタンしか落ちていない。そしてワナダンジョンでアイテムとなるワナがまったく存在しないので持ち込んだアイテムとここで調達したギタンだけで勝負しなければならない*2
出現モンスターもカミカゼこそいないが、ワナを破壊するパコタン、遠距離攻撃で痛めつけるデブーチョ&デブートン、回復で排除の邪魔をするプチフェニックスを始めとした難敵ばかりが出現する。
シャッフルダンジョンなので壁を壊すことが出来ないことに加えて、落とし穴、大洪水の罠といったアイテム(ワナ)は機能しないのでバネや丸太の罠、場所がえの杖や吹き飛ばしの杖を駆使し、敵はギタン投げも駆使して倒して早急に階段を探そう。地形と階段の位置の暗記は必須である。


宝箱に入っている唯一のアイテムは「カラクロイドの盾」。シレン2の中でも入手難度が最高クラスのレアアイテムなので手に入れたプレイヤーは誇っていい。
激レアアイテムなだけあってその効果も強力無比。ワナにかからなくなる盾であり、印として合成もできる。
と言うものの、かからなくなるのは不意に踏んだ時だけで、自発的に踏んだりタイガーウッホなどの特殊能力でワナの上に飛ばされたりした時は普通に作動する。
またあまりの入手難度のせいで、装備品かけ用に再び潜るのを嫌がる、[[合成するのがもったいない>ラストエリクサー症候群]]という風来人も多い。




余談

実は壁を壊さなくても黄金の階段を上ることは可能。
前述したパコレプキンの腕輪を装備して壁の中に入って黄金の階段と重なればそのまま黄金の間に進むことが出来る。
とはいえ壁の中に侵入しても黄金の階段は視認できないので探すのは無謀。
そしてパコレプキンの腕輪は、壁の中で行動する度にHPが減っていくデメリットがあるのでそう長くは入っていられない。


ポケダンでも「おうごんのま」という同名のエリアが存在する。
レアアイテムが入手できる点は同じだが、探検隊では依頼を受けることで出現する、壁を壊すのではなく水路を渡る必要があったり敵が出ない、マグナゲートではランダム要素の「迷い込み」によってフロア移動の際に入ることがあるなど、シレン2の黄金の間とは異なる点も多い。



追記・修正は装備品掛けをコンプリートした方がお願いします。


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  • 中腹の井戸の黄金の間攻略は序盤でボウヤーに同士討ちをさせてイッテツ戦車にし、連鎖の罠を利用してレベル上げ(45ぐらいで十分)をすると難易度が下がる とにかく罠をフルで有効活用しないと突破は厳しい -- 名無しさん (2019-08-27 16:59:01)
  • こういうお遊び要素が無くなってかなしい -- 名無しさん (2020-07-22 22:54:48)
  • シレン2の最果てが難易度低い理由に挙げられる要因。 -- 名無しさん (2023-12-31 10:26:58)

#comment

*1 穴の上は普通に歩けるので、地形によってはモンスターからの避難やショートカットに利用出来なくはない。
*2 ちなみに攻略本では「ワナの数は少ない」と間違った説明がされている。

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