ヒーローさんと元女幹部さん

ページ名:ヒーローさんと元女幹部さん

登録日:2019/03/25 Mon 23:09:58
更新日:2024/04/04 Thu 11:35:55NEW!
所要時間:約8分で読めます



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悪の組織をクビになった女幹部さんが一目ぼれしたのは、


正義のヒーロー!?




概要

「ヒーローさんと元女幹部さん」とは「そめちめ」原作の漫画作品である。公式略称は「ヒロかん」。
pixivコミックにてコミック百合姫が管理するゆりひめ@ピクシブ枠で2018年10月28日より不定期連載中(元は作者がツイッターやピクシブに挙げていた短編漫画である)。


正義のヒーロー(但し正体は女性)と嘗て敵対していた女幹部との戦いと日常を描く。
「悪の組織に立ち向かう正義のヒーロー」「ヒーロー側に寝返った元悪の一員」等、話のフォーマットや要素は王道の特撮作品だが、基本的には主人公達のどこかまったりとした日常や、悪の組織の妙にリアルで世知辛い組織風土が描かれる等、基本的にはギャグやラブコメがメインとなっている。と思われていたが、それら全ては嵐の前の静けさに過ぎなかった....
但し、ほぼ毎回描かれるバトルシーンは基本的にはエフェクトや躍動感がしっかり描かれたガチバトルである為、バトル漫画としても楽しめる一品となっている。


作者のツイッターやピクシブのアカウントにて本作の幕間や舞台裏にあたるショートストーリやキャラクターの設定が掲載されている。


あらすじ

正義のヒーロー「ラピッドラビット」は悪の組織「アンチノイド」と日々戦っていたのだが、ある日女幹部「ハニィ・トラップ」に敗れてしまう。
ハニィは止めを刺す前にその素顔を拝むが、正体である「本城颯ほんじょうはやて」を見るや否や何と彼女に一目惚れしてしまい、そのまま逃げ帰ってしまう。
しかし、このせいでハニィは組織を解雇され幹部から一変追われる身になってしまう。
何とか刺客を退けるも満身創痍になったハニィを救ったのは外ならぬ颯であった。
これを境にハニィは正義側に寝返り、颯と共に戦うことになった。


ヒーローと元女幹部という異色コンビの共同生活と共闘の行方や如何に....?


登場人物

現状全員が女性である。


ハニィ・トラップ
本作の主人公。
語尾に「ですわ」と付ける等の俗に言う「お嬢様キャラ」な口調が特徴。そして巨乳。
颯に対してはいささか過剰な愛情を向けており、彼女の何気ない発言にあらぬ妄想を爆発させては赤面したり鼻血を出す等して悶絶している。
嘗ては肩出し&超ミニスカートのタイトなワンピースの上から毒々しい色のマントを羽織っているというなんともセクシーな格好であったが、寝返ってからはパンツスーツに眼鏡という正反対のフォーマルな姿になった。


過去に何かあったようで、キョーカ曰く「嘗ては組織で一番人間を嫌っていた」らしい。
颯以外の人間には基本的にドライだが、颯に感化されたのか、心根はそうなのか、時折だが優しい一面を垣間見せる事も…
人間側に寝返って以降は颯が暮らすアパート「凪穂野荘」に身を寄せる。


戦闘形態は蜂や蜘蛛、クラゲといった有毒生物を混ぜたような姿をしている。エンブレムのモデルはハート。
異形な姿ながら巨乳にボンデージ衣装にも見えるその容姿はやはり変身前同様に色気の漂う物となっている。
必殺技は至近距離から銃撃を叩き込む「ヘイズショット」
また、銃口から粘着弾を放つ「ヘイズバインド」も使用する。


本城
本作のもう一人の主人公兼ヒロイン。21歳。
黒髪ショートヘアのボーイッシュな雰囲気の持ち主。ハニィ程では無いが豊満。
本編開始半年前に隣町のショッピングモールで偶然拾った変身ブレスR.Rリングで正義のヒーローラピッドラビットに変身し、日夜アンチノイドと戦っている。


強い正義感と優しさを持っており、少し前まで敵対していたハニィを助けたのも「困っている人がいるなら助けたい」という純粋な親切心によるもの。
一方どこか抜けていて天然気味であり、ハニィの真意に気付いていないのも合わさって微妙に誤解を招くような発言をしては意図せずして彼女の妄想力を暴走させている。
趣味はヒーロー鑑賞。フリーターであり、時々趣味のお陰でヒーローショーのバイトもやっているが、その時の衣装を恥ずかしがっている為知り合いに見られることは嫌がっている。
但し、着ることそのものは密かな楽しみとなっている。
お化けが苦手。


嘗ては隣町の大学に通っていたが現在は中退しているらしい他、何やら悲しい過去もあるようで...

物語開始半年前。
大学生であった颯はとあるショッピングモールで迷子の少女「兎羽有海とばゆうみ」と出会う。
彼女の母親を一緒に探して回る颯であったが、そこへデストロイアンチノイドが出現。
破壊の限りを尽くす中で、R.Rリングを発見した颯は初変身。
何とかデストロイアンチノイドを倒し、一件落着....と思われた。


二人が勝利に喜んでいた最中デストロイアンチノイドの体内の時限爆弾が爆発。
颯は辛うじて助かったものの、有海は帰らぬ人となってしまった。
この事件で「守りたい人を守れなかった」という事実で心に深い傷を負った颯は、以降ヒーロー活動に専念すべく大学を中退。
今に至るのだった。


作者曰く声のイメージは「自由に想像してかまわないが、個人的には幼馴染系ヒロインのような雰囲気だとぼんやり思っている」とのこと。



トランスアップ!


颯がR.Rリングで変身した姿。
名前の通り兎をモデルとしたスタイリッシュな姿をしており、白いボディの上からのアクセントやラインが描かれている。
武器は持たず、徒手空拳で戦う。
必殺技はパンチ技のラビットスタンプと、キック技のラビットスマッシュの二つであり、いずれもリングを操作し、前者は「First step!」、後者は「Second step!」の電子音の後に発動する。
また超必殺技として「Final step!」の音声の後に発動する両足キックラピッドラビットストームも使用する。


尚メルト曰くR.Rリングは次元ツールの一つらしいが、メルトには覚えがないらしい。
それ故か彼女の行動もまた人間達の記憶には残らない。


+ ネタバレ注意-

その正体はXが自らのリングを元に生み出したコピー品。
本来人間が次元ツールを使うには一定上の適合率が必要なのだが、颯の場合はそれが中途半端に高かったが為にヒーローへの変身を可能としたのだが、これはXにも予想外であった。
その為、ハニィを始末の為に送り込んだが、紆余曲折あって現在に至る。


藤上陽菜ふじがみひな
第8話から登場。颯とハニィがファミレスで偶然出会った小学生。紫髪のロングヘアーが特徴。
実は颯と同じく二週間前にショッピングモールで偶然拾った次元ツールトランスコネクターO.Oオズディメンジョンストンで2号ヒーローオーブオウルに変身できる力を持つ。
高校生の姉「真琴」がおり、「世界一かっこいいお姉ちゃん」と称する等結構なシスコン。


CONNECTION!


トランスアップ!


Trans up!!


LINK-DIMENSION! OWL-style!


藤上陽菜がトランスコネクターにO.Oディメンジョンストンを装填することで変身した姿。
「オーブオウル」という名前は梟に似たその姿から颯が名付けたもので、以後気に入ってそのまま使用している。
変身している間のみ、身長がラピッドラビットと同じぐらいになる。


その容姿に違わず飛行能力を有する。
トランスコネクターは変身時に弓状に変形し、遠距離戦用の武器となる。
戦闘スタイルは軽快な身のこなしで相手の攻撃をかわし、遠距離戦を仕掛けるというラピッドラビットとは正反対な物。


必殺技はガントレットを操作し、First step!の音声の後に大量の矢状の光弾を一斉に放つオーブシャワーSecond step!の音声の後に巨大な一本光の矢で敵を射抜くオウルショット及びコネクターを剣状に変形させて敵に突っ込むオーブスクリュー

第9話にてXから自分を庇った真琴が死亡してしまうと、その悲しみの感情をコネクターで増幅されてしまい、暴走。
姉の遺体を取り込み、オーブオウルに似た漆黒のアンチノイド怪人に変貌してしまった。
第10話ではXからの精神的揺さぶりもあって攻撃できないラピッドラビットを追いつめるが、ハニィの言葉で奮起した彼女のラピッドラビットストームでコネクターを破壊され敗北、藤上姉妹を吐き出し、消滅した。
尚これにより、陽菜からヒーローとして活動していたころの記憶は無くなってしまった。
第12話時点では未だ意識が戻らず、昏睡状態が続いている模様。


藤上真琴ふじがみまこと
第8話から登場。陽菜の姉である女子高生。
金髪ショートカットのサバサバとした性格。
やんちゃな妹に手を焼いている。
妹がヒーローであることは知らず、記憶改変の影響も普通に受けている。

第9話にてXの凶弾から陽菜を庇い、致命傷を負ってしまう。
そして、その遺体は彼女の死により、負の感情が暴走した陽菜に取り込まてしまうのだった...
しかし、第10話にてオーブオウルから解放された際には、息を吹き返している模様。
だが、第11話時点では意識不明のままになってしまっている模様。


読み切り版のみに登場

涼村紗枝すずむらさえ
颯を慕う隣人の女子高生。
その親しさ故にハニィから嫉妬され、犬猿の仲になっている。
ラピッドラビットとハニィの戦いを目撃したが、アンチノイドの性質によってその全てを忘れてしまった。



アンチノイド

異次元世界からやって来た悪の組織。
世界の自然法則がバランスを保つよう異世界からの異物を無かったことにする「次元の歪みの浄化作用」により彼女らの行動は人間達の記憶に残らない為(但しリングを持っている颯は例外)その性質を悪用して人間を滅ぼし、人間界の征服を企んでいる。
...と書くと恐ろしい存在に聞こえるかもしれないが実際のところは主人公二人に負けず劣らずの個性派集団であり、良くも悪くもどこか人間臭い態度の数々はどこか憎めない。
幹部以下の構成員は首領であるXエックスにこき使われてろくに休みも貰えなかったり、その自由奔放ぶりに振り回されるなど結構なブラック企業である模様。
幹部格は銃型デバイスアンチディバスターを使い、「トランスオン」の掛け声と共に戦闘形態に変身できる。
また戦闘形態の首元にはトランプのマークのいずれかを模したエンブレムが描かれている。


その正体は人間が持つネガティブな感情が高次元で生み出した「人間を滅ぼす為の存在」であり、それまでの侵略活動は目的というよりは半ば本能的なものであった。
出自と同じネガティブな感情を戦闘力や技術力に変換して戦っている。


X
組織の首領。一応女性。
フード付きのマントで全身を覆い隠しており、そのフードの奥から光輝く目が覗かれている。


表面上は大物感を出しているが実際のところは冗談で部下を解雇する*1、罰として幹部の私物を売り飛ばすなど本性は気まぐれでセコイ人物であり、理不尽なパワハラは当たり前で言葉遣いも俗っぽい。
その為人望やカリスマ性は皆無であり、幹部陣からは全く尊敬されておらず、解雇されたハニィからは「ゴミ」呼ばわりされている始末である。
...が、これは自分達のエネルギー源であるネガティブな感情を生み出す目的も含んでいる。
6話にてハニィを連れ戻しに来た自分に対して「ハニィさんは私が守る」と啖呵を切った颯に興味を持ち、彼女に接触するため白髪とブレザー姿の女子高生風の人間態を取った(作者曰く「オタクが好きそうなデザイン」「自分が何もしなくても相手が勝手に心を寄せてくれるとわかっててあざとくしてる」容姿とのこと)。
その腕には漆黒のR.RリングことX.Xイクシスリングが巻かれている。

上記のお茶らけた言動は全て上辺のもの。
その実態は陰湿かつ残虐で狡猾な策略家であり、この物語における全ての元凶。
そもそも颯や陽菜が次元ツールを手に入れたこと自体偶然ではなく、全て彼女の差し金であり、彼女らが使うツールは自身が持つX.Xリングを基にX自ら複製したものである。
その目的とは次元ツールの特性で人間をアンチノイドに変えることであった。
尚ショッピングモールに仕掛けたのは、「沢山人がいたから」らしい。
嘗て大の人間嫌いであったハニィを何より気に入っており、彼女に対しては一種の執着心を見せる。
その真の姿はラピッドラビットにも似たダークヒーロー然としたもの。トランプモチーフはキング。
一大勢力のボスだけあって戦闘能力は幹部たちとは別次元であり、ラピッドラビットとハニィを一度は完全に撃破してしまった。
武器はアンチディバスターの他、黒い大剣を振るう。


必殺技

  • Xクロスバンカー

First Stepで発動。
リングから黒い光線を放つ。
威力はラピッドラビットストームを凌駕する。


メルト・アウト
組織一のマッドサイエンティストであり、アンチディバスターを始めとした「次元ツール」と呼ばれる数々の発明品を生み出した他、アンチノイド怪人の製作方法を考案した。
常にポーカーフェイスを崩さない冷静沈着な性格で、男勝りな口調で話す。
人間態は白衣を羽織り、タイツを穿いたスレンダーな金髪碧眼の女性。


組織の中では比較的常識人であるが、怪人を自身のエゴの為に使ったり、首領であるXに間接的に攻撃する等時折悪の一員らしい(?)一面を見せることもある。
また内心キョーカを溺愛しており、彼女にはとことん甘い。


戦闘形態は翼とクチバシを持つ鳥のような姿をベースに狐火を操る狐やサラマンダーのモデルになったトカゲ等の火を連想させる生物の意匠が組み込まれた怪人。エンブレムのモデルはスペード。
見た目通り飛行能力を持ち、キョーカを抱えたままでもライドアンチノイドの暴走に易々と追いつくスピードを誇る。
但し本人曰く「戦闘向きではない」らしい。
実際、その痩せっぽちな体格のせいで泳げない。


元々は「バーン・アウト」という名前で男性になる予定であった。
また戦闘形態のデザインに金属質な鎧の様なパーツがあるのは「身体能力を補うために自分で作った強化服を身に纏っている」という初期設定の名残であるとのこと。


キョーカ・スイゲツ
メルトの相棒。人間態は緑の和服を着た侍のような出で立ちの少女で、一人称も「拙者」だったり、語尾に「ござる」と付けるなど喋り方も時代がかっている。
相手の名前を呼ぶ際には「氏」と付ける。


人間界にて諜報活動に勤しんでいたが逆に人間の文化に呑まれてしまい、今となっては身も心も重度のオタクと化してしまった。
ギャルゲー攻略にフィギュアの開封ブンドド、二次元三次元を問わぬパンチラ狙いを趣味としている等ある意味人間界を大いに楽しんでいる。
とはいえハニィ曰く「敵には容赦の無い冷徹な剣士」という気質が変わったわけではなく、いざ戦闘となると嬉々として敵に襲い掛かる。
パワハラ三昧のXのことは、目の上のたん瘤に思っており、内心見下しているが、その度にお尻ぺんぺん等のお仕置きを受けている。
感情が高ぶると頭からキノコを生やす(ちなみに食用)。
また高所恐怖症らしく上記の通りメルトに抱えられて飛行した際に白目になって泡を吹いていた。
メルトの思いには気づいていないものの、自身の趣味は彼女がいるから楽しいと感じている。


専用の隠れ家としてとある集合住宅の一室を借りており、時折メルトも転がり込んでくる。


戦闘形態はキノコの笠と、背中から後ろ髪にも見え、寄り集まってマントを形成している触手を生やした和風の剣士の様な姿の怪人。エンブレムのモデルはクローバー。
愛用の太刀「異斬御託丸イキリオタクマル」を武器としたヲタ芸で鍛えられた剣術で戦う他、植物系の怪人だけあって、同人誌を読んでいた時に思いついた触手を鞭のように操る技も使用可能。
尚キャラとハニィの陰に隠れがちだが、晒と褌が丸出しになっており中々扇情的な姿をしている。
幹部だけあって実力は相応らしいが、オーブオウル登場以降は速効で倒されることが多くなり、本人も気にしている。


戦闘形態のデザインにはかなり難航したらしく、敵側の中では最後に完成したとのこと。
また、元々はメルトと同じく男性になる予定であった。
作者曰く映像化の暁にはCV:大空直美希望であるとのこと。


クール・ダウン
キョーカ達とは別行動を取っていた幹部。人間態は軍服を纏う銀髪の女性。
ハニィとは元々あまり関わりが無かったらしく、ゆえにシルエットが登場した2話時点では彼女だけ説明が省かれ、初めて名前が登場したのは6話であり、7話から本格的に登場する。
大仰で芝居がかかった凛々しい口調で話す(いわゆる『ヅカ系』)。


「コミック百合娘」の愛読者であり、「百合とは女性同士の魂の共鳴」とまで言い切るほどの大の百合好き。作者曰く「共鳴を乱す不協和音は滅ぼすアンチノイド」とのこと。
女性同士の恋愛について語り始めると止まらなくなり、颯とハニィに対して、彼女らの「尊さ」を確認する為だけに戦いを仕掛けたこともある。
また、普段から人間界の百合ップル達を観察しては興奮し、それを乱す男が現れて際には変身してまで追い払おうとする一方、自分がその彼女達の注目の的になって百合ップルを乱すことも大いに嫌い、物凄く落ち込んで寝込んだこともある。
その余りのマニア振りはXでさえ「変な趣味」と閉口させ、ハニィからも「あまり話したくなかった」と苦手意識を抱かせていた。
また、時に「共鳴」を守る為なら組織に背くことすら恐れない面もあり、颯を激励する生身のハニィをメルトが撃とうした際には壁ドンと顎クイをかましながら力尽くで止めたこともある。
ただし本人はキョーカ達に比べてXには忠実。


戦闘形態は氷を模したアーマーをベースにペンギンやマンモスにシロクマ、クリオネといった氷や氷河期を想起させる動物の意匠が入った怪人。エンブレムのモデルはダイヤ。
その名に違わず冷気を操る能力を持っており、体から常に冷気を放ち、地面に触れただけで辺り一面を凍てつかせ、地面から氷山を出現させて奇襲をかけることが可能。
また、肉体そのものも非常に堅牢な他にも、スケートの要領で足場の悪い氷の上を自由に移動できる。
劇中ではハニィを省いて初めてラピッドラビットに明確な黒星を付けた幹部でもあり、その強さからハニィには「かなりの強敵」と称されている。


作者曰く、寡黙なキャラの人間態を急遽デザインする際、宝塚系キャラの没案を使ったとのこと。
また、当初はCV:中田譲治の渋いおじ様キャラになる予定であった模様。


  • ジャスタ・ジョーク

設定資料のみ存在する幻のアンチノイド幹部。
人間態は学生服を改造したかのような露出の多い服装の少女で、結び目を洗濯ばさみで挟んだツインテールの銀髪には、所々に赤や青、黄色のメッシュが入っている。
戦闘形態は鏡や宝石を思わせる煌びやかな鎧を纏った龍人とも言うべきもの。
エンブレムはトランプのそれではなく、ハイヒールの靴の意匠が入った「J」の字になっている。
反射の強い鎧に映りこんだ相手に強い幻覚を見せることができるが、その力は強力過ぎて制御が効かず、時折本人も幻覚を見てしまうという。
そんな調子の為、既にアンチノイドからは追放されており、人間世界でバイトや動画配信の微々たる収入で暮らしているらしい。
性格は能力を制御できないことからも分かる通りアホの子で、下着を忘れても気付かないとのこと。
実際、蝶々結びやネクタイの結び方も知らないので、基本全て駒結びらしい。
尚彼女の使うアンチディバスターは他と違って、ピンクベースで、ハートの飾りが随所にあるなど、独自のものとなっている。
作者のエイプリルフール企画で生み出されたキャラである。




アンチノイド怪人

所謂「今週の怪人」枠。
メルトが発案した方法を基に各幹部の手によって生み出される。
制作費は一応決められているが、追加分は幹部陣の給料から差し引かれる為、複数出現することは無いらしい。
鳴き声は「ジャマー!」。

デストロイアンチノイド
第12話に登場。
半年前、颯が最初に戦ったアンチノイド怪人。
武器は光線銃。
生身の人間相手に猛威を振るうが、ラピッドラビットへの初変身を果たした颯に倒された。
しかし、その体内には時限爆弾が仕組まれており.....
作者曰くモデルはアレとのこと。


クリングアンチノイド
第2話に登場。
両腕に装着されたボンドチューブから粘着弾を放つ。


ストライキアンチノイド
第3話に登場。
非戦闘用であり、メルトがXから強引に休暇を得るべく生み出した。
劇中ではXに往復ビンタをかましていた。
後に第11話にて強化剤を注入された強化個体『スクランブル』が登場。
またもXから休暇を分捕る為に駆り出された。


ガードアンチノイド
第4話に登場。
両腕に縦長のシールドを装備している。


ライドアンチノイド
第5話、第6話に登場。
バイク型マシンの「インベーダー」に搭乗している。
それにより超スピードを誇るが、その分急停止は出来ない。
メルトが新たに開発した強化剤を注入されており、一度撃破された後で巨大なバイクの様な姿にパワーアップした。
インベーダーは巨大化後に乗り捨てられ、ラピッドラビットとハニィに使用されたが、戦闘の最中に大破した。


プッシュアンチノイド
第7話に登場。
Xが颯を無理矢理対話に応じさせる為に召喚した。
彼女がそれに応じると直ぐにアジトに返された為、その詳細な能力は不明。
説明文曰く「押して押して押しまくるぞ!」。


スタブアンチノイド
第9話に登場。
両腕がフェンシングの剣のような形状になっている。
頭部と両腕から巨大な針を放つ。


キャッチアンチノイド
第9話に登場。
物質・エネルギー体を問わずあらゆるものを掴むことができる。



以下読み切り版に登場した個体


カットアンチノイド
読み切り版第1話に登場。
両腕が巨大なカッターナイフになっている。


バインドアンチノイド
読み切り版第2話に登場。
背中から生やした複数の触手が武器。


メタウォーリア
所謂戦闘員。戦闘力は低いが低コストで大量生産出来る。


追記・修正はヒーローに惚れた元女幹部の人がお願いします。


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  • アパートの名前が完全にプリキュアで作者の趣味がわかりすぎるくらいにわかった -- 名無しさん (2019-03-26 11:18:11)
  • ロゴマークも名前も色もビルドみたい -- 名無しさん (2019-03-26 15:46:00)
  • ↑ツイッターでの連載時期からしてほぼ偶然っぽいけどね -- 名無しさん (2019-03-26 19:01:58)
  • 谷間強調で何も掃いてないのが一目でわかる超ミニスカワンピ。ハニィのお色気っぷりがやばい。 -- 名無しさん (2019-04-18 21:14:16)
  • 秘密のヒーローのはずがアンチノイドには正体モロバレ -- 名無しさん (2019-05-04 07:01:00)
  • ハニィ=蜂、蜘蛛、クラゲと毒のある生物 メルト=鳥、狐、トカゲと炎をイメージさせる生物、キョーカ=キノコ、キンギョソウ、竹といった和風っぽい植物。この流れで行くと、まだ見ぬクール・ダウンは恐竜やマンモスとかの氷河期をイメージさせる生物だったりするのかな -- 名無しさん (2019-05-22 23:12:01)
  • 今回今までの伏線回収されたと同時に一気にヤバい展開に…!! -- 名無しさん (2019-10-28 18:33:37)
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#comment

*1 本当は巨乳故にハニィを気に入っており、刺客を送ったのも半殺しにした後に連れ戻させるつもりであった。

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