ユリアス(Shadowverse)

ページ名:ユリアス_Shadowverse_

登録日:2018/09/26 Wed 22:48:01
更新日:2024/03/25 Mon 13:45:37NEW!
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「退屈させてくれるなよ?」


スマートフォン/PC向けDCG「Shadowverse」におけるリーダーの一人。


CV:諏訪部順一


夜を総べし種族―ヴァンパイアの最後の一人。
かつてのアレスター国王・バルタザールに敗北し、封じられていた所を、何者かによって解放された。
永き眠りから目覚めた彼は、バルタザールとの再戦を果たすべく、闇の世界に舞い戻る。

(公式HPより引用)


概要

アレスター王国のかつての国王・バルタザールが封じた最後のヴァンパイア。
何者かによって封印が解かれ、自身を封じたかつての国王と再戦すべく闇の世界へと舞い戻る。
フルネームは「ユリアス・フォルモンド」。劇中でもエリカローウェンから度々名前を呼ばれている。


死闘を求める戦闘狂。相手には戦闘力以上にその本人の持っている意思を重視しており、「力と意思を持ってこそ初めて強者となり得る」とストーリー中で何度も発言している。
目を覚ましたはいいもの、かつての好敵手であるバルタザールが遠い昔に過去の存在となっていたことを知り、人の命の儚さに失望感を抱く。
その後も強き者を求めて彷徨っているが、己を満足させる存在がなかなか現れないために不満を募らせる。


とはいえ、弱者をいたぶる趣味までは持ち合わせてはいない。
むしろ己を満足させられる存在たりえないと判断すれば、即座に戦闘を打ち切りその場を去っていく。
大人の余裕を感じさせる冷静さを持っており、幼い少女が絶望することを憂いたりもする。
一応、打倒ユリアスを掲げるエリカはおめがねにはかかったようである。


……というか、世間知らずなエルフ姫様命のサイコガチレズ自暴自棄気味な竜戦士恋人のこと以外眼中にない魔導師お友達は死んでなければならないという幼さゆえの狂気を持つ少女世界を救うためにヤバイのを呼び寄せてしまった聖職者と比べると、実は主人公勢の中で一番常識人じゃね?とすら言われている。行動原理も至って単純であるがゆえに逆に個人的なこだわりも薄く、割と他者との間に摩擦は少ない。まぁ積極的に他者と交流を持つこともないが、興味のない対象とは基本的に関わらないだけであえて敵を作る言動を好むこともないので、結果的には常識人に見えてしまう。
8人目の主要人物、ユアンが登場してからは、ユアンが一番の常識人という声が多い。まあ彼も、世界を救うためにヤバイのを呼び寄せてしまった人物ではあるが……


ギルド争乱編では、イズニアにたどり着くと同時に5人の強者の気配を感じ取っており、その5人との闘争を求めて動いていた。しかし強者の殆どが、圧倒的な力を持ちながら全力を出そうとせず、ユリアスは失望してしまう。しかし近々大争乱が起こるとマーロンから聞いた後は、それを楽しみにするようになり、争乱が始まった後は黒幕を捜索する形で強者を求めた。
ちなみに、戦闘力を持たない者は襲っておらず、それどころか(本人にその気は無かったが)イズニアに住む人を助けており、さらに言えばそれをきっかけに女の子から懐かれるという他の7人が見たら驚くような場面も。


その反動か機械反乱編では、封印から解かれて初めて一般人に攻撃したりと、横暴な面も見せるが、本質はこれまでと変わっておらず、強者との闘争を求めて行動。味方であるはずのモノテトラにも攻撃を仕掛けたり、ベルフォメットがいる中央タワーに単騎で乗り込んだりしている。
危険人物といえどモノからは気に入られており、5章最後では彼女から思わぬ言葉を告げられる……


クラス:ヴァンパイア

自分のリーダーにダメージを与える代わりに強力な能力を持つカードや自分のリーダーを回復するカードがあり、体力の調整が得意。
体力10以下になると「復讐」状態となって真価を発揮する。

(ゲーム内のキャラクター紹介より)


自分のリーダーの体力が10以下になると「復讐」状態となり、
その復讐状態がトリガーとなって発動する効果をベースに、
ドレイン(攻撃時、攻撃力分リーダーのHPを回復)などのHP回復手段と
強力な効果の代わりに自傷効果がついたカードを駆使して戦う。
その特性上、体力の管理が重要となりやすく上級者向けのクラスと言える。


自分のターンには自傷を利用して相手に損害を与えつつこちらは復讐効果の恩恵を受け、
相手のターンには回復手段を利用して安全圏に入れておくといったループが強力。
一度ペースを握ってしまえば凶悪なしぶとさと苛烈な攻めが展開出来る反面、
HPを削る関係上、疾走やバーンなどで突然死しやすいという欠点も持つ。


自傷で体力削っているくせに復讐っておかしくないか?


リーダースキンは吸血鬼、悪魔、狼といったモチーフに関わるキャラの他、
エキセントリックな言動や狂気、暴力、二面性などを抱える人物が多い。


復讐

ヴァンパイアのクラス特性。上述の通り、自分のリーダーの体力が「10以下」の状態を指す。
Shadowverseにおけるリーダーの体力の最大値は20であるため、本来ならば半分以下という危険な状態である。
しかし、ヴァンパイアクラスにはこの状態でのみ効果を発揮するカードが多く存在する。

  • ダークジェネラル

4コスト フォロワー
4/3
ファンファーレ 復讐状態なら疾走を持つ。


このカードの場合、自分のリーダーが体力11以上の時に出してもただのバニラだが、復讐状態の時に出せばそのターンから相手のリーダーかフォロワーを攻撃できるようになる。
一気に攻撃に転じそのまま押し切る手段として有用なカードであり、復讐軸のデッキを組むならば欠かせない。
このように、復讐時限定でパワーカードに化けるカードを最大限に活かせるよう、体力を調整することが求められる。


体力調整

体力が減ることで真価を発揮するというクラス特性ゆえに、ゲーム内の説明にもある通り自分のリーダーの体力を増減させる効果を持つカードが多い。
これらを駆使し、どこまで体力を犠牲にするか、どこで回復するか――こうした体力調整がヴァンパイアクラスの醍醐味である。
中には、自傷がトリガーとなって発動する能力も存在する。

  • 鋭利な一裂き

2コスト スペル
自分のリーダーに2ダメージ。
相手のリーダーか相手のフォロワー1体に3ダメージ。


「自分のリーダーにダメージを与える代わりに強力な能力を持つカード」の一例。
他クラスの2コスト3点スペルと違い、自傷する代わりに相手のリーダーにも撃つことができる。
非常に有用な分、フォロワーを処理するかバーンとして使うかはよく考えたい。
こうした自傷ダメージをどこまで許容するか、デッキ構築や対面デッキからしっかりとプランを練る必要がある。


  • ワードローブレイダー

4コスト フォロワー
3/4
進化時 相手のフォロワー1体に2ダメージ。自分のリーダーを2回復。


「自分のリーダーを回復するカード」の一例。
進化を要求されるが、フォロワーに2点を飛ばしつつ自分のリーダーを回復できる。
小型や消耗した相手を屠りつつ身を守り、そのまま他のフォロワーを殴って二面取りといった芸当が可能。
当然ながらただ自傷するだけではそのまま自滅するだけであるため、どれだけ回復カードを採用するか、どのラインで回復するかの判断も重要となる。



狂乱

上述の「自分のリーダーにダメージを与える」効果がバトル中に合計7回発動した状態。第16弾「ナテラ崩壊」から命名された。
一部カードは非常に強力な効果を発動させることができるようになるため、自傷軸のデッキではまず自傷7回を目指すことが多い。


  • 姦淫の絶傑・ヴァーナレク

3コスト フォロワー
相手のターン開始時、直前の自分のターンに自分のリーダーがダメージを受けていたなら、+1/+1する。
ファンファーレ 狂乱状態なら、相手のフォロワー1体を破壊して、+1/+1して、疾走を持つ。


例えばこのカードの場合は、狂乱状態であれば相手のフォロワーを破壊し、さらにスタッツアップ、加えて疾走まで付与されるという極めて強力な効果を得る。やっていることはもはや3コストの域ではない。


自傷系のカードを積み込めば7回の自傷は案外難しいことではない……がそこをつけ込まれて相手から総攻撃を食らうこともあるのでうまく体力調整をしていこう。


渇望

「デッキから手札に加えたカード」がこのターン中に2枚以上 である状態。第16弾「ナテラ崩壊」から命名された。基本的に毎ターンデッキから手札にカードを1枚引くため、もう一枚ターン中に引くことができればOK。


  • 覆面の闘士・シャランゼア

5コスト フォロワー
4/5
必殺
ファンファーレ 渇望状態なら、疾走を持つ。


このクラスはドローソースがそこそこ存在する上に、渇望状態に入りやすくなるような効果を持つカードもある。


  • 密約の吸血鬼

2コスト フォロワー
2/2
ファンファーレ 自分のリーダーに1ダメージ。
ラストワード 次の自分のターン開始時、カードを1枚引く。


例えばこのカードだが、このカードのラストワードが発動すれば、次のターンは開始時にデッキからカードを2枚引くことになるため渇望状態になることができる。
渇望軸のデッキを使う時は、前のターンから渇望状態に入れるようにプランを立てることが大事なのだ。



カードプールの傾向

所属するフォロワーは主に吸血鬼や悪魔、血に飢えた獣や怪物等で構成される。
自分のリーダーにダメージを与える代わりに巨大なスタッツや強力な効果を持つカードや、相手のリーダーに直接ダメージを与える効果を持つカードが多い。


全体的に攻撃的なカードが多く、殺られる前に殺るというイメージを抱きやすい一方、
体力を調整するための回復効果も豊富であり、その気になれば防御に特化した粘り強い戦法も可能。
「ドレイン」を持つフォロワーの大半を占めるのがヴァンパイアである。
狂乱効果が増えて以降は、長期戦への適応力をさらに増している。


他にも相手フォロワーに対する火力も多く、小型フォロワーの横展開を捌くことを得意としている。



◇主なデッキタイプ

軽量フォロワーを中心に序盤から積極的に攻め立てる速攻デッキ。
《吸血姫・ヴァンピィ》や《血統の王》等によるフォレストバットを絡めたコンボや、《鋭利な一裂き》等のリーダーを直接攻撃するカードをふんだんに使用。
他クラスのアグロデッキと異なる点は、豊富なバーンや火力により多少の守護では止まらないことや、《邪悪なる妖精・カラボス》によりリソースと永続的な打点を同時に確保できること。


ヴァンパイアのクラス特性である「復讐」状態を最大限に活用した、超攻撃的なミッドレンジデッキ。
《ベルフェゴール》や《揺らぎの斬姫・ナルメア》の効果で復讐状態に入り、《ダークジェネラル》や《カオスシップ》、《デモンオフィサー・エメラダ》といった復讐状態をトリガーとするカード群で一気に攻め立てる。
《ディアボリックドレイン》によってリーサルを回避しつつ盤面を奪取することもできる。
ギリギリを保つスリルと攻めまくる爽快感を同時に味わえるが、常に突然死のリスクにさらされ続けるため環境に左右されやすい。


回復カードや除去カードを最大限に投入し、長期戦に持ち込むデッキ。
ドローソースも豊富に含まれているため、リソースの確保も行いやすい。
相手のリソースを枯らした後は《セクシーヴァンパイア》や《昏き底より出でる者》で一気にトドメを刺す。
特にアグロデッキに対して滅法強い。


  • ヨルムンガンド

6コスト フォロワー
5/5
ラストワード このバトル中、自分のリーダーは「自分のターン中、自分のリーダーがダメージを受けたとき、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに1ダメージ」を持つ。


自傷カードをふんだんに組み込み、《ヨルムンガンド》のラストワード能力を軸としたデッキ。
効果さえ発動できれば永続的に打点を確保でき、同時に相手の盤面も一網打尽にできる。
そのため、フォロワー主体のデッキに強く出られる。
しかし、《ヨルムンガンド》の効果が発動できなければ何も始まらないため、消滅や変身を扱うデッキに対しては絶望的。


  • 闇喰らいの蝙蝠

7コスト フォロワー
5/5
ファンファーレ 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に「このバトル中、自分のターン中に自分のリーダーがダメージを受けた回数」と同じダメージ。


フォレストバット…ではなく《闇喰らいの蝙蝠》でのフィニッシュを目指すコンボデッキ。
準備のための自傷カードに、身を守るための回復カードやダメージカットを詰め込み、自傷回数を稼いだところで蝙蝠による必殺の一撃を叩き込む。
ドローソースも自然に組み込むことができ、決着手段も蝙蝠による一撃であるため、上記の【ヨルムンガンドヴァンパイア】以上の安定感を誇る。


  • ファントムキャット

6コスト フォロワー
5/5
ファンファーレ カードを2枚引き、相手のリーダーに「引いたニュートラル・カードの枚数の2倍」と同じダメージ。


互いに強化し合うニュートラルフォロワーを大量に採用したデッキ。
かつては《トーヴ》や《昏き底より出でる者》を始めとしたヴァンパイアのパワーカードも多く採用していたが、それらが次々にナーフされた現在はヴァンパイアフォロワーを《バフォメット》と《ファントムキャット》に絞る構築が主流。
ニュートラルの強力なフォロワーで盤面を強固にしつつ攻め立て、《ファントムキャット》で次発装填しつつ最後の一押しを決める。


第12弾「鋼鉄の反逆者」より実装された新タイプのカード、機械 を軸に戦うミッドレンジ型デッキ。
《アーマードバット》、《鉄刃の悪鬼》、《悪夢の始まり》などで機械カードを盤面に展開したり、手札に貯めたりしてから、
《真紅の抗戦者 モノ》や《鋼鉄のヴァンパイア スレイ》といった条件付きの高火力のカードの力を発揮できる状況をつくり、リーサルを狙う。
第16弾「ナテラ崩壊」実装のカードにより、さらに爆発力が向上した。


《背徳の狂獣》、《紅のワルツ》、《夜を統べる者・イリヤ》のユニオンバーストなどで盤面を無視して相手のリーダーを攻めるデッキ。
《背徳の狂獣》の進化時効果によりカードを引くだけでダメージが与えられ、デッキを回すことそのものが攻撃になる。



◇カードの一例

  • ソウルディーラー

4コスト フォロワー
6/4 守護
ファンファーレ 自分のリーダーに「自分のリーダーの体力の半分(端数切り下げ)」のダメージ。

「魂を寄越せ、話はそれからだ」「貴様の命、悪くない味だ」
コストに見合わぬスタッツと守護を持つが、
最大の特徴は「自分のリーダーの体力の半分のダメージを与える」という効果。
つまりは最短4ターンで復讐状態に持っていけるカードであり、
手札や状況次第では復讐時効果で一気に勝負を決めることも可能。
【復讐ヴァンパイア】では非常に有用なカード。
しかし、当の本人は攻撃力こそ高いが体力は低く、守護持ちだが場持ちはしない。
きちんと手札や状況を見極めて用いないと逆にこちらの危機を招くこともある、使いどころが難しいカードでもある。
現在は《ベルフェゴール》や《揺らぎの斬姫・ナルメア》に枠を奪われ、見かける機会はほとんどなくなってしまった。

  • セクシーヴァンパイア

9コスト フォロワー
5/5
ファンファーレ 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に5ダメージ。自分のリーダーを5回復。

「その命、私に捧げなさい」
【コントロールヴァンパイア】におけるフィニッシャー。
ファンファーレが強力で相手のフォロワーかリーダーに5ダメージを与えつつ
自身のリーダー5回復できる。
相手からしてみればこちらに大きな損害を与えた上にリーサルが遠ざかるため堪ったものではない、
しかも効果である関係上守護持ちなどを無視してダメージを通すことが出来る。
対ヴァンパイアで「5」というHPをどんな盤面でも意識しなくてはならないのはほぼコイツのせい。

  • 裁きの悪魔

4コスト フォロワー
2/5
ファンファーレ 復讐状態なら、必殺とドレインを持つ。

「裁きを受けるがいい」「慈悲も容赦も持ち合わせておらん」
耐久寄りのスタッツを持ち、復讐状態だとファンファーレで必殺とドレインが両方付与される。
この復讐状態で付与される必殺とドレインは、出した後に復讐状態が解除されても継続するので
復讐状態でこいつを出して進化させて相手フォロワーを殴れば、
HPを安全圏まで回復した上に相手フォロワーを駆除しつつ自分は強力な効果を持つフォロワーを保持できる。
何気に、単純なスタッツの押し付け合いならば同コスト帯のバニラと合い討てる絶妙な調整も魅力。
こういったカードが揃っているため、ヴァンパイアを相手にする場合は不用意にHPを削って復
讐状態にさせるのはかえって危険と言える。

  • 呪剣の吸血鬼

1コスト フォロワー
1/2
ファンファーレ 復讐状態なら+1/+1する。

「血の痛みで、私は目覚める!」「夥しい程の死を、溺れる程の血を!」
復讐時にスタッツが上昇する効果を持つが、おまけ程度。
むしろこのフォロワーの真価は1コスト1/2という点にある。
試合開始から積極的に攻めたい【アグロヴァンパイア】では必須級のカード。

  • ブラッドウルフ

2コスト フォロワー
2/1
疾走
ファンファーレ 自分のリーダーに2ダメージ。

自傷効果を持つ代わりに疾走を持つフォロワー。
アグロデッキや復讐軸のデッキといった積極的に攻め立てるデッキで活躍する。
ヴァンパイアの高速デッキが猛威をふるったため、2018/1/29のアップデートでアンリミテッドの制限カードに指定された。

  • 蠢く死霊

1コスト フォロワー
1/2
ファンファーレ お互いのリーダーに1ダメージ。

軽い上に能力もシンプルながら強力。
それでいてスタッツも1/2という標準のもの。
かつてはビートダウン系のデッキならば有無を言わさず3積みされていた。
2018/3/29のアップデートで、スタッツが1/1へと変更され、採用するかはよく考える必要が生じた。

  • 黙示録

8コスト スペル
お互いのフォロワーすべてに8ダメージ。
復讐 状態なら、このカードのコストを-4する。

非常に強力な全体火力スペル。
破壊ではないものの8ダメージを耐えるフォロワーなどそうそう居ないため実質全体除去。
復讐状態だと4コストになるため一掃した後にフォロワーを展開して盤面をひっくり返すことが出来る。

  • ディアボリックドレイン

5コスト スペル
相手のフォロワー1体に4ダメージ。自分のリーダーを2回復。
復讐状態なら、このカードのコストを-4する。

除去と回復を兼ねるスペル。
そのままだとやや重いが、復讐状態ならばわずか1コストで撃てる超パワーカードへと化ける。
復讐軸のデッキでは、咄嗟の防御手段としてほぼ必須。

  • 夜の群れ

4コスト スペル
フォレストバット2体を出す。
相手のフォロワー1体に、自分の場のフォレストバットの数と同じダメージ。

展開と除去を同時に行うスペル。
フォレストバットの数だけダメージが増えるが、そのまま撃っても2点は与えられる。
1発で盤面を奪うことができ、特に先攻4ターン目の強力な行動。
フォレストバットとのシナジーも含め、主にアグロで採用される。

  • 眷属の召喚

2コスト スペル
フォレストバット2体を出す。

1/1を2体並べるというシンプルなスペル。
序盤から積極的に展開したい、かつフォレストバットのシナジーでこちらもアグロで採用される。
第8弾『起源の光、終焉の闇』にて、新規イラストで再録された。


  • ブラッディ・メアリー

5コスト フォロワー
4/5
このフォロワーが場にいる限り、自分のターン中、自分のリーダーがダメージを受けるなら、自分ではなく相手のリーダーが受ける。

「ねえ、染めてあげましょうか?」
ダークネス・エボルヴで登場したカード。
ヴァンパイアお得意の自傷のコストを相手になすりつけるという凄まじい効果を持つ。
この効果により、
「相手プレイヤーに2ダメ与えつつ相手フォロワーかプレイヤーに3ダメ与える2コストスペル」
お互いの体力が20の状態から1キル可能」などのカードが生まれ、
前述の《ソウルディーラー》に至っては「相手に自分のリーダーの体力の半分のダメージを与えつつ出てくる4コス6/4の守護持ち
という変態的なカードに仕上がる。
当然ながら相手のヘイトも非常に高いため、除去や進化を誘いやすいという意味でも強い。当人のスタッツが悪くないのも魅力。

  • 吸血姫・ヴァンピィ

2コスト フォロワー
2/2
自分の場にフォレストバットが出るたび、相手のリーダーに1ダメージ。
進化時 フォレストバット1体を出す。

「ヴァンピィちゃん、登場~!」「ガブッてしちゃえ~!」
神バハだけじゃなくグラブルあたりのユーザーもとい”けんぞくぅ”にもおなじみな吸血姫。
平均的なスタッツに加え、2コストのスペル《眷属の召喚》などで出せるフォロワー《フォレストバット》の召喚に反応して1枚につき1ずつ相手にダメージを与える効果を持つ。
進化時にはフォレストバットを1枚召喚できる上、どういうわけだか進化時効果付きは+1/+1が基本なところを普通に+2/+2される。
毎ターンフォレストバットの召喚と場が埋まった際に自壊と同時にダメージを行うアミュレット《吸血鬼の古城》と合わせれば、低コストでも敵のライフがガリガリ削れる。
このカードの登場によって、【アグロヴァンパイア】が確立された。


ちなみにダークネスエボルヴ実装前のアップデートでヴァンパイアのプレイヤースキンとして実装された。

  • アザゼル

8コスト フォロワー
7/7
ファンファーレ お互いのリーダーの体力を10にする。(リーダーの体力が9以下なら10になるように回復して、11以上なら10になるようにダメージを与える)

「我は漆黒、誇り高き闇なり」「劣等が…身の程を弁えろ!!」
登場時に自分と相手の体力を強制的に10にするというユニークな効果を持ち、劣勢であっても(少なくとも体力面は)イーブンに持っていける。
ヴァンパイア的には復讐効果を使える「10」までしか回復しない(自傷しない)という点も見逃せない。
コストはやや重めで、《ダークジェネラル》などの強力な復讐効果持ちカードとコンボがしづらいという欠点もあるが、
10コストの状態であれば、アザゼルを出して相手の体力を10にし、場にいたフォロワーで7点以上ダメージを与えて「鋭利な一裂き」でトドメ、などの速攻戦法が取れなくもない。
スタッツが7/7(進化すれば9/9)とコスト相応に高いのも利点で、いきなり体力を10に削られた相手にかなりのプレッシャーを与えられる。呼んでませんよアザゼルさん
なお、上記の《ブラッディ・メアリー》と組み合わせて1キルが出来るのはこのアザゼルさんだが、メアリーが生き残った状態でターンが回ってくるなどまずない他、
そもそも自傷しまくるヴァンパイアが8コスまで体力が20のままという状況自体がほとんどありえないため、ほとんどロマンの領域である。
一応ドラゴンとのバトルで相手が《鳳凰の庭園》を出していれば1ターン中に両方出すこともできるが…
【コントロールヴァンプ】においては、《昏き底より出でる者》を置いた状態から《アザゼル》を出してワンショットキルを決めるというコンボも見られる。

  • 吸血鬼の古城

2コスト アミュレット
自分の場にフォレストバットがいる状態で自分のターンを終了したなら、さらに1体出す。
自分の場にフォレストバットを含めてカードが4枚ある状態で自分のターンを終了したなら、さらに1体出し、相手のリーダーに「自分の場のフォレストバットの数」と同じダメージを与え、このアミュレットを破壊する。

フォレストバットが1体でも残っていればどんどん増殖していく。
さらに、このアミュレットから出たフォレストバットで場が埋まった時に、フォレストバットの数だけ直接ダメージ。
絶えず盤面を広げつつ相手リーダーも削れるということで、やはりアグロと相性が良い。


なお、このアミュレットの効果でフォレストバットが出る前に場が埋まっていた場合、ダメージを与えて壊れる効果は発動しないため注意。


  • 血餓の女帝

7コスト フォロワー
4/5
ファンファーレ 相手のフォロワーすべてに2ダメージ。
相手のフォロワーが破壊されるたび、相手のリーダーに1ダメージ。

「ハハハ!笑える死に様だ!」「塵芥となれ!」
すごくざっくりと言うなら、ヴァンパイア版《ファフニール》か《ジャンヌダルク》。
相手のフォロワーが破壊される度にリーダーに1ダメージを与えるという効果により、ただ低コストフォロワーを一掃するだけでなく、
特に【アグロヴァンパイア】であればトドメにも使える、中々に優秀なレジェンド。
しかしコスト相応とは言えないスタッツや、相手の場に高耐久のフォロワーしかいない場合は真価を発揮できないなどのデメリットを持つため、
使うならばそれなりに彼女を活かせる構築にしてあげよう。

  • 吸血鬼・ヴァイト

3コスト フォロワー
3/2 守護
交戦時 フォレストバット1体を出す。

「跪いて口づけしなよ」「僕に選ばれたんだ。光栄に思えよ!」
守護と自身の効果が噛み合った、非常に使いやすいフォロワー。
名前が似通っている《吸血姫・ヴァンピィ》との相性は抜群で、彼女を主体としたデッキならば採用しない選択肢はほぼないと言えるほどだが、
彼女を採用していないデッキであっても低コスト守護フォロワーとして入っていることが多い。

  • レヴィオンデューク・ユリウス

2コスト フォロワー
1/3
相手の場にフォロワーが出るたび、相手のリーダーに1ダメージ。

「力、それさえあれば…」「私は使命を果たすのさ」
相手はフォロワーを出す度にどんどん体力が削られていくため迂闊にフォロワーを出せなくなり、展開を牽制することができる。
攻撃力が低い代わりに体力が高いため、処理したくてもできないということも。
特にアグロデッキではサポート要員として非常に優秀。

  • サディスティックナイト

3コスト スペル
自分のリーダーに2ダメージ。相手のフォロワー1体に6ダメージ。
エンハンス 7; その後、ビーストドミネーター1体を出す。


※ビーストドミネーター 5コスト 6/6 自分のターン開始時、復讐状態でないなら、自分のリーダーに2ダメージを与え、このフォロワーを-2/-0する。

「素敵な夜にしましょ?」
そのまま使えば特に中盤まではほぼ確定除去カードとして、エンハンスすればさらに《ビーストドミネーター》を召喚できる、優秀なスペル。
スペルダメージに加えて《ビーストドミネーター》を進化させて殴れば無進化状態の《バハムート》を倒せるため、確定除去カードがない状況での緊急回避として使うこともできる。
余談だが、カードのイラストが非常にセクシーで、DMMのPC広告にも採用されている。このカードに惹かれて始めた人もいるのではないだろうか。

  • 群れなす飢餓

2コスト スペル
相手のフォロワー1体を選択する。そのフォロワーと、同名の相手のフォロワーすべてに3ダメージ。

お馴染み2コスト3点スペルだが、他のそれと比べてもかなり強力。
なんと、選択したフォロワーと同名のフォロワー全てにもダメージが入る。
盤面いっぱいに並んだフェアリーやスケルトン等もこれを使えばわずか2コストで駆逐できる。
非常に使い勝手の良い除去札として、様々なデッキに採用される。


  • ベルフェゴール

4コスト フォロワー
4/4
ファンファーレ カードを2枚引く。その後、復讐状態でないなら、自分のリーダーの体力が10になるようにダメージを与える。

「血の契約、黄金の盟約」「契りなさい、欲するままに」
2枚ドローし、強制的に復讐状態に突入するという強烈な効果を持つ。
既に復讐状態ならばダメージを受けないのは嬉しい。
これまで機能していなかった復讐というクラスコンセプトの救世主とも言うべき存在。
《ソウルディーラー》と比べてもかなり使い勝手は向上している。
《ダークジェネラル》や《カオスシップ》と組み合わせて攻め立てるもよし、《ブラッドムーン》や《黒死の仮面》と組み合わせてダメージを打ち消すもよし。

  • メイルストロームサーペント

8コスト フォロワー
5/5
ファンファーレ メイルストロームサーペントを1体出す。
復讐状態なら、1体ではなく場が上限枚数になるまで出す。

8コストにしてはスタッツが微妙だが、復讐時の盤面制圧率は間違いなくトップクラスのフォロワー
効果の発動に成功すれば全体除去でもない限り相手は切り返しは不可能だろう。
逆に言えば全体除去を打たれると非常に厳しいため、それらのカードを持つリーダーとの対戦は常に注意を払う必要がある。
かつては後述の《ブラッドムーン》や2ドローと引き換えに復讐状態になるまで自分にダメージを与える《ベルフェゴール》と、後述の《バフォメット》と組み合わせ速攻で勝負を決める【メイルストロームヴァンパイア】が一定の数を見せていたものの、
次弾の同じコストでより強力な効果を持つ《昏き底より出でる者》の登場でお株を奪われ、さらにそれの巻き添えを喰らう形でかつての相棒である《バフォメット》がナーフされてしまい、このカードの姿を見ることはほとんどなくなってしまった。

  • カオスシップ

コスト5 フォロワー
3/4
ファンファーレ コスト2以下のフォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから場に出す。復讐状態なら、1枚ではなく2枚場に出す。

2コスト以下のフォロワーをデッキから直接召喚してくる。
そのまま出しても強いし、復讐状態で出せば凄まじい爆発力を発揮する。
こいつも復讐というクラスコンセプトの救世主と言っていいだろう。
発表当初は《メイルストロームサーペント》ばかりが話題になっていたが、本当に強いのはこっちだった。

  • バフォメット

コスト2 フォロワー
2/1
ファンファーレ 山札から攻撃力5以上のヴァンパイア・フォロワーをランダムに一枚手札に加える。
エンハンス5:その後、手札に加えたフォロワーのコストを-3する。

「目覚めなさい……」「恐怖を知りなさい……!」
攻撃力5以上のヴァンパイアフォロワーを1種類に絞っておけば確定サーチが可能になるフォロワー
エンハンスが発動すればさらにコストを軽減できるため、強力なフォロワーをより速いテンポで出すことが出来る。
以前は前述の《メイルストロームサーペント》を相棒にちょこちょこ活躍していたものの、
《昏き底より出でる者》との凶悪なコンボで大暴れした結果、2017/7/31のアップデートでサーチ範囲がヴァンパイアフォロワー全部に広がり、さらにエンハンス効果が削除されてしまった
とはいえ、こちらは単純にドローソースとして今でも様々なデッキに採用されている。

  • 糸蜘蛛の悪魔

コスト2 フォロワー
1/4 守護
ファンファーレ 復讐状態でないなら、自分のリーダーに2ダメージ。

「ここは我が庭、お前は餌よ…」「貴様の行く末は死だ!」
2コストで1/4の守護。自傷を多用するヴァンパイアの序盤を支える縁の下の力持ち。
デメリットも、《ベルフェゴール》等によってすぐに復讐状態に突入するならば気にならない。
《カオスシップ》の効果でデッキから直接召喚すれば盤面に蓋をすることができるため強力。
やはり復讐というクラスコンセプトの出世に一躍買ったカード。

  • ブラッドムーン

コスト3 アミュレット
カウントダウン4
ファンファーレ 自分のリーダーは(体力が11以上でも)「復讐」状態になる。
この能力は、このアミュレットが場を離れるとき失われる。

ついに出てしまった体力関係なく復讐状態になるカード。
《裁きの悪魔》や《ディアボリックドレイン》など、復讐時に強力な効果を発動するカードが無条件で使えるようになるのは非常に大きい。
3コスト払ってこれを出した直後は盤面になんの影響もないが、そのテンポロスを補えれば非常に強力なアミュレットになる。
主に除去が主体のコントロールデッキに採用されている。
ビートダウン型のデッキではテンポロスが嫌われ、《ベルフェゴール》や《揺らぎの斬姫・ナルメア》が優先される。

  • 黒死の仮面

2コスト アミュレット
カウントダウン 5
自分のリーダーがダメージを受けるなら、そのダメージを0まで減らし、このカードのカウントダウン を減らしたダメージと同じだけ進める。
(自分の場に2枚以上黒死の仮面があるなら、減らしたダメージと同じだけ、それぞれカウントダウン を進める)

ライフを犠牲にするヴァンパイアにとって待望のダメージカット効果。
リーサルをずらしたり、自傷効果を打ち消したりと幅広い用途で使える。
コントロールやコンボデッキで活躍している。


  • 昏き底より出でる者

8コスト フォロワー
6/7
潜伏
このフォロワーが潜伏状態で攻撃したなら、相手のリーダーに自分の攻撃力と同じダメージ。
ラストワード このフォロワーが潜伏状態で破壊されたなら、相手のリーダーに自分の攻撃力と同じダメージ。

「破滅の果てに汝が罰有り」「無情の暗黒、汝の罰!」
一時期ヴァンパイア1強時代を築いた最凶のフィニッシャー。
Shadowverseの暗黒時代を象徴するみんなのトラウマ。
詳細は昏き底より出でる者(shadowverse)にて。

  • 邪悪なる妖精・カラボス

6コスト フォロワー
6/6
ファンファーレ このバトル中、自分のリーダーは、「ターン開始時に自分のPP最大値は+1されない」と、「自分のターン終了時、相手のリーダーに1ダメージ。カードを1枚引く」を持つ。
(邪悪なる妖精・カラボスの能力が複数働いた場合、リーダーは同じ能力を複数持つ)

「永遠と静寂を与えようか」「永遠に美しく在りたいのだろう?」
PPの最大値が増えなくなる代わりに、打点稼ぎと息切れ防止をこなすフォロワー。
PPが増えなくなるというデメリットは速攻系デッキではデメリットとなりづらい為、【アグロヴァンパイア】に採用しやすい。
速攻を基本としたアグロデッキながらしぶとく戦うことができる優秀なサポート役として機能する。
本人のスタッツが優秀なのもプラスポイント。
このカードを採用した【アグロヴァンパイア】が猛威を振るったため、2017/11/29のアップデートにてスタッツが5/5に修正された。

  • デモンオフィサー・エメラダ

7コスト フォロワー
4/5
ファンファーレ 相手のフォロワー1体か相手のアミュレット1つを破壊する。復讐状態なら、疾走を持つ。

「私の遊戯ゲームよ」「遊戯終了ゲームオーバーね」
そのまま使っても確定除去として強力だが、復讐状態なら更に疾走に。
守護をどかしてそのまま押し切るといったこともできる。
【復讐ヴァンパイア】のフィニッシャーのひとつとして欠かせないほか、【コントロールヴァンパイア】でも除去札として活躍するパワーカード。
フォロワーだけでなくアミュレットも破壊できる点も高評価。

  • ファントムキャット

6コスト フォロワー
5/5
ファンファーレ カードを2枚引き、相手のリーダーに「引いたニュートラル・カードの枚数の2倍」と同じダメージ。

「アンタにヒントをやるよ!」「人は答えを探すけものだからな!」
ニュートラル軸のデッキにおけるドローソース兼フィニッシャー。
5/5のフォロワーを出しつつ2枚ドローできるのは大きく、デッキをニュートラルで固めておけばそこから更に打点になる。
1枚での仕事量が多く、ニュートラル軸での速攻のサポートをこなしてくれる。

  • 緋色の剣士

5コスト フォロワー
2/4
必殺
ファンファーレ 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に2ダメージ。自分のリーダーを2回復。

「この渇きは貴方のせい?」「貴方から目が離せないのよ…」
火力と回復を同時に持ち、更には必殺まで備えている。
小型フォロワーを捌きつつ大型フォロワーを道連れにしたり、相手リーダーを削ったりと用途は様々。
ニュートラル軸のデッキが弱体化を受けた後もヴァンパイアデッキで暴れ続け、2017/8/30の能力修正で相手のリーダーを選択できなくなった
それでも依然として強力なカードには変わりない。

  • 豪拳の用心棒

4コスト フォロワー
ファンファーレ 体力3以下の相手のフォロワー1体を破壊する。復讐状態でないなら、自分のリーダーに2ダメージ。

「ゲンコツ一個でお終いだぁ!」「どうしたどうしたぁ!?」
デメリットに対して凄まじいメリットを持つカード。
中盤の進化合戦の中でも、進化権を使わずに盤面を奪い去ってしまう。
【ニュートラルヴァンパイア】がナーフによって環境から消えた後も、このカードは相変わらず活躍し続けた。
それが問題視されたか、2017/8/30のアップデートでコストが5に変更されてしまい、同コスト帯の競合の多さ故に一気に使用率を落とすことに。

  • トーヴ

2コスト フォロワー
3/3
このフォロワーは攻撃不能。
自分の場に他のニュートラル・フォロワーが出たとき、突進を持ち、攻撃可能になる。

コストに対して破格のスタッツを持つ。条件を満たさなければ攻撃できないものの、ニュートラル主体でデッキを組めば攻撃不能などあってないようなもの。
出した直後にスペルで処理されなければそのままグッドゲーム…という試合も多発した。
このフォロワーもまた、WLD初期のヴァンパイアの大暴れや先行大幅有利に一躍買ったカードである。
一部からは「トーヴこそ“倉木”以上にニュートラルヴァンパイア一強の元凶である」とする声も。
その結果、2017/7/31のアップデートで攻撃不能がなくなる代わりにスタッツが2/2へと減らされ、同コスト帯の競合により環境から姿を消した。


  • 毒牙の姫・メドゥーサ

4コスト フォロワー
3/3
自分のターン開始時、自分の場の毒蛇が2体以上なら、毒蛇2体は合体してメドゥシアナになる。
ファンファーレ 毒蛇1体を出す。
進化時 毒蛇1体を出す。


※メドゥシアナ
8コスト フォロワー
1/7
突進
必殺
このフォロワーは1ターンに3回攻撃できる。

「アタシの本気、見せてあげるわ!」「いっけぇー!メドゥシアナ!」
PVに映ったことで話題になった、新たなメドゥーサ。
最大で1/1を2体並べることができるため、ビートダウンデッキに採用できるか。
なお、メドゥシアナは完成すれば凄まじい除去性能を発揮するが、本体が次のターンまで生きていることはそうそうないため、おまけ程度に考えておくこと。


リリース2周年記念のリーダースキン投票で、見事ヴァンパイア部門の1位を獲得。
第10弾『十禍絶傑』にて、スキンとスリーブ付きの新規イラスト版が収録された。
「アタシの牙を舐めないでよね!」

  • ヨルムンガンド

6コスト フォロワー
5/5
ラストワード このバトル中、自分のリーダーは「自分のターン中、自分のリーダーがダメージを受けたとき、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに1ダメージ」を持つ。

ラストワードにより、自傷する度に相手のリーダーとフォロワー全体に1点を飛ばす効果を付与するというユニークなカード。
やはり最大限に活かすならば細かい自傷効果を持つカードと回復カードを積極的に採用したい。
地味に無視できないスタッツを持っていることもポイント。
このフォロワーを軸としたコントロールデッキ【ヨルムンガンドヴァンパイア】を確立させた。
決まればフォロワー主体の相手なら一網打尽にできるが、消滅や変身を扱うデッキにはほぼコンセプトを否定されるも同然なため厳しい戦いを強いられる。

  • デビルシープ

2コスト フォロワー
2/2
ファンファーレ 自分のリーダーは「自分のターン中、自分のリーダーがダメージを受けるたび、自分のリーダーを2回復」を持つ。この能力は、このフォロワーが場を離れるとき失われる。

場にいる間、自傷する度に回復してくれるありがたいカード。
相手からすれば真っ先に処理したい対象であるため、手札が揃った状態で使いたい。
《ヨルムンガンド》や《闇喰らいの蝙蝠》といった自傷効果がトリガーとなるデッキに採用される。

  • 絡み付く鎖

2コスト スペル
お互いのリーダーに1ダメージ。
相手のフォロワー1体に3ダメージ。

2コスト3点スペルのひとつ。自傷・バーン・火力を同時に行う。
アグロで盤面を奪いつつ削りを入れたり、自傷ダメージを稼いだり、単純に除去札として採用したりと用途は様々。


  • ヴァルプルギスナハト

5コスト フォロワー
4/4
ラストワード このバトル中、お互いのリーダーは「自分のターン終了時、自分のリーダーに1ダメージ」を持つ。

「血塗られた夜が始まる!」「夜に狂え!」
ラストワードが発動すると、お互いのリーダーが永続的に削られていく。
《ヨルムンガンド》とセットで使えと言わんばかりの能力。
やはりこちらも消滅や変身に弱いが、本体の囮になれるのならそれもありかもしれない。
自分の首を締めないように回復もしっかり用意しておくこと。

  • テラーデーモン

4コスト フォロワー
自分のフォロワーが進化したとき、自分の手札のこのフォロワーを+1/+0する。
ドレイン

《復讐の悪魔》の相互互換カード。必殺はなくスタッツも一回り低いが、復讐状態でなくても使える。
攻撃力上昇効果も地味ではあるがありがたい。
コントロールに採用されるが、構築によってどちらを選ぶかをしっかり考えたい。

  • サーベイジウルフ

3コスト フォロワー
2/2
疾走

3コスト疾走。早い話がヴァンパイア版《ノーヴィストルーパー》。
非常にシンプルなテキストだが、その分強力なカード。
【アグロヴァンパイア】ならば3コスト枠に自然に採用できるだろう。


  • 闇夜の姫・ヴァンピィ

6コスト フォロワー

  • カインドクイーン・ヴァンピィ
  • ブラッドクイーン・ヴァンピィ

手札にあるとき、自分の残りPPが6以上で、復讐 状態ならチョイスしたカードとしてプレイする。


ファンファーレ お互いのリーダーに2ダメージ。フォレストバット1体を出す。


※カインドクイーン・ヴァンピィ
6コスト フォロワー
3/6
ドレイン
自分の場にフォレストバットが出るたび、それは守護を持つ。
ファンファーレ フォレストバット1体を出す。


※ブラッドクイーン・ヴァンピィ
6コスト フォロワー
3/6
疾走
自分の場にフォレストバットが出るたび、それは必殺を持つ。
ファンファーレ フォレストバット1体を出す。

「ヴァンピィちゃんに任せなさい!」「けんぞくぅ、ぎゅーしてあげる!」「ヴァンピィちゃんの力を見よ!」
新能力のチョイスを掲げて帰ってきたヴァンピィちゃん。
そのまま使っても最低限の働きはしてくれるが、復讐状態ならば性能が分岐する。
守りに特化したカインドクイーン、攻めに特化したブラッドクイーンと、状況に応じて使い分けられる点が優秀。
復讐軸のフィニッシャーやコントロールの防御札等、こなせる役割は多い。

  • 闇喰らいの蝙蝠

7コスト フォロワー
5/5
ファンファーレ 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に「このバトル中、自分のターン中に自分のリーダーがダメージを受けた回数」と同じダメージ。

自傷した合計回数分(合計ダメージ量ではないので注意)のダメージを相手に叩き込む。
細かい自傷カードをふんだんに使用すれば、7ターン目で確実に決着をつけることもできる。
【蝙蝠ヴァンパイア】という新たなコンボデッキを確立させた強力なフィニッシャー。
後にもどんどんシナジーカードが追加され、勢力を増している。

  • 人狼の王・ヴァルツ

3コスト フォロワー
3/2
自分がブラッドムーンをプレイしたとき、このフォロワーは進化する。
ファンファーレ ブラッドムーン1枚を手札に加える。

「今こそ、我らの夜を取り戻す!」「ああ…今宵はいい月だ!」
アディショナルカードとして追加されたレジェンド。
《ブラッドムーン》を生み出し手札に加えるというまさかの効果を持つ。
自分も《ブラッドムーン》が出ると自動で進化するため、6PPあれば実質5/4の突進としても使える。
復讐状態に突入する手段のひとつとして活用したい。

  • 血統の王

5コスト フォロワー
1/4
潜伏
自分の場にフォレストバットが出るたび、それはターン終了まで+1/+0されて、疾走を持つ。

フォレストバットを強化する効果を持つ、アグロのフィニッシャー。
潜伏であるため、返しのターンに処理されにくいのが大きい。
ただし、5コストとそれなりに重いため、出したターンは必然的に隙が生まれてしまう。
優勢時には非常に強力だが、劣勢時には弱いフォロワーと言える。

  • 眷属への贈り物

0コスト スペル
お互いのリーダーに1ダメージ。
お互いの場にフォレストバット1体を出す。

「けんぞくぅ、あーんして?」
ついに登場した0コストスペル。
お互いダメージを受けつつフォレストバットが出てくるという痛み分けのような効果。
何も考えずに使用しても意味がないどころか自分の首を絞める結果にもなりかねないため、組み合わせをしっかり考える必要がある。
自傷効果を利用するか、フォレストバットを利用するかといったように、0コスト故に使い方は多い。


  • 狂恋の華鎧・ヴィーラ

2コスト フォロワー
2/2
進化時 次の自分のターン開始時まで、自分のリーダーは「自分のリーダーへのダメージは0になる」を持つ。この能力は、このフォロワーが場を離れるとき失われる。次の自分のターン開始時まで、このフォロワーは「受けるダメージを-2する」を持つ。

「すべてはお姉様のために…!」「アーッハッハッハッハ!」
グラブルユーザーにはお馴染みのヤンデレズ。
軽量かつ標準スタッツを持ち、進化すればリーダーと自分自身へのダメージカットを得る。
リーダーへのバリアは除去されるまで続く上、処理しようにも1ターン限定ながらダメージを軽減されるため対処が非常に難しい。
中盤の流れを引き寄せたり、自傷ダメージを打ち消してのコンボ等かなり強力な効果。
単純にカードパワーが高いため、様々なデッキに採用される。

  • 揺らぎの斬姫・ナルメア

4コスト フォロワー
4/3
必殺
進化時 相手のフォロワー1体を破壊する。復讐状態でないなら、自分のリーダーの体力が10になるようにダメージを与える。

「お姉さん、頑張るからね」「断ち切りましょう、何もかもすべて!」
グラブルユーザーにはお馴染みのドラフのお姉さん。
進化が必要ではあるが、確定除去しつつ復讐に突入できる。
また、スタッツの大きさに加えて必殺持ちであるため、相手も処理の負担はかなり大きい。
復讐軸の始動役として強力であり、《ベルフェゴール》とともに採用される。

  • 邪眼の悪魔

5コスト フォロワー
5/4
アクセラレート 2;自分のリーダーに1ダメージ。相手のフォロワー1体に3ダメージ。
進化時 相手のフォロワーすべてに「このバトル中、自分のターン中に自分のリーダーがダメージを受けた回数」と同じダメージ。

「憎しみが私を焦がす」「憎しみを見よ!」
アディショナルカードとして追加されたゴールド。
進化で全体火力を飛ばすのだが、ダメージは自傷回数によって変動する。
自傷カードを盛り込んだ使えば、《黙示録》にも迫る大ダメージで相手の盤面を焼き払ってしまう。
さらにアクセラレートで除去兼自傷稼ぎとしても使えるため、腐る場面がほとんどない。
自傷軸のデッキにおける超強力な除去札。

  • 双石の悪魔

2コスト フォロワー
2/1

  • 蒼炎の魔石
  • 紅炎の魔石

ファンファーレ チョイスしたカード1枚を手札に加える。


※蒼炎の魔石
2コスト アミュレット
カウントダウン 2
ファンファーレ カードを2枚引く。
ラストワード 自分のリーダーに2ダメージ。


※紅炎の魔石
4コスト アミュレット
カウントダウン 2
ファンファーレ 相手のフォロワー1体を破壊する。
ラストワード 自分のリーダーに2ダメージ。

  • 不穏なる闇の街

0コスト アミュレット

  • 夜の襲来
  • 現れる狂気

手札にあるとき、自分の残りPPが2以上ならチョイスしたカードとしてプレイする。


カウントダウン 1
ファンファーレ 自分のリーダーに1ダメージ。
ラストワード カードを1枚引く。


※夜の襲来
2コスト アミュレット
カウントダウン 2
相手のターン終了時、フォレストバット1体を出す。


※現れる狂気
2コスト アミュレット
カウントダウン 1
ファンファーレ 自分のリーダーに4ダメージ。
ラストワード 自分のリーダーを8回復。

0コストアミュレットだが、2コスト支払えば性能が分岐。
とはいえ、最も有用なのは0コストで自傷しつつドローする効果であるため、基本的にはそのまま使うことになる。
【復讐ヴァンパイア】や【蝙蝠ヴァンパイア】で自傷稼ぎ兼デッキ圧縮として重宝される。


  • 姦淫の絶傑・ヴァーナレク

3コスト フォロワー
1/3
相手のターン開始時、直前の自分のターンに自分のリーダーがダメージを受けていたなら、+1/+1する。
ファンファーレ 「このバトル中、自分のターン中に自分のリーダーがダメージを受けた回数」が7回以上なら、相手のフォロワー1体を破壊して、+1/+1して、疾走を持つ。

「愛はパトス、テーゼは消える」「愛の最中に自己などいらない」
本弾のヴァンパイアのデザイナーズ「姦淫」シリーズの絶傑。
合計7回以上自傷していれば、《デモンオフィサー・エメラダ》のような確定除去と疾走を得る。
自傷軸のデッキに採用すれば、3コストとは思えないカードパワーになる。
10人の絶傑の中でも、ドラゴンの《侮蔑の絶傑・ガルミーユ》とともに最強クラスと評される。

  • フラウロス

4コスト フォロワー
5/3
直接召喚 自分のターン中、自分のリーダーがダメージを受けたとき、それがこのターン中に4回目なら、このカードを1枚、自分のデッキから場に出す。
進化前 ラストワード 自分のリーダーを3回復
進化後 ラストワード 自分のリーダーを5回復。

「嘘以外口にしないとも」「言葉なくして語ってやろう」
スタッツの大きさに加え、ラストワードでの回復効果が大きい。
しかも、1ターンに4回自傷するという条件を満たせば、なんとデッキから自動的に場に出てくる。
軽量コストの自傷カードを駆使すれば早期降臨も十分狙うことができ、最速で1ターン目の降臨も可能。
どの要素を取っても非常に強力で、自傷軸のデッキならばほぼ確実に採用される。

  • 姦淫の信者

1コスト フォロワー
1/1
攻撃時 自分のリーダーに1ダメージ。
ラストワード 相手のリーダーに1ダメージ。

  • 姦淫の従者

2コスト フォロワー
4/2
自分のターン中、このフォロワーが攻撃して相手のリーダーにダメージを与えたなら、お互いのリーダーを2回復。
ファンファーレ 自分のリーダーに1ダメージ。


各環境での立ち位置

スタンダード期

豊富な除去や回復が注目され、【コントロールヴァンパイア】が早くも確立。環境に蔓延った…のだが。
程なくして防御力の薄さや決定力の無さが露呈していったり、【冥府エルフ】や【超越ウィッチ】、【ランプドラゴン】といった相性最悪な相手の出現により、文字通りの三日天下となってしまった。
ならばアグロ…といっても強力なバーストダメージにより環境トップに立つ【アグロネクロ】には到底敵わず。
肝心の復讐も、《ソウルディーラー》の扱いづらさや爆発力の不足によりほぼ機能不全という有様。
良いカードが揃っていたにも関わらずことごとく噛み合わず、ビショップとともに最底辺を彷徨った。


ダークネス・エボルヴ期

《吸血姫・ヴァンピィ》や《吸血鬼の古城》等のフォレストバット関連のギミックが次々に追加されたことで、【アグロヴァンプ】が本格的に確立。
展開力や豊富なバーンダメージによる速攻、何より構築コストの安さが人気を博し早速環境に蔓延る。
だが、同じく猛威をふるっていた【テンポエルフ】への対策として《エンジェルバレッジ》等が積まれるようになると、【アグロヴァンパイア】もその巻き添えを食らってしまうことに。
ついでのように対策されてしまったことで、次第に使用率を落としていった。とはいえデッキパワー自体は高かったため、終始Tier2程度は維持し続けた。


一方、【コントロールヴァンパイア】は《ブラッディ・メアリー》が発表当初から騒がれ、ついに時代が来た…と思われていたが、実際は上手くコンボを決めさせてもらえることもそうそうなく、更には相変わらず流行を見せる【冥府エルフ】、大幅な強化を遂げた【超越ウィッチ】、新たに成立した【セラフビショップ】の存在により、そもそもコントロール自体が不遇な環境であった。


総じて、アグロの評価が比較的高かったものの、ドラゴンやネクロマンサーとともに三弱という扱いが一般的であった。


バハムート降臨期

《レヴィオンデューク・ユリウス》や《吸血貴・ヴァイト》の登場により、【アグロヴァンパイア】が更に完成度を上げ、あの【ドロシーウィッチ】に迫る使用率を叩き出した。
各クラスは環境の高速化に対する対応を強いられ、一時期はユリウスのナーフも叫ばれる。
しかし、トップであるドロシーには分が悪かったこと、突如として【OTKエルフ】が出現したことにより、次第に使用率を落としていき、役1週間が過ぎたあたりで【OTKエルフ】に立場を取って代わられることに。
その後もナーフによる環境の変化があったものの、最終的にはTier2に収まることとなった。


一部では【ドロシーウィッチ】に対抗すべく、《黙示録》等の除去に注目して【コントロールヴァンプ】も使用された。
しかし、同じくドロシーに対抗しにきた【ランプドラゴン】や【セラフビショップ】に不利であり、肝心のドロシーも相性差を覆し得る程のデッキパワーを誇っていたこともあり、勝率は伸びなかった。


神々の騒嵐期

《メイルストロームサーペント》や《ブラッドムーン》、《バフォメット》が発表当初からそのインパクトで話題となり、初日から【メイルストロームヴァンパイア】がこぞって使われる。
しかし、やはりそう上手く決まる試合ばかりではなく、早くもその凶悪性を顕にしたドラゴンとネクロマンサーに押され、3日後にはほとんど見なくなってしまう。
やはり今回も前評判だけなのか…と落胆が広がる中、密かに《ベルフェゴール》と《カオスシップ》に着目しての【復讐ヴァンパイア】の開発が進む。
その攻撃性の高さが認知されるにつれ、次第に復讐軸が主流となっていく。クラスコンセプトでありながら今まで機能不全だった復讐軸がようやく成立したのである。
復讐状態を維持させてくれない【アグロネクロ】や【ミッドレンジネクロ】には厳しい戦いを強いられたが、同じく環境トップの【ランプドラゴン】や、それなりに使われていた【イージスビショップ】には有利に展開することができた。
上位2クラスにナーフが入ると、程なくして【復讐ヴァンパイア】も環境トップ入り。
長きに渡って不遇の時代を過ごしたヴァンパイアがようやく認められたのだった。


ワンダーランドドリームズ期

最初の3日間こそ【ニュートラルロイヤル】にトップを譲るも、程なくして【ニュートラルヴァンパイア】が確立されると事態は一変。
全体の約半数がヴァンパイアで占められるというShadowverse史上最悪の環境と化す。
《不思議の探求者・アリス》を筆頭とするニュートラル、《バフォメット》と《昏き底より出でる者》による理不尽なフィニッシュ、《トーヴ》という最強の2コスト、《豪拳の用心棒》や《緋色の剣士》といった純粋なパワーカード達で構成されたデッキは、あまりにも隙がなく不利な相手が存在しなかった
中には安定感を求めて《昏き底より出でる者》を減らし《ファントムキャット》を採用する構築も。
アクティブ数も激減するという暗黒期の到来は流石の運営も堪えたのか、1ヶ月にして《バフォメット》、《トーヴ》、《ゴブリンリーダー》、《昏き底より出でる者》といった主要パーツに一挙にナーフが入るという大規模な調整が行われた


悪夢の【ニュートラルヴァンパイア】は環境から姿を消した……まあヴァンパイア自体が消えたわけでは決してないのだが。
《豪拳の用心棒》や《緋色の剣士》は無事だったこと、《邪悪なる妖精・カラボス》の強さが認知されたことで《アグロヴァンパイア》や《復讐ヴァンパイア》がすぐに流行。
【ニュートラルウィッチ】や【ミッドレンジネクロ】とともに環境で大暴れした。
その結果、2ヶ月で業拳と緋色にもナーフが入り、ついに万事休すかと思われた。


だが、今度は他クラスのニュートラルデッキを食らうべく【コントロールヴァンパイア】が出現。
実は追加されたパワーカードの数々によって除去性能が大幅に向上していたり、絶対的なフィニッシャーを手に入れていたこのデッキは、ニュートラルの怒涛の展開を捌くことに一躍買った。
「かつてニュートラルの力で環境を蹂躙したクラスが、巡り巡ってニュートラルに対抗するクラスになる」という数奇な運命を辿ることに。


最終的に凄まじい数のナーフを出しながら、終始環境で圧倒的すぎる存在感を見せつけた。


星神の伝説期

最初の1ヶ月こそ、他のクラス同様【原初ドラゴン】と【アグロロイヤル】に苦戦を強いられるものの、それらにナーフが入り【超越ウィッチ】が大流行すると、それに呼応するかのように【アグロヴァンパイア】も跋扈した。
新しいカードの採用は見られなかったものの、《邪悪なる妖精・カラボス》を始めとした既存カードのパワーによって、2ヶ月目の環境を駆け抜ける。
【アグロロイヤル】が陥落した中で、安定感と速度を手に入れた【超越ウィッチ】に対抗するには、アグロの中でも一際高いデッキパワーを持つ【アグロヴァンパイア】の力が不可欠だった。
そんな状況も見過ごされることはなく、《次元の超越》とともに《邪悪なる妖精・カラボス》もナーフを受けることに。
しかし、スタッツが下がっただけで能力は健在であったため、ナーフ後も【アグロヴァンパイア】は健在であった。
そして、【超越ウィッチ】の弱体化によって、アグロを狩るための【コントロールヴァンパイア】も頭角を表す。こちらはランクマッチ以上に大会で非常に高い使用率を誇った。
最後の1ヶ月はどのクラスも存在し群雄割拠する環境となり、ヴァンパイアもアグロ・復讐・コントロールとあらゆるアーキタイプが活躍を見せた。


一方で、新たな軸となり得る《ヨルムンガンド》を研究する向きも一部にはあったが、発動がラストワードという不安定さや一部カードに対する依存度の高さ、何より既存のアーキタイプにデッキパワーで完全に劣っていたため、ファンデッキ止まりだった。


時空転生期

対戦フォーマットが「ローテーション」と「アンリミテッド」に分かれ、新クラスのネメシスが追加されるという、Shadowverseにとって大きな節目となった時期。

  • ローテーション

コントロール向けの《セクシーヴァンパイア》や《黙示録》、復讐向けの《ディアボリックドレイン》、アグロ向けの《眷属の召喚》、《夜の群れ》、《吸血姫・ヴァンピィ》、《吸血鬼の古城》といった優秀なカードを次々に失ってしまう。
《サーベイジウルフ》といった優秀なカードも存在するものの、新カードは全体的にパッとせず。
《ヴァルプルギスナハト》の登場で【ヨルムンガンドヴァンパイア】にも期待を寄せられたが、案の定安定せず。
そのため、ほぼ過去の遺産を利用しての復讐軸が主流となった。
【ランプドラゴン】には強く出られたが、【秘術ウィッチ】や【ミッドレンジネクロ】には流石に分が悪かった。
ナーフで環境が変わった後も、猛威をふるう【無謀ドラゴン】に強いが同じく驚異の【ドロシーウィッチ】は流石に厳しかった。
まるで勝てないということはなかったものの、終始パッとしない立ち位置だった。

  • アンリミテッド

一方こちらでは、《サーベイジウルフ》の加わった【アグロヴァンパイア】や【復讐ヴァンパイア】が大暴れ。
同じくトップを走っていたエルフやウィッチをも上回る使用率と勝率を叩き出した。
その結果、2018/1/24のアップデートで《ブラッドウルフ》が制限されてしまうことに。
若干爆発力が落ちたとはいえ、それでも強さの基幹が変わったわけではないため相変わらず環境トップを走り続ける。
まだ足りないと判断されたか、3/29の新弾リリースと同時に《蠢く死霊》にナーフが入ることとなった。


なお、アグロデッキを狩ることを期待されていた【コントロールヴァンパイア】は、天敵である【OTKエルフ】の存在により二の足を踏んでいた。


起源の光、終焉の闇期

  • ローテーション

《眷属の召喚》が再録されたものの、《レヴィオンデューク・ユリウス》や《群れなす飢餓》を失い、ますます痛手を被ることに。
《闇夜の姫・ヴァンピィ》や《銀鎖の使徒》を新たに採用した【復讐ヴァンパイア】、《血統の王》を軸に据えた【アグロヴァンパイア】、そして【ニュートラルヴァンパイア】といった速攻デッキが主流に。
【教会ビショップ】や【アーティファクトネメシス】といった準備に手間がかかる相手には押し切れたが、【アグロエルフ】や【ミッドレンジロイヤル】には流石に厳しいものがあった。
ネクロマンサーよりはかなりマシだったとはいえ、ドラゴンとともに不遇気味であった。


そして迎えたアディショナルカード。《人狼の王・ヴァルツ》の加入によって【復讐ヴァンパイア】が息を吹き返し、一気に増加。
復讐を活かしての【コントロールヴァンパイア】も一部で見かけるようになる。
最後の1ヶ月は様々なクラスが群雄割拠する環境となり、ヴァンパイアもようやく環境に食い込むことができた。

  • アンリミテッド

《ブラッドウルフ》の制限に加え、《蠢く死霊》のナーフが流石に響いたか、前環境よりは減少。
強化されたロイヤルが更に高速で決着をつけられるようになったため、アグロの存在感もそちらに奪われることに。
《妖精の花》によって【OTKエルフ】が再び流行したことや、アディショナルでの《銀氷のドラゴニュート・フィルレイン》追加による【フェイスドラゴン】の急増もあり、【復讐ヴァンパイア】も使用率は伸び切らず。
勝てないことはなかったが、上位クラスの影に隠れがちだった。


蒼空の騎士期

  • ローテーション

ヴァンパイアの基幹を支えていた《ベルフェゴール》、《カオスシップ》、《糸蜘蛛の悪魔》、《バフォメット》といったカード達を失い、あらゆるアーキタイプがコンセプト崩壊レベルに追い込まれてしまった。
《狂恋の華鎧・ヴィーラ》、《揺らぎの斬姫・ナルメア》、《不穏なる闇の街》といった強力なカードも確かにあったものの、それらを活かすにはカードプールがあまりにも貧弱すぎた。
ならば最後の頼みと【ヨルムンガンドヴァンパイア】を使おうにも、自傷や回復不足に加え、やはりビショップやネメシスにいとも容易く消滅させられる。
他のクラスが着々と強化される中で完全に取り残されてしまい、同じく不遇とされたネクロマンサーよりも更に悲惨な使用率・勝率となってしまった。
アディショナルで《邪眼の悪魔》という強力な全体火力兼軽量除去スペルが追加されたが、元が貧弱すぎて焼け石に水状態。
このような有様だったため、2018/9/27の新弾リリースと同時に《プルソン》が一番踏み倒したい奴が落ちると同時に申し訳程度の上方修正された。

  • アンリミテッド

一方のアンリミテッドでは、上記の新カードを存分に活かせるカードが揃っているため、即座に【復讐ヴァンパイア】の新たなレシピが出回った。
最初の半月こそ【天狐ビショップ】が大暴れしていたが、2018/7/18にナーフが入ると本格的に流行。
デッキ圧縮に復讐ルートの増加にダメージカットと新たに手にした強力なギミックを振りかざす。
しかし、徐々に増加した【OTKエルフ】や【秘術ウィッチ】に押され、使用率を下げてしまう。


その裏で、《闇喰らいの蝙蝠》を軸にした【蝙蝠ヴァンパイア】の開発が進んでおり、【復讐ヴァンパイア】と入れ替わるかのように頭角を表す。
7ターンで確実に決着をつけるこのデッキは【超越ウィッチ】にも速度で上回り、環境の覇者である【ミッドレンジネクロ】にも対等以上に戦うことができた。
そこへアディショナルで《邪眼の悪魔》という非常に強力な除去札が加入し、【蝙蝠ヴァンパイア】は大流行。
【OTKエルフ】という天敵も常に存在したものの、デッキパワーの高さで最上位に立ち続けた。
アンリミテッド環境は「ヘクター、闇蝙蝠、リノセウスの3すくみ」とも言うべき様相を呈していた。



追記・修正する。復讐状態でないなら、自分のリーダーの体力が10になるようにダメージを与える。


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  • なんのかんのでシャドバ世界屈指の常識人なのではないか -- 名無しさん (2018-09-26 23:40:56)
  • 他の連中が頭がガキだからなぁ… -- 名無しさん (2018-09-26 23:58:59)
  • アリサ、ルナ、ローウェン、ユアンと段々まともな人が増えてきたけどそれでもトップクラスにまとも -- 名無しさん (2018-09-27 14:24:27)
  • 百合ass -- 名無しさん (2018-09-27 19:46:03)
  • ヴァンパイアに関して言うなら最近は復讐よりも自傷のほうに焦点が当てられている模様 -- 名無しさん (2018-09-28 19:29:19)
  • 名前が明らかにヴァンパイア倒す側っぽい名前なんですがそれは -- 名無しさん (2019-06-17 10:58:04)
  • 最近では自傷で復讐って可笑しくない?から、1ターン目0ダメージで復讐っておかしくない?になった模様 -- 名無しさん (2019-07-07 01:25:07)
  • 定期的に環境の問題児になるよねヴァンプ -- 名無しさん (2019-07-08 09:13:35)
  • 突然現れてモノを助けるシーンがかっこよすぎる -- 名無しさん (2019-09-01 12:16:24)

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