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更新日:2024/02/16 Fri 12:52:11NEW!
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ゴルゴン(ゴーゴン Gorgon)とは、以下のいずれかを示す名称である。
- ギリシャ神話に登場する妖女の三姉妹、ステンノー・エウリュアレー・メデューサのこと。
- ロールプレイングゲームに登場する巨大な牡牛の姿の怪物のこと。
●目次
【概要】
ゴルゴン(Gorgon*1)とは、ギリシャ語で「恐ろしいもの」を意味する言葉である。
ギリシャ神話におけるゴルゴンは、神の罰を受けて怪物に変えられた三姉妹のことを指す。
彼女らは恐ろしげな見た目と、視線で人を石と変える恐るべき能力を持っていたという。
RPGにおけるゴルゴンは硬質な皮膚に翼を持つ牡牛のような姿をしており、
こちらもまた視線あるいは吐息でもって相手を石化することができる。
どちらも大変強力かつ敵対的な存在で、ゲームなどでは極めて危険な魔物として出現することが多い。
【妖女ゴルゴン】
ギリシャ神話のゴルゴンとは、
長姉ステンノー(Sthenno 強き女*2)
次姉エウリュアレー(Euryale 遠く飛ぶ女*3)
末妹メデューサ(Medusa 支配する女 *4)
の三姉妹を指す。
○特徴など
●外見について
ゴルゴン三姉妹は、みな同じ外見と能力を有している。
外見の最大の特徴と言えばその髪だろう。
彼女の頭髪はその一本一本が、鎌首をもたげてうねる毒蛇なのだ。
またその顔は非常に醜いとされ、目は飛び出ており宝石のようにぎらぎらと輝いている。
口からはイノシシのような歯と牙が生え、長い舌がのびているという。
さらに青銅の腕*5と黄金の翼を持つ。
また彫刻や絵画などによっては、胴体がイノシシであったり
下半身がケンタウロスのような馬のものであったりする。
ただ一般的には首から下は人のものであることが多い。
●能力について
彼女たち三姉妹を象徴する能力はその視線にある。
彼女らのかがやく瞳を見たものは、たちまちその体が[[石と化してしまう>石化]]のだ。
これについてより古い伝承では「恐怖のため石のように凍りつく」とされている。
また彼女らは黄金の翼で自由に空を飛びまわることができる。
さらに[[不死の能力>不死]]までもそなえていたという。
ただし末妹のメデューサだけは不死ではなく、そのためにペルセウスに討たれてしまった。
●血縁について
ゴルゴン三姉妹は海の神ポルキュスとその妻ケートーの間の娘たちである。
ポルキュスは大地母神ガイアの息子なので、彼女らはガイアの孫ということになる。*6
また彼女ら三姉妹の妹として、さらに三姉妹の老婆グライアイがいる。
そしてメデューサは海神ポセイドンの愛人でもあった。
メデューサはその死と同時に、ポセイドンとの息子である巨人クリュサオルとペガサスを産みだした。
クリュサオルはさらにオケアノスの娘カリロエとの間にゲーリュオンとエキドナをもうけた。
つまりメデューサはふたりの祖母ということになる。
さらにエキドナはヒュドラやキマイラ、ケルベロスなど数多くの有名な怪物を産み落とした。
メデューサはギリシャ神話、さらには現代までつながる数多くのモンスターたちの祖なのである。
また子供と言えるかどうかは微妙だが、彼女の生首から滴り落ちた血からは赤いサンゴや、毒蛇やサソリなどの毒を持つ生き物が生じたという。
●棲み処について
彼女らの棲み処はオケアノス *7 の流れの中とも、
ヘスペリデスの庭園*8に近い世界の西の果てとも言われている。
けれど彼女らはその翼で四方に飛びまわり里や街を襲うため、その居場所をつかむのが難しい。
それを唯一把握できていたのが、彼女らの妹たちであるグライアイだったとされる。
○伝承について
彼女らの伝承についてはいくつかのパターンがあるが、おおよその共通点としては
アテナの怒りにふれペルセウスに退治されるというものである。
●怪物となるまで
ゴルゴン三姉妹はいずれの伝承でも、もともとは美しい少女たちであったとされている。
なかでもメデューサはうるわしい髪を持った美少女であったという。
その美しさは海神ポセイドンの目にとまり、彼女はポセイドンの寵愛を受けた。
ポセイドンは正妻アムピトリテの目を盗むため、あろうことか処女神アテナの神殿でちちくりあってしまう。
これがアムピトリテとアテナの知るところとなり、2人の怒りを受けたメデューサはその美しい髪を毒蛇に変えられ、醜い魔物とされてしまった。
さらに妹を魔物に変えられたことに抗議した姉達も、同じ姿の怪物にされてしまったのだという。
また別の伝承としては、美しい髪の持ち主であったメデューサが
「私の髪は、女神アテナのものよりも美しい」
とアテナ神を侮辱するような発言をしてしまったため彼女の怒りにふれて、
自慢の髪を蛇に変えられ魔物へと落とされてしまったというものもある。*9
●ペルセウスとの対決
- 発端
大神ゼウスとアルゴス王の娘ダナエの間に生まれた勇者ペルセウスは、母とともにセリフォス島で暮らしていた。
しかしセリフォス島の領主ポリデクテスはダナエーに懸想し、邪魔な息子を除くためペルセウスにゴルゴン姉妹の末妹メデューサの討伐を命じた。
またポリデクテス王から進物として馬一頭を持参するようにと言われたペルセウスが
貧しさのために馬を用意できず「馬以外のものならなんでも用意します」と言ってしまったせいで、
あるいは「馬でなければメデューサの首だろうと進呈します」と大言壮語を吐いたせいで、
メデューサ退治をさせられるはめになったという伝承もある。 - 神々の助力
恐るべき魔物であるゴルゴンを討つことになったペルセウス。
その彼の前に、戦いの女神アテナが現れる。
メデューサを忌み嫌う彼女はペルセウスの力となるため神々に助力を仰いだのだ。
アテナの呼びかけに答え、ヘルメスが彼の鎌刀*10をペルセウスに与えた。
さらに翼の生えたサンダル*11、そしてハデスから借り受けた隠れ身の兜*12もさずけた。*13
そしてアテナ本人もペルセウスに盾*14を与え、彼をみちびき加護を与えるため同行したのである。
また、この時、ペルセウスが頼ったのはゼウスとテミスの次女である正義の女神ディケー、別名星乙女アストライアで、彼女が異母妹のアテナに助力を求めるよう仲介したと言う説も有る。神罰の正式な執行役で地上に最後まで常駐していた女神であるも、人間同士の争い事には否定的で、権力の乱用や私物化にも厳しい上に、正義の天秤で慎重に罪を見極める彼女がメドゥーサ討伐に協力したとすると、最初はポセイドンとの浮気やアテナの嫉妬レベルの騒動だったものの、怪物にされた後のメドゥーサの暴走は慎重派のディケーですら座視出来なくなっていた可能性が高い。 - 老婆グライアイ
アテナに導かれ旅立ったペルセウスだが、メデューサの居場所は女神アテナさえ知らなかった。
そのためペルセウスはメデューサの、そして彼女を討つための道具を持つ精霊の居場所を知っているというグライアイを訪ねることとなった。
グライアイ(Graiae *15)はゴルゴン三姉妹の妹であり、
ペンブレードー(Pemphrēdō 警告*16)
エニューオー(Enȳō 恐怖 *17 )
ディノー(Deinō 危惧*18
の三姉妹であった。
三人は目も歯もない奇怪な風貌の老婆で、たった一つの目玉と一本の歯を奪い合って暮らしていた。
三人のもとを訪れたペルセウスは彼女らの目玉と歯を奪い取り、メデューサとニンフの居場所を教えるよう迫った。
グライアイたちからメデューサとニンフの居場所を聞き出したペルセウスは、
メデューサにそのことを伝えられないように彼女らの目と歯を湖にほうり投げてしまった。
そしてグライアイの話通りに冥界の入り口を訪れたペルセウスは、冥府の河ステュクスのほとりにいたニンフから
メデューサの毒と視線を封じる魔法の袋キビシスを受け取る。*19
こうして必要なものを揃えたペルセウスは、メデューサの居場所へと向かっていったのである。 - 決戦と最期
メデューサの居場所をつきとめたペルセウスは一路その地、ヒュペルボレオス人の国*20へと向かう。
グライアイらの言葉通り、そこにはメデューサがいて猛威を振るっていた。
ペルセウスはメデューサが眠るのを待ち、鏡に映ったメデューサの姿を見ても石にならない事を利用し、
青銅の盾に映る姿を覗きながら近づき、その首を掻き切った。*21
ペルセウスはすぐさまその首をキビシスに詰めこんだが、まだ気を抜くことができない。
首をはねたときに飛び散った血から巨人クリュサオルと天馬ペガサスが生まれたからだ。
彼らは生まれるやいなやメデューサの姉らを呼びに行った。
彼らもまたメデューサの姉らと同様不死であることをアテナから聞かされたペルセウスは、
翼のサンダルとハデスの兜を用いて彼らから命からがら逃げのびたのである。
●生首となった後
ペルセウスに討たれ首だけとなったメデューサ。
しかし姉らの不死の血を受け継いだ彼女の首は、いまだその力を失ってはいなかった。
キビシスに詰めこまれたメデューサの首はペルセウスを害することはできなかったが、
その首から流れ袋からしみ出し滴り落ちた血はリビュア*22の砂漠に落ち、その地に多数の毒蛇を生じさせた。
そして海に落ちた血は、海底で赤いサンゴとなったという。
さらにその魔眼の力もいまだ健在であった。 その力は天を支える大巨人アトラスを*23、
囚われの王女アンドロメダを喰らおうとしていた巨大な海獣(cetus)らをことごとく石に変えた。
さらにメデューサの首は、アンドロメダの本来の婚約者であり彼女とペルセウスの婚礼を阻止するべく
なだれこんできたピネウスをその手勢ごと石にし、
ペルセウスの母と養父ディクテュスが逃れた神殿を包囲していたポリデクテス王とその軍勢を
セリポス島ごと岩に変えてしまった。*24
こうして恐るべき力をしめしたメデューサの首は、その加護への感謝の意をこめてペルセウスから女神アテナに捧げられた。
アテナは己の盾アイギスにメデューサの首を埋めこみ、最強の盾としたのだという。*25
メデューサの首から滴る血も小瓶に貯められてアテナに献上された。
切断された首の左側から落ちた血は人を殺す猛毒で、右側から落ちた血は人を蘇らせる霊薬であった。
アテナが右側の血をアポロンの子アスクレピオス*26に授けたことで、彼は死者をも蘇生させる名医となったという。
【牛の魔物ゴーゴン】
ゴルゴンという名は上記したゴルゴン三姉妹が有名だが、近代のロールプレイングゲームなどでは同名の、まったく別の怪物が登場している。
そのゴルゴン(ゴーゴン)は硬質の体を持った牛の怪物として描写されている。
○特徴など
牡牛の姿のゴーゴンは、妖女のゴルゴンのように皮あるいは黄金製の翼を持っている。
体は硬質の皮膚・金属のような鱗で覆われており防御力が高い。
無論、牛と同等以上のパワーとスピードがあり、その大きく硬い体による突撃は脅威。
しかし、何より恐ろしいのはその特殊能力。
ゴーゴンは口から炎・高熱のガスを吹きだしてくる。
そして同名の妖女と同じように、敵を石化させる能力も持っているのだ。
石化させる手段はやはりその視線、あるいは口から吐きだすガスによるもの。
特に危険なのはガスの方だろう。
視線であれば神話通り鏡を使う手があるが、石化ガスではそれも通じない。
攻撃範囲も広いため、状況次第ではひと吹きでパーティが全滅することもあり非常に危険。
○出自について
上記のような牡牛の怪物ゴルゴンは、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』やアバロンヒル社のボードゲーム『タイタンの掟』、『ウィザードリィ』シリーズなどに登場している。
ただ、神話・伝承などではこれと同じ名前で同じ姿のモンスターはいない。
しかし、モチーフとなったと思われるものはやはりギリシャ伝承関連で存在する。
そのうちのひとつがカトブレパス(catoblepas)と呼ばれる魔物だ。
カトブレパスはギリシャ語で「うつむくもの」「下を向くもの」を意味する。
アフリカに生息するこの怪物は、牛あるいは羊のような姿をしており、頭部が非常に大きく重い。
そのため名前通り常に下を向いており、誰とも目を合わせようとしない。
さらにその眼は厚い瞼もしくはたてがみで覆われていて、普段はその様子をうかがい知ることはできない。
しかし、ひとたびその眼を覗きこんでしまった者はたちどころに死に至るのだという。
上記のようなカトブレパスはプリニウスの「博物誌」などで紹介されている。
しかしアテナイオスの「食卓の賢人」では、これと同じ外見・特徴を持ったリビアの生き物が「ゴルゴン」と呼ばれていたという記述がある。
ゴルゴン三姉妹から名付けられたのか、単に「恐ろしいもの」であったからそう呼ばれていたのかは定かではないが、
このゴルゴンは視線だけでなく息にも人を殺す力があったとされており、恐らくはこれが直接の原型になったのではないかと思われる。
ただカトブレパスは非常に鈍重な獣で、さらにその体はぐにゃぐにゃとした柔らかい質感で描写されることが多い。
炎を吐いたりもしないため、上記のゴルゴンとはかなりかけ離れた形態である。
これらの特徴については、バビロニア神話のフンババ・クサリクの要素が含まれているものと思われる。
この魔物らはどちらも「ギルガメシュ叙事詩」に登場し、ギルガメシュに退治された。
フンババは神々の森の守護者で、全身を硬く鋭い鱗に覆われ、頭には牛の角が生えていた。
ゴルゴン三姉妹らと同じように視線で人を殺すことができ、さらに口からは炎を吐くこともできたらしい。
そのためにゴルゴンとしばしば対比され、ゴルゴンと同じように装飾品として用いられている。
そしてクサリクは女神イシュタルからギルガメシュへと遣わされた有翼の牡牛である。
これらの怪物が組み合わされて誕生したのが、牛の魔物ゴルゴンではないだろうか。
【解説】
○起源と神話について
ギリシャ神話では妖女とされるゴルゴンだが、元来は女神であったというのが定説である。
古代ギリシャ人がギリシャに入植する以前からの先住民族たちに信仰されていた女神で、同じくこの地に根付いていた神であったポセイドンの妻。
それがメデューサ本来の姿なのだ。
後にギリシャ人がこの地を支配すると、ポセイドンは彼らの神としてオリュンポス十二神の中に組み入れられた。
しかしそのポセイドンでさえ、ギリシャ都市国家の象徴であるアテナ相手には幾度も苦杯を飲まされてしまっている。
ましてその妻のメデューサがどのような扱いをうけたかは、推して知るべしだろう。
彼女は神性を剥奪されてただの怪物となり、あげくに殺されてしまったのだ。
・・・と言いたいところだが、実際のところゴルゴンはけして死んでもいないし力を失ってもいない。
メデューサこそ退治されたが二人の姉はいまだ健在、しかも「不死」なのでけしていなくなることはない。
そしてメデューサも、むしろ首を落とされてしまってからのほうが活躍している。
彼女の首はペルセウスの敵をことごとく打ち倒し、そして女神アテナとひとつになったのだから。
何故にかは定かではないが、メデューサはギリシャ人たちには決して受け入れられる存在ではなかったのだろう。
しかし、その力を無視も軽視もできる存在ではなかったのではないだろうか。
ゴルゴン三姉妹のうち、長姉のステンノーの名は「強き力」を意味する。
次姉のエウリュアレーは「広くさまようもの」「遠くまで飛ぶもの」、
すなわち「広範囲に影響力を持つ」「遠くまで力が及ぶ」ことの暗示ともとれる。
そして末妹メデューサの名が意味するところは「支配」。
これらを組み合わせると・・・
「強い力と広い領域を持った支配者たる恐るべき女神は、
その力と領域はそのままに支配権を奪われた」
・・・という寓意が読み取れるようで、面白い。
○ギリシャの蛇の女神たちについて私見
ギリシャ神話で「零落して蛇の魔物になった女神」というと、ゴルゴンらのほかに忘れてはならないものが二人いる。
ひとりはスキタイの女神だったといわれる[[エキドナ>エキドナ(ギリシャ神話)]]。
もうひとりは同じくスキタイ、あるいはリビアの女神とされる[[ラミア>ラミア(ギリシャ神話)]]である。
彼女らは「魔物と化した蛇女神」であるというほかにも共通点がある。
それはポセイドンとの関係が深いということ。
メデューサはポセイドンの情婦であり、エキドナはその孫。
そしてラミアもまたポセイドン直系の血縁である。
またメデューサの血はラミアの出身地であるリビアに毒蛇を生みだした。
メデューサはアテナと対立して討たれ彼女の盾とされてしまったが、
プラトンによるとラミアとアテナの起源は同一のものであるという。
そして英雄ヘラクレスと子をなしスキタイ人の祖となったのはエキドナであるともラミアであるとも言われている。
アテナもまた「輝く瞳を持つ者」と呼ばれ、へパイストスとの間に半人半蛇の子を産んだ。
出自も性質も違う彼女らだが、アテナも含めた四人のあいだには
様々なエピソードが蛇のように絡み合って結びついている。
彼女らがもともと同一、あるいは類似の存在であったかどうかは定かではない。
だが、古代の地母神たちにはいくつかの共通項があった。
地母神は古代において、無数の生命が生じ死者が還っていく大地の母性の象徴であった。
人々は彼女らのために死と誕生をあらわす血と性愛の儀式を執り行っていた。
そうして命と死をつかさどることで権力を得て、それをもって人々の支配者となった神だったのである。
かつて、黒海から地中海にかけて広く信仰された古き女神がいた。
強い力で広い領域を支配していた彼女は、新しき神々に負けてその身を三つに引き裂かれた。
その母性は蝮となり*27、人を喰らって魔物を産み落とした。
血と性への渇望は淫奔*28となって、人々の夢に潜み血と精をすするようになった。
そしてその権力は支配者になり、新しき神々に力を奪われたのだ。
・・・以上は私見であり妄想である。
ただ確かなことは、彼女らはいまだ健在であるということだろう。
エキドナは百眼の巨人アルゴスに殺されたとされるが、不死であるという説もある。
ラミアは無数の夢魔と同一となり、その一族は連綿と人の夢の中で生きながらえてきた。
そしてゴルゴンは不死であるふたりの姉が生き続けており、
アテナとひとつになったメデューサもその瞳を今なお輝かせ続けている。
何より彼女らはこの現代社会で活躍の場を神話から美術、文学、そして映像へと移し、
遂には電子の海にたどりついて、今なお古き女神の系譜を伝えて続けているのである。
●余談
上記で述べられている「広く信仰された古き女神」を、
ゼウスの最初の妻でありアテナの母である智慧の女神メティスとする説がある。
メティスは元来女頭蛇身の女神であり、そのの名はメデューサの語源となったというのである。
しかし上記の説は現在、学術的な裏付けはとれていないらしい。
なので参考意見程度にとどめておいてほしい。
【創作におけるゴルゴン】
妖女ゴルゴンは誕生してから現代に至るまで、数々の創作の題材となってきた。
その扱いは、まず第一には恐怖の対象としてである。
うごめく蛇髪にきらめく邪眼は、本能に根差した生理的な恐怖・嫌悪感を人に与えてきた。
創作・現実、生物・無生物問わず「多数のゆらめく触手(のようなもの)を持つもの」にはゴルゴン・メデューサの名が与えられている。
そして副次的には怒れる女性の象徴・男性が女性に抱く恐怖の象徴でもあったろう。
うねり逆立つ髪、人を射すくめるきらぎらしい瞳はまさしく女性の怒れるさまそのものである。
かの精神医学者フロイトによると、血を滴らせるメデューサの生首は「毛にまみれた女陰」「去勢」を象徴するものらしい。
あと忘れてはならないのは、彼女の悲劇的な側面である。
もともと美しかった姉妹たちが神の怒りを受けて醜い怪物と化し英雄に殺されるという伝承は、人々の心に強く印象を残したのだろう。
しかしそれよりもなによりも創作文化のゴルゴンに求められたのは、彼女への恐怖の源泉でもある絶大な力だろう。
彼女を倒すには、神話を代表するような偉大な英雄が神々の惜しみない助力を受けてなお、命がけで挑まなくてはならなかった。
しかも死してなおその力は失われず、巨人や怪物、軍勢までもをことごとく石と凍りつかせてみせた。
美と醜、力と恐怖、活劇と悲劇。
さまざまな要素を秘めた彼女は女神アテナや英雄ペルセウスの付属品としてのみならず、単体でも多くの作品の題材となっていったのだ。
○古代~近世のゴルゴン
古代からゴルゴンは美術、装飾のモチーフとして扱われていた。
代表的なのは「ゴルゴネイオン」と呼ばれる、斬り落とされたメデューサの首の意匠だろう。
その恐ろしげな表情と妖しい視線を放つ瞳は力の象徴として扱われ、
アテナのそれと同じように胸当てや盾などにメデューサの首があしらわれた。
またその視線は悪しきものを追い払うとも考えられた。
なので建物に彼女の彫刻や壁画が鬼瓦のように飾られたり*29、彼女の姿が陶器やコインなどの表面に描かれたりした。
トルコなどでは邪悪な視線から守ってくれる目玉を模したガラス玉のお守りがあるが、これは彼女の目をあしらったともいわれている。
中世においてはその造形美がより取り上げられるようになり、数多くの芸術家たちがメデューサを題材とした。
一番有名なのはルーベンスの絵画「メデューサの頭部」だろう。
○近代・現代のゴルゴン
近現代に入り、微生物や古代のもの含め多くの生物が発見されて分類された。
そして動植物とわず「長くゆらめく多数の触手をもつもの」の多くに「ゴルゴン」「メデューサ」の名がつけられた。
それがどんな生き物であろうと多数の触手をうごめかせていれば、毒蛇の髪をうねらせるあの姿を想いおこさせずにはいられない。
彼女らの姿はそれほどまでに世界中の人々の心に強く深く刻まれていたのである。
その姿をちょっと連想させるというだけの生き物でさえ、ことごとく彼女らに結びつけられていったのだ。
まして彼女ら自身が現実世界で生きて動くさまを見せつけられたときの人々の衝撃は、いかばかりのものであったろうか。
近代に入り社会や技術の進歩などによって様々な創作文化が成立していったが、
ゴルゴンという存在にとってもっとも大きかったのが「映像」表現の確立だったろう。
無数のうねる毒蛇の髪、じわじわ石となっていく哀れな犠牲者。
映像として再現されたこれらは、それまでの時代ものとは次元の違うおぞましさを見る者たちに与えたのだ。
さらに特殊撮影、モデルアニメ、セルアニメ、3DCGといった新たな技術が生まれるたび、
その技術を得た創作者たちは競うようにメデューサの造形に取り組んでいった。
非常に複雑な造形をもつメデューサは、彼らにとって挑み、乗り越えるべき存在だったのである。
そして進化し続けたその姿は更なるインパクトを人々に与えた。
旧来からの絵画による表現もコミック・ゲーム文化に継承され、
彼女の悲劇的な側面やその内面についても深い考察がなされていった。
そしてゴルゴンは単なる魔物以上の存在として創作文化に定着したのだ。
それがただの絵や動画にすぎなくとも無数の蛇の下で輝く瞳を前にすれば、
一瞬であっても心の奥底が石と凍りつかずにはいられないだろう。
そのあまりの見た目での分かり易さ、存在感の大きさから、
「怪物」が登場する作品にはことごとく彼女が出ていると言っても過言ではない。
彼女は非常に多くの作品に出演し、その多くで重要な役どころを務めている。
代表的なものを挙げるなら心ならずも人を殺める悲しき妖女を描いたイギリス映画「妖女ゴーゴン」。
ハリウッド映画「タイタンの戦い」で登場する、名匠ハリーハウゼンに命を吹きこまれたメデューサ。
日本代表としては漫画「ピグマリオ」に登場するメデューサが挙げられる。
●妖女ゴーゴン
ホラー映画のパイオニア・ハマーフィルム社による1963年の作品。
死体が石と化しているという奇怪な事件を追う大学教授が、自身もまた怪物の餌食となり石となって死亡した。
その息子ポールが父の遺志を引き継ぎ、医学博士マナロフの助力を得て怪物を探す。
そしてついには妖女メゲーラに遭遇するが、あまりの恐怖のため昏倒してしまう。
倒れたポールをかいがいしく看病するマナロフ博士の助手カーラ。
ふたりの間にはいつしか愛が育まれていった。
しかし長年ともにあったマナロフ博士のもとを離れられない彼女。
ポールはカーラをこの危険な村から連れ出したいと苦悶する。
そこに訪れたのがポールの師マイスター教授。
教授は豊富な知識と優れた洞察力、そして強い意志の力でもって怪物の存在に迫る。
そしてついにふたりは、恐るべき妖女メゲーラと対峙する・・・
物語のカギを握るマナロフ博士を演じたのはピーター・カッシング。
ヒロインのカーラにはバーバラ・シェリー。
そしてメゲーラと対決するマイスター教授にクリストファー・リー。
当時のハマー映画の花形スターらが勢ぞろいしたこの作品に登場したことによりゴルゴンは、
世界三大怪物と言われる吸血鬼ドラキュラ、狼男、フランケンシュタインの怪物、
そしてそれに並ぶミイラ男や半魚人と同等のあらゆるモンスターの代表格として現代創作文化に定着したのである。
今でもこれら世界を代表するモンスターらが共演する作品には、彼女ももれなく登場している。
●タイタンの戦い
「タイタンの戦い」は1981年のアメリカ映画で、ペルセウスの神話を題材にした冒険活劇である。
この作品はかの特撮技術の父リー・ハリーハウゼンの最後の作品として知られ、
全編通して彼が手掛けた怪物たちがところせましと画面の中をを暴れまわる。
ハリーハウゼンは関節つきの骨格を持つ人形を実際の俳優を撮影した映像に合わせてコマ撮りし合成するという
「ダイナメーション」のオーソリティとして知られている。
この技術により命を吹きこまれたメデューサは中盤の強敵としてペルセウスの前に立ちふさがり、観客たちの度肝を抜いた。
なおこの作品でのメデューサは下半身が蛇という形態で、
これがおそらく半人半蛇のメデューサの元祖だろう。
この作品は現代における魔物としてのメデューサ像を確立させたのだ。
後のリメイク版ではCG技術を駆使し、おぞましさのなかに妖艶さを秘めた迫力あるメデューサを復活させている。
●ピグマリオ
日本の創作文化における「メデューサ」を代表する存在を挙げるとするならば、
選ばれるのは「スケバン刑事」で有名な和田慎二の代表作「ピグマリオ」に登場するメデューサだろう。
悪神エルゾの娘メデューサにより母を石と変えられた主人公クルトは、母を救うためにメデューサに挑む旅に出る。
その長く苦しい旅路の中で多くの人に出会い数々の出来事を経て少年クルトは成長し、
味方が傷つき倒れていく中、1人メデューサに立ち向かう。
クルトの母ガラティアの仇であるメデューサはガラティアと表裏一体の存在でもあり、
クルトに対して愛憎入り混じった複雑な感情を抱いている。
そして強大な存在として恐れられる彼女だが、自身もまたさらに巨大で邪悪な存在の支配下にあった。
彼女はクルトが成長し自分のもとに迫るにつれて、大きな力と揺れ動く感情のはざまで苦悩していく。
この作品のメデューサは明確に愛や憎しみ、そして母性といった人の心を持つ女性として描かれており、
「人としてのゴルゴン」を代表する存在だと言っても過言ではないだろう。
○ファンタジー作品におけるゴルゴン
ファンタジー作品における「ゴルゴン」は、固有名詞ではなく一種族の呼称となっていることが多い。
妖女であるゴルゴン族は、蛇の頭髪を持つ見眼麗しい人間の女性というシンプルな形態が一般的。
また前述のタイタンの戦いの影響で、下半身が蛇という描写がなされることもある。
神話のように翼があったり体の一部が金属や野獣であったりといったことはあまりない。
また特にモンスターとして出てくる場合はゴルゴネイオンからの着想か、首だけになって飛びまわるものもいる。
牛の魔物としてのゴルゴンは先述の通り。彼らはもともと現代ゲーム文化の発祥である。
ただどちらのゴルゴンも、敵であればもちろん味方であった時さえも危険な存在であることがほとんど。
●モンスターとしてのゴルゴン
牛であれ妖女であれ、敵としてのゴルゴンは例外なく強敵である。
どちらの種にも共通の石化攻撃が何より恐ろしいのだ。
ほとんどの作品において石化は防止・治療手段が無ければ即死に等しい重篤な状態異常なので、
それを扱えるというだけでも十分すぎるほど強い。
さらに妖女のゴルゴンなら頭の蛇も当然毒牙をひらめかせて噛みつきにくる。
彼女らには人間以上の知能と腕力があるため、武器や魔法、罠に策略も駆使してくる。
牛のゴルゴンは剣も通らない硬質の巨体と怪力、そしてその大きさに見合わぬ機動力を持ち
角を構えて突進してこられたなら人間どころか城であっても耐えられない。
しかも炎や高熱ガスを噴き出してくるので、こちらが大人数であっても一瞬で壊滅させられかねない。
石化を防ぐことができたとしても、なお彼ら彼女らは容易ならざる敵なのだ。
なのでゴルゴンはどの作品でも、ほぼ中盤以降の強敵として出現する。
ボス級の扱いを受けていることも多い。
●亜人種としてのゴルゴン
亜人種としてのゴルゴンは言うまでも無く妖女としてのゴルゴンであるが、
「世界中に広く繁栄して人類と共存し交流している」という扱いはあまり無い。
ひとにらみで人を石と化し、頭からは牙をむき出す毒蛇を生やしたゴルゴンは
見た目の奇怪さ以上にそこにいるだけで危険な存在。
「亜人」とされるモンスターたちの中でも、ぎりぎり亜人種に入れるかどうかという魔物だろう。
あとは作画が面倒という事情もあると思われる。
ちゃんと描くと1人だけでも相当な手間である。
ゴルゴン族の大群衆という描写はあまり一般的ではない。
これらの理由によりゴルゴン族は人間たちの身近な隣人というよりは、
人と距離を置き積極的にはかかわりを持たない孤高の種族としてよく登場する。
人間社会で生きる場合には人間に化けて正体を明かさぬまま暮らしていることも多い。
●恋愛対象・エロ要員としてのゴルゴン
前述の通りゴルゴンは人とはあまりに異質すぎ、かつ人にとってあまりに危険すぎる存在である。
なのでよほどコミカライズされていないかぎりは、人間の姿に変じていないとまともに社会の中で暮らすこともままならない。
その正体が明らかになってしまった時、愛が破れてしまえばまだ救われるのかもしれない。
愛を貫こうとしたならば、その先で2人を待ち受けるのは過酷すぎる運命である。
なのでラミア以上にメデューサとの恋は悲恋に終わるパターンが多い。
存在感が強すぎるのもあって、恋愛ものでの単純な出演・主演数ではラミアに大きく水を開けられてしまっているようだ。
それでもけして多くはないその作品のなかでは、ラミアをさらに超えるほどの堂々たるヒロインっぷりを発揮している。
エロ要員としてのゴルゴンは、事実上ラミアの上位互換である。
下半身を蛇にしておけばラミアの役割はことごとく果たせる。
それに加えてその瞳は相手を石と化して硬直させ、屈辱的なポーズを取らせたまま一方的になぶってしまえる。
さらに頭部の蛇は長くのばせば触手のように男にからみつき、毒の牙で妖しくしびれさせる。
作画の問題さえクリアできるならラミアを超える万能選手として、存分に男たちを蹂躙してくれるだろう。
ただ器用貧乏になりがちなのか、こちらもラミアほどには出演・主演作品が多くない印象。
【主な登場作品】
ここでは「ゴルゴン三姉妹(ステンノー・エウリュアレー・メデューサ)」「牡牛の魔物ゴルゴン」
そしてそれらをモチーフとしたキャラクター・それらから名付けられた存在などを取り上げる。
○生物など
一覧
- シクロメデューサ:先カンブリア紀に存在した生物。クラゲによく似た形状をしているが、別種の生き物。
- ゴルゴノプス:ペルム紀に南アフリカに生息していた大型の肉食獣。ディメトロドンなどの子孫で、大きいものは4メートルにもなった。
- メデューサケラトプス:白亜紀後期に北アメリカに棲息していたカスモサウルス亜科の角竜。名の由来は頭部の形状がメデューサの髪を思わせたため。
- 炭疽菌:菌の集合体であるコロニーがうねる頭髪を思わせる形状になることから「メデューサの頭」と呼ばれる。
- クラゲ:学名においてクラゲ種を指す呼び名が「メデューサ」。
- テヅルモヅル:ハマテヅルモヅルの学名がゴルゴンの頭。
- メデューサペッパー:観賞用のトウガラシ。逆立ってまとまりつく実がメデューサの頭に似ているところから。
- バルボフィラム・メデューサエ:ランの一種。花の形状から「メデューサ」の名がついた。
- チランジア・カプトメデューサエ:パイナップルの一種で、いわゆるエアプラントと呼ばれるもののひとつ。
- ユーフォルビア・カプトメデューサエ:多肉植物の一種。「カプトメデューサエ」とは「メデューサの頭」という意味。
- マダム・ゴルゴン:キク科の近縁アキカルファ・トリブロイデスの英米名。
- ユーフォルビア・ゴルゴニス:多肉植物の一種。和名が「金輪際」。
- メデューサの頭(医学):へそを中心として放射状に広がる皮下静脈、あるいは肝硬変などによる肝機能不全でそれが浮き出てきた状態のこと。
○近代以前
一覧
- ゴルゴネイオン:前述の通り。古代より広く用いられてきた魔除けの意匠。
- ナザール・ボンジュ:トルコなどにつたわる邪視避けのお守り。「メデューサの眼」であるともされる。
- ルーベンス:バロック期の画家である本人の傑作の一つに「メデューサの頭部」がある。
- サルバドール・ダリ:メデューサをモチーフとした絵画を何点か手がける。「メデューサの頭」「廃墟とメデューサの頭の風景」など。
- ジグムンド・フロイト:本人没後に発表された小論文「メデューサの頭(Das Medusenhaupt)」において、斬り落とされたメデューサの首は「女性器」「去勢」を隠喩するものだとしている。
○映画・特撮
一覧
- 妖女ゴーゴン(ハマー・フィルム):前述の通り。ハマーフィルム全盛期の一作、悲劇的なラブストーリー。
- タイタンの戦い:前述の通り。下半身が蛇のメデューサはおそらくこの作品発祥。
- 仮面ライダーX:神話怪人メドウサが登場。石化光線を使用できるが、これは相手の姿そのままに石化するものではなく、岩石に変えるものである。
- 仮面ライダーウィザード:上級怪人として「メデューサ」が登場。蛇髪にバイザーを装着した人間の女性のような形態。
頭髪の蛇や手にした杖「アロガント」、光線で攻撃してくる。 - 仮面ライダーセイバー:メデューサ蛇伝アルターライドブックから誕生した「メデューサメギド」が登場。伝承同様に性格の異なる3姉妹となっており、目を合わせた相手を石化させる他、二振りの刀や頭髪・前腕の蛇を鞭代わりに扱う。
- ウルトラマンX:石化怪獣「ガーゴルゴン」が登場。二足直立歩行で長大な二股の尻尾をもち、口内には石化光線を放つ眼球がある。
地球の古代文明を滅ぼし、ゴルゴン神話のもとになったのではないかと推測された。 - 変身忍者 嵐:西洋妖怪軍団の魔女ゴルゴンと、その妹として魔女メドーサが登場。どちらも頭に蛇の髪を生やした、黒マントに白タイツの女性の姿をしている。ゴルゴンは石化能力は持たず、口から冷気を吐き、氷柱手裏剣や鞭を武器に戦う。相手を鏡に引きずり込む事も可能。死ぬと巨大な蛇になる。メドーサは石化能力であるメドーサ化石の術を使用でき、水晶玉を用いて催眠術や破壊光線を使用する。また不死身の体を持ち、刀では倒せないが、鎌なら倒せる。
- 科学戦隊ダイナマン:ジャシンカ帝国に伝わる「メドゥーサの首」が登場。片目が失われていたが、地震によって地上に出現し、ジャシンカに回収されて悪用される。
ギリシャ神話同様に「鏡に映ったメデューサを見ても石にならない」という性質があるのが弱点。 - 魔法戦隊マジレンジャー:冥府十神の中の三賢神の1人・冥府神ゴーゴンが登場。巨大な盾から、噛み付いた相手を石化する蛇を無数に放つ。自ら大蛇に変身する事も可能。
- ビーファイターカブト:蛇妖獣ヘビューザが登場。蛇の髪の毛から破壊光線を放ち、両腕を蛇に変化させる。背中からも4本の蛇を生やす。
カブト達3人の戦闘データを知り尽くしており、3人を追い詰めるも、駆けつけたブルービートら先代ビーファイター達のデータが無い事を点かれて倒される。
だがビーファイター達に噛みついた際にメルパウダーを注入しており、それによってビーファイター達を暴走させて同志討ちを引き起こす。石化能力は使用していない。
○漫画・アニメ
一覧
- ピグマリオ(和田慎二):前述の通り。主人公クルトの母の仇として立ちはだかる。
- マンガ ギリシア神話(里中満智子):原作通り。姉妹愛とポセイドンとの悲恋が丹念に描かれている。メデューサの首は時間経過によって石化能力が失われてからアテナの盾に埋め込まれた。
- ドラえもん(藤子・F・不二雄):秘密道具として「ゴルゴンの首」が登場。頭に一本の蛇が生えた不気味な胸像のような姿で、放つ光線に触れた部分を石にする。
自分の意志をもって動くことができる生命体であり、閉じこめられた箱から逃げ出して周囲の人々を次々に石と変えていった。 - [[のび太の魔界大冒険>ドラえもん のび太の魔界大冒険]]:「メジューサ」という魔物が登場。幽霊のように浮遊する蛇髪の醜い女性の姿。
なんとタイムマシンの後を追って超空間を通り抜け、もしもボックスで改変される前の現実世界へ侵入。ドラえもんとのび太を石化させる。
リメイク版では恐ろしさはそのままに美しい女性の姿へとデザインが変更。
さらにストーリー全体に深くかかわる重要な、かつ悲劇的な役どころに抜擢された。 - ザ☆ドラえもんズ スペシャル:第9巻の長編『怪隕石の謎』の敵として登場。
巨大な生首の姿であり、宇宙生命体である。
その眼は見た相手をことごとく石に変えるほか当たった相手を石化させる光線を放つことができ、
髪の毛の大蛇は戦闘ロボをひねりつぶすほどの力を持つ。 - 怪物くん(藤子不二雄A):「ゴーゴン」が登場。不思議な森に棲み美しい歌声で男を魅了する。
素顔の醜さから彼氏ができないことを恨み、怪物くんたちを石化光線で攻撃する。 - 魔太郎がくる!(藤子不二雄A):魔太郎を事故に見せかけて殺そうとした占い師「星野末来姫」が、うらみ念法によりゴーゴンの顔へ変えられる。
- メドゥーサ(かわぐちかいじ):「メドゥーサ」のコードネームで呼ばれる左翼運動家の陽子と政治家の龍男の社会派ラブストーリー。
- ソウルイーター(大久保篤):魔女「メデューサ」が物語の主要キャラで登場。物語の舞台となる死神武器職人専門学校に保険医として潜伏していた。
- ウィッチクラフトワークス(水薙竜):「メデューサ」がKMM団らの師匠である「塔の魔女」として登場。石化能力を封じるため目と手を拘束されている。
- 仮面ライダー(漫画版):「へび姫メドウサ」が萬画版のみコブラ男の恋人として登場。目はゴーグル状で、石化毒針やレーザーを発する機械の蛇が無数に頭から生えている。
- SDガンダム外伝:アルガス騎士団編に、呪術師キュベレイの正体としてメデューサキュベレイが登場。また牡牛の方のゴーゴンも、円卓の騎士編で登場するゴーゴンゴッグのモチーフとなっている。
- ONE PIECE(尾田栄一郎):九蛇海賊団の3トップであるボア・ハンコック、ボア・サンダーソニア、ボア・マリーゴールドが「ゴルゴン三姉妹」と呼ばれている。3者とも毒蛇がモチーフであり、うちハンコックは相手を魅了し石化させる「メロメロの実」の能力者。
- 邪神ちゃんドロップキック(ユキオ):主人公である邪神ちゃんのATM・・・もとい親友である魔族の少女「メデューサ」が登場。目を合わせた人間は石になってしまうので、外出の際は紙袋を被っている。
- かいけつゾロリ:妖怪学校の生徒として柴田理●似のゴーゴンが登場。見たものは血が凍り瞬時に石となるが、気が弱くドジでマヌケ。
同じくヘタレ妖怪とされていたドラキュラ、ミイラ男、狼男と共にゾロリにいじわる学の補修を受ける。 - 鬼太郎の世界お化け旅行:ギリシャの地下に住み、子供を食べる。蛇の髪はどこまでも伸びるが鬼太郎に切られ、復讐のためその目で鬼太郎も石に変えて砕くが、最後は鏡を見てしまい自らが石になる。
- 後に『鬼太郎国盗り物語』には、目以外ほぼ同じデザインのゴルゴーンがムーに雇われ沖縄で予知能力者として名高いくだんに化けて日本妖怪の敗戦を告げ戦意喪失を企む。石化能力がない代わりに、水晶玉に相手の妖力を封印するのと''体内で爆弾を生み出して吐き出す''のが主力。最後は目玉おやじによって封じ込めた鬼太郎の妖気を操られ、くだんから自らの敗北を予知されて焦って爆弾を吐こうとしたところを水晶玉で口を塞がれ自爆。鬼太郎ファミリーの宿に蛇の蒲焼が降り注いだ。
- コジコジ(さくらももこ):「世にも美しい女」と名乗る美女の姿をしており海底の屋敷に招待するが、コジコジに誘いを断られると激怒してお馴染みの姿になる。
○ゲーム
●R P G
一覧
- ダンジョンズ&ドラゴンズ:前述の通り、牛の魔物ゴルゴンが登場。AD&Dには「グレーター・メデューサ」の名で妖女ゴルゴンも出現。
- ウィザードリィシリーズ:前述の通り。牛の魔物ゴルゴンが登場。中~深階層の難敵。
- 女神転生シリーズ:シリーズごとに「ゴルゴン」「メデューサ」が様々な種族・形態で登場する。
ボスとして出ることもあるが、仲魔にすることが可能な作品も多い。 - (旧約)Ⅰ:魔王として「メデューサ」が登場。ビエンの街を石化させ封鎖していたボスキャラ。
姿は髪が蛇で体は人間の女性。(「旧約」では蛇髪で半人半蛇の女性となった)
システム上、石化攻撃の際に「コンクリートをまく」。さらに魔法も強力。
通常敵として「メデューサのかげ」も出現する。
また炎の腐海には半人半蛇の怪物の姿で妖獣ゴーゴンも登場。 - (旧約)Ⅱ:「メデューサ」が再登場したが、首だけの姿に。種族は鬼女となった。
アスタロート城などに多数出現し、ペトラアイ(石化にらみ)を多用する。 - 真・女神転生:「ゴルゴン」がラミアのような姿で登場。
種族は鬼女のままだが、今作から鬼女がNEUTRALに設定されたので晴れて仲魔になるようになった。 - 真・女神転生Ⅱ・if:真Ⅰとほぼ同じ「ゴルゴン」で、ラミアの色違い。
(ただし原画では蛇髪になっている)
またⅡには「メデューサ」が登場するが、妖女ではなくそこから名をとったマシンである。
ビットボール6機を随伴させた四足歩行戦車で、ビットが周囲をゆらゆらと漂うさまから名付けられた。 - ペルソナシリーズ:4・5において、女帝のペルソナとして「ゴルゴン」が登場。
- 真・女神転生IMAGINE:「ゴルゴン」が真Ⅱの原画の姿、半人半蛇で蛇髪の女性のモデルで登場。
- 真・女神転生IV:ひさびさに「メデューサ」が魔王で、そしてボスとして参戦。
蛇髪で半人半蛇だが、蛇の部分がすべて骨となっている異様なデザイン。
顔つきが怖すぎたせいかFinalでイラストが差し替えられた。 - ドラゴンクエストシリーズ:Ⅱより「ゴーゴンヘッド」「メドーサボール」が出現。目玉に蛇を思わせるうごめく触手が大量に生えているという魔物。
※ビホルダーでも鈴木土下座衛門でもありません。
システム上石化されることはないが、数々の補助魔法でこちらを無力化してくる。
Ⅶ以降は牡牛のゴーゴン「デスゴーゴン」も登場。パワー型のくせにザラキやパルプンテといった危険な魔法も使いこなす強敵。
Ⅸではじごくのメンドーサという種族が登場。蛇の要素はあるが、杖を持った僧侶のような外見。シンボルエンカウントである本作でもトップクラスに嫌らしい追跡性能と当たり判定の大きさを持っており、サジェストにも「うざい」と出てくる、まさに地獄の面倒さである。 - ファイナルファンタジーシリーズ:シリーズの多くで石化能力を持った敵として出現。あとⅢとⅣでは石化能力を持つ矢「メデューサの矢」が存在。
- FFⅢ:オーエンの塔のボスとして「メデューサ」が登場。巨大な蛇髪の頭部のみの姿。魔王ザンデの配下で、塔を破壊するために侵入した。
FC版では通常攻撃と石化魔法のみだが、DS版以降では強力な魔法攻撃を身につけ難敵となった。
「ゴルゴーン」も登場するが、なぜか地面から身をのりだしたオケラのような魔物。*30 - FFⅣ:「メデューサ」「ゴーゴン」が蛇髪の女性の姿をしたザコ敵として登場。いずれもやや出現しづらいレアな敵。DS版では両者とも耐性や攻撃が強化された。
また携帯版では月の遺跡・ローザフロアのボスとして「メデューサ」「ステンノー」「エウリュアレー」の三姉妹がそろい踏み。
姉妹で連携して襲いかかってくる。 - FFⅤ:GBA版のエクストラダンジョンに「メデューサ」が出現。半人半蛇の女性の姿。石化・誘惑・マヒ攻撃などを多用する厄介な敵。
- FFⅪ:ラミア族・メロー族らを束ねる「死者の軍団」の長として登場。半人半蛇の女性の姿で、威嚇するコブラを思わせる形状の頭部から蛇のような触手を生やしている。
視線や手にした弓、尻尾による熾烈を極める攻撃とこちらの攻撃がまるで通じない防御力をあわせ持つ難敵。 - Fateシリーズ:Fate/stay nightにおいて「メデューサ」が、「ライダー」クラスのサーヴァントとして召喚された。本人の項目を参照。
- Fate/Grand Order:従来通り「ライダー」クラスで登場。さらにランサークラスとして「メデューサ」、アヴェンジャークラスとして「ゴルゴーン」の名でも現界する。
そして姉のふたり、ステンノとエウリュアレも参戦。不死であるがゆえに永遠の少女の姿で現界。
●S T G・A C T
一覧
- 悪魔城ドラキュラシリーズ(コナミ):「メデューサ」が、シリーズごとに様々な形態でボスキャラクターとして登場する。作品によっては「メディウサ」名義になる事もある。
あとザコ敵でもシリーズ通して「メデューサヘッド」が出現する。名前の通り首だけのメデューサで、上下に大きく浮遊しながら突撃してくる。
足場が狭いと非常に厄介で、作品によっては触れると石化することもある。 - 悪魔城ドラキュラ:ステージ6(実質2面)ボス。首だけで浮遊している形態。
蛇を放ったり突撃してきたりするが、時計による時間停止が効いてしまうので瞬殺可能。 - 悪魔城ドラキュラ(AC版):1面ボス。半人半蛇。突進してきたり、地を這う蛇を繰り出したりしてくる。
- 悪魔城伝説:ブロック4(幽霊船)中ボス。多数の赤い蛇が寄り集まってからみあい、半人半蛇の女性に変化する。
手にした弓から矢のように蛇を放ち、目からはリング状の光線を放つ。 - 悪魔城ドラキュラ(SFC版):ブロック2ボス。半人半蛇。
こちらに向かって這い寄ってくる蛇を放り投げてきたり突撃してきたりする。 - 悪魔城ドラキュラX:ステージ6、ボスラッシュの二戦目で登場。半人半蛇形態。
石化光線にリングビーム、尻尾攻撃などを繰り出してくる。 - バンパイアキラー:6面ボス、エリザベート・バートリーの前座で登場。半人半蛇で、全身緑色の鱗に覆われた奇怪な風貌。
火炎放射と爪や尻尾を用いた格闘で攻撃してくる。 - 黙示録外伝:地下水路ボス。半人半蛇で、弓と盾で武装している。
尻尾で足元をすくう、弓から矢がわりに蛇を放つ、石化光線でなぎはらう、盾でぶん殴ると攻撃が多彩。 - 月下の夜想曲:「メディウサ」名義。異端礼拝堂ボス。半人半蛇で剣と盾で武装している。
高速の石化ビームで攻撃してくる。 - 漆黒たる前奏曲:「メデューサー」の名で登場、4面中ボス。半人半蛇でサーベルを巧みに操り斬りかかってくる。
- Harmony of Despair:「メディウサ」の名で第10章、悪魔城ドラキュラステージの中ボスとして登場。
大きな首だけで浮遊する形態。触れると石化する蛇をばらまいてくる。 - ギャラリーオブラビリンス:焼け落ちた楽園のボス。半人半蛇だが、非常に巨大。建物を自ら石化させた人々ごと破壊して出現するのは圧巻。
尻尾を床を破壊しながら突き出してきたり、手を蛇に変えて噛みつきに来たりする。 - セクシーパロディウス(コナミ):ステージ3Bボスとしてメデューサが登場。肩から上だけで画面半分を占める巨大な美女。
目から一定時間操作不能になる石化光線を放ってくる。ボイスがエロい。 - フェリオス(ナムコ):チャプター1のボスとしてメデューサが出現。首だけの姿で飛びまわり、目から光線を放ってくる。
あとなぜか次のチャプター2のボスがグライアイになっている。 - 光神話・パルテナの鏡(任天堂):「闇の女神メデューサ」が最終ボスとして登場。壁に埋めこまれたような単眼の巨大な顔という外見。
目からのウェーブビームを放ち、破壊可能な蛇を繰り出してくる。目玉が弱点。
なお海外版・3DS版(3Dクラシックス)だと、目玉を破壊された後の眼窩に蛇髪の女性の姿(本体?)が現れ、くずおれ倒れる。 - ゲームブック版(二葉書房):メデューサが禁断の果実を食べて変化した女神パルテナとされており、倒されると元の姿に戻った。また最終ボスの他に3人のダミーが存在し、ダミーも石化能力が使用できる。*31
- 新・光神話 パルテナの鏡:「冥界女王メデューサ」として復活。杖を手にし法衣をまとった蛇髪の美しい女性の姿。
ダメージを受けると顔が前作を思わせる単眼の魔物と化し、みずから首を切り離して頭だけで浮遊して襲いかかってくる。 - 聖剣伝説(スクウェア):砂の迷宮のボスで、蛇髪の女性の実の息子に厭われて迷宮に閉じこめられた。その血には呪いを解く力があり、呪いで弟をオウムに変えられた奴隷剣士アマンダとともに挑むことになる。
しかし倒した後に血は一滴も残らず、そしてメデューサの攻撃で手傷を負ったアマンダは呪いを受けてしまい・・・ - オーシャンハンター(セガ):第5ステージ「北海」の中ボスとして「メデューサ」が出現。ゆらめく長い触手を持つ巨大なクラゲである。
自身はゆるやかに海中を遊泳し体当たりをしてくるだけだが、引きつれている無数の電気クラゲの総攻撃が熾烈。 - ゴッド・オブ・ウォー(カプコン):ボスとして出現。半人半蛇の怪物じみた外見。
石化した後に攻撃されると破壊されて即死させられる難敵。
●T C G
一覧
- 遊戯王シリーズ:メデューサ・ゴーゴンをモチーフにしたカードが多数存在。
- メデューサの亡霊:一般的なメデューサ。闇属性・アンデット族の下級モンスター。
- メデューサ・ワーム:棘だらけの巨大なミミズのような怪物。地属性・岩石族の下級モンスター。
イラスト内でゴブリン突撃部隊を石化させている。 - 魔導獣メデューサ:不気味なタコのような姿の魔導獣。蘇生・敵の弱体化が可能。
- ゴーゴン:法衣をまとい杖を持った蛇髪の女性の姿。赤・黄・紫の三種の魔女をそろえて出すことで召喚できる。
- ゴーゴンの眼:うねる蛇の群れに取り囲まれた瞳というデザインの罠カード。
- ゴーゴン・エッグ:奇怪な瞳がついた卵といった外見の闇属性モンスター。
- レプティレス・ゴルゴーン:逆立つ長髪を持った半人半蛇の姿をした、闇属性・爬虫類族のモンスター。
攻撃を当てた相手の攻撃力を0にできる。 - レプティレス・メデューサ:まるまると太った半人半蛇タイプのメデューサ。闇属性・爬虫類族。
コストが重いが、敵の攻撃力を強制的に0にしてしまえる強力な能力を持つ。 - Magic the Gathering:ゴルゴンがクリーチャー・タイプ(種族)の一つとして設定されている。
- 石の死の姉妹:ラヴニカ次元のギルドの一つ「ゴルガリ団」を支配する三姉妹。
- ヴラスカ:ゴルガリ団所属のゴルゴンのプレインズウォーカー(次元渡り)。
- ロードオブヴァーミリオン:「メデューサ」が蛇髪の女性あるいは半人半蛇の形態で登場。
「ゴルゴン」も蛇のような口を持った触手を持つ目玉のモンスターとして登場する。
追記・編集は、彼女の瞳を真正面から見ないようにしてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 凄まじく濃密な記事だ… -- 名無しさん (2017-12-05 15:05:30)
- クラゲの学名は(触手がヘビにも見えることで)メデューサ -- 名無しさん (2017-12-05 15:33:37)
- アテナもそりゃ自分の家で叔父と愛人が乳繰り合ってたら発狂するよな。上のお姉さん二人は…出来の悪い末妹を持ってお気の毒としか -- 名無しさん (2017-12-05 15:35:34)
- 私見まで入っていて最早論文 -- 名無しさん (2017-12-05 22:00:40)
- 『ウルトラマンX』のガーゴルゴンも「以前地球に襲来したことがあり、『ウルトラマンX』世界におけるゴルゴンの伝承の由来となった可能性が高い」怪獣だったな。ゴルゴンモチーフで担当声優さんのせいか一部に妙に人気があるようで -- 名無しさん (2017-12-05 22:52:57)
- SDガンダム外伝のゴーゴンゴッグ、何がどうゴーゴンなのかようやく謎が解けた -- 名無しさん (2017-12-05 23:01:50)
- ↑4 まぁ -- 名無しさん (2017-12-06 04:58:24)
- ↑5 すいません ギリシャの神様は大概ロクデナシですし -- 名無しさん (2017-12-06 05:00:38)
- ロマサガ2は、髪が蛇の「メドゥサ」と牡牛の「ゴルゴン」が両方出てくるし、面白いことに後者も見た目のイメージに反して元ネタ通り「女性属性」が設定されているという、ある意味ゴルゴーンの扱いが良いRPG -- 名無しさん (2017-12-06 21:40:20)
- 首をはねられたというのは後付けで、元は魔よけの鬼瓦で、遡れば聖域を番するライオンの顔が元だって説も聞いたことある -- 名無しさん (2017-12-06 22:22:49)
- ↑1 同じように聖域の守護者であり邪眼の所持者であり、魔除けとして建物に顔を飾られていたフンババとの関係を指摘する説もあります。 -- ページ作成者 (2017-12-06 22:42:12)
- ONE PIECEの九蛇三姉妹もゴルゴンに呪われたと言っていたな。実際は悪魔の実の能力だが、毒蛇・石化とイメージはそろっている。 -- 名無しさん (2017-12-07 22:01:15)
- ガーゴルゴンはゴルゴン神話の元になったって確定じゃなくて作中でそう推測されただけじゃなかった? -- 名無しさん (2017-12-12 15:38:52)
- 黄金勇者ゴルドランのゴルゴンは、単にゴールドドラゴンの略だよな? -- 名無しさん (2018-10-20 10:31:28)
- 元に戻すにはメデューサの涙が必要とかいうデマを流したのは誰だあ! -- 名無しさん (2020-09-23 08:05:51)
- これポセイドンが迎え入れられたのに対してメデューサは怪物にされて英雄に討たれるのが対比になっててむごい。迎え入れられた方のポセイドンもギリシャに大人気のアテナの引き立て役にされてるのが無情さを感じる。 -- 名無しさん (2022-06-13 06:36:57)
- 『温泉街のメデューサ』って漫画あったね。主役がメデューサのラブコメと言う珍しいパターンだった。 -- 名無しさん (2022-09-03 08:46:57)
#comment
*2 ギリシャ語:Sthennō、古代ギリシャ語: Σθεννώ あるいはステノー(ギリシャ語:Sthenō、古代ギリシャ語: Σθενώ
*3 ギリシャ語:Euryalē古代ギリシャ語: Εὐρυάλη 「広くさまよう女」とも。なお、ミノス王の娘にも同名の女性がいる。彼女はポセイドンとの間に英雄オリオンをもうけた。
*4 ギリシャ語:Medoūsa メドゥーサ 古代ギリシャ語:Μέδουσα 名の語源はmedousa「女支配者」「王妃」「女王」とされる。
*5 頭も青銅であるともいう。
*6 伝承によってはガイアの娘ともされる。ガイアはギガントマキアの際、戦力とするため彼女らを産んだのだという。
*7 ここではギリシャ神話世界を取り囲んでぐるぐると流れまわり続ける外海のこと
*8 世界を支える巨人アトラスがいるアトラス山の近く・あるいは山頂にある、彼の娘ヘスペリスたちが住んでいる。ヘラクレスの12の功業の目的のひとつとなった、黄金のリンゴの樹が植わっている。
*9 アテナが一方的に嫉妬したためとする説もある。
*10 鎌刀 harpe ハルペー
内側に刃がついた大きく湾曲した形状の刀で、内側にひっかけて力任せに引き切り落とすための刀。
ヘルメスの項目参照
*11 翼のサンダル talaria タラリア ヘルメスが着用している、足首に翼をあしらった黄金製のサンダル。ヘルメスの項目参照。
*12 ハデスの兜 Aidos Kuneen アイドスキューネ ハデスの兜 (ギリシャ語:Ἄϊδος} κυνέην) かぶると姿が見えなくなる。ハデスの項目参照。
*13 この二つは後述の冥府のニンフから受け取ったという伝承もある。
*14 鏡のように磨き上げた青銅の盾とされるのが一般的。アテナの山羊皮の盾アイギスであるとの伝承もある。
*15 グライアイ ギリシャ語Graiai 古代ギリシャ語: Γραῖαι 名の意味は「老人」の複数形。産まれたころから灰色の髪が生えていたためこう呼ばれた。
*16 Pemphrēdō ペムプレードー 古代ギリシャ語: Πεμφρηδώ 名の意味は「警報」「意地悪な」。
*17 Enȳō エニューオー 古代ギリシャ語: Ἐνυώ 名の意味は「恐怖」「戦いを好む」。 戦争の神アレスの従者にも同名の者がいる。
*18 Deinō ディノー 古代ギリシャ語:Δεινω 名の意味は「恐ろしい」「危惧する」
*19 翼のサンダルとハデスの兜もこのニンフから受け取った、あるいはすべてグライアイが持っていたため奪い取ったというパターンもある。
*20 Hyperboreios ヒュペルボレイオス 「北風のかなたに住む人々」の意。 クトゥルー神話における地名「ヒューペルボリア」のモデル。
*21 盾がアイギスの場合は、目をそらしながらアテナに手を引いてもらい導いてもらったという伝承である。
また石化能力は鏡に映った姿を見ても効果があるため、メデューサに青銅の盾を突き付けて、盾に映ったメデューサの姿を見せる事でメデューサ自身を石化させて倒したという伝承もある。
*22 北西アフリカ、ナイル川より西側。現在のリビア
*23 苦痛から解放されるためみずから石と化すことをペルセウスに望んだ、黄金のリンゴを奪われると思ったアトラスに殺されそうになったためにペルセウスが反撃したなどの伝承がある
*24 セリポス島が岩だらけの地形になったのはこのためだという。
*25 胸当てに埋めこみ、盾にはメデューサの首の意匠を施したともされる。
*26 アスクレピオス Asklēpios 古代ギリシャ語: Ἀσκληπιός アポロンとコローニスの子。
ケンタウロスの賢人ケイローンに師事し、師を超える医術を身につける。
さらにメデューサの血を得ることで死者をも蘇らせるようになるが、世界の秩序を乱す者としてハデスに弾劾されゼウスの雷霆に撃たれた。
死後は天上にかかげられ、へびつかい座になったという。
*27 蝮は卵胎生で子供を直接産むため多産の象徴となった
*28 ラミアの語源は古代ギリシャ語で「貪欲」を意味するラミュロス(λαμυρός)だとされる。女性に対して使えば「性に奔放」「淫乱」といった意味になる。
*29 鬼瓦の起源をゴルゴネイオンに求める説もある。
*30 本作では堕天使などの名称がまるで脈絡が無いと思われるMonsterにつけられていることも多い。
*31 攻略法:ダミーの1人目はペガサスの翼を背中に装備して神殿に侵入し、ハデスの帽子で透明になり、敵の背後から大鎌で首を切り落とし、銅の矢で一つ目を射抜いて倒す。
2人目と3人目は銀の矢で一つ目を射抜くだけで倒せる。
本物は、鏡の盾にメデューサを映してそれを見ながら敵の動きを確認し、ペガサスの翼で空中から蹴り飛ばしてから、光の矢と聖なる矢で一つ目と心臓を射抜いて倒す。
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