登録日:2017/07/01 (土) 01:37:15
更新日:2024/02/06 Tue 13:51:53NEW!
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衛藤ヒロユキ ドラゴンクエスト 4コマ エニックス スクウェア・エニックス ミネア ふんどし dq4 dq10 漫画 4コママンガ劇場 だいこん
コラー! 戦闘中に冷静さを失うな!
もういい! 俺が呪文をかける!
ふんどし!!
お前が一番混乱しとるわ
かつてエニックス(現スクウェア・エニックス)から刊行されていた商業アンソロジー本『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』。
当作品には名作ギャグファンタジー『魔法陣グルグル』でブレイクする事となる衛藤ヒロユキ氏も執筆陣の一人として参加していた。
衛藤ヒロユキのギャグと言うと大抵、ナンセンスでシュールな作風と、
謎の言い回しによる迷言のオンパレードが挙げられるが、上記の「ふんどし!!」などに代表されるように氏の作風はこの時点で確立されている。
現在発売中の『魔法陣グルグルランド+』ではガンガン連載分も含めて(衛藤氏の作品部分のみ)一挙収録されている。
また、一部の4コマネタは、3期アニメの魔法陣グルグルの「ぷちアニメ劇場」にて使われていたりする。
主に描かれたドラクエキャラ
「これを力の箱と名付けようと思う!!」「僕は薬草か!」
基本的にはまともなのだが、時折バロンの角笛を使っての嫌がらせやクリフトを便利な道具扱いにしたりと割とイイ性格をしている。
ちなみに男勇者のみが描かれ女勇者は一切描かれなかった。
「こわれた!やはりあんなシャレたものは信用できん!」
それなりにまともだが、そらとぶくつを勢いよく履いて踏みつぶしたり、キメラの翼を勢いよく投げて空中分解させてしまうなど力馬鹿なキャラとなっている。
また、馬車の待機中に他の仲間の恰好をしてなりきり遊びをするという一面も。
「すっとこどっこい!!」「それは死語だ!!」
前述のように勇者に道具扱いされたり長い帽子をネタにされたりといじられ要員だが、回復する際に満面の笑みも贈るなど、クリフト自身もボケ役として描かれる事もある。
「親方!私は今より世界一の武器屋を目指して長い旅に出ます!!」「だめじゃ」
いらないモノ扱いされて気球から落とされたり、馬車から置いていかれたりと散々な扱いが多い。というか、4コママンガ劇場における悲惨な扱いがこの時点で既に始まっている。
「おどけて!それがトルネコさんのいいところ!!」
作者お気に入りのキャラで、特にシュールなネタが多く描かれている。
メケメケやウニョラーのような不気味な笑顔の披露や、勇者に待機してろと言われたからとパトリシアで駆けまわったり、
HP満タンの身で自分に連続してホイミをかける、心がなごむと思ってバロンの角笛を(吹いたらいけないような場所で)吹いたりとやりたい放題。リメイク版における彼女との会話で時折見せる黒い一面は当作品の逆輸入かは不明
「カジノが火事の時はいかないよ~ん なんちゃって」
他の作家陣同様に衣装=ふんどしネタやカジノネタが多く描かれているが、大抵ミネアを交えているためか例に漏れずどこかシュール。
代表的なネタ
- ふんどし!
- ○○の章・完 ネタ
- バロンの角笛を吹くミネア
- 黒いミネア
- 力の箱、死のタコツボ
- 2150枚あります。はぐれメタルヘルム、107個いただきましょうか
【余談】
- 衛藤氏の描いたドラクエネタは9割がた『ドラクエIV』で『V』が少しだけとなっているが、8巻楽屋裏によると「キャラが多くて複雑な人間関係を描きやすいから」というのと「他は忘れたから」というのが理由との事。
ちなみに、この楽屋裏には『グルグル』のワンチンの下手な似顔絵が載っているので結構貴重かも。 - 9巻楽屋裏の「何頭身まで描けますか」という質問に対して「20頭身までかな(100頭身も可能でしょう)」と首と手足が異様に長くなった勇者のイラストが描かれるなど、楽屋裏も相当に弾けた内容として語り草となっている。
- 上記の「ふんどし」は当初ドラクエの世界観に合わないためボツとなる予定だったが、編集部による検討の結果「捨てがたいので採用」となったという逸話がある。
- 並行して衛藤氏が『グルグル』の連載を始めたためか、当初は劇画調だった絵柄が途中から丸っこく可愛らしいものとなっている。
その後、グルグルに集中するためか氏は9巻を最後に執筆から離れている。 - 項目冒頭の「ふんどし!!」はドラクエ10にしぐさ書「だいこん」として逆輸入された。
追記・修正は大根を片手に持って「ふんどし!!」と叫びながらお願いします。
決して、パンを尻にはさんで右手の指を鼻の穴に入れて左手でボクシングをしながら「いのちをだいじに」と叫びながらは行わないでください。
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▷ コメント欄
- ふんどしはまさか本家でモーションとして逆輸入されるなんて -- 名無しさん (2017-07-01 02:13:14)
- 10原作のソウラでふんどしのオマージュネタが出てくる→本家10に仕草として採用されるだっけ -- 名無しさん (2017-07-01 03:19:10)
- 楽屋裏ではドラクエⅤの主人公が親子三代でふんどし!してたよね -- 名無しさん (2017-07-01 04:39:36)
- あんまり皆がふんどしをリクエストしすぎるから、とりあえず色々なキャラにやらせて「大体リクエスト消化」なんてしたことも -- 名無しさん (2017-07-01 07:46:16)
- 画風の変化は『FANTASY CPU Pico☆Pico』からだね(数か月の差だけど) -- 名無しさん (2017-07-01 08:11:07)
- ゼルダの伝説の4コマもやったことがありますよね -- 名無しさん (2017-07-01 08:53:45)
- だいこんって『ドラゴンクエストX 4コママンガ劇場』1巻のおまけだと思う -- 名無しさん (2017-07-01 11:25:30)
- >いらないモノ扱いされて気球から落とされたり トルネコの酷い扱いってこの辺りが起源じゃないかと個人的に思う。そして、そこから長い歴史を経て、トルネコの大冒険、そこから不思議のダンジョンシリーズへ……歴史を感じるわあ -- 名無しさん (2017-07-01 12:25:01)
- なにも無い村に勇者が来るネタはグルグルにも使われた。グルグルの方は一応魔法陣あるというイベントがあったが -- 名無しさん (2017-07-01 15:05:45)
- いぶし出せ! -- 名無しさん (2017-07-02 00:47:30)
- ウィザードリィでの4コマも出してたなサザエさんパロディや宝箱ネタが面白かった。 「宝箱の罠は…江戸っ子風呂!!!」 -- 名無しさん (2017-12-15 14:56:58)
- よく読むとグルグルの原型っぽいネタが結構ある。ライアン姿のマネマネの踊り子衣装=キタキタ親父、シュールな不思議ちゃんミネア=ジュジュ、やたら手を振り回す踊り=アッチ村の呪いなど -- 名無しさん (2017-12-15 15:41:49)
- ロザリーヒルで笛を奏でた→ブライが顔を出した→勇者「 ここは妖怪のすみかだったな( 行こう。 ) 」ミネア「 ブライよ!調査すべく中に入ったでしょ!忘れたの!? 」笑った。 -- 名無しさん (2018-08-01 22:47:05)
- 楽屋裏で絵が下手ってハガキで言われまくってたっぽいことが描いてあって、途中からグルグル等での絵柄に近くなっていったけど、今にして見ると初期の濃い画風も味があって良かったよなぁと思う -- 名無しさん (2019-02-16 17:22:53)
- 何巻か忘れたが楽屋裏にあった大学時代の絵柄でドラクエ漫画見てみたかった -- 名無しさん (2019-04-07 18:35:37)
- この人と柴田亜美先生のギャグは大人になったらより笑える -- 名無しさん (2019-09-03 14:43:02)
- 20等身ほんと爆笑した -- 名無しさん (2023-05-25 21:00:01)
- 楽屋裏って確かリアルに神職の方から「どうしてミネアをいじめるんですか?」と尋ねられて困惑したって回なかったっけ? -- 名無しさん (2023-08-12 10:57:45)
- 楽屋裏の再録かどうかはわかりませんが、グルグルランド1に当時アシスタントにして、現在占い師の三上零女史にそう訊ねられた、というエピソードが収録されております。>どうしてミネアをいじめるんですか -- 華研えねこ (2023-09-24 01:50:39)
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