菅原マサキ

ページ名:菅原マサキ

登録日:2017/06/12 Mon 19:39:10
更新日:2024/02/06 Tue 13:46:17NEW!
所要時間:約 11 分で読めます



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鉄のラインバレル 加藤機関 一番隊 隊長 ファクター ネイキッド カウボーイ 千葉進歩 菅原マサキ グラン・ネイドル マキナ人間 実はジジイ セントラル アニメではきたないマサキ 加藤のお供 石神の息子




では石神さん、試させて頂きます


貴方が手に入れた力を




菅原マサキとは『鉄のラインバレル』の登場人物。





◆プロフィール

誕生日:?年9月9日
年齢:?歳
身長:180cm
体重:59kg
出身地:不明
星座:乙女座
血液型:A型
干支:?年
好きな食べ物:なし
嫌いな食べ物:なし
趣味:なし
家族構成:なし
マキナ:グラン・ネイドル
CV:千葉進歩



◆人物

加藤機関総司令・加藤久嵩の側近兼同機関私設部隊一番隊隊長を務める青年。
加藤機関では数少ないマキナの一機「グラン・ネイドル」のファクター。


テンガロンハットを被ったカウボーイスタイルの服装と肩に届くほど長く右目を隠すように伸ばした髪が特徴。
普段から感情を面に出さず淡々と任務にあたっているが、敵対者に対してはやや高圧的な態度をとる。
一人称は基本「私」だが、咄嗟の時には「僕」になったりする。


機関の中でも久嵩の補佐役として常に横に控え、外出時にも運転手役などとして彼と行動を共にしているが、時にはグラン・ネイドルを駆り前線に立つこともある。


原作とアニメで性格やビジュアル面は大差ないものの、背景設定に関しては九条美海中島宗美以上の差異があるキャラクターとなっている。




【原作版】

《過去》

やり直された世界の西暦1959年12月頃。
マサキはまだ幼さが残る10歳前後の少年であったが、何も分からぬままグラン・ネイドルのファクターとなってしまい、独りネイキッドに乗り北海道の雪山を彷徨っていた。


そんなある日、マキナ狩りのためやって来た久嵩と石神率いる加藤機関のアルマ部隊と交戦し、数と戦闘経験の差から敗北。
トドメを刺されそうになるが、マサキがまだ子供だと気付いた石神によって助けられ、久嵩もファクターといえどもまだ年端もいかぬ子供を殺すことに抵抗があったことから事なきを得る。
二人の計らいで加藤機関に迎えられたマサキは、命の恩人である石神に懐き、石神もマサキを息子同然に扱い可愛がった。


それから数年が経ち、成長し14歳くらいになっても石神とお揃いのスーツを着る等、石神に対するマサキの信頼は変わることはなく、石神がハグレマキナのファクターになるよう久嵩に頼まれた際にはとても喜んでいた。
しかし、このハグレマキナ=ジュダのファクターとなった石神はそれから間もなく一人加藤機関を離脱し姿を晦ましてしまう。


石神が何も言わぬまま姿を消してしまったことで「石神さんに捨てられた」と感じたマサキは強いショックを受け彼を恨み、石神が抜けて空席となった一番隊隊長に就任。
以降「他者に心を許し、誰かに依存することがないように」という考えから感情を押し殺し行動することを決意し、上記のような性格となった。



《本編時》

ファクターであるため肉体の老化が抑えられ20歳前後の青年姿だが、推定実年齢は70歳前後。……けっこうなジジイである。


久嵩の側近として序盤から姿を見せ、石神率いるJUDA特務室の面々と戦場で相対し、ファクターとしての年季の違いを見せつけた。
特にラインバレルを持つ早瀬浩一に対してはその未熟さを揶揄するようなセリフをぶつけており、かなり反感を持たれていた。
もしかしたらこれは石神の期待を受ける浩一への嫉妬からくるものだったのかもしれない。



やがて加藤機関はJUDAに追い詰められ、一か八かの総力戦に突入。
マサキもグラン・ネイドルに乗り込みこれに参加する。


石神さん…僕を捨てた報いを受けてもらう


だが、石神の策で裏切った沢渡がロストバレルのファクターとなったことで真のオーバーライドが発生し真の敵、ヒトマキナが襲来してしまう。
しかしその時、この事態を引き起こした張本人である石神がこれを迎撃する。


どういうコトだ?……我らが敵は同じ―――


マサキ


!!


理由はどうあれお前を一人にしてしまったコト
本当に申し訳ないと思っている


…石神さん…



この時石神の口から初めて全ての真実を明かされたことで、マサキは石神が何も言わず一人で機関を去った理由を理解し、彼のへ長年の恨みが間違いであったことを知る。
そして出現したヒトマキナに対し始まったJUDAとの共闘の際にも浩一と共に先陣を切って戦い、見事撃破に成功した。


しかし、次なるヒトマキナの襲来を阻止するため石神は転送フィールドに転送フィールドをぶつける特攻を敢行し、ジュダ諸共消失してしまう。


長い時間を経てようやく取り戻せたはずの絆を永遠に失ってしまったマサキは、グラン・ネイドルのコクピットでただ涙を流し続けていた……



その後、JUDA特務室が加藤機関に加わった際に森次玲二と対峙。
石神の真実と死を経て捨てたはずの感情が戻ってきたことを自嘲気味に語るが、その会話の中で自分も石神に未来を託された一人という事を再確認し、戻ってきた感情と共に戦い抜くことを決意する。


月のジャミング施設破壊任務では桐山英治プリテンダーの輸送役を任され、敵の罠に嵌りヒトマキナ丙型三体を一人で相手することになるがなんとかこれを撃退し生還する。



《最終章》

三年後。
右目は隠したままだが髪を短くし、石神のことがあってか服も昔のようなスーツに変えている。
久嵩の側近という立場は変わらないが、表情はやや柔和になり、シズナが久嵩の襟元を掴んで振り回す様を見て慌てふためき、真来梓の予想外の行動に久嵩共々驚愕するなど、感情が自然に出るようになっている。



戦闘では依然グラン・ネイドルに乗り前線に出ており、多数のヒトマキナを撃破して、『終焉』戦では無理をおしてビームを正面から受けグラン・ネイドルを損傷させながらもビームの反撃でダメージを与える。
この時の損傷が元で最終決戦ではグラン・ネイドルが使えず、ネイキッドで出撃となってしまうが、宗美のタリスマンとの連携を見せシャングリラを護衛。
やや劣勢にはなりながらも生き残る。




最終回エピローグでは他の加藤機関メンバーと共にたたずむ姿が描かれており、石神に託され守り抜いた未来を生きているようである。




【アニメ版】

こちらも久嵩の側近として序盤から度々登場。
原作同様の右目を隠したカウボーイスタイルで感情を出さないところも同じ。
グラン・ネイドルを操り「スフィア」と呼ばれる謎の球体を世界各地に設置する任務を遂行しているが、徐々にその行動は久嵩とは別の所に向かっていく。



その正体は異世界・高蓋然性世界からやってきた人と機械が融合した「マキナ人間」
高蓋然性世界を支配する統一意思セントラルの一部として、浩一たちの住むこちらの世界への侵略を推進するべく、その先兵となることを申し出た久嵩の補佐兼監視役として送り込まれた存在。
つまり、浩一たちJUDAの面々だけでなく久嵩にとっても敵である。


マサキが感情を面に出さないは、意思を統一され個としての感情を失ったマキナ人間であるため。
右目を隠しているのもマキナ人間特有の黒化した肌ファクターアイを隠すためだった。


上記のスフィアもこちらの世界と高蓋然性世界を結ぶ次元の穴を開くための装置であり、作中では久嵩とは別に侵略の足掛かりとするべく戦闘に敗れた英治や宗美をマキナ人間へと改造するという暴挙にも及んだ。



最終決戦ではこちら側の世界への侵攻に成功したセントラルのマキナ部隊と合流。
加藤機関とJUDAの連合部隊を迎撃するが、シャングリラの特攻でグラン・ネイドルを破壊され、ネイキッドで浩一と絵美が乗るラインバレルと対決。
オーバーライドでラインバレルを圧倒したうえにコクピットを攻撃し絵美を殺害する。
しかし、これによりラインバレルmode-Cが発動。「マキナ殺し」の力を前に劣勢となり、ネイキッドごと巨大マキナ・セントラルと融合し反撃に出るものの、最後はエグゼキューターの斬撃で機体をバラバラにされ敗北し消滅した。



原作終盤の立ち位置を考えると別キャラともいえるレベルの違いだが、千葉氏のクールな演技は結構ハマっており、特にマキナ人間としての本性を表してからの浩一との問答は中々カッコいい。
また、水着回では何故か沢渡たちに付き合って律儀にバーベキューに参加している姿を見せている。




【搭乗機】

◆グラン・ネイドル

全長:120.1m
頭頂高:75.8m
重量:5230.7t


マサキがファクターを務める都市殲滅型マキナ。意匠は「亀甲に蛇の目」。
巨大な黒い卵のような外観で、そのサイズは通常のマキナの10倍以上。ヒトマキナを除けば戦艦型のシャングリラに次ぐ巨体を誇る。
ただしこのグラン・ネイドル自体にはコクピットや電脳は存在しない。
実際にファクターが搭乗しているのは内蔵された「ネイキッド」の方であり、グラン・ネイドルはネイキッドの武装ユニット的な存在である。
つまりデンドロビウムのオーキスみたいなもん。


巨体ながら大気圏内での単独飛行が可能であり、機体後部に設置された三基の大型ブースターによって高い機動力を発揮する。
更に状況に応じて機体を変形させることが出来、側面に折り畳まれたマニピュレーターと底部の大型バインダーを変形させた脚部を展開することで格闘戦形態「コンバッティブモード」をとることが出来る。
この格闘形態でも見た目以上の反応速度と機動性を持ち、陸上での格闘戦で敵マキナを圧倒する。


また、機体内部にネイキッド以外のマキナ一機程度を収容するスペースがあるほか、シャングリラ後部に接続されることでグラン・ネイドル自体をシャングリラの追加ブースターとして利用することも可能となっているなど、その巨体に見合った多彩な機能を備えている。



アニメではセントラルの侵略兵器としてスフィアの発生装置を内蔵するが、変形機構は見せていない。



◇装備

  • ビーム砲

機体の左右側面に13門ずつ、計26門を内蔵。
エネルギー充填にやや時間はかかるが、空中から斉射するだけでもビームを雨のように降らせ地表の敵を殲滅することが出来る。


  • 対ビームシールド

グラン・ネイドル固有の不可視シールド。敵機のビームを捻じ曲げ弾き無効化する。
流石に全周展開は出来ないが、ラインバレルやヒトマキナたちのビームを防げるためそれらにとっては厄介な装備。
反面、実弾や爆薬、物理格闘などには効果が無く、それらには大した耐性はない。


  • マニピュレーター

格闘形態で使用する大型腕。
先端に三本指があり、更にその一本一本に通常のマキナのものと同サイズ五本指マニピュレーターが付いている。
更にその五指マニピュレーターが一本ずつ剣を保持しており、三本の剣を長い爪のように使い敵機を切り裂くことが出来る。




◆ネイキッド

全高:18.3m


グラン・ネイドルの制御用ユニットであり、単体でマキナとしての機能を持つ機体。
細身のボディに赤い装甲、後頭部から伸びた8本の長いケーブルが特徴。
ネイキッドは「」=「グラン・ネイドルを着込む本体であること」を示している。


普段はグラン・ネイドルの正面中央部のハッチに格納されており、頭部のケーブルを接続することでグラン・ネイドルを操作している。
接続さえ出来ていれば制御は出来るため、ケーブルがとどく距離までならグラン・ネイドルから出た状態で双方を操縦することができる。
なお、格納時でもネイキッドの頭だけは外に出ている。


戦闘装備の大半がグラン・ネイドル側に設置されているため、基本的にこのネイキッドは敵機の接近に対する緊急迎撃や広域破壊を禁じられた任務くらいでしか単体運用されない。
しかし、基本性能は他のマキナに劣らず、ラインバレルとも互角に戦えるなど戦力としては十分である。


◇装備

  • エリミネーター

ネイキッド唯一の武装。「排除する者」。
機体の身の丈ほどもある巨大な刃にグリップが付いた特殊な大型刀。
扱いは難しそうだが、マサキはこれを器用に使いこなしている。


  • オーバーライド

アニメ版オリジナルの機能。
ラインバレルと同様の連続転送攻撃を行うことが出来る。




◆セントラル

統一意思セントラルの最終兵器である非人型巨大マキナ。アニメ版ラスボス機。
巨大な樽のようなボディにキノコの笠のようなパーツが乗り、そこにラインバレルの似た巨大な顔がついている。
機体各部から無数のビームを放つことが出来、顔の部分の口を開くとそこから極太のビームを発射する。


最終回でネイキッドごとマサキと同化しラインバレルmode-Cと交戦。
エグゼキューターにビームをぶつけ相殺するが、正義の味方としての覚悟を新たにした浩一に接近されエグゼキューターの斬撃で機体をバラバラに切り刻まれ破壊された。





【関連人物】

上司。
原作では半世紀を共に戦い強い信頼関係で結ばれているが、アニメ版では互いを利用しようとする敵同士という真逆の関係に。


  • 石神邦生

原作では父親のような存在として久嵩以上に信頼を寄せていた。
しかし、人類を救う計画を遂行するため石神が離反したことで敵対することとなり、再び絆を取り戻した直後に死別してしまう。
一方、アニメ版ではほぼ絡みなし。


  • 真田八十介

同僚。
年配であるためか、石神以外でマサキが「さん」付けで呼ぶ数少ない相手。


共に原作最終章で共闘。
しかしアニメ版では敗北した二人を回収しこっそりマキナ人間へと改造している。


原作では真田と共に彼女の初戦の相手となる。
アニメ版ではペインキラーの性能を出しきれない彼女に皮肉を言う。


石神が見初めた正義の味方。
原作では何度か交戦するがその度に辛辣な言葉をぶつけ、浩一からは「ロン毛野郎」と言われ嫌われていた。
しかし石神の真意を知ってからは彼の持つ可能性を認め、連携することも。


アニメ版ではラスボスとして対峙。
長々と語ったセントラルの理屈を「かっこいいから」の一言で跳ね除けられてしまい、敗北を喫する。




【余談】

◇原作単行本では7巻と18巻で計二回表紙を飾っているが、青年姿と少年姿、背景もネイキッドとグラン・ネイドルに分けることで差別化されている。






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  • 和解してから空気気味よね この漫画ではよくあるけど -- 名無しさん (2017-06-12 21:09:46)
  • ぶっちゃけスパロボで初めて見た時は矢吹丈のオマージュキャラなのかと思ってた。 -- 名無しさん (2017-06-12 22:42:42)
  • スパロボではLは厄介な敵(しかもほぼ悪役の元締め)。UXでは面倒な敵→心強い味方(反撃無双的な意味で) -- 名無しさん (2017-06-13 00:59:47)
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  • 真田のじいさんロストバレルのこと知ってたし現役隊長組の中では最古参だったりすんじゃね? -- 名無しさん (2017-06-17 15:37:01)

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