登録日: 2016/12/08 Thu 11:40:02
更新日:2024/02/01 Thu 13:41:23NEW!
所要時間:約 6 分で読めます
▽タグ一覧
war of brains tcg dcg デジタルカードゲーム タカラトミー ホビージャパン 戦争 音ゲー ゲーム
WAR OF BRAINSはタカラトミー×ホビージャパンが提供するスマートフォンゲーム。
略称は「ウォーブレ」「WOB」など。iOS/Androidで2016/12/02より配信。
概要
終わらない戦争、果てしなく極められる兵器群、それは多くの人々の命を生贄に求めた。
悲劇を生み出さないために、各国は「世界電子平和推進条約」を締結。
戦争に参加する紛争当事国は、戦争の代わりに「国際電子裁判所」における模擬実験で決着をつけることになった。
時を同じくして、謎の企業Godbook Inc.がデジタルカードゲーム『WAR OF BRAINS』を発表。
そして「ゲームの勝敗が模擬実験に反映されている」という疑惑と、
各国が何故かゲームの勝敗実績を重視するようになったことで、
優秀なプレイヤーの国籍が投資対象と化していった。
…ということで、所謂デジタルカードゲーム系のゲーム。
先行するHearthstoneとルールが近似している(というか確実に参考にしている)が、
作っている人たちがタカラトミー×ホビージャパンなので、勢力の特徴がMtGの「カラーパイ」に近いものになっており(媚をウルザ)
MtGプレイヤーの他、DMをやっているプレイヤー(媚をウルス)、WIXOSSをやっているプレイヤー(媚をウルトゥム)あたりにとっつきやすい感覚にアレンジされている。
まあハースもMtGのルールに近いし(というかTCGでMtGの影響を受けていないゲームのほうが存在しないが)。
他DCGとの大きな違いは後述のBGMに非常に力を入れていることや手軽な確定、ランダム除去が少ないので、ダメージを与えるカードの重要さが高めなことだろうか。体力4以下と5以上では除去の困難さが変わってくる。
また独自の効果を持つカードが多いため、シャドバやハースよりも効果のテキストは長めの傾向がある。デザイナーの遊び心で一見では効果がわからない独特なものも。例:運命を選択する、コマンドを入力する、タイムトラベルするなど
ルール
最初は先攻3枚・後攻4枚の手札を持つ。1回だけカードを複数選択し引き直す(マリガン)が可能。
ソウルバーストとオーバーヒートという独自システムがある。
自分のターンでは以下のように行動する。
①ドロー
②追加でドローするか、メモリーを増やすかを選択する(2t目までは選択無しでメモリーが増え、メモリーが8個あるときは勝手にドローが選択される)
メモリーはMtG、DMやハースでいうマナにあたるもの。上限は8で、「そのターン使用済みになっているメモリー」は空のメモリーと呼ばれる。
ターンごとに空のメモリーは空じゃなくなる。
③ユニットを配置するか、スペルを使用、トラップの設置、または場に出ているユニットで攻撃する
④ターンエンド。このタイミングで発動する効果もある。その後相手のターン。
ライフが0になるか、デッキがない状態でドローをすると即座に敗北となる。
ね、簡単でしょ?
カードの種類はクリーチャー枠のユニット、呪文にあたるスペル、相手の行動に反応するトラップ、特定の条件で手札に加わるお邪魔カードのウイルスがあり、Shadowverseでいうアミュレットや
Hearthstoneの武器にあたる存在はない(そもそもリーダーがいない)。
独自システム
- ソウルバースト
ユニットが倒された際に1体につき1ずつ蓄積されるソウルによって、ゲーム中1回だけ発動できるシステム。貯まったソウル数によってレベル3までパワーアップする。バフや蘇生など勢力によって能力も違っておりこれらをどう生かすかも戦略の一つ。
カードの中にはこれの効果をパワーアップしたり独自の強力な効果に変更するものもある。
- オーバーヒート
そのターンに使えるメモリーではなく使うカードのコスト分メモリーの上限を破壊してカードを出すシステム。これも使えるのは1回のみで対象はユニットのみでスペルは使えない。
また出すユニットのコスト分メモリーが溜まっていないとそのユニットは出せない。例えば8コストのユニットを出すのには8メモリーまで溜まっていないとダメで、1メモリーから2コスト以上のカードを出す等は出来ない。
8メモリー貯まった状態だと毎ターン2ドローになり、デッキが残り1枚だと即座に敗北してしまう。長期戦時にはたまにこれが起きるため、オーバーヒートでメモリーを割り過剰ドローを防ぐという使い方もある。
- GC専用BGM
DCGでしかできないウォーブレの最大の特徴の一つ。後述の最高レアリティであるゲームチェンジャーのカードを出すとBGMが流れだすというもので、ゲームチェンジャーの1枚1枚に専用BGMが用意されており非常に力が入っている。
このことからウォーブレは音ゲーと言われることも。実際、音ゲー界隈で著名な作曲者が何人も参加しているので間違いではないかもしれない。
カードレアリティ
レアリティは全部で4つ+プロモーションカードが存在する。
いずれも「 UNDERSIDE」と呼ばれる上位レアリティバージョンが存在はしている。いわゆる色違い版だが一部のカードはイラストに変更点があるものも。女性のGCは色違いに加えて中の人のサインが書かれる。
世界観的にはUS版はエレクトリック・チキン・サービスというハッカー集団が作った海賊版とされる。
初期から存在するベーシックカードはレアリティがない。
- コモン:一番低いレアリティ。
- レア:上位レアリティ。
- スーパーレア:デッキに3枚入れられるカードの中では一番高いレアリティ。素直に使いやすい効果が多い。
- ゲームチェンジャー:他のDCGでいうレジェンドにあたるデッキに各1枚ずつしかいれられない最高レアリティ。略してGCとも呼ばれる。素直に強力なものからかなりトリッキーなもの、他のカードには一切ない特異な効果を持つものまで揃っており、上手く使えば名前の通りゲームの流れを一気に変えられる切り札達。
- プロモーション:デイリーミッションで入手できるプロモーションパックやパックのボックス購入特典等、通常のパックでは手に入らないカードがここに当たる。
ほぼ事前告知なしでシークレット枠が実装された。内容は過去のGC2種類の絵違いバージョンで、なんとBGMまでそれ固有のものになっている豪華仕様。
カードはパックで引く他ミッション、ハース系らしく『BIT』を消費してクリエイトでも作れる。
また、課金だけではなくパックは『NEURO』を消費しても買えるが、始めたばかりの初心者はそちらよりもビルド戦での使用をおすすめする。
ビルド戦はカード資産必要とせず、例え負けてもプラスはあってもマイナスがないため資産と経験を稼ぐにはもってこいだからである。
現時点で存在する勢力
[[LAPIS>LAPIS(WAR OF BRAINS)]]
- ナビゲーター:SHINO
- ソウルバースト:レイジ(強化)
最初から使える勢力で、MtG/WIXOSSの緑やDMの自然文明に近い。
でも獣と機械で構成されている。
パンプアップやブースト効果が多いが除去札が少なく、また並べられないと一気に窮地に。
ビートダウンが好きな人向け。
[[TAOSIN>TAOSIN(WAR OF BRAINS)]]
- ナビゲーター:MEIYO
- ソウルバースト:サルベージ(蘇生)
「ドラゴン」と「機械」で構成される戦闘集団。
MtG/WIXOSSの赤やDMの火文明に近い。でもサルベージがソウルバーストでウイルスもばらまく。
やはりビートが好きな人向け。除去札は揃っているがスタッツ上昇手段が限られるのがネック。
[[SHEDO>SHEDO(WAR OF BRAINS)]]
- ナビゲーター:ANILA
- ソウルバースト:サモン(召喚)
「医学」と「文化学」に長けた国家で、回復が得意。
スタッツも他の勢力に比べて高いユニットが多い。
能動的にメモリーを増やす効果を持つカードを持っている国で、自分のメモリーをブレイクするカードやメモリーを残すことで効果を発揮するカードが多いのでメモリー管理が重要になる。
MtG/WIXOSSの白やDMの光文明をイメージしているのだろうか。
[[E.G.UNION>E.G.UNION(WAR OF BRAINS)]]
- ナビゲーター:ISABELLA
- ソウルバースト:ダウン(弱体)
「化学」と「生物学」に長けた国家。ナビゲーターはパツキン巨乳なのに。
除去関係が豊富なことに加え、ソウルバーストの効果もあって相手のユニットを破壊する能力は他の国より頭一つ抜けている。
その他にログアウトで効果を発揮するユニットを利用して自分のユニットを破壊して効果を発揮するカードも多めという
MtG/WIXOSSの黒やDMの闇文明もかくやの動きである。
[[MAGNA>MAGNA(WAR OF BRAINS)]]
- ナビゲーター:WHITE
- ソウルバースト:ヒール(回復)
「化学」と「医学」の国。
相手を弱体化させたり、そこから破壊を得意とするコントロール国家。
ドローや搦手の手段がウイルス関係のカードも豊富で、一度流れを取られるとかなり厄介な動きをされる。ゲームチェンジャーも軒並み強力なものが揃っている。
MtG/WIXOSSの青やDMの水文明に近い。勢力色は青だけどナビゲーターはWHITE。
- 現在流行のデッキタイプ:ウイルスコントロール
NEUTRAL
特定の勢力に属さないやつ。とはいいながらも種族の関係上、活躍する勢力が限られるものもいる。
汎用性が高いのは《追憶の聖戦士 シルヴィア》《ラッキー》など。
その他
発表からリリースまでにシャドウバースがリリースされたことや、挙動が不安定だったり特定のカードで操作が出来なくなる等のバグを初期から抱えていたことで、しばらくユーザー数が非常にマズイ時期になっていた時期があった。特にバグ関係はしばらく尾を引くこととなり、その関係かB1(第4弾)からは開発が変更されている。今は比較的挙動もプレイヤー数も安定してきた(はず)。
上記の人口が少なすぎたことからウォーブレ村、限界集落と例えられた。そこから定着したプレイヤーの通称が村民である。ここの流れからか公式生放送は村の寄り合い、布教動画や活動のことを村おこし、ユーザーが一気に増えることを人口爆発などと呼ばれたりする。
残念ながらストーリーモードにはほぼ反映されてないのだが、各国ごとにウォーブレ独自の世界観やストーリーによるキャラの設定、繋がりがしっかり存在していてそれらもカードのイラストやフレーバーに反映されている。ストーリーの立場から効果をそれに準ずるものにしたカードもある。
最初のカードパックから新弾毎に全体のストーリーがそれぞれ進行しており、特定のキャラの関係者が出てきたり、キャラの立場が変わっての別バージョンになったりやパワーアップした結果GC化したり、国を離脱したキャラがニュートラル化するなんてことも。
ユニットやスペルに限らずほとんどのカードに他のカードとなにかしら繋がりがあるので、イラストやフレーバーテキストから想像するのも面白い。詳しい世界観設定が語られたのが現状だと有料会員の放送のみなのが惜しい。
追記/修正はゲームチェンジャーのUNDERSIDEを引き当てるかクリエイトしてからお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 音ゲータグついてて笑った 確かに曲素晴らしいけど -- 名無しさん (2018-05-20 19:32:16)
- 何もかも懐かしい -- 名無しさん (2023-06-27 00:45:59)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧