登録日:2016/10/22 Sat 11:10:04
更新日:2024/01/29 Mon 11:05:41NEW!
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dcコミックス アメコミ バットマン リバイアサン new earth earth-0 ポストクライシス プレフラッシュポイント グラント・モリソン ヤニック・パケット ペール・ペレス クリス・バーナム キャメロン・スチュワート ウロボロス バットマン・インコーポレイテッド 死神男 ドクター・ディーダラス スコット・クラーク
『Batman Incorporated』は2010年にDCコミックスで出版されたアメコミ作品。
『Batman Incorporated Vol.1』#1~#8
発売 2010年11月から
脚本 グラント・モリソン
作画 ヤニック・パケット(#1~#3、#5)、ペール・ペレス(#3)、クリス・バーナム(#4、#6~#7)、スコット・クラーク(#8)
『Batman Incorporated: Leviathan Strikes!』
発売 2011年12月
脚本 グラント・モリソン
作画 キャメロン・スチュワート(Chapter 1)、クリス・バーナム(Chapter 2)
日本では2014年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。
異才グラント・モリソンの描くバットマン・サーガ第3部第1巻。
グラント・モリソン担当期の『バットマン&ロビン』最終話でブルースが創立を発表した『バットマン・インコーポレイテッド』の活躍を描いた作品。
ゴッサムから世界に飛び出し様々な舞台でバットマンが謎の組織『リバイアサン』と戦っていく。
『フラッシュポイント』で『DCユニバース』全体がリブートされたが、ストーリーをそのまま引き継いで『Batman Incorporated Vol.2』が創刊されている。
『Batman Incorporated Vol.1』#1~#2
『Batman Incorporated Vol.1』#3~#5
『Batman Incorporated Vol.1』#6
『Batman Incorporated Vol.1』#7
『Batman Incorporated Vol.1』#8
『Batman Incorporated: Leviathan Strikes!』Chapter 1
『Batman Incorporated: Leviathan Strikes!』Chapter 2
『Batman Incorporated Vol.1』#1~#2
【物語】
ドクター・シヴァナの元から重要な結晶体を盗み出したバットマンとキャットウーマン。
彼らはそのまま日本のヒーロー、ミスター・アンノウンを『バットマン・インク』に誘うため日本に向かった。
しかしミスター・アンノウンはすでに殺されていたためバットマンたちは犯人探しに乗り出した。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
世界へと飛び立った闇の騎士。ミスター・アンノウンを『バットマン・インク』に誘うため、キャットウーマンと共に日本に向かう。
- キャットウーマン(セリーナ・カイル)
猫のようなコスチュームに身を包んだ女盗賊。バットマンがドクター・シヴァナの元から結晶体を盗むのに協力し、そのまま日本まで付いてきた。
バットマンからは自由に行動する許可を出されていたが彼に協力する。日本の触手本に引いていたが死神男の用意した巨大タコと戦う。
- 治次郎
ミスター・アンノウンを手伝う青年。実は年老いたミスター・アンノウンの代役として肉体労働を担当していた。
氏名共に名前のようだがこれは漫画の神様手塚治虫と日本版バットマンを描いたことがある桑田次郎からとられている。
ミスター・アンノウンが殺されるのを目撃するがその場を切り抜ける。その後、同棲相手の美咲に呼ばれ自分のアパートに向かう。
そこで死神男に捕まった美咲を見つけ咄嗟に彼を銃で撃ってしまう。
それをきっかけに美咲が罠にはまるがバットマンとキャットウーマンの援護で事なきを得る。
ミスター・アンノウンの死に責任を感じバットマンに協力を申し出るが、銃を使ったために断られてしまう。
- 死神男
ドクロのマスクをつけた不死身の怪人。自分のコスチュームをシンプルにした部下を引き連れている。
元々はデスマンを名乗りアメリカで活動しバットマンとも戦ったことがあるが、名前を死神男(原書ではLord Death Man)に変え日本で一旗揚げようと企む。
手始めにミスター・アンノウンを殺害。現場を見た次郎を殺すため美咲を人質に次郎のアパートで罠を張っていたが、彼に撃たれ病院に運ばれてしまう。
その後、病院で復活し次のターゲットであるシャイニー・ハッピー・アクアゾンがいるお台場に向かう。
- ミスター・アンノウン
日本で有名なヒーロー。中折れ帽にドミノマスク、マントを付けたシンプルな外見だがバットマンも尊敬するほどの能力の持ち主。
表向きは漫画やおもちゃを取り扱う店ガッの店長で地下に秘密基地を持つ。1年前から肉体労働を次郎に任せ自分は基地でサポートを担当していた。
死神男に手を硝酸酸で溶かされた後、顔を溶かされ殺された。
- 美咲
ジローの同棲相手。死神男の人質にされてしまう。次郎が彼を倒すが罠が発動し巨大タコに襲われてしまう。
キャットウーマンに救われるが事件に巻き込まれた原因が次郎にあると思い彼と別れる。
- シャイニー・ハッピー・アクアゾン
日本のヒーローチーム『スーパーヤングチーム』に所属するヒーロー。『ポセイドンの宝冠』をお台場の海洋博物館でお披露目する。
『Batman Incorporated Vol.1』#3~#5
【物語】
『バットマン・インク』にエル・ガウチョを誘うためアルゼンチンを訪れたバットマンは3人の盲目の子供の誘拐事件に巻き込まれる。
一方、バットウーマンはケイン・コロッサル・カーニバルと呼ばれた遊園地で3人の海兵隊員を殺したジョニー・バレンティンを追っていた。
一見関係ない2つの事件を追うヒーローたちだったが『ウロボロス』に導かれフォークランド諸島に集結する。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
世界へと飛び立った闇の騎士。エル・ガウチョを『バットマン・インク』に誘うためアルゼンチンを訪れた。
3人の子供の誘拐事件でエル・ソンブレロの罠にはまりエル・ガウチョと戦うことになった。
その際、エル・ガウチョがかつての恋人キャシー・ケインの死に関わっていると知り動揺するが、
何とか切り抜けスコーピアナの後を追いフォークランド諸島を訪れる。
- エル・ガウチョ(サンティアゴ・バルガス)
アルゼンチンのバットマン。顔に赤い覆面をつけている。ポーラやナイフが武器。表の顔は馬主で大富豪で美女たちの憧れの的。
バットマンの正体がブルースだと知らない。バットマンから『バットマン・インク』に誘われるがこれを拒否する。
バットマンと共に3人の子供の誘拐事件を追いエル・ソンブレロの罠にかかりバットマンと殺し合わされる。
その際、かつて『スパイラル』という組織でエージェント33として活動しておりキャシー・ケインを死に追いやったとばらされる。
結果バットマンの怒りを買うが何とか切り抜け、スコーピアナの後を追いフォークランド諸島を訪れる。
- バットウーマン(ケイト・ケイン)
バットマンのようなコスチュームを着た女性ヴィジランテ。
ケイン・コロッサル・カーニバルと呼ばれた遊園地で3人の海兵隊員を殺したジョニー・バレンティンを追っていたが、
偽バットウーマンに妨害され逃げられてしまう。『ウロボロス』というキーワードをもとにフォークランド諸島に向かう。
- フード(ジョージ・クロス)
『THEY』と呼ばれる組織に所属するイギリスの諜報部員。スパイだが軽い性格でその名の通りフードをかぶっている。
上司のマトロンの命令でフォークランド諸島に向かいバットウーマンと出会う。
≪ヒーロー≫
- ビクトリーV
かつて存在したイギリスのヒーローチーム。
メンバーは
2代目ナイトの父親ナイト(パーシー・シェルドレイク)
難解な表現でしゃべるロボットヒロインアイアンレディ
肉体を非実体化する能力を持つファダル
強力なハンマーを持つミスター・アルビオン
眼帯をして特殊な銃を持つキャプテン・カーネーション
20年ほど前、フォークランド諸島でドクター・ディーダラスと戦い、ナイトを残し全滅しながらも彼を島に閉じ込めた。
- シマロン
アルゼンチンのヒーローチーム『スーパーマロン』の一員。
国連の極秘任務がかかわる3人の子供の誘拐事件の調査のため、ブラック・ミゲルを名乗りエル・パパガヨのもとに潜入していた。
しかし潜入がバレてエル・パパガヨに殺されかかっていたところをバットマンとエル・ガウチョに救われる。
≪ヴィラン≫
- エル・パパガヨ
謎の皮膚病を患っている嘴のような布を付けた男。オウムを相棒にしている。ボスの命令で3人の子供の誘拐事件に関わり、
潜入調査を行うシマロンの存在に気付き彼を処刑しようとした。
しかしバットマンとエル・ガウチョに防がれ逃げようとするがスコーピアナに裏切られ殺された。
- エル・ソンブレロ
中南米のプロレス、ルチャリブレで使われるマスクをつけソンブレロをかぶっている罠の達人。
『バットマン:R.I.P.』でジョーカーに殺されたかに思われたが車椅子生活になりながらも生存。
スコーピアナと協力して3人の子供の誘拐事件を起こしバットマンとエル・ガウチョを罠にはめ殺し合いをさせる。
彼らが罠を脱するとスコーピアナに追いていかれバットマンに倒された。
- スコーピアナ(トリステッサ・デリシア)
サソリのような鎧を身に着け青サソリと呼ぶ小型ロボットを使う。エル・ガウチョにとってのキャットウーマンのような存在で何度も戦っている。
サンティアゴの屋敷で素顔でブルースと対面し彼と死のタンゴを踊る。その後、エル・ソンブレロと共にバットマンとエル・ガウチョを罠にはめる。
彼らが罠を脱するとエル・ソンブレロを置き去りにしてフォークランド諸島に向かった。
- ジョニー・バレンティン
3人の海兵隊員を殺した疑いのある人物。バットウーマンに追われて遊園地に逃げ込み偽バットウーマンに助けられ姿を消す。
- 偽バットウーマン
ジョニー・バレンティンを助けたキャシー・ケインの偽物。黒いボンテージを着るなど微妙に外見が異なる。バットウーマン(ケイト・ケイン)に敗北した。
- ドクター・ディーダラス/エージェント・ゼロ(オットー・ネッツ)
フォークランド諸島に閉じ込められていた老人。山高帽をかぶり独特なメガネをかけている。
『煙幕マント』と呼ぶその名の通り煙幕のように実体を持たないマントを身に着けている。
元々はナチスでヒトラーに仕え魔術の研究していたが大戦後、イギリスに渡り保護され諜報機関で活躍した。
その後アルゼンチンで組織を再結成し『スパイラル』と名付け名前をドクター・ディーダラスに改めた。
エージェント33(サンティアゴ・バルガス)を通してキャシー・ケインに指示を出しバットマンと結婚させようとするが失敗する。
キャシーと対面した際、彼女が自分の娘だと告げている。その後、フォークランド諸島で『ビクトリーV』と戦いフォークランド諸島に閉じ込めらた。
何者かによって封印を解かれ『ウロボロス』と呼ぶ計画の準備をする。
≪その他≫
- ジェイコブ・ケイン
ケイトの父親でアメリカ特殊作戦軍の大佐。娘の自警活動をサポートしている。
- バットウーマン(キャシー・ケイン/キャシー・ウェブ)
ケイト・ケインより以前にバットウーマンとして活動していた女性。
『DCユニバース』の世界観を大きく変えたイベント『クライシス』でその存在は消滅していたが、
『バットマン:R.I.P.』の頃からその存在が示唆され本作で正式に復活を果たした。
映画監督として才能を発揮し様々な人物と浮名を流す一方ある組織のエージェントとしても活動していた。
その後ブルースの母マーサの兄ネイサンと結婚、彼が急逝すると彼からプレゼントされたサーカスで気を紛らわしていた。
再編された組織『スパイラル』からバットマンに関する任務を受け取り彼に近づくためにバットウーマンとなった。
当初バットマンからはその行動を否定されていたがいつしか恋人関係になっていった。
そして本気で彼を愛するようになり彼を『スパイラル』から守るため姿を消し死を偽装した。
- ロビン(ディック・グレイソン)
バットマンの初代相棒で現在のナイトウィング。キャシー・ケインの回想に登場。バットマンがバットウーマンと付き合うのを快く思っていなかった。
- エース・ザ・バットハウンド
ブルースの飼い犬で共に任務にあたることもあった。キャシー・ケインの回想に登場。
- アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。キャシー・ケインの回想に登場。
『Batman Incorporated Vol.1』#6
【物語】
ペンシルベニアのギャングのリーダー、ジョー・アベレージはゴッサムに進出しようと考えていたが
ブルース・ウェインが『バットマン・インコーポレイテッド』と呼ばれる組織を支援している情報を手に入れる。
その情報の真偽を確かめるためジョーは裏社会の私立探偵ネロ・ニクトの話を聞く。
【登場人物】
- ネロ・ニクト
この話の語り部で夜の目の異名を持つ裏社会の私立探偵。巨体で目に機械を埋め込んでいる。
ジョー・アベレージの依頼で『バットマン・インク』の情報を集め彼らに伝える。
≪バットマン・インコーポレイテッド≫
- バットマン(ブルース・ウェイン)
世界へと飛び立った闇の騎士。ゴッサムはもちろん世界中に出向いて悪との戦いに身を投じる。
- アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。彼もまた『バットマン・インコーポレイテッド』の一員として戦う。
- バットボット
バットマン型のロボット。エモティコンマンの襲撃からブルースを守る。
- バットマン(ディック・グレイソン)
ブルースの養子で初代ロビン、ナイトウィングとして活躍し現在はゴッサムを守る闇の騎士。ゴードンの冤罪事件を解き明かす。
- ロビン(ダミアン・ウェイン)
ブルースの実子で新たなロビン。ディックと共に行動している。
- ジェームズ・ゴードン
ゴッサム市警本部長。バットマンの良き理解者。『バットマン・インク』の一員の証としてピンバッジをつけている。
彼の失脚を狙った冤罪事件に巻き込まれたが2人のバットマンによって無罪が証明された。
- レッドロビン(ティム・ドレイク)
ブルースの養子で3代目ロビンとして活動し現在は独立している。ブルースから海外での潜入任務を頼まれ、ともに活動する『アウトサイダーズ』を紹介される。
- アウトサイダーズ
バットマンによって結成されたヒーローチーム。
メンバーは
美貌と精神パワーを持つ吸血鬼ルッカー(エミリー・ブリッグズ)
様々な物質に体を変化させることができるメタモルフォ(レックス・メイソン)
運動エネルギーを蓄積・変換するフライトトレイン(エリック・モーラン)
妖刀『ソウルテーカー』を操る女戦士カタナ(山城タツ)
様々なパワーを持った光を放つヘイロー(ガブリエル・ドー)
レッドロビンに隠密部門メンバーとして紹介される。
- バットガール(ステファニー・ブラウン)、ハントレス(ヘレナ・ベルティネリ)
『バットマン・インク』の女性メンバー。今回は顔見せ。
- ナイトランナー(ビラル・アスラー)
フランスのバットマン。イスラム系移民でパルクールを駆使して戦う。子供の人身売買事件を解決する。
- オラクル(バーバラ・ゴードン)
ジェームズ・ゴードンの義理の娘で初代バットガールとして活躍した。子供の人身売買事件についてブルースと情報を交換する。
- ブラックバット(カサンドラ・ケイン)
香港のバットマン。暗殺者の娘で3代目バットガールとして活躍した。ネオ・ヘロインの密輸を防ぐ。
- ダーク・レンジャー(ジョニー・ライリー)
オーストラリアのバットマン。『バットマン:ブラックグローブ』で殺された初代ダーク・レンジャーのサイドキック、スカウトとして活躍した。
表の顔はアボリジニの若者でタトゥー・スタジオを営んでいる。富裕層向けの人身売買組織を捕まえる。
- バットウィング(デビッド・ザビンビ)
アフリカのバットマン。表の顔はムタンバの医師で旧王家や旧国家元首の血縁関係にある。
トラクティルとスパイドラと共に『リバイアサン』の訓練施設を破壊する。
- トラクティル、スパイドラ
『バットマン&ロビン』に収録された『Batman: The Return』に登場したミュータント。バットマンに命を救われ協力している。
『バットマン:ブラックグローブ』で死亡した初代に代わる人物。この時点では正体は不明。
- エル・ガウチョ(サンティアゴ・バルガス)
アルゼンチンのバットマン。キャシー・ケインの一件で責任を感じたのか『バットマン・インク』に加入している。
≪ヴィラン≫
- アベレージ・ジョーズ
ペンシルベニアのギャング。ジョー・アベレージをリーダーに電気工や整備工といった役割を名前にしたメンバーがいる。
ゴッサムに進出しようと考えていたがバットマン・インクの存在を知り情報を集めるため、ネロ・ニクトの話を聞く。
- エモティコンマン
顔文字を描いた覆面を付けたギャング。ブルースの命を狙うがアルフレッドとバットボットに防がれる。
『Batman Incorporated Vol.1』#7
【物語】
インディアン保留地で活動するマン・オブ・バッツとレイブンレッド。しかしレイブンレッドは辛く現実的な事件ばかりの日々に嫌気がさしつつあった。
そんな時、マン・オブ・バッツが怒りに任せ暴行事件を起こし警察に連れていかれたためコンビ解消の危機に陥ってしまう。
【登場人物】
- マン・オブ・バッツ(ウィリアム・グレートイーグル)
アメリカのインディアン保留地区のバットマン。インディアンの民族衣装を身に着けている。表の顔は医師。地区の人間には正体がばれている。
医師としての経験を活かしながら街の住人と交流したり事件を解決しているが、息子や上司には理解されていない。
宿敵ブラックエルクの息子サムの挑発に乗って手を出してしまい逮捕されてしまう。
- レイブンレッド(チャーリー・グレートイーグル)
マン・オブ・バッツのサイドキックで彼の息子。子供の頃はリトルレイブンを名乗っていた。
父と共に地元に密着した活動しているが本心では『ティーン・タイタンズ』のような活躍を望んでいる。
挑発に乗ってサムに手を出した父にあきれヒーロー活動をやめようとする。
- バットマン(ブルース・ウェイン)
世界へと飛び立った闇の騎士。レイブンレッドの前に現れ引退を止めようとする。
- サム・ブラックエルク
マン・オブ・バッツの宿敵ブラックエルクの息子。話しかけてきたマン・オブ・バッツを挑発し殴られる。
持ち物がただのクッキーだったためマン・オブ・バッツは逮捕され、彼もパトカーに同乗する。
『Batman Incorporated Vol.1』#8
全編CGで描かれた作品。
【物語】
投資家にインターネット3.0を紹介するために彼らをウェイン社に招いたブルース・ウェイン。
実際に体験してもらい反応は上々だったが、そこにゾンビウイルスが現れ襲い掛かる。
彼らを救ったのはインターネット3.0のアンチウイルスソフト、バットガールだった。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
世界へと飛び立った闇の騎士。新開発のバーチャルリアリティを導入したインターネット3.0を投資家に披露するがウイルスの襲撃を受ける。
バットマンのアバターを出現させ対処しようとするがブルース本人のアバターと同時に操作するため本来の力を発揮できていない。
- オラクル/バットガール(バーバラ・ゴードン)
ジェームズ・ゴードンの義理の娘で初代バットガールとして活躍した。
ブルースに与えられたバットガールのアバターを使って投資家たちのピンチを救いに現れる。
持ち前の知識を活かしてウイルスを侵入させた犯人を捜す。
- ソロモン、ベル・ブルジョア、アリ・ザマロフ、チュン・ウェイ、ベロセット、田中
インターネット3.0を体験している投資家たち。バットガールは彼らの内の1人がトロイの木馬となりウイルスを侵入させたとにらんでいる。
『Batman Incorporated: Leviathan Strikes!』Chapter 1
『DCユニバース』の世界観を大きく変えたイベント『フラッシュポイント』後の作品だがそれ以前の設定で描かれている。
【物語】
ブルースの指示でイギリスの『聖ハドリアン学園』に入学したステファニー。そこは女暗殺者を育てる魔性の学園だった。
【登場人物】
- バットガール(ステファニー・ブラウン)
スポイラー、4代目ロビンとして活躍した4代目バットガール。
『聖ハドリアン学園』に入学し潜入捜査を行う。バットマンたちに叩き込まれた技術と
父親がクルーマスターと呼ばれるヴィランだったことが助けとなり学園内の評価を上げていく。
しかし情報を流していたことがばれピンチに陥る。
- ジョリサ・ウィンザー
『聖ハドリアン学園』の生徒。父親はイギリスのヴィラン、ハイウェイマン。
ステファニーの目的を知りながら友人になる。しかしステファニーと共に情報を流していたと疑われ処刑されかける。
- 生徒
『聖ハドリアン学園』の生徒。全員美女で暗殺技術を叩き込まれ金持ちのボディーガードになっている。
戦闘服はバットウーマン(キャシー・ケイン)のコスチュームのマスクを変えたもの。
- 教師
『聖ハドリアン学園』の教師。学園に雇われた暗殺者で生徒に暗殺技術を教えている。
スコーピアナ(トリステッサ・デリシア)も教師の1人だった。外見は実在のセレブをモデルにしている。
- ピッグの息子(ジョニー・バレンティン)
『バットマン&ロビン』に登場したピッグ教授の息子。父親同様豚の仮面をつけている。
ステファニーとジョリサのどちらかが情報を流しているとして処刑しようとする。
- ユーナ・クレアモント
体操選手でオリンピック金メダリスト。実はこの学校の生徒で#4で登場した偽バットウーマンの正体。
彼女の写真をきっかけにステファニーとジョリサは仲良くなっていった。
射撃の的にされているヒーローたち。股間を集中的に狙われている。
『Batman Incorporated: Leviathan Strikes!』Chapter 2
Chapter 1同様、『DCユニバース』の世界観を大きく変えたイベント『フラッシュポイント』後の作品だがそれ以前の設定で描かれている。
モリソンらしい読むドラッグのような作品。
【物語】
緊急用の『バットシグナル』を受信したバットマンたちは巨大船『リバイアサン』に向かう。
そこでバットマンはドクター・ディーダラスの迷宮に迷い込んでしまう。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
世界へと飛び立った闇の騎士。これまでの事件から黒幕をイザベル・ジェットと疑っている。
ドクター・ディーダラスの罠にはまり同じことを何度も繰り返すアルツハイマー症候群のような状態になってしまう。
≪バットマン・インコーポレイテッド≫
ブルースの家族であり相棒。ブルースと共に巨大船『リバイアサン』に乗り込むが罠にはまりはぐれてしまう。
- バットウィング(デビッド・ザビンビ)
アフリカのバットマン。表の顔はムタンバの医師で旧王家や旧国家元首の血縁関係にある。
『バットマン・インク』に協力していることをムタンバ政府に追及されはぐらかすが、彼らが『リバイアサン』に協力しており殺されかける。
その後、仲間に救われバットマンに新事実を報告しようとする。
- フード(ジョージ・クロス)
イギリスのバットマン。イギリスの諜報部員で『バットマン・インク』に潜入調査している。
『スパイラル』の情報を手に入れオラクルに報告しようとするが上司のマトロンに攻撃される。
- ナイトランナー(ビラル・アスラー)、ダーク・レンジャー(ジョニー・ライリー)
フランスとオーストラリアのバットマン。先に巨大船『リバイアサン』に乗り込むが洗脳されディックたちに襲い掛かってしまう。
- エル・ガウチョ(サンティアゴ・バルガス)
アルゼンチンのバットマン。ドクター・ディーダラスに洗脳されバットマンを攻撃する。
- アウトサイダーズ
バットマンによって結成されたヒーローチーム。
メンバーは
美貌と精神パワーを持つ吸血鬼ルッカー(エミリー・ブリッグズ)
様々な物質に体を変化させることができるメタモルフォ(レックス・メイソン)
運動エネルギーを蓄積・変換するフライトトレイン(エリック・モーラン)
妖刀『ソウルテーカー』を操る女戦士カタナ(山城タツ)
様々なパワーを持った光を放つヘイロー(ガブリエル・ドー)
『リバイアサン』の衛星本部に潜入し死神男に出会う。
- オラクル/バットガール(バーバラ・ゴードン)
ジェームズ・ゴードンの義理の娘で初代バットガールとして活躍した。バットボットの指揮を執りバットマンたちのサポートをする。
≪ヴィラン≫
- ドクター・ディーダラス/エージェント・ゼロ(オットー・ネッツ)
元ナチスで諜報機関『スパイラル』のトップ。『リバイアサン』に協力している。巨大船『リバイアサン』でバットマンたちを迎え撃つ一方、
世界中で『バットマン・インク』を攻撃し全滅させようとする。
- 死神男
ドクロのマスクをつけた不死身の怪人。バットマンに敗北し宇宙に放逐されたはずだったが『リバイアサン』の衛星本部で『アウトサイダーズ』を迎え撃つ。
≪その他≫
- ルシアス・フォックス
ウェイン・エンタープライズのCEO。#1で登場したドクター・シヴァナの結晶体とドクター・ディーダラスの図形について報告する。
追記・修正お願いします。
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