魔神のガルド!

ページ名:魔神のガルド_

登録日:2016/02/03(水) 23:42:09
更新日:2024/01/18 Thu 13:59:40NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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魔神のガルド! 安藤英 最強ジャンプ 漫画 悪魔 メダル 魔神 小悪魔 ファンタジー 正統派少年漫画 顔芸 ワンピース風ディスガイア 集英社



此の世界が

崩壊の危機に

陥りし時

世界を救うべく

竜 現れん


『魔神のガルド!』とは、安藤英が『最強ジャンプ』で連載していた漫画のことである。単行本は全6巻。
作者の安藤は同誌で『ワンピースパーティ』を書いていることからもわかる通り、『ONE PIECE』で知られる尾田栄一郎の元アシスタントであり、
1巻の帯では尾田氏の推薦文が掲載されている。
既存の作品の二次創作やコミカライズ、もしくはお下劣ギャグ満載のオリジナル勢が掲載されている中、
バカ正直なほどに「少年漫画」をやっている稀有な作品でもあり、低年齢層向けとは思えない程に(シリアスな場面になりさえすれば)熱い。
あとやたらパイオツを強調した女性キャラが多い気がするが、尾田一門なら仕方ない。



あらすじ

魔界は長い間「魔神王」オウガ・ゾディアによる治世が敷かれていた。
しかし「魔神王大戦」でゾディアは敗死し、彼の従えていた120のモンスターはメダルに封印され、世界中に散らばった…。
それから時代は流れ幾星霜。魔界の戦国時代は人間界にも飛び火し、悪魔たちは弱い人間を虐げるようになっていた。
小国乱立状態の魔界に終止符を打つべく、魔神の一人・ガルド王子は人間界に飛んだ。
全てのメダルを集め、悪魔を魔界に連れ戻すため、ガルドの旅が始まる。


世界観

人間界

本作における「人間界」は、ファンタジー世界ではあるもののかなり文明が進んでおり、
車や拳銃、上下水道に電気、カラーテレビや電話、果ては携帯ゲーム機までフツウに存在する。
HUNTER×HUNTER』や『NARUTO‐ナルト‐』などと同じく、科学技術は現代に近いと思われる。


魔界

悪魔の棲む世界。ゾディア戦死後は様々な魔神により国家が勝手に樹立され、戦乱の世になっている。
存在する動植物や道具も基本的にSAN値が減りそうな物ばかり。
(例)
食事のブーム:
流行っている遊び:吊り下げられて鬼に金棒で叩かれて何回まで耐えられるかを競う遊び(正式名称不明)


用語解説

悪魔

魔界に棲む住民。人間の10倍以上の寿命を有している。
刃物で刺されても傷つかない、人間をはるかに凌駕する肉体を有し、激しく人間を見下している者が多い。
中でも特に魔力の強い者を「魔神」、極端に低く人間の大きさを保てない者を「小悪魔」と呼ぶ。
小悪魔は西洋妖怪の姿をしているものが多い。


モンスターメダル

ゾディアの従えていたモンスターを封印したメダル。
全部で120枚あり、刻まれた星の数が希少性と強さを表す。当然、希少性が高いほど戦闘力も高い。
魔力を注入することで解放することが可能であり、倒しても死ぬことは無くメダルに封印されるだけ。


魔神解放(マジンブレイク)

悪魔の中でも魔神級の魔力を持っている者のみが使用できる能力。
魔神王の証である「魔神王武鎧(オウガゾディアーツ)」に魔力を込めることで発動し、短時間(数分間)のみ、
鎧のようなもので全身を覆い、攻防速が途轍もなくパワーアップする。
魔神解放した魔神同士が本気で殴り合えば、地形が変わってしまうほど。
これには大量の魔力を使用するため、魔神解放解除直後は著しく疲労困憊する。


登場人物

なお、以下の「CV」とはVOMIC版を差す。

ガルド一派

  • ガルド

(CV:井上麻里奈
本作の主人公。通称「ダメ王子」。赤髪に二本角。身長126㎝。人間界換算で5月2日生まれ。魔界東部のラウタロッド国王子。
能天気で世間知らずで方向音痴でいかなる時もポジティブな人物であり、危機感というものが全く感じられないものの、
心に秘めた正義感と仲間を思う気持ちは…違うからね! ルフィの項目じゃないからねここ!!
人間界に来た当初は損得勘定でのみ動き、契約を重視していたものの、カイデと出会ったことで徐々に人間に興味を抱いていく。
基本的に発想がいつも斜め上なうえ、全く人間界の知識を持っていないことから、周囲を唖然とさせることもしばしばある。
100年前に一度命を落とし、100年後生き返ったらなぜか体が縮んでいたらしく、実際はもうちょい背が高いらしい。
(ハイドが300歳ということを考えるとやっぱりガキじゃん、ということになるが)
背中には蝙蝠翼が生えており、飛ぶことも出来る。
「素」でも教会の戦闘をへし折るエネルギー波を素手で叩き落とし、銃弾を掴み取るほどの強さを有する。
魔神解放時には四字熟語や日常用語を暴走族みたいな当て字にした技で戦う。
保有している魔神王武鎧はオウガガントレット(手甲)。


  • パッケ

(CV:竹達彩奈
ガルドの従者を務める蝙蝠族の小悪魔。1000年以上生きている魔界の知恵袋で、能天気コンビにしょっちゅう振り回されている。


  • ハイ・オーツ・カイデ

本作のヒロイン。セントフィリア国第一王女。読者の6割は彼女目当てで読んでいると思う。
作者が意図的に人間キャラの年齢は未公表にしているが、まあ10代だとは思う。
桜髪碧眼の巨乳美少女で、「お嫁にしたい王女アンケート」で3年連続No.1を獲得しており、人望「は」ある。
兄のサイ王子が才気溢れる文武両道の天才なだけあって、比較されてばかりいた彼女はどことなく卑屈な所があり、
危機に陥るとすぐ「みんな死ぬしかないじゃない!!」的発想になる。パッケ曰く「おまえらなんちゅー両極端な!!」
が、その実態はバカ王妃でもオカザリでもなんでもなく、天才的な発想力と技術を要したリケジョ発明家であり、
本人は「ただ機械いじりが好きなだけ」と謙遜しているが、実際はバランスブレイカー級の天才児である。
蝶よ花よと育てられただけのことはあり、ガルドとタメを張るほどの世間知らずであり、
初登場時にはドクロズに磔にされていたにもかかわらず食事をねだっていたほど。
彼女にとって「風呂」とは、「ライオンがお湯を吐いて25mプールみたいな浴槽にバラの花がちりばめられているもの」を差すらしい。
帰国後も相変わらず風邪引きそうなファッションをしている。正直目に悪い。風呂上がりのパーカーの方がまだ露出面積が狭いってどうなのよ。
特技は銃で撃たれて死ぬカモシカのモノマネ。料理もうまいが天海春香より足元がお留守なのですぐ台無しになる。
音痴。


以下、カイデによる魔改造・発明品一覧
◎スマートホナー
本作のキーアイテムの一つ。スマートフォン型の電子端末で、オウガモンスターの持つ固有の波動を探知できる。
ただしモンスターが解放されているかメダルになっている釜では判別不可能。


◎行商人のラジオ
壊れかけのレイディオを回収し、改造した結果、10番組が同時に聞けるようになった。聖徳太子しか喜ばねえよ。


◎軽トラック
ターボエンジン付きの空陸両用に改造。死ぬって。



人間界

  • シエル

(CV:初原千絵
ガルドが初めて出会った人間。丈の短いシャツをブラジャーの下で止めただけという股間に悪いファッションをしている美女。
黒髪ポニテに釣り目に巨乳というわかりやすいキャラデザに違わぬ姐御肌。
家族を悪魔に殺されており、年寄りや子供たちと共に荒野に家を建てて助け合って生きていたが、
ウーロンゴンの手下に見つけられ、奴隷のように扱き使われていた。
ガルドがウーロンゴン一派を壊滅させたことで無事に元の暮らしに戻った。


  • ハイ・オーツ・メチャモムデ

セントフィリアの国王。肥満体の巨漢であり、初対面のガルドからは王の命を狙う盗賊と勘違いされてぶん殴られた。
娘であるカイデとは何一つ似ていない。
かなりの自由人であり、娘がモンスター回収の旅に出た時も「娘が本気で決めたことだ! 止める親がどこにいる!」とその門出を祝った。


  • サイ

セントフィリア第一王子。ウーロンゴン一味との戦いで既に命を落としている。


  • ランスロット

セントフィリア騎士団長で拳銃使い。細マッチョで長身のイケメン。国民からも王家からも信頼厚い、忠義に富んだ名将。
サイと共にウーロンゴン迎撃に向かった際、ウーロンゴンから呪術を掛けられていたが、ガルドがウーロンゴンを倒したことで解放された。
ストイックな性格であるが、さすがにカイデの全裸を見てしまった際には鼻血ブーになっていた。


  • サファイヤ

盗賊団「極悪同盟ドクロズ」(長いのでガルドから「ハナクソーズ」というひどい名前に改名させられた)首領。
重力を無視したチャックの開け方に定評があるライダースーツを身にまとう巨乳美女。イメージカラーは赤。
育ちは悪くないらしいがいかんせんおバカであり、やわらかいものを見ると表情を一切変えることなく容赦なく触る。
カイデの胸を平気で鷲掴みにして揉みまくっていたこともあり、さすがに2回目はガルドにぶん殴られていた。
最新鋭のホバーバイクを乗り回している。
他人から借りを作るのを何よりも嫌うサバサバ姐御。


  • ルビー

「ハナクソーズ」の構成員。鷲鼻。カイデ誘拐と身代金奪取を目論んでいたがあっけなくガルドに倒された。
後にサファイヤと共に再登場を果たす。イメージカラーは緑。
実は某国王女の執事との噂もある。


  • ダイヤ

「ハナクソーズ」の構成員。身長202㎝の巨漢。ルビーといつも行動を共にしている。無口。イメージカラーは青。
実は某国王女の護衛との噂もある。



魔界

ハイド一派

  • ハイド

魔界北部の大国「ニミニエジス」の王子。精悍な顔立ちをしており背も高い。年齢は300歳以上。左角が折れている。
2万の敵兵をわずか一晩で皆殺しにしたことから「不夜の狂刃」の異名を持つ凄腕の剣士で、
魔神解放すら行っていない「素」の状態でも、一刀のもとにオウガモンスター2体を両断し、振った剣圧だけで悪魔を唐竹割りにできるほど。
保有する魔神王武鎧はオウガソード(大剣)。
本作でも1,2を争うほどシリアスなキャラだが、その分いじられ方も多い。
実は人間の女性との間に生まれたハーフであり、人間界では忌み嫌われ、魔界でも激しく虐待を受けていた(角は前王の臣下に折られた)。


  • キュパ

ハイドに仕える小悪魔。ドラキュラ種の癖に血が飲めない変なヤツ。バイクを運転できる。



バルロナ一派

  • バルロナ

魔界の小国の王子。砂漠の死都マトハジャに城を構える魔神。
紫の髪を持つ美男子だが、性格はとんでもなく悪く、眼には全く精気が宿っていない。
胸元に十字傷を縫い合わせた跡がある。チェスのコマを高速で飛ばす技が使える。
保有する魔神王武鎧はオウガショルダー(大袖)。


  • ワイカー・コーネ

バルロナの従者。バルロナに勝ると思劣らないレイプ目の少女。猫に変身する能力がある。寡黙。


  • ケンシンジー

バルロナ一派の幹部。左右非対称な姿をしており、腕が四本生えた阿修羅の如き姿の悪魔。「死剣」の異名を持つ四刀流剣士。
城に来たハイドを負け犬と散々コケにするものの、本殿襲撃時にはあっさり討ち取られた。


その他

  • エリオット

魔界の老博士。チェホを作った。


  • チェホ

フランケン種の小悪魔。顔を飛ばして攻撃することが出来る。
エリオットからのプレゼントであるダイヤモンドを捜すために人間界に来たが、キュパに変な踊りを踊り続ける呪いをかけられた。


  • ルガルー

ウェアウルフ種の小悪魔。嘘つき。満月を見ると子豚になるうえ、オナラサイクロンなる最低の技(ガルド・談)しか使えなくなる。



余談

  • 本作に登場する地名やオウガモンスターは、大概は既存の単語のアナグラムになっている。

  • カバー裏では発明発見物語をネタにしたギャグ漫画が掲載されている。




「すげー! これがアニヲタwikiかー!!」(カチカチカチカチ)
「あ…あのーガルド君…。私達が追記・修正しないと何回リロードしても更新されませんよ?」
「え!? ここの数字増えてるじゃん!」
「それは閲覧数です!」
「先が思いやられるなあ…」


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  • 項目名を修正しました。一番上の編集の所にページ名変更がありますよ。 -- 名無しさん (2016-02-04 01:36:11)

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