天空寺タケル

ページ名:天空寺タケル

登録日:2015/11/16 Mon 16:28:45
更新日:2024/01/16 Tue 13:03:25NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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天空寺タケル 西銘駿 チート ヘタレ? 仮面ライダー主人公 仮面ライダー 平成ライダー 仮面ライダーゴースト 幽霊 目玉 ゴースト 眼魂 寺生まれのtさん 茶髪 高校生 スーパー戦隊と共演 死ぬ死ぬ詐欺 命、燃やすぜ!! 俺は、俺を信じる! 魂は、永遠に不滅だ! 人間の可能性は無限大だ! 子持ちライダー 仮面ライダージオウに登場したレジェンド項目 聖人 光属性 正統派 鋼メンタル 本編後に父親になったライダー コメント欄ログ化項目 故人←無事蘇生 ゴーストハンター タケル殿 ←ジー(火 ) 死ぬ死ぬ詐欺←実際に生き返ったのは1、2回





そうだ。俺はここにいるんだ…。
この命が消えてなくなるその時まで、


俺は命を燃やし切る!




天空寺てんくうじタケルとは、平成ライダーシリーズ第17作『仮面ライダーゴースト』の主人公。
本作の1号ライダー[[『仮面ライダーゴースト』>仮面ライダーゴースト(登場キャラクター)]]に変身する。


演:西銘駿





【人物】

10月4日生まれの18歳。みんな忘れていると思うが高校3年生。大天空寺の跡取りである。
世界中の偉人に興味を持っており、彼等の功績などについて書かれた「世界偉人伝」を愛読している。
一度死亡するまでは父・龍から形見として受け取った「宮本武蔵の刀の鍔」を常に身につけていた*1


住職だった父がゴーストハンターとしても活躍していた影響か、タケルもそれに憧れている。
その一方で修行が中途半端だったせいか、ゴーストを見ることができない自分に諦めさえも感じていた。
普段はなよなよしたりゴーストとなった後の自分の能力や英雄にまつわる事柄を時々忘れるなど、
ウッカリしがちなところもあったりと少し頼りないが、正義感が強く一度決めたら自分が信じたことは曲げない性格の持ち主である



後述のように、『一度死んで生き返る』ことになるが、厳密には『人の目に見える/触れる幽霊』のような存在』となっており、食事を取る必要も無く精神状態によっては他人からの視認や接触が可能/不可能となる。
これによって死ぬことはなくなったが、痛みを感じたりボコボコにされると傷がつくこともある。
またあくまで仮初めの命のため、99日以内に15個の眼魂を集めないと完全に成仏してしまうが、ムゲンの力に目覚めた後は進化と成長の末に人類を超越した神のような存在になっていた事が終盤グレートアイに明かされていた。
一度は死亡し命の大切さを知っているため、人命を犠牲にせず眼魂を手に入れることを信条としており、
『自身の蘇生のために15個の英雄の眼魂を集めること』『眼魔から人々の命を守ること』の2つを目的とするようになる。 生き返るチャンスがあっても深海カノンと言った自分以外の人を優先し命を燃やす事もあった。
衝撃の事実を知った後もすぐに立ち直り、時には相手を許すなどと言った優しさの他にも鋼のメンタルにも似た強い心の持ち主でもある。
ちなみに幽霊となって死んでしまった事から食事を取る必要が無くなり、生き返ったらまずは食事をしたいと思っている。




【劇中での活躍】

18歳になった誕生日に郵便配達人の小野寺から、父の贈り物として「眼魂」と呼ばれる謎のアイテムを手に入れる。
その直後に眼魂を求めて現れた「眼魔」に襲われ、そのうちの一人である刀眼魔からアカリと御成を守る際に、彼らを庇って死亡してしまう。 これで何回目だよ主人公死ぬの…
しかしあの世へ行きかけていたところを仙人を名乗る謎の老人に助けられる。
仙人から眼魂や眼魔のことを聞かされたタケルは、己の運命に立ち向かうことを決意する。
それを聞いた仙人は彼にゴーストドライバーを授け、仮初めの命を与えた上で現世に復活させる。
「99日以内に15個の英雄の眼魂を集めれば復活できる」と伝えて。
復活したタケルはドライバーと眼魂を用いてゴーストに変身。苦戦の末2体の眼魔を撃破する。
以降は完全に生き返るために、そして眼魔の野望を打ち砕くために、99日以内に15個の英雄の眼魂を集めるべく闘いに身を投じていく。


アカリや御成と共に不可思議現象研究所を結成しゴーストハンターとなったタケルは、
ゴーストの力を使って眼魔による怪奇事件を調査しつつ英雄眼魂の収集を始める。
その最中にスペクターと名乗る仮面ライダーの襲撃に遭い、ノブナガゴーストやエジソン眼魂を奪われてしまう。
しかもその変身者である深海マコトに、みんなを守るために戦うという自分の覚悟や戦い方を甘いと一蹴されてしまい自信を失う。
これによって実体を保てなくなるほど強い恐怖・不安に囚われてしまうが、アカリや御成の励ましを受けて「自分を信じる」気持ちを取り戻す。


その後、スペクターの正体が幼なじみのマコトであること、彼の目的が妹のカノンを生き返らせることであることを知り苦悩する。


紆余曲折を経て15個の眼魂が出そろうも西園寺の暗躍によって全ての眼魂を奪われてしまう。
しかし西園寺には願いを叶える資格(ゴーストドライバー)がなかったため光の粒子になって消滅。
その後、謎の空間に吸い込まれたタケルはそこで謎の声に願いを聞かれ、自分ではなく、マコトの妹である「カノンを生き返らせる」事を望み、
願いは叶えられ眼魂は各地に飛散した(即座に御成達が拾いに向かったためタケルが元々所持していた分+1個の眼魂が手元に戻った)。
だがその選択はタケルが生き返れないという事に他ならず、タケルの蘇生のためにアカリや御成が奮闘するも、無情にも期限の99日目が訪れる。


アランの側近のジャベルが襲撃の中、突如タケルは光に包まれてアカリと御成が見守る中、消滅してしまう。
死んだはずのタケルだが、謎の異空間にて父親の龍と邂逅。
「お前が15人の英雄の心を繋げ、未来へと導くのだ」}とタケルに伝えた龍は光となってタケルと一つになる。
それによってタケルは復活を果たし、闘魂ブースト魂に変身、圧倒的な力でジャベルを撃破する。
だが、タケルはまだゴーストのままであり「期限がリセットされただけ」と仙人は言う。


再び活動を再開した後は、龍の言葉に従い各眼魂内に込められた英雄ゴーストと対話を試みている。
そんな中紆余曲折あって「眼魔の世界」に侵入するが、完璧な世界とは名ばかりの世界に激しい怒りと動揺を見せる。
そして、眼魔の世界での経験から次第に恐怖に苛まれたことで、自暴自棄の状態に陥り自分を見失ってしまったことで、英雄の眼魂にも見放されてしまう。
しかし、復活したジャベルが変身した眼魔ウルティマからアランを命懸けで庇い「想いは繋がる」と言って消滅したマコトの言葉を聞いたことで、
想いを繋げる決意をし、戻ってきた15個の英雄の眼魂の力を一つにし、グレイトフル魂へと変身することに成功。ウルティマを撃破する。


眼魔側のライダーだったアランに対しては、過去の因縁もあってか、協力しようとしても完全に信用できず拒否していた。
しかしゴエモンゴーストの助言やジュウオウイーグル/風切大和との共闘で考えに変化が生じ、
眼魔に襲われていたアランを間一髪で助けた。


そして飛行機眼魔兄弟を倒した後、彼と和解し、マコトを助けるため、そしてアランのため、2人で眼魔の世界へと旅立った。
その後自身やアランの目の前でアデルにアドニスを殺害されるところを目撃するも、肉体を取り戻したマコトと合流。共に現実世界に帰還する。
こうした経験を通じて、『人々の命と心を守る』という信念をより確固たるものにしていったタケルは画材眼魔のキュビや音符眼魔との交流を経て、仲間となったアランと共に眼魔世界との対話と共存の道を探し始める。


しかし、グレイトフル魂の力がガンマイザーに警戒されたり、自分の意思と関係なく“他人の記憶=ビジョン”が流れ込んでくるという新たな能力らしきを得たことに戸惑いを覚える。
更に十年前の記憶にて、西園寺が父・龍や五十嵐博士と共に仙人と協力してモノリスの研究を行っていたが失敗し、その過程で眼魔の世界の異変と眼魔の世界を守護する15体の番人・ガンマイザーの事を知る。
その後、西園寺が龍と五十嵐博士を裏切って深海兄妺を眼魔の世界に閉じ込め、眼魔と手を組んだことを知った。


第33話ではガンマイザーの破壊的なパワーに圧倒され、グレイトフル魂もグラビティによるブラックホールにすべてを吸い取られ、変身を解除。タケルはオレゴースト眼魂を砕かれ、体が消滅してしまうが、タケルへの想いを一つにした仲間たちの想いによりタケルは復活を遂げ、ムゲン魂へと新たな進化を遂げる。
その戦い中、タケルは仲間たちとの絆と生きる事への「喜びの感情」を胸に必殺技「ヨロコビストリーム」でガンマイザーを撃破する。
そして、父・龍、仙人、五十嵐に「無限ノ可能性」という言葉を信じて支えながら、タケルは新たな誓い胸に戦いへと身を投ずる。
なお、ムゲン魂の出現によってアデルに付き従っていたガンマイザーはよりタケルを危険視し始め、次第に独自で動き始めることになる。


第34話と第35話では夢の世界で片桐兄弟の影響により、グリム兄弟の仲違があったものの、仲間たちと協力してアカリの師であるジロウ教授に科学が楽しいことを思い出させ、ユウイチとの兄弟仲を修復。
彼ら兄弟の絆と改めて仲間達との交流によって生まれる楽しさの感情を胸に必殺技「タノシーストライク」でスペリオルを撃破。グリム兄弟の仲も修復し、改めてタケルは彼らに認められる事となる。


第37話ではスランプに陥りながらもアカリに突き動かされ、アイドルに対する想いを胸にメンバーと和解し、完全復活を果たしたホナミやサンゾウ魂の修行によって固まったアランの決意。
タケルはそれぞれの信念から感じ取り、必殺技「シンネンインパクト」でガンマイザーを撃破する。


第38話ではガンマイザーに対抗できるのはムゲン魂のみと仙人の言葉にタケルは、「英雄の眼魂だって負けたわけじゃない!」と反発する。「新しい力を使え」というガンマイザーとともに現れたアデルに対して、タケルはあえてゴーストに変身し、英雄達を放つ。が、ガンマイザーはいとも簡単に英雄ゴーストたちを倒していき、タケルはやむなくムゲン魂に変身。
それによって自分達はもう必要無しと感じた英雄達は一度、タケルの元を離れてしまう。


ムゲン魂に変身しろとタケルに襲いかかるジャイロを相手に一方的にやられ傷つきながらもタケルはゴーストに変身、彼の決意と奮闘に英雄達は心を動かされ、再びタケルの元へ集結。この戦いを通してタケルは再び英雄たちと心を繋ぐ事となる。



第40話ではガンマイザーと入れ替わり、娘の真由とすれ違いながらも事件解決に馳走した真由の父親真一郎の刑事としての勇気と辛い決断に動かされ、必殺技「イサマシュート」で撃破。タケルは真由に真一郎の気持ちを代弁する事ですれ違っていた親子の仲も修復する事に成功した。


物語が終盤に行くと眼魔世界のイーディス長官が、実は仙人である事が発覚し、結果的にタケルの運命を弄んだような仙人のやり方を、仲間達は一斉に非難。しかし、タケルは仙人のおかげでいろいろな人の想いを知り、繋がる事が出来たと感謝し、皆の怒りを収めた。気持ちを新たにしたタケルは、アデルと一騎打ちをする。
その際に言い放った「人間は愚かで不完全」と言う言葉に激しく怒り、必殺技「イカリスラッシュ」でパーフェクト・ガンマイザーを撃破する。
タケルはアデルに、倒すべきはガンマイザー、と手を差し伸べるが、アデルはその手を振り払い去ってしまった。


アデルとの対話を期待をするタケルであったが、後に龍を殺したのがアデルであったことが発覚、タケルも普段は抑えているが亡き父親の仇とわかるとアデルの前では冷静さを失ってしまい憎しみ剥き出しにしてしまうが、激しい激闘の最中、アランの「兄上を助けたい」という言葉にタケルは目を覚ます。
そして精神世界を通してアデルと対話。内に秘めていた父アドニスに愛されたかったと言う感情を自覚させ、アデルを説得する。


そしてアデルはガンマイザーを捨て去ろうとするが、アデルは自我を得たガンマイザーによって強制的にパーフェクト・ガンマイザーに変身させられてしまう。その間際、アデルは自分ごとガンマイザーを倒して欲しいと告げ、タケルは変身。意思も消滅したアデルの悲しみを胸に秘め「カナシミブレイク」でパーフェクト・ガンマイザーを撃破。霊体となったアデルにタケルは「いつか新しい家族を作れ、お前は間違えるな」とアランに対する遺言を託される。



パーフェクト・ガンマイザーを倒し、全てが終わったと思った矢先、ガンマイザーはグレートアイを取り込みグレートアイザーとして復活を果たす。全ての人間を消し去る為に眼魔世界から人間界に出現した。
人間界でグレートアイザーとの決戦に挑むが、すべての攻撃を跳ね返され、逆に強烈な一撃を浴びタケルは変身を解除してしまう。



勝ち誇るグレートアイザーはアイザージャイアントとなり巨大化。次々と人々を消し去っていく。
「皆の未来を守れない」と無力感に襲われるタケルだったが、闘魂ブースト眼魂を手に父と母の愛を思い出すと人間の愛の力に目覚め、
タケルは再度変身して両親達の愛を胸に必殺技「ラブボンバー」を放ち、アイザージャイアントを崩壊させた後はオレ魂に変身。
15の英雄たちと力を合わせ、最後の敵グレートアイザーを倒す事でグレートアイを解放する。


その際にタケルは人間を超えた存在になっていた事、多くの魂と繋がった今のタケルは最早不滅の神のような存在になっている事を告げられる。
それに対しタケルは最後まで生き返る事を諦めず、「普通の人間として生きたい」と発言、更に「ガンマイザーに消された人々の復活」を願い、人々を復活させ、それによりグレートアイの力によって人間として蘇った。
長い戦いの末、タケルは人類と敵対していた眼魔世界との共存を実現し、生き返った事で念願であったご飯食べ、仲間達と喜びを分かち合うのであった。


第50話では無事高校3年生に復学したものの、それまで戦いに専念してブランクがあったため勉強に苦労している様子で、後日談の映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』でも引き続き勉学に励む姿が見られた。


後日談となるVシネマ『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』ではサブの立ち位置に留まり、
主軸となる深海兄妹の出生の謎やマコトの苦悩には直接関与はしないものの、後に自身の運命に大きく関わる事となるクロエと出会う。
今作ではドライバーを操作する直前に妨害されたり相手の攻撃を避けては説得を試みたりと生身の戦闘に終始しているため、最後まで一度もゴーストに変身することなく終わる。



Vシネマから更にその後の話となる『小説 仮面ライダーゴースト〜未来への記憶』では先の騒動で知り合ったクロエに対し、リアクターの暴走で死の危機に瀕し手の打ちようのない彼女を救おうと足掻いていた。
地球に来ているもののその後の行方が分からないクロエを探し回っていたところトレーラーが行き交う道路へ迷い込む姿を目撃し、咄嗟に庇って撥ねられ意識不明の重体となってしまう。
それから一週間昏睡状態が続くが夢の中でクロエの声を聞いたことで目を覚まし青空の下で力尽きる寸前の彼女と再会を果たす。
必ず助ける、最後まで諦めないという強い想いから無意識のうちにムゲン魂へと変身し、地球を離れ宇宙へ旅立っていたはずのグレートアイを呼び寄せる。
そこで「想いを力に変えるムゲン眼魂の力をクロエに入れれば救える」「その代わり自分の寿命を削る必要がある上に二度とムゲン魂にはなれない」というグレートアイの提案を受け、
ムゲン眼魂の力と自身の寿命の半分をクロエに譲渡し蘇らせる。


また、第50話のアユムの態度から未来では早くに亡くなっている事が予想されていたが、実際は後述のグレートデミアに敗北した後、生きたままコアに取り込まれており、その後アユムによって救出されたことが本作のエピローグで明らかにされた。



【関連人物】

  • 月村アカリ

物理学を専攻している大学生で、タケルにとっては幼少の頃からともに過ごす家族のような年上の幼馴染であり、唯一無二の最愛の人物。
根っからの科学好きで現実主義者のリケジョであり、眼魔が引き起こす怪事件も「非科学的なもの」として頑なに認めようとしなかったが、後にそれらを科学で解明してみせると前向きに考えるように鳴る。
一方でゴーストとして戦いに身を投じるタケルを心配する一面も持ち合わせており、次第に科学の力でゴーストハンターの活動をサポートするようになる。
タケルにとっての重要な心の支えであり蘇る動機でもあった。テレビ本編、劇場版等でもメインヒロインとしてタケルとの絆が強く描写された。


  • 御成

本名・山之内御成(やまのうち・おなり)。大天空寺の住職代理。タケルの兄弟子であり、彼の保護者のような存在でもある。
タケルが面倒くさがるほどテンションが高く、考え方の違いからアカリとはいつも喧嘩している。
修行には励んでいるにも関わらず眼魔を見ることはできない模様だが、
タケルが甦ったことや眼魔の存在をすんなりと受け入れており、彼を献身的にサポートしている。
一方でスランプに陥ったタケルに対して厳しい一言をかけるなど、いたずらに甘やかしているわけでもない。


もう一人の仮面ライダーにして、タケルの年上の幼なじみでもある。元々は人間の青年だった。
タケルとは正反対のクールな性格で合理的な考え方の持ち主で、戦闘面でも一枚上手をいくエキスパート。
タケルの決意を甘いと一蹴し、3度に渡ってボコボコにするなどトラウマを植え付けた。
10年前に妹のカノン共々神隠しに遭ってからは疎遠になってしまい、10年後に再会しても顔を思い出せずにいた。
第8話にて正体が明らかとなり境遇を聞かされ戦うことに苦悩するが、最終的にタケルがカノンを生き返らせたことで和解する。


現実世界にて眼魔達を指揮する青年で、ネクロムに変身する。元々は人間の青年だった。
本人曰くマコトとは『友』の間柄だったそうだが、彼が人間界に身を置く決意を固めたことで決裂してしまう。
そのため「あいつがスペクター(マコト)を変えてしまった」と、その張本人である(と思っている)タケルに激しい憎悪を燃やすようになる。
また命や身体の価値について全く理解ができないらしく、前述のこともあってタケルら人間との溝を深めている。
だが、タケルとアランの双方に借りがあり、どちらもよく知っているカノンからは、「きっと友達になれる」とも言われている。
その言葉通り、飛行機眼魔の一件を経て和解し協力することとなった。


  • 仙人/イーディス

タケルを甦らせた謎の老人。「誰でもあって、誰でもない」と称し、時には厳かに、時には軽い口調で今後のことを見守っている。
しかしタケルに重要な質問をされてもはぐらかしたり、ギャグで誤魔化すなど、いろいろと秘密を隠している。
様々なコスプレ姿で大天空寺の地下研究室に現れる。
タケルは「おっちゃん」と呼んでおり、そのせいでアカリや御成からも「おっちゃん(殿)」呼ばわりされている。
また、第42話において仙人とイーディスは同ー人物であることも判明した。第49話で眼魂システムの効果がなくなったため、元の肉体に戻る。


  • ユルセン

大きな目玉が特徴の仙人の使い魔。
ゴーストとなったタケルに色々とレクチャーする一方で、小馬鹿にしたり毒を吐いたりする生意気系マスコット
タケルが眼魂を集めさえすれば過程や方法はどうでもいいようで
目の前でゴーストを生み出して人が死のうとしているのに平然と見ているという黒い一面も持ち合わせている。
一方で意外と短気でかわいい子に弱く、たこ焼きに親近感を感じたり、ジュウオウジャーの活躍やロボを見て大はしゃぎするなど、性格そのものは良くも悪くも人間臭い。第49話でなんと元々は仙人/イーディスの飼い猫だったことが明らかになった。


  • 画材眼魔(キュビ)

画材と融合した眼魔怪人。
破壊や殺戮を楽しんだり命令に忠実だった今までの眼魔怪人とは異なり、
「ただ美しい物を描きたいだけ」と語っており悪意は皆無で温厚な性格である。
その性格からタケルと紆余曲折を経て友達になった。
第28話ではイゴールから追われた音符眼魔と共に、諸国を巡る旅へと出かけた。
第49話では先述の通り眼魂システムが無効となったため、眼魔から生身の肉体(男性)に戻った姿が登場した。


  • 天空寺龍

タケルの父親で大天空寺の先代住職。
ゴーストハンターとしても活躍していたが、2005年に眼魔との戦いに敗れ死亡。
10年前に仙人、五十嵐、西園寺主税と共に眼魔に対抗するためにある実験を行っており、西園寺の離反後「タケルの中にある、無限の可能性」を信じて18歳になったタケルに指定郵便で眼魂を渡している。
タケルはこれを受け取ったことで、闘いに身を投じていくこととなった。
第12話や『超MOVIE大戦ジェネシス』では、闘魂ブースト魂/トウサン魂の誕生に深く関っている。


  • 五十嵐健次郞

10年前に龍と西園寺と仙人と共にモノリスの研究を行ってた物理学者で、成人期となった龍の息子・タケルやアカリたちの協力者。
龍の死に孤独し、裏切った西園寺に命に狙われて行方不明となるが、調査したタケルたちに発見する。しかし、青竜刀眼魔の攻撃からタケルを庇い重傷を負ってしまう。
その後、長らく入院生活を強いられたがー時的に退院を許され、遂に大天空寺に訪れた。
そして、10年前の真相を語った後はタケル達に後のことを任せ、アカリに自身の手帳を託して立ち去った。


劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』に登場する。
アランとアデル、アリアの兄にして、アドニスの長男。明るい茶髪の青年で白い軍服に身を包み、白いマントを羽織っている。
第39話でのアリアや第41話でのイーディスの話によると、遠い昔に病で亡くなった。
タケルと同様、既に幽霊でもう一人のタケルとも呼べる存在でもある。


現在は捜査ー課の刑事で先輩の仮面ライダードライブの変身者。仮面ライダーゴーストとして、何度か顔を合わせたことがある。
また、進ノ介との出会った時は最初からタケル自身も死亡されていた。
蛮野天十郎の忘れ形見であるシグマとの決戦の後、生死の境を彷徨った彼を現世に導いたり、
反政府組織ネオシェードに人質に取られた霧子を助けるために必要なニュートン眼魂を貸したり、
現状では進ノ介に貸しを作ってる状態。
「また会える気がする」という若干メタい発言をしている。


また、両者は「父親に憧れて同じ道を歩んでいる」という共通点を持っている。
変身後のドライブとゴーストの共闘、進之介とタケルの同時変身は『MOVIE大戦ジェネシス』でようやく実現した。
また、YouTubeで公開されているネット版『伝説!ライダーの魂!』では、謎の少女フレイヤの「ドライブを呼んで」という頼みに対して、
「ドライブ……泊さん?」と聞き返しており、この時点で既に面識があることが描写されている。


仮面ライダー1号の変身者にして最初の仮面ライダー。
伝説的な存在であり、『仮面ライダー1号』にて当時最も後進のライダーのタケル・マコトと共闘し自身の生き様を見せた。


聖都大学附属病院所属・小児科の研修医にして天才ゲーマー「M」。そして、仮面ライダーエグゼイドの変身者でもある。
劇場版にて乱入、タケル達に加勢した。


後にゴースト最終回(特別編)にて再登場するが、マコトとアランと交戦した自身に姿が似ている黒いライダー(ゲンム)と間違われ、ゴーストと交戦してしまうが、「人の想いを繋ぐ」ために戦うタケルは謎の敵「バグスター」から「人の命を救い、世界の運命を変える」ために戦う彼の想いに気付き誤解を解く。
彼の想いはエグゼイド本編における「世界を変える力」とされるアイテム・ライダーガシャットよりも黒いライダーの攻撃にさらされたアユムを庇う姿から明らかである。
素顔で対面はしなかったが、戦いの後に想いを通わせたため、エグゼイドのゴースト眼魂が誕生する。


地球の人間界に住む動物学者の青年で、この星のどこかにある『ジューランド』の住民『ジューマン(いわゆる獣人)』と出会い、共に地球の命を守るため宇宙からの侵略者デスガリアンと戦う、『謎の戦士』こと『動物戦隊ジュウオウジャー』のジュウオウイーグルでもある。
ジュウオウジャー第7話でショッカー怪人シオマネキングの襲撃からジュウオウシャーク/セラ&ジュウオウライオン/レオともどもタケルが助太刀した後、
ゴースト第24話で大和がタケルと共闘した。


直接交流する場面は少なかったが、互いの武器を見て「これ、似てる!」と興味を持ったり、ヤマアラシロイド相手に息の合ったコンビネーションを見せた。
タケルが『英雄の心と人の想いを繋ぐ』信念で戦うように、彼もまた『どこかで繋がる地球の生き物を守る』ために戦っているのだ。
大和に短い間ながらも背中を預けた経験は、敵だったアランとも共闘できるかもしれないというタケルの想いを強くする切っ掛けの1つとなった。


  • セラ、レオ、タスク、アム

上記と同様、どこかにある『ジューランド』の住民『ジューマン』の4名。
またの名を『動物戦隊ジュウオウジャー』のジュウオウシャーク、ジュウオウライオン、ジュウオウエレファント、ジュウオウタイガー。
大和との出会い、デスガリアンの襲撃で故郷へ帰れなくなったため、大和と人間界で生活することになり、地球の平和を守り、故郷への帰還を果たすために共に戦っている。
『ジュウオウジャー』第7話の中盤で大和とセラ、レオの3人はタケルと協力しシオマネキングと戦った。
その後、無事合流した5人は地球の平和を守るためデスガリアンとの戦いを続行している。
なお、ジュウオウジャーの活動拠点である森真利夫のツリーハウスにはタケルらゴーストチームも顔を出して彼らと『動物しりとりゲーム』をしていたとか……。


  • 天空寺アユム

最終話で「世界を変える力」を求め、グレートアイの紋章から現れた謎の少年。
未来は絶望しかないと常に悲観的な態度を取っていたがタケルとの交流を通してその心に変化が生まれ、
最後は「会えてよかった…」と言い残し紋章の中に消えていった。
その正体は、未来の世界で仮面ライダーゴースト(ダークゴースト調の白いカラー)に変身し、
デミアプロジェクトの残留データより生じた「グレートデミア(白いパーフェクト・ガンマイザー)」に抵抗し続けているタケルの一人息子。


『ゴースト ファイナルステージ』ではグレートデミアを追い詰める事に成功するが
「アユムの存在そのものを抹消するには天空寺の血を絶つ=タケルを殺すしかない」と判断したデミアは過去の時代へ逃亡してしまう。
デミアを追って向かった先でタケルと再会し、そこで初めて自らが未来の息子であることを打ち明ける。
そして英雄一武闘会でゴーストに変身していたアカリや御成など16人の仲間達と共に戦い、
グレートアイザーのような姿に変貌したグレートデミアをタケルと武闘会に紛れ込んでいた龍との親子三代で撃破した。


  • クロエ

眼魔界のかつての重鎮ダントンとゴーダイによって強化された改造人間。
ダントンを父と崇め盲目的に信奉していたが、彼が倒されてしまったことで自身の存在意義を見失いかけた時に
タケルから「未来へ歩むために自分のために生きる」よう説かる。


平成ライダーシリーズ最終作『仮面ライダージオウ』のゴースト編で共演。
シブヤとナリタと共にアナザーゴーストの事件を追う際、その仲間として誤解されるが、タイムジャッカーと手を組んだ仮面ライダーディケイドと戦う仮面ライダーゲイツを見て態度を改める。
その後、法力でアナザーゴーストに魂を抜かれかけたソウゴを救い、ゴーストと化した彼に代わりタイムマジーンで2015年に向かいマキムラがアナザーライダー化するのを防いだ。
ジオウでのタケルはライダーに変身せずとも、ゴーストハンターとしての力は父と肩を並べるほどになっているようだ。


結局、ライダーの力は失われたもののアカリの「不知火」で実体化したソウゴにゴーストのライドウォッチを託した。
事件解決後、タケルはソウゴに体が戻った際の感想を聞く。
ソウゴ「う~ん……やっぱりちょっと、お腹すいちゃった」
タケル「だよね!」
かたや未来の魔王、かたやゴーストハンター。立場が違えどもこの二人、波長が合うらしい。



【余談】

  • 演じる西銘氏が送った、難病と闘う男の子へのメッセージは話題になった。男の子は辛い治療時にゴーストドライバーを装着して変身し勇気を出しているという。
    ゴーストから力を貰っていることをお母さんがTwitterに書き込んだところ、

「身内にこのツイートを見せてもらい、本当に今まで仮面ライダー、一生懸命やっててよかったなと思いました。
 闘病生活辛いと思いますが、辛くなくなるくらいテレビで頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします‼️」


  • →と西銘氏からの返信があった。後にツイートを教えられた時は嬉し泣きしたと話している。
    この心温まるエピソードは『羽鳥慎一モーニングショー』2016年3月18日放送回で紹介され、インタビューを受けた西銘氏を映した激励のビデオレターが男の子のもとに届けられた。変身ポーズもバッチリ決めたヒーロー・天空寺タケルを見て、男の子はとても嬉しそうに笑顔を見せるのだった。

  • その後彼は2018年の24時間テレビに出演、病気はすっかり完治し元気な姿を見せてくれた。自身が産まれる前の作品も含めて仮面ライダーが大好きであるが、一番の思い入れはやはりゴーストであり、『ジオウ』のゴースト編は何度も見返しているらしい。

  • 仮面ライダーシリーズでは珍しく敵勢力との対話と共存を実現した数少ない人だったりする。

  • 2015年10月から2016年2月にかけたスーパーヒーロータイムの同期作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』とは、主人公が「[[伊賀崎晴>アカニンジャー/伊賀崎天晴]]」と「空寺タケル」の『天』繋がりとなっており、スーパーヒーロータイムの開始時にもアピールされていた。また、演じている役者も「西川俊介」と「西銘駿」の『西』繋がりだったりする。

  • 2016年2月から同年9月にかけたスーパーヒーロータイムの同期作『動物戦隊ジュウオウジャー』とは、主人公の名前が「風切大和ヤマト」と「天空寺タケル」で、日本最古の英雄たるヤマトタケル繋がりとなっており、西銘氏もTwitterで、このコンビに関して話題にしている。

  • 西銘氏が掛け合った事もあってか主役ライダーの中では本編後の客演も多い。また、他の主人公に比べて若いためか、視聴者からは共演時に先輩ライダー・後輩ライダーどちらの立場でも可愛い孫のような感覚で見られることもあったり。
    『平成ジェネレーションズ』シリーズには全作に出演し、本編の後日談である一作目では主役の一人を務めた。『FINAL』では前作およびVシネマ『スペクター』を踏まえたその後が描かれた。『FOREVER』では変身後のみだが新録音声と共に活躍した。
    仮面ライダージオウ』本編にも「ゴースト編」となる第13、14話 に登場。ライダーの力がなくとも法力で鉄骨を吹き飛ばしたりマコトと共にライダーに変身して眼魔コマンドと戦い必殺技も披露するという、まるで『ゴースト』本編のような活躍を見せた。『仮面ライダーゴースト』が消されると『ゴーストハンタータケル』になるとかならないとか

  • そんな西銘氏の客演も平成ライダー最終作たる『ジオウ』にてひと区切り、その時にはツイッターにてこんなメッセージを残してくれた。

さよならは言わないよ。またゴーストとしてタケルとして戻ってくると信じてるから!


仮面ライダーゴーストやっぱり大好きだ…本当にありがとう!!


次に我々の前に姿を表す時は、より逞しくなった天空寺タケルを拝ませてくれるであろう。ありがとう西銘駿さん。





人間は、いつ死ぬかわからない。
でも、最期のその時まで……


命、燃やすぜ!






アニヲタの可能性は、無限大だ!


チョーダイカイガン!ムゲン!ゴッドツイキシュウセイ!


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*1 眼魔との戦いにて、ムサシゴーストに変化してゴーストドライバーに取り込まれた後ムサシゴースト眼魂に封印された

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