東堂シオン

ページ名:東堂シオン

登録日:2015/02/02 Mon 12:00:00
更新日:2024/01/12 Fri 10:28:38NEW!
所要時間:約 45 分で読めます



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プリパラ アイドル 黒髪 サイドテール 囲碁 四字熟語 イケメン 漢女 天才 棋士 武闘派 プリパラキャラクター項目 所要時間30分以上の項目 中学生 dressing pafé 東堂シオン 山北早紀 イゴってる ベイビーモンスター 絶対生命 final show女 囲碁ロッカー からふるシオンちゃん 白黒囲碁侍





東堂シオンだ。イゴ、よろしく!






東堂シオンとは、プリパラに登場するキャラクター。CV山北早紀


◆プロフィール
学年 パプリカ学園中等部1年C組→2年C組
血液型 B型
誕生日 1月5日
足のサイズ:24.5cm
好きな食べ物 大福
好きなブランド ベイビーモンスター
チャーム クール
所属チーム Dressing Pafé
合同チーム SoLaMiDressing、ドレッシングふらわー、あろまそレーシ・み、セレパラ歌劇団







◆概要~新進気鋭の囲碁アイドル~

黒みがかった紫髪のサイドテールに金の瞳、中性的なハスキーボイスで古風な喋り方が特徴の囲碁棋士。



シオンは世界囲碁選手権の学生チャンピオンであり5年連続防衛記録を持つ最強の棋士である。
だが5回目の防衛を成し遂げた時に「囲碁で私を倒せる者は、イゴ10年先まで現れない。だから、引退して新しい道に挑戦する!」と宣言し引退した。


街に出て偶然プリパラTVで見たSoLaMi♡SMILEのライブに触発され、次なる目標をプリパラで頂点を極めることと決定した。




一見冷静沈着だが根は熱く好戦的な性格で、何事も勝負で白黒決着を付けたがる。
また正々堂々とした勝負を好み、卑怯なやり方や弱い者いじめを嫌う武人肌。
反面我が強くとても頑固な性格で、意見の違いから他人と衝突することもしばしば。
上昇志向が強く己を高めることに余念がない。


囲碁で頂点を極めた経験から相手の考えや場の流れの先を読むことに長けていて、囲碁の論理を応用することで大体何でもこなせる天才。
囲碁だけでなく、柔術、剣道、弓道も嗜んでおり自宅での練習風景も見られる。
体力、武力、知力、メンタルの総合力はプリパラ屈指であり、ある意味でかなり異色のアイドルキャラ。
一方で愛用の竹刀を指して「妖刀」と呼ぶなど、若干ズレたセンスの持ち主。
(囲碁の戦術で「妖刀」と呼ばれる方式が存在しており、そちらとのダブルミーニングではないか、との説もある)


四字熟語と「イゴッ」が口ぐせ。意味が難しい四字熟語は言った後で解説してくれる親切なお方(ほぼ独り言だけど)。稀に自己解釈することも。
「GO」を「イゴー」に変えることも多い(レッツイゴー!など)


らぁらやみれぃ達とは異なり、プリパラチェンジの前後で髪型や身長などの外見が全く変わらない。
強いて言えば右耳にピアス然としたアクセサリーが追加される程度。


名前の由来は東西南北の「東」と、音階の「シ」から来ていると思われる。
そのため、名前のローマ字表記は「Shion」ではなく「Sion」となっている。


実はメイン六人の中で未だに家族関係が不明なキャラクター。自宅は道場付きの大きな和風邸宅だが家族、使用人の姿は無く、シオンからも語られたことがない。一人暮らしとは考えにくいのだが…。
(二期ラストにて、ウェスト家にスーツ姿で鎧兜を被った男性が来訪しているワンシーンが描かれ、彼が東堂家の父では?と噂された。後にアニメージュ2016年6月号でハッキリと肯定されてる)
“詳細不明”!詳しくは分からないということさ!!







◆活躍~進取果敢のアイドル活動~

※ネタバレ注意※


アニメでは13話ラストにて初登場。プリパラで頂点を目指すことを宣言した。


続く14話にてプリパラ参戦を決めたシオンは自宅でプリチケを探すが、なかなか見つからず出てきたものは違反チケット。この違反チケットは、かつて11条「廊下で詰め碁をしてはならない」で南風紀委員長からもらったものである。


碁石の中からプリチケを見つけ、プリズムストーンに出かけるが初めてのシオンは手順がわからない。
偶然やってきた真中らぁらに案内を任せアイドルとしてエントリーするが、その場でらぁら以外のSoLaMi♡SMILEの面々と遭遇。らぁらはシオンにトモチケ交換を願うがシオンはみれぃへの逆恨み敵対心もあって「パキらぬ」と拒絶した。



「お前達は敵だ!SoLaMi♡SMILEを倒し、私がアイドルの頂点に立たせてもらう!」


「馴れ合いは不要! この世は碁石のように、白と黒。勝者と敗者しかいない!」





その後、プリパラ内でウサギのスカウトを受けドロシー・ウェストレオナ・ウェストと引き合わされて三人でチームを組むことになる。チーム結成理由は「打倒SoLaMi♡SMILE!というかみれぃへの逆恨みでありレオナはその付き添い



しかし、さすがにアイドルに鞍替えしたばかりのシオンは当初は歌もダンスも素人レベルであり、ドロシーに「こんな奴とは組めない」と切り捨てられたりもした。
だがそこは元囲碁チャンピオン、「全ては囲碁に通じる」と瞬く間にコツを掴み、経験者のウェスト姉弟と肩を並べるレベルにまで急成長。ドロシーも最終的にはシオンの才能を認めた。3人のチーム名はレオナがドロシーの「ド」、レオナの「レ」、シオンの「シ」を合わせて、「ドレシ」、水と油のように反発するシオンとドロシーを「混ぜ合わせる」という意味で「ドレッシング」、完璧の「パーフェクト」を加えて「Dressing Pafé」に決定。
リーダーを務めることになったシオンは、まさに電光石火の速さでライブデビュー。
デビュー曲の「No D&D code」をお披露目し、瞬く間にプリパラ内でも屈指の人気チームへ成長していく。


ライバルチーム「SoLaMi♡SMILE」に対してはみれぃとの確執も手伝い、当初は「倒すべき目標」として敵意を露わに「必ず倒す」と宣言していたが、プリパラでのアイドル活動の本質を悟って以来、徐々に「切磋琢磨し合う仲間」としてその実力を評価している。
また、真正面から勝負することにこだわりを見せ卑怯な手を使うことを良しとしない。
その為、プリパラ禁止時代のグロリア校長の密命を受け、らぁらの正体を探る徳田ねねのインタビューを受けた際には、



「真剣勝負の邪魔はしないでもらおう」

「SoLaMi♡SMILEを倒すのはこの私だ!」



と一蹴し、ライブを見るように促して心変わりのキッカケを作るなど、陰ながらライバルの窮地を救う矜持を見せている。
ちなみにDressing Paféの三人の内、最初にSoLaMi♡SMILE側とトモチケ交換をしたのは何を隠そうこのシオンであり、一本気ながらも好敵手との勝負を楽しむ柔軟さを持ち合わせている模様。
“切磋琢磨”!互いに競い合うということさ!!


22話では大神田グロリア校長の妨害により、学園祭でのSoLaMi♡SMILEとの対決ライブがあわや頓挫の危機を迎えるも、協力体制を敷き「学園前の道路=学園敷地内のすぐ外にてライブ中継を実施する」という奇策でライブを開催。
デビュー曲「No D&D code」に続き、Dressing Paféの新曲「CHANGE! MY WORLD」を披露した。
だが続く23話では、小学部と中学部の校長を兼任することとなったグロリアがプリパラを禁止し、シオンはそふぃ、ドロシー、レオナ共々揃ってプリチケを没収されてしまう。
しかしこの横暴に屈することを良しとしないシオンは竹刀を取り出し、「私に任せろ」と校長室に討ち入りを敢行した。




「ひとーつ、プリパラ禁止で皆の精気を啜り…」


「ふたーつ、無慈悲にプリチケ取り上げ三昧…」


「みっつ、憎き掃除機ともども…」


「退治てくれよう! 東堂シオン!!」




何のアニメだこれは。
桃太○侍へのリスペクト溢れる口上と共に、リナちゃん(校長愛用の掃除機)との打ち合いで一騎打ちの真剣勝負を繰り広げるも、圧倒的な技量差を前に完敗を喫してしまう。
その後、校長室に忍び込んだドロシーとレオナがシオンのプリチケを奪還。
「認められるのを待つのではなく、認めさせるのだ」
とライブを通じてグロリア校長に呼び掛けるも、その心までには届かず失敗。
しかしその心意気はライバルであるSoLaMi♡SMILE(特にみれぃ)へ継がれ、更に続く24話では校長へらぁら達のライブを見せることをアシスト。
プリパラ嫌いが本人の誤解から来るものであったことを判明させるに至り、最終的にパプリカ学園のプリパラ解禁に尽力する形となった。



「大神田校長とらぁらの母上の話を聞いてから、ずっと考えていた」


「“未来に後悔しない為に、今を大事にしたい”と」


「プリチケを取り上げられた時思ったのは、“もう一度3人で歌いたい”ということだった」


「私も、同じことを思ってた!」


「ボクも…」



プリパラ解禁となり、パプリカ学園の女子生徒達が思い思いのコーデでプリパラへ来訪する中、シオンはドロシーとレオナへ思ったままの心を吐露する。
互いの想いを確かめ合ったDressing Paféの三人は、未だ行っていなかった「プリパラ誓いの儀式」でのトモチケ交換を行う。


儀式でシオンが担当したのは「プロミス、友情を信じて」
勝利のみを求めて友達を馴れ合いと断じ、仲間を利害の一致程度にしか考えていなかったシオンは、いつしか勝利よりも大切で価値の有るものを見つけていた。
「頂点を極める場所」として挑んだプリパラが彼女に齎した友情という要素は、勝負師としての気概はそのままながらも、白と黒だけの彼女の世界に彩りを加えたのだ。


そして、それは単なる寄せ集めでしかなかった三人が、ハッキリとチームとして結束した瞬間であった。
“以心伝心”!心で繋がるってことさ!!


儀式を終えたシオンらDressing PaféはSoLaMi♡SMILE側からの提案で、パラダイスシューズプライズライブに合同チームとしてエントリー。
SoLaMiDressingとして新曲、「Realize!」を披露。
数あるチームから見事優勝を果たし、伝説のコーデの一つである「パラダイスシューズ」を獲得した。




が、喜んだのも束の間。
ファーストシーズン終盤となる27話にて、三回戦編成であるパラダイスプライズの二回戦、「パラダイスティアラプライズグランプリ」にて現れた謎のプリパラアイドル、ファルルによってSoLaMiDressingは敗北。三種あるパラダイスコーデの内二つを奪取される形になった。


これまでに味わったことの無かった大敗を機に、「優れた者が勝つのが当然」との思考からファルルに対する打つ手が浮かばず、先を読むことが出来ないスランプに陥ってしまうシオンが描かれた28話では、囲碁時代のライバルである香川いろはに挑まれた対局番組にて劣勢に追い込まれる。
背水の陣に追い込まれ弱気になっていたシオン。
しかし、ドロシーとレオナとのラッキースケベタックル揉み合いで頭を打った際、自身が見ていた盤は二次元の平面でしか無く、三次元的な客観視で盤上を見渡して考える心構えを思い出す
起死回生の一手を放ちいろはを下したシオンは「アイドルとしての自身は一人で戦っているのではなく、ドロシーとレオナという仲間と共に在る」のだと言う見失いかけていた大切な真理を掴み、スランプを打破するキッカケをくれたファルルに礼を言い、改めて宣戦布告をするのだった。


しかし、30話にてファルルに再挑戦したシオンらDressing Paféは、SoLaMi♡SMILE共々これまでに作り上げたメイキングドラマを全てコピーされて大敗。
その中には、シオンがデビューと共に三人で作り出したメイキングドラマである「ステレオ全開! 2×3=ROCK」もしっかりと完全コピーされていた。


32話では大敗から休み時間の度に竹刀を高速素振りする迷走に陥るも、自分達を応援してくれる友人達からの声援で一念発起。パラダイスコーデを巡る決戦となるステージライブ開催に備え、チーム全員でオリジナル曲を作ることを決める。




34話ではひょんなことから敵であるSoLaMi♡SMILE、そしてファルルと思わぬ交流をする形となり、図らずもファルルのことを追い回すユニコンから彼女自身を救う形となる。
道中で「ファルルののん」が壊れてしまった際には全員で修理を試みるが、シオンはチョップで真っ二つに割ろうとする所を全員に止められるなど、意外にも機械音痴らしき面が露わになった他、ドロシーがらぁらやファルル達を敵と断じた際には「だが、同じ舞台で戦う同志でもある」と諭す場面も見られた。
ファルルとの交流を機にシオン達は今一度合同チームを結成し、6人全員で考えた友達への想いを歌詞にすることで新曲を作り、ファルルへ全力をぶつけることを決める。
“同心協力”!心と力を一つに結集するということさ!


決戦となる「かがやき! ネクストアイドルグランプリ!」が描かれた35話では、6人の想いを形にした新曲の「Love friend style」でファルルへ挑む。


「向かい合い 競い合えたらね――!」


シオンの考える友達とは「競いあうもの」
同じ場所で自分を磨き合いながら、共に高みを目指して行く同志。その気持ちを含めた詞と歌は観客達は勿論、ファルルの目をも喜びに輝かせ、遂にSoLaMiDressingはファルルに勝利。
シオンら6人がパラダイスコーデに身を包むが…。
健闘を讃え合ったファルルは、トモチケを交換することで機能を停止させてしまった。


「私が人工呼吸をするぷり! 救急車を!」


「いや! AEDを! 自動体外式除細動器を!!」


「ムダでちゅ…ファルルはボーカルドール、だから人工呼吸も自動体外式除細動器も、救急車もムダでちゅ」


続く36話では、神アイドルになる為だけに生まれて来たファルルが、らぁらと友達になりたいと思ったことで自らトモチケをパキり、機能停止したことが判明。
「自分のせいでファルルが」と落ち込むらぁらに対し、みれぃと共に僅かな可能性へ気付く。
ファルルと同じ「プリズムボイス」の持ち主であるらぁらなら、プリズムボイスの力を最大限に発揮することのできるライブを通じて目覚めさせることが出来るかもしれないと提案。
一念発起してプリズムボイスを磨く為にライブに臨むらぁらの傍らで、シオン達も最大限にそれを支えるべく精力的にライブを行っていく。


「日々研鑽! 囲碁のように神経を研ぎ澄まし、技を磨く!!」



ファーストシーズンのクライマックスとなる37話。
シオンはパラダイスコーデに身を包み、らぁら達と共にファルルを目覚めさせる為の「ファルル・カムバックライブ」へ挑む。
ドロシーと共に緊張するらぁらへ手刀を見舞って気合を入れる一幕も有ったが、その心中は「必ず連れて戻る…!」と新しい友達を取り戻す為の闘志に溢れていた。
6人の歌う「Make it!」に込められたその想いはサイリウムチェンジと共に最高潮に達し、あのファルルですら出来なかったパラダイスコーデを光らせるに至り、ファルルの身体へプリズムボイスがゆっくりと宿り始める。
しかし光明が見えたのも束の間、らぁら達のパラダイスコーデは徐々に光を失って行く。


「まだ投了では無い! 石は生きている…!」


シオンも必死に光を維持しようと歌い踊るも、とうとう光は完全に失われ沈黙したまま曲は終わりを迎えてしまう。


泣きながらファルルと観客達に謝るらぁら。その時、観客席から歌声が聞こえ始める。
「Make it!」の詞を歌うその声は徐々に広がり、やがてライブ会場全体に響く大合唱へと変わり、更にはプリズムボイスの光り輝くオーラへ変わり、6人のパラダイスコーデへ再び光を宿した。
プリズムボイスは特別なものではない、誰もが持つ想いを声と言う形にした心の光だったのだ。


観客達がファルルに向けて投げた各々のトモチケが降り注ぐ中、シオンら6人はより一層の輝きを増したパラダイスコーデのままにもう一度「Make it!」を歌い――遂にファルルは目を覚ました。


ライブを終え、パキっても何とも無いと笑いながらトモチケ交換をするファルルに対し、シオンは皆と共に「私もお願いしよう」、と進んでトモチケ交換を申し出るのだった。



セカンドシーズンではドリームパレードの開催に伴ってチームを強制解散状態となった。
建設中のドリームシアターライブへ出場を決め、らぁら達と共にアイドルランクが一旦リセットされ、再結成を目指し活動を開始する。


43話でのドリームシアターでの一番乗りライブをかけた運動会ではリンボーダンスなどで活躍するも、決勝の三人四脚でSoLaMi♡SMILEに惜敗を喫したことをキッカケに44話ではドロシーと大喧嘩を引き起こすことなり、あわや解散の危機に陥る。
しかし、レオナの身体を張った説得でドロシーと共に喧嘩を反省し、何とかDressing Paféとしての再スタートを切ることとなった。


56話ではパルプスからやってきた緑風ふわりとの交流を機に、ドリームパレード初戦となる「サマードリームアイドルグランプリ」ではらぁらを加えてチーム「ドレッシングふらわー」を結成。
受付終了ギリギリのエントリーだったにも関わらず見事に優勝を決めた。


続く「オータムドリームアイドルグランプリ」ではみれぃ、そふぃ、あろま、レオナとドリームチーム「あろまそレーシ・み」を結成するもチャームベルを鳴らすことが出来ずに敗退。
しかしながら、その「一度目にした歌やダンスを直ぐに覚えてマスターする」「先を見通し盤面を支配する力」などの天才的な才覚を紫京院ひびきに認められ、構想中だった「天才チーム」のメンバー候補として狙われることとなった。


62話では、シオンへの接近を目論むひびきからデートへと誘う手紙を受け取る。


キミを思う僕の心は群れからはぐれた1羽の白鳥。

戻る場所はもう無い。4時 パラ宿公園で待つ。

僕にキミという名の翼を与えてほしい。

つまりデートしてほしい。

紫京院ひびき


しかし、どういう訳かシオンは闘志溢れる表情で燃え上がり、いきなりひびきを自宅に招き、玄関先で二人きりになった途端、「脱衣即決!」と服を脱ぐよう一喝。
そして。




…どういう訳か柔道と剣道による勝負を始めるのだった。
えっなにこれは


唐突に始まった一騎打ちだったがひびきは動じず、その才覚を見極めんとばかりにシオンと火花を散らす。


「そうだ、もっと見せてくれ東堂シオン…僕はキミをもっと知りたい」


「それであんな果たし状を?」


「果たし状…」


「時間と場所を指定してくるのは果たし状だけだ」


「キミはなかなか不思議な人生を送ってきたようだね」


なんと、シオンは手紙の最初の二行でラブレターを果たし状だと勘違いしていた。
囲碁勝負の途中、ひびきは先の手紙が果たし状では無いことを説明し、自身のチームへ力を貸して欲しい意向を示したが、シオンは「興味はない。今はみんなとやるべきことがある」ときっぱり断るのだった。
しかし、東堂邸の外で繰り広げられていたPK合戦の流れ球が直撃。
状況に動じずに飛び散った碁盤の状況を自身の記憶のみで全て元通りに戻したシオンの神業を目の当たりにしたひびきは、ますますその才覚に惚れ込むこととなった。


「僕はもっと知っている。キミが忘れてしまった事までね」


翌日、ひびきから夏祭りの花火大会のデートに改めて誘われたシオンは、ヘリコプターの中でシオンの持つ力がプリパラアイドル達という碁石がひしめく盤上を支配出来ることを示唆。


「原点回帰、キミはどうしてアイドルになった?」


ひびきの言葉からかつての純粋に頂点を目指して勝利を追い求めていた初心、プリパラの頂点に立つという野心を思い出し、翌日のプリパラにてソロライブに挑む。
新曲の「絶対生命 final show女」、そして初のソロメイキングドラマとなる「Rock'nジェットショー ON AIR」を披露。
曲はかなりプリパラらしくない、ロック調のクールでカッコイイ曲である。
これによってアニメではそふぃファルル、コスモ、ふわりに続く5人目のソロ曲持ちになった。


その後、怪盗ジーニアスの正体、自らの性別、目的を明かしてプリパラアイドルとしてのデビューを果たした紫京院のライブにて彼女が発現させたゴールドのサイリウムエアリーを目の当たりにしたシオンは、その見たことの無いエアリーの眩い美しさに強い憧れを抱いてしまう。


74話ではそふぃと共に紫京院が目指す「天才チーム」のメンバーへ正式に勧誘される。
「見たんだろう? 僕のライブを。輝き、羽ばたく二枚の翼を。思ったはずだ。“私もあんな風にステージで羽ばたいてみたい”」と内心を見透かすかのような説得を一度は断るも、挑戦の意欲に溢れる本心とチームメンバー達との離別の間で揺れたシオンは、自身の初心を説くいろはの言も有り、遂に天才チームへの加入を表明する。



「あの翼をもう一度見たいと思った。生まれて初めて白と黒より美しいものを見た」


「あの翼を自分の力で出してみたい! 出来る気がするのだ! 勝ち負けもどうでもいい! それしかない! それだけなんだ!」


そんなシオンの希望を尊重したドロシー達が最終的に送り出す形になり、ひびきのドリームチーム構想メンバーへの加入を決定した。


77話にて、ひびき率いる天才チーム改め「セレパラ歌劇団」のメンバーとしてウインタードリームアイドルグランプリへ出場。
短時間での打ち合わせと軽い練習のみながら、ひびきの言う「天才と天才が引かれ合い、高め合って行く」構想の下で、新曲の「ホワット・ア・ワンダプリ・ワールド!!」を披露。
名作映画を下地にしたパフォーマンスでひびきとの専用パートを歌い踊り、フィナーレではゴールドエアリーを発現。
未だかつて届いたことの無いパフォーマンスをやり遂げたシオンは、息を荒く疲労の表情を滲ませながらも、未知の領域へと到達したことから思わず忘我の境地に至るのだった。
この歌劇団の勝利により、ひびきのプロモーションによってプリパラ内は全てがゴージャスに彩られた「セレパラ」へと変革されることとなった。


しかし、セレパラ発足後となる79話。
「セレパラでは、セレパラ歌劇団メンバーとトップクラス以上のアイドルしかライブできない」
というとんでもない事実を知らされたシオンは、「聞いてないぞ!」と憤慨。
アイドルランクが「トップ」に達していないらぁら達のライブを事実上封殺するひびきの行いへ危機感を覚えたシオンは、そふぃと共にウィンドリでの対決を約束したみれぃを探し始める。


「みれぃのことだ。きっと責任を感じているはず…」


打倒セレパラに燃えるドロシー達に合流し、ようやくみれぃを発見したシオンだったが時は既に遅く、みれぃは自身の努力の意味を見失い、更にセレパラ発足となった原因を作りだした責任感に押し潰されて限界に達していた。
「必ずや、紫京院殿の心を変えてみせる!」というシオンの言葉も空しく届かず、遂には「アイドルをやめる」との宣言まで飛び出してしまう。


シオンは力尽きたそふぃを抱え、みれぃを説得するらぁら達の一団に加わることも出来ずに物陰でその独白を聞くに至るのだった。


結局、80話で本当にプリパラを離れたみれぃの説得はらぁらやドロシー達に任せる形となり、シオンは彼女の復活の決定打となったガァルルの地下パラでのライブをそふぃ、ファルルと共に観覧する程度に留まった。
その一方で、ひびきの心変わりを促す為に話し合いを行ったが結果的に平行線で終わり、そふぃと共にセレパラ歌劇団を脱退してきたことが語られた。
しかし、


「シオン、そふぃ、2人は天才チームにいてほしいぷり! 今度こそ私、努力で勝ってみせる! それまで天才チームを抜け出す事は許さないぷり!」

「私が振り上げた拳をしっかり受け止めるぷり!」


という「肥やしが勝手に花壇から逃げてんじゃねえよ!」という丁重なお断りリベンジに燃えるみれぃたっての希望により脱退は白紙化。
そふぃ共々セレパラ歌劇団へと残留することとなった。


みれぃ復帰後はセレパラ側で歌劇団メンバーとしてのイベントに顔を出しながらも、それ以外の活動のメインをらぁら達と同様に地下パラへと移行。
81話では遂に単体でゴールドエアリーを出すことに成功した。ライブ省略のダイジェストシーンで。


その後、パラ宿へと帰還したあじみによってひびきの過去を聞き、更に彼女の執事の安藤からひびきの本当の目的が「ドリームパレードでボーカルドールになる願いを叶えること」であると知ったシオンは、らぁら達と共にその野望を阻止することを決意する。


「四季のプリンセスになるのはこの私だ! 私は勝って紫京院殿はボーカルドールになれない! 万事解決!」


時はドリームパレード最終戦となる「スプリングドリームアイドルグランプリ」直前。
セレパラ歌劇団VSふれんど~るの再戦であると同時に、ひびきのルール変更により10人での個人戦となったライブへとシオンは臨む。


「竜攘虎搏! 全身全霊をかけて鐘を鳴らす!」


始まった初の10人によるドリームシアターライブ。
曲は2チーム合同の「アラウンド・ザ・プリパランド!」。
シオンも各メンバーと共に歌い踊り、エアリーチェンジと共に「スプリングドリームパレードコーデ」を纏いゴールドエアリーを発現する…が、しかし完全決着がついていなかった為にコーデを光らせるには至らず。


事態は「ドリームシアター上空へ出現したベルへ真っ先に辿り着き、鳴らした者の勝ち」という最早ライブ関係無いレースの様相と化す。
スプドリの勝者が自動的に四季のプリンセスとの扱いとなる為、何としてもひびきの一番乗りを阻止しなければならないシオンはゴールドエアリーを羽ばたかせ、カスタム竹刀を抜いてひびきへと斬りかかった。


「尋常に勝負ッ! はぁぁぁっ!!」


一方のひびきも動じることなく剣を取り出し、飛行したままシオンの一閃を受け止め、鍔迫り合いを繰り広げる。
おい、ライブしろよ。


「君は素敵だよ、君のようなアイドルがライバルで僕は嬉しい!」


だが語尾を持たなかった為にひびきを止めることは出来ず、返しの一撃でシオンは斬り払われてしまう。
体勢を崩したところをらぁらに支えられたシオンだったが、


「私は大丈夫だ、早くあいつを止めねば! あいつを見捨てるわけにはいかない!」


と直ぐに後を追う闘志を見せた。
最終的にプラチナエアリーを発現したひびきを止めることは出来なかったものの、みれぃ達と共にらぁらをひびきへ向けて加速させる為の踏み台として活躍。
らぁらがファイナルエアリーを発現させ、みれぃ達と共にひびきを制しチャームベルを鳴らすアシストを行った。


ひびきの敗退によってセレパラは崩壊。
過剰な負荷によって暴走し再構築されたプリパラ内が描かれた87話では、これまでの記憶と友情の概念を失った状態で一人過ごしている姿が描かれた。
台詞こそ無かったがシオンは状況に何らかの違和感を覚えていたのか、持ち前の読み能力から自己を分析。曖昧な記憶ながらも独力で6人の友達のことを思い出してドロシーとレオナのもとへ辿り着き、そして既にステージで「Love friend style」を歌っていたSoLaMi♡SMILEの3人へと合流。
SoLaMiDressingとしてプリパラタウン中へライブを届け、皆の記憶を呼び戻すキッカケを作った。


事態が収拾した後はプリパリへと旅立つひびき、ふわり、ファルル三人への送別会兼ひびきの誕生会にて書道パフォーマンスを披露。
白黒囲碁侍の衣装に身を包み、「 一 期 一 会 」の四字熟語を送った。



神アイドルグランプリ」編となるサードシーズン。
セカンドシーズンにてDressingPaféの新曲が出なかった為、人気と実力とチームワークをらぁら達と張り合っておきながらいきなりドロシー、レオナと離れ離れの単独ステージライブを披露する
チームワークェ…。
だが、その後のジュルルがプリパラTVのライブに反応するシーンなどではきちんとチームでのライブをしている姿が描かれ、すっかり元通りになっているようだ。
神アイドルグランプリ開催のアップデートに伴い、専用のサイリウムジュエルマイクを入手。


92話では神アイドルの有力候補の新アイドルチーム「TRiANGLE」のメンバーの一人、「じゅのん」のデビューライブを観覧し、新人離れしたそのライブに驚愕。
めが姉ぇから感想を求められた際、じゅのんから唐突に始められた古今東西ゲームのような「冷たいもの」MCでは、冷たいものを連想する四字熟語である「南極大陸」に対して「ほ、北極大陸!」と答え、みれぃから「北極に大陸は無い」とツッコまれてしまった。
更に言い直した「液体窒素」は、更なる低温となる絶対零度を返され、得意の四字熟語で一本取られる結果となった。
“切歯扼腕”!悔しくて悔しくて仕方が無いってことさ!!


その後、シオンは神アイドルグランプリへの出場資格として「女神ジュリィ」から与えられる「スーパーサイリウムコーデ」が必要であることを知り、ドロシー、レオナと共に神アイドル目指して奮励努力することを決心するのだった。


99話では、チームの強化を図った合宿を決行。
レオナと共に慣れないジュルルのお世話に苦戦し、完全にパパの顔を見せながらも何とか完成させた新メイキングドラマと新曲「ラン♪ for ジャンピン!」にて、見事女神ジュリィからスーパーサイリウムコーデを獲得。
101話の神アイドルヘアアクセ大会にて、鳴り物入りで参戦したTRiANGLEを抑え、SoLaMi♡SMILEとの同着優勝を果たした。


102話では、プリパリから送られてきた伝説の映画監督「メカ姉ぇ」の企画した映画、「からふるシオンちゃん」の主役に抜擢された…のだが…。


「茫然自失ですぅ♪ 周章狼狽だわぁ~♪ なんだこれはぁぁぁ!」


紆余曲折の末シオンはラブリータイプにチェンジしてしまう。
役者としてシオンはどっかで見たような表情で喋らされたり、普段の自身からは遠すぎるセリフの数々を言わされることになったが、どれもプライドが邪魔してまともに演じきれず…


110話ではアイドル水泳大会で白組リーダーとして随分久方ぶりに紅組リーダーのみれぃと対決。流石に頭脳面2トップなだけあり最後まで互角に戦い、リーダー同士での直接対決に。直接対決の遠泳勝負ではみれぃは王道の平泳ぎの一方シオンは色々芸をやりながらの古式泳法とやり方は違えどやっぱり互角。しかし乱入者のせいでほぼ同時にゴール地点の小島にぶっ飛ばされた。
小島だと「競い合う2チームのリーダー同士が木の下トモチケをパキれば2チームとも成長できる」という伝説を凄まじく胡散臭いマスコットのラップで聞く。二人共が「何だかんだで相手がトモチケをパキろうと言い出す」と考え、


「もう、何故言わないぷり!素直じゃないぷり!」

「もう、何故言わない!素直じゃないぞ!」


結局二人ともじれったくなった。
似た者同士な二人はトモチケをパキり


「SoLaMi♡SMILEDressing Pafé目指せ神アイドル!」


二人揃って決意を新たにしたのだった。


なお、決着は互いに分からなかったのでその場で遊んでたジュルルが一等賞を獲得。ライブは両チームともに行うことになった。



ドロシーとレオナに武者修行に出ていくと伝えてパラ宿を出奔。
修行僧にような出で立ちで武者修行に励む中、立ち寄ったパパラ宿のかるた大会でにのをコテンパンにする。
その後にのが助っ人で登場したソフトボール大会では一時的に助っ人に加わると点をある程度返した後に「疾 風 勁 草」の言葉を与えて去っていく。


この2つの出来事はにのに強い印象を与えており、とても慕われている。


そんなシオン本人は武者修行を続ける中遂にセインツの一人に遭遇するも力の差を見せつけられる。


その後はドロシーとレオナに迎えられてDressing Paféを再結成した。


40話ではにのとコンビを組んでプルトラクイズに参戦。にのを抑えて珍回答を連発しつつも普通に勝ち抜いたが、最後のクイズは回答がにのと合わずに敗北することに。
シオンにとっては間違いなく完全無欠な回答と言っていいのだが、やはりにのとずっと一緒にいた相手がらぁら&ゆいだったのが響いた格好になってしまった。





◆交友関係~和気藹々の仲間達~


ドロシー・ウェスト


レオナの双子の姉。非常に活発で自信家のアイドル。レオナの事を溺愛しており、二人で一心同体といって憚らない。
彼女が目立ち過ぎるためレオナはその後を追う事が多い。時にはレオナをシオンから庇うこともある。


「レオナの方は色気が有るが、お前自身はそうでも無いな」


「はぁ!?」


「はい投了」


「ちょっと待ちなよ!」



当初はシオンと衝突ばかりだったが、現在ではリーダーとしてのシオンを信頼するようになってきている。
62話にて初のソロライブに挑戦する意向をシオンが示した際には、チームとしてのライブではないことに


「何が不満なんだ!」

「ボクと同じチームで幸せだと思わないの!?」


と、言葉こそいつもの調子ながら明らかに悲痛な口調で尋ねるなど、チームメイトとしての信頼感はレオナに匹敵する大きさに至っている様子。
ドリームチーム「コズミックオムライスダ・ヴィンチ」にドロシーが選ばれた際には普段のチームを離れることに戸惑う彼女に対し、シオンはアロマゲドンの二人を指して「小学生がやる気を出してるけど中学生のお前はどうするのか(要約)」と焚き付けて激励するなど、段々と扱いが上手くなって来ている。


Dressing Pafé完全解散の危機に瀕した際にはお互いに一歩も譲らず、


「だいたいシオンはいつも偉そうなんだよ! 頑固で人の意見とか聞かないし!」


「ドロシーこそ毒舌を改めたらどうだ! 言葉にいちいちトゲがある!」


と、遂には侍と忍者の姿で一騎打ちをするほど。
紫京院のチームにシオンが加入する希望を述べた時にはこれまでに無いほど焦りを見せ、「裏切り者!」とまで言う納得の行かない様子だったが、最後には腹積もりを決めたのかシオンに「真っ向から勝負を挑む形で送り出す」というどこか不思議な、しかしこれまでには見られなかったような形でシオンの意思を酌んだ。
完全解散の危機を経て以降、ドロシーはすっかりシオンに甘えるような描写も散見されていたので、彼女にとってのシオンは姉のように頼れる存在になっていたのかもしれない。




レオナ・ウェスト


ドロシーとは双子。
非常に大人しくて慈愛心溢れるアイドル。「ドロシーがそう言うなら」は決まり文句。
一見レオナが甘やかされているように見えるが、実はドロシーのほうがべったりであり「レオナ以外とはトモチケをパキらない」とまで言う。
当初、

「お前、自分の意見は無いのか? いつも人の言うことばかり聞いている人間は感心しない」

「いつもドロシーの陰に隠れている人間に、アイドルとしての輝きはあるのか?」


とシオンに叱咤されたものの、めげずにメイキングドラマを自作したことから自立心が少しずつ芽生えてきており、シオンもまたレオナの原動力が「誰かの為に何かをしてあげたい」という心情から来ていることを解し、決してドロシーの陰に隠れるだけの存在では無いとチームメイトとして強い絆を結んで行く。
(なお、レオナの性別が露見した際には「読めなかったぁぁ!」と流石のシオンも狼狽していた)
シオンとドロシーが頻繁に衝突するので、レオナの存在はチーム内の潤滑油であると言える。


シオンとレオナで言えば校長室に盗みに入った主犯のドロシーを同時に庇ったり、ドロシーの説得時にシオンの言葉へすかさず「ドロシーは大丈夫だよね?」とワンクッション入れたり、まるで父と母のようにドロシーを見守るような立ち位置になることも…ん?どっちが父でどっちが母だ…?
44話では敗戦の責任を巡るシオンとドロシーの口論と、それを利用したアロマゲドンのブラフに2人がハマりDressing Pafé完全解散の危機に陥ったが、「ファンの為に」と足を怪我しながら一人でもライブに出ようとするレオナの姿に、シオンは自身の頑固さを反省。同じく反省したドロシーと共に謝罪し晴れて再結成に至った。
レオナ自身はシオンの頑固で強気な部分を「自分には無いもの」として尊敬し信頼を寄せているようで、ソロライブの際にはむくれるドロシーとは対象的に「シオンのソロを見てみたい!」と率先して後押ししている。
男性である点には一応の一線を引いており、レオナが風邪のらぁらに「身体を拭いてあげるね」と言いだした時にはみれぃと共に顔を真っ赤にして制止していた。
99話ではジュルルのお世話を巡り、完全に赤ちゃんに不慣れな父と優しい母の様相を呈していた。勿論逆で。




ウサギ


Dressing Pafeを担当するマネージャーのスカウトマスコット。
プリパラに来た初日にらぁら達へ敵対宣言をしたシオンを見つけ、「使える」と判断しスカウトした張本人。
元々は北条そふぃのマネージャーであり、らぁらとみれぃにヘッドハンティングされる形で担当アイドルを失った為に彼もまたシオン同様に打倒SoLaMi♡SMILEに燃えていた一人であった。


が、操り人形同然に扱えたそふぃと違い、我の強いシオン(とドロシー)の居るDressing Pafeでは振り回されることが多かったのか現在は割と毒気が抜け、スケジュール調整の為に各所で頭を下げたり、メンバーのコンディションを気遣ったりと以前よりもマネージャー職に精を出している。
ネコの呪い話に騙されていた時には呆れ返っていたものの、49話にてクマの策略にハマったウサギが最愛の妹のウサチャに痴態カッコ悪い姿を晒して幻滅されかけた際、シオンがウサチャに「私達のライブを見て行かないか」と提案。
ライブを通じてウサギが支えているチームの姿と彼自身の頑張りをウサチャへ伝え、兄妹仲を修復する手助けをした。


ウサギはシオンのソロライブ後も「一人一人のレベルが上がってこそのトップアイドルウサ!」と活動を応援し、またシオンもメイキングドラマで「どんな姿でも頑張っている者は格好いいんだ!」とウサギを評しており、ドロシーとレオナと合わせ何だかんだでSoLaMi♡SMILEに負けない団結力を発揮している。
紫京院のチームに加入する意向をシオンが示した際には、「こうなる気がしていた」と語り、


「シオン、君の力を伸ばすのがマネージャーとしてのボクの仕事ウサ」

「そして僕は、アイドルが自由になった時、輝く姿を見たことがあるウサ。反対なんかしないウサ」


とその背中を押した。




南みれぃ


ライバルチーム「SoLaMi♡SMILE」所属。普段は頭脳明晰、成績優秀な風紀委員長兼生徒会長だが、
プリパラ内では外見・キャラ共に大きく変わるポップ系アイドル。
シオンとはライバル関係にあり、囲碁棋士時代に廊下で詰碁をしていたところを注意され違反チケットを貼られたことから因縁が始まった。
因縁の始まりは逆恨みの様なものだったが、本人の性格もあり何だかんだで良好なライバル関係を築いている。
と言うか、新年早々にシオンがみれぃに「初碁」をしようと訪ねる程度には仲良くなっていたようだ。
また、基本的にボケ側に回ることの少ないシオンだが、みれぃが居る場ではツッコミを受ける側になることがままある。


みれぃがファルルへの大敗から「~ぷり」のキャラクター付けを自ら捨てようとした際には、「ありのままの自分で全身全霊勝負したい」と望む姿に「全身全霊…良い言葉だ」とやや複雑そうな表情を浮かべつつ、あくまでもライバルの決意を尊重する姿勢であった。
紆余曲折を経て、みれぃが「ぷりのままの自分で全身全霊勝負する」と決意した後のライブを見た際には「敵ながらあっぱれだ!」と嬉しそうに微笑んでいた。


その後はファルル編での共闘もあり、互いの計算力と先読みの力を合わせた怪盗ジーニアスの正体探りを行うなど、積極的に力を合わせる機会も増えている。
その推理力は確かなもので、メンバー中の誰よりも怪盗の正体へと迫る鋭さであった。
セカンドシーズン序盤でみれぃがあろまの罠にハマってソロライブを諸事情から抜け出してしまった際には、突然の事態に戸惑う観客達の前へドロシーとレオナを連れて飛び出し、「みれぃはきっとすぐ帰ってくる! それまでに私達が楽しませてあげよう!」と番傘芸を披露。
みれいの事情を一切把握していないにも関わらず、絶対に戻ってくると信じて自ら場繋ぎ役を買って出る心意気を見せた。


余談だが、劇中で描かれたシオン初のトモチケ交換相手は彼女である。
シオンはその以前に「パキらぬ」とみれぃ達とのトモチケ交換を断っていたが、みれぃとの勝負の末に引き分けを喫したのを機に好敵手と認めたのか、自分から提案した。当のみれぃは「お、お断りよぉ!」と拒否の意思を示したものの、シオンから半ば強引に奪われるような形でトモチケ交換をされている。



真中らぁら


ライバルチーム「SoLaMi♡SMILE」所属。「かしこまっ!」が決め台詞のご存知主人公。
前述のとおり、プリパラに初来訪したシオンが案内を依頼したのがらぁらであり、彼女の案内でシオンはPrism Stone内に足を踏み入れている。


「はいはーい! シオンさんには、カッコいいコーデが似合うと思いまーす!」


「そ、そうか…?」


と、シオンには珍しい照れ顔を早々に引き出している辺り、流石は天然タラシの友達の長所を見抜くことが得意ならぁらである。
以降、本編内で両者が直接絡む機会は少なく、前述した徳田ねねによるらぁらの正体探りの際もシオンが助力したとは言え、あくまで間接的な形である。
しかしながら二人はDressing PaféとSoLaMi♡SMILE双方のセンターを務めているという共通点がある為、同じカラーの衣装を着る、歌詞の担当パートが近いなど、どちらかと言えばライブシーンで同じ画面に映る機会が多い。
合同ユニット「SoLaMiDressing」にて「Realize!」を歌った際には、ツインセンターで見事にライブを成功させている。


勝ちか負けだなんて

関係ないじゃない!


ライバルの垣根を乗り越えた2チームのセンターが歌うこの詞は、初公開のタイミングが共闘してプリパラ禁止を乗り越えた後だったこともあり非常に感慨深い。
39話にてめが兄ぃからドリームチームのコンセプトを説明された時には、「もしかしたら」のチーム例としてらぁらとシオンのデュオが登場。
「イゴこまっ!」なる決め台詞が発された。ドロシーとみれぃの「ぷりマックスー!」やレオナとそふぃの「リラッぷしゅ~」に比べると意味不明っぷりが強い(感じ方には個人差があります)。
二期ではサマードリームアイドルグランプリにて、ドリームチーム「ドレッシングふらわー」の共通メンバーとなっている他、プリパラアイドル総出演の24.5時間テレビではアロマゲドンの二人と揃ってカレーうどんの汁まみれになっていた。



劇場版第1作でSoLaMiDressingが挑んだプリズムショーでは、各メンバーが二人一組で各シリーズを象徴するパフォーマンスを披露する中、この2人は「プリズムジャンプ」で先陣を切った。


プリズムショーは心の煌めき!

プリズムジャンプは心の飛躍!

オーロラの輝きはみんなの夢!!



更にシリーズの先輩である春音あいらと共に、メイキングドラマ「Let's Go プリパラ!」の「ダンスと!」を担当している。
続く劇場版第2作では二人のミニコーナー「らぁらとシオンのかしこま四字熟語」を担当。らぁらから終始繰り出される凄まじいボケに翻弄されるシオンは、終盤でツッコミを放棄するほどであった。
もしかしてこの二人ってバラドル向けなんじゃ…




香川いろは

CV:みあ
28話に登場した囲碁チャンピオンだった頃の元カノライバル。通称「囲碁界のレディーカガワ」。
他のアイドルとは違い現実世界で非常にイタい姿をしているが、プリパラではおしとやかな着物コーデをしている。
Dressing Paféを組んでからシオンは弱くなったと言って囲碁勝負を仕掛けるが、その実の目的はファルルとの勝負に敗れ、迷いを見せるようになったシオンを元ライバルとして叱咤激励するためだった。


「甘い…けど、素晴らしいライブでした」


「さすがは私のライバルでございます、東堂シオン殿」


「いかなる場所でもあなたには勝利が似合います」


その後はDressing Paféのメンバーと共に同じテーブルで話し合いをしている場面が描かれたり、SoLaMiDressingの6人を励ますコスモのライブを手伝ったりなど、支援者の一人として陰日向に活躍。
ドリームチームのメンバーとしてシオンからいろはをスカウトしたこともあったが、当のいろはは囲碁棋士時代から一度も勝てていないことから「シオンに勝つまでは同じチームメイトになるつもりは無い」と断っている。
いろははあくまでもライバルとして関係を重視した友情を築いていると同時に、現在では武人肌なシオンの良き理解者のポジションにあり、シオンもまた「いつでも受けて立つ…もちろん、勝つのは私だがな」と一定の信頼のもと、好敵手の一人として認識している。



北条そふぃ


ライバルチーム「SoLaMi♡SMILE」所属。ファーストシーズンからのレギュラーメンバー同士であり、何度か合同チームとしてライブを行っているが、本格的に関わるのはセカンドシーズンから。
共に紫京院ひびきに才覚を認められた天才同士として、天才チームこと「セレパラ歌劇団」へ勧誘されチームメイトとなった。
天然気味なそふぃの言動はシオンにもなかなか理解出来ない部分が多い様子。
一方のそふぃは第一印象が「体力ありそう」(もっとも、これはシオンだけでなくチームを指しての感想だが)で、具体的にシオンへどのようなイメージを持っているかはあまり描写されなかったが、二人で行動を共にする機会が増えることとなった。
結果的に細かな経緯こそ違うものの、元の所属チームを離れてゴールドエアリーの発現に邁進した者同士である二人は、後にみれぃが自力でゴールドエアリーに辿り着いたことを受けて「本当にその判断は正しかったのか」と互いに悔やむことになってしまった。


「そふぃ、みれぃのゴールドエアリーを見てどう思った?」


「恵まれた環境にいた私たちと違い、みれぃはあの不利な地下パラで独力でゴールドエアリーに辿り着いた…私は敗北した気分だ…」


それ以降は特に描写無し…あんまりだよ…こんなのってないよ…
後日に開催されたスプドリのライブでは、共にニューヨープステージでのパートを担当している。
ちなみに忘れられがちだがシオンの方が年下。一学年下の後輩にあたる。
漫画版では「どちらが多くバレンタインチョコを貰うことが出来るか勝負だ!」とシオンから挑戦状を叩きつけたこともある。



黒須あろま



二期から登場のチーム、「アロマゲドン」の片割れである悪魔アイドル。
当初あろまはDressing PaféとSoLaMi♡SMILEの2チームの解散に際し、自分達二人に加えらぁら、ドロシー、シオンの三人をメンバーに加えた「ドリームアロマゲドン」なるチームを結成しようと画策しており、この内シオンは「白と黒=天使と悪魔の両方の要素を兼ね備えた中立枠」という若干ふわふわした理由から狙われていた。


あろまが空腹のみかんの為にお好み焼き作りへ挑んだ際、シオンらDressing Paféは彼女をサポート。あらぬ方向に飛び行くお好み焼きを全てキャッチし、食材を無駄にしないように全て平らげる活躍で協力した。
サイリウムチャームが一時的に光り、ドリームチーム結成寸前まで行ったものの最終的に「そらマゲドン・み」が誕生したことでシオンはあろまとライブすることは出来なかったが、後に「あろまそレーシ・み」でチームを結成している。
ちなみにふわり登場後にアロマゲドンのライブを観覧した際、シオンは「敵ながらあっぱれ」と評していた。



白玉みかん


「アロマゲドン」の天使担当な食いしん坊アイドル。。
紫京院ひびきのドリームチーム、「セレパラ歌劇団」のメンバー同士。
あろまの指示でDressing Paféのシオン側に亀裂を生じさせ、完全解散の危機に突き落とした実行犯だが、その後みかんもシオンも特に確執は無く、普通に過ごしている。
セレパラ歌劇団としての活動中、偶然出会った敵チームのあろまにみかんがまっしぐらした際、唯一体力面で御せる為に一時の世話係のような形となっていた。



緑風ふわり


二期で登場したヨーロッパラはパルプス出身のプリパラアイドル。
紫京院ひびきの誘いを受けてパプリカ学園に転入してきた「プリンセス特待生」だったが、自身のイメージと紫京院に求められる「プリンセス」像の違いに思い悩んでいたところ、互いにサマードリームアイドルグランプリのチームメンバーに加えようとしていたDressing Pafé、らぁらと交流。
「悩みを吹き飛ばすくらいに遊ぶ」とのらぁらの提案に、「サマドリも近いのに遊んでなどいる場合では」と渋るシオンだったが、


「だるまさんが転んだ!」

「らぁらさんが転んだ!」

「みれぃさんが転んだ!」


と、ノリノリで外遊びに興じていた。
後日、ふわりのチームメンバー候補として紫京院の刺客、「セレブリティ4」が襲来。
上記の遊びをキッカケに紫京院の望むプリンセスにはならないと決めたふわりは、シオンらDressing Paféとらぁらへチーム結成を要請。
迫りくるセレブリティ4からの逃避行の末に5人のサイリウムチャームが光り、ドリームチーム「ドレッシングふらわー」を結成し、そのままサマードリームアイドルグランプリに出場して新曲の「トンでもSUMMER ADVENTURE」で優勝。
四季のパレードコーデの一つ、「サマードリームパレードコーデ」を手に入れている。


直接の絡みこそ少ないものの、セレブリティ4のブリトニーがふわりの手を掴んで強引に連れて行こうとした際には即座に手刀で救い出したり、その後にらぁら達とパプリカ学園を去ろうとするふわりを引き止めるなど、大切な友人の一人として認識している。
ドリームチーム結成時の騒動も「驚天動地、あの時はちょっとした冒険だったな」と後に述懐しており、すっかり良い思い出になっている様子。



紫京院ひびき


二期から登場した現役ムービースターのプリパラアイドル。
登場当初は男性と思われていたが、前述の通り実は男装の麗人。
シオンにとっては同じ学園の先輩兼学園長代理であり、更にはドリームチーム「セレパラ歌劇団」のリーダーとメンバーの関係で、ライブではバキュンしたハート弾をマトリックス回避する間柄。
ひびきの定義する「天才」に該当してスカウトを受けたことを機に、ゴールドエアリーへの一番の近道であるひびきチームへの加入を決めたシオンは単独でゴールドエアリーの発現を成功させるなど、結果的にレベルアップを果たしている。
しかし当初の目的は達成した一方、仲間達と半ば溝を作るような状況を作る原因になった張本人であるとも言える。
描写こそ少ないがシオン自身はひびきのことを他のアイドル同様に「ライバルの一人」と捉えており、その傲慢さや過剰な好き嫌いとも取れる実力主義、選民思想的な言動から来る悪評の事実を認めて糾弾しながらも、一方でひびき自身が大切に思う者への気遣いや対応に余念が無い部分を


「アレで妙に公明正大なところがある」


と評しており、一度コーデを無理矢理奪われている立場でありながら、決して悪い所ばかりでは無いと一定の理解を示す一幕も有った。
また、ひびきの言動が過去のトラウマから来ていることも「簡単に治るものでは無い」としている。
しかし、一方でひびき側からは本心でシオンに接している描写が非常に少なく、シーズン2のクライマックス時点では聊か一方通行の状況が否めないが、シオンはひびきの一端に理解を示していた数少ない人物の一人である。
余談だが、語尾を持たないシオンはひびきのトラウマを刺激するようなことこそ無いが、「レッツイゴー!」を「その口癖はやめた方がいい」と言われている。
無論、シオンは「断る!」と即答したが…「イゴッ」もスレスレなのだろうか。
彼女が悪戯心で送り込んだメカ姉ぇは、結果的にシオンへ一生の不覚を背負わせるハメに…。
サードシーズンで再会した際にはシオンアルファ碁最強レベルの囲碁ソフトを貰っており、修行で使用している様子が見られる。



虹色にの


シオンに憧れる体育会系少女。
かるた大会では圧倒し、ソフトボールでは窮地に陥ったにのを助けつつ、自ら切り開ける盤面を作り上げると「疾風勁草」の言葉を残して去っていった。
この2つの出来事はにのに強烈なインパクトを与え、そのまま自然と師弟関係になっていった。
性格も似ているが、にのの方がどっちかと言えば常識人。一方でシオンは圧倒的に逆境に強い。



◆余談~博覧強記の豆知識群~


かなり男らしい低音ボイスであり、当初は不安視するファンもいたが、実際は上記のように熱さと実直さを兼ね備えたキャラクター性、ハスキーボイスを最大限に活かす山北氏の好演と歌唱力によって他のどのキャラとも違う「カッコいいアイドル」の個性を確立させる結果となり、現在ではこの声質こそシオンの代名詞と言える。「さすがチームi☆Risのリーダーだ!」


声のイメージに合う凛とした表情が多い印象のシオンだが、OPやEDで見せる笑顔や劇中にて喜怒哀楽をハッキリ顔に出すこともあり、実際は「カッコいい」「かわいい」「美人」の三要素がバランス良く揃っているのも特徴。
同じクールタイプであるそふぃがこれに近いが、彼女の場合は「クールモードとファンシーモードでバランスが劇的に変化する」と魅力の出し方で方向性が大きく異なり、差別化が図られている。
セカンドシーズンでは外観で何を表わしているのか良く分からない「もんじゃ焼きコーデ」なる衣装をドロシーに着させられ、「なんだこれは…」としょんぼりした表情を見せたことも。


3rdOP「Realize!」はSoLaMiDressing版とi☆Ris版の二種類が存在しているが、その中でもシオンが歌っている部分と中の人が歌っている部分はかなり印象が異なったものに。


漫画版では男装も披露しており、バレンタインに女子からチョコを貰いまくるなどアニメよりも更にマニッシュさが強調されている。レオナの胸元を肌蹴させてしまうというラッキースケベ的なアクシデントシーンも描かれており…ん?どっちがラッキーなんだコレ。


メインメンバー6人の中で唯一幼少期からプリパラに親しんでいた様子がないためか、作中に登場している伝説のユニット「セインツ」に憧れを抱いている様子が見られなかった。後に誰かから教えてもらったのか、中盤からは目標として意識するようになっている。
ひびきのエアリーの輝きに強い興味を示したのはこれまで自己研鑽に重きを置いていたシオン故に、間近で見たアイドルの輝きに対する初めての憧れだったのかもしれない。



好物が大福だが、いろはによればプリパラでアイドル活動を始めるまでは白と黒のものしか食べなかったらしい。緑黄色野菜とかは食べなかったのだろうか…。
実際、劇中では24.5時間テレビの際にカレーうどんを初めて食べるかのようなニュアンスの感想を述べている他、「汁が飛び散ると酷いことになる」との先の事象を読めなかったのも、初めて食べるものだった為に先見の才が働かなかったのかもしれない。


劇中では一線を退いたことになっているものの、今でも事あるごとにイゴイゴ言っており、思考回路も囲碁中心。碁石を持ち歩いていると思しき描写も散見され、忍者を自称するウェスト家の父にヘラを投げつけられた際には、咄嗟に碁石を鎖で繋いだ自作武器(何でそんなの持ってんだ)を投擲し応戦していた。
「ゴイシ・スリケン・ジツ! イヤーッ!!」


遂には実在の雑誌「週刊碁」に実在の人物と同等の扱いで紹介された。(28話の対局解説も)
これはヒカルの碁以来の快挙である。
ちなみに、劇中で使われていた囲碁の局面は、中国と韓国のトップ棋士の実在の対局から引用されている。
囲碁演出があるアニメやマンガ作品でもヒカルの碁以外では局面はいい加減なことが多く、スタッフの無駄なこだわりが感じられる。


102話で披露された「からふるシオンちゃん」の演技は、i☆Risファンの間では「あっちの方が中の人に近い」とのこともある他、山北氏自身がライブでも披露するなど本人もお気に入りの様子。
前シリーズの先輩のように劇中劇のキャラとして再登場する可能性もあるが、はたして。




残念なことに、プリパラの作劇や商品展開的に微妙に冷遇気味なポジションにあることが否めない。と言うよりもライバルチームの宿命故か、Dressing Pafé自体がi☆Risメンバーが演じているにも関わらずやや不遇な面が多い。


セカンドシーズンの1stOP「ドリームパレード」は劇中でらぁらとみれぃがソロライブ、SoLaMi♡SMILE全員Ver.でそれぞれ披露しているが、Dressing Paféはふわりとのドリームチームが結成されるまで新曲がリリースされず、持ち歌の二曲を歌い続けていた。


他にも、Dressing Paféのチームサイリウムドレスが不遇。
SoLaMi♡SMILEのピンクに対しスタイリッシュな青色にマーチングバンド衣装のイメージが混ぜ込まれたコーデで、シオンのものはチェーン、スタッズ、スニーカーとパンクロック調の意匠が各ポイントでアレンジされ、肩出しのスタイルでセクシーさも演出した非常にイカす一品。
更にサイリウムチェンジすれば、“赤く光るベースラインの間にある青い布地の上を、七色に輝く格子状の光が駆け巡る”というまさに光彩陸離な煌めきを放つ素晴らしいコーデである。
劇中に登場したのはシオンといろはが囲碁で戦う28話。対局の勝利報酬としてスランプを乗り越えたシオンがゲットしライブで着用する。


一方でこのアイテム、アーケードゲームでリリースされたのは2014年11月なのだが、同エピソードが放送されたのはなんと年明けの2015年1月…遅いってレベルでは無い。
更に6回以上プレイすれば必ず貰えた各キャラのサイリウムコーデとは異なり、筺体から通常排出されるアイテムのレア品扱いでリリースされた為、当時は「ワンピースとヘアアクセは有るけどシューズが出ない」という事態に陥ったプレイヤーも居た。


プリパラはアイドルアニメであると同時に販促アニメで有り、メインとなる筺体ゲームではほぼ毎月単位でアイテムが追加され、当時はそれぞれ排出品が決まっているライブの弾を選択して遊ぶ形になっていた。
1月と言えばファルルの本格的な参戦と共に新ブランド「マリオネットミュー」のアイテムが前面に押し出されており、わざわざ前の月のライブを選択するのを躊躇う子も多い。子どもはお小遣いのコストも限られている子が多いのだ。


一方で11月はレオナの性別が判明したり、商店街で料理合戦してたり、そふぃ親衛隊が解散しかけてたりしていたが、「何とかアイテムとして滑り込ませることは出来なかったのか」もしくは「1月のリリースじゃ駄目だったのか」と扱いの雑さに一部のシオンファン、ドレシファンは落胆を覚えた。
(ちなみにSoLaMiのチームサイリウムはチーム名が決定したエピソード時にコスモからプレゼントされる印象的な使われ方をしている)


劇中でも「三位一体の勝利なので、私の分だけじゃなくてドロシーとレオナのも下さい」という、見方によってはがめついとも取れるような台詞をシオンが言っており、他のエピソードに比べて展開が強引であり、販促に振り回された(デザインが異なるウエスト姉弟の分のチームサイリウムコーデもシオンのものと同時リリースだった)感が強いのも事実である。


セカンドシーズン2ndOPでは遂にシオンの映っている時間が十秒行くか行かないかの事態になってしまった(ドロシーとレオナはそれぞれプリパラポリスとナースに所属して結構長く映っている)。
紫京院の天才チームに加入したシオンの待遇へ捲土重来の活躍を!とファン達は望むばかりだが…結果、最不遇ポジションになった。


ドロシー、レオナとの離別をしてまで求めたソロライブでのゴールドエアリーはダイジェストシーンで描かれ(ひびきやファルルはともかく、同じ境遇のそふぃは「太陽のflare sherbet」付きでライブシーンまで流されたのに)、更にそのゴールドエアリーはシオン自身が目標になっていたとは言え、後にみれぃが自力で発現


ドロシーとレオナに至ってはシオンが抜けた二人きりのライブでゴールドエアリーを発現。
追い打ちをかけるように「ゴールドエアリーの上にはプラチナエアリーがある」事実まで判明。
チームを離れる際も最初は気持ちを偽っていたそふぃとは違い、ドロシー達に何の相談も無しにひびき側へ付いたことから視聴者からヘイトを買う結果となってしまった。


セレパラ施行後の「聞いてないぞ!」発言に関しても先読みに長けていたシオンが「ひびきが優勝すると何か良くないことが起きる」ことすらも考えられなかったのか…とファンを悲しみに突き落とした。
(「中学生のシオンにそこまでの先見を求めるのは酷だ」との意見もあるが、みれぃがひびきの企みを看破しないまでも危惧していたことに加え、ひびき自身が「勝ったらプリパラを改革する」とハッキリ明言していた節も有るので微妙)


そもそも卑怯な行いを何より嫌っている筈のシオンが、窃盗行為を働いていたひびきを受け入れる上で「ゴールドエアリーを出したくなった」は動機として弱く、セレパラ歌劇団は玩具商品展開の都合上どうしても編成を変えられず、動機だけが描かれてその後が殆ど描かれない強引な展開や描写に至った可能性が高い。


二期から加わった脚本陣がシオンを把握しきる前に販促に合わせた結果、二期序盤のDressing Pafé再結成のエピソードも台無し同然になってしまった。
そふぃと共にひびきに直談判したシーンも決裂した部分しか描かれておらず、「ひびきを心変わりさせる」も果たされず…最終的にシオンは大きく触れられないままで二期は終了。
二期終盤の展開はお世辞にも整った構成からは遠く、雑な面も多かった為に結果として割を食ったキャラとなった。


ただ、シオンの名誉の為に述べておくと、ウィンドリ直前にのんびり構えていたそふぃやファルル、食べてばかりのみかんとは違い、歌劇団メンバー中で唯一練習を行わないことに「いつ練習を始めるんだ?」と危惧していたり、みれぃがアイドル引退を宣言した際も責任を感じている様子を見せるなど、決してゴールドエアリーのみに心酔していた訳ではない。
前述にもあるが、みれぃがゴールドエアリーを出した際にはそふぃと共に彼女の努力の結実を喜びつつ、自身の行いを省みて「敗北した気分」と語るなど、自身の成長を喜ぶどころか後悔をしている様子も描かれている。
また、不遇ではあったが空気という程ではなく、話の軌道を作るという意味ではシオンは要所要所で活躍している。


更に終盤でらぁら以外の全員が記憶喪失になった時には、らぁらを除くメイン5人の中で唯一ほぼ誰とも関わっていない状態から自力で6人の友達を思い出すなど、台詞こそ無いが友達に対する絆を感じさせる姿も描かれている。
また、グランプリ制覇回数は2回であり、らぁら・ドロシー・みかんの3回に次ぐ。さらにスプドリのアンコールでは参加者全員でライブしたのでパレードアンコールでのライブ回数は三冠組と同じ3回。一冠キャラが多い中で強キャラとしての面目はしっかり保っている。


一方でセレパラのバレンタインイベントなどで、ひびきからのチョコを渡された当初は拒否していたものの、「碁石チョコ」であることが発覚すると仕方なく受け取る素振りを見せるなど、謎のチョロイン属性が付加されたことで可愛さが増したとする感想も有る。



三期が始まった今、シオンの更なる活躍をファンは変わらず望むばかりである。
そして、劇中での披露からかなり遅れたが…2016年7月、筺体ゲームにて未実装だった彼女のソロ曲「絶対生命final show女」が、遂にシングル曲として実装されることが決定した。
しかも振り付けはゲームオリジナルでは無く劇中と同じもの。


そしてDressing Paféにとって久しぶりとなる新曲も登場。更に(ギャグ回とは言え)早々に個人主役回が描かれ、「衣装チェンジとキャラチェンジ」と言うプリパラのギミックを活かしたこれまでにないシオンの一面が映像化。
これまでですっかりシオシオのパーと化していたシオンファンにとって待ちに待った、まさに旱天慈雨とも言うべきこの展開に続くように、三期ではDressing Paféのリーダーとしてシオンにスポットの当たる回が多くなっていった。
また、時系列的には二期~三期の間に当たる劇場版ではようやくDressing Pafé版の「ドリームパレード」もお披露目されている。



アイパラではシオンはにのの憧れの人物、ドロシーとレオナも師匠ポジションとなっており、途中まで互いに独自行動を取っていたにもかかわらず出番は多い。


そしてプリパラ最大の危機に、Dressing Paféにとってシリーズ最大の見せ場が訪れる。






「一致団結! 加筆修正! 1000手の追記・修正で、皆で目指すぞ! 神項目を!」



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  • 塔矢アキラより強いんじゃないかという話もある。 -- 名無しさん (2015-02-02 12:06:16)
  • タイムレンジャーのシオン「名前を見て男の子かと思いましたよ。」 -- 名無しさん (2015-02-02 13:23:17)
  • 百合とかやめてくれよ。 -- 名無しさん (2015-02-02 13:49:23)
  • プリパラ版エルメェス・コステロ。 -- 名無しさん (2015-02-03 07:44:37)
  • 「日常」の囲碁サッカーも強そう(適当)。 -- 名無しさん (2015-02-15 22:40:09)
  • 女だけどシオンちゃんにすごく萌える -- 名無しさん (2015-02-20 00:26:27)
  • AEDを正式名称で呼ぶ女の子はじめて見た -- 名無しさん (2015-03-23 06:30:56)
  • 囲碁チャンピオンだが剣道弓道も嗜むお方 -- 名無しさん (2015-03-23 09:13:36)
  • ↑多分日本的な分野は大体嗜んでる -- 名無しさん (2015-04-09 13:47:42)
  • 百合どうこうの下りいるか…? -- 名無しさん (2015-05-31 09:33:48)
  • 内輪で盛り上がる分には自由だが百合ップル疑惑()だの英才教育()だの結婚()だのそういうのを百合好きでない普通のファンも見る場所にも見境なく書いちゃうのはどうかと。百合が苦手な人もいるんだから自重しろよ百合豚…。場所をわきまえないでカップリングがどうこうなんて声でかい腐女子や男女カプ厨と何も変わらんぞ。 -- 名無しさん (2015-06-03 16:32:21)
  • 主要メンバーで家族構成がいまだに謎なんだよな -- 名無しさん (2015-09-16 14:25:32)
  • プリパラポリス(あじらぁドロみか)、プリパラナース(そふぃふわレオ)、あろみれ    シオン -- 名無しさん (2015-11-03 17:33:42)
  • ↑これは……ひびき編(半みれぃ編)終わったらシオンの乱くるで!……本当お願いしますスタッフさん。 -- 名無しさん (2015-11-03 18:13:36)
  • 意外とセンター同士のらぁらとの絡みは少ない -- 名無しさん (2015-11-25 11:20:53)
  • ↑らぁらって誕生日回でドロシーと行動するまでドレシの三人とそこまで絡んでる印象なかったからな。そもそもドレシ自体打倒みれぃで始まった=らぁらにはあまり興味がなかったから。 -- 名無しさん (2015-11-30 21:31:48)
  • ↑誕生日じゃなくて一周年だったわ。 -- 名無しさん (2015-11-30 22:54:15)
  • らぁらと主に絡んでたのはドロシーだったからな。シオンとらぁらがガッツリ絡むのって、こないだ24.5時間テレビとか、今回の3D映画の四字熟語コーナーくらいしか思い出せん。 -- 名無しさん (2015-12-02 15:02:15)
  • 210.148.18.2さんここで言うのもなんですが、あろまみかんふわりの追記修正とかお願いできませんか?お詳しいようなので是非・・・ -- 名無しさん (2015-12-08 17:19:15)
  • 参戦した経緯からすればまあ当然なんだけどひびきにセインツの動画見せられても1人だけ反応が薄かったな -- 名無しさん (2015-12-10 13:10:18)
  • しかし絶対生命finalshow女のアーケード実装まだかね?なんか微妙に冷遇ポジションにいる気がする。 -- 名無しさん (2015-12-18 18:45:32)
  • なんでもできそうだけど機械はダメな子、というか手刀でファルルののん破壊しかけたし(え?レオナ以外全員役に立ってなかったって?) -- 名無しさん (2015-12-19 03:42:26)
  • ↑4 ちょいちょい入れてみました -- 名無しさん (2016-01-05 12:49:18)
  • ↑ありがとうございます! あとシオンさん誕生日おめでとう -- 名無しさん (2016-01-05 13:00:53)
  • ゴールドエアリー出して目標達成しちゃったシオンさんの今後はどっちだ -- 名無しさん (2016-01-11 04:26:46)
  • 新OPの出番ェ -- 名無しさん (2016-01-12 15:29:42)
  • 因みに今のアーケードの方でも何故かドリチケコーデを着てる映像にはシオンではなくあろまが天才チームに並んでいる。ナンデヤ!? -- 名無しさん (2016-01-12 22:01:05)
  • 「『人気』クールアイドルそふぃ&あろまデュエット」…うん、別に深い意味はないんだろうけどね、でもね -- 名無しさん (2016-01-15 04:49:18)
  • ↑2 検事コーデの委員長も居るからまぁその辺りは良い。問題は歌劇団のお披露目ライブ回で台詞が「舞踏会シネマコーデ!」と「イゴッ!」しか無かったことだ…そふぃとファルルもそうだったけどさ…orz -- 名無しさん (2016-01-18 11:17:50)
  • 「聞いてないぞ!」じゃねーよ!そふぃはともかくお前がそのザマでどうするんだよ! -- 名無しさん (2016-01-18 20:21:50)
  • 妖刀って囲碁の戦法の名前にあるから竹刀の名前の由来はそれじゃないか? -- 名無しさん (2016-01-26 17:08:48)
  • シオンさんと双子がまた同じチームで活動できて何より -- 名無しさん (2016-03-22 15:09:50)
  • セレパラこそが間違いだったとは言うけど「天才を集めて互いの才能を高め合う」ってコンセプト自体はそふぃ、シオンにとって魅力的だったと思うんだけどな -- 名無しさん (2016-04-02 11:36:33)
  • 関連人物にあろま、ふわり、みかんの3人いるか?そんな絡んでた覚えがないんだが -- 名無しさん (2016-04-19 15:43:29)
  • ↑絡みの頻度で言うならあろまはみかんばっかとしか絡んで無いし、ふわりに至ってはパルプス帰る前はほぼヤギとたまにひびきととしか絡み無いんですがそれは… -- 名無しさん (2016-04-20 09:41:56)
  • あろまはみかん、みれぃ。ふわりはひびき、校長、ドレシ(特にドロシー)かなぁ…らぁらはほぼ全キャラとつながれるから除外するとして -- 名無しさん (2016-04-20 09:59:06)
  • ↑二期組は担当回終わる→空気化が頻発してたから、ぶっちゃけそのメンツの絡みもそこまで濃くは描かれてないからなぁ…ドロふわのクラスメイト設定も死んでたし、あろまとみれぃの絡みだって努力チームで思い出したようにやってたけど一瞬だったやん -- 名無しさん (2016-04-20 11:50:21)
  • こんくらいシオンと他キャラの関わり追っててくれるなら個別項目だし俺はあっていいと思うよ -- 名無しさん (2016-04-20 12:48:30)
  • 歌劇団でひびきに一番近い感性してたのはたぶんシオン。そふぃは才能は同域でも性格が大きくズレてるしファルルはあいつにとっての崇拝対象だしみかんはあろましか見てないけどシオンとひびきはお互いに競い合うライバルとして見てた -- 名無しさん (2016-05-17 17:21:38)
  • ひびき様も過去にあんなことが無ければ、シオン殿みたいになってたってことか…。 -- 名無しさん (2016-05-17 17:27:58)
  • ↑2 他3人が超絶マイペースだからそこはね…ただ、同じ実力主義寄りでもどっちかと言うとひびきからシオンに寄ってスタンス合わせてた感じもする。「君のようなライバルがいて~」も嘘偽りモードひびきさんの可能性あるし。 -- 名無しさん (2016-05-18 11:03:00)
  • もしかしてドレシのライブって去年のプール回以来か?いやまさかな -- 名無しさん (2016-06-08 00:41:34)
  • ソロ曲の筺体配信バンザイ -- 名無しさん (2016-06-14 17:50:48)
  • トップ以外ライブできないって点さえ除けばセレパラは好みなんじゃないだろうか -- 名無しさん (2016-06-17 16:08:36)
  • ↑トップ以上しかライブ出来ないのがセレパラなんだから好きってことは無いだろ。だから地下パラに行ったんだし -- 名無しさん (2016-06-20 09:29:36)
  • 「メカ姉ぇ」が起こした一連の騒動により、アイドルブランドがラブリーになってしまったシオンちゃんは必見。「シオぽよ〜」 -- 名無しさん (2016-07-09 05:22:57)
  • めっちゃ充実してて草 -- 名無しさん (2016-10-27 00:44:51)
  • この度公式で兜被ったスーツ姿の男性がシオンのパパと判明しました・・・ -- 名無しさん (2016-11-07 23:27:29)
  • かつてのドロシーとの仲は水と油どころか火と油 -- 名無しさん (2016-12-05 19:36:43)
  • 中の人の声域凄いな…まさかプニコンだったとは -- 名無しさん (2017-04-05 20:42:04)
  • チームワークなのにソロ曲っていうけどそもそも3人とも別の方向向いてるからねあの選曲 シオンは才能開花のための独立、ドロレオは成長のためのお別れの曲だから -- 名無しさん (2017-05-30 10:25:23)
  • シオンってアルファ碁に勝ったのか… -- 名無しさん (2018-01-21 23:32:06)
  • シオンの碁 ネタがあるかと思って探したけど意外とない -- 名無しさん (2018-08-04 00:56:29)
  • 最近、囲碁界で仲邑菫という小学生女流棋士が注目されてるけど、シオンと対局したらどんな結果になるかな。 -- 名無しさん (2020-01-20 15:43:03)
  • 一見意志が固そうに見えるが主体性に欠け誰かの言う通りに行動することが多い -- 名無しさん (2020-08-29 10:36:41)

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