シングアビス(カードファイト!!ヴァンガード)

ページ名:シングアビス_カードファイト__ヴァンガード_

登録日:2014/09/24 (水曜日) 12:49:42
更新日:2023/12/21 Thu 10:57:23NEW!
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カードファイト!!ヴァンガード ロイヤルパラディン シャドウパラディン デッキ 環境トップ よくわからない何か チート 日本一 ブラスター 探索者 シングセイバー・ドラゴン 撃退者 ファントム・ブラスター“abyss” 立ち上が(りまく)れ!僕の分身 空撃ちシークメイト シングアビス 光と影が備わり最強に見える



シングアビスとはカードファイト!!ヴァンガードに存在するデッキタイプの一つである。
使用クランはロイヤルパラディン(?)



概要

前述のとおりロイヤルパラディンのデッキであり、《探索者 シングセイバー・ドラゴン》をメインに据えたデッキタイプである。
このカードは「探索者」の名称を持つ一方でスキル発動に「探索者」の存在を必要としないため様々なデッキタイプにメインヴァンガードとして採用可能だった。故に多様なデッキタイプが考案されることになるのだが、その中でも《撃退者 ファントム・ブラスター“Abyss”》を中心とした「撃退者」を採用したタイプがシングアビスである




…「ん?何かおかしい」と思ったそこの貴方は正しい。


【撃退者(リベンジャー)】
神聖国家ユナイテッドサンクチュアリの裏舞台で暗躍する影の騎士団“シャドウパラディン”の中でも、強い覚悟を持って侵略者から国を守る事を決意した者達によって構成された部隊。 名誉も武勲も表沙汰にならず、おのずと危険な任務も増えていく為、構成員は少ない。 しかし、その全てが比類なき意志と信念を掲げる精鋭である為、統率の取れた完成度の高い部隊となっている。



「撃退者」はシャドウパラディンである
つまりこのデッキは「クランファイト(単一クラン限定戦)でロイヤルパラディンを選択したファイターはシャドウパラディンを10枚まで投入できる」という本来は《[[マジェスティロード・ブラスター>マジェスティ・ロードブラスター(カードファイト!!ヴァンガード)]]》のために作られていたはずのルールを利用した「クランファイトのルールに則ったロイヤルパラディン中心の混クランデッキ」である。
何を言ってるか分からないかもしれないが無理矢理理解しよう。


ともかくこのデッキはそのルールを利用して組まれたデッキであり、その潤沢なカードプールから「現在主流のクランファイト上で、ライド事故の可能性を大幅に削ったうえでG3の採用枚数を減らすことができ、二種類のVスタンドスキル持ちを使うことができ、さらに《探索者 シングセイバー・ドラゴン》の力を120%引き出すことができる」ことを実現したよくわからない何かとして完成している。


余談だが、背景ストーリー上でも奈落竜が守護竜だった時代のユニットこそ《探索者 シングセイバー・ドラゴン》であった可能性が示唆されており、そういう意味では奇妙な縁を感じるデッキである。



主要カード

※各カードの詳細なスペックは割愛


□《探索者 シングセイバー・ドラゴン
メインヴァンガード。「シングアビス」の「シング」の部分。
アタック終了時にコストを払うことでデッキからスペリオルペルソナライドを行い、更にソウル内の《ブラスター・ブレード 探索者》とレギオン出来る。
スペリオルペルソナライドにより擬似的なVスタンドを行うことができる。これだけならば似たようなユニットはいくつかいる。
しかし、このユニットがヤバいとされるポイントはターン内で回数制限が無いことデッキ圧縮を行っていること、そして何より空撃ちシークメイトの存在である。
実は「シークメイトを介さずにレギオンしているユニットは双闘20000のスキルを使っていないと判定されシークメイトを一回だけ行える。ただし、既にレギオンはしているため、レギオンメイトを新しく登場させることはできない」という裁定が下されている。つまり、スペリオルペルソナライドしたこのユニットはドロップゾーンのトリガーを無償で四枚戻せるのである。
スキル発動の回数制限がないことについては、普通はソウル肥やしを得意としないロイヤルパラディンにとっては関係ないことなのだが…後述。


□《&color(gold){撃退者 ファントム・ブラスター“Abyss”》
サブヴァンガード。「シングアビス」の「アビス」の部分。
レギオンしたターンのアタック終了時にコストを支払うことでスタンド出来る。
非常に強力なスキルを持っているが、このデッキではスキルよりも「レギオン能力を持っていること」と「ブラスター名称を持っていること」が重視される。
実はレギオンしているユニットにライドしたとき、レギオンリーダーとレギオンメイトの両方がソウルに入るという裁定となっている。
これにより、《探索者 シングセイバー・ドラゴン》のスキルのコストを大幅に賄い、二連続スタンドを実現させることが可能となっている
先ほどはあまり使われないと書いたスキルだが凶悪な性能であることには全く変わりなく、場合によってはこのユニットで大幅なアドバンテージを奪うことももちろん可能である。


□《ういんがる・ぶれいぶ
FV候補。「ブラスター」をブーストしたアタックのヒット時にソウルインすることで「ブラスター」をサーチ出来る。
お気づきいただけただろうか?このカード、《撃退者 ファントム・ブラスター“Abyss”》をサーチ出来るのである。
これにより、G3へのライド事故をする可能性はほとんどなく、それ故にマリガンでもG1、G2を中心に集めればよくなるため間接的にそちらへのライド事故の可能性も軽減できる。
ただし、後攻をとると相手のデッキによっては焼きや呪縛が飛んでくるため一応油断はできない。まあ、大体複数枚詰みされるのでケアは可能なのだが。
地味ではあるが、デッキ内のトリガー比重を上げていることもポイント。


□《湖の巫女 リアン
自身をレストすることで手札交換。
このデッキは都合、かなりの回数のシークメイトを行うため、ドロップ肥やしが重要となる。
その為、事故を回避しながらドロップを肥やせるこのカードはほぼ必須。


□《まぁるがる
ドロートリガー。
自身をソウルインするスキルを持ったトリガーで、トリガー配分はこれ四枚は鉄板となる。



その他のカード

□《闘気の撃退者 マックアート
レギオンが発生したときにG1以下の「撃退者」をレスト状態でデッキからスペリオルコールできる。
撃退者 ファントム・ブラスター“Abyss”の餌を稼ぐのが本来の役割だと思われるが、このデッキでは戦線向上の意味合いで採用されることが多い。
テキストをよく確認するとレギオンするユニットのクランは問うておらず、しかも回数制限もないので《探索者 シングセイバー・ドラゴン》のレギオンにもしっかり反応する。
スペリオルコール先は単体性能が高く、ライン形成にも役に立つ《無常の撃退者 マスカレード》か、自身のスキルで更に戦線補強が可能な《撃退者 ダークボンド・トランぺッター》がオススメ。


□《[[ばーくがる>ばーくがる(カードファイト!!ヴァンガード)]]》
ご存じFV禁止を受けている最強のG0。FVとは別で複数枚採用することで、G3へのライド事故どころかG2へのライド事故への懸念すら排除する
このカードを採用したシングアビスは「ばーくシングアビス」などと呼ばれることもある。
ただし、安定性に欠けるスタンドトリガーである《ふろうがる》を採用しなければならないことがやや悩ましい。


□《ぽーんがる
例にもよってソウル肥やし要員。
ぽーんがる》をソウルに入れながら完全ガードのコストや前列要員、あるいはライド事故回避のためのつなぎのヴァンガードとして使える《[[ソウルセイバー・ドラゴン>ソウルセイバー・ドラゴン(ヴァンガード)]]》を持ってこれる。
地味にデッキ圧縮もry。
このギミックを加えたシングアビスは「ソルセシングアビス」と呼ばれる。当然前述の《ばーくがる》との併用も可能でこちらは「ばーくソルセシングアビス」と呼ばれている。
「ばーくソルセシングアビス」は昔ながらのロイヤルパラディンの動きをするため、古参プレイヤーにとってはちょっと懐かしい感覚を覚えるかもしれない。破壊力は桁違いだが




環境への影響

さて、ここまでの説明で多くのファイターはイメージできると思うが、このデッキは「宵闇の鎮魂歌」発売からネオンメサイア発売までの環境トップである。
というより、このデッキに環境は制圧されていたと言った方が正しい。大会によっては入賞者がシングアビスしかいなかったという報告すら上がっていた。抹消者環境や星輝兵環境以上の偏りっぷりである。
本来このゲームは「トリガー」という運要素が大きい故に、デッキごとの格差は付きにくいはずなのだが、このデッキは繰り返されるシークメイトとG3をデッキから排出する能力の高さからその運要素すら掌握してしまっていたので余計に手が付けられないことに。
また、何よりも「クランファイト」というルールであるにも関わらずロイヤルパラディンだけが受けられる特例を利用している、と言う点は大きな批判が集まることになる。


そして遂に全国大会でも優勝と第三位を飾ることに。
流石に暴れすぎたこともあり、ルールそのものが大幅に見直されることとなった。
結果、2014年9月より


  • ロイヤルパラディンは《ブラスター・ダーク》を四枚まで投入できる
  • 「シークメイト」を介さずにレギオンした場合でも、シークメイトは使用不可能

というルールが適応されることになった。
これによりシングアビスは構築不可に、《探索者 シングセイバー・ドラゴン》もようやくマシな強さになった弱体化したのである。


六月以降に多くのファイターを絶望に陥れたシングアビスだが、実は結構カード選択の幅が広く、プレイスタイルによって構築がばらつきやすいという特徴もあったりする。
よく言えば、ヴァンガードに欠けがちな多様性があったデッキでもあるのだ。



追記・修正はVスタンドしてからお願いします。

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  • 考えた奴は(良い意味で)変態 -- 名無しさん (2014-09-24 14:16:35)
  • 背景設定的にもギミックとしても面白いんだけど。強すぎたな -- 名無しさん (2014-09-24 15:04:42)
  • ヴァンガにしては珍しく混クランで面白いデッキなんだがカードパワーがとんでも -- 名無しさん (2014-09-24 18:08:04)
  • 余りにもぶっ壊れたパワーだったけど、こういった幅広いカードプールを活用できるデッキは他に無かったからなー。規制はやむなしだけどちょっと寂しいかも。 -- 名無しさん (2014-09-24 18:16:04)
  • ↑↑↑↑むしろ、なぜテストプレイヤーがこのデッキの可能性に気付かなかったのかが気になる。MTGのMoMaはコンボ自体はテストプレイで発見されていたと聞くが、こっちはどうなんだろう。 -- 名無しさん (2014-09-24 22:38:23)
  • クランを混ぜるという発想が無かったからな -- 名無しさん (2014-09-24 22:53:51)
  • そもそもマジェの為のルールだしな…。まさかマジェいない場所で勝手にロイパラシャドパラがシナジーするとは思わなんだよ -- 名無しさん (2014-09-24 23:00:58)
  • 歴史が長くなると、カードプールが増えていく過程で忘れ去られたカードと、既存のカードのえげつないコンボが生まれるのは不可避なんだよなぁ。遊戯王なんかでも日常茶飯事だし。 -- 名無しさん (2014-09-24 23:12:25)
  • クランファイトを主流にしたからってコストとかに名称や盟主を省いたのにロイパラにだけ特例与えた結果だよな。 -- 名無しさん (2014-09-24 23:38:42)
  • ヴァンガードやったことないんだけど、そもそもデッキ構築にクラン?制限が入ってるのが疑問。混色できるのが普通と思うけどシステム的に難しいのかな -- 名無しさん (2014-09-25 09:16:49)
  • ↑混色できないのは単にブシの趣味だと思う。ちなみに、ブシはヴァンガ第一期時代にヴァンガは混色前提という発言をしている。今はどうなってんのかはわからん。 -- 名無しさん (2014-09-25 11:03:56)
  • ↑今はクランファイトっていう基本1クランでしか戦えないルールとエクストリームファイトっていう混色で組めるルールとあってクランファイトが大会の基本ルールだから単色基本。1期の時は単色で組めなかったりするクランがあったから混色前提って言ったんだと思う。 -- 名無しさん (2014-09-25 19:15:47)
  • ↑明確に全国に勝つ為には混色必要って発言があるんだよなぁ以下混色必要って話の後の開発者インタビュー 単一クランでも地区大会のいいところまでは進めるんですが、 全国の強豪の中で勝ち抜くにはあと一つ足りないくらいになってます。 -- 名無しさん (2014-09-26 02:22:02)
  • 遊戯王とヴァンガード両方やってるけど、遊戯王のレシピの多さは羨ましいな -- 名無しさん (2014-09-26 09:02:14)
  • ヴァンガードは構築がほぼ固定化されていて、ピーキーなデッキに出来なくもないけど安定性を求めるとやっぱりテンプレ構成になるんだよな  -- 名無しさん (2014-09-26 09:04:24)
  • ↑つまりΩグレンディオス最高(錯乱) -- 名無しさん (2014-09-26 10:53:37)
  • こいつのせいでロイパラにシャドパラ入らなくなったんだよなぁ・・・ -- 名無しさん (2015-04-18 11:50:37)
  • その後結局アルトシングが環境入りしてシングはやっぱりおかしいという認識を広めたのは言うまでもない その時期はどちらかと言うとザクロスのほうが流行ってたし一強の環境じゃなかったからまだマシだった -- 名無しさん (2015-04-29 03:38:52)
  • 3DSの新作ゲームではストーリーモードがエクストリーム仕様だからCPU相手にバリバリ使える。新パックの追加カードもあって更に異次元の強さになっている模様 -- 名無しさん (2016-01-28 01:02:53)
  • アビスシング→アルトシング→宝石シングとロイパラのあらゆる構築に顔を出す竜。ちなみにお陰でマジェとそーどみー(こいつはレガリアのせいでもあるが)がとばっちりを受けた模様。 -- 名無しさん (2016-01-28 01:44:05)
  • 探索者→シングアビス→アルトシング→(下火)→ブラスターシング…あんさん、もう出て2年でっせ、休めや -- 名無しさん (2016-05-14 14:24:06)

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