ソニア・ベルモンド

ページ名:ソニア_ベルモンド

登録日:2014/09/01 (月) 21:48:44
更新日:2023/12/21 Thu 10:49:54NEW!
所要時間:約 13 分で読めます



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わたしはもう逃げたりしない…


自分の運命は自分で決める…


私にそう教えてくれたのは貴方よ


アルカード……






ソニア・ベルモンドはGB専用ソフト『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』の登場人物。



✝概要✝


中世トランシルバニアにてヴァンパイアハンターとしてのベルモンドの名を世に残す先駆けとなった女性で、
いわば『ベルモンドの母』とも言える人物。ベルモンド直系のハンターの中では唯一の女性主人公であり、
歴史で明かされている中では最古に位置するヴァンパイアハンター……のはずでした。※歴史の真実を垣間見よ


片田舎にある貴族の家に生まれ、生来常人には感知できない『大自然の超常的な存在』=精霊と語り合える
特殊な力を持った一種の霊能力者であり、周囲の誰より早くその特異な力に気付いた祖父に
「お前の力は決してお前のためだけに使ってはならない」と言い聞かされながら育った。


彼女が17歳になったある夜、生き別れた父を探す旅の途中だという
アルカードと名のる謎の青年(いったい何者なんだ…)と出会う事で運命の歯車が動きだす。
ドラキュラの下僕である異形の怪物がソニアが留守の間に彼女の生家を襲撃。ソニアが駆け付けた頃には
致命傷を負った祖父が残されているばかりだった。祖父から「今こそお前の力を役立てる時だ…」という遺言と
形見の鞭を託されたソニアはドラキュラ打倒のために悪魔城へ挑むのだった。


城内で遭遇して戦うアルカードとは顔見知りで恋愛関係も匂わせており、真のエンディングでは
「やがて少女はベルモンド家の運命とかなしき闇の血脈を受け継ぐ1人の子供の母となった」
ことが明かされている。…なお、子供やその父親の名前は言及されていない。





…って話ですけどどうなんですその辺?


レオン「夜を狩る一族としての開祖は私のはずだが…それに鞭の扱いの軽さはどういうことだ!?」
ラルフ「闇の血脈ってなんだ…?俺は人間だぞ」
クリストファー「鞭から火の玉を出せるのは私だけでいい…」
シモン「やれやれ、赤毛お耽美や新世界の神にビジュアル改変され、あちこちで登場させらるうえに先祖まで捏造されるのか…」
ジュスト「ヴェルナンデス家の血のおかげで魔法を使えるって俺のアイデンティティはどうなる…」
リヒター「どういうことだ…ア゛ル゛カ゛ー゛ト゛ォ゛ッ゛!?!?!?
ジョニー「ベルモンドのルーツが女性だって?HAHAHA!ボーイおとなをからかっちゃいけないよ!
ジョナサン「ノープロブレム!…なかったことにしちまえば、の話だがな」
ユリウス「色即是空…(ノーコメント)」






シモン3世「あれ?ソニアさんってもしかして…」
ココロ「私達と同じく、別ゲームのパラレルキャラなのでは?」
デズモンド「いや、一応「悪魔城」ってタイトルにあるし、多分俺と同じでアレだよ、アレ。」







漆黒たる前奏曲はシリーズ最大の黒歴史である。



…正確には、コナミが公式に発表しているベルモンド一族(及び傍系のモリス家)を主人公とする
『悪魔城ドラキュラ』シリーズの年表に『漆黒たる前奏曲』は掲載されていない、という扱い。


なぜ、こうなってしまったかというとまず
“シモン・ベルモンドの時代をさかのぼること100余年、ドラキュラと人間の戦いはここから始まった”
とまで銘打たれた『悪魔城伝説』の設定を無視してまで作られたエピソード・ワン的な作品であるにも関わらず、その真のエンディングがぶっちゃけ、
『ソニアとアルカードの間に生まれたのがラルフ・C・ベルモンドであり、ベルモンド家はドラキュラの子孫である』
…としか読み解けないトンデモ風味のシロモノだったことが挙げられる。


なお、後に「漆黒」に変わってエピソード・ゼロとして発売されたキャッスルヴァニア(PS2)では
他の作品を考慮して極力矛盾を無くしたり鞭のルーツ、ドラキュラとの因縁やベルモンド一族が忌み嫌われる原因等を描写して
説得力を持たせている(尤も、こちらも旧来のファンから批判される事もあるのだが…)。


『ベルモンドは人間の尊厳を武器にドラキュラと真っ向対峙する正義の一族』という認識の強い
旧来のファンにしてみればこの『真説』は大層受け入れづらい設定だった。


また、この設定が真実になると悪魔城伝説の『人と魔の互いの未来を賭けた壮絶な大決戦』が、
『若作りの親父と一緒に老害丸出しで近所迷惑なおじいちゃんをぶちのめしにいく』という
陳腐なお家騒動レベルに堕してしまい、ベルモンド一族は正義のバンパイアハンターから
『一族の内輪揉めで世界に多大な迷惑を延々と撒き散らす有害一族』という
レッテルを貼られ、とても英雄と呼べる存在ではなくなってしまう。


そして決定的なトドメを刺したのは、『漆黒』がゲームバランス・グラフィック・BGM音質等の諸要素が軒並み低クオリティで
遡ること6年前のGB作品である『ドラキュラ伝説Ⅱ』と比べても完全に劣化しているという
言い逃れの利かないレベルのクソゲーだったことである。


2000年代にシリーズのプロデューサーに就任した五十嵐氏(IGA)も『漆黒』を年表から外すばかりか、
『奪われた刻印』の主人公シャノア
「シリーズ初の女性主人公」 と公式で紹介するなど一時は本気で抹消しようと目論んでいた節すらある
(その翌年に一種の『IF』・『パラレル作品』としてようやくフォローが入った)。




つまり『漆黒』は最初は正伝だったが、後付けで黒歴史に追いやられたという経緯を辿った作品であり、
なおかつ純粋なゲームとしてのクオリティも最悪だった為にプレイヤーの怒りをより掻き立ててしまい、
その名の通り一際深い歴史の闇に沈んでしまった忌まわしくも悲劇的な作品なのである。





※以下はソニアを公式と認めた際の強引な仮説。本気にしないでね!※


シリーズ最古の時代を扱うキャッスルヴァニア(PS2)のエンディングでは
「ベルモンド一族とドラキュラは400年間対峙することはなかった」とされておりその間もベルモンド一族は
夜を狩る一族として子孫を残して活動していたものと思われる。


この時期に一族がヴァンパイアキラーを受け継ぐ本家・技のみを受け継ぐ分家と言った系統に別れた可能性もある。
「やがて少女はベルモンド家の運命とかなしき闇の血脈を受け継ぐ1人の子供の母となった」というのは
ソニアは元々分家筋の戦士で、アルカードと結ばれたことで闇の血脈が流れるベルモンド一族の分家の祖先となった
事の説明とも取れる。


ソニアの子孫と思われるベルモンド一族(あるいは遠縁)について掲載する。


○マリア・ラーネッド(悪魔城ドラキュラX 血の輪廻)
ベルモンドの遠縁と謳いながら使っている力が全然異なっているのでソニアの子孫と思われる。
月下の夜想曲で血の匂いでベルモンド一族を識別する能力を持つはずのアルカードが当初スルーする
マリア側も闇の力を持つはずのアルカードに敵意を持たず、わずかな期間で彼に好意を持ったのももしかしたら…。
アルカード側もマリアに関してはジャッジメントにおいて「出会わない方が幸せだった」というセリフがある。


ラインハルト・シュナイダー
ベルモンド一族の使命よりも人としての感情を優先に考える性格から
(ベルモンド本家筋は闇の眷族遭遇=即戦闘という思考の者が大半)彼もソニアの子孫である可能性が…


○モリス一族
公式で分家という扱いの一族。後にリカード家からアルカードスピアも継承されている。


○リカード一族
鞭の力を解放する能力、アルカードスピアを託されるなどソニアを祖先としている可能性が。


彼らに共通するのはヴァンパイアキラーを使えない、又は相応の犠牲を払う。
夜の眷属に対してある程度理解がある(少なくとも敵意がない者とは積極的に交戦しない)
ベルモンド主筋とは異なる力を持つという面である。


そもそもヴァンパイアキラーは祖先であるレオンの許嫁サラの思いが込められた鞭であり、
例えドラキュラを滅ぼした正当な継承者であろうとも
一度闇に呑まれただけで持つ資格なしと判断して子孫代々に至るまで力を貸さなくなる妖鞭でもある。
彼らがヴァンパイアキラーを使えないのも宿敵であるドラキュラ側の血を引くが故に鞭側が拒否反応を示すからだと思われる。
後にモリス家はリカード家の力でムチの記憶に打ち勝つ事で使用できるようになったが寿命を著しく縮めるという代償を払う事となった。
これも彼らに流れるドラキュラの血がヴァンパイアキラーの退魔の力と相反しているからだとも取れる。





✝人物像✝


キャラクターデザインは『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』あたりから興ったアニメ絵風。
ゲーム内でも一枚絵を表示したり会話イベント時は顔グラフィックがウィンドウ脇に出るなどビジュアル面が強調されており、ゲームそのものの評価や歴史的な扱いとは別に純粋なキャラとしては概ね好意的に受け取られている。


年齢17歳。金髪碧眼の凛とした雰囲気の美少女。大きく山なりの中分けにした前髪と三つ編みのおさげが特徴だが、残念ながらGBのドット絵では金髪のおさげが表現できず(というか『漆黒』のグラフィック自体がまんべんなくクソ)。
黒髪の辮髪のような感じになってしまっている。真エンディングでは結っていた髪を解くシーンもある。
基本的に切れ長の目に眉尾を吊り上げた少しキツめの表情でいることが多いが、ゲームスタート時の一枚絵では憂いに満ちた後姿を見せ、エンディングでは聖母のような穏やかな微笑で我が子を抱いている。
身に着けた戦闘服は、黒レザーのオーバーニーブーツとグローブにウェスト部をベルトで括っただけで上も下も思いっきり全開にはだけた上着、
下に身に着けているのはパッツンパッツングリーンのレオタード(背中から肩周りにかけてはレザーアーマー風になっている)
というかなりけしからんデザイン。絶対領域がどうのってレベルじゃねーぞ!太股フルオープンアタックだ!!
…少なくとも、一族の生脚のルーツという点では説得力抜群だったのだなあ…


ボディラインはしなやかですらりとしているが同時にかなりの巨乳
ゲーム内でもバーニングモード使用時やエンディングでドレスに着替えた姿でその破壊力を確認できる。
黒歴史にさえならなければおそらくラルフはこれをしゃぶって育ったのだ…
腰にはベルモンド伝統の『使いもしないのに装備している剣』を吊っている。


シリーズでも屈指のストーリー性を持つ傑作『月下の夜想曲』の後の作品なのもあってか、主人公の個性を排除して描かれがちな悪魔城(しかも容量の限られるGB作品)にしては人となりのわかる描写に恵まれている。


祖父から託された使命に殉じる覚悟を内に秘めた芯の強い少女だが、魔に対しては『絶対に許さん…!滅せよ!!』という
無慈悲苛烈なスタンスがデフォルトのベルモンド家の中では異質な争いの空しさ・哀しみを知る慈悲深い心の持ち主で、ドラキュラ伯爵を撃破した時にかけた言葉も
不死の存在ゆえに自身の滅ぶ理由がわからない魔王に対する哀れみの呟きである。
何度でも復活すると捨て台詞を吐く伯爵に対して、闇と戦う宿命を子孫に伝えていくことを宣言するが、彼女の最終的な目標は伯爵を滅ぼすことではなく、その心を救うことであった。
なお、出会ったばかりの謎のイケメンに心を許し、悪魔城討伐後に即・シングルマザーになっていたり、館が襲撃された時は深夜だというのに麓の町にでかけていた(基本魔物は夜にしか人里を襲わない)ことから冗談半分で「この夜遅くまで遊んでる堕落した女がァーッ!!」とビッチ呼ばわりされることも。
気の毒な話ではあるが、少なくとも(壁を壊して出てくる)肉食系女子なのは確実である。


一応、悪魔城伝説等の設定を考慮すると既に近隣はドラキュラの侵略が始まっておりこの時点から、ソニアは本格的でないにせよ夜の眷属との戦いで出払っていたとも考えられる。
またエンディング後にアルカードと別れたのもアルカードはドラキュラが完全に滅んでおらず決着をつける為、ソニアは生まれてくる子供を(迫害やドラキュラの手下から)守る為とも考えられる。




✝能力✝


祖父からは鞭を使った戦闘技術を仕込まれており、
(遺言から察するに、もとよりソニアを人々を救うハンターとして鍛えていたのだろう)
貴族の令嬢でありながらフィジカル面は異常に高い。


『漆黒』では『ドラキュラ伝説』に続きエリア間の移動は階段ではなく吊るされたロープを用いることが多いのだが、
あの格好でロープを股に挟んでよじ登るシーンを想像するとかなり刺激的である。


また、精霊の加護の影響か単純にゲームバランスがヌルすぎるだけかタフネスの高さが尋常ではなく、
体力ゲージ14に対し、ボス以外の敵から受けるダメージのほぼ全てが1であり、
アクションゲームでありながら十数発も連続して被弾に耐えることができる。
マッチョな子孫らを差し置いて、女性でありながらベルモンド最強の防御力を誇るハンター、それがソニアである。
かてて加えて大味極まる効果内容のソウルウェポンと初心者救済用のバーニングモードが搭載されたことから、
ソニアに最も適した戦闘スタイルは『耐久力に物を言わせて一方的に敵を殴り倒す』というゴリ押しに特化したものである。コワイ!


★鞭★
祖父の形見であるソニアのメイン武器。幸か不幸かヴァンパイアキラーという固有名は出ておらず、シナリオ的にはただの鞭である。
『ドラキュラ伝説』経由のシステム流用により強化アイテムの水晶を取ることで3段階にパワーアップ、
第3段階になると先端から火球を飛ばせるようになるところも同じ。ただ、間合いがとても短いことが不満点としてよく挙げられ、
パワーアップして鎖の鞭になったとしても射程は微妙にしか伸びないことも相まって『史上最短』・『まるで棍棒』と揶揄されている。



★ソウルウェポン★
今回のサブウェポンに相当する攻撃手段。自然界の精霊の力を借りて放つ一種の魔法であり、
ハートは消費するが媒体となる道具は用いない。各ステージのボスを倒すごとにひとつずつ解禁されていき、
セレクトボタンで表示される特殊アイテム画面で選択して随時切り替えが可能。計5種類。



従来のサブウェポンにあたる『斧』・『時計』・『ナイフ』・『聖水』・『十字架』も存在自体はしているが、
これらは武器ではなく、真のエンディングイベント解放フラグとして機能する単なる収集アイテムである。
つまり、これらのサブウェポンを戦闘に用いるというのはソニア以降の代の発想ということになる。なんだかなあ。



風の精霊の力を借りて時間を止める。なんでだよッッッ⁉
…従来の『時計』と同じ効果を持ち、画面全体の敵の動きを止めることができる。ボスには無効。ステージ1のボスを倒すと覚える。


水の精霊の力を借りて体力を回復する。『癒しの泉』的な連想から判り易くはあるが、問題なのは回復量。
ハート消費は20とかなり高めだが、なんと体力を全回復できる。ソニアの耐久力は既に述べた通りである。
上手く使えば30発近い打撃を喰らっても生存可能。もう悪魔城の難易度じゃねぇ。
ステージ2のボスを倒すと使用可能。海外版ではなぜか『ICE』と訳されている。打ち身でも冷やすのか?


炎の精霊の力を借りてフラッシュ攻撃。画面上の敵全体に鞭1発分のダメージを与えるが、ボスには無効。
要するに従来作品における『ロザリオ』の威力を低下させた代わりにどこでも使えるようにしたもの。
実際はステージ3のボスを倒して使えるようになるのはステージ4からという遅さに加え、
いざというときのために『水』用のハートをなるべく温存しておきたいという心理が働くため気軽に使いづらく、
結局ムチで攻撃し続けているパターンになりがち。



光の精霊の力を借りて聖なる波動を飛ばす。鞭2発分のダメージを敵に与える飛び道具で、
旧作で言うならナイフの速度で飛ぶ十字架というチート武器。ハート消費も1発につき1と安いので通常攻撃感覚で乱発できる。
ステージ4のボスを倒すと使用可能。



闇の精霊の力を借りて全てを滅ぼす。
原理の上ではドラキュラ一味の使う暗黒魔術と全く変わらない物騒極まりない魔法。
『隠しボスを倒して手に入れる破壊的な闇の力』という点ではPS2版『キャッスルバニア』のブラックオーブの原型と言えなくもない。
画面上の敵と敵の放った攻撃弾を一掃出来るというやる気の無い効果。当然ながらボスには無効。
つまり全体化デスDEATHね!隠しステージのボスを倒すと使用可能。

ソニアが「魔」のソウルウェポンを使えることについて、そもそも彼女はベルモンドであると同時にドラキュラやアルカードは関係なしに
最初から闇の血脈も引いているという説もある。ソニア自身が闇の血を引いているのなら、
アルカード(及び他の夜の眷属)が父親ではなくても、ソニアの子は母から闇の血脈を譲り受けていてもおかしくないということになる。
…ま、与太話ですわな。





★バーニングモード★


潜在能力を引き出すことで発動するソウルウェポンに並ぶソニア固有のスキルにして、
『漆黒』のゲームバランスを崩壊させた最大の元凶。体力ゲージの下のバーニングゲージを消費することで発動。
発動時は身体をのけぞらせて全身がバリバリ発光するエフェクトがかかり、やけにバストが強調される。
一度発動するとゲージを使い切るまでキャンセルはできず、ゲージが尽きた後はその面をクリアするか1ミスするまで再使用はできない。
その実態は一定時間無敵状態になってダメージを受けなくなり、攻撃力・移動スピード・ジャンプ力といったステータスが2倍になる
というゲームバランスにスコップで砂糖をすくってぶち込むような公式チート。
特にボス戦は「バーニングモード発動→ひたすら殴る」だけで攻略可能。トランザムでももうちょっと良心的だぞ…
元々の難易度がヌルいのも相まって、これを使うと本当に攻略法もへったくれもない状態に。
なお、発動コマンドはABボタン同時押し。操作ミスでうっかり暴発してしまうこともある。







✝余談✝


★2000年頃にドリームキャスト用に北米で発売予定だった悪魔城ドラキュラシリーズの3Dアクションゲーム
『Castlevania Resurrection』では、ソニアが主人公の1人であり
スクリーンショットなども公開されていたが、惜しくも完成することなく開発中止となっている。
世に出ては黒歴史にされ世に生まれず幻と消える。つくづく因果な身の上である。




★ビジュアル面では魅力的であった彼女の活躍を惜しんで、GBエミュレーター上で動作する
グラフィック向上パッチが有志の手で制作されている。その名も『さよなら辮髪』。
このパッチを当てればソニアのみならず敵や背景のグラフィックも大幅に改善される。
また、属性と効果内容がちぐはぐで従来ファンには効能がわかりにくいソウルウェポンも
時計・薬草・十字架といった歴代作品でおなじみのアイテムにグラフィックが変更され、
それにまつわる各種設定もオリジナルで考案されている。


…愛されてはいるんだよ…ソニア自体はな…




★これまでのベルモンド家の歴史をリセットしたうえ、新解釈の元に再構築した『ロード オブ シャドウ』シリーズでは
一族の開祖・ガブリエル・ベルモンド人間を辞めてドラキュラとなり、
彼が吸血鬼となる前に生まれていた息子トレバー(トレバーはラルフの海外名である)が成長後父と知らずにドラキュラに挑むも敗れ、
そこでようやく我が子と気付いたドラキュラが彼を吸血鬼化させてアルカードと名付け、
トレバーが旅立つ前に生まれていた息子・シモン(つまりガブリエルの孫)がアルカードと協力してドラキュラに挑むという
ドロッドロの骨肉の争いを現在進行形で展開中である。黒歴史の内容が新時代の正史になったといえよう。




追記・修正は自由ですが黒歴史の修正はほどほどにお願いします。


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