キーワード能力(デュエル・マスターズ)

ページ名:キーワード能力_デュエル_マスターズ_

登録日:2014/07/14 Mon 23:23:01
更新日:2023/12/18 Mon 13:59:40NEW!
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概要


デュエル・マスターズ』において、特定の動作を短いキーワードで示したものをキーワード能力と呼ぶ。
多くのデュエマの用語にならい、これもMTGキーワード能力から来ている。


だがあちらと違う点として、割と日本語名称から横文字になることが多い。
例)速攻→スピードアタッカー、接死→スレイヤー
あとデメリット能力(MTGでいう攻撃できない「防衛」など)には名称が付けられていない。


デュエマにおけるキーワード能力もMTGほどではないがかなり多く、エキスパンション一つで使い潰してしまうものも多い。そのため、本来注釈文を省略してもいいようにキーワード能力化しているはずが結局注釈文を書くはめになる。
省略されやすいのはブレイカー系能力、ブロッカー、スピードアタッカーなど。やはり基本的な能力が多い。


あちらと異なりデュエマはキーワード能力、能力語、それ以外の能力の全てを「特殊能力」と一括りにしている。もっとも、対象年齢が低いデュエル・マスターズではMTGほど混乱は起きそうになさそうではあるが。


なお、数字でキーワード能力の後ろに能力や種族の幅を示すものは能力語とは示されない。条件がまるきり変わるなどでなければキーワード能力である。パワーアタッカーニンジャ・ストライク、セイバーなどがこれに該当する。ダイナモは微妙に能力語である。絶対アレ誤植だろ…。


代表的なキーワード能力

ブロッカー

蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ 光文明 (1)
クリーチャー:ガーディアン 2000
ブロッカー (相手プレイヤーが攻撃する時、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してもよい。その後、その相手クリーチャーとバトルする)
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

相手クリーチャーの自分または自分のクリーチャーに対する攻撃を肩代わりできる能力。MTGと違いデュエマではこれを持たないとデフォルトでクリーチャーの攻撃をブロックできない。
一般的にはの能力となっている。光文明以外に水文明闇文明にも少なからずおり、自然単色にもいるが単色には1体もいない。
あまりに多いせいかブロッカーサポートもブロッカーメタも多く登場した。ブロッカーサポートの豊富さは、ブロッカーをあたかも種族であるかのように扱ったデッキが組めるほどである(【ジェスターソード】や【ヘブンズ・ゲート】など)。


ガードマン

ウッカ・リザード 火文明 (2)
クリーチャー:デューンゲッコー 2000
ガードマン(自分の他のクリーチャーが攻撃される時、このクリーチャーをタップしてもよい。そうした場合、攻撃クリーチャーはかわりにこのクリーチャーを攻撃する)

ブロッカーに似ているが自分への攻撃は防げない下位能力。火と自然に存在し、それぞれの仲間意識を感じさせる。
非常にフレーバーに沿った能力だが、能力としての使い勝手は非常に微妙。ブロッカー同様サポートも登場しているが、あちらと違いぶっちゃけサポートでデッキを組むことでしか出番が無いものも多い。


セイバー

ポッポ・弥太郎・パッピー 火文明 (2)
クリーチャー:ファイアー・バード/サムライ 2000
セイバー:ドラゴンまたはサムライ・クリーチャー(自分のドラゴンまたはサムライ・クリーチャー1体が破壊される時、このクリーチャーをかわりに破壊してよい)

一度だけ特定のカードの破壊を肩代わりすることができる。「ガードマン」に近い能力だが効果破壊にも対応する。
あらゆるバトルゾーンを離れる効果から守れる上位互換の「ウルトラ・セイバー」、シールドが対象になった「シールド・セイバー」といった亜種も存在する。


スピードアタッカー

解体屋ピーカプ 火文明 (3)
クリーチャー:マシン・イーター 1000
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)

MTGでいう速攻。デュエマでは「速攻」というと「3~6ターンに勝負を決めてしまう高速ウィニービートダウンデッキ」を指すため、スピードアタッカーはスピードアタッカーと呼んでおくのが間違いがなくていいと思われる。
あちらがのお家芸であるようにこちらは火のお家芸。
スピードアタッカーのせいで壊れたカードがあまりに多い。お前のことだよ《サファイア》。


《サファイア》は論外としても、《ボルバルザーク》や《エクス》《》《5000GT》などスピードアタッカーを持たせてしまったのは不味いと言えるカードがあまりに多い。
《ボルバルザーク》はプレミアム殿堂だし、《エクス》や《覇》も殿堂入りしていることを考えても、どうも火文明の規制の諸悪の根源のような気がする。
その後も《ガイギンガ》という気になる奴が登場し始めた。


スレイヤー

嘆きの影ベルベットフロー 闇文明 (3)
クリーチャー:ゴースト 1000
スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)

所謂「バジリスク能力」、後に「接死/Deathtouch」というキーワード能力をあちらに作るのに一役買った。
闇文明の基本能力。
忘れがちだがスレイヤーは重複するので、スレイヤー持ちがスレイヤーを付加される等して複数スレイヤーを持った状態でバトルを行うとその数だけ破壊判定が入る。
これによりG・リンクしたゴッドや、サイキック・リンクしたスーパー・サイキック・クリーチャーなどを殲滅できたりする。


ブレイカー能力

緑神龍ディルガベジーダ 自然文明 (9)
クリーチャー:アース・ドラゴン 23000
Q・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを4つブレイクする。)
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに山札に入れてシャッフルする。

それぞれ指定された枚数や条件を満たした枚数をブレイクするキーワード能力。同じ語句であれば同じ処理をする。
なお、デュエマでは
「追加ブレイクは重複するがブレイカーは重複せず、いずれかを選択する」
「ブレイカーをひとつ以上持つ場合は必ず使わなくてはならない」
というルールが存在する。
もっとも後者はキーワード能力中で強制になっているのでよく読めば当たり前ではあるのだが。
特にこれはクルー・ブレイカーと擬似クルー・ブレイカーの違いで大きく関わる。(両者ともに新種がちょびちょび登場している)


基本的にはW・ブレイカー(2つブレイク)やT・ブレイカー(3つブレイク)といった形でブレイクする数を指定しているが、中にはワールド・ブレイカー(全ブレイク)やG・ブレイカー(自分と相手の両方を全ブレイク)、∞ ブレイカー(ブレイク数を任意に指定できる*1)といった変わり種も。
後年登場したパワード・ブレイカーは持つクリーチャーのパワー6000毎にブレイク数が増加するというもの。付与手段も多いがブレイカー能力なので他の能力と競合する。
便利だったためかデュエプレでも一部クリーチャーがこちらの能力に変更されている。


S・トリガー

デーモン・ハンド 闇文明 (6)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加えるとき、コストを支払わずすぐに唱えてもよい。)
相手のクリーチャーを1体破壊する。

シールドから手札に加わる際にタダでそのカードをプレイできる能力。
受動的かつ運に左右されるが、デュエマにおいて貴重な相手ターンに起こせるアクションの一つ
基本的には防御に用いる能力だが、自分でシールドを手札に加えて能動的に発動することもある。
それを防止するためかシールド回収効果には「ただしS・トリガーは使用できない」と明記されたものが多い。


逆に攻勢に出るときは、S・トリガーの存在を常に考慮する必要がある。
ワンショット系のデッキでシールド焼却やS・トリガー封殺カードを採用するのは、これを無視して確実にトドメを刺しに行くためである。


チャージャー

ロスト・チャージャー 闇文明 (3)
呪文
自分または相手の山札を見る。その中からカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、そのカードの持ち主は山札をシャッフルする。
チャージャー(この呪文を唱えたあと、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。)

唱えた後にマナになる能力。これを持っていればマナ操作が得意な自然文明以外でもマナ加速ができる。
そのぶんコストは重めに設定されがちだが、上述の《ロスト・チャージャー》は明らかにバグった軽さの為にプレミアム殿堂入りしている。


マッハファイター

リ・ハナッキ・パンツァー P 自然文明 (8)
クリーチャー:グランセクト 12000
マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルに勝った時、自然のコスト6以下の、進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに置いてもよい。

双極篇で登場した能力であり、今まで代表キーワード能力を持たなかった自然文明の新たな基本能力と位置付けられている。


出たターンにタップ・アンタップの状態を問わず相手クリーチャーに攻撃できるというMTGのの格闘を彷彿とさせる能力。
軽量システムクリーチャーや青銅の鎧のような出た時にメインの仕事をするカードに「マッハファイターの的となりアタックトリガーや侵略革命チェンジを許す」という弱点が生まれるなど、クリーチャーの評価基準を大きく変えた能力。


なお、文章の性質上出たターンを過ぎたクリーチャーにマッハファイターを付与しても無意味なので注意。


ジャストダイバー

隠れ潜む者 シードラン UC 水文明 (2)
クリーチャー:ムートピア/レクスターズ 1000
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
このクリーチャーが攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚、山札の上に置く。

マッハファイターに遅れて王来篇で登場した水文明の代表能力。
これの登場によって各文明を代表するキーワード能力がようやく揃った形になったため、これらの能力の所持をサイクルの特徴としたものが登場している


能力は次の自分のターンまでの除去耐性を付与するというものであり、マッハファイターへのメタとしても機能する。
出たターンを過ぎたクリーチャーに付与しても無意味なのはマッハファイターと共通。




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  • サバイバー復活はよ。 -- 名無しさん (2014-07-15 03:22:32)

#comment

*1 ワールド・ブレイカーとはあえてシールドを残してスーパー・S・トリガーをケアできる点でこちらが上位互換の関係

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コメント

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