千本箸

ページ名:千本箸

登録日:2014 /07/13 (日曜日) 16:32:26
更新日:2023/12/18 Mon 13:58:24NEW!
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あずまんが大王 おまじない 呪術 千本箸 割り箸




千本箸(せんぼんばし)とは、日本に伝わる呪術の一種である。


概要

願い事を頭で強く念じながら、割り箸を千本割る。
これだけである。


……と言ってしまうと、あまりにも簡単すぎるように思われるが、
実際にはかなり難度の高い儀式であるとされる。


まず、1本でもうまく左右対称に割れなかった場合、効果が大幅に低下してしまう。


割り箸を使用したことのある人なら誰しも経験があると思われるが、
完全な左右対称に割ると言うのは、思いのほか難しい。


ましてやそれを千本連続で行うと言うのだから、
並外れた集中力と精神力がなければ成し遂げられないだろう。


コツとしては、割り箸の先端を手に持ち、出来るだけゆっくりと
左右に開いていけば、成功しやすい。
ただ、この方法でも失敗する可能性はゼロではないため、
実践する際は慎重に。


とはいえ、他の呪術などに比べれば、

  • 使うものが割り箸のみなので、用意しやすい
  • 手順に関しても、時間や場所などの指定がなく、いつでも好きな時に取り組める
  • 儀式を行う際のリスクもなく*1、気軽に手を出しやすい

などメリットが多い。


数少ないデメリットとしては、
割り箸を千本も用意しなければならないことだろうか。


飲食店などに行くと無料でもらえる割り箸だが、
当然ながら千本も頂戴したら、流石に怒られるだろう。


また、いくら手軽にできるからといって、食事前に始めたりすると、白い目で見られるのは間違いない。仮に千本全部割れたとしても、割った後の箸を使わずに捨てたりしたら、もったいないと非難されるだろう。


やる時は、例えちょっと出費がきついと思っても、ちゃんと自分で割り箸を買ってから始めよう。スーパーなどで売っているお徳用なら、千本買っても大した出費にならないだろうし。




歴史

呪術としての歴史は意外に浅く、千本箸の名前が記された資料が登場するのは江戸時代末期になってからとされる。


元々、この儀式に使用される割り箸という道具自体が西暦1700~1800年ごろに発明されたものであるため、
それを用いた千本箸が確立されたのも、それ以降の話となる。


また、目立ったリスクもない反面、
得られる効果も他の呪術に比べて低いとされたため、呪術師からも軽視されがちで、
この儀式が行われたという公的な記録はほとんど残されていない。


その一方で、民間では手軽にできる一種のおまじないや験担ぎとして細々と伝承され、
現在も大阪兵庫和歌山といった関西地方の他、関東のごく限られた地域に伝わっており、
受験を控えた女子高生などが、勉強の合間に合格を祈願して行うことがあると言う。




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千本箸とは、『あずまんが大王』に登場したネタ。
ただし、劇中での表記は「千本ばし」である。


実行したのは美浜ちよ
3年生になり、他の同級生が大学受験に取り組む*2中、ちよちゃんはみんなの受験が上手くいくことを願い、祈りを込めて千本箸を行ったのだった。


ただし、「割り箸がきれいに割れたら上手くいく」と言い出したのは、大阪こと春日歩が最初。
センター試験を控えた大阪は、学食でご飯を食べる前に割り箸を手に取り、
「これがきれいに割れたら大学合格や」
と念じながら割るも、結果は失敗だった。


しかし、そんな彼女に割り方を伝授したのが、他ならぬちよちゃんである。
「先っぽを持って、ゆっくり開いていけばきれいに割れる」ということを知った大阪は大喜び。
嬉しさのあまりその場で大量に割り箸を割りまくり、遂にはセンター試験当日に他の友達にも進めるまでになってしまった。


大阪「これがきれいに割れたらうまくいきます


[[神楽>神楽(あずまんが大王)]]「へー、初めて聞くおまじないだ」


大阪「私が開発しました」


神楽「」


大阪「大丈夫です、効きます」


神楽「勝手に開発すんな」


ただしこの時、ともは大阪の話を聞いておらず、適当に割ったせいできれいに割れなかった。


大阪「あれ!? ともちゃん! ちゃんと割れてへんやん!!」


とも「え? あー、うん」


大阪「あ! 先持って割らんかったな!!


    先や!! 先持って割らなアカンゆーたやん!! アカンやん!!


    人の話聞きなさい!!」カー


普段は温厚な大阪が何故かガチギレする珍しいシーンなので、必見。


余談だが、大阪の中では
「割り箸がきれいに割れたら何かいいことがある」
と言うジンクスはずいぶん前からあったらしく、1年生の頃には
割り箸がきれいに割れたのをちよちゃんやよみに嬉しそうに見せびらかすという場面がある。


ただ、ちよちゃんに割り方を教えてもらうまで上手く割れないことも多かった様で、2年生の時にしゃっくりが止まらなくなった時は、
「お箸の上にコップを載せて、そのコップから水を飲む」
という方法を実践しようとした際、
上手く割れず左右非対称になった割り箸を使っていた。


なお、大阪以外にも割り箸をきれいに割れない人は多かったらしく、
ちよちゃんが食堂で大阪に割り方を教えてあげたときには、
彼女以外の人間も一斉にざわついていた。




追記修正は、割り箸をきれいに割ってからお願いします。


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  • あずまんが見たくなってきた -- 名無しさん (2018-02-05 10:29:12)
  • 先っぽを持つより上寄りを持って開くのではなく上下に引っ張る感じの方が綺麗に割れるような -- 名無しさん (2021-09-19 22:10:45)

#comment

*1 割り箸を用意するだけのコストは必要となるが。
*2 ちよちゃん自身はこの時点で既にアメリカへの留学が決まっていた。

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