機動戦士ガンダム MISSING LINK

ページ名:機動戦士ガンダム MISSING LINK

登録日: 2014/06/17 Tue 02:37:33
更新日:2023/12/18 Mon 13:41:22NEW!
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ガンダム外伝 ガンダム イフリート ps3 ゲーム 一年戦争 ペイルライダー スレイブ・レイス マルコシアス 第4の騎士 機動戦士ガンダム missing link




人は赦しあい、わかりあうことができるのか……



PS3で発売されたガンダム外伝ごった煮ソフト「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」に収録されている作品の1つ。本作で追加された完全新規シナリオである


シナリオは機動戦士ガンダム戦記Lost War Chroniclesなどと同様地球連邦軍サイドとジオン公国軍サイドに別れており時にリンクしながら一年戦争を戦い抜いていく。
他の外伝ともクロスしており、例えばキャリフォルニアベースのHLV打ち上げの際にはジオニックフロントの「闇夜のフェンリル隊」とニアミスしてたり、連邦編での北欧の基地襲撃の際にはTHE BLUE DESTINYの「第11独立機械化混成部隊」を援護し情報交換していたり等々…


あらすじ

◆連邦編
第20機械化混成部隊…別名「スレイブ・レイス」は懲罰部隊と新型機のテストを兼ねた特別部隊であり、謎の司令官「グレイブ」の命を受けて汚れ仕事に従事する連邦の暗部の象徴のような部隊だった。
しかし、ただ言いなりになっているだけの彼らではない。
いつかグレイブを倒し自由を手にするために、今日も戦い続ける。


◆ジオン編
ジオンの特別部隊「マルコシアス隊」に配属された新兵ヴィンセント。
エリートになって母に楽な生活をさせてやりたいヴィンセントは、次々に成果を上げていき、生き残った仲間たちとも固いきずなで結ばれる。
しかし、悪化する戦況や次々に死んでいくマルコシアス隊の仲間から、戦争の現実を知るようになる。


連邦・ジオン双方のシナリオをクリアすると第ニ次ネオ・ジオン抗争直前を舞台とした終章「ペイルライダー」が解放される



そして全てのシナリオをクリアすると中盤以後のリッパーの行方を描いた短編、終章「リッパー」が解放される。





登場人物


◆地球連邦軍


●スレイブ・レイス
連邦軍内に存在する犯罪者として極刑の判決の執行待ちだった者たちから各ジャンルのスペシャリストを選出し罪状の抹消などを条件に、連邦軍の高官の一人(レビル派の中の強硬派)が、私兵として結成したMS特殊部隊であり秘匿懲罰部隊。
司令官である「グレイヴ」はまったくの正体不明の人物でトラヴィス達も顔を知らない。
普段は表向きの第20機械化混成部隊として任務に従事しているが、指令が下るとレイスとしての「薄汚れた」任務を速やかに実行することとなる。なお彼らは普段からコードネームで呼び合っている。
宇宙世紀版特攻野郎Aチーム。連邦編はこいつらがいかに成功していくかを眺める物語と言っても過言ではない。



  • トラヴィス・カークランド(フィクサー):CV藤原啓治

39歳、スレイヴ・レイスの隊長。とぼけた性格だが指揮官としては有能で部下思い、そしてかなりの抜け目がない。それ故か部下から信頼は厚い。
スレイヴ・レイスに配属された経緯はスパイ疑惑。
実はマルコシアス隊のヴィンセントの父親。開戦前に彼の母親と恋に落ち妊娠させたがその後地球に転属となった。スパイ容疑も彼女たちの安否を確かめるために様々な行動を起こした結果


搭乗機は陸戦型ジム、スレイヴ・レイス、[[ZⅡ>ΖⅡ(MS)]]
「暴れるぜ亡霊(レイス)共!」


  • フレッド・リーバー(リッパー):CV野島健児

静かな戦闘狂。格闘戦のエキスパートでまだ若いながら部隊の中核となる。
配属経緯は上官殺し(以前から狙われていたようだが)。
中盤でレイス達を追っ手から遠ざけるために囮となるが……。


搭乗機は陸戦型ジム、ガンダム・ピクシーイフリートシュナイド
「どうするトラヴィス!やるか!?」



  • マーヴィン・ヘリオット(ボマー):CV武虎

爆破のエキスパートであり、爆破に関してはある種の芸術性にこだわる、実はビビりでありそのせいで仲間の撤退を待てずに仕掛けられた爆弾を作動させてしまい友軍ごと敵を壊滅させてしまった経緯を持つ。
配属経緯は詳細不明。グレイブに拾われたと本人は語っているが……?
配属経緯は味方を信用できず、敵もろとも爆殺した味方殺し。実はグレイブのスパイで中盤まで彼に情報を送っていたが、切り捨てられたことや現在の部隊への信頼からグレイブを裏切る。


搭乗機は陸戦型ジム、ガンキャノン重装型タイプD
「ショータイムの始まりだ!」


  • エドワード・リー(ハイヤー):CV下山吉光

あらゆる乗り物を乗りこなすエキスパート。それまで裏方だったが中盤からはパイロットとして参加する…が、大して強くないため目立たない。
キテレツぞろいのレイス達の中でも常識的な男でそれゆえに地味。
配属経緯は友軍への爆撃(実際は上官の策略に利用されただけでハイヤー自体は知らなかった)。


搭乗機はミデア、陸戦型ジム
「ぼくどんどん悪役ヅラになっていってる気がする…」



情報戦のエキスパート。偽造ハッキングなんでもござれのチート女豹。
部隊ではグレイヴから直接指令を受ける唯一の存在であるためオペレータも兼任する。グレイヴに内通している疑惑があるが…違いました。
実はパイロットとしての技量も高く、フレッドですら師と仰ぐほど。終盤ピクシーを回収し戦線に加わってくれる。
搭乗機は上記のようにガンダム・ピクシー
「私たちの部隊~困ってるんですぅ~」


  • グレイブ

スレイブ・レイス隊の上官にして黒幕的人物。
正体はレビル派の将軍らしいのだが、その全貌は全く不明。
懲罰部隊であるスレイブ・レイス隊を使い新型のデータをとりつつ、裏切り者や反レビル派の部隊を隠れて始末させていた。
それ以外にも黒い噂の絶えない人物である。
実はEXAMのデータを回収し、ペイルライダー開発にもかかわっている。
物語後半、地上の情勢が落ち着いてきたことやペイルライダーの完成に伴い、余計な情報を知るスレイブ・レイス隊が邪魔になり消そうとするも、ことごとく裏をかかれる。
それどころか離反したレイス達がオーガスタの研究所を襲撃。彼にかかわるあらゆるスキャンダルを暴露し、権威は失墜。上官のレビルも戦死したことで完全に失脚した。



お馴染み蒼い運命に誘われし者。チョイ役。モルモット仲間。
時系列的には二号機を奪われて宇宙に出るまでの間。
EXAMの動きがペイルライダーの挙動と似ているため、少し警戒されることに。



◆ジオン公国軍


●マルコシアス隊
マルコシアス隊
キシリアによって独自に集められた、家柄や出身などでエリートコースの選抜に漏れた腕の良い若者達から成り、
一定の戦果を上げれば後に結成するエースパイロットのみで構成するエリート部隊に転属させることを約束し結成した特別競合部隊。
A~Gの7小隊から成り、各小隊で戦果を競争させ、より大きな戦果を上げさせたようというサバイバル部隊である。
一年戦争初期から行動を開始し、様々な作戦に従事するが隊員の消耗率が高く、劇中でもポンポン落ちては新人が配属する形となっている。
このため活劇的な要素の強い連邦編と比べると、ジオン編はかなりシビアな話になっている。


18歳、生真面目を持つが、頭の良さが良い方向に働き、バランスの良い人格を持つ。
それ故かシュナイドからの評価も高く次々と新型機を任される。
終盤シュナイドが地上に残った際に、彼に直々に隊長に任命される。生き残った隊のみんなとも友情を深めていくが…


搭乗機はザクⅡ、陸戦高機動型ザクⅡ、高機動型ザクⅡ高機動型ゲルググ
「なんなんだよーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


マルコシアス隊の総隊長兼部隊の教導試験官で階級は大尉。隊の父親的存在。
格闘戦に長けており、鬼人の如き戦いを見せる。隊長としても優秀で物事を大局的に判断できる人物。
中盤にてヴィンセントに総隊長を任せ、敵の大部隊を食い止めるために一人地上に残り姿をくらませてしまう……。
マルコシアス隊以上に彼の影響を受けたのが、連邦編のリッパーである。


搭乗機はザクⅡ、イフリート
「貴様とは、背負っているものがちがう!」


  • リベリオ・リンケ:CV木村良平

18歳、ヴィンセントの友人で同じ小隊。
隊のムードメーカーだが意外とドライな一面もある。射撃が得意。
地味だが、そこそこ優秀でア・バオア・クー攻防戦まで生き延びる。


搭乗機はザクⅡ、ザクⅡ改



  • ギー・ヘルムート:CV豊永利行

20歳、手柄を独占しようとする利己主義者。
パイロットとしては優秀でMSの格闘戦ではシュナイドに匹敵する評価を受けている。
物語り中盤まではは独断専行が祟って部下を失う(それも複数回)、死んだ仲間を嘲るなど軽率な面が目立っていたが、戦いの中で仲間との絆を得る。
エースマニアでジョニーやガトーと会った際には興奮していた。


搭乗機はザク、リック・ドムⅡ
リックドムⅡには後に超大型ヒート剣が追加される。



  • アルバード・ベル:CV宮田幸季

15歳、通称アル。途中から加わった補充兵の一人。
気弱で臆病な性格だが、戦場でヴィンセントに助けられて以降彼を自分の目標として慕うようになるが……。
終盤、ア・バオア・クー攻防戦にてガンダムを気圧されて戦意喪失したローゼを守るために突撃。迎撃されて死亡した。


搭乗機はザクⅡ。


  • アンネローゼ・ローゼンハイン:CV竹達彩奈

16歳、アルと同時期に加入した補充兵。
戦闘経験は少ないが勘の鋭い少女、同じく補充兵のアルバートを幸運の象徴と信じている。
後にニュータイプとして完全に覚醒するのだが……。
実際、ゲーム的にはビショップが優秀のためかなり強い。


搭乗機はザクⅡ、サイコミュ試験用ザク通称ビショップ。


お馴染みソロモンの悪夢。ソロモン撤退の際に、専用のリック・ドムで手助けしてくれる。


お馴染み真紅の稲妻。ヴィンセントが高機動型ゲルググを手に入れるきっかけとなる。




主な登場機体


◆地球連邦軍

  • スレイヴ・レイス

陸戦型ガンダムをベースにしたカスタム機。深い青のカラーリングの機体。
相違点として通信機器,センサー,光学カメラが最新のものに換装された頭部、肩にウェラブルアーマー、高出力型のバックパックの装備となっている。
主にフィクサーが乗った。
スレイヴ・レイス隊のスレイヴ・レイスという冷静に考えるとめっちゃややこしい名前。


接近戦に主眼を置いたガンダムタイプMS
詳しくは項目参照
なお、当機は「CROSS DIMENTION0079」に登場した2号機を回収したものではないかと推測されている。
スレイブ・レイスタイへの配属に伴い青色に塗りなおされている。
主にリッパーが登場したが…キャリフォルニアベース攻防の際に、残りの寿命が少ないシュナイドとリッパーが機体を交換したため、彼に乗られる。シュナイド死亡後は連邦に回収されるも、ダイバーの裏工作で再びスレイブ・レイス隊に舞い戻る。



◆ジオン軍

外伝ゲームではお馴染みの公国軍最強の地上用試作MS。
シュナイド機は専用のヒートランスを装備している。
イフリートとシュナイドと言うと「無敵ステップ」でお馴染みのあの機体を思わせるが…?
シュナイド死亡前にリッパーが機体を譲り受ける。終戦後も潜伏したリッパーと戦い続け…


  • 陸戦高機動型ザク

地上に降りたヴィンセントに与えられた強化型ザク
グフとの混血型。
グフ量産と同時に生産中止されたためあまり出回らなかったらしい。


宇宙に上がり正式にマルコシアス指揮官となったヴィンセントに与えられた機体。


  • 高機動型ゲルググ

最終決戦に向けヴィンセントに送られた機体。隊のカラーである青色に塗られている。
詳しくはゲルググの派生機一覧


当時としては貴重なリック・ドムの後継機。
試作型の超大型ヒートソードが装備されたギー・ヘルムート専用機が登場。


◆???

謎に包まれた連邦軍の新型MS。
一定時間機体性能を引き上げるシステム「HADES」が搭載されている。
どうやらEXAMシステムと関連しているらしい。見た目やカラーもブルーデスティニー系列に酷似している。
ちなみに開発のベースとなったのはジム・スナイパーⅡ
ジャブローにて初めてその姿を現し、マルコシアスはおろか(そのときは)連邦に所属するレイスにもその刃が向けられる。
その後もスレイブ・レイス隊を狙い、基地の爆破に巻き込まれるも難なく生還。
終盤、宇宙でマルコシアス隊を襲い…マルコシアス隊全員の決死の攻撃により全身を封じられ、ヴィンセントのゲルググのビームナギナタで胴体を貫かれ倒された。だがそのコックピットには…?





◆ペイルライダー編
一年戦争終戦から10年経過したu.c.0090。
ヴィンセントは、ペイルライダーのパイロットだった少女「クロエ・クローチェ」と共にジオンの残党兵となっていた。彼女は極秘実験の被験者であり、ペイルライダーが撃墜された際に記憶障害をおこしてしまい、ヴィンセントを慕うようになっていた。
しかし、ペイルライダーで戦うことでクロエはどんどん消耗し限界が近づいていた。彼女に仲間の命を奪われていたヴィンセントは、彼女を助けることも殺すこともできず戦い続ける。
そんなある日、グレミー派残党によるシャア暗殺計画の情報を得た二人は任務中に懐かしい人物と再会。運命が動き出す。



登場人物
◆ネオジオン(シャア派)

一年戦争終戦後すっかりやさぐれてしまった元マルコシアス隊隊長のエースパイロット。
仲間が終戦直前で死んだことや、手を下したクロエはほぼ無垢な存在であったこと、上層部からクロエに戦わせることを命じられたこと、そのクロエがもう長くないことなどから進退窮まっており、精神状態派は極めて悪い。
登場機体は青のカスタムカラーのギラ・ドーガ


ペイルライダーのパイロットだった少女。一年戦争時15歳。金髪三つ編みの美女。
システムHADESに耐えるために特別に調整されたパイロット…いうなればペイルライダーの生体パーツであり、痛覚に耐える処置や身体強化を受けているらしい。
HADES発動時には彼女には遊んでいるような感覚しかないようで、そのせいで記憶障害を起こしており、昔の記憶は定かでない。
終戦後ジオン残党に回収され、その戦闘力やヴィンセントに懐いていることに目を付けたジオン上層部により、ジオンとして戦っている。
ヴィンセントのことを慕いつつも、彼が自分に向ける複雑な感情から何となく真実を察しており、彼の手で殺されることを望むようになる。
トーリスリッターが暴走し、彼女にも止められなくなってしまうが、最後にはクィン・マンサと共に爆発。クロエは救助され、その後はトラヴィスの助けもあり群を抜ける。ヴィンセントと結ばれ、彼との子供も生まれたことがわかる。
登場機体はトーリスリッター。


◆ネオジオン(グレミー派残党)

  • アンネローゼ・ローゼンハイン:CV竹達彩奈

死んだと思われていたが生きていた元マルコシアス隊のパイロット。
その存在は貴重なニュ-タイプとして、グレミー派に隠蔽されていたらしい。
10年たったがアルが連邦…ガンダムに殺されたことを引きずり続けており、連邦の機体でありギー達マルコシアス隊の敵であるペイルライダーを憎み続けている。
憎しみのまま、暴走するクロエに襲い掛かるがトラヴィスの説得やクィンマンサの消滅もあり憎しみをなくす。彼らとともに軍を抜け、幸せに暮らしたという。
登場機体は赤のクィン・マンサ


◆その他

  • トラヴィス・カークランド(フィクサー):CV藤原啓治

見事にグレイブを失脚させた元スレイブ・レイス隊の隊長。
終戦後は隠し財産の金を使い、ジャンク屋、教官のまねごとや傭兵、テストパイロットなどをしつつ、グレイブの最後の被害者であるペイルライダーのパイロットと戦後行方不明になったヴィンセントの行方を捜していた。
実質上記の3人の人生を救った人物。
登場機体はZⅡ


登場機体
◆ネオジオン(シャア派)

ヴィンセントの搭乗機。青のパーソナルカラー。
最新機であり、敵が旧型ばかりなので基本苦戦しない。


  • トーリスリッター

ペイルライダーの改修機。
HADESの搭載された頭部は手つかずだが、ボディにネオジオン系の機体の技術をぶち込んだ結果、ほぼ別物と化した機体。


◆ネオジオン(グレミー派残党)

マルコシアス隊のマークの入った赤い機体。
実質、本作のラスボス。


◆その他

お蔵入りした試作機をトラヴィスが譲り受けたもの。














追記・編集お願いします。


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