マジマザー／小津深雪

登録日：2012/02/25 Sat 23:04:48
更新日：2023/12/05 Tue 10:56:09
所要時間：約 3 分で読めます

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勇気を出して！

あなた達の武器は勇気。いつだって、勇気が魔法を教えてくれる。

小津深雪(おづ みゆき)とは、スーパー戦隊シリーズ第29作『魔法戦隊マジレンジャー』の登場人物。
本項目では彼女が変身するマジマザーについても記載する。

演：渡辺梓

【人物】

小津兄弟の母親で、女手一つで5人の子供を育て上げた一家の大黒柱。
元々は普通の人間だったが、地上界を訪れた天空聖者ブレイジェルこと勇いさむと結婚し、5児をもうける。
15年前の戦いで夫が行方不明になったのを機に危機感を強め、氷の天空聖者スノウジェルと契約して自身も魔法使いとなった。
子供達にはその事は伏せていたが、地底冥府インフェルシアの侵攻を機に正体を明かし、マジマザーに変身して冥獣トロルを倒した。

その後、末っ子でまだ高校生の魁以外の4人にマージフォンを渡し、共に戦うよう頼んだ*1。
そんな中、突如現れたインフェルシアの大幹部・魔導騎士ウルザードから子供達を守るために単身戦うも敗れ、光の粒となって消えてしまう。
その事は子供たちに大きなショックを与え、蒔人、麗、魁には闘志を芽生えさせたが、芳香と翼は戦意を失ってしまう。

だが、自分が倒れることを予期して事前に魔法メッセージを遺しており、項目冒頭の台詞を芳香と翼に伝えて勇気を取り戻させた。
その後も、マジレンジャーが勇気を失いかけた時には何度も姿を現して彼らを導き、凱力大将ブランケンとの決戦の際には、マジキングが魔法家族斬りを発動する切っ掛けになった。

【母さんの匂い〜ジルマ・ジルマ・ゴンガ〜】

物語終盤、なんと生存が確認される。
実は命を落としたのではなく、彼女自身の魔法による攻撃を受けた際、一時的に記憶を取り戻したウルザード＝勇によってマルデヨーナ世界「魂たちの花園」に飛ばされていただけだったのだ。
しかし、その魂は冥府神の一人、冥府神トードのコレクションとされてしまっていた（ちなみに、トードからは「レアたん」と名付けられていた）。

一度はトードに爆破されてしまうも、ウルザードのかけた魔法で光の粒子の状態になった所をマジレンジャーが見事魔法で再構成したことで復活し、子供たちの前に再び姿を現した。
そしてマジマザーに変身し、トードを一蹴するほどの実力を見せつけた。
その後、ウルザードこと夫の勇とも再会し、約17年ぶりに魔法家族が勢揃いした。

【マジマザー】

天空聖者よ、我に魔法の力を！
魔法変身！
マージ・マジ・マジーロ！

＼マージ・マジ・マジロ！/

煌めく氷のエレメント！

白の魔法使い、マジマザー！！

スーツアクター：蜂須賀祐一

深雪がマージフォンを使って魔法強化服・マジスーツを装着した姿。
天空聖者スノウジェルが司る氷のエレメントを操る白の魔法使いで、強烈な冷気を放つフリーズ魔法や、物体を消し去る消滅魔法を得意とする。

マジスティックやダイヤルロッドとは異なる長い杖を携帯している。
変身や魔法の行使には子供達と同じくマージフォンを使っていたが、復活後はパワーアップした専用アイテム「シルバーマージフォン」を用いるようになった。

子供達が人間と天空聖者のハーフのため、実は劇中では唯一の人間の魔法使い。
また、生身で巨大化するためか、デザインはマジレンジャーよりもマジマジンに近い。

◆主な技、魔法

○ジー・マジーネ

杖から氷の矢を放つ魔法。
戦闘においては相手を分子レベルまで分解する程の威力を誇る他、一時的にウルザードの記憶を取り戻させた。

○ブリザードクラッシュ

「マジ・マジュナ」の呪文と共に相手を凍らせて破壊する必殺技。
前年の蜘蛛ライダーの必殺技と関係あるかは不明。

○巨大化

マジレンジャーとは違い、元の姿のまま巨大化できる。
一人だけ巨大化できないヒカル先生ェ……

【その後の作品におけるマジマザー】

• Vシネマ『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』

ドギー・クルーガーや白鳥スワンと恐竜やで知り合い、古くからの友人であったという事実が判明した。

• 映画『ゴーカイジャー対ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』

夫のウルザードファイヤー共々、番外戦士の一員としてレジェンド大戦に参戦し、宇宙帝国ザンギャックと戦った。

• 『海賊戦隊ゴーカイジャー』

レジェンド大戦後、マジマザーの力はレンジャーキーとなっており、バスコ・タ・ジョロキアの手で尖兵としてマジマザーが召喚された。
その後、キーは奪還されてゴーカイジャーの手に渡り、ザンギャックとの戦いの後は他のレンジャーキー同様、元の持ち主に返還された。

【余談】

• 演じた渡辺氏は当時36歳であり、チーフプロデューサーの塚田英明氏は当初は24歳の息子を持つ役に選ぶのに躊躇していたという。
  しかし、渡辺氏自身もスーパー戦隊シリーズに興味があったため、晴れて出演決定となったという逸話がある。
  その後、渡辺氏は本作と同じく塚田Pが関わった映画『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ＆オーズMOVIE大戦 MEGAMAX』にて、財団Xのキイマ統制官役で再度東映特撮作品への出演を果たした。

• 2017年7月放送の『日曜もアメトーーク』「スーパー戦隊大好き芸人」回にてマジレンジャーも紹介されたのだが、どういうわけか本来の追加戦士であるマジシャインを差し置いてマジマザーが追加戦士として紹介されるという珍事が起きた。
  もっとも、これに関してヒカル＝マジシャインを演じた市川洋介氏がこの回の放映時点で俳優業を引退していることや、現職が副業禁止の教師という事も含め、そういった肖像権等の観点からの配慮だと思われる。

追記・修正は巨大化してからお願いします。

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▷ コメント欄

• どーゆう緯線で夫と出会ったのか不思議 -- 名無しさん (2013-11-13 19:44:33)
• カーレンジャーのボーゾック一の通販マニアのDDドンモがハネカエース(どんな攻撃も跳ね返すエプロン)を注文した時の｢戦う主婦にご朗報！｣ってのはこの人のことを言ってるのだと勝手に妄想してる。ハネカエースもマジマザーと同じホワイトカラーだったし(適当) -- 名無しさん (2013-11-14 00:31:35)
• とても５児の母親とは思えない若々しいママだな -- 名無しさん (2015-01-17 17:54:44)
• 白い魔法使い…？ チェンジ！ナウ!! -- 名無しさん (2015-02-08 11:32:55)
• ウィザードのネットムービーにでてたね。 -- 名無しさん (2015-04-14 17:57:12)
• 歴代白の戦士は、初期メンバーなら女・追加戦士なら男という法則がある。この人は一応第１話から出てるから初期メンバーってことで（笑） -- 名無しさん (2015-04-24 01:59:20)
• 第２話で死亡？したときはびっくりした。家族みんな揃って良かったよ。 -- 名無しさん (2016-08-04 10:01:00)
• スワンさんと友人というのはなんとなくわかる。話が合いそう。 -- 名無しさん (2021-05-13 09:58:32)
• ↑６　演者は当時36歳だけど、24歳の息子がいるなら40歳ぐらいの設定かね -- 名無しさん (2022-03-06 20:37:45)
• 240b:13:2900:9a00:～による、Pixiv百科事典からの盗用箇所を修正しました。 -- 名無しさん (2023-08-02 21:24:52)
• 最初からマジ"マザー"を名乗っていたのか分からん…　掛け出しの頃はマジスノウとかマジホワイトとかマジヴァルゴとかだったんだろうか？ -- 名無しさん (2023-09-07 18:52:06)
• ↑そもそも魔法使いになったのが子供産まれて以降なので最初からマザーでも何も問題ないのだ -- 名無しさん (2023-09-07 19:36:38)

#comment

*1 魁を省いたのは魁がまだ「本当の勇気」を知らないからである。後に魁は自身の魔法力でマージフォンを作り出した。