峠MAX2

ページ名:峠MAX2

登録日:2012/10/11(木) 22:18:34
更新日:2023/11/17 Fri 11:03:05NEW!
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ps 峠max アトラス レースゲーム cave 井上淳哉 ゲーム 土屋圭市←監修 峠max2



『峠MAX2』は1998年9月17日にアトラスから発売されたプレイステーション用ソフト。



峠MAXシリーズ第二作目。
本シリーズの特徴である「車内の再現」は前作から継承され、本作でもPS用ソフトでありながら車内と運転操作をするドライバーが再現されている(相変わらずハンドルの回し方がオーバーであるが)。


シリーズで唯一監修に土屋圭市氏を迎えた事により、前作の「簡単にドリフト出来る」操作から、車の挙動が限りなく実車に近づいた。
その為、シリーズで一番操作が難しい。
その土屋氏とはゲーム中でも対戦出来るが、土屋氏はフォーミュラマシンで挑戦してくる(一応、土屋仕様のNSXも登場するが)。


前作『峠MAX 最速ドリフトマスター』と比べてグラフィックや車の挙動など、全てに於いてパワーアップしており、別作品に近い完成度である。



[ゲームシステム]
基本的な操作は通常のレースゲームと同じだが、前作に無かったマップが追加された。
が、代わりにルームミラーが本作以降なくなってしまったので、後方の状況が分からないという欠点がある。
また、シリーズで唯一ヘッドライトを点灯させた時のロービーム/ハイビームまで再現しており、ライトを点灯させると車内のメーターも光る。


本作にはシリーズで唯一のスクールモード(土屋圭市監修)が搭載されている。
内容は至って真面目で、ゲームの基本操作や実車の仕組みについて土屋氏が優しく教えてくれる。


それ故に後述するストーリーモードが相当浮いた存在なのだが…




  • 収録コースとモデルになった道路

Skyline
鹿児島県・指宿スカイライン


Night Cruse
東京都・首都高速都心環状線(C1)


Big Bridge
徳島県・鳴門海峡大橋付近


Double Ring
不明


Tight Down
群馬県・榛名山


Mt. Snow
山形県・蔵王山


Rock Island
不明


Dirt Way
不明


Short Curcit
茨城県・筑波サーキット


School Zone
不明



この内、School Zoneはバトルでは使用不可。
Tight DownとShort Curcitは次作『峠MAXG』にも登場(Tight Downは峠MAXGではレイアウトが変更され、市街地エリアが無くなり終始山道になった)。


前作と同じく、本作でもコース毎に昼・夕方・夜の概念があり、タイムアタックで自由に選択出来る(ただし、Night Cruseは夜のみ)。



[ストーリーモード]
本作に収録されているストーリーは、歴代一ぶっ飛んでいる
ストーリー自体は5話と短めだが、その内主人公が愛車に乗る話は1話しかなく、レースバトルするストーリーがない


具体例を挙げると、

  • 腹痛で運転出来ない作業員の代わりにバキュームカーを運転する
  • ピザ屋のバイトで原チャでデリバリー
  • 線路から外れたブレーキの利かないトロッコを操作する
  • 暴走したロボットマシンを止める為に自らの愛車をぶつけながら走る
  • 突如現れた巨大怪獣を迎撃する為に戦車で首都高を爆走する

など、とても走り屋を題材としたゲームとは思えない展開である。



唯一まともに愛車を走らせていたのはエンディングムービーの時のみだったりする。


一応前作でもストーリーの終盤で凶悪犯による傷害事件や爆弾を仕掛けられた車を運転する等、多少ツッコミ所はあったものの、本作は終始おかしく、ツッコミ所しかない


なお、作中では戦車と紹介されているがモデルになった車両は「87式偵察警戒車」という装甲車であり戦車とは異なる。
そして、この車両がレース用のマシンとして登場するのはアニメ・ゲーム・ドラマ・映画・小説などあらゆるメディアを見ても峠MAX2だけである




  • 登場人物

キャラクターデザインには、前作と同じく井上淳哉氏が関わっている。




橘英介(19)
愛車:日産・シルビアK's(S14後期)※ゲーム中では『FR-14S』表記
本作の主人公で大学生。
歴代主人公で唯一名前変更が出来ず、素顔もハッキリ描かれている。
一見頼りなさそうだが選択肢によっては、腹痛でバキュームカーの運転代理を頼んで来た作業員に笑顔で『やなこった!』と言い放ったり、港に怪獣が現れて愛車を自衛隊に乗り逃げされた際に前から一度戦車に乗りたかったという理由で放置されていた戦車に乗り込んだりする(この動機に聖奈は呆れていた)。
こう見えてリア充



聖奈
バイト先のピザ屋の店長の娘で、英介の後輩。
シリーズで唯一、走り屋じゃない彼女候補。
好奇心旺盛で、英介を振り回す。
英介の事が好きで、ルートによっては…



店長
ピザ屋の店長にして聖奈の父親。
どことなく土屋圭市氏に似ている。
ちなみに、本物の土屋氏もKING BATTLEモードのラスボスとして登場した際にゲームグラフィックで描かれている。



作業員A
腹痛でバキュームカーを運転出来なかった作業員。
英介に運転代理を頼み込む。
作業員B曰わく悶絶死するところだったらしい。



作業員B
Aの仲間。
髪型がなんかスネ夫っぽい。
英介が無事に目的地に辿り着いた際に、お礼としてハンバーグをご馳走してくれる(選択肢次第で拒否も出来る)。



博士
見るからに怪しい博士。
彼の作ったロボットマシンが暴走してしまい、英介に助けを求めて来た。
暴走を止めれなかった場合は益々恐ろしい事態に…



老婆
英介と聖奈が寄ったレストランの外にいたおばあさん。
英介に彼の愛車が自衛隊員に乗り逃げされた事を告げる。
そして英介に戦車で怪獣を追い払うように言う。
一応英介を応援してくれる。



[登場車種]
当時の首都高バトルシリーズなどと同じく、あくまで「実車によく似た架空の車」扱いである(だが、何故かスペシャルサンクスにトヨタ自動車のチューニングパーツ部門であるTRDがいたりする)。


本作は歴代で一番登場車種が豊富である。
前作ではFR車(MR、4WDも少し)がメインでFF車が登場しなかったが、本作ではFF車も多数追加された。
それのみならず、ラリーカーやフォーミュラマシンといった本格的マシンも登場。
しかし、バキュームカー、トロッコ、ピザバイク、戦車(装甲車)、ショベルカー、ロボットマシン、等、最早峠の走りと関係無い車種(と動物)も多数収録されている。


中でも、羊は本当に動物の羊であり、ボタン連打する事で走り出す。
しかもこの羊、100km/h以上の速度で走る上にドリフトする
その上、バトルやタイムアタックでも問題なく使用出来る。
ちなみに駆動方式は4LD(Four-leg drive)。そんなとこまで凝らんでも。



こちらも前作同様ゲームアーカイブスで配信されているため、気軽に楽しめるようになった。




追記・修正は最速になってからお願いします。


「最速だぜぇ!」



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  • このゲームが人生初のレースゲームだった -- 名無しさん (2021-04-22 20:59:32)

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