登録日:2009/08/23(日) 22:25:24
更新日:2023/11/10 Fri 13:43:00NEW!
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日本一ソフトウェア ライバル 皮肉屋 能力者 ファントム・ブレイブ ソウルクレイドル ウォルナット
ファントム・ブレイブの登場人物で、主人公マローネのライバルのような存在。
テーマ曲はR&R Junkiee。
オクサイド(報酬略奪)専門のクローム。金髪を後ろで束ねた髪型とロングコートが特徴。長身でハンサムだが、鋭すぎる目付きから凶悪な印象を与える。
陰険で自信家な皮肉屋。そして守銭奴。何より金に執着し、金のためなら自身の命を危険に晒すこともいとわない。
趣味は安酒をちびちびと飲むこと。徹底した節約家である。
人格的には信用の置けない人物であるが、クロームとしては一級の腕前。知恵も回り、身体能力も高いが、何より特筆すべきは彼の異能「サイコ(P)・バーガンディ」であろう。
P・バーガンディは「自身の生命力を炎へと変換する」というもの。破壊力は折り紙つきで、かつて勇者スカーレットはこの能力を使い、悪魔サルファーを退治したとか。
掛け声は「魂の灯火よ!眠りし獅子を呼び覚ませ!覚醒の能力 サイコ・バーガンディ!!」
〜ストーリー上のウォルナット〜
第二話「ウォルナット登場」にて初登場。依頼を受け、島に現れたモンスターの退治を行うマローネ達の前に立ちはだかる。
依頼を完遂し、報酬を受け取ろうとしたマローネ。しかし依頼人はウォルナットから「悪霊憑きのマローネがモンスターを呼んだ」と吹き込まれており、マローネを詐欺師呼ばわりする。信頼と報酬を横取りされたマローネ。当然ながらウォルナットとアッシュは対立する。
続いてマローネの住む「おばけ島」を巡る騒動に登場。地上げ屋コールドロンに雇われ、おばけ島の土地の権利書の引換券である「虹色の鳥」を追う。
褒賞金を独占するために、仲間であるレイヴン達の妨害をするべく暗躍する。
しかしマローネが虹色の鳥を得たことで依頼に失敗。レイヴン達から落とし前としてリンチされてしまう。その上コールドロンからは依頼失敗の原因としてペナルティを与えられ、今後クロームとしての活動に制限を掛けられてしまう。
この事件のから、マローネはウォルナットから一方的な逆恨みを受けることになる。
以降暫くは本筋に関わらない為割愛。
サルファーの復活が近づいたある時、マローネの友人カスティルが、サルファーの僕に拐われてしまうという事件が起きる。助けに来たマローネの活躍により、カスティルは救出されるが、それを隠れて眺める一人の男がいた。
あまり笑わないカスティルが、マローネに笑顔を向けるのを見たウォルナット。彼は激しく動揺し、その場を立ち去る。
〜以下ネタバレ〜
ウォルナットは、カスティルの失踪した兄であった。もとは貴族の家柄であったが没落。兄妹は養子に出されることになった。ウォルナットはこの時相当の地獄を見たようで、人間不信に陥る。
人間不信の唯一の例外はカスティルで、ウォルナットは彼女だけは守ると心に決めていた。
しかしウォルナットは、カスティル共々養子に引き取られる際に新しい養父母に馴染めず、カスティルを残して失踪してしまう。
自分を守ってくれていた兄が消えたのは、病気がちな自分に愛想を尽かしたからだと悩むカスティル。
だがウォルナットはカスティルを切り捨てたわけでは無かった。ウォルナットは彼女の不治の病の進行を抑える高価な薬を買うため、クロームになっていたのだ。
ウォルナットが家を出た本当の理由は、オクサイドという危険な橋を渡るのに、カスティルや養父母からの反対を受けるだろうと危惧したからだと考えられる。
マローネの「報酬よりも皆の笑顔が大事」というスタンスは、彼の「大切な人の笑顔を守るためには金が必要」という考えに対立しており、それが彼女を敵視するのに繋がった。
しかしマローネとカスティルが互いを「ともだち」と呼び、笑顔を向けるのを見たウォルナットは、これまでの自分の行いについて悩む。本当に彼女に必要なのは良き理解者であり、それを放棄した自分はいったいどうすればいいのかと。
答えの出ぬままウォルナットはその場を後にする。
そして最終話にて最後の登場。復活したサルファーに対する反攻作戦にカスティルとマローネは参加していた。サルファーの強大な力の前に倒れそうになる二人。そこにウォルナットが現れる。
マローネを守る為に自分の力で立ち上がるカスティルを見たウォルナット。もはや彼女は、自分に守られる必要が無いほどの強さを手に入れたと悟る。そして彼は答えを見つけた。彼女にしてやれる最後のことは、彼女の生きる世界を守ることであると。
オクサイドとして多くの人を不幸にしてきたウォルナット。彼は「自分もお前もこの世界には不要」と叫び、自身ごとサルファーを別世界に封印しようとする。
カスティルが手に入れた強さと、彼女を支える友達。それらを見届けたウォルナットは最後まで妹に正体を明かさないまま逝くのであった。
〜ソウルクレイドル〜
別世界でサルファーにボコボコにされるウォルナット。瀕死の所を魔女ルジェ(グリムグリモア)の気まぐれにより助けられ、更なる異世界へ飛ばされる。
水棲族という亜人に介抱され、一命をとりとめるウォルナット。彼は亜人と人間の対立を知る。回復してすぐに彼は手近な山賊を襲い、指揮権を奪取。山賊を義賊として再編し、弱者を守る為活動し始める。
ゲーム中では「世界を喰らうもの」と戦う、主人公達とは別の勢力として登場。仲間になるのは後半だが、序盤から度々スポット参戦する。
武器は銃とP・バーガンディ。中衛キャラとして戦う。
今回のファッションはまたもやロングコート。しかし新しく着けた赤いヘアバンドがチャームポイントになっている。
ファントムブレイブ世界で色々思う所があったのか、かなりの善人に。一匹狼で少々口が悪い所は変わらないが、面倒見が良く、カスティルにのみ向けられていた利他的な部分が弱者全体に向けられるようになった。
高い実力とカリスマ性から亜人や手下から尊敬を集めている。最も一枚岩ではないようだが…
なお、このゲームにはエンドルフEDが存在する。その内容は、彼が旅の途中で知り合った獣人の女性(主人公達とは既知の仲)と結婚し、その新居に主人公が訪れるというものである。
波乱万丈の人生だが、ウォルナットは遂に「彼だけの幸せ」を手に入れられたようだ。
余談だが、その頃カスティルは別魔界の魔王ゼタにケンカを売っていた。兄ちゃん泣くよ。
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