マルゼン(エアガンメーカー)

ページ名:マルゼン_エアガンメーカー_

登録日:2012/02/27(月) 04:40:04
更新日:2023/10/30 Mon 11:03:06NEW!
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会社 エアガン 東京都 墨田区 メーカー マルゼン



マルゼンとは、エアガンのメーカーである。



▽目次


概要

会社所在地は東京都墨田区横川3-11-11。


現在のエアガンの弾である「6mmサイズBB弾」を実用化したメーカーである。
またガスガンのブローバック機構のアドバンストシュートシステムの開発元でもある。



マルゼン製品は1980年代より日本国内のサバイバルゲームで広く使用された。
カートリッジ(BB弾を詰めるだけであってこれ自体に発射機構はない)使用方式のエアコッキングガンが主流で、モデルガン的な要素と射撃性能重視の中間的な性格が広く受け入れられて人気を博した。


今思うとカートがどこかへ行ってしまうのではないか、などの心配もありサバゲーには向かない気もするが…。
まぁ、排莢されたカートを受ける袋を取り付けたりすれば紛失は防げるだろうからあまり問題視はされなかったのだろう。



昔販売されていたサバゲーマー愛用のエアガンであるサブマシンガンのKG-9は、今現在販売されているエアガンと比べても遜色無い見た目をしている。
今と違うといえばカートリッジを使用するところ位である。


ちなみにカートリッジを排莢すると結構な勢いで跳んでいくので紛失に注意が必要であった。
あとハンドガンではコルトガバメントCUSTOMと言う機種があって、これは普段はスライドがバネの力で後退していて、スライドを押し込んでコッキング完了。
引き金を引くと弾を発射、バネの力でスライドが後退してカートリッジを排莢するという変な仕組みになっている。
こちらも結構な勢いでカートリッジが飛び出すので注意。



上記はどれも20年ほど前の話。
ここからは現代に話を戻そう。



電動ガンのラインアップは無いがガスガン、エアーコッキングガンのラインアップは充実している。
外装などはやたらと力を入れていたりするときもあれば手を抜きまくるなど安定しないがやる気を出すとすごい。(後述)



JASG主催「APSカップ」を主導している傍ら、精密射撃用のエアガンなども販売しておりその性能は(射手にもよるが)一級品である。



●ラインアップ


マルゼンのガスガンの中で最高傑作と名高い名銃。
強い反動で撃っていて気持ちがよく、グリップが握りやすい形をしていて握り心地は快感の域。



かの有名なルパン三世の愛銃であり、その渋い形状を見事に再現している。
反動もそこそこあり楽しいが、装填数が少ないのと、マガジンが9mmパラのシングルカァラムであるが故、薄くて小さいのですぐに冷えてしまい、ガスの気化が追い付かずに射撃性能が低下してしまう欠点がある。
サバゲーよりも家で的当てをするか飾る用であろう。



  • ワルサーPPK

第二次世界対戦時にドイツ軍将校が持っていた拳銃。
ちびっこいがスライドの動く速度は全ガスガンの中でもトップクラスであり発射音とスライドが元に戻る音がほぼ同時に聞こえるほど。
スライドが小さく軽い=反動が少ないのが普通だがこのPPKは小さいくせにきつい反動で、初見では面食らうこと間違い無しである。



上記のワルサーの銃。
実銃と見比べても違いが殆ど無いと言っていい(質感は別)
実はこれ、本家ワルサー社から正式契約をし、図面提供をしてもらっているからである。


しかもP99にいたっては構造のアドバイスなどを受け、実銃と銃弾発射以外は同じ機能を持つエアガンとなっただけでなく、


その出来の素晴らしさが評価され"ジャパニーズP99"(ワルサーP99の日本市場向け)と言う名前で本家ワルサー社のラインアップに乗っている



P99と比べられる可哀相な子。
確かにハンマーがプラプラグラグラするし、外装もお世辞にも良いとは言えないが、そんなことも吹き飛ぶような射撃時の反動。
撃ってなんぼである。
カスタムパーツも結構有りカスタムすればそれなりにはなる。



  • イングラムM11

砕石機。
実銃とほぼ同じ、いかれた連射速度を実現してくれたいかれたガスガン。
反動もきつく、フルオートでの射撃は特筆に値する。
弾自体は飛ばないし当たらないが。
Type Uという性能面での類似品も存在する。
こちらはフルオートオンリーの漢らしい仕様。
外装は押せば凹む。
値段は9000円以内と篦棒にやすい。
ちなみに外見はマイクロウージーに酷似している。



  • ショットガン系

ポンプアクションの物とセミオートの物の2種類がある。
どちらも今は珍しいカートリッジ式を採用していて実銃さながらのアクションが楽しめる。
欠点といえば上記でも述カートリッジが
排莢されるのでサバゲーで使おうと思ったら受け袋は必須。
そしてなによりジャムが頻繁に起こる。
排莢口に挟まるならまだしも、薬室内からカートリッジが出てこないと細くて固い棒で叩き出すかしないと発射不可能になる。
だがそんなことはどうでもよくなる位に撃ってて楽しい銃である。



  • APS系

APSとはエアー・プレシジション・シューティングの略。


高い集弾性を誇るマルゼンの本気。
ラインアップもそこそこ有りカスタムパーツも充実している


APS-1とAPS-3はハンドガンタイプでAPS-1はスラッとした銃身でいかにも競技銃な形をしておる
APS-3は《コンプレスト・エアー》という機能が搭載されている。この《コンプレスト・エアー》は、従来のスプリング・エアーに比べてリリースショックが軽減されているため振動で着弾点がぶれるのを防いでいる。
値段はAPS-1が2万程でエアコキとして見るなら高価だがAPS-3はそれを上回る4万円。
電動ガンやWAのくそ高いカスタムハンドガンとタイマンを張れる値段である。


一方APS-2は普通の狙撃ライフルの見た目をしていてぱっと見マルイ


VSR-10と変わらないようにも見えるがVSR-10よりトリガーの引きが軽かったり命中精度が弄るとより高いなどがある。
値段も3万程とそこまで高価ではない。


ほかにはL96に酷似したType-96。
結構な値段の割に人気で、相変わらず精度も高い。




総評

総評すると、命中精度を求めるならば財布と相談してAPS系を買うのもよい。
撃っている楽しみを感じたいのならガスガンを買うもよい。
命中精度が気にならない。外装をあまり気にしない人なら買って損は無いだろう。


ただマガジンや純正のパーツなどは店舗に殆ど出回っていないためマルゼンから直接取り寄せという形になる場合が多い。


マルゼンは言うならばアクティブで大雑把な元気っ娘。



余談だが、マウントベース(スコープなどを取り付ける土台)のデザインがどの機種のもダサい。





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  • 眉唾ではあるが、マルゼンのP99は「ワルサーの公式ライセンスで作った」のではなく、「P99には空気銃モデルがあり、それをマルゼンが日本のエアガン規制に適合させつつOEM生産している」という話を読んだことがある。 -- 名無しさん (2021-03-15 23:43:56)

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