登録日:2013/06/10 (月) 02:01:33
更新日:2023/10/16 Mon 13:25:03NEW!
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魔王物語物語 本編未登場 巨漢 冒険者 フロドナ
強く育ってほしい
RPG『魔王物語物語(以下、まもも)』の作中にて、その存在が語られる人物。
アレスやアイリッツと同様、主人公であるヒマリと絡まない……どころか本編中に全く姿を見せないという変わった位置づけのキャラクター。
本編への関わりも間接的なもので、ルドルフとの会話、ルドルフの部屋にある日記、それと用語集に登録されるフロドナの項などを通してその人物像が語られていくことになる。
作中に存在する小説である『魔王物語』の登場人物のモデルらしい、ということもアレスやアイリッツと共通した特徴。
フロドナは第三章『雪』の主人公である『ランドルフ』にそっくりなのだとか。
以下、ネタバレとかいろいろ。
【人物像】
頑丈な巨体を持つ腕利きの冒険者。『島』で入手する彼の愛用武器から、大剣を得物としていたと分かる。
まもも本編の時点ではアレスやアイリッツと並んで『大陸』にその名が広く知られる人物となっており、両名とは古い知り合いでもある。
ネグラの住人の一人であるヒクグモがアイリッツから聞いたところによると、「表情が見分けられるようになると面白い」タイプらしい。要するにムッツリしているということか。
先述したように、ネグラにあるルドルフの部屋ではフロドナ本人が記した日記を読める。
日記の内容は、後に『ルドルフ』と名付けられる拾い子との生活が中心。文体からはどことなく飾りっ気の無さそうな性格が見て取れるかも。
【過去から現在までの経緯】
《出生など》
『大陸』の北部に位置する、寒さの厳しい山岳部出身者。
生まれた村では、不用意に山に踏み込んで遭難しないように『白竜』という怪物の話を聞かされて育った。
……のだが、フロドナの場合はむしろ竜という存在に興味を持つようになった。
とはいえ現実には『竜』という生き物は存在しない。それを知り、代わりに自らの好奇心を満たすものを求めて冒険者となる。
《ルドルフとの出会い》
そうするうちに彼は一人の子供を拾い、その子と共に過ごすように。
また、数年後に再会したアイリッツから『魔王物語』の一部である第三章『雪』を受け取ると、それが地元の言い伝えと似ていたこともあり、拾い子に度々この物語を読んでやるようにもなった。
「竜を倒せるくらい強くなれ」
との願いをこめて。
物語の英雄にあやかって拾い子に『ルドルフ』と名付けたのはこの時期。
《『島』への移住》
数年が経ってもルドルフの身体は弱いままで、何よりもゼルヒの下で荒廃し続けていく『大陸』では食べ物が得られなかった。
そのため、約十年前に彼はルドルフと共に自然豊かな『島』に渡る事を決意する(このときルドルフは八歳)。
そのかいあってか、ルドルフはなんとか健やかに成長していった。
《突然の失踪》
しかし彼は約八年前、『魔王物語』原本の一部などといったわずかな物品を残して謎の失踪を遂げる。
この際にはルドルフに何も告げておらず、しかも当時の彼の日記には「里心がついた。ルドルフを連れて帰郷するのもいいかもしれない」となどと書き記されている。
このことから、本人にとってもこの失踪は不意の出来事であったと思われるのだが……?
なお、現在も彼の消息は掴めていない。
【愛用武器・ラットスレイヤー】
ネグラとは別の、過去にフロドナとルドルフが暮らしていたと思われる場所で発見・入手できる大剣。
説明文からフロドナの愛用品だったと分かる。
フロドナが失踪すると、彼に生活の全てを依存していたルドルフは何もできないまま餓死寸前に追い込まれた。
ある日、そんな彼の前に一匹のネズミが現れるのだが、偶然にも壁に立てかけていたこの剣が倒れてネズミに当たり、気絶させる出来事が起こる。
ルドルフはネズミを喰らって命を繋ぎ、これを契機に『島』で生き抜くことを、また、フロドナが常々言っていたように「強くなる」ことを決意するのだった――
――とまあこのように、現在の“超アウトドア派”なルドルフを形づくったと言える一品。
仮に『ラットスレイヤー』が先の一件を元にした後付けの名前だとすると、本来の名前が他にあったりするのだろうか?
序盤のマップで手に入ることもあってか、アレスやアイリッツに縁のある『ロングソード』や『ゼニガラス』と比べて武器性能は低い。
ただしこの剣、特定状況下で『ドラゴンスレイヤー』なる武器に変化する隠し要素を秘めており、こうなると全武器中でもトップレベルの攻撃力を持つようになる。
強力な攻撃スキル『竜殺し』を使えるルドルフとは性能面でも色々と相性がよく、肝心な場面では彼に持たせておくと盛り上がるかもしれない。
【関連人物】
○アレス
旧知の仲。
○アイリッツ
旧知の仲。
○ルドルフ
捨てられていた子供。いつも無表情だが、『白竜』の話だけを聞くときだけは目を輝かせていたらしい。
しかしフロドナは、肝心の『白竜』の姿がどういったものなのかをすっかり説明し忘れていた。
その結果は、まもも本編でルドルフが立ち向かう敵を見れば明らかになる。いやマジでどうしてああなった。
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