魔法(ネギま!)

ページ名:魔法_ネギま__

登録日:2012/11/17(土) 19:41:05
更新日:2023/10/10 Tue 11:02:10NEW!
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魔法先生ネギま! ネギま! 魔法 特殊能力 パクティオー 仮契約 魔法(物理)



この項目では現実でも伝承される、西洋魔術や東洋呪術・気を主軸にした魔法先生ネギま!における魔法体系を紹介する。



「わずかな勇気が本当の魔法 少年少女よ大志を抱け その一歩が世界を変える」



◆西洋魔術

ラテン語で唱えられるものと、古代ギリシャ語で唱えられるハイ・エイシェントと呼ばれるレベルの高い魔法に分かれるいわゆる「魔法使い」が使用する魔法。魔力を消費し、使用の際には「始動キー」と「呪文」を要する。
術者が魔法を発動させるための始動キーは、初心者は「プラ・クテ・ビギナル」を使うが、各自でしっくりくるものを自分で決める。
戦闘スタイルには従者とのタッグの組み方に応じて2種類あるが、ある程度以上の実力者になるとその区分はさほど重要ではなく、時と場合によって使い分けるようになる。
例)

  • 体術も十全にこなせるようになったネギが「千の雷」の詠唱の時間を稼ぐために小太郎が囮になる
  • エヴァの「“おわるせかい”」の詠唱時間を確保するために茶々丸が結界弾を使用する

●魔法使い

前衛を完全に従者に任せ、本人は守られながら強力な魔法を撃ちまくるスタイル。
魔法の威力と射程距離が重視され、エヴァ曰く「究極的にはただの砲台。火力が命」。
該当する代表的人物はエヴァだが、そもそも彼女自身合気柔術の達人で最終的には物理ヒャッハーしていたのは気のせいである。そこらへんの事情について詳しくは下記。


●魔法剣士

肉体強化の魔法や威力よりも簡易な攻撃魔法と、武術や武器を併用することによって従者と共に速度や持久力を重視して前衛で戦うスタイル。
ネギはこれを選択しているが、メインが魔力を纏った徒手空拳中国拳法なので「魔法士」を自称する。


……なのだが作中で最強とされるナギが物理戦闘もこなす「従者を必要としないレベルの魔法剣士」と定義されるように、ほとんどの魔法使いがこちらにも該当するようになっている。


●魔法の射手(サギタ・マギカ)

雷、風、炎、氷、光、闇などの精霊を使役し、破壊や拘束などの効果を持つ魔力の矢を放つ。魔法学校で唯一教わる基礎的な攻撃魔法。
一発の威力は「気や魔力のこもったストレートパンチ一発分」で、基本的には複数束ねて使う。
束ねられる数は1本、3本、5本、7本、11本………と素数縛りだったはずが、パンチの威力増強に使い始めたあたりから「9本」を多用しだして前提が崩れ、末期にはインフレして数えるのがアホらしくなった。


◆魔法使いと従者

古来から伝わる昔話に倣って、魔法使いは通常、従者(ミニステル・マギ)と契約を結ぶ。
戦闘能力を高めるために魔力供給を受ける従者の本来の姿は、魔法使いを守護する矛と盾だが、戦闘など滅多に起こり得ない現代では恋愛対象となる場合が多い。
契約は原則一人とだが、お試し期間で何人とも仮契約(パクティオー)ができるので複数の魔法使いの従者を掛け持つこともできる。


様々な契約方法があるが、手っ取り早いのは契約魔方陣上でのキス。(唇同士を合わせて約10秒間)
契約者達の力量や潜在能力によっては、従者の性質にあった固有の魔法具、「アーティファクト」が与えられる。


「本契約」の仕組みについては余り明かされないまま作品が終わってしまったので何とも言えないところがある。
ナギとアルがキスしたのかどうかも永遠の謎。*1


◆パクティオーカード

契約成立時に魔法使いに与えられるカード。本契約においても同様のカードが生成されるようだが、それを何と呼ぶかは不明。*2
「召喚」「通信」「アーティファクトの召喚」などの術者にとって高等な術式を簡単な呪文で使える高度な魔法具である。
また従者自身が携帯する「コピーカード」も同様の機能が使えるだけでなく、従者の意志による緊急魔力供給ができる。


ただし、何かしらの邪魔(額や頬へのキス、魔法陣を壊される、どちらかに魔力素質が無いなど)が入り不完全な契約になった場合は、SDキャラの描かれた契約無効の「スカカード」となる。
魔法使いが死ぬと上記の機能も喪失するので、死者を悼むためのアイテムでしかない。
また340話によれば、ミニステル・マギが契約主への愛が強すぎると主従関係が逆転された状態でパクティオーされるらしく(主の方から逆にパクティオーカードが出る)、アルベール・カモミールはその現象に驚いていた。


ちなみに、主が複数人いる事で自らのパクティオーカードを複数人持っているキャラも存在しているが、絵柄やアーティファクトまで一致しているかどうかはまちまちとなっている。*3
変わった例として、本編未登場のパクティオーカードである鳴滝姉妹のカードには二人が写っているが、どのようにすれば二人以上のキャラが写ったカードが出てくるかは不明。*4
また、姉妹で同じカードをそれぞれ持つケースもあり、ザジの姉*5のカードが、ザジ本人のカード(本編未登場)と全く同じであるケースもある。


ちなみに『UQ HOLDER!』によれば他人にアーティファクトを譲ることは出来るらしく、雪広あやかは自分のアーティファクトである「白薔薇の先触れ」を曾孫である雪広みぞれに譲った模様。
『ネギま!』本編でも似たようなことがあり、フェイト村上夏美の「孤独な黒子アディウトル・ソリタリウス」に対して「280年世に出ることの無かった」と310話で言っているが、逆に言えば280年前にはそのアーティファクトが登場していた模様であり、過去に出現していたアーティファクトが他の人物の手元にも現れるという事もあるようだ。


◆ネオ・パクティオーカード

アニメ2期『ネギま!?』に登場したパクティオーカード。
契約自体の仕組みは変わらないのだが、漫画では1枚のカードが生成されるのに対し、こちらは「アーマー」「コスプレ」「スカ」の3枚のカードがパートナーの身体に宿る。
戦闘時は「テル・マ・アモリスタ、パートナー、○○」と詠唱し、3枚のカードのうち1枚を引くことでパートナーをカードに描かれた姿に変身させる。このギャンブル要素に何の意味が…。


なおアーマーとコスプレはともかく、スカはまさしく原作のスカカードで役立たず。変身は大まかな時間制限があり、気でも魔力でもなく本人の「満腹度」がゼロになると解除される。不思議のダンジョン?


◆東洋魔術

気(体力)を消費するいわゆる呪術であり、呪文か札を使う。
呪文には漢字、古代サンスクリット語などが使われ、高い効力のある呪文は長くなるり、大魔法起動の際には補助的に魔力を用いる場合もある。
魔力と気の違いは、魔力が自然のエネルギーを精神力で従えたもの、気は本人の生命力を燃やしたものとされる。 
剣士などが補助的に使用することから、会得は比較的容易なのかもしれないが、東西魔法文化の相違である可能性もあるので一概には言えない。
制御する技術(=術者)がよっぽど優れていない限り魔力と気は相反(コンフリクト)するので、例えば刹那が魔力供給を受けて戦う場合は、自身の気を抑える必要があった。


◆咸卦法

そんな本来相反する魔力と気を強引に融合させる特殊技術。
気を魔力の両方を同時に消費する仕様上、発動状態の維持は難しくすぐガス欠になってしまうが、効力は絶大で、戦闘・生存に必要な効果のほぼ全てを補える他、単純な肉体強化としても最高峰の効果を発揮する。


基本的には何らかの欠陥によって通常通りに魔力を使えない(魔法詠唱が出来ない)者がその代替として身に付けるものだが、「究極技法(アルテマ・アート)」とも呼ばれる技法だけあって素質のない者が簡単に扱えるようなものでもなく、実戦レベルの会得は困難を極める。(タカミチは相当苦労した)


◆魔法具

様々な魔術的効力を持つ道具でネギはこれの収集家。
難聴者がテレパシーを使うための日常的な道具から、相手の真名を知るための道具、魂に刻み込んで決して無効化出来ない契約を結ばせるアーティファクトまで、様々な道具が存在する。


◆闇の魔法(マギア・エレベア)

エヴァが編み出した狂気の魔法。「闇き夜の型」というドス黒いオーラを纏った状態で放たれる直前の攻撃魔法を「固定」して「掌握」し、その威力を「魔力兵装」として身に纏う。
ただし、大前提として闇の眷属が保有する膨大な魔力がなければ死ぬ。望まずして真祖となったエヴァが生き延びるための苦肉の策だっただけに、“闇”への適性がないと使用自体は出来ても反動で死ぬ


要するに物騒なフォームチェンジ。


エヴァが気まぐれで巻物に残した「闇き夜の型」修得には本体の数分の一の実力エヴァの分身に打ち勝たなければいけないという無茶苦茶な代物。
フェイト曰く「ドーピング」で、散々「生けるバグキャラ」扱いされて、終盤は気合いで復活した「究極の努力の人」すら死にかけたこれを、ネギは親譲りの「バカ魔力」「生まれ育った村の惨劇」という相性の良さで(何度も死にかけたが)無事に習得。
彼の真価である開発力を存分に活かして様々な「術式兵装」を生み出し、四肢に魔法を“装填”するなどの応用法も使った他、「双掌握」と称される2つの魔法を同時に取り込む荒技や、エヴァさえ頓挫した最終到達理念「大陰道」を導き出した。
が、やはり人間の身で扱うべきものではなく、繰り返し使うことでネギの体は……



追記・修正は魔法具を使ってお願いします。


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  • ネギまってアンチ多いらしいけど、魔法の設定は異常に手が込んでるよな -- 名無しさん (2014-02-02 20:42:54)
  • アンチが多くなったのは、魔法世界編になって魔法関連の設定担当が辞めて、作中でそのへんの扱いが適当になった頃からだよ。その前の学園祭編の頃からもそこそこ増えてたけど、これとシリアス路線になったのにあまりにもご都合主義が過ぎたのが主な原因。東洋魔術があまりにも弱かったのはちょっと残念だったけど、ネギまの魔法設定関連は本当によく考えられてて好きだったな。 -- 名無しさん (2014-02-02 21:11:11)
  • ↑京都の -- 名無しさん (2014-09-29 16:57:43)
  • ↑途中送信失礼。京都のデカブツ関連があるし決して東洋は弱くはない……はず。舞台がバリバリの西洋メインだったからじゃねえかなあと。多分。 -- 名無しさん (2014-09-29 17:00:40)
  • 巻末の魔法の設定はドン引きするレベル -- 名無しさん (2014-10-09 15:29:49)
  • ひとつの魔法の説明に1ページびっしり細かい字で書かれてたからねぇ…… -- 名無しさん (2014-10-12 14:15:06)
  • ネギまにそういうびっしりとした設定は求めてなかったんだよなぁ、求めてたのはキャラの可愛さ -- 名無しさん (2014-10-12 20:34:06)
  • 強固な設定でブレないことは確かにバトル漫画としちゃ重要だが…「そんなことよりもっと別のところに力入れろよ」という意見は多いわな(汗) -- 名無しさん (2014-10-12 21:45:31)
  • ああうん、でも僕みたいに予期せずこういう設定にはまるきっかけになった人もいるから、……相性だよ相性(暴論)。 -- 名無しさん (2014-10-12 21:55:45)
  • でもコズミケーカタストロフェーの詠唱は覚えた -- 名無しさん (2014-10-12 22:02:30)
  • 東洋のサンスクリット文字 -- 名無しさん (2015-01-17 07:20:23)
  • ↑東洋呪術のサンスクリット文字(梵字)の解説はどこから資料ひっぱって来たんだろう?陰陽師物書きたくても梵字がさっぱりわからない。 -- 名無しさん (2015-01-17 07:23:03)
  • ああでも、魔法剣士とかが死に設定になったのを考えると全部OKだったわけでもないか。いや確かに方向性として間違っちゃいないが、「じゃあ従者ってただの戦力じゃねぇか、魔法使いの従者みたいな表現は何だったんだ」みたいなことは思っちゃう。いや、初期と終盤で設定が違うマンガなんて(ry -- 名無しさん (2015-12-06 00:29:45)
  • アシスタントが辞めてから魔法設定が糞つまらなくなった -- 名無しさん (2016-01-20 07:19:22)
  • 魔法設定は犠牲になったのだ・・・作風のドラゴンボール化、その犠牲にな・・・ -- 名無しさん (2022-06-07 20:21:35)

#comment

*1 ちなみに、同性同士である刹那やこのかがパクティオーする際にキス以外の方法を訪ねたシーンが存在している。
*2 「パクティオー」という言葉に「仮」の意味は無い。ちなみに37巻限定版には本契約バージョンのカードが付属されているが、本契約するとカードが金色に輝くらしい。
*3 絵柄が同じキャラはアルビレオ・イマ(ナギや失効されたカード多数)やネギ(テオドラと、あやかによる逆パクティオーによって出現しそうになったカード)で、違うキャラは刹那(ネギ版と木乃香版で、木乃香版がメイドのイラストになっている)と真名(本編未登場のカードと、少女時代に失効されたであろう「マナ・アルカナ」名義のカード)が存在している。
*4 原作37話では、二人が同時に偽ネギのほっぺたにキスをした結果、二人の写っているスカカードが出てきたという描写がある。
*5 ネギからの通称は「ポヨ・レイニーデイ」だが、所持しているカードを見るに妹と同姓同名である模様。

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