登録日:2011/12/12(月) 09:09:49
更新日:2023/10/10 Tue 11:00:43NEW!
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聖剣伝説 聖剣4 主人公 柿原徹也 金髪 碧眼 伝説 王子 弟 痣 イルージャ 宿主 羽根 卑怯 異人 ロリマー 内職の達人 エルディ
それでも…俺は行く…。
行かなければならないんだ…!
聖剣伝説4の主人公。
CV:柿原徹也
年齢:16歳→17歳
身長:165cm
体重:57kg
愛称:エル
●人物
赤ん坊の頃に大陸からイルージャ島へ流されてきた少年。
そのためか他の島民と違ってプラチナブロンドの髪とアクアブルーの瞳を持つが、本人も周囲もそんな事は気にせず樹の民の一員として馴染んでいる。
樹の村の村長からは精霊が運んできたと教えられたが詳しい事は知らないしあまり興味もないらしい。
生まれながらの樹の民ではない為守護植物も持っておらず、守り人にもなれないことに関しては少し気にしている様子。
頭に付けている羽根は守護植物の代わりにとリチアがくれたもの。島の守護聖獣の羽根らしくエルディの大事な宝物である。
性格はやや頑固で正義感が強い。
世界の平和と悪の打倒、そしてなによりリチアを救う為に自ら困難に立ち向かう勇気ある若者である。
切り替えの早さにも定評があり、わりと楽観的。
悲しげな表情や悩む様子も少々見られるものの、これがゲームの展開の早さによる感情移入のしにくさに拍車をかけている。
例
- 謎の種子が腕に寄生しても気にしない
- 敵に連れられていたはずのリチアが1人でいる事を気にもかけない
- レイプ目の電波さんになったリチアを見て根拠もないのに「村に帰ればきっと元に戻る」
- 親友が悪堕ち→「あいつはレックじゃない」
- 実兄だろうと敵とあらば葛藤なしに斬る
それでもリチアを救うという信念だけは最後まで曲げない。
聖剣伝説の歴代主人公で最も卑怯だが、これはゲームの仕様上仕方ない事とも言える。
聖剣4で自分のステータスを上げる為には各能力に対応したメダルを集める必要があり、その為には敵をパニックにしてから攻撃するのは避けて通れない道である。
つまり…、
エルディは超便利な武器・樹の剣(聖剣)に加えてフィーという頼もしい仲間までいるのにも関わらず、その戦闘スタイルはその辺にある物を敵にぶつけて敵が混乱している隙に斬りかかり、倒すついでにメダルやルクを奪うといった具合。
それはボス戦も例外ではなく、控え目に見ても主人公に相応しい戦い方とは言い難い。
ただこれは先程も述べた通りゲームの仕様上仕方ない事であり、もしかしたら物語上は正々堂々と戦っているのかもしれない。
●作中の活躍
樹の村に押し入ってきたロリマー軍を追い払おうと、守護聖獣の力を借りる為にリチアと村を抜け出して大樹の奥を目指す。
その途中で謎の種子に右腕が寄生されるが気にせず進み、フィーフィーはしゃぐ小さい精霊に出会っても「変なヤツ」で済まして先を行く。
しかしそこに聖獣の姿はなく、後を追ってきたゴーレム兵に2人は捕まってしまう。
ロリマー王ストラウドの目的が魔界の扉を開くことだと知ると、ゴーレム兵団を出し抜こうと再び村を抜け出し、守護聖獣の眠る死の山の頂へ赴く。
そこでガイアから話を聞いた直後にロリマー艦隊からの長距離砲撃を受けるも、時を同じくして地中から出現した守護聖獣フラミーに助けられる。
そのまま海岸からロリマーの旗艦に忍び込んでリチア奪還を試みるが、侵入早々仮面の導師に見つかり、甲板ではストラウド&ゴーレム兵団に囲まれ、何より肝心のリチアの様子がおかしいと踏んだり蹴ったり。
それでもエルディは「村に帰れば元に戻るさ」と楽観視を崩さない。
ストラウドとの一騎打ちでは互角以上に渡り合い、これならイケる!
……と思った矢先、甲板砲台からの超至近距離砲撃を受けて海に落下。
寸前でフィーが防御壁を張ってくれたから怪我こそなかったものの、みたびリチアと離ればなれになってしまう。
無傷で島に打ち上げられるが気絶していた為に翌朝のイルージャ防衛戦にも参加できず、駆けつけた頃には時すでに遅し。
魔界の扉は開かれ、飛び出した滅びのこだまによって村人の多くも邪に飲まれてしまっていた。
滅びのこだまは海の外にまで及び、タナトス化したストラウドにも歯が立たないエルディは防衛戦に参加していたワッツの手を借りて泣く泣く島を脱出。
いつの日か再び島に戻ってリチアを救うことを誓い、1年かけて大陸のタナトス退治をして回りながら実力を付けていく。
大陸最後の戦場となるジャドでモンスターを指揮するのがタナトス化したかつての親友レキウスであることにショックを受けるが、次の瞬間「あいつはレックじゃない」と言っては剣を構える。
さすが切り替えの早いエルディである。
タナトス化したまま消滅していくレキウスを涙こそ流さないものの寂しげな眼差しで見送り、いざ因縁の地イルージャへ。
手始めに島を徘徊するタナトスの力を弱める為、邪を退けると言われる装置を動かしに導きの塔を目指す。
その途中ですっかりおかしくなったリチアに会い、冥王となったストラウドがエルディの実の兄である事、(今の)リチアの企みはエルディがストラウドを殺し2人で世界を絶望に落とす事だと聞かされ困惑する。
逃げるようにその場を後にしたエルディは、塔の最上部で装置を起動。
直後に現れた仮面の導師との戦いに勝利すると、導師の魔法力によって聖剣が本来の力を取り戻して白く輝くようになる。
大陸の仲間やフラミーの助けを借りていよいよ敵本陣に乗り込むと、冥王城・王の間で待つストラウドと決闘。
なんだかんだで魔界に魂を売った兄ストラウドを滅し、大樹の最深部にてついにアニスと対峙する。
リチアの記憶と声を使った幻覚や幻聴にも怯まず、とうとう全ての発端である大魔女アニスにも勝利する。
リチアの身体をその剣で貫かないといけない事に一番は躊躇いを見せるが、フィーの支えもあってついに完遂。
エルディに絡み付いていた剣は腕から離れ、リチアとフィーと共に大樹の底へと沈んでいった。
大樹は蘇り世界も救われたが、リチアもフィーも彼のもとから去ってしまった。
●エピローグ
リチアとフィーが一つになり聖剣もマナに還った今、エルディは勇者から1人の少年に戻った。
しかし…エルディは樹の村には帰らず、プックを村の前まで送り届けたのち1人どこかへ旅立っていった。
●過去
ストラウドの腹違いの弟で、ロリマー王国の第2王子として生を受ける。
母親からの愛を一身に受けるエルディは、早くに母を亡くしてその愛を知らないまま育った兄の嫉妬により寒空の下の大海に捨てられる。
同じ頃に大樹の意志がエルディの存在を感知し、「近い将来に世界の命運を握る子」であるエルディをイルージャに導くよう精霊達を遣わした。
エルは8精霊の加護の元で樹の村に辿り着き、彼を拾った村長に今日まで育てられた。
●余談
開発初期当時はアーシュという名前で、第一稿のアーシュイラスト案はほぼそのままCoMのフリックに再利用された。
また海外版での名前はケルドリック、愛称はケルディ。
尚、災禍の中でフリックを助けた剣士さんの正体はエルディであるが、見た目も奇抜で戦士としても活躍をしていたであろうエルの名前が知られていないのはなんとも不思議である。
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