登録日:2025/05/05 Mon 16:47:40
更新日:2026/07/06 Mon 15:29:27NEW!
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走り続けろ
『新幹線大爆破』とは2025年4月23日にNetflixにて配信されたパニック・サスペンス映画である。
概要
1975年に東映が公開した映画『新幹線大爆破』(以後旧版)の現代日本を舞台としたリブート版。また旧版の50周年記念作品にもあたる。
高速で運行する新幹線に何者かの手で速度を落とすことで爆発する爆弾が仕掛けられ、止まることが出来ない列車を救うべく奔走する鉄道・警察関係者、列車に次々と襲いかかる危機、パニックになる乗客の様子を描くという本筋はそのままに、現代ならではの変更を加えている。
舞台を変えつつもタイトルへの変更も一切加えていないことからあくまでリブート版という立場を徹底していることが分かる。
旧版は「日本にしか作れない映画として新幹線を題材にした映画を作る」ということで制作されたが、イメージダウンを危惧した国鉄は撮影協力を拒否。結果隠し撮りや潜入取材、車両製造関連企業からの部品購入といった無茶苦茶な方法で完成させるという暴挙に出た。
しかし本作はJR東日本及び子会社であるジェイアール東日本企画の特別(完全)協力の下制作された。但し展開上名前を出す必要があった他の鉄道会社の協力は得られなかったようで、JR貨物と青い森鉄道に相当する鉄道会社は別の名称等に置き換えられている。その他北総鉄道と後述の鹿島臨海鉄道も協力している。
監督は旧版の大ファンでもある樋口真嗣が担当。旧版の大ファン故にタイトルロゴをはじめ旧版をリスペクトしたシーンが多く、最早リメイクといってもいい程旧版とリンクした描写も存在。その他旧版を知っていればニヤリと出来る小ネタも多く、旧版との比較も本作の醍醐味と言えるため予め旧版を視聴しておくことを強く推奨する。勿論旧版もNetflixで視聴可能。
この「未曾有の危機にヒーローや巨大ロボットではなく人々の叡智や努力で立ち向かう」という構成は樋口がかつて監督した『シン・ゴジラ』を彷彿とさせる*1。
そしてNetflix配信ランキングではグローバル版非英語2位、国内第1位を記録する絶好調の滑り出しを見せた。
この好調を受け、2025年10月3日からは2週間限定で映画館での上映が決定。
作品は当初から映画館での公開も念頭に入れていたようで、作品公式発表前の2025年4月に映画館向けの編集作業を実施していたことを明らかにしている。
あらすじ
はやぶさ60号は今日も、新青森から東京へ向けて定刻どおり出発した。
高市(草彅剛)はいつもと変わらぬ想いで車掌としてお客さまを迎える。
そんな中、一本の緊迫した電話が入る。
その内容は、はやぶさ60号に爆弾を仕掛けたというもの。
新幹線の時速が100kmを下回れば、即座に爆発する……。
高市は、極限の状況の中、乗客を守り、爆破を回避すべく奔走することになる。
犯人が爆弾の解除料として要求して来たのは、1,000億円!
爆発だけでなく、さまざまな窮地と混乱に直面することになる乗務員と乗客たち。
鉄道人たち、政府と警察、さらに国民も巻き込み、ギリギリの攻防戦が繰り広げられていく。
極限の状況下でぶつかり合う思惑と正義、職業人としての矜持と人間としての本能。
はやぶさ60号は、そして日本は、この危機を乗り越えることができるのか!?
(公式サイトより引用)
旧版との比較
旧版からの変更点
- 舞台が1970年代の東海道・山陽新幹線から2025年の東北新幹線に変更。そのため爆弾を仕掛けられる車両は0系からE5系に変更。
やはりJR東海はJR東海だったか。 - また列車の行先も旧版は下りで終着駅も当時開発途上だった博多。しかし今回は上り列車で行先も完全に発展し尽くした東京丸ノ内。そのためもし終着駅で爆発した際の被害は計り知れない。
- 当初は原典通り東海道・山陽新幹線を舞台にする予定だったが、企画を知ったJR東日本側から「東日本大震災後の東北を世界にアピールしたい」と要望され、東北新幹線を舞台にすることになったとか。
- 旧版は一貫して鉄道・警察vs犯人という一対一の戦いだったが、今回はそれに加えて鉄道側が方針の異なる政府とも対立する三つ巴の戦いに。
- 旧版は主役を犯人(演:高倉健)に据え、新幹線側のメインは運転士(演:千葉真一)が担っていたが、今回は旧版では地味な立ち位置だった車掌に据えている。そのため犯人の心理描写が多かった旧版とは異なり今回は車掌にスポットが当たっている。
- 旧版は通信技術の未成熟な時期故に乗客が異変に気付き現状を知るまでに時間がかかっていたが、今回は皆がスマホを持つ時代のため即座に連絡されることとなる。
新旧版のネタバレを含むため格納
- 旧版は時代背景故に生活に苦しんだ者達が結託するという事情が事細かに描かれていたが、今回は単なる身代金目的、視聴者からも正体不明のテロリストとなっている。メタ的に言えば旧版の犯人側の心理描写は日本人以外には難解で、海外展開においてはバッサリカットされてしまっていたため全世界同時公開の本作では妥当な変更か。
旧版オマージュ要素
何かと旧版で見たような展開や構図が多く、監督の旧版愛を感じられる。
基本的にリアリティのある描写が特徴的な本作だが、リアリティそっちのけで旧版オマージュを優先する描写も。
※ほんの一例です。まだまだあるので探してみましょう。
- 冒頭のタイトルロゴ。
- 旧版を彷彿とさせるアングルの走行シーン。
- 当たり前のように存在している運転指令所の電光掲示板(通称屏風)とそれを双眼鏡で確認する職員。しかし現在は手元の端末で確認するものでありこのような設備は存在せず、監督の「これが無ければ新幹線大爆破じゃない」という思いだけで存在している。しかもデザインもほぼ当時のまま。
- 車両の運転台モニターの超特急→回送の運行形態切替器。旧版にもあった架空の仕様*2で、今回もデジタル化の上続投。
- 途中駅で無理に降りようとするサラリーマン。
- 錯乱する学生の容姿が殆ど同じ。
重大なネタバレ
- そして本作の正体は実はリブート版ではなく旧版……いや、前作の50年後を描いた正式続編である。当時の事件は「109号事案」と呼ばれ、手口や事件内容の類似性から当時の資料を当たり手掛かりや関連性を探ることとなる。当然
どう見ても報道映像には見えない画角の記録映像旧版の映像も使用されている。前情報では徹底してリブート版であるとしか公表されず*3、旧版との繋がりは一切示唆されていなかった。
制作
前述の通り無茶苦茶な手法で制作された旧版とは異なりJR東日本協力の下実際の乗務員教習で行うものとほぼ同様の形での演者への乗務員所作の指導、車両や駅、車両基地、その他本来立ち入り禁止の線路際などでの撮影・取材協力といったものが行われ、7往復もの撮影用列車を運行しての撮影となった。
一部はセットを組んで撮影しているが内装は2022年の地震で事故廃車となったH5系H2編成の内装*4を使用し、アクションシーンで破損の恐れのある場面の座席はE2系J編成の座席を加工したものを使用、保安上本来は公開出来ない箇所(=公開すると悪用されかねない)については「リアリティはあるがそれっぽいだけの偽物」としてセットを組むことで対処している。その他本当に免許の無い演者を乗せる訳にもいかない運転席もセットを組んでいる。
加えて爆破シーンなどには旧版同様1/6スケールの大型模型を使用しての撮影を行い、その他実現不能なシーンは高品質なCGを使用することで迫力がありリアリティのある場面を演出。この1/6スケール模型は非常に巨大で、一番ゲージ模型は「抱える程度」というサイズに対しこちらは数人で担ぎ上げるというレベルの大きさ。
また監督は旧版の大ファンである一方、無理のある撮影を敢行した旧版のリアリティ不足や予算不足による限界を感じていたり当時の鉄道趣味誌の旧版への趣味誌視点でのツッコミ記事にショックを受けたりしており、自分で作るのであれば鉄道ファンも納得の内容にすることを心がけたという。
それでも違和感の無い範囲で映画的に見栄えを良くするためのアレンジや架空の描写も一部加えられている。
これら全てが合さった結果、非常にリアリティが高く、それでいて「あり得るかあり得ないかの限界に挑戦した」とでも言うべきフィクションならではのブッ飛んだ展開を生み出すことに成功している。
登場する鉄道用語
鉄道事業者
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
関東・甲信越・東北エリアにて列車の運行業務を行う鉄道事業者。
この異常事態に警察や政府と協力し、各地の社員・関係者一丸となって立ち向かった。
- 青ヱ森鉄道
冒頭で爆破された貨物列車を運行している。読みは「あおえもりてつどう」(字幕にルビが記載されている)。
現実でも貨物列車が運行される青い森鉄道線がモデル*5であるが、JR貨物が保有するはずのコンテナにも会社名が入っているためこの世界でJR貨物が存在しない代わりに各私鉄・第三セクター・臨海鉄道が独自に運行しているのかもしれない。あるいは青ヱ森鉄道がJR貨物の代わりに全国規模で鉄道貨物を運行しているのかもしれない。
当該の貨物駅も東青森駅から青森東駅に改変されており、動く列車を近くから撮影したシーンや事務所の映像も鹿島臨海鉄道神栖駅で撮影したものとなっている。鹿島臨海鉄道のディーゼル機関車もそのまま映っている*6。但し遠方から撮影したシーンはそのまま東青森駅の映像が使用されているためEH500やEH800が映っている。ところで作中現実においてこの機関車達は何処の所属なのだろうか?
尚コンテナはJR貨物のロゴが青ヱ森鉄道のロゴに差し替えられているがカラーリングや形式名、エコレールマーク等はそのまま。エコレールマークについては鉄道貨物協会の商標だが大丈夫なのだろうか?
そして貨物列車のシーンは旧版と比べるとかなりあっさり気味。メタ的に見れば旧版は線路を借り、車両も購入しての撮影だったことに加え今回は蒸気機関車ではなくセンターキャブのディーゼル機関車だったため旧版程アグレッシブなシーンが撮れないからだろうか。
登場路線・車両等
東京〜新青森を結ぶJR東日本の新幹線路線。北海道新幹線直通。
全線開通した現在、東京〜新青森の総距離は674.9kmとなっている。
2011年3月5日より運行を開始した東北新幹線用車両。
E2系の後継として導入された東北新幹線の最新車両*7で、北海道新幹線直通列車含め主力として活躍している。その最高運転速度は320km/hにも及ぶ。
グリーン車の他、よりハイグレードなグランクラスも導入されている。
東京側1号車より1〜8号車が普通席、9号車がグリーン車、10号車がグランクラス。新青森側先頭車は分割併合に対応。
- はやぶさ60号
今回爆弾を仕掛けられた列車。
当該列車に充当されたのは現実の乗客に配慮してか、あるいは旧版の1975年には架空のU75編成*8。後期増備車のためか外国人観光客へ東北観光をアピールする『Treasureland TOHOKU - JAPAN』のステッカーが貼られている。
列番は5060B。また定期運行の無い繁忙期向け臨時列車。10号車のグランクラスには専属のアテンダントが乗っているはずだが、この列車には乗務していない。人手不足か?
15時17分に新青森駅を発車、途中盛岡駅で『こまち60号』を併結、18時32分東京駅着となる。
前述の通りU75編成は架空の編成なのだが、2025年10月25日に新幹線総合車両センターで開催された新幹線車両基地まつりではなんとU22編成の編成番号を貼り替えてU75編成が再現された。勿論U22編成はステッカーのある編成。
- H5系
E5系のJR北海道所属車。
帯色が紫、ロゴが北海道を象ったものとなっている。E5系の小改良型にもあたり、内装も若干改良されている。導入本数が少ない上に事故廃車も発生しているためレア。
とある場面で登場する他、前述の通りセットに廃車発生品が活用されている。
そのシーン
盛岡駅を出発しようとしたところ*9でパンタグラフ付近へのバードストライクに見舞われ電気系統がダウンし、上り本線上を支障する形で運転不能となっていた。
これも旧版にあったシーンのオマージュで、旧版同様待避が間に合わず迫りくる対向列車(はやぶさ・こまち27号/3027B)をギリギリのポイント操作と想定外の通過速度でのポイント通過で回避を試みる。
想定外…なのだが、実は2024年3月にE3系「つばさ121号」が滑走して145km/hでポイントに突っ込みそのままホームを520mオーバーランしたことがあったりする。
やはりシミュレーションに使用。
プラレールは配線図の上で動かし屋根に付箋で列番を貼り付ける形で使用。勿論連結機能も使われている。基本的には新メカ(スイッチが車体後部にある現行品)が使用されるが、5060Bに使用されたものはよく見ると新動力(スイッチが車体中央にある前世代品)*10となっている。E5系は製品バリエーションの多い形式だが、動力リニューアル直前の登場なので連結仕様で新動力はオールインワンセットで一つ、連結セットで一つ発売されただけのE5系全体で見るとかなり珍しいタイプ*11。
模型の方はよりリアルなシミュレーションにて使用。関水金属(KATO)製品でパッケージも映っている。
- 幹総
新幹線総合車両センターの略で、宮城県利府町(仙台〜古川間)に存在する。
JR東日本の新幹線最大の車両基地で、車両留置、整備、搬入、解体と新幹線に関するあらゆる業務を担当している。
よく見ると保存車である200系、961形、953形STAR21、解体中のE3系が見える。
なんとあの車両も登場!?
- E956形『ALFA-X』(運転士演:高柳良一)
JR東日本が誇る新幹線高速試験車もまさかの参戦。
2019年に導入された試験車両。来たるべき北海道新幹線札幌開業を見据え、360km/h営業運転が可能な車両の開発データを取得するべく、400km/h運転も含む各種試験走行に従事している。
このシーンはPVでもチラ見せされており鉄道ファンを驚愕させた。
劇中では9012B『併走号』として救出作戦に必要な機材を送り込むために機材を積んで出発。下り線を逆走し5060Bを追跡、並走して機材を送り込んだ。これも旧版を意識した描写。当事者であっても「E956と並走する」という二度と出来ないであろう体験に内心喜んでいた鉄ヲタがいたかもしれない。
本来山形新幹線の新型車両E8系の起用を予定していたようだが、偶然E956形の試運転に遭遇したことで採用が決まった。
現実世界では1編成しか製造されていないが、この世界では複数編成製造されているのか9012Bとは別のE956形が幹総に留置されている*12
救出作戦のシミュレーションの場面で当たり前のようにNゲージも出てくるが、製品化などされていないので個人の鉄道ファンが(映画とは関係なく)自作したものを借り受ける形で使用されている*13。製作者のYouTubeによるとトミーテック(TOMIX)のE5系が種車とのことで、撮影によってキズが付いてしまったものの、本人曰く「映画撮影で付いた傷」なんてそうそうない事であるとして再塗装などは行わない方針だという。車両だけ出して外箱が出て来ないのもTOMIX及びシンカリオン仕様で制作しているため。
ちなみに、E5系との併走は2022年9月に試運転で実際に行われており*14、2025年にも新幹線車両基地まつりで展示された際に車両基地内での低速走行ではあるもののE5系との並走が実演された。但し並走させたE5系は都合上U22編成改めU75編成ではなくU32編成。
その他覚えておきたい鉄道用語
- 総合指令所
某所*15にある列車の運行を管理する施設。
屏風が今となっては架空の存在となっている以外は概ね現実通りで、列車の監視や遅延時等の列車の整理を行う。
- ATC(自動列車制御装置)
"Automatic Train Control"の略で、列車が規定速度を超過した際に強制的に減速させ、規定速度内に抑えるシステム。
高速通過を想定しない駅では上限が低く設定されているため、対策をしないまま当該区間に進入すれば強制的に減速し100km/hを下回ることとなる。
作中でも鉄道知識に疎い川越への説明という形で解説が入る。
- やわやわ
鉄道用語で速度を落とせという指示。基本的に駅での連結や車両基地での入換における微調整の際に使用される。
- 解結器
密着連結器の結合部に爪の付いたリングを充てがい、上のハンドルを回すことで密着連結器を引き離す器具……なのだが完全に架空の器具。というのも実際の密着連結器は外部操作で開放テコを操作することで切り離すため、連結器を無理に引き剥がして切り離すことは出来ない。
見たことがない人は2025年11月にカプセルトイとして日本製鉄監修で連結器の模型が発売されたので、これを見ると分かりやすいだろう。
なので映像上もよく見るとジョイントも何もないところに設置しているのがわかる。これみたいに力ずくで破壊する流れには…できなかったのだろう。
主な登場人物
事件の犯人
- 犯人(演:???)
JR東日本ご意見承りセンターに爆破予告電話をかけ、事件を起こしたと伝えた人物。まず事件が本当であると知らしめるために貨物列車を爆破、そして爆弾の解除方法を伝える条件として1,000億円という桁外れの身代金を要求する。JRではなく全国民に要求し、1人あたり約1,000円の計算だから全国民に呼びかければ安いものだと主張するが金の受け渡し方法を事細かに指定した旧版とは異なりどのように金を工面するかは一切指定しなかった。
また事細かに犯人側の描写が描かれた旧版とは異なり、電話にはボイスチェンジャーを使用し、そして一切姿を見せず、年齢・性別・国籍・所在地・犯人の数・身代金の用途と何もかもが不明。
途中政府に要求を隠されると爆弾をセットする様子と要求を載せた動画を拡散した。
尚この爆弾のデザインは庵野秀明が担当している。彼もまた旧版の大ファンである。
はやぶさ60号の乗務員と乗客
- 高市和也(演:草彅剛)
本作の主人公。
はやぶさ60号の車掌。真面目な性格で、仕事に対して強い誇りを持っている。
突然前代未聞の大ピンチに陥るも、対立し、パニックに陥る乗客を前にしても皆を救うべくの冷静に行動し、使命を全うする。
ちなみに
樋口監督によると当初は「家族に連絡したいが乗務中なのでそうもいかず葛藤する」という描写が入れられる予定だったらしい。
しかしJR東日本サイドから「乗務員は私用の端末を車内に持ち込めないのでそのようなシチュエーション自体が発生しない」という指摘が入り、フィクションとして残す選択肢もあったがリアリティを優先して削除された。
また、この件を受けて乗務員を「自分が何者かであることを剥奪される(原文ママ)」と解釈した結果、ラストシーンでは彼らの帰る場所は職場であるというような演出がなされた。
高市の左手薬指を見ると既婚者であることが窺えるが、作中では一切言及されない。
- 藤井慶次(演:細田佳央太)
はやぶさ60号に便乗していた車掌。身勝手なクレームを捲し立てる野坂に感情的になったり、過去に事故で死傷者を出した後藤を助ける意味があるのかと溢すなど、若さ故か軽率な言動が目立ち、高市窘められることもしばしば。
それでも乗務員としての使命を果たそうとするが、物語中盤で重傷を負い、意識を失う。
- 松本千花(演:のん)
はやぶさ60号の運転士。
近年の女性乗務員増加を反映し今回の運転士は女性が担当することに。
自身が運転する列車に爆弾が仕掛けられ、別の意味で乗客の命を握るという極限状態に突如追い込まれる。かつて109号事案の青木運転士は司令室からの指示に冷静さを欠き激昂することがあったが、彼女は取り乱すこともあれど、司令室からの指示を待たず自身の判断でマスコンを操作し爆発の危機を回避するなど、高市らと協力して危機に立ち向かう。様子を見に来た高市に「チーズバーガーとアップルパイが食べたい」とおどけながらも絶対に列車を止めないと言い切るなど、肝の据わった人物。
- 二宮春香(演:大原優乃)
はやぶさ60号の車内販売員。
修学旅行で来ていた臺葉工大附属高校の武井にインスタの交換を迫られるが、「この端末(商品を読み取る機械)にインスタは対応しておりません」と営業スマイルでスルーする。かわいい。
爆弾が仕掛けられたことを知り取り乱した乗客に、車内販売の商品を略奪されてしまう。
列車運行の立場ではないが、併走号からの機材受け取りや幹総技術者との映像中継を行うなど、乗務員の一人として活躍する*16。
- 等々力満(演:要潤)
著書『ニートで大富豪』で大ブレイクした実業家系YouTuber。決め台詞は「To do rock it!」。自身のチャンネル名でもある。
「等々力満」とはYoutube活動用の名前であり、本名は「サトウヨシヒロ」。
藤井に頼み車内放送と自身のチャンネルでその影響力と経済知識を活かし身代金を募るクラウドファンディングを開設したことを発表する。彼に同調した乗客たちがSNSで情報を拡散したおかげで、かなりの額の集金が集まった。
なお、彼の動画として映るシーンには彼のチャンネルやクラウドファンディングへのアクセス用として二次元コードが表示されているが?
- 加賀美裕子&林広大(演:尾野真千子/黒田大輔)
青森での講演を終え移動中の衆議院議員と秘書。
しかしママ活スキャンダルで信頼ガタ落ちであり、子供からも「ママ活先生」呼ばわりされる始末。今回の騒動を鎮め信頼回復を図ろうとするがママ活事件をダシに批判されるばかり。その一方で、乗客から「国会議員が乗ってるんだから大丈夫だろう」と変な安心感を持たれるなど、気苦労が絶えない。
林は等々力の視聴者で彼の著書も読んでいたらしく、車内で顔を合わせた際には嬉しそうにしていた。
- 臺葉工大附属高等学校の生徒達
修学旅行で青森県を訪れていた。冒頭では盛岡新幹線車両センター青森派出所を見学していた。
教員の市川さくら(演:大後寿々花)をはじめ青山穂花(演:中山ひなの)、武井(演:増田怜雄)、紗奈(演:佐月絵美)などが乗り合わせている。
武井は二宮にインスタの交換を申し込むが、営業スマイルでかわされてしまう。おつ。
- 野坂(演:今野浩喜)
八戸駅通過時に老夫婦を強引に押し退けたガラの悪いブサイクな男。今回の事件について車両点検を怠ったための問題だと高市を責め立て、それを加賀美に咎められると「苦情」と主張し正当化しようとするなど典型的なクレーマー。だがある程度の良識はあるようで、高市に宥められて以降は特に文句を言わずに自席に戻って行き、その後は何もアクションを起こさず呑気に菓子を食っていた。
出番は少ないが、モブのくせに地味に存在感がある。
- 謎の男
時折存在感を示す、黒い帽子と服、眼鏡とマスクを身に着けまるで姿を隠すように行動する男。60号に爆弾が仕掛けられた事実を公表されても一切動じずにいたが…
その正体
- 後藤正義(演:松尾諭)
観光会社「ゴートゥーヘリサービス」の社長。かつて自社のヘリコプターが運動会真っ最中の小学校の校庭で墜落事故を起こし8人が死亡する惨事となったことで世間や遺族から激しいバッシングを受けていたために姿を隠していた。なお、墜落の原因は整備不良によるものであり、事件後業務上過失致死傷罪で書類送検されていた。
彼の存在故に身代金を払わないと主張する者も現れ始めたことから金本と島に絡まれ、無理矢理土下座させられたこと喧嘩になり、さらに周りの乗客からもリンチさながらにもみくちゃにされて負傷した。
高市が彼を助けたことを藤井は疑問視していたが、高市はあくまで一人の乗客として他と対等に扱い、藤井も考えを改めて介抱した。
本人は世間からの批判と事故を起こした責任から自暴自棄となり、救出号への避難を拒否し金本をゴルクラブで殴り倒し暴れるが、加賀美に一喝され、「まだやり直せる」と諭されて冷静さを取り戻す。
中の人の松尾氏は樋口真嗣監督の「シン・ゴジラ」にて冷静さを失いかけた主人公を宥める後藤と真逆の役回りを演じている。
- 金本&島(演:岡部ひろき/金子鈴幸)
チャンネル『金敵Good Luck』を運営している紫髪と青髪二人組のYouTuber。青森にはヒグマ関連の撮影で訪れていた。
等々力とは異なり凸専門の迷惑系Youtuberのような輩で、出発間際の60号に駆け込み乗車し、極限状態の車内で後藤に絡み暴行を加える様子を配信するなどマナーもモラルも無い。コイツら起こした騒動で車内は一時パニックになる。
その後…
流石に騒ぎを起こしたことを反省したのか、救出号に移動する際に後藤を介抱しようとするが、金本がゴルフクラブで殴られ負傷する。ある意味自業自得な結末なので、同情はできない。
彼らのチャンネルのOPは大手YouTuber事務所UUUMが制作したもの。
- 篠原圭造&篠原和子(演:六平直政/屋敷紘子)
乗客の中年男性とその妻。乗っている列車に爆弾が仕掛けられているにも関わらず、酒を飲んで大いびきをかいて居眠りしていたあたり大物である。圭造が電気工事士の資格を有していたため、救出作戦に夫婦揃って協力することになる。
幹総の技術者の指示で非常ブレーキを無効化させる作業をミスすれば列車が急停止するという極限状態で行い、高市と一緒に解結器で車両を切り離し、救出作戦に大きく貢献した。
- 小野寺柚月(演:豊嶋花)
臺葉工大附属高等学校の生徒。持病の合併症を抱えている。
金本・島の場の空気を読まない行動から車内がパニックに陥った際、周囲からリンチされた後藤から非常停止ボタンを押すよう懇願され、その気迫に押され押下してしまう。しかし実際には運転士に連絡が行くだけですぐに停止するわけでは無かったので、結果的に車内の騒動と後藤へのリンチ行為を鎮静化させた。
その後、騒動の中で落ちた高市の名札を返却し、周りから憎まれている人間を助けるのはどうなのかと高市に尋ね、「乗客の安全を守るのが仕事だから」と返される。
JR東日本関係者
- 宮下&上司(演:有沢雪/杉山ひこひこ)
JR東日本ご意見承りセンターのオペレーターとその上司。爆破予告を受け、それを他の職員に通達した。
- 笠置雄一(演:斎藤工)
JR東日本新幹線総合指令所総括指令長。
新幹線側の責任者として警察や政府と連携し、大胆な救出計画を立案し自ら作戦の指揮を執り、60号へ指示を出す。
中の人の斎藤工氏は樋口監督の「シン・ウルトラマン」において「ウルトラマンに変身する男」こと神永新二を演じている。
ちなみに、旧版には初代ウルトラマンことハヤタ・シンを演じた黒部進御大が出演しており、「新旧の新幹線大爆破に新旧のウルトラマンが出演している」と特撮界隈を賑わせたとか。
- 千葉亮太(演:村本明久)
輸送指令長として笠置をアシストする。
- 吉村慎之助(演:大場泰正)
JR東日本新幹線総括本部長。
貨物列車の爆破を受け犯人の電話を信じるようになり、新幹線総合指令所から指示を出す。
- 岡野(演:中田充宏)
総合指令所情報管理指令長。
- 山本由紀乃(演:西本恵末)
JR東日本新幹線運輸車両部マネージャー。
総合指令所で笠置らと共に対処にあたった。常に冷静で仕事できるオーラが凄い人。
佐々木が救出計画を疑問視した際は軽くキレかけていた。
- 福岡祐希(演:尾上松也)
新幹線総合車両センター主務。元運転士。
救援列車9014Bの運転士として乗務し、はやぶさ60号を追跡する。
- 戸塚雅史&作業員(演:島津健太郎/白石和彌)
9014Bに乗務した幹総の副長と作業員。
5060Bと9014Bに渡し板を繋ぎ、乗客を避難させる。
白石はサプライズ枠。林広大役の黒田氏が参加した『仮面ライダーBLACK SUN』『極悪女王』等の監督である。
島津・白石両名も笠置の中の人と同じく「シン・ウルトラマン」に出演していたりする。
- 新庄一(演:田中要次)
大宮新幹線保線技術センターに務める保線担当者。
東京駅にて東北新幹線と東海道新幹線を繋ぐ突貫工事の指揮を執る。
尚田中氏はは俳優になる前は国鉄→JR東海に勤務しており、東海道本線にて保線業務を担当していた正真正銘本物の保線マンである。
警察関係者
- 川越吉晴(演:岩谷健司)
警視庁捜査一課特殊犯捜査係警部補。総合指令所に赴き、事件の捜査を主導する。
笠置の立案した大胆な計画に度々度肝を抜かされている。
- 茂木剛(演:谷口翔太)
川越と共に行動する刑事。
政府関係者
- 佐々木健太郎(演:田村健太郎)
総理補佐官。きっちりセットしたヘアスタイルにメガネを掛けた「ザ・官僚」という風貌の男。
アッサリして無感情的な性格で、政府代表として指令所に赴き指示を出す。爆発に伴い発生が予想される損害、そして政府との間で板挟みになっているが故に方針が合わず、笠置と対立する。
しかし決して冷酷な官僚というわけではなく、彼も乗客の命を第一に考えており、政府に協力を求められると全力で応える。
- 諏訪茂(演:坂東彌十郎)
内閣官房長官。
テロリストの要求に応じない方針だと会見で話した。
はやぶさ60号に乗っている加賀美と林にメッセージを送るが、加賀美からは「トロエビスめ」と言われた。
名前は菅官房長官の捩りと思われる。
救出作戦
ネタバレにつき格納
乗客達を救うべくJRは救出作戦を遂行。
それは9、10号車を切り離し新青森側の妻面を開け、逆に東京側先頭車の無い救援列車をすぐ後ろに付け、足場を渡して救援列車に乗せ替えるというもの*17。
まず9012B併走号(E956形 ALFA-X)で連結解除と非常ブレーキ無効化、後の作戦実行に必要な機材を搬入する。
続いて、電気工事士の資格を持っていた乗客の篠原圭造が幹総副長の指示で配線を繋ぎ変えて非常ブレーキを無効化。
解結器を使って9、10号車を切り離す。解結作業を行った高市が危うく9号車に取り残されそうになったが8号車へギリギリ脱出。そして速度の落ちた9、10号車は爆発・脱線。遂に旧版ではイメージ内でしか起きなかった新幹線爆破が現実のものとなった。
続いて幹総を発車した東京側先頭車の無い9014B救出号をすぐ後ろに付けその間に足場を渡し、乗客達を9014Bへと避難させる。
殆どが避難に成功したがこの事件に乗じてバッシングに耐えかね、死ぬことを考えた後藤が錯乱。ゴルフクラブを持って暴れ回る。
加えて発作で動けなくなったのか小野寺が避難出来ていなかった。
このことを知ると名誉回復を狙う加賀美とそれに着いて行った林、小野寺を探す市川、周りから解決に行くものと思われた等々力が60号に戻る。
加賀美が後藤を一喝し、自分も失敗から立ち直ろうとしている立場であることから彼を宥めることに成功する。
しかし電子回路の不具合で9014Bの非常ブレーキが作動し両列車の速度が落ち始め、更に足場が崩壊しワイヤーが絡まり車両が切り離せず絶体絶命というところで松本が急ブレーキで車両を破壊し無理矢理車両を引き剥がすことを試みる。これで連結は切り離せたものの逃げ遅れた藤井は肩に吹き飛んで来た足場の金具が突き刺さり重傷を負う。
小野寺も発見されたが8号車の新青森側妻面が圧壊し後部からの脱出も不可能となり*18、松本、高市、藤井(重傷)の乗務員3名、市川、小野寺、加賀美、林、等々力、後藤の乗客6名、計9名がはやぶさ60号に取り残されたままとなった。
そして高市は東京駅で東北新幹線を東海道新幹線に繋げることを考える。こうすればその直通先の山陽新幹線(JR西日本)、九州新幹線(JR九州)に繋げて時間を稼ぐことが出来る。これについて認可を取るべく、JR側に反対的な立場だった佐々木もJR側に寄り添う姿勢を取るようになった。ちなみにかつて刊行された『新幹線大爆破』ライクの小説『謀略軌道 新幹線最終指令』でも行われた作戦。やはり作者は『新幹線大爆破』を意識したようだがまさか原作の方にも逆輸入されるとは思わなかっただろう。
ところで周波数問題*19はどうするつもりなのだろうか?と思うがE7系を救援列車として使うようだ*20。但しこの台詞は非常に小さく字幕でないとはっきり確認することはほぼ不可能。
事件の真相
取り残された小野寺は父に電話をする。
- 小野寺勉(演:森達也*21)
柚月の父親。元警視庁警察官で、かつて109号事案で犯人確保に出動した経験がある。
その際、犯人の一人である古賀勝を射殺したとされるが、オリジナル版をご覧の方は周知の通り、実際には爆弾による自決であり、射殺したことは古賀の自爆を隠蔽したい警察による捏造*22。
ところが、いつしか小野寺はこのことを自分の手柄とし、自分は新幹線を救った英雄だと吹聴するようになってしまった。そのため彼は今回の事件は当時の犯人の残党が自分への復讐のために計画したものと予想し、犯人を殺してやると意気込む。
元から人格破綻者だったのか、英雄に仕立て上げられたことで増長したのか、性格は狂っているという表現が優しいほどに歪んでおり、妻の死後娘である柚月には「お父様」と呼ばせる、敬語を強要するなど親子とは思えぬ服従を強いており、日常的に虐待を行なっている。
当然ながら柚月からは激しい憎悪を抱かれており、電話でこれまでの憎しみと古賀の自決を自分の手柄にした醜さを糾弾された上で、真犯人が誰なのかを教えられ呆然としているところを自宅に仕掛けられていた爆弾で爆殺される。
自分が射殺したと事実を捻じ曲げた古賀の自決手段と同じ爆弾で木っ端微塵に吹き飛ばされるという、彼にとって屈辱極まりない最期を辿ることになった。
演じる森は本職の俳優ではなく、むしろオウム真理教・放送禁止歌・ゴーストライター疑惑で世間を騒がせた作曲家の佐村河内守などを題材にした作品を製作してきたドキュメンタリー映像作家である。
自らの体験もあり「役者には出せない毒が監督たちにはある」と考える監督の樋口が、「権力側に対する疑いのようなものが絶えずある森に、『自身と権力を重ねた人間』という一番憎んでいるような存在を演じてもらうのが良いんじゃないか」との思いからオファーしたという。
アンタが犯人ブッ殺すとか、絶対無理。
アンタは犯人を殺せない。
だって犯人……私だから。
- 小野寺柚月
今回の事件の首謀者。
犯行の動機は金ではなく父と世間への復讐。父から執拗に事件のことを聞かされ続け*23、更に9年前に母が亡くなってからは、父から虐待を受けるようになり、苦痛の日々を過ごしていた。更にそれを知りながら根本的な解決を行なわなかった市川を責め、自分が我慢することで成り立つ「嘘の日常」に失望しパニックになる人々のリアルな光景を望んでいた。それ故に父が救った新幹線を自ら爆破することを計画する。そして事件について勉に伝えると、「古賀の方があんたより立派」と父親を真っ向から否定し、同様の爆弾で爆殺*24。
そして新幹線の爆破と父への復讐という目的を達成したことで爆弾の解除方法を伝える。それは自身を殺すこと。彼女の体には持病に備えて心臓モニターが埋め込まれており、彼女が死亡し心拍を検知出来なくなるとそれに連動して爆弾が解除されるようにしてあるとのこと。
更にこれを彼女一人で行えたとは考えにくく共犯者の捜査が始まる。
彼女、本当に不憫なんです。父親にひどい目に遭わされてて…。
母親が死んで以来暴力三昧。口癖は…そう、
「せめてオスなら」。
- 古賀勝利(演:ピエール瀧)
埼玉県の工事会社大英興業*25で発破技士として勤務する男。
SNSを通じて柚月にコンタクトを取り、今回の計画に加担した。会社を訪れた埼玉県警の刑事に連行され、リモートで川越から事情聴取を受けて全てを自供する。
名前から分かる通り、109号事件の犯人の1人・古賀勝の息子。自決した父親の死を自分の手柄のように吹聴する小野寺勉には当然ながら憎悪を抱いており、「下劣な奴」と吐き捨てるほど軽蔑している*26
川越は柚月の父親への憎悪を利用して勉に復讐したと推測しているが、少なくとも柚月が勉から受けていた精神的虐待については心から同情していた。
…なお、50年前に古賀と共にひかり109号事件に加わった犯人グループの1人、大城浩も古賀同様警察との攻防の末に死亡しているのだが、その死因は彼を逮捕した埼玉県警のパトカーと接触事故を起こしたことであり、奇妙な繋がりがある。
尚どのように爆弾を仕掛けたかは不明だった。旧版も「どのような経緯で仕掛けられたか」は示唆されても具体的には明かされなかったためそこもオマージュだろうか*27。
その後東京駅の工事は進んだが、上層部の指示で再度中止に。中央一括管理の国鉄時代ならまだしも、他のJR各社(特にリアルでの20年前に死亡者多数の事故を起こしたJR西日本)にまで爆発のリスクを背負わせる無茶な望みは通らなかったのかも知れない…。勘のいい鉄ヲタや協力会社一覧を見た視聴者なら、JR東海管内を巻き込んだ展開は無理だろうなと察したことだろう。加えて品川駅の広告では「朗報 品川駅は出ません」という形でネタバレされていた。
万策尽き、もう小野寺を殺すか列車を見殺しにして強制停止しか無いのか、高市や笠置の決断は……。
尚仮にこの作戦が成功していたとしてE7系でどうするつもりだったのかは不明。東海道新幹線区間では完全にE7系の動力に頼るしか無い以上きちんと連結を、しかも走行中にしなければならない。E7系はそもそも分割併合不能だが連結器カバーを外しさえすれば連結器自体はあるので連結器カバーを外して出発すればいいとしても、E5系の東京側先頭車は分割併合不能、8号車の連結器も使用不能なので走行中に併結するということも不可能。
再度別の列車を並走させてそこから東京側先頭車の連結器カバーを外すつもりだったのだろうか?
仮に連結に成功して東海道新幹線に入れたしたとしても、東京駅から横須賀線・西大井駅付近まではカーブが連続するエリアで100km/hは確実に下回り、さらに多摩川橋梁から武蔵小杉駅(横須賀線ホームの横を通過)にかけて存在する東海道新幹線で一番の急カーブで110km/h制限を受ける為、速度制限を上回る速度で通過させるのも非常にリスキーである。
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- 実際の新青森駅はあんなに人いないんだな、これが(青森市民の感想) -- 名無しさん (2025-05-05 17:13:46)
- ↑そんな悲しいこと言わないで… -- 名無しさん (2025-05-05 17:48:14)
- 日本特有の技術的問題は「海外には伝わらない」からオミットしたんだろね、旧作のカット要素同様に -- 名無しさん (2025-05-05 18:13:53)
- 当然ながら、絵作りはシンゴジ過った -- 名無しさん (2025-05-05 21:45:06)
- ハヤトが見に来る -- 名無しさん (2025-05-05 23:28:35)
- 梅田のでかいサイネージでもCMやってた。地下鉄だったら詰むやろなあ…… -- 名無しさん (2025-05-06 10:15:42)
- >>ところで周波数問題はどうするつもりなのだろうか?実は作戦前のシーンをよく聞くと「50/60(Hz)対応のE7を救援列車に出せないか」という旨のセリフがある(どう繋ぐかは不明だが) -- 名無しさん (2025-05-06 15:09:34)
- うわ本当だ。確認したけど確かにそう言ってる。これは気付かなかった。 -- DF200-205 (2025-05-06 15:53:36)
- 細かいけど連結部のダンパ?を留めてるナット、あの姿勢と短いレンチで外れるほど緩くないよな…締付トルク知らないけどあれで外れるなら走行中振動でどんどん緩みそう -- 名無しさん (2025-05-07 09:29:24)
- あの威力の爆弾を複数個製造&作業員にばれないように設置したり心臓の機械をスマホアプリと連動させたり持病持ちのJKなのにハイスペ過ぎるだろ・・・。目的を間違えなければ将来とんでもない大物になってそう。 -- 名無しさん (2025-05-07 15:50:56)
- 時速105キロでポイント通過するシーン、本来なら脱線するかしないかの緊迫するシーンなのに現実の -- 名無しさん (2025-05-08 08:55:17)
- (途中で投稿してしまった)現実のJR東日本が1年前に時速140kmでポイントに突っ込むやらかしをしてしまったせいで、ネタにされてしまってるのが… -- 名無しさん (2025-05-08 08:56:48)
- U75編成ってのはオリジナル公開年の1975年から来てるんかしら -- 名無しさん (2025-05-25 19:05:31)
#comment()
*2 指令の指示の反映を視覚的に分かりやすくするための措置だろうか。
*3 例えば『シン・ゴジラ』は現代日本が舞台だが、「怪獣という概念が一切存在しておらず、ゴジラが初めて出現した」という世界観で、完全なリブート版となっている。
*4 再利用の可能性があるため傷をつけることは許されない。
*5 JR貨物は第二種鉄道事業者として他社に線路使用料を支払って貨物列車を運行している。
*6 現実の青い森鉄道線は全線電化なので電気機関車しか存在しない。
*7 本作の告知期間中である2025年3月4日に後継車両E10系の導入が発表された。
*8 実在するのはU1〜51編成。仮に今後増備されたとしてもE10系の発表によりあと24編成も増えることは無いと思われるためU75は実現しないだろう。
*9 列番(3032B)からしてこまちと連結しているはずだが描写・言及共になし。単独で退避しようとしたことも考えられる
*10 1987年の一回目の動力更新の際に登場したタイプなので従来存在した車体前方にスイッチがある旧動力に対しての新動力。現行型の新メカ(のせかえシャーシ)に対して旧メカと呼ばれることもあるが大抵新動力で通っている。
*11 非連結仕様のものを含めると新動力のE5系は車両セットで発売されたものとして一つ存在する。
*12 9012Bは仙台駅12番線に停車中と表示されている上、時間的に幹総へ戻ったとは考えにくい。
*13 そもそも高速試験車というジャンル自体プラレールでしか発売されない。2025年10月にようやくポポンデッタから955形300Xの製品化が発表された程度。
*14 https://x.com/Series_E3/status/1565832894463225856
*15 かつては公開もされていたが、現在は安全上所在地含め非公開。
*16 ちなみに、10号車には彼女の他にグランクラス専任の乗務員がいるはずだが描写なし。
*17 なおこの案は109号事案の方でも提案されていたが、「そんなことできるならとっくにやっている。新幹線の車両連結器は内部からは絶対といっていいほど外れない。無理に外しても複雑怪奇な回路が一つでも切れると即座にATCが作動して緊急ブレーキが掛かる。」と却下されている。
*18 仮に後部からの飛び降り脱出を実行して助かるかは不明。よくて重傷だろう。
*19 新幹線は電源周波数が50Hzと60Hzの二つが使用されており、東海道新幹線系統では60Hz、東北新幹線系統が50Hz、北陸新幹線が50・60Hz混在の形となっており、両周波数に対応した車両(E2系N編成、E7系、W7系、925形、E926形及び200系とE4系一部編成)でなければ線路を繋げても直通させることが出来ない。
*20 ちなみに『謀略軌道~』ではこの概念が存在したものの、当該列車の編成がE2系N編成(北陸・上越新幹線の運用に充当できる編成。軽井沢以北で周波数が変わるため、両方走るために読替装置を備えている)だったので問題無かった。
*21 「109号事案当時の小野寺」にあたるであろう警察官もライブラリ出演している
*22 作中では犯人をみすみす自決させたとなれば警察が責任を問われるので、正当防衛射撃だったことにするためにその場にいた小野寺を英雄に仕立て上げたのだろうと推測されている。
*23 柚月本人は古賀の死の真相を知っている
*24 本作で明確に死者が出る唯一のシーン。ただし負傷した藤井が助かったのかどうかは明かされていない他、序盤で爆破された貨物列車の運転手や牽引機の前方デッキに立っていた人物もどうなったのか不明である。
*25 実在する会社で、ロケ地含めそのまま登場。仮面ライダーをはじめとする特撮作品の爆破アクションの多くがここで撮影された。
*26 なお、父親のテロ行為については特に非難も賞賛もしていない。
*27 よく聴くと冒頭の見学シーンで不自然な金属音が聞こえ、いつ仕掛けたのかは示唆されている。
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