鳶沢みさき

登録日：2015/03/13 (金) 00:26:40
更新日：2024/01/12 Fri 10:46:56
所要時間：約 7 分で読めます

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蒼の彼方のフォーリズム 巨乳 ヒロイン 食いしん坊 うどん 浅倉杏美 紺野由梨 鳶沢みさき

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あたしのままで、あたしがここにいることが恐くない

晶也が届けてくれたから

蒼の彼方のフォーリズムのメインヒロインの一人。

CV:紺野由梨、浅倉杏美(アニメ)

誕生日:4月16日
身長:165cm
スリーサイズ:88/59/89
好きな食べ物:うどん、たけのこ地味な好物だって言った奴は表に出なさい
エンディング主題歌:Sense of Life

久奈浜学院2年生で晶也とは一年時からのクラスメイトという間柄。
天才肌であることから勉強もスポーツもかなりのものであり、特に反射神経が優れているためリズムゲーのような反射神経を使う遊びが得意。
その一方で普段の行動はだいたい気分任せで非常にマイペースな性格をしている。

趣味は食べること全般であり、特にうどんに関しては並々ならぬこだわりがある。

後輩の有坂真白からはある一件から凄く敬愛されており、その行き過ぎた敬愛表現には辟易しているものの良好な関係である。
また、かなりの友達思いでもあり、どのヒロインの√においても他のヒロインのことを気にかけてくれる。

島外に住んでいたころにFCの経験があったことに加え、
転校生で仲良くなった倉科明日香が久奈浜学院FC部に入部したことをきっかけに真白と共に入部する。
FCの飛行スタイルは接近戦を主体としたファイターで、使用グラシュはインベイド製のレーヴァテイン。
レーヴァテインは反応の良さを利点としている一方で非常にピーキーな設定となっている代物だったが、みさきは短期間で使いこなしている。

FCにおいては反射神経が優れていることから接近戦に持ち込めば非常に強く、強豪の高藤学園FC部のエースである真藤一成から
合同練習、夏の地区大会で敗れはしたものの一定の得点を奪っている。
真藤曰く『面倒』。

しかし彼女の飛行スタイルは反射神経による直感任せになっており、FC脳と呼ばれるFCに必要な試合全体を見通す戦略性が欠けていた。
加えて夏の地区大会で真藤がみさきよりも明日香との試合に本気を出したこと、従来のFCを否定する新たな戦略をもたらした乾沙希の登場、
乾の戦略を理解した上で楽しむことができる明日香の姿を見たことで衝撃を受けてしまい……。

以下各ルートネタバレ注意

明日香ルートでは明日香が乾に対抗できるようにするため、莉佳ルートでは莉佳が柔軟なFC脳を獲得するために
基本的にサポート側に徹するため魅せ場は少ない。
しかし乾と練習試合をさせることで明日香の心を折ろうとしたイリーナの物言いにいち早く反発したり、
高藤のメンバーに脳震盪を起こした挙句に明日香を負傷させた黒渕霞に怒りをあらわにするなど熱い一面がみれる。

真白ルートでは前述の経緯もあって夏の大会終了のタイミングで退部してしまう。
とはいえ真白にとってみさきを部に復帰させることがFCを続ける理由の一つなのでキーパーソンとなる。

真白に対して思うところもあり退部以降もFC部の練習のサポートをしてくれるのだが、
周囲よりFCに関する能力が劣っていることを自覚しつつそれでも懸命に努力を続ける真白の姿を見てとうとう部に姿を見せなくなってしまう。
この時に圧倒的な才能を持った者にはどれだけ努力をしたとしても敵わないという諦観の念、
また仮に努力が才能を上回るなら才能の壁を感じて挫折した自身のアイデンティティが崩れてしまうという恐怖心が混ざった複雑な胸中を明らかにした。

晶也はそんな彼女を真白と向き合わせるためになんとか真白との勝負の約束をつけ、真白との勝負に応じることになる。
努力が才能に勝てるわけがない、努力しようと届かない場所があると叫ぶみさき。
才能があるかどうかは関係ない、努力することが楽しいと言い張れる真白。
二人の決着の行方はーーー

みさき先輩、つかまえました…

……。うん、つかまった

そしてみさき自身のルートでは真白ルート同様の経緯に加えて、
明日香が佐藤院との試合で乾の戦略を理解し自身の飛行スタイルに組み込む様子を見たことで、
才能という越えられない壁を自覚してしまい完全にFCから目を背けてしまうーーー
そんなみさきの姿は晶也にとってかつて挫折した自分自身に重なり、FC部のコーチを辞めてでもみさきと向き合おうとする。
夕暮れの教室ーーーみさきは晶也と他愛ない話をするうちにFCを始めたきっかけについて話すことになるのだが……?

以下みさきルートのネタバレ注意

実は晶也にトラウマを植え付け挫折するきっかけとなっていたのはみさきだった。
互いに気付かなかったのは当時のみさきは髪が短くまだ二次性徴前だったことで晶也には男の子だと思われており、
逆に当時の晶也は髪を長くしていたことでみさきには女の子だと思われていたため。
晶也の回想シーンに出てくるみさきの姿は明らかに男の子っぽいため気付かなかったプレイヤーもいたはず。
声でバレバレだったとか言わない。

当時、みさきは偶然FCをしていた晶也を見かけてFCに興味を持ち、晶也にFCを教えてもらうことになる。
その結果みさきは数回試合をしただけで晶也を追い抜けるレベルになってしまう。
みさきは自分の飛び方が下手だから途中で怒って帰ってしまったと誤解していたのだが、
ただでさえジュニアの有力なFC選手として世間からプレッシャーを受けて精神的に弱っていた晶也は
数年間かけて得た実力がわずか数時間で素人のみさきに追い抜かれた事実に衝撃を受けて挫折ーーー
FCから距離を置くことになったというのが真相だった。

自分を挫折させた相手が挫折している姿を見たくない。それでは自分が二度挫折したことになってしまう。
何よりみさきをかつての自分と同じ場所にいさせたくない。
断ってもなお諦めない晶也に対してとうとうみさきは鬱屈した想いを剥き出しにする。

わかんないの!こんな気持ちはじめてだから！

あたしは明日香が何を見てるのかもわからない

だけどあたしが見るよりも遠いとこだってことは分かる

…あたしの手は、明日香に届かないよ

みさきの想いを確かめた晶也は、鬱屈した感情から目を逸らさなくても歩ける場所にみさきを「届ける」こと、
そして晶也も一緒にその場所に「届く」ことを約束する。
こうして挫折した者同士、とまっていた時間から再出発するのだったーーー
この夕暮れの教室における二人のやりとりはBGMと相まって作中屈指の名シーンなのでぜひプレイしてほしい。

迫りくる秋大会に向けてみさきは晶也と変人の集まり個性豊かなみさき復活プロジェクトのメンバーと共に
『空域の支配者』乾沙希、『青空の魔術師』倉科明日香という才能を極めた者たちに対抗すべく特訓を重ねていく。
その果てにみさきは届くことができるのか、そして届いた先に何が見えるのか。
その結末はプレイヤーの目で見届けてほしい。

余談だが、鳶沢みさきというキャラクターは同じくメインヒロインである倉科明日香と対照的になっており、
それぞれのシナリオも物語の舞台を同一としながら対照的な仕様となっている。
スポーツものの陽の部分といえる『楽しさ』を突き詰めた明日香ルート
スポーツものの陰の部分といえる『挫折』に向き合っていくみさきルート
表裏一体とも言える二つのシナリオの違いに着目しながらプレイするのも一興なのでお勧めしたい。

？？？？「わははははははは！　追記、修正するがよい！」
みさき「あ、はい。善処します」

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▷ コメント欄

• 第一話でみさきが言ってた「なーにやってんのー？」が凄く好きなんだけど(汗) -- 名無しさん (2016-02-13 20:51:10)
• アニメだと明日香VS.真藤の試合見るまでと見た後の落差がゲーム以上だったな。希望の光が見えたと思ったら偽物でした、ってなりゃあんなもんかもしれんが -- 名無しさん (2016-02-18 16:12:43)
• 立場的にメインヒロインではないが、真ヒロインをやれるポテンシャルはある。 -- 名無しさん (2016-03-07 03:21:45)
• 何気にHシーンはヒロイン中最も多い -- 名無しさん (2017-05-17 12:55:27)

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