登録日:2010/09/14(火) 00:57:38
更新日:2023/08/08 Tue 17:15:19NEW!
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ドワォ 石川賢 黄金城とは!? 魔空とは!? 八犬伝 南総里見八犬伝 魔空八犬伝
この物語は
幾重にも連なる地獄、魔空を知りその地獄を消し去ろうとする黄金城の城主、里見義美と
魔空という存在も宇宙を形作る流れの一つと考え、父の野望を阻止せんとする
娘、伏姫の、黄金城に魅いられた戦国の世の武将や大名
はては坊主共を巻き込んだ時間 空間 魔空(あと、ゴムまり)をも揺るがす総大な親子喧嘩である
魔空八犬伝は八犬伝の名を記す通りに、滝沢馬琴が書いた南総里見八犬伝を元ネタにし、
それを石川賢がダイナミズム溢れるドワォズワォな原作レ(ryいやさ大幅なアレンジを加えた
石川賢では珍しい
完結した作品
ここで、原作者である滝沢馬琴について少し触れてみよう
江戸時代後期に夢に現れた人にこんな物語を書いてやると約束した馬琴
夢から覚めたものの、夢とは言え約束は約束
と言うことで出来たのが全部で八つの珠を一人一つ持った犬士達の物語、南総里見八犬伝である
…何やら出自からして大いなる意思が関わってそうな気がするが、南総~自体で項目一つ使いきって仕舞えるほどなのでここで割愛
本題の魔空~に戻ろう
この物語は前述でも述べたように
大幅なげ(ryアレンジが加えられており、異能者集団なんて当たり前
終盤になると異能者が魔空の力に飲み込まれたり魔空の化け物達の餌に成り果ててしまう
つまり、何処ぞのテロリストに言わせれば
「弱い奴は生きてる資格はねぇんだ!」である
魔空という超常の存在に関わっていない、気で動く数メートル果ては数十メートルにも及ぶスーパーロボット…ではなくカラクリ人形
八犬士の一人が設計した跡形もなく岩を破壊したり、挙げ句の果てにミサイル状の爆弾を積んだ波動砲内蔵の鉄鋼船
さらには魔空の力を使った禍々しい、しかもなんか吠えたりする
超弩級水陸両用魔空軍艦
なんぞも登場する
とまぁキリがないのでキャラ紹介に移ろう
しかしこのキャラクター達もキワモノ揃いで、
ゲッターチームや虚無戦士のように一項目書けてしまうほどである
この八犬士の内六人が石川賢オリジナル(歴史上のキャラも含まれるが)で、その内の二人が純粋な日本人でない(後述)
八犬士
犬塚信乃
孝の珠を持ち、胸に埋まっている、戦に詳しく侍に成りたがっている
元々犬塚家は里見家に仕えていた、若さ故か甘い所がある
犬山道節
仁の珠を左目に持ち黄金城を手に入れ天下取りを目論む
その理由は自分が天下を取り貧困にあえぐ者達を救うため
ここから石川賢のオリジナル八犬士である
乱元坊
貧乏な坊主、忠の珠を股関の恐らく先端にもち
霊ガンよろしく指をピストル状に構え気を放出する
この時30~40cm位になっていると思われる
排泄はどうしているのかとても疑問である
上杉謙信
信の珠を持ち知性に長け、道節、乱坊が武田魔空忍軍、千曲の色香にやられている時にもその力に屈せず相手を切り捨てるという不屈の精神を持つまごう事なき漢
という訳ではなく謙信女性説を魔空に用いたれっきとした女性で
誘惑されなかったのは、彼女が同性愛者でなかったため
王犬丸
悌の珠を持ち、力自慢で心優しい性格だったが明智光秀の策略で魔空の将にされてしまう
だが操られている割には魔空の事を光秀より知っていたり、
一応主であるはずの光秀を無能呼ばわりするなど逸脱した面がみられる
自雷天
義の珠を持ち、オーバーテクノロジーなんて言葉は時空の外に放り投げてしまっている発明の天才で魔空軍艦に対抗出来るほどの船を造り上げた
夢でみた黄金の坊主を待ち続けている
ここからの八犬士は純粋な日本人で無くなってしまう
張犬老(恐らく中国人)
礼の珠を口の中でいつも転がしている
紀元前から生きているようで道教の始祖とされている
母と呼ばれる伏姫より高齢
ペトロバ犬塚
智の珠を持ち、キリシタンで金髪で西洋人のハーフの異人さんで
さらに黒人の従者を連れたエクソシスト(日本語ペラペラ)
魔空に関わる者
伏姫
この物語のヒロイン?であり母
黄金城と共に現れ天守閣で魔空のモノと戦っている、時間の流れが違うらしく容姿は全く変わっていない
里見義美
全ての元凶
黄金城の城主
武道に励むよりも勉学が好きなため大陸から入って来た黒魔術と錬金術に夢中になり、東洋のあらゆる学問を加えて行く途中とある空間を知ってしまう
本願寺
黄金坊主
体が黄金に輝き黄金城の事を知っていて黄金城に行くことを拒んでいる
初登場時はオドオドしていたが話が進むにつれまるで何者かの意思に従うかのような行動を取り、見違えるようにりりしくなる
その正体は…
織田軍
織田信長
豊臣秀吉
明智光秀
全ての八犬士が集い黄金城城主里見義美との死闘を演じた八犬士と伏姫
魔空をも巻き込んだ激闘による親子喧嘩に勝利した
伏姫は黄金城と共に長い眠りにつこうとする父に魔空を封じ続ける事を宣言し
またいずれ現れるであろう父のような存在と、過去、そして未来へと永劫の時を黄金城と、そして八犬士と共に戦い続ける
「伏姫おぬしの追記修正の旅はまだ続くのか……」
「私はアニヲタを綴るためこの身をささげたのです…」
「たとえ肉体が朽ち果てようと八つの珠が……」
「ぐわあ」
「きさまらゆるさんぞ!」
「たとえこの身が地獄に落ちようと」
「この仕打ちけっして忘れはせぬ」
「必ずやアニヲタに戻って来て!!」
「きさまらに災いをもたらしてくれる!!」
ぐわああぁ
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─礼─ \│/ \│/
/│\ ─仁─ ─義─
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─智─
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─忠─
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\│/ ─孝─
─悌─ /│\
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─信─
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魔┃
空
八
犬
┃伝
┗━
完
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▷ コメント欄
- 実はこっそりといつも通りのラストになってる -- 名無しさん (2013-10-21 20:01:29)
- かなり胸熱なマンガだったよね。信乃が好きだったな -- 壇蜜ラブ (2014-01-03 19:42:06)
- 思った以上に濃い漫画だったわ 単なる魔空に感化されただけの小物だと思っていた里見義実が実はねぇ・・・ -- 名無しさん (2014-11-10 23:27:43)
- どっかのインタビューでは「当初は第二次世界大戦の時代を舞台に八犬伝をやる予定だった」とのコトだが……実現してたらどうなってたんだろう? -- 名無しさん (2019-09-05 18:06:44)
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