登録日:2010/04/08(木) 15:56:35
更新日:2023/08/07 Mon 18:02:56NEW!
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石川賢 魔獣戦線 ドワォ 悲劇の主人公 悲劇のヒロイン 漫画 石川賢代表作の一つ 壮大な復讐劇 漫画史上最悪の父親 少年アクション
魔獣戦線とは石川賢の漫画であり、かつ石川漫画代表作の一つである。ここでは続編を含まず、「少年アクション」に連載されていた無印の方を説明する。
概要
旧約聖書を元に、巨匠、永井豪氏の代表作『デビルマン』を賢ちゃん風にアレンジして描かれている。
物語は、主人公『来留間慎一』が父親『来留間源三』以下、神のしもべ『十三使徒』と名乗る13人の学者の狂気の実験により、人生を変えられ、裏切られた慎一が父親の実験によって新たに目覚めた魔獣の力を駆使して復讐するという物語。
この物語は復讐と憎悪と狂気にまみれた漫画でさらに両腕切断、内臓グチャ、カニバリズムなどR-18指定がつきそうな描写がかなり目立ち、色々ある漫画の中でも異彩を放つ。
特に主人公はその経緯から脳内が復讐と憎悪に染まっており、その狂気に身を委ねた戦いぶりは30年あまり経った今見ても我々の身を震わせる。
さらに後に記述するヒロイン達も巻き込んでいって物語は広がる。
そしてラストはやはり虚無る。なんせ作中じゃ13人の内の一人しか倒さないからねぇ。
しかも今でも語り草となるトラウマ級の描写を残して終わる。
『キリスト教』『神』敵の名が『使徒』『非情な父親とそれに翻弄される息子』『源三』『慎一』
などというキーワードでお分かりの方も居ると思うが、かの有名な「新世紀エヴァンゲリオン」に大きな影響を及ぼしている。
ちなみにOVA『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』の流竜馬のコスチュームと敵役であるコーウェンとスティンガーはこの作品が出典となっている。
登場人物
- 来留間慎一(くるま しんいち)
この物語の主人公兼トラブルメーカー。父親の欲望により、全てを狂わされる。実験により魔獣になり、体中にライオンのゴールドを始めとした沢山の猛獣と同化し、様々な動物の能力を持つ。
戦闘時の狂気や厳つい外見とは裏腹に、普段は物静かな男。
本当は気が優しくて、動物や女の子にも好かれるいい奴なのだが、魔獣にされた事で性格が豹変。
今は父親含め、神のしもべたる13人の学者を八つ裂きにすることしか頭にない。
- 天外真理阿(てんがい まりあ)
本作品のヒロイン兼キーポイントキャラ。慈悲深い心の持ち主であの慎一をも包容する力の持ち主。
彼女もまた慎一の出会いで大きく運命を振りまわされる。
その正体は予知一族と呼ばれるキリストの落とし子の末裔で、聖母マリアの生まれ変わりである。
「神」とリンクしており、彼女に強いショックを与えると「神」もショックに反応して目覚める。そして最終巻のラストでまさかの…。
- 天外富三郎(てんがい とみさぶろう)
マリアの弟で、物語のコメディリリーフ。
金に目がない。
予知一族の一員なので、あらゆる攻撃を無意識に回避できる等の能力がある。
が、金という邪念が入るので能力の伸び具合はマリアと比べるとまだまだ。
慎一といれば金もうけのチャンスがあると確信して同行する。
十三使徒Side
- 来留間源三(くるま げんぞう)
この物語の全ての元凶で慎一の実の父親。
『イヤス』と言う謎の存在からの指令を受け、新たに進化した人類「新人類(ニューマン)」だけの世界を創造しようと画策し、これまた謎の『神』の復活を待ち望んでいる。
息子はおろか、自分の妻まで人体実験の材料とし、挙げ句には息子である慎一に
「おまえは実験のためにここまで育てたモルモット」
「生まれた時から子とは思っていない」
終いには
「失敗したモルモットは目障りだ、殺せ」
などの罵言を平然と言い切り、なおかつ本気で殺そうとする人間性のかけらもない人物。
彼も実験に成功した新人類で体中に様々な猛獣と同化している。
魔獣の研究所が事故によって破壊された後、13人の学者と共に行方をくらまし、その後も研究を重ねている。
全ての漫画に登場する父親キャラの中でもトップクラスに入る、最悪で狂っているキャラである。
- バルビア博士
十三使徒の一人。スティンガー君の元ネタ。
数々の魔獣を造っている他、巨大な『方舟』を作る任をおびている。
慎一の手によって処刑第1号としてなぶり殺しにされた。
- シャフト博士
コーウェン君の元ネタ。月の影響から来る潮の満ち退きを操る「ムーンパラソル」で数々の町を水没させて多数の人間を一掃すると共に、水が引いた町から金品を奪って十三使徒の資金源にしている。
シャフトの身体には30人の息子が同化しており、常に身を守っている。
- ユダ博士
その名が示す通り、十三使徒の中の裏切り者。
二人の息子を新人類の出来損ないに改造した自責の年から、十三使徒に対して密かに反旗を翻す。
十三使徒と戦う慎一に目を付け、傷ついた慎一を保護し、慎一に「無限の吸収能力」がある事を伝える。
- 軍神イブ&アダム
物語の終わりに現れた巨大な化け物、口から光線出して地上を滅茶苦茶に破壊した。
その正体は謎。
おまえは今までどんな編集をやったか知らねえが……この程度で編集したつもりなら……今までおまえさんが相手にしたのは、そいつぁWikiじゃねえぜ!
本当のアニヲタはなあ…こんな追記など子供だましよ!!
ほんもののアニヲタは一発で項目を充実させるんだぜ!!
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▷ コメント欄
- OVA持ってるけど、軍神イヴ&アダムなんて出てないぞ!! -- 名無しさん (2013-12-07 17:14:16)
- ↑文庫版には加筆で登場してます -- 名無しさん (2014-02-06 13:54:02)
- 真説のマリアは格好良かったが、可愛さでは断然こっちのマリアだな -- 名無しさん (2015-06-26 22:13:12)
- 戦い方が凄まじいよね、虎ばさみに捕まったときとか麻酔と猿軍団でボロボロにされてからの反撃とか…よくあんな戦い方思い付くもんだ -- 名無しさん (2018-03-07 10:45:02)
- 真説の方を先に読んだけど大分慎一の印象違う気がする辞意わ マリアと富三郎のじいさんに予知するよう頼むところとか博士の一人を殺しても汗浮かばせながら笑うところとか ドワオ系主人公としては真説の方が好きだけど初期の方もなんかいたたまれなさがあって好きだわ -- 名無しさん (2018-09-26 20:16:45)
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