戎瓔花

ページ名:戎瓔花

登録日:2020/04/26 (日曜日) 10:22:25
更新日:2024/05/17 Fri 11:28:11NEW!
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東方project 東方 東方鬼形獣 1ボス 賽の河原 福の神 アイドル クラゲ 福耳 ヒルコ 鬼形獣 逢田梨香子 久保ユリカ 山岡ゆり 水子の霊 ヱビス 戎瓔花




戎瓔花(えびすえいか)とは、東方Projectに登場するキャラクター。
体験版では名前に表記揺れがあり、「えびすえいか」なのか「えびすようか」なのかはっきりしていなかったが、製品版にて「えびすえいか」に統一された。


二つ名:河原のアイドル水子
能力:上手に石を積む程度の能力
テーマ曲:ジェリーストーン
登場作品:東方鬼形獣(1面中ボス・1面ボス)
スペルカード:石符「ストーンウッズ」(easy、normal)
       石符「ストーンコニファー」(hard、Lunatic)
       石符「チルドレンズリンボ」(easy、normal)
       石符「アダルトチルドレンズリンボ」(hard、Lunatic)


『東方鬼形獣 〜 Wily Beast and Weakest Creature.』にて初登場。種族は水子の霊。
生まれる前、もしくは生まれてすぐに死んだという、あまりにも重い背景があるにもかかわらず、とても明るく、転んでもただでは起きない性格の持ち主で、賽の河原にいる水子の霊たちのリーダー的存在。
無駄な単純作業を、楽しくやりがいのあるものに変える福の神という側面もあるという。
才知に長け、石積みコンテストなど色々なイベントを開催して水子たちに好かれるアイドルとのことだが、本編ではそれを主人公達に邪魔されたと怒っていた*1
…仏教において、賽の河原では子供の霊が積み上げた石の山を餓鬼が崩すというが、東方では違うのだろうか?



○容姿


一言で表すなら「クラゲを和風っぽく擬人化したような見た目」。
全体的に色素が薄く、ふわふわしていて、髪の毛や袖にクラゲの触手を連想させるかのような意匠があるのが特徴*2
髪の毛はふわふわした白に近い亜麻色で、髪の毛の下側は細く結っている。一方で肌の色はやや浅黒い。死人故の土気色だろうか。耳は福耳に近く、耳たぶの下側がかなり大きい。
服装は白と薄赤のドット模様が入ったワンピースで、袖に紐状の装束がある。靴は履いておらず、裸足。
立ち絵では何故か積まれた石に座っている*3



○元ネタ


  • 水子

病気や流産といった理由で出産に至らず、胎児のまま亡くなってしまった子供の霊のこと。「すいじ」とも。あのタタリモッケも元を辿ればこれの類である。
元々の意味としては乳児期〜幼児期に亡くなった子供の事も指していたが、江戸時代中頃から堕胎した子供を供養する水子塚が成立し、1970年代頃から水子供養の習慣が世間に広まっていった。現在では中絶した子供も水子になるとされ、それを取り扱ったホラー作品は多い。
鬼形獣が発売された同年に放送中だったゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)でも、悪意と呪詛しか知らぬという、瓔花とは真逆の性質を持つ水子が放送一年目を総括するラスボスとして暗躍していた。
もし両者が出会っていれば、お互い何を思っただろうか…。


一般に供養を行わなければ祟りを起こすとされるが、一説には、自分の子供を喪った母親やその家族の悲しみの念に縛られてしまい、成仏できなくなってしまうースもあるという。これについては、遺族がいつまでも悲しみに暮れずに立ち直り、水子の成仏を願ってあげればよいとされる。
まとめると、我が子を喪った親の悲しみや、産んであげられなかったことへの罪悪感の現れである。


余談だが、クラゲの漢字表記は「水母」だったりする。


  • ヒルコ

日本神話に登場する神性。イザナギとイザナミの第一子として生まれるはずだったのだが、イザナミが先にイザナギに声をかけてしまったがために「不具の子」となってしまい、オノゴロ島から流されてしまった。
それ以外には特に信仰・伝承を持たない存在だったのだが、室町時代に何故か七福神でお馴染み「ヱビス」と同一視されるようになり現在に至る。
瓔花が水子の霊でありながら同時に福の神であるのは、ヒルコを元ネタとして含んでいるからだと思われる。
ちなみに、もし瓔花=ヒルコだった場合、彼女は東方における日本神話由来のキャラとしては永琳=八意思兼、Kikuri=菊理媛に次いで三番目に長い時を過ごしていることになる。
そして、鬼形獣6面ボスの袿姫が瓔花の妹ということになってしまう。「東方の姉妹は基本姉より妹がぶっとんでるから問題無し」は禁句。


ちなみにヒルコが流された理由は諸説あるが、その一つとして「生まれた時から骨が存在せず、体がぐにゃぐにゃだったから」という物があり、これが瓔花にクラゲの意匠が盛り込まれた理由と思われる。
本編でも瓔花は骨についてコンプレックスを持っており、「骨が無い」と言われて怒っていた。



○二次創作・考察


絡みが多いのは上記の理由から袿姫、我が子を喪った悲しみにより復讐鬼と化した純狐、そして邪符「ヤンシャオグイ」を使用する青娥あれ、なんかヤバそうな組み合わせばっかりだ…。
上記の通り背景が重いため、鬱展開がすごかったり涙腺を刺激する作品がよく作られている。
また、死者のイメージとしてはこちらの方が強いのか、色白になっていることも。
もちろんギャグもある。普通の石と一緒に賢者の石要石を積んでたりとか。




追記・修正は石積みコンテストに優勝してからお願いします。


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  • アイドル→偶像、記事でも書かれているがラスボスの袿姫が元ネタでは姉妹関係になるなど暗示要素が多かったキャラ -- 名無しさん (2020-04-26 13:09:43)
  • 水子達のリーダーとして娯楽化させて石積みを完成させないことで水子の成仏を止めてる説があったり違う方向で闇が深そうなキャラとしても描かれる娘 -- 名無しさん (2020-04-26 13:43:53)
  • 水子霊の親が来るまで一緒に遊んであげてるんだよ -- 名無しさん (2024-04-25 19:03:44)

#comment(striction)

*1 実際の犯人は動物霊。
*2 水子の霊であることを考えると、へそのおのイメージかもしれない。
*3 ゲームのドット絵では、立ち上がる差分もある。

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