ハッチポッチステーション

ページ名:ハッチポッチステーション

登録日:2011/01/21 Fri 17:00:16
更新日:2023/09/11 Mon 13:25:21NEW!
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nhk nhk教育 eテレ nhkの本気 人形劇 ギャグ 洋楽 替え歌 なんでもあり グッチ裕三 鉄道 電車 兵藤まこ 中尾隆聖 1990年代生まれホイホイ eテレタイムマシン 楽しい駅 楽しい仲間 ×めっしょんぜっしょんぽらいぜーしょん○滅多に来ないけど こんな駅に行きたい ハッチポッチステーション 林家こぶ平 関根勤 おげんさんといっしょ 子供には分からないネタ




♪はっちぽっちすてーしょん
はっちぽっちすてーしょん♪



ハッチポッチステーションとは、何でも有りの楽しい駅である。
基本的にいつもいるメンバーは同じ。楽しい仲間だからいいけどね!
所在地ははっきりしていないが、どうやら東京都渋谷区神南あたりらしいともっぱらの噂。
めったに電車はこないようだが…



元々は1995年からBS2で放送されていた『にこにこぷんがやってきた!』の中のショートコーナーとしてスタートした。
開始間もない頃のタイトルは『リッチポップステーション』。
当時の人間レギュラーはグッチ裕三ではなく関根勤だった。
BS2版が好評につき、NHK教育に番組を移した後、グッチがレギュラーに。
これにより作風が音楽とギャグを交えたミュージカル風のものに変化した。
ぶっちゃけ子供にはわからないようなネタも多く使用されているが(これは親が笑うと子も釣られて笑う事を鑑みての方針転換)、親子で見られる番組として、
子供向け番組史上最高の視聴率を記録するに至った名番組である。
さらにミュージシャンの中には、この番組をきっかけに洋楽に興味を持って、この業界に入った人も多いらしく、
King Gnu(キングヌー)の井口 理さんは、「ハッチポッチステーション」が音楽のルーツだと言っている程。


ちなみに「ハッチポッチ」はごちゃ混ぜみたいな意味。



登場人物
★マスター(BS2版のみ)
演:関根勤
駅前の食堂のマスター。江戸落語風の口調で話す。
最近は別の電車で「イマジネーション!」と叫ぶ車掌をやってるらしい。



★グッチ(NHK教育以降)
演:グッチ裕三
この世界では珍しい、人間らしい人間。作中ではコロコロ仕事が変わるがお金持ち。
初期「ハッチポッチホテル」
第3期「ハッチポッチシネマ」
第4期以降「ハッチポッチカルチャーセンター」
を経営。
ぶっちゃけカルチャーセンターは奇妙なことしかやってない。
よく儲かるな。
ちなみに演者のいとこに元うたのおにいさんがいる。



★ジャーニー・タビスキヤネン3世
(CV.林家こぶ平(現:九代目林家正蔵))
駅の改札係兼車掌で必ず駅か電車内にいる。まあ勤めているから当たり前だが。
遅刻や失敗が多く駅長に叱られる事がおおい。ちなみに駅長は一度も登場していないため素顔は謎に包まれている。
「ミスターエクスプレス」という夢の特急列車に憧れており、その運転士になるのが夢。その割には乗り物酔いをする。
好物はあんパンと牛乳。
どうにも悪い顔色と緑の制服がトレードマーク。
1996年度の2週目の放送(4月17日放送)によると血液型がB型らしい。


★ダイヤグラム
(CV.増山江威子→兵藤まこ)
「わったっしのだっいじっなだんなさま~」
ハッチポッチステーション構内のコンビニエンスストア、キヨス…「トランクマート」の店員さん。
ワガママで気が強く、さらに怪力の持ち主でもある、作中の最強候補。
金儲けに余念が無い。



★ミス・ダイヤモンド
(CV.増山江威子→兵藤まこ)
ダイヤさんのもう一つの顔。
「世界の恋人」と称される映画スター。おしとやかで大人の魅力溢れる美女。
もうダイヤさんまんまなのだが、誰も気が付かない謎。
劇中番組の進行役として登場する。
ダイヤは、自分がミス・ダイヤモンドである事を隠しながらハッチポッチステーションで働いている。
映画スターならそんなにお金にこだわらなくてもいいと思うのだが。
1995年度のBS2版では「ミス・ダイヤ」の容姿でハッチポッチショップの店員さんだった。


ちなみに後番組である『クインテット』では、彼女名義で「ゆうがたクインテット」のシャープ君に花束が贈られていたことがある。




★チケット・タベルノスキー
(CV.見栄晴)
ジャーニーの後輩。
第2期初回、オープニングが始まる前にわざわざ登場して視聴者へ挨拶を行った。
真面目で優秀だが、優等生すぎるため先輩のおバカなノリを理解出来ないこともあった。
微妙なキャラであったせいか、僅か1期で車掌へ昇格して出て行ってしまった。



★トランク
平べったい姿をした犬でダイヤさんの飼っているペット。
青い耳と黄色い体が特徴。
忘れ物のトランクの中から出て来たため「トランク」と名付けられた。
非常に賢く、言葉は離せないものの人間の言葉を理解でき、人間とコミュニケーションがとれる。
たまにトランクの中から不思議なものを出す、ドラえもんみたいな奴。犬だけど。



★エチケットじいさん
(CV.中尾隆聖)
「これ、エチケットやで」
ハッチポッチステーションの近くに引っ越してきた関西弁の老人。
どこに住んでいるのかは誰も知らず*1、本名は本人も忘れてしまったため不明。
電車に乗りもしない癖に駅に来ちゃう困った徘徊おじいちゃん。
かつてトランクがエチケットじいさんの家を訪問した事があるが、どこにあるのかを忘れてしまった。
自分の誕生日も忘れてしまい人の誕生日に便乗したりもする。
稀に「はひふへほ~」「バイバイキ~ン」などと言うことがある。
真面目なオーバーオールのねずみやドーナッツ島に住む元王子の木登りカンガルー、トイレットペーパーのおばけや後の『フックブックロー』のおじいさんとは関係ない。絶対に関係ない。


杖と眼鏡がトレードマーク。
レギュラーとしては登場が遅く、1999年度から登場した。



★通行人
唯一のモブキャラで、人間体で登場する、眼鏡をかけた小太りの男性。
ショップで新聞を読んでいたり、駆け込み乗車でグッチさんとぶつかったりする。
顔は殆ど映らないか、映っても一瞬だが、演者は林家こぶ平。



番組内のコーナー
多くて思い出せないので詳細を知ってる人はガンガン追記願います。


★ハッチポッチCATV

  • PNNヘッドライン
  • エドガワ・サリバン・ショー

元ネタは1948年から23年間、全米で放送された人気の音楽バラエティー番組の「エド・サリヴァン・ショー」。*2

  • 大口博士のなんでも相談室
  • スマイリー高田のリズムでGO!!
  • ハッチポッチワイドステーション
  • きょうこそ料理
  • 新・たかた孝太郎SHOW
  • ドン高田のドンバルーム
  • とんでも鑑定団

元ネタは開運!なんでも鑑定団

  • グッチコックのいつでも予告劇場
  • ミスッタ・マジックの趣味の手品
  • ハッチポッチ・ワールド・ニュース・ネットワーク
  • 日用品美術館
  • B・B・キンゴロウの洋楽ことわざ
  • 小路ジャニ麻呂のザ・人生相談
  • WHAT'S ENTERTAINMENT?

童謡+洋楽の合体ソングを披露。タイトルは「ザッツ・エンターテインメント」のパロディで、「既存のエンターテイメントへの疑問」という意味もあるのかもしれない。

  • すみの園芸

★エクスとプレス(アニメ)
番組オリジナルアニメーションで、最初に「鉄道唱歌」のメロディーを三味線でアレンジした曲が流れる。大柄な運転士と細身の車掌、2人のちょっとしたやりとりを描く。最後は「夜遅く着きました」で閉まると言うもの。
ちなみにこちらのコーナーは1998年度からスタートしたが、それ以前は海外で製作されたアニメーション作品が放送されていた。種類は以下の通り。

  • 『動物オリンピック(Zoo Olimpics)』1996年度放送。ナレーションは小島一慶が担当。実は1992年に製作された作品であったりする。
  • 『トリプレ - いたずら3つ子ちゃん(Les Triples)』1997年度放送。声の出演は長沢彩ほか。
  • 『Quaq Quao』1997年度放送。声の出演は無し。

★検札です
★トランク劇場
★ママへの手紙
★センチメンタルジャーニー
★ダイヤの占い日記
★小言の花道
★駅の伝言板
★じいさんてんさいじ
★エチケット@メール
★にらめっこ
★サークルゲーム


「WHAT'S ENTERTAINMENT?」に登場するアーティスト


こちらも多いためごく一部のみ紹介する。アーティスト名は元ネタのアーティストの名前をダジャレでもじった名前になっている。
ちなみに、この番組を見て育った子どもたちが、大人になって元ネタのアーティストを見たときに、「この人、グッチさんのまねしてる!」って言った人がたくさんいたという事を聞いて、グッチさんは大喜びしたとか。


★マイケル・ハクション
元ネタはご存知マイケル・ジャクソン
童謡『やぎさんゆうびん』を『今夜はビート・イット』と合体。
ちなみにハクションの衣装は何故か『スリラー』の時の服装だが。


★GUEEN・フレディ・マーキレー
元ネタはQUEEN
『犬のおまわりさん』を名曲『ボヘミアン・ラプソディ』と合体。
PVの再現度も高し。


★ジョン・トラボタル
元ネタは映画俳優ジョン・トラボルタ。
彼が主演の作品『サタデー・ナイト・フィーバー』のテーマ曲であるビージーズの「ステイン・アライブ」と『クラリネットをこわしちゃった』と融合。
今すぐオンボロクラリネット捨てーなさい、捨てーなさい♪
トラボタル(蛍)のシャレを尻に付けたミラーボールで回収しているのも芸が細かい。


★パパグッチ・フラミンゴ・カレーライス
元ネタは三大テノールとして知られるパヴァロッティ・ドミンゴ・カレーラス。
『シエリト・リンド』を『ぞうさん』、『ソーラン節』を融合させた。


★ブルー・コメツブ
元ネタは邦楽アーティストの「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」。
レコード大賞に輝いた曲『ブルー・シャトウ』を食べ物に因んだ替え歌にして披露する。
ちなみに『「ブルー・シャトウ」と食べ物のミックス』というネタ自体は、70年代に「元歌の語尾に食べ物を付ける」なんてのが子供の間で流行っていたそうだが、
ブルー・コメッツ自体、1960年代に活躍したバンドなので、完全に年配の人しか分からないネタである。


★ミスター・プレスリー&エルブス
元ネタは往年のロックスター、エルビス・プレスリー。
初期の頃の『ハッチポッチMTV』時代に登場していたアーティストで、『アイアイ』、『汽車ポッポ』、『もりのくまさん』、『桃太郎』を『シー・シー・ライダー』とミックスさせて歌う。
締めのところがプレスリーっぽい。
ただ、同じ名義でプレスリーとは別のカッコをしてニール・セダカ作曲の『DIARY(恋の日記)』(日本語訳バージョン)や『SO MUCH IN LOVE』を原曲そのままで歌ったりしている。


★KISSA(キッサ)
元ネタはKISS。これをキッサ(喫茶)と洒落るのがまた笑いを誘う。
『デトロイト・ロック・シティ』を、『おなかのへるうた』、『おはなしゆびさん』とミックスさせてしまう。
グッチさんはジーン・シモンズに扮している。


★ヒマン・ターナー
元ネタはティナ・ターナー。よく怒られなかったな……。
『プラウド・メアリー』を、『どんぐりころころ』、『村祭り』と融合。


★ヒマナスターズ
元ネタはこれまた邦楽アーティストの「和田弘とマヒナスターズ」。
『愛して愛して愛しちゃったのよ』を、『おさるのかごや』、『虫の声』とミックス。
ブルー・コメッツより古いグループのため、元ネタは年配の人にしか分からない。


番組の歴史
★BS2時代(1995年)
駅のある前にマスターの経営する食堂があった。
登場人物はマスター、ジャーニー、ダイヤ、トランク


★第1期(1996年)
駅構内に、グッチが経営するホテルが隣接し、ミス・ダイヤが出演するハッチポッチCATVが視聴できるミルクスタンド、ダイヤの経営するHP・SHOPが存在した。
登場人物はグッチ、ジャーニー、ダイヤ、トランク


★第2期(1997年)
駅構内の配置は換わらず、登場人物にチケットが登場。


★第3期(1998年)
第2期から数年後の世界。
ハッチポッチ鉄道が民営化。チケットが昇格・栄転し、再び登場人物は4人へ。グッチのホテルがつぶれてシネマに。


★第4期~第7期(1999年~2002年)
エチケットじいさんが登場。
ハッチポッチステーションが大改装し、グッチのシネマがカルチャーセンターに、ダイヤのHP・SHOPがコンビニになり、ジャーニーも車掌に昇格した。
現在「ハッチポッチステーション」といえば主にこの時期を指し、これ以前の内容が公式に触れられる事はあまり無い。


★あつまれ!みんなの広場ハッチポッチステーション(2003年)
駅構内にミニテレビ局が設置される。
『みんなの広場だ!わんパーク』の後番組という形で、公開録画方式の番組に。


★ハッチポッチあんこーる(2003年~2005年)
深夜番組。過去の放送(主に第4期~第7期)からセレクションで放送。




放送自体は既に終了してしまったが、パペットバラエティ自体は
クインテット→フックブックロー→コレナンデ商会 
と、2021年度(2022年3月末)まで放送された。
人形制作が同じ木ぐつの木なのでとっても懐かしい気分になれます。
ちなみに、コレナンデ商会の最終回にはハッチポッチはもちろん、歴代のパペットバラエティー作品のパペットキャラが総登場するという演出もあった。


また、2021年にはNHK総合テレビで放送された『おげんさんといっしょ』内でクインテットのメンバーと共に共演を果たした。
また、2023年4月からレギュラー放送される過去の教育テレビの番組を再放送する時間枠『Eテレタイムマシン』の第一弾タイトルとして第1期の初回から第12回までの再放送が行われる予定である。*3



追記・修正は電車が来てからお願いします


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*1 グッチさんたちが歌で無理やり聞こうとしたが、全て失敗した。
*2 グッチさん曰く、「ハッチポッチステーション」のノウハウはこの「エド・サリヴァン・ショー」からきており、「エド・サリヴァン・ショー」内に「セサミ・ストリート」を生み出した、ジム・ヘンソン氏が手掛けていたパペットコーナーをグッチさんは一つにまとめて録画しており、「ハッチポッチステーション」のプロデューサーに見せて「こういうのをやりたい」とイメージとして伝えたとか。
*3 『Eテレタイムマシン』を担当する植原智幸専任部長曰く、「ハッチポッチステーション」は明るく華やかな番組で、『Eテレタイムマシン』のトップバッターを飾るにふさわしいとの事。実は植原智幸専任部長は1999年から2001年まで子ども番組「うたっておどろんぱ」の演出を担当しており、当時音楽を武器にした子ども番組として非常に人気だった「ハッチポッチステーション」を一方的にライバル視していたそうだが、現在では敵視していたこの番組をむしろ同じ時代を乗り越えた仲間のように思っているという。また、当初は中期の頃のを再放送しようとしていたが、新しい番組を始めるときならではの“熱”というのを感じて欲しいため、あまり再放送されておらずレア度も高い初期(第1期)の頃を放送する事にしたという。ただし、番組内で放送されたアニメ『動物オリンピック(Zoo Olimpics)』は権利の都合上カットされている。

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