ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

ページ名:ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

登録日:2025/03/06 Thu 17:52:50
更新日:2025/12/05 Fri 15:41:13NEW!
所要時間:約 46 分で読めます



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その日、全ての戦隊の歴史は終わった。


突如現れた「厄災」が巨人たちを打ち倒し、
あらゆる世界、あらゆるユニバースは破滅を迎えるかのように思われた。


しかし───
巨人たちは、最後の力で闇を払い、眠りについた。


「ロボの墓場」───
最後の巨人・テガソードは、そこで待っている。
救世主の到来を……





ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』とは、2025年2月16日からテレビ朝日系ニチアサキッズタイム内のスーパーヒーロータイムで放送されている特撮テレビドラマ。


スーパー戦隊シリーズ』第49作目にして、シリーズ50周年記念作品である*1


作品キャッチコピーは最強ナンバーワンは5人もいらねえ!」





◎概要◎

前述の通り、スーパー戦隊シリーズ50周年のアニバーサリー作品として、50番目のスーパー戦隊として制作された。非公認戦隊? ブレイブ? 知らない子ですね……。
なお、作品としては第49作目であるが、第42作にて「快盗戦隊ルパンレンジャー」と「警察戦隊パトレンジャー」の2戦隊が登場したため、今回はそれぞれを1戦隊ずつとカウントしての50番目となっている。
つまり、『機界戦隊ゼンカイジャー』は、ゼンカイザーの額に45とデカデカと書いているというのに46番目のスーパー戦隊となってしまっているのだ。
おかげで某世界の破壊者に「46」のワッペンを貼り付けられる始末。


そして、50番目にして初めて「⚪︎⚪︎戦隊」の⚪︎⚪︎がカタカナ表記となった型破りの戦隊である。
カタカナ表記に最終決定した理由は、50周年作品でゴジュウジャーという名前なのでそのメッセージ性で目立たせることを重視したため。
ただ、3年前の「暴太郎戦隊」と比べてどっちが変な肩書きなのかは意見が分かれがちである。なお企画段階では番組名をそのまま「50ジャー」や「ぼっち・ざ・せんたい」にする案もあったそうな。
曰く、白倉伸一郎が某『水星の魔女』のタイトルセンスに感銘を受けた*2のが型破りのタイトルを付ける発端だったそう。


プロデューサーは前作『爆上戦隊ブンブンジャー』と同じくテレビ朝日の芝高啓介、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』『仮面ライダーガッチャード』などのAPとして参加し東映公式HPにスラング・パロディなどを好き放題書きまくり、本作が初のチーフプロデュース作品となる東映の松浦大悟、そして東映エージェンシーの矢田晃一。
第39話以降はプロデューサー補を担当していた原島果歩がプロデューサーに昇格している。
メイン監督はスーパー戦隊シリーズでは『ドンブラザーズ』以来となる田﨑竜太。


メイン脚本は井上亜樹子。
シリーズお馴染みの井上敏樹氏の娘であり、裏番組も含めてニチアサ作品で何度か脚本を担当していて、同期の『キミとアイドルプリキュア♪』にもサブライターとして時折参加しているのだが、戦隊シリーズへの参加、及びメイン脚本の担当は本作が初となる。
更にニチアサキッズタイムの3作品制覇祖父の伊上勝氏を合わせた三世代が東映特撮でメインライターを務める快挙を達成した。
ただ、亜樹子氏は父の作品はあまり見たことがないらしく、シナリオ会議で「ドンブラザーズは見ました」と答えたら「今回はそういうのじゃないので一回忘れてください」と言われたそうな。
とはいえ、「ヒーローらしからぬ奴らが大真面目に正義の味方業をやる」「ヒーロー作品としては不条理な展開を当然のことみたいに進める」という点では本作にドンブラの味を感じる人もいるかも。
一応完全に忘れてもらったわけではなく、ドンブラザーズ(および父・敏樹氏のエッセンス)で得た部分も取り入れてほしいとの要望は東映側からも提案されており、
熱海常夏/ドンモモタロウの設定や初登場回などはそれを活かした形となったらしい。


サブ脚本は前作『ブンブンジャー』から続投する樋口達人、本作の制作発表会見のスペシャルショーや『ヒーローライブスペシャル2025』を手掛けた當銘啓太、『ガッチャード』『ウルトラマンネクサス』等を手掛けた長谷川圭一、『魔進戦隊キラメイジャー』以来5年ぶりのTVシリーズへの参加となる荒川稔久、本作が初のTV本編の監督の担当となる谷本健晋。


音楽は『ドラえもん(わさドラ版)』『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』などのドラマ・アニメ作品の劇伴や、『ケロロ軍曹』のOP『ケロッ!とマーチ』の作・編曲などを手掛けた沢田完が特撮作品初登板となる。


ゴジュウジャーのデザインとしては全体的に黒をベースに各メンバーのカラーリングが加えられており*3、装飾にはゴールドも多めに使われているなど、初期形態にしては色彩豊かで豪華なデザインが特徴。
また、グリーンバック合成が主となり色が被るため難しいと予想されていたグリーンの戦士が、『魔進戦隊キラメイジャー』以来5年ぶりの復活となった。


キャラクターのモチーフはけもので、今までの「動物」モチーフの戦隊と違いティラノサウルスのような恐竜、ユニコーンのような幻獣も含まれている。
後から加わるメンバーが恐竜モチーフがあったり、恐竜モチーフの戦隊である『恐竜戦隊ジュウレンジャー』にマンモスサーベルタイガードラゴンがいた事はあるが、最初から動物、恐竜、幻獣が揃っているのは歴代でも初めてのこと。
また、変身アイテムとして指輪を使っているが、戦隊シリーズにおいて指輪をアイテムとするのは『電子戦隊デンジマン』のデンジリング以来。
またもう1つのモチーフとして「格闘ゲーム」も入っており、キャラセレクト画面やコンボを意識したストップモーションも取り入れられてる。
また、参加監督の一人である山口恭平氏が「家族」が作品のテーマのひとつになっていると言及している。
他にも、所々で近年話題になってる生成AIもモチーフに取り入れてる描写がある。


本作を盛り上げるバトルボイスを駒田航が担当。スーパー戦隊シリーズへの出演は『ゼンカイジャー』のテニスワルド役以来となる。


制作発表会見には直近4作品のリーダーが登場。変身後の姿のみでの登場だったが、何人か連続ドラマへの出演もしており多忙にも関わらず声は全員オリジナルキャストという豪華な仕様に。だが、大也を除く介人・タロウ・ギラの3人は言うまでもなくクセ強なため、いきなりGロッソのステージで相撲を取り出すなど相変わらずやりたい放題だった。(ゼンカイトピアの方の)介人がタロウに「ワッハッハの人久しぶり」と言っていたり、タロウがギラに「またお前が呼び出したのか」と詰め寄る台詞がある通り、大也以外の3人はVSシリーズでそれぞれ面識がある設定で、介人とギラ・大也のように面識がないリーダーとは当然初対面(この時点で作品自体が情報解禁前だったのもあるが、大也はギラとの面識も無い)。


また、センタイリングの販促を兼ねて、YouTubeのゴジュウジャーちゃんねるでは歴代スーパー戦隊の紹介動画やノンクレジットOPが投稿されている。


東映の撮影スケジュールの見直しにより、撮影を例年より3ヶ月前倒しで行っている。*4
そんな事情も重なりスーツアクターやスタッフは『ドンブラザーズ』や『ガッチャード』のメンバーが中心になっている。


◎あらすじ◎

かつて、世界を「厄災」から守るため、あらゆるユニバースの巨人達がその力をもって戦った「ユニバース大戦」。
巨神テガソードの降臨により災厄は退けられるも、巨人達は力を失い、テガソードも眠りについてしまう……。


所変わって、願いを持たない青年「遠野吠」は、突如現れた「ブライダン」による襲撃を目の当たりにする。
攻撃に巻き込まれた吠は異空間へ飛ばされてしまうが、そこで"指輪"を見つけ、テガソードの声を聞く。


「指輪がもたらすあらゆる戦いで、頂点を目指せ……!」


かくして、夢も願いも持たない遠野吠は、自分の本当の願いを見つけるべく、全て集めた者の願いを何でも叶える「指輪争奪戦」に身を投じる事となった!


◎登場人物◎

■ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

本作に登場する戦隊。
金のテガソード、及びそれぞれの専用のセンタイリングを使い変身する。
なお本人達は第7話まで自分達がゴジュウジャーという一つの戦隊だという事を知らず、往歳巡に戦隊名を教えられた。
メンバー同士も指輪を奪い合うライバルだが、ギスギスした敵対関係というわけではなく、利害さえ一致すればむしろ積極的に共闘する。ブライダン側には現状正体は全く知られていない。
当初は吠が少し距離を取る程度だったが、第7話及び第9話の一件で戦隊としてだいぶ一致団結してきている。
そもそも全員がある事情からはぐれ者になった者ばかりという異色の戦隊である。さらに言うと、陸王以外は何かしら家族とのしがらみがある事が判明している。
一応は吠の下宿先であった喫茶「半世紀」改め「テガソードの里」を拠点としている。
なお東映の撮影スケジュールの見直しの都合か、前作から続役しているスーツアクターは伊藤茂騎氏のみ。
メンバーの命名法則は、苗字と名前から一文字ずつ取ることで変身後の姿をイメージする単語になる。

第7話にて戦隊考古学者である巡によって、ゴジュウジャーとユニバース戦士についての違いが説明された。
ユニバース戦士はかつて存在していた戦隊の力を宿したセンタイリングを使い、その名の通り1人の戦士であり、かつ全員レッドしかいない*5のに対し、ゴジュウジャーだけは他の色の戦士がいる現存する唯一の戦隊だという。
またテガソードを呼び出し、人神一体ができるのもゴジュウジャーだけだという事も明言された。


  • 遠野とおの ほえる/ゴジュウウルフ

クビになること幾星霜、見つけてみせるぜバイトと願い!
はぐれ一匹、遠野吠。なってやるよ、ナンバーワン!


演:冬野心央
スーツアクター:浅井宏輔→伊藤茂騎(第29話以降)
キャラクターソング:影を連れて


本作の主人公。2004年12月22日生まれの20歳。
アルバイトとして働いてはいるが、トラブルをよく起こすせいで次々とバイト先をクビになっては新しいバイトを探している、はぐれアルバイター。
そのため懐事情も厳しく、狭い和室でパンの耳と豆苗を主食とし、コンビニのジャンボフランクでさえ贅沢というほど侘しい生活をしている。
基本的にぶっきらぼうで愛想もないが、目の前で傷つけられる人を見ると放ってはおけない熱い一面もある。
「[[俺の命なんて安いもの>ヒイロ・ユイ]]」「俺の願いは何度も打ち砕かれた」「[[俺に願いはない>乾巧]]」と語るように、普段の大胆不敵な言動とは裏腹に異様なまでに自己肯定感が低く、過去のある事情から心を縛っている様子が窺えるが、テガソードの呼び声によりナンバーワンとなる決意を固めた。


名前の由来は「遠吠え」。
詳細は個別項目を参照。


  • 百夜びゃくや 陸王りくお/ゴジュウレオン

言わずと知れた、百夜陸王。僕と会った事、周りに自慢していいよ☆


演:鈴木秀脩
スーツアクター:塚越靖誠
キャラクターソング:野生のカン


老若男女問わずカリスマ的な人気を誇る男性アイドル。年齢は25歳(ソースはゴジュウジャーのスペース。他のメンバーも同じ)。
ある事情で事務所を追い出されたはぐれものだが、アイドルナンバーワンに返り咲く為に争奪戦に身を投じる。
しかし、ナンバーワンバトルのためとはいえその人気を利用して寸借詐欺じみた行為をするヒーローらしくない一面もある。
名前の由来は「百(獣の)王」
詳細は個別項目を参照。


  • 暴神ばくがみ 竜儀りゅうぎ/ゴジュウティラノ

暴神竜儀。テガソード様に仕えし者だ……!


演:神田聖司
スーツアクター:榮男樹
キャラクターソング:テガソード讃歌


テガソードを信奉する謎の青年。年齢は30歳。
弥栄いやさか*6など古風な言葉遣いや、グランドピアノを肩に担いで軽々と持ち歩いたり生えてる木を引っこ抜いてブン投げるなど、指輪の契約によって得た人間離れした馬鹿力が特徴。
念のため言っておくが、ピアノ線が緩んだり傷んだりして調律した意味がなくなるため、絶対にこの運び方をしないように……とは放映日のSNSタイムラインより。
名前の由来はティラノサウルスの別名「暴君竜」。アンギラスでも爆竜でもない
詳細は個別項目を参照。


  • 猛原たけはら 禽次郎きんじろう/ゴジュウイーグル

夢の始まり。……人生の終わり。


演:松本仁(禽次郎)、小林正樹(譲二)
スーツアクター:寺本翔悟
キャラクターソング:パーリーピーポー音頭


パーリーピーポーを目指す高校生。
制作発表時は「家族と疎遠のはぐれ者」と紹介されており、家出少年か何かかと予想されていたが……第3話で明らかになったその正体は87歳の老人猛原たけはら 譲二じょうじ
自他ともに認める頑固ジジイだった彼だが、同時に堅物過ぎるあまり息子や孫ともぎくしゃくしてしまった己の人生を悔いてもおり、妻の死を機にもう一度人生をやり直すべくテガソードと契約を交わしていた。
若返りは「その姿では戦いに堪えられないだろう」というテガソードからのある種の特典であり、卵からしか摂れない栄養素(原文)でその姿を維持している(しばらく卵料理を食べないと元に戻ってしまう)。
こうして孫の太志と同じ高校に転入し、再び学生生活を送っている。……思考回路が頑固ジジイのままなので、なかなか同級生と馴染めずにいるが。若返っているときの年齢は17歳。
名前の由来は「猛禽類」。
詳細は個別項目を参照。


  • 一河いちかわ 角乃すみの/ゴジュウユニコーン

指輪の契約……私はあの子を、必ず取り戻す


演:志田こはく
スーツアクトレス:下園愛弓
キャラクターソング:UniSisters


「ハイクラス&ラグジュアリー名探偵」を自称する女性。年齢は23歳。
この世界における日本の総理大臣、熱海常夏の秘書を務めている。
常に可愛い子ぶった態度で愛嬌を振り撒き、セレブとのパーティ出席に余念がないなど、一見すると軽薄でお世辞にも探偵という肩書が似合うとは言えない人物に見えるが、本当は心優しく世話好きで洞察能力も高く、かわい子ぶった対応はコミュニケーションの一環である模様。
一方、数年前に行方不明になった妹の「一河緒乙おと」の行方を追っており、その為に当時の関係者に探りを入れているような、どこか裏の顔のようなものを度々匂わせている。


名前は「一角獣」からか。
詳細は個別項目を参照。


  • 熊手くまで 真白ましろゴジュウポーラー

俺様は熊手真白。人呼んで“ゴッドネス熊手”! 神をも恐れぬ世直し人だ!


演:木村魁希
スーツアクター:中田裕士


第16話から登場する第6の戦士。テガソードとテガジューンの婚姻によって改変された世界に突如現れ、自らを「ゴッドネス熊手」「神をも恐れぬ世直し人」と名乗る。
テガソードに搭乗するゴジュウジャーの服装によく似た白を基調とする衣装に身を包み、人々に配り歩くほどの莫大な資産を持っているが、その資産で他者を助けた後に世直し料として一方的に法外な金銭を請求している。ただし支払い拒否しても特に何も言わないため一種のパフォーマンスに近いものだと思われる。
その正体は前回の指輪争奪戦のチャンピオンにして、先代のゴジュウウルフの変身者。
彼の目的は「テガソードに代わり自分が新世界の神になること」だと言うのだが…
名前の由来はモチーフである「シロクマ」のアナグラムおよび「熊手」と思われる。
神となるといい、白い戦士といい、金持ちといい、スーツアクターが同じといい、どこかの狐の仮面ライダーに似ている。
スーツアクターの中田氏は近年はライダーの方面で活動が主だったが、レギュラー出演としてはジュウオウエレファント以来久々の戦隊出演となっている。


詳細は個別項目を参照。


■ノーワンワールド「ブライダン」

本作の敵組織。救世主を自称し現れた謎のウェディング軍団。
人間世界をモデルに作られたという「ノーワンワールド」を本拠地とし、人間界にある正円の模様やオブジェクトをゲートにして出現する。


悪役としては類を見ない結婚式関連の物品・用語がモチーフとなっている。


幹部達の指揮のもと、戦闘員の「アーイー」、今週の怪人枠の「ノーワン怪人」、幹部やアーイーが操縦する巨大ロボ「ドレスガード」などが戦力を担う。
ちなみにノーワン怪人は基本的には巨大戦に関わりなく独自に戦うため、戦隊側のロボの仕様(後述)も合わさり、本作ではしばしば巨大戦と等身大戦闘が同時進行するのが見所の一つとなっている。


詳しくは個別項目を参照。



■ユニバース戦士

銀のテガソードとセンタイリング(ユニバース指輪)を使い、歴代のスーパー戦隊の戦士と同じ姿に変身する人々。本作における番外戦士枠にして第3勢力的存在。
原典の戦士にはない技や能力を持っていたり、他のセンタイリングを使って能力だけを引き出すと言った事も可能。
彼らもまた指輪を奪い合うライバルとして、時にゴジュウジャーと対立する事となる。


詳しくは個別項目を参照。


■深淵なる厄災「クラディス」

本編前に起こった「ユニバース大戦」において、全ての戦隊ロボたちを打ち砕いた邪悪なる存在。
テガソードと熊手真白=初代ゴジュウウルフたちの活躍で壊滅したが、残党が生き残っており、映画『復活のテガソード』及び本編の中盤から暗躍を開始する。


かつて実際に相対した真白によれば、挫折や絶望を経験した人間の弱くなった心に付け込んで力を増幅させる特徴を持ち、その気になれば単独で星一つを滅ぼすほどの力を持つ。


  • 首領

CV:???


厄災たちの首領。配下たちからは「あのお方」と呼ばれている。


現時点では正確な姿、名前、性別など一切が謎の存在だが、ユニバース大戦の描写で巨大な悪魔のような影が登場しており、おそらくこれが首領と思われる。
劇中での言及によればテガソードたちの活躍で死亡したか、あるいは封印されて力を失っている様子で配下たちは首領を復活させようとしている。


真白曰くやはり強大な力を持っているようで、復活したらどうなってしまうかわからないと恐れている。


  • 疫病のペスティス

CV:速水奨


映画『復活のテガソード』に登場。詳細は映画の項目にて。


  • 戦禍のベルルム

CV:平川大輔


クラディスの残党。
厄災全体の特徴なのか、ペスティスと同じく赤い単眼を持ち、西洋の甲冑を着込んだような姿をしている。
具島玲の体内に潜み、密かに彼に指示を出していたが、対峙したベアックマ50にその存在を示唆されたことで正体を表す。
元同胞のシャイニングナイフの精神に語りかけ、彼がスイートケークに襲い掛かるように仕向けた。


なお、玲は意識を乗っとられているわけではなく彼が体内に潜んでいることを自覚しており、鏡越しで直接彼と会話をすることも可能。
むしろ何らかの利害の一致により身体を貸し出している可能性もある。
単眼と手持ちの銃戦禍銃シルバスターから禍々しい赤いオーラを纏った衝撃波を放つ他、手持ちの盾戦禍盾バルジウムシールドも併用した肉弾戦も得意とし、単眼からは赤い極太のレーザービームベルルムメーザーも放つ。また全身に備わった怪物の口型の突起から光弾も発射可能。
その戦闘力は極めて叩く、レオン、ティラノ、ユニコーン、ポーラーの4人がかりでも歯が立たないほど。


また増幅された憎しみのパワーで自力での巨大化も可能で、初陣ではスイートケークを殺害され怒りに燃えていたテガジューンの猛攻を浴びるも深手を負わせて返り討ちにし、撤退に追い込んだ。


スイートケークの仇討ちで本拠地に乗り込んできたブライダンを相手するも、シャイニングナイフの一撃で脇腹を負傷して逃走。
今度は自ら魂を集めて首領復活を企てるも、ゴジュウジャーに嗅ぎ付けられて戦闘に。
拘束していたアッサムをシシレッドに強制変身させて差し向けるなど抵抗するが、陸王と角乃の呼びかけに玲の心が揺れ動いたことに激怒して玲を見限り、完全に玲を取り込んでしまう。
しかしシャイニングナイフの攻撃による負傷の影響もありレオンとユニコーンの猛攻の前に劣勢となったあげく、二人のフィニッシュフィンガーで玲を救出され弱体化し、リョウテガソードでパワーアップしたゴジュウレオンに敗北。
悪あがきで巨大化するも、巨神リョウテガソードの前に圧倒され、テガソード・凌手駕リョウテガバーストを受け「ロングリブ・クラディス!」と言い残し消滅した。


デザインに裏モチーフとして『超電子バイオマン』のバルジオンが含まれていることがデザイナーにより明らかになっており、武器の名前にもバルジオンの武器や、搭乗者のバイオハンター・シルバを文字ったものが見られる。


  • Mr.シャイニングナイフ

ブライダンの参謀隊長だが、元々は厄災の一員。
何らかの理由で厄災だった時の記憶を失い、流浪の旅人としてノーワンワールドに迷い込んだところでスイートケークと出会い、深く愛し合った末に彼女と肉体ごと融合。
自分が厄災であったことを忘れ、ブライダンの幹部として過ごしていた。
しかしある日、ふとしたことからスイートケークと仲違いしてしまった際に、正体を現したベルルムの声で厄災としての記憶が蘇り、スイートケークを手にかけてしまう…
その後、厄災とは完璧に決別し、ブライダンの幹部として玲の拠点に1人殴り込みをかけようとしたところ、ブーケとファイヤキャンドルもアーイーたちを率いて加勢。倒すことは出来なかったがベルルムの腹部に傷を負わせたことがゴジュウジャーたちによるベルルム撃破の鍵となった。
なお、死亡したと思われていたスイートケークは寝ていただけだったらしく、ベルルムが撃破されると同時に目を覚ました。


  • テムノー

CV:なし


厄災の一員で、ベルルムの配下の二刀流の剣士。
日本の鎧武者のような格好をしており、派手な配色の多いノーワン怪人とは対象的にグレー一色のシンプルなカラーリングとなっている。


ベルルムの部下というよりは傀儡に近く、人語を話さず唸り声をあげるのみで理性が感じられない。
多くの人間たちを斬り捨てて殺害し魂を奪い、その奪った魂を玲が持つブランク指輪に集め、一万人分の魂を集めることで厄災の首領を復活させようとした。


高い剣の実力で吠以外のゴジュウジャーたちを苦しめたが、リョウテガソードの力でパワーアップしたゴジュウウルフに敗北、消滅。彼の敗北により首領の復活も白紙に戻った。


名前の由来はギリシャ語で「切る」を意味するテムノーだと推察されている。


  • モリス

歴代の悪の組織の戦闘員に類似した存在。
個々の戦闘力は高くないが、大人数による人海戦術で戦う。


■その他の登場人物

  • 巨神テガソード

CV:梶裕貴
スーツアクター:藤田洋平


ゴジュウジャーに力を授けた神のような存在。
巨大な右手の姿を持つが、変形して人型ロボになる。
かつてユニバース大戦において奮戦するが、代償に己の力が指輪となって無数に分割されてしまった。
現在は指輪が選んだ人間達と契約を結び、ナンバーワンを決める「指輪争奪戦」を主催している。
ちなみにテガソードを神様にしましょうという設定アイディアを出したのは東映側ではなく脚本担当の亜樹子氏。


第13話までは契約時以外では吠としか会話していなかったが、第14話で他の4人ともコンタクトを取り、会話するようになった。


なお、指輪争奪戦に関しては

  • 特に期限付きノルマなどを設けている様子はない
  • 高齢者など、体が弱い人間には条件付きで戦闘に耐えうる肉体を提供する
  • 脱落者から奪うのは指輪とテガソード……即ち「戦う力」だけに留めており、「脱落=死」「願いが叶わなくなる」などの重い代償は無い*7
  • 別要因で願いが叶ったなどの理由で脱落を選択してもペナルティなし、逆に本心では燻りながら指輪を捨てた場合は、即脱落にせず猶予を与える*8
  • そもそも「自身の願いを賭けて戦うこと」については、「自分の人生に向き合うこと」と定義しており、他者を蹴落とすようなエゴイズム自体は肯定も否定もしていない
  • 家守召子の暴走レッドレーサー化という想定外の事態には、自らゴジュウジャー5人にコンタクトを取り、解決を目指す。

……など、バトルロワイヤルものにしてはかなりホワイトな運営と、手厚いサポートを行っているように見える。東映特撮における「前例」がひどすぎただけに
あと一応神様だが、どこか人間臭い。
一方で、人類を脅かすような行動を取るブライダンの参戦や、手段として卑劣あるいは過激な方法を取る事については黙認している節も見受けられるなど、大らかさ故の問題点もいくつか確認されている。


OPではノリノリで踊っているところが描かれている他、地面を掘削するためだけに呼び出されても普通に応じたり、人間界側でコンタクトを取る場合は「人の顔が描かれたモノ*9」に乗り移って口を動かす、佐織に憑依(声は梶氏のまま)などノリが良い一面も。
話が進むことにメインヒロイン化が進んでいる


  • クオン(遠野とおの 久光ひさみつ)/ガリュード

演:カルマ
スーツアクター:齊藤謙也


AI企業の若き社長の青年。
その正体は、吠の実兄である久光。年齢は28歳。
詳細は個別項目を参照。


  • 飯島いいじま 佐織さおりあおい

演:中越典子、湯田幸希


吠の居候先である喫茶店「半世紀」の店長、及びその息子。
吠が次々とバイトをクビになるため、佐織は家賃について頭を悩ませているが、碧は吠に懐いている。
佐織は2話でノーワンに取り込まれるという超常現象を経験したからか、譲二が若返るのを見ても「すごーい」の一言で済ましてしまっている。


中越氏の夫はタイムレッド/浅見竜也を演じた永井大氏であり、一番好きなレッドはもちろんタイムレッドであるとのこと。
また、中越氏は『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にて狩野澪子を演じたことがある。


ちなみに事実上「ゴジュウジャー司令室」としても使われているこの喫茶「半世紀」(現在の実質的なチーフである竜儀*10としては「テガソードの里」)、一部回の吠がうろうろしているシーンで車両が映っているのを見るに、どうやら都電荒川線沿線にある様子。
昭和期作品でも荒川線がちょい役で映っていることは(ライダーやメタルヒーローも含めて)みられるため、この意味でもアニバーサリー作品にふさわしい舞台と言えるだろう。


  • 応援団

いざ掴め! ナンバーーーワーーーン!!


演:中央大学応援部


ユニバース戦士やブライダンとの戦いの前に登場する、仮面をつけた応援団。
……え、詳細? 不明である。むしろこっちが聞きたい。
「『ドンブラザーズ』の神輿のようなものでは?」というのがもっぱらの噂である。
というのも本作のバトルシーンは「ヒーローvs怪人やヒーローvs別勢力ヒーローのような直接戦闘ではない、なんらかのお題に沿った競技・競い合い」→「いつもの戦隊と怪人とでの戦闘」の前後半構成が取られている。
つまり古くは『快傑ズバット』の特技対決パートというか令和期の戦隊の流れに合わせてるだけでほぼこれ*11、もう少し新しめの作品だと『ビーロボカブタック』の第○回スターピース争奪戦や『テツワン探偵ロボタック』の対決パートに相当するものが本作にもいつもの流れとして組み込まれているわけだ。
この前半部分の「武力による衝突ではない、強いて表現するなら『ナンバーワンを争うための腕比べ』」パートにおける観客や、文字通りの応援団として彼らが登場するのである。


応援演出は陣営によって異なり、ゴジュウジャーとユニバース戦士にはパネル(ゴジュウジャーは「GOZYUGER」、ユニバース戦士は「UNIVERSE」)を持ったチアリーダーと少数の応援団が現れるのに対し、ブライダン側はおびただしい数のアーイーが現れる。
彼らの応援を受けながらプロレス様式らしきリングに双方が上がり、マイクアピールを行って対決を始めるのがお約束。ゴジュウジャーメンバー側も毎回ちゃんと「らしく」煽り返しているのも必聴である。
またブライダン側は応援団のバンク映像そのものを蹴飛ばして、自分たちの映像に切り替えるというメタな演出をする事もある。


なお、第10話でゴジュウイーグルから「若い衆、ご苦労さん」と声をかけられており、ゴジュウジャー側からも認識されている事が判明した。


第12話の鬼ノーワン(瑠菜)と凱亜の対決の際には応援団は出ず、瑠菜の歌う「響の調べ」をBGMに対決の名乗りをあげたが、後述の応援空間まとめ動画に加えられている辺り、コレも応援団と関わりのある演出で、状況によっては出てこない場合もある模様。


第28話ではブーケと設名新によるゴジュウジャーが無関係なバトルにも登場したが、いつものノリでゴジュウジャーコールをしようとした際にゴジュウジャーではないためブーケに無理矢理キャンセルされた。


YouTubeの公式チャンネル『ゴジュウジャーちゃんねる【スーパー戦隊シリーズ公式】』ではこの応援団パートのまとめ動画を「おうえんくうかん まとめ」としており(動画リンク)、とりあえずこの応援合戦を行う場所の名称はそのまま「応援空間」であるようだ。
ただ、それ以上の新情報はなく、応援団のみんなが設定上どういう存在なのかは結局よくわからない。


  • くまモン

御存知、熊本県のマスコットキャラクター。
くまモン15周年記念の一環として第5話冒頭でゲスト出演し、子どもたちに風船を配っていた。
またそれに先駆け、オープニングの「WINNER!ゴジュウジャー!」をくまモンが踊ってみた動画が公開され、一緒に踊っているゴジュウウルフ、ゴジュウユニコーンにも負けないキレッキレのダンスを披露している。


  • ベアックマ50

CV:KENN


真白の武器兼相棒で、自称「悪魔の取り立て人」。


ゴジュウジャーの専用武器と同じ50が末尾につくが、彼らの武器と違い自我があり言葉を話す。


真白が請求する法外な金額を代理で取り立てる役割を担うが、やり口がさすがに強引すぎることもあり拒否されている。
戦闘時には光線銃に変形して彼の武器となる。


  • グーデバーン

CV:KENN
スーツアクター:森博嗣


旧名:テガナグール。
テガジューンとテガソードの間に生まれた息子で、通称「破滅の王子」。


いわばオリジナル(テガソード)と人工的模造品(テガジューン)のハイブリッドと呼べる存在で、それゆえか誕生そのものが世界を破滅→再生成によって改変してしまうほどの影響力を持ち、その影響でゴジュウジャーのメンバーは指輪と記憶を喪い、特に吠以外は以前とは全く違う性格、立ち位置で生活していた。


しかし自分の存在に疑問を持ったことで家出してテガジューンの元を去ってしまい、人間界に現れて自分の身体を傷つけるなど自暴自棄になって暴走。永久凍土にも似た極寒の世界に閉じこもっていた。


そこに現れた真白に「俺様がお前の神になってやる」と説得され、自ら氷の壁を破壊。以前の名を捨て、ブライダンに離反して彼に名付けられたグーデバーンと名乗るようになり、ゴジュウポーラーの愛機兼相棒となり、ゴジュウジャーの仲間となった。


彼がゴジュウジャーの仲間になったことで書き換えられた世界のコードも修復され、ゴジュウジャーの吠以外のメンバーも元に戻った。


  • カフェ「ブラックホール」の店長

演:郡司芹香


文字通りコンセプトカフェ「ブラックホール」の店長を務める女性。
愛想ゼロの吠を雇って執事の概念を覆す大評判を得た他、ファイヤキャンドルの顔の良さと吠との対抗心によって売り上げ対決をさせて過去最高の売り上げを記録するなど、商才と審美眼に長けた人物。


  • 具島ぐしまれい

演:馬場良馬


「生ける者みな……深淵の底で眠りに就け。この名は捨てる……具島玲!滅びの厄災……俺に救いを!!」


緒乙を誘拐した「灰色の目の男」の正体。
陸王からは「玲さん」と呼ばれ慕われているが、当人は彼に対して鬱屈とした感情を抱いている。
過去に何らかの理由で右腕を負傷しており、「俺は選択を間違えた」「お前(陸王)のために一度死んだんだ」と述べている。
実はかつてユニバース大戦を引き起こして深淵なる厄災クラディスと接触し、その力が込められた特殊なセンタイリングを所持している。
これに他のユニバース戦士から奪ったセンタイリング(ユニバース指輪)を取り込ませる事で、その指輪に対応した戦士にテガソードなしで変身できる。
どうやらセンタイリングの力で「かつての自分」に戻ることが目的のようだが……?
詳細は個別項目を参照。


  • 関本せきもとカズ

演:関智一


東映の社員。手が光って唸ったり真っ赤に燃えそうな服装をしている。
東映に入社した吠の面倒を見つつ、真白の出資によってゴジュウジャーのドキュメンタリー番組を制作していた。
吠がゴジュウジャーである事は信じていなかったが、彼の変身と戦いぶりを目にしたことで「お前は…東映なんかに収まる器じゃない!!」と激励し、吠を1日でクビにして戦いに送り出した。
吠は「世界の平和より、明日のメシ代の方が大事なんだよ!!」と食い下がったがダメだったらしく、後日海の家でバイトする事に。
39話ではセンタイリングについての密着取材と称してテガソードの里を訪れる。
そしてセンタイリングの魅力に惹かれ、自分もユニバース戦士に変身したくなったと言って一度預けたゴレンジャーのリングを勝手に持って行こうとする
ギャグ調に描かれていたが、本当に持って行かれたのか冗談で終わったのかは不明。
ちなみに、26話で制作したドキュメンタリー番組は無事ナンバーワンを取れたらしく、『また』ナンバーワンを獲りたいと語っている。
なお、この世界における東映は仮面ライダーシリーズをフィクション作品として制作している一方、『快傑ズバット』の新作が制作されていたり、今は特撮よりもドキュメンタリーの時代だとしてドキュメンタリーに非常に力を入れていたりと、現実世界の東映とは微妙に異なっている。


  • アッサム/ゴジュウティラノ

演:笹森裕貴


惑星アッサミカからやってきたゴージャス紅茶の王子。
竜儀が去った後のゴジュウティラノのリングに選ばれた、2人目のゴジュウティラノ。
何よりもティータイムを大事にしており、人通りの多い階段のど真ん中でテーブルを出して紅茶を楽しんでいた。チンピラの「邪魔だよ」という因縁がド正論である。
地球の文化を知らないのか傍若無人な性格であり、出会って間もないゴジュウジャーをナイト扱いして下僕のように接するが、それだけにナイトの信頼に応えなければと言うノブレス・オブリージュな一面も持っている。
惑星アッサミカに帰るために指輪を集めようとするが、その為にナンバーワンバトルに興味を示さず、指輪集めに奔走する。
しかし、くだらないナンバーワンバトルにも全力になれるゴジュウジャーの面々に感化され、力を貸す事で彼らとの信頼を深める。
だがその矢先に玲に襲われて厄災の指輪に取り込まれてしまい、後に具島の手駒として、キュウレンジャーのセンタイリングを使いゴジュウジャーと戦わされる事となってしまう。
なお、常識がない以外に宇宙人らしい描写もなく、禽次郎からも冗談扱いされていたが、直後に惑星アッサミカからやってきたUFOによって迎えられ、遥か彼方の宇宙へと帰っていって皆を驚かせた。
なお、その際に登場したUFOが30分前の番組の最終回に登場し、を電撃で狙撃したものと酷似しており、あちらの世界に迷い込んでいたのか?とファンからは斜め上の考察もある。
笹森氏は『機界戦隊ゼンカイジャー スピンオフ ゼンカイレッド大紹介!』にて、ガオーンの人間態を演じていた。そのため、ガオーンの顔の男がガオーンの声のアイテムで変身するという絵面になっている。


◎ゴジュウジャーの装備◎

  • 金のテガソード

クラップユアハンズ!


システム音声:梶裕貴


今作の変身アイテム
右手に着けてガントレットとソードを合わせたような武器として扱える他、巨神テガソードを召喚する事ができる。
他にも刃を展開してノーワン怪人の体を切り開き、取り込まれた被害者の手を掴んでノーワン怪人の体内から引きずり出し摘出する機能も持つ。
必殺技として「フィニッシュフィンガー!〇〇!!」の音声と共に繰り出す技があるが、毎回技の内容が全く異なる*12ため、フルパワーモード的なイメージなのかもしれない。


名前はパワーレンジャーシリーズにおける戦隊ロボの総称「メガゾード」に「手がソード」をかけた洒落。


  • センタイリング

テガソードの力が分裂した際に生まれた、指輪型のアイテム。
各地に散らばっており、全て集める事で願いが叶うと言われている。


ゴジュウジャー達はそれぞれ専用のセンタイリングを所持しており*13
また、ユニバース戦士は歴代スーパー戦隊のセンタイリングを持っており、それぞれのリングに宿った戦士の姿へと変身する。
なお『補ジュウ計画』によると、歴代戦隊のリングの正式名称は「ユニバース指輪リングらしく、第7話くらいで語られる、と言われていたがシーンがカットされたのか特に名称については触れられず、第11話での往歳からの手紙にしれっと書かれていた。
ユニバース指輪はゴジュウジャーも扱う事が可能で、その際には胸部のプロテクターは残したまま歴代の戦士の姿となる。
基本的に指に嵌めてる本人用のリング以外はベルトのバックルである「ツメガバックル」に格納され、都度取り出すようになっている。


なお、ゴジュウジャー5人のユニバース指輪の使用率はまちまちであり、陸王と角乃が多用する一方で、吠と竜儀はほとんど使用しない。


指輪の戦士達にはそれぞれ「副作用」として固有の超能力が一つ与えられており、変身前でも能力を行使可能。
これに関して特にテガソードからの説明は無いらしく、そのせいで吠は発現したナンバーワン嗅覚に振り回された挙句バイトを即日でクビになった
他人のセンタイリングを使う事でそのリングに描かれた戦士の力だけでなく元の変身者の固有能力を使う事も可能らしく、劇中ではゴジュウウルフが変身したドンモモタロウが元の持ち主である常夏の能力を使うシーンがある。
能力名に関しては、ゴジュウジャーの面々は「ナンバーワン〇〇」で統一されている。
一方でユニバース戦士は基本的には「漢字表記に英語のフリガナ」という形になっているが、漢字の読みそのままである「一獣一奏」など例外も存在する。


なお、ユニバース戦士は敗北したら、所持している全てのリングが相手に渡ってしまうのだが、ゴジュウジャーだけはこの条件が適用されていない節があり、
ブンレッドに変身していたゴジュウレオンはブンレッドの変身解除でブンブンジャーのリングだけ奪われ*14、その後4人揃ってガリュードに変身解除させられたが、同じくガリュードに敗北したユニバース戦士たちと異なり、1人も敗北判定にはなっていない。
同じく暴走レッドレーサーに一撃で変身解除させられたゴジュウティラノも敗北判定となっていない。
そして上記の通り竜儀のセンタイリング ゴジュウティラノはアッサムの手に渡っている。



  • 各メンバーの固有武器
    • ウルフデカリバー50:ゴジュウルフの扱う剣型の武器
    • レオンバスター50:ゴジュウレオンの扱う銃型の武器
    • ティラノハンマー50:ゴジュウティラノの扱う小型ハンマー状の武器
    • イーグルシューター50:ゴジュウイーグルの扱う弓型の武器
    • ユニコーンドリル50:ゴジュウユニコーンの扱うドリルを備えたガントレット型の武器

詳細は各メンバーの項目を参照。


  • リョウテガソード

最強!頂点!ユニバース!


テガソードナンバーワン!


システム音声:梶裕貴


指輪の資格者が大いなる戦いを控えた時に現れるが、かつて誰も引き抜いたことがないという通称「最後の剣」
また本作における「全員の強化アイテム」ポジションでもある。


詳細は遠野吠の項目を参照。

◎巨神テガソード◎

本作の巨大ロボ枠。
(キャラクターとしてのテガソードについては上記解説参照)
金のテガソードにより人型ロボの姿で呼び出され、搭乗者と人神一体となり戦う。


コクピットは頭部に存在するが、歴代の巨大ロボと異なり複数人で搭乗したりせず、一体の巨大ロボをメンバー間で使いまわす形で運用される。


他のメンバーが搭乗している時も意思を見せれば戦闘中でも乗り換える事が可能だが、乗り換えると前の搭乗者は強制的に生身で放り出される。


また、操縦の際にはスーツ姿ではなく、「バトルドレス」と呼ばれる専用衣装にアウェイキング!の音声と共に変化(ウェアリング)し、顔出しが基本となる*15
なお変身中にウェアリングした場合はその時点で姿が隠れるらしく、素顔がバレる事はない*16


武器を装備していない「テガソードレッド」を基本としつつ、各メンバーの固有武器と合体した「テガソード(色の名前)」という様々な形態を持つ。
搭乗の際、搭乗者の右手のテガソードもロボット形態に変形し、「人神一体!」でテガソードロボのコックピットに融合され、必殺技を放つ時のみ、必殺技発動のスイッチを押すために再び手で持つ。


なお、こういったコアメカでのみ戦闘が可能で、かつ他のサポートメカを使い様々な形態を使いこなすと言うのはスーパー戦隊シリーズでも該当例が少ない。
コアメカが非戦闘員なブンブンジャーロボや、コアメカと他のメカとの合体で1号ロボとなるゴーバスターエース気伝武人・竜星王などもいるが、他の例として近いのはキシリュウオーなどであり、サポートメカ1体で別形態を使い分けられるのはスーパー戦隊シリーズにおいてはかなり珍しい個性と言えよう。


  • テガソードレッド

基本形態。詳細は吠の項目を参照。


  • テガソードイエロー:ゴジュウティラノのティラノハンマー50と合体
  • テガソードブルー:ゴジュウレオンのレオンバスター50と合体
  • テガソードグリーン:ゴジュウイーグルのイーグルシューター50と合体
  • テガソードブラック:ゴジュウユニコーンのユニコーンドリル50と合体
  • テガソードデカクロウ:ゴジュウウルフのウルフデカリバー50と合体

詳細は各メンバーの項目を参照。


  • テガソードオリジン

かつてユニバース大戦にて、歴代のロボ(ユニバースロボ)の力を託され、テガソードレッドが真紅に染まった姿。Episode 0で登場。
この形態でユニバース大戦を終結したとされているが、
ナレーションによると「テガソードが真紅に輝く時、その光は全てを救い、全てを滅ぼした」と不穏な解説がされている。



◎玩具展開◎

主力商品とも言える変身アイテムとロボを1つの商品として売り出すという異例の商品展開を見せている。
これは松浦Pが『ガッチャード』の制作に関わった際に「(売れるアイテムとしては)変身ベルトが一番大事」「カード自体の売り上げよりも、それが主力商品のベルト販促にどれだけ繋がったかが大事」というバンダイの企画サイドが考える残酷だがわかりやすい指標を受け、
それならば戦隊=巨大ロボだから、変身アイテムとロボを合体してしまえばいいと思い立ったことがきっかけ。
『ゼンカイジャー』『ドンブラザーズ』『ブンブンジャー』で試みていた、巨大ロボ戦とヒーローの連続性を高める取り組みの発展型と言える。
この甲斐あってか、第1話では主人公が巨大戦後に初変身・初等身大戦を行う、その後の展開でも等身大戦と巨大戦を同時進行するなど、展開の自由度を増すことに貢献している。
それ以外にも『ニンニンジャー』以降は玩具化可能な個人武器がレッドに限定されていたが、ロボの合体パーツにもなる事で、メイン5人全員の個人武器が玩具化されている。
また、ドンブラザーズのアバタロウギア、ゼンカイジャーのセンタイギア以来のレジェンド商品として、センタイリングが玩具、食玩、ガシャポンなどにより展開されている。


2024年から展開されている「DXROBO UNIVERSE」も継続しており、腕のみだがテガソードと互換性を持たせた形になっている。



◎放送済みエピソード◎

サブタイトルは歴代スーパー戦隊シリーズ(+α)のタイトルやその一部、関連ワードが入っており、劇中でそのセンタイリングが登場する。
また、小道具等にサブタイトルが表示される*17という特殊な試みがなされている。

話数サブタイトル登場した敵ユニバース戦士センタイリング脚本監督
第1話救世主ナンバーワンキングキャンデラー堤なつめ/クワガタオージャーキングオージャー井上亜樹子田﨑竜太
第2話ブン獲れお宝!俺の獲物だトレジャーハントノーワン
カシオス・べアー/アイアイザー・クロサンドラ
ブンブンジャー
第3話日本のドン!私が総理!人気者ノーワン
カレンデウス
熱海常夏/ドンモモタロウドンブラザーズ
オーレンジャー
ジェットマン
山口恭平
第4話パーリィタイム☆夢見るじじいパーリーピーポーノーワン
スター・ファイブ/アイアイザー・オキシペタラム
ミツタ・ファイブ/アイアイザー・バンクシア
熱海常夏/ドンモモタロウ
桜庭/リュウソウレッド
ドンブラザーズ
リュウソウジャー
タイムレンジャー
第5話取り戻せソウル!スミにおけないお節介おせっかいノーワン
マジ・ギレー/アイアイザー・マンドレイク
-リュウソウジャー渡辺勝也
第6話決戦!常夏城の大冒険デンジス・パーク
Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク
熱海常夏/ドンモモタロウ
ティラノレンジャー/大獣神
ドンブラザーズ
ボウケンジャー
第7話ときめけ!結集、ゴジュウジャー!ときめきノーワン
マイク・ゴセイック/アイアイザー・ディエラマ
往歳巡/ティラノレンジャー/大獣神ドンブラザーズ
アバレンジャー
キョウリュウジャー
リュウソウジャー
ジュウレンジャー
加藤弘之
第8話正邪ゆらめく、指輪の狩人クオン/リングハンター・ガリュード
キングキャンデラー
ゴセイレッド
アカニンジャー
スペードエース
ゴセイジャー
ニンニンジャー
第9話[[アンブレイカブル>獣拳戦隊ゲキレンジャー]]・ウルフ-ブンブンジャー
ゲキレンジャー
デンジマン
ジャッカー
田﨑竜太
第10話イケイケドンドン!昭和が来た!昭和ノーワン
往歳巡/ブラック大獣神
往歳巡/ブラック大獣神ニンニンジャー
第11話解き放て野生!野獣遣いが笛を吹く鬼ごっこノーワン/鬼ノーワン
カレンデウス
等々力凱亜/ガオレッド
岩下/ジュウオウイーグル
川島/バルイーグル
ガオレンジャー
ジュウオウジャー
サンバルカン
樋口達人坂本浩一
第12話邪鬼、吼える!!鬼ノーワン
カレンデウス
等々力凱亜/ガオレッドガオレンジャー
第13話家政婦激走!竜儀の流儀マナーマナーノーワン
チョウ・シンセー/アイアイザー・レッドフラッシュ
クオン/リングハンター・ガリュード
Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク
家守召子/レッドレーサー/暴走レッドレーサーカーレンジャー
ガオレンジャー
井上亜樹子谷本健晋
第14話聖従者と、テガソード伝説!家守召子/暴走レッドレーサー
クオン/リングハンター・ガリュード
ファイヤキャンドル
Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク
家守召子/暴走レッドレーサーカーレンジャー
ギンガマン
ライブマン
ハリケンジャー
第15話ストップ・ザ・ジューンブライドクオン/リングハンター・ガリュード/テガジューン--田﨑竜太
第16話真・救世主ナンバーワン再生成トレジャーハントノーワン
再生成パーリーピーポーノーワン
キングキャンデラー
第17話キラッと輝け!ナンバーワン運動会!運動会ノーワン
ゴーグ・ルゴー/アイアイザー・リボンブッシュ
カレンデウス
キラメイジャー渡辺勝也
第18話ミステリGPグランプリ!探偵は里にいるミステリノーワン
ユニバース大獣神
ゴーオンジャー
第19話ふたつの心でホワイトバーン!クオン/リングハンター・ガリュード/ユニバース大獣神ゴーグルファイブ
ファイブマン
ターボレンジャー
第20話ギャルに真剣!緒乙はキャラ変!?ギャルノーワン
サーフ・メガ/アイアイザー・ハイビスカス
ファイヤキャンドル/シンケンレッド
一河緒乙/シンケンレッド
ファイヤキャンドル/シンケンレッド
シンケンジャー加藤弘之
第21話燃えるお祭り魂!テガソードSUMMER!お祭りノーワン
ファイヤキャンドル/シンケンレッド/キングキャンデラー
Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク
シンケンオー
ファイヤキャンドル/シンケンレッド/キングキャンデラーシンケンジャー
ゴーゴーファイブ
第22話トク?迷惑?これが節約!節約ノーワン
ファイヤキャンドル/シンケンレッド/スーパーシンケンレッド
ファイヤキャンドル/シンケンレッド/スーパーシンケンレッド
鳥飼翔/レッドバスター
シンケンジャー
ゴーバスターズ
フラッシュマン
ボウケンジャー
中澤祥次郎
第23話孤独な超新星スター、覚醒ウルフ!ファイヤキャンドル/スーパーシンケンレッド/邪道シンケンレッド
腑破十臓
ファイヤキャンドル/スーパーシンケンレッド/邪道シンケンレッドシンケンジャー
第24話学園を騒がす快盗さ青春ノーワン
チャン・バラバ/アイアイザー・シバザクラ
ド根性ノーワン
晩堂深也/ルパンレッド
晴渡一輝/パトレン1号
ルパンレンジャー
パトレンジャー
バイオマン
メガレンジャー
ゴーカイジャー
樋口達人坂本浩一
第25話ド根性警察、晴れ渡る!ド根性ノーワン
クオン/リングハンター・ガリュード
Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク
晩堂深也/ルパンレッド/スーパールパンレッド
晴渡一輝/パトレン1号/スーパーパトレン1号
ルパンレンジャー
パトレンジャー
ガオレンジャー
カーレンジャー
キラメイジャー
ゴーオンジャー
ゴーカイジャー
ゲキレンジャー
トッキュウジャー
ブンブンジャー
ハリケンジャー
ジュウレンジャー
ニンニンジャー
ゴセイジャー
ジャッカー
デンジマン
ライブマン
ゴーグルファイブ
ファイブマン
ターボレンジャー
第26話秘密に密着!遠野吠は新入社員ハッテサ・ブロウ-ゴレンジャー當銘啓太谷本健晋
第27話バトルで勝ち取れ!一攫千金!マネーノーワン
設名新/バトルジャパン/キラーバトルジャパン
キングキャンデラー
設名新/バトルジャパン/キラーバトルジャパンバトルフィーバー長谷川圭一渡辺勝也
第28話愛に踊る!これが私のtheAIあい設名新/バトルジャパン/キラーバトルジャパン/アイアイザー
ジェネボットゴジュウジャー
設名新/バトルジャパン/キラーバトルジャパン/アイアイザー
第29話極みのもてなし!竜儀は本気マジ具島玲/マジレッド/ゼンカイザー/ゼンカイザーブラック
おもてなしノーワン
カレンデウス
具島玲/マジレッド/ゼンカイザー/ゼンカイザーブラックマジレンジャー
ゼンカイジャー
井上亜樹子加藤弘之
第30話貴怪力!新たなティラノは王子様餅つきノーワン
バスター・モッチー/アイアイザー・ウサギギク
具島玲/ゼンカイザーブラック
具島玲/ゼンカイザーブラックゼンカイジャー
ギンガマン
第31話ティラノだ!世を救う意思ドクターノーワン
アニマ・ハート/アイアイザー・アサガオ
具島玲/ゴジュウティラノ
-ジュウレンジャー中澤祥次郎
第32話電撃破局!?ナイフとケークの大喧嘩ベルルム
具島玲/マジレッド
クオン/リングハンター・ガリュード
Mr.シャイニングナイフ
具島玲/マジレッドジュウオウジャー
マジレンジャー
チェンジマン
マスクマン
ダイナマン
第33話世界を選べ!究極最終剣!ベルルム
具島玲/マジレッド/ゼンカイザーブラック
テムノー
具島玲/マジレッド/ゼンカイザーブラックマジレンジャー
ゼンカイジャー
シンケンジャー
ガオレンジャー
キョウリュウジャー
リュウソウジャー
坂本浩一
第34話ずる戦禍、灰色の輝きベルルム
具島玲/マジレッド
アッサム/シシレッド
具島玲/マジレッド
アッサム/シシレッド
キュウレンジャー
サンバルカン
マジレンジャー
バイオマン
ギンガマン
第35話転身!!君も若返れコウ・シンセー/アイアイザー・アカシア
ファイヤキャンドル
幻影おせっかいノーワン
幻影ミステリノーワン
嘉摎源治/リュウレンジャーダイレンジャー荒川稔久渡辺勝也
第36話荒れるぜライバル!若さってなんだ!?トランプノーワン
ファイヤキャンドル/キングキャンデラー/トランプキングキャンデラー
ダイレンジャー
キョウリュウジャー
第37話友情クロス!ファッショニスタは熊手様ファッションノーワン
リボン/アイアイザー
-ジェットマン井上亜樹子加藤弘之
第38話ジャッジメント・リングハンターガーディン
クオン/リングハンター・ガリュード
巌紅葉/デカレッド/アームドデカレッドデカレンジャー谷本健晋
第39話燃える密着!見せてやるんだ指輪のパワーリボン
Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク
-マスクマン
ゼンカイジャー
谷本健晋
井上亜樹子
谷本健晋
加藤弘之

◎劇場版◎

2025年7月25日に公開された初の劇場映画作品。
時系列は第26話と第27話の間で、かつてユニバース大戦で世界を襲った巨悪「クラディス」の一体、ペスティスとの戦いを描いた。
映画だけあって中川翔子とサンシャイン池崎、ゴー☆ジャスとてつや(東海オンエア)がゲスト出演し、『ガッチャード』で一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャードを演じた本島純政がサプライズで出演、そして熱海常夏が再登場した。
歴代戦闘員も多数参加している他、テガソードに関する設定、ブライダンも世界の破滅を目論むクラディスとは敵対しているといった設定も明かされている。
同時上映は『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』と『ゴチゾウのなつやすみ』。


◎スピンオフ◎

  • スーパー戦隊・ユニバース大戦〜ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー Episode 0〜

YouTubeのゴジュウジャーちゃんねるにて公開されており、本編の重要な要素であるユニバース大戦の様子を描いている。
いわばロボ版のレジェンド大戦とも言うべきもので、様々なロボが厄災と呼ばれる巨大な悪へ立ち向かった。これにより、PVや番宣予告CMにおける「テガソードが全ての戦隊ロボをなぎ倒した」という誤解が解かれた。
ちなみに、公開時点では最終盤に入っていたブンブンジャーロボことブンドリオ・ブンデラスは、ただでさえ本編で過酷な状況になっていたのにこちらでも力尽きてしまった。大也と調さん涙目すぎる。


  • アニバーサリー討論会

東映特撮YouTube Officialにて公開。脚本は八手三郎*18
テレビシリーズが終わってもやたらと呼ばれるゼンカイトピアの方の介人ことゼンカイザー相変わらずオリンピックばりの頻度で数年おきに呼ばれるゴーカイレッド、そして東(ピー)でアニバーサリーを名乗るならとのことで呼ばれた仮面ライダーディケイド仮面ライダーレジェンドアニバーサリー4人衆により、ゴジュウジャーがアニバーサリー作品として相応しいかどうかの議論の場として設けられた。もとより、カグヤ様はアニバーサリー作品でも…なんでもないからな!
……というのは建前で、実質的にはスーパー戦隊と仮面ライダーのイチャモンのつけあい、もっと言えばマーベラスと士の口喧嘩(そこに士の肩を持つカグヤが割って入る)のようなものになっており、意外な形で春の大戦映画が復活した格好となっている。他にも介人がマーベラスと顔見知りで、ゾックスについて言及したり、指輪で士が某魔法使いの名を出したり、ディケイドの名前の由来が10周年だとガチで知らなかったらしく士がショック受けたりと小ネタが多め。上に挙げたゼンカイザーの「45番」問題も公式で回収されることになった。
そして、なんとこんな企画でありながら全員声はオリジナルキャストという贅沢な作品でもある。


  • ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室

東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて公開。
懺悔室と名がついているものの、実際はメイン6人がラジオのノリで裏設定や没設定等を公開する場であり、本編に先駆けて他メンバーへの呼称などが明かされたりもしている。
……が、第4回目にして早くも陸王と禽次郎のラップバトルになったりと、かなりフリーダムな事になっている。
あとピー音必須なネタがかなり多い



◎楽曲◎

今作にて戦隊史上初めてOPに挿入歌がクレジットされるようになった。
またクールごとにいわゆる処刑用BGM的な挿入歌が入れ替わるという独特な形式となっている。*19


  • OP: 『WINNER!ゴジュウジャー!』
作詞・作曲玉屋2060%
編曲Wienners
Wienners
発売日2025年3月19日

基本的には王道系のOP曲で、歌詞で戦隊名を言うのはドンブラザーズ以来3年ぶり、フルで呼称するのはゼンカイジャー以来4年ぶり。
しかし2番は1番とメロディが大幅に異なるなど、戦隊主題歌にしては複雑な構成になっている。
またタイムレンジャー程ではないが正しい歌詞がわかりにくい部類であり、特に冒頭の「showdown」を「勝負」等と聞き間違えている人が大半だった。
エンディングが後述の形式になっているためか、ダンスはOP映像に取り入れられており、敵も味方も賑やかに踊る姿が見られる。
また、『ゼンカイジャー』の最終カイ!でも試みられた「主要な役柄を担当するスーツアクターの役名をOPクレジットに表記する」という演出が本格的に採用された。今作では戦隊メンバーの紹介映像とクレジットが三度廃止されて、単に映像中にテロップを表示するだけになっている。
第17話からは真白とベアックマ50、グーデバーンが追加された。第30話と第31話では一部カットを新撮まで交えて竜儀が登場しなくなっている*20
第37・39話では、第17話以後のOPに特殊OPや本編の映像を組み合わせたものになっている。変身前のキャストが出る部分はほぼ全部カットしている。*21


またゴジュウレオン繋がりで西部ライオンズの始球式にゴジュウジャーが登場し、陸王役の鈴木氏が登板した縁から、イーグルス(ゴジュウウルフ&ゴジュウイーグル)、マリーンズ(ゴジュウユニコーン*22)、ライオンズ(ゴジュウレオン)と、ゴジュウジャーと各球団マスコット及びチアガールたちが踊ってみた動画が投稿されている。
踊ってる背後でスタッフさんが球場の整備をしてるのが若干シュール
ゴジュウウルフは本来センター用のダンスを別ポジションで踊っているためやはり若干シュールな事に


  • ED: 『ビリビリBe-lie-ving』
作詞藤林聖子
作曲・編曲Mio Kimura
CO-ProducerC.J. RuRu、0C
金子みゆ
発売日2025年3月19日

第15話のみエンディングがカットされているため使用されていない。
『ドンブラザーズ』のようにその回のラストからイントロが流れ、そのまま次回予告に突入する形式が取られている。


  • 挿入歌: 『愛が正義』
作詞売野雅勇
作曲・編曲 渡部チェル
影山ヒロノブ
発売日2025年3月19日

第16話まで使用。
OPやEDに比べるとこちらは特撮・アニソン界の重鎮・影山ヒロノブ氏の熱唱もあって王道特撮ソングと言った楽曲。
なお、影山氏が戦隊シリーズの楽曲を担当するのは『機界戦隊ゼンカイジャー』の「HEROES, BE AMBITIOUS !」以来となる。
以降は後述の「YOU BE ONE WINNER」に処刑用BGMポジションを譲ったが、総集編的な26話の初期の戦いを振り返るシーンで流れた。


  • 挿入歌: 『YOU BE ONE WINNER』
作詞マイクスギヤマ
作曲沢田完
編曲亀山耕一郎
きただにひろし

第16話から第31話まで使用。
ゴジュウポーラーのテーマソング。第16話では特殊オープニングとしても使われている。
2番以降はゴジュウジャー全体の事も歌われているため、2クール以降はゴジュウポーラーがあまり関わらないバトルシーンでも処刑用BGMとして使われる機会が多め。
以降は「VIBES×VIBES」に処刑用BGMポジションを譲ったが、真白の主役回である第37話で流れた。
きただに氏が戦隊シリーズの楽曲を担当するのは『魔法戦隊マジレンジャー』の「トラベリオン・ゴー!」以来20年ぶりとなる。



  • 挿入歌: 『VIBES×VIBES』
作詞・作曲玉屋2060%
編曲Wienners
Wienners

第32話から使用。
テガソードゴジュウウルフのテーマソング。


なってやるよ、追記修正ナンバーワン!



[[>爆上戦隊ブンブンジャー]][48 / 2024] P R E V[49 / 2025]N E X T [1 / 2026]
爆上戦隊ブンブンジャーナンバーワン戦隊ゴジュウジャー超宇宙刑事ギャバン
インフィニティ


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#comment_num2(num=30)

*1 ゴレンジャーが2年放送されていたり、ジャッカーからバトルフィーバーまで放送期間が空いている関係で、作品数と周年数は一致していない。
*2 TV前作が『鉄血のオルフェンズ』なシリーズなので、そんなに型破りのタイトルでもない気もするが……。少なくともナンバーワン戦隊とは比べ物になるまい。
*3 元々黒がメインのゴジュウユニコーンは、一部ピンクが使われている。
*4 なお白倉氏曰くいずれはライダーと同じ戦隊も半年前倒しの撮影に切り替えていく模様
*5 おそらくゼンカイザーは例外枠
*6 「ますます栄える」の意。繁栄を祈って口にする言葉。現在でもボーイスカウトなどで祝声として用いられている。
*7 むしろ争奪戦の最中、あるいは脱落後であっても違う形で願いが叶った例すら存在する。そもそも猛次郎に至っては半ば願いが叶ってる。
*8 ただし、後者はゴジュウジャーだったから猶予が与えられた可能性もある。
*9 演歌歌手のポスター、美容外科の看板など
*10 本人項目で説明されているが、食品衛生責任者資格を持っているであろうメンバーは佐織店長と(医師免許をとった際に必ず取得する)竜儀の2人のみ。真白もひょっとしたらお助けの際に必要になるかもしれないで取っているのかもしれないが…
*11 今週の悪役にあたるキャラが自分の得意分野を誇る→ヒーローが待ったをかける→じゃあホントにお前の方が優れてるのか見せてみろで対決になる、というフォーマットは『ズバット』と同じである。
*12 現状一番使われているフィニッシュフィンガーウルフの場合、第1話は斬撃飛ばし+蹴り、第2話は斬撃飛ばしとノーワン怪人から被害者を引き摺りだすための刺突、第3話は連続コンボとたった3話でもまるで攻撃が異なる。
*13 なお吠のものは、ユニバース指輪仕様の「センタイリング ゴジュウジャー ゴジュウウルフver.」が「センタイリング ゴジュウウルフ」に変化した。
*14 ただし「ガリュードの足元までリングが飛んで行ったため拾われてしまった」とも取れる描写となっている
*15 このような形式になったのは、戦隊初心者である亜樹子氏の「なんでロボットに乗るのに変身しているんですか?」という疑問がきっかけで、「巨大戦は特撮班任せではなく、本編班もしっかり関わって作るもの」と自分を含めたスタッフに意識させようという松浦Pの狙いもあってこの演出になった。
*16 これによりブーケは目の前のテガソードブルーに乗るのが憧れの陸王様だと気付かず激戦を繰り広げる事に……
*17 カップラーメンのロゴやゴミ袋の文字など。
*18 なおカグヤの台詞は『ガッチャード』でメインライターを務めた内田裕基が監修している。
*19 これは一部スタッフが共通していた『ガッチャード』でも類似した形式が見られる。
*20 ただラストカットのゴジュウティラノは竜儀お馴染みの手をクロスさせるポーズをしているため、OPのゴジュウティラノ自体はアッサムではなく竜儀のままの模様
*21 第37話では同エピソードの映像、第39話ではユニバース戦士やゴジュウジャーのシーンが中心に選ばれている
*22 それ以外にも試合に登場予定だったブンブラック、ゴーオンブラック、ニンジャブラック、ブラックコンドルも友情出演

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