クモジャキー

ページ名:クモジャキー

登録日:2021/07/03 Sat 19:24:35
更新日:2024/05/30 Thu 11:38:12NEW!
所要時間:約 6 分で読めるぜよ



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「俺は砂漠の使徒の大幹部、クモジャキー!」


クモジャキーはアニメ『ハートキャッチプリキュア!』に登場するキャラクター。


CV:竹本英史


【概要だぜ】

世界の砂漠化を目論む砂漠の使徒の三幹部の1人。
屈強な体格に片目を隠すほどに伸びた赤色の長髪が特徴。
一人称は「」で、語尾に「だぜ」や「ぜよ」などの取って付けたような土佐弁を付けて話す。


名前にもある通りモチーフはクモだが、全くそんな感じはしない。
寧ろ、坂本龍馬に近い。
しかし武器は日本刀ではなくサーベルである。



【人物ぜよ】

プリキュアと正々堂々と戦う事を好む武人気質な性格。
その暑苦しさから同僚のサソリーナコブラージャとは馬が合わない時も多いが、何だかんだで2人の事は仲間と認めている。
一方で上司の筈のサバーク博士には敬語を使わないなど組織そのものに対する忠誠心はそこまで高くない。


「己の道を唯一人行くのが漢」という哲学の持ち主で、人一倍「強さ」に拘っている。
それ故に「弱さ」を持っている人物を嫌悪し、デザトリアンにされた人物を毎回のように「軟弱」と一刀両断する。
それ自体は的を外した意見ではないが、クモジャキーの場合は「心が弱っていた事情やその人の心情」を理解しようとせずに罵倒する価値観の押し付けに近い。*1
そもそもこころの花をデザトリアンに変えて弄んでいる時点で「軟弱」云々の前にクモジャキーが100%悪い。
一方で、強さへの拘りそのものにも問題点が多く、ただ強くなる事を目的としているだけで、目的を達成した後の事は何も考えていない
また、「軟弱」と評されたデザトリアンにされた人々は、プリキュアに助けられた後により強い心を手に入れた事も忘れてはならない。



【俺の生き様を見せるぜよ!】

当初は強さを求め続ける硬派な人物としての描写が多かったのだが…


  • えりかが砂漠の使徒の話をした後に3人揃ってくしゃみをする。
    誰が噂をしているのかについて「自分の生き様に惚れた男達の魂の叫び」と主張し、それに異を唱えるコブラージャと口論になりサソリーナを呆れさせる。

  • 番長の漫画を呼んでバトルと友情の連続に興奮し、番長と戦いたいあまり公園の遊具を破壊!

  • 翌日、番ケンジから番長のオーラを感じ取り戦おうとするが、彼が宿敵のプリキュアの漫画を描いていると知って驚愕し幻滅する。

  • 番君から誕生させたインクのデザトリアンに筆代わりにされる。頭がインクで真っ黒になったのに、特に気にしなかった。

  • 草木を吹き飛ばす勢いの台風に興奮し、新技まで編み出す。

  • サソリーナとコブラージャを誘って特訓を始めるが、何故か異常に布が長い赤フン一丁。

  • テントの中でイビキをかきながら爆睡し、コブラージャをマジギレさせる。

  • コブラージャには逃げられ、サソリーナはプリキュアにほわわわーんされかけて腑抜けになったので、仕方なく1人で特訓する。赤フンの長さは普通になっていた。

  • 心頭滅却すれば火もまた涼し←滝に打たれている最中の言葉です。

  • 訓練中に大人気なくスナッキー達をフルボッコしたり、火の前で胡座をかく拷問修行に付き合わす。

  • つぼみ達が主催する保育園の人形劇で悪役に抜擢される。(演:えりか)
    しかし、語尾が若干おかしい上に、クモジャキーの人形まで作る時間がなかったのか段ボールに絵を描いただけという非常に簡素な物だったじゃきじゃきー。
    そして、撤退時はえりかに投げ捨てられた。

と、脳筋の一面が強調され他の2人同様ギャグシーンが増えていった。
ダークブレスレット入手後は大人しくなったと思いきや、コブラージャ共々キュアフラワーにボコボコにされちゃっかり顔芸を披露した。


誤解されがちだが、本人は決してボケているつもりはなく良くも悪くもひたむきなだけである。
また、プリキュアが3人になったからこちらも力をつけるべきという考え方は理にかなっている。



【人物関係じゃき!】

  • サソリーナ

同僚その1。彼女が興味を示しているファッションもクモジャキーにとっては「軟弱」でしかない。
だが、サソリーナの最後の出撃の時にダークブレスレットを渡したり、彼女が浄化される時は、このまま楽になった方が戦えない身となった彼女にとって良いと考え加勢しようとしたコブラージャを制止したりと仲間としての情はある。
その証拠に、サソリーナが退場した次の回では彼女の敵討ちをしようとした。


  • コブラージャ

同僚その2でクモジャキー以上のギャグキャラ。
とにかく「美しさ」に拘るので折り合いが悪いが、共闘してプリキュアを追い詰めたことがある。


毎回のように、クモジャキーの正論…否自己中心的な意見に堪忍袋の緒を切らせている。
当初はキュアブロッサムを最弱と侮っていたが、彼女が力をつけてくると認識を改めている。


おバカ…ではなく脳筋同士戦うことが多い。
キュアマリンの戦闘センスが高めなのもあるが、第34話ではプリキュアとの3対3の戦いで唯一均衡気味だった。(それでも一撃は与えている。)


こちらは生粋の武道家だが、あまり交戦していない。
プリキュアに覚醒する前のいつきと1対1で戦ったことがある。


【戦闘能力ぜよ!】

腰に下げた細身の剣を振るって衝撃波を飛ばし、肉弾戦もこなす。
ダークブレスレットで強化されるとの刀身が広がり大剣になり、斬撃を飛ばすこともできる。


必殺技

ビックバン・クモジャキー・スペシャル
手にエネルギーを集め、そのまま殴りつけたり弾にして撃ったりと遠近共に対応できる技。
初披露時には地割れを起こし大地を大きく真っ二つ割り、エネルギー波を谷底に流すとんでもない技。
唯一の欠点はネーミング。


台風パンチ
台風から編み出した技で、拳にエネルギーを込めて暴風の如く放つ。
唯一の欠点(ry


ビックバン・クモジャキー・サマーウェーブクラッシャー・スペシャル
合宿の末に編み出した技。
ビッグバン・クモジャキー・スペシャルの派生技だが、大幅に威力が上昇している。
唯(ry



【散華】

最終決戦ではキュアマリンと激闘を繰り広げる。
その最中、先述の「強さ」への異常な固執を指摘され、「誰かを守るために頑張る心」こそが本当の「強さ」と説かれる。
キュアマリンの意見には納得できるところもあるようだが、その事実を認めたくないクモジャキーは尚も戦いを続ける。
そして、キュアマリンのブルーフォルテウェーブをくらい…


「俺の負けぜよ。キュアマリン。世界には俺の知らん強さがまだまだあるぜよ。」


勝負には負けたが、悔いのない笑顔で浄化された。
こころの花はノコギリソウで花言葉は「戦い」。
最後まで戦い続けたクモジャキーに相応しい花であった。



最終回ではクモジャキーの元となった「熊本」という男性が明堂院流の門下生になった。


小説版では元々は格闘家だったが、自己中心的な性格が災いして全ての流派から破門にされ絶望のどん底にいたところを、拉致された事が明かされた。


浄化後はプリキュアとの戦いで学んだ「強さ」を忘れずに、同じ間違いを繰り返さないことを祈るしかない。




漢なら、追記・修正で勝負じゃき!



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  • 蜘蛛といえば、ハン・ジュリにヤマメさん、スパイダーマッなど糸からしてテクニカルファイターのイメージが根強いだけに、それをパワータイプとか、たぶん史上初ではなかろうか、パワーバカな蜘蛛って。六道聖登場当初の「よりによって女性という符号と遠そうなキャッチャーだと!?」というカルチャーショック以来のなまらすげー衝撃だよ、これ -- 名無しさん (2021-07-03 21:52:57)
  • 先人のドロドロンやアラクネア君と比較しても蜘蛛っぽさゼロよね彼 -- 名無しさん (2021-07-04 22:32:07)

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*1 この点は作中でキュアサンシャインにも指摘されている。

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