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ウルトラセブン (Ultra Seven) は、円谷プロ制作の特撮テレビドラマ作品『ウルトラセブン』を始めとする「ウルトラシリーズ」に登場するキャラクター。
『ウルトラセブン』本編では、M78星雲光の国の恒点観測員340号(恒星系の宇宙軌道図を作る任務で飛来したとされる)であったが、第2期ウルトラシリーズ以降は宇宙警備隊の隊員にして、ウルトラ兄弟の3番目という設定となった。『ウルトラマンメビウス』以降の作品ではウルトラ兄弟の中でも最も長期に渡って地球で戦ったとされ、その活躍によってウルトラ兄弟の中でも伝説的存在とされる「ウルトラ6兄弟」の1人にカウントされている。ウルトラ兄弟の中で唯一、地球での明確な活動時間が制限されていない。劇中、エネルギー切れを思わせる場面はあるものの、かなりの長時間変身したままのことも多い。
容姿は初代ウルトラマンとは大きく異なり、全身が赤く、首周りから肩にかけてはプロテクターがある。眼は六角形。このような容姿を、俗にセブンタイプやレッド族と呼び、一部のウルトラ戦士のデザインで採用されているが、特にセブンと他のウルトラ戦士と異なる特徴としてカラータイマーがないことが挙げられる。等身大での活躍も多く、この際にウルトラ警備隊員と直接会話もしている。
星間侵略戦争が激化している中で地球も狙われていた矢先、恒点観測員として太陽系を訪れていたウルトラセブンは、友人を助けるために命を賭けた地球人の行動に心を打たれ、そして地球が数々の侵略者から狙われていることを知って地球を守ることを決意。モロボシ・ダンの姿となってウルトラ警備隊へ入隊し、数々の侵略者の魔の手から地球を守り続けたのであった。
最終回において一度は地球を去るが、その後も地球を守るために度々訪れている。ウルトラ兄弟の中で客演回数は最多。
第2期ウルトラシリーズ最終作である『ウルトラマンレオ』では、一人の人間として旅立っていったウルトラマンタロウに代わって宇宙警備隊より、再び地球防衛の任務を帯び(ちなみに地球防衛を目的に地球にやってきたのはこれが最初)、宇宙パトロール隊MACアジア支部のモロボシ・ダン隊長として活動するが、第1話で変身能力を失い、さらには第40話でMAC全滅時に消息不明となってしまい、2006年の『ウルトラマンメビウス』までは公式的には行方不明のままであった。
『平成ウルトラセブン』シリーズでは、第2期ウルトラシリーズ以降とは関係のない『ウルトラセブン』本編と直結する独立した世界観であるため、セブンは恒点観測員のままである。
『ULTRASEVEN X』では、『X』の世界を影で操り、AQUA PROJECTを利用して平行世界の侵攻も企んだ「支配者たち」の計画を阻止するために『X』の世界へとやってきた。
モロボシ・ダン[]モロボシ・ダンは、ウルトラセブンが地球上で人間として過ごすための仮の姿である。漢字表記は「諸星弾」であるが、本編では使われていない。
地球人の青年・薩摩次郎が仲間を助けるため自分のザイルを切って崖に転落したところを助けたセブンが、この勇敢な行動に心を打たれて彼の魂と姿をモデルにしたもの。なお、次郎はこの際に死んだと記述されている文献も多いが、別の人生を歩んでおり、仲間からは危険な状況から助かったことから「ミラクルマン」と呼ばれて尊敬されている[1](『ウルトラセブン』第17話より)。
すなわち、モロボシ・ダンは「宇宙人であるセブンの変身による仮の姿」であることが、地球人・ハヤタと一心同体となったウルトラマンとは異なる。つまり、彼の意識は宇宙人そのものであるが、性格は温厚かつ誠実で天真爛漫な部分も見られた。
地球において、平時はダンの姿で過ごしているが、セブンとしての能力が必要な場合は本来の姿に戻る。その際、ダンは「ウルトラアイ」というゴーグル状のアイテムを着眼、頭部から段階的にセブンの姿に変わる。また、ダンの姿のままでも透視やテレパシー、ウルトラ念力など、ある程度の超能力を使うことができる他、ダンの状態でセブンとしての知識を活用できる。
『セブン』最終回において地球を去るが、『ウルトラマンレオ』において、再びモロボシ・ダンとして地球防衛に当たる。しかし、変身能力を失い、MACの戦力やウルトラ兄弟の救援も当てにはできない状況であったため、本来は戦士ではなかったレオ=おおとりゲンを厳しく鍛えねばならず、以前の温厚な性格とはかなり異なる面が見られた(これらの状況が解決した後の話である『ウルトラマンメビウス』においては、元の温厚な性格に戻っている)。
『平成セブン』シリーズでは、モロボシ・ダンの姿のままで行動するのは困難な場面もあったため、1998年の『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』や1999年の『ウルトラセブン1999最終章6部作』では、新ウルトラ警備隊員のカザモリ・マサキの姿を借りるようになった。
『ULTRASEVEN X』では「支配者たち」との戦いを終えて帰還した際、帰りを待つアンヌの前に現れた。
カザモリ・マサキ[]カザモリ・マサキは、「平成ウルトラセブン」シリーズにおいて、新たなウルトラセブンの人間体となった人物。
元々は第3期ウルトラ警備隊の新米隊員で、若く直情的で素直な人物であった。『30周年記念3部作』においてダンと出会い、ダンがセブンであることを知る。『最終章6部作』において犠牲となり、ダンはカザモリを治療のためカプセル怪獣用のカプセルに入れ、自らはカザモリに変身し行動した。
2002年の『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』において、セブンと別れたカザモリはウルトラ警備隊を退任、喪失感に明け暮れながら[2]旅をしていた(『6部作』で、ダンのカプセルの中にいた頃の記憶も無かった)が、ダンのカプセルの中にいる間に授かっていたセブンの超能力が目覚めだした。そして自ら発した光と、馬の首暗黒星雲に幽閉されていたウルトラセブンの発した光が合わさって完全に一体化した。
ジン[]ジンは、『ULTRASEVEN X』においてULTRASEVEN Xとなった人物。
AQUA PROJECTの捜査中に負傷して湖に沈んだ平行世界の住人であるジンとエレアをウルトラセブンが助け、ジンの命を救う為に一心同体となった[3]。だが、その代償としてジンは記憶を失ってセブン自身もその意思を封じられていた。ジンの変身した姿はオリジナルのセブンとは外見が異なり、当初はセブンとの関係は全く不明だったが、最終回において「向こうの世界(従来のウルトラセブンの世界)」から「この世界(ULTRASEVEN Xの世界)」へとやって来たウルトラセブン本人であるということが解明され、同話においてセブンと肉体を分離した。
「セブンが地球上で正体を隠す仮の姿」ではなく、『ウルトラマン』でのハヤタ同様に「命を救うために一体化した現地の人間」である(厳密にはセブン本人でない『大決戦!超ウルトラ8兄弟』を除く)。
デザインは『ウルトラマン』に引き続いて成田亨によって行なわれた。当初から戦士として設定されていたため、戦闘性を表すために西洋の甲冑をベースとしたデザインが行なわれた。ウルトラマンを演じた古谷敏は八頭身の長身だったが、ウルトラセブンを演じるスーツアクターの上西弘次は平均的な体型であったため、足を長く見せる為に頭部と肩にディテールを集中し、下半身は極力単純化してある。成田亨によるデザインでは当初青い体色であったが、商品展開を行なう玩具会社の意向とブルーバック合成の都合により赤い色に変更された。
企画時の番組タイトルは『ウルトラアイ』でスタートし、主役ヒーローの名は「レッドマン」とされた。その後、タイトルは『レッドマン』に変更されるが、『レッドマン』撮影開始後に、当時別進行で企画されていた7人の原始人が活躍するコメディ作品『ウルトラ・セブン』のタイトルが新ヒーローに譲られる形で『ウルトラセブン』が誕生した。『ウルトラマン』放映時に、宇宙冒険ものとして『ウルトラ警備隊』という作品が企画されているが、『ウルトラセブン』に直接つながる企画ではなく、チーム名や宇宙ものとしての設定が部分的に引き継がれている。
初期の設定では、普段はウルトラ警備隊の運転手の諸星弾は、地球人とR星人の混血でレッドマンに変身する特殊能力を持つというものであった。
企画時に、主人公を「ウルトラマン」の息子の「ウルトマンジュニア」と呼んだり、カプセル怪獣として『ウルトラQ』『ウルトラマン』の怪獣を起用する案や企画時はバルタン星人、その後の同作の未発表作品「宇宙人15+怪獣35」でも多数旧作の怪獣の登場が検討されていたが、実際に制作された作品中では主人公の故郷がM78星雲であること以外、それまでのウルトラシリーズとの接点はない[4]。
『ウルトラマンレオ』[]企画当初、MAC隊長は「川上鉄太郎」という名前の地球人であり、ゲンの正体を知った川上がゲン=レオを鍛え、そして協力するという設定で、製作側では当初から川上役には森次を起用する予定だった。しかし、森次はウルトラシリーズでダン以外の役を演じる事に異を唱え出演を逡巡したために、制作側は隊長をダンに変更して再度オファーを行った結果、森次も承諾したとのことである。なお、「ゲンを鍛える鬼隊長」という川上の人物設定は、実際に採用された本作でのダンのキャラクターに反映されており、本作でのダンの厳しさは、製作側の設定と森次の希望の融合の産物と言える。
森次は「自分のわがままのせいでレオを弱く見せてしまったのかもしれない」と発言したこともある。これらのこともあってか、かつて週刊プレイボーイのインタビューで「レオの話はあまりしたくない」と発言していたが、2000年代後半には自著やインタビューなどにおいて「モロボシ・ダン隊長はレオ=ゲンに厳しかったが、同時に愛情をもって鍛えていたことも見て欲しい」と語っており、より肯定的なコメントが増えている。
『ULTRASEVEN X』[]ULTRASEVEN Xのデザインは平成ウルトラ作品の怪獣を手がけていた酉澤安施が担当している。ヒーローのデザインを初めて担当した酉澤は、ウルトラセブンはウルトラマンと比べて平均的な体型であったため力強さが足りないと幼少時より感じていた。そこで、「初代ウルトラマンの力強さを持ったウルトラセブン」(もしくは「最強のウルトラセブン」)をイメージしてULTRASEVEN Xをデザインしたとコメントしている[5]。
ウルトラセブンとULTRASEVEN Xの姿が異なっているのは上記の理由によるが、物語内の設定として姿が違う理由は本編では語られていない。ULTRASEVEN Xでのセブンは、どちらかといえば息子に当たるウルトラマンゼロに近い姿をしている。
本来、『ウルトラセブン』は前作『ウルトラマン』とは出身が同じM78星雲・光の国であること以外に、明確な世界観上の繋がりは劇中で示唆されなかったが、後にセブンが『帰ってきたウルトラマン』に客演し、ウルトラ兄弟の設定の基にウルトラシリーズの設定が統合され、本作もその流れの中に位置付けられることとなった。「活動制限時間が明確ではない」「胸のカラータイマーを持たない」「変身時に拳を突き出して巨大化するカットがない」など、他のウルトラヒーローと異なる点が多いのは、こうした経緯によるものである。
『ウルトラマンA』開始時のヒーロー命名にまつわるトラブル[6]により、主役ウルトラヒーローの名前は「ウルトラマン○○○」というパターンで命名されることになった[7]そのため、ウルトラセブンは歴代主役ウルトラヒーローの中で唯一「ウルトラマン」の名を冠さないヒーローとなっている。
平成シリーズについては平成ウルトラセブンも参照。
テレビシリーズ[]M78星雲光の国の恒点観測員340号として、太陽系付近の宇宙軌道図作成のために訪れたが、人間の青年・薩摩次郎の友人を救うために自身を犠牲にしようとした勇敢な行為に感動。彼の姿と魂をモデルにして地球人に変身して「モロボシ・ダン」と名乗り、第1話においていきなりウルトラ警備隊のメンバーの前に登場、以後は隊員として勤務する。前述の通り、モロボシ・ダンはウルトラセブン自身が「地球人.薩摩次郎そのままの姿に変身している姿」であり、次郎と一体化しているわけではない。この点でもウルトラマン(地球人のハヤタと一体化)とは別のコンセプトで制作されていたことが伺える。
ウルトラ警備隊の隊員たちとはすぐに打ち解け、とくに警備隊の紅一点・友里アンヌ隊員とは、次第にいい仲になっていった。ピンチの時にはセブンに変身するため、ダンの姿は見えなくなり、変身のチャンスを作るために無鉄砲な行動を取ることもあり、度々仲間たちを心配させるが、その度に生還を果たしていた。
人間の姿と魂を模倣しているとは言え、その精神は宇宙人セブンの物であったため、地球人の利益と宇宙全体の平和との間に矛盾やギャップが生じた際には、地球人としての姿とM78星雲人の自意識との間で、ダンはしばしば苦悩することになった。第26話・第42話でダンの苦悩が描かれ、この設定のためにアンヌや仲間たちとの交流は種族を超えた愛や友情として描き出された。そうした描写は、最終回における仲間たちとの別離の伏線となっていた。
セブンと侵略者との攻防のエピソードは肉弾戦だけではなく、謀略戦も含んだ幅のあるものとなっていた。その中には地球人には知られていないダンの正体が侵略者には周知されていたことがポイントとなったエピソードが見られた。具体的には、ウルトラアイの奪取・略取、ダンという”地球人”に扮している立場を利用した陥穽、ダンではなくあくまでセブンを倒すことで人類を屈服させようする暗殺計画など。
宇宙人や怪獣と戦い続けて地球を守ってきたが、第48話で蓄積された過労がたたって(脈拍360、血圧400、体温約90度という、人間であれば生存不可能なほどの状態にまで陥った)エネルギーが殆ど底をついてしまう。M78星雲の上司から(光の国に帰還する際以外の)変身を止められるが、ゴース星人による史上最大の侵略の前に大苦戦を強いられて、已む無く変身。アイスラッガーでなんとかパンドンを退けたものの、その体は命が危険になるまでに悪化。最終回となる第49話において自らの正体をアンヌに告白し、再び出現したパンドンを残された力を振り絞り、ウルトラ警備隊(アンヌの知らせで全員がダン=セブンであることを知った)の協力とアイスラッガーで勝利を収めた。そして立っているのがやっとの状態で警備隊のメンバーに見送られながら最終最後に残った飛行能力でM78星雲へ帰郷した(生命エネルギーも危うい状態であったが、最後の飛行能力により光の国への帰還には成功。治療して一命を摂りとめ、休養期間に入った)。
第2期ウルトラシリーズの中で、最も客演数の多いヒーローでもある。
『帰ってきたウルトラマン』には、第18話と第38話で登場。第18話では、太陽の引力圏に捉えられたウルトラマンジャックを救出し、ウルトラブレスレットを与えた(『セブン』最終回時の疲労はもう見られず、完全に回復していた模様)。その後、第38話ではナックル星人に捕われたジャックを、初代ウルトラマンとともにウルトラの星作戦によって救出した。この時、『セブン』最終回から3年ぶりにモロボシ・ダンの姿で登場した。
『ウルトラマンA』には、第1話、第13・14話、第26・27話、第31話、第39話、第44話で登場[9]。掛け声は新マンの声の流用。第1話において、ウルトラマンエースが北斗星司と南夕子にウルトラリングを与える場に、ゾフィー、初代マン、新マンらとともに立ち会った(地球を訪れるのは『セブン』最終回から3年半ぶり)。第13・14話ではヤプールの罠で、ゾフィーらとともにゴルゴダ星の十字架に磔にされ、エースキラーによってエメリウムエネルギーを奪われてしまう。だが、エースキラーに苦戦するエースに自分達のエネルギーを与えてエースキラーを倒させた。第26・27話では、ヒッポリト星人によってブロンズ像にされたエースを助けようと、ゾフィーらとともに地球に現れ、彼らが罠に落ちた中で単独でヒッポリトと果敢に戦ったが、善戦虚しくAや他の三人と同じくブロンズ像にされてしまう。しかし、ウルトラの父の捨て身の行動で復活したエースの手で無事に蘇生した。第31話ではエメリウム還元光線でバクタリを元の獏に戻し、第39話ではファイヤー星人に敗れたエースを激励し、第44話ではオニデビルの赤い豆を食べた北斗星司=エースをウルトラの星に呼び出し、体内から赤い豆を取り出した。
『ウルトラマンタロウ』には、第1話、第5話、第25話、第33・34話、第40話で登場。第1話ではゾフィーらとともに、アストロモンスとの戦いで瀕死の重傷を負った東光太郎をウルトラの国へ連れていき、そこで彼をウルトラマンタロウとして復活させた。第5話では、トータス親子をタロウとともにウルトラの国へ運ぶために登場。第25話ではタロウらとウルトラ6重合体を果たし、ウルトラタワーからウルトラベルを入手した。そして第33・34話において、タロウからの招待で地球に訪れる。自分達に甘えるタロウに、一人でテンペラー星人と戦わせた。この際にモロボシ・ダンの姿で登場しているが、タロウを見守るためにZATの北島隊員やバレーボール部員の身体を一時的に借り、最終的には6人全員でテンペラー星人と戦った。第40話では土星で三番目にタイラントと戦うが、苦手な寒い環境に加え、冷気ガスを受け敗北した。
『ウルトラマンタロウ』第40話と『ウルトラマンレオ』第1話で使用されたセブンのスーツはタロウのスーツを改造して製作した物で、その名残で耳は付いていない。
第2期ウルトラシリーズ最終作『ウルトラマンレオ』において、『ウルトラセブン』本編や前作『ウルトラマンタロウ』に続き、三度目の地球でのモロボシ・ダンとしての活動となった。ウルトラマンタロウが人間・東光太郎として生きることを選んだために再び地球を守ることになり、ダンとしては、宇宙パトロール隊MACアジア支部隊長の職に就いていた[10]。
しかし、第1話でのマグマ星人との戦いで兄弟怪獣ブラックギラス・レッドギラスに敗れて右足に障害を負い、ウルトラアイは破損し、変身能力を失ってしまった。そのため、おゝとりゲン=ウルトラマンレオに地球の守りを託し、彼を鍛えることで地球防衛に尽くしていた。セブンとしての登場は、回想シーンやイメージシーンを除けば第1話のみである。この際はレオの掛け声のピッチを低くした物を使用。
劇中では脚を負傷している設定のため、松葉杖(撮影用プロップは医療用の杖を改造して製作したという)を使用している。杖には途中から、銃やガスが仕込まれている。
変身はできないが、寿命を縮める(一時的な体力もかなり消耗する)ことでウルトラ念力を操ることができ、何度か怪獣や宇宙人を退散させている。さらには足が不自由でありながら、等身大の宇宙人と互角の格闘戦をしたり、ゲンとの特訓ではゲンを倒すなどの戦いぶりを見せる(ゲンは一般人より遥かに運動神経に優れている)。パイロットとしての腕も優秀で、第3・4話ではツルク星人を翻弄したり、バイブ星人を倒したり、第38話でウルトラキーを盗んだにせアストラ(ババルウ星人)をウルトラ念力で苦しめるなどの活躍を見せている。
変身できない焦りや、戦士としては未熟だったゲン=レオを早急に鍛え上げなければならないことから、以前と比べて厳格な指導者としての面が強調されている。しかし、その一方で常に愛弟子であるレオ=ゲンの身を案じ、彼の勝利を一番に喜び、そして彼の人間的成長を自分のことのように思っていた。
第29話において、MACの隊長に就任する前後にアンヌを除いたウルトラ警備隊の仲間達と再会していたらしきことが、ダン自身の発言から示唆されている。
その後、第34話でウルトラマンジャックが壊れたウルトラアイを修理のためにウルトラの星に持ち帰り、第39話でもウルトラマンキングからウルトラの星への帰還を勧められるなど、セブン復活を期待させるエピソードもあったが、第40話でMAC基地が円盤生物シルバーブルーメの襲撃を受けた際、消息不明となる。最終回で、ゲンの夢の中にセブンが現れてゲン=レオを激励し、クライマックスのブラックエンドとの戦いでも、まるで遠くからテレパシーを送ったかのように、瞬間的にセブンが登場してレオに激励するイメージ的シーンもあった。
ダン=セブンの消息については、雑誌展開などでは「パトロールしていた宇宙警備隊員に助けられた」や「回収した心臓を元に復元手術が行われた」などと記載されたこともあったが、2006年の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟(以後、劇場版)』に再登場するまで31年の間、劇中事実としては不明のままであった。
公式サイトや関連資料(劇場版のパンフレットや、DVD第8巻封入の作品解説書「MEBIUS FILE」)によると、
とされている。
また、2009年の『ウルトラマンプレミアステージ3』において、舞台作品上においてではあるが、ゲンとの再会が描かれている。
少年期のタロウが光の国で一人前のウルトラ戦士を目指して特訓に励んでいたころ、地球でボーグ星人などの侵略者と戦っていた。タロウの成長後も地球におけるセブンのイカルス星人やガンダーとの戦いの映像を参考にして、タロウがウルトラ念力を会得する場面が描かれた。その後は他の兄弟とともにヒッポリト星人と戦い、グランドキングとの決戦時にタロウに自分たちのエネルギーを分け与えた。
第2期ウルトラシリーズ以降の展開とは別に、1994年から2002年にかけて『平成ウルトラセブン』シリーズと呼ばれるセブンの活躍を描いた特別番組やオリジナルビデオが複数公開された。
この作品群は、『セブン』本編の最終回から直接続く流れで展開しているため、『帰ってきたウルトラマン』以降のシリーズとはパラレルワールドとなっている。そのため、セブンはウルトラ兄弟の一員というわけではなく、地球のために戦ったM78星雲の戦士もセブンのみである。ただし、最初に製作された『太陽エネルギー作戦』は設定が曖昧だったため、ウルトラ警備隊の過去のデータファイルとして『ウルトラマン』から『ウルトラマンタロウ』までの登場宇宙人や怪獣・超獣が映るシーンがある。
本シリーズではフルハシ曰く、TVシリーズで地球を去った後、休む間もないほどに宇宙中を飛び回り、数々の負傷を負いつつも怪獣や侵略者と戦って地球の平和を守り続けていた。そして、1994年の『太陽エネルギー作戦』にて、ピット星人と宇宙で交戦し負傷、墜落という形で26年ぶりに地球に現れ、『地球星人の大地』においてモロボシ・ダンの姿になり、かつての同僚フルハシ・シゲルと再会を果たしたが、メトロン星人との戦いで爆発に巻き込まれ、再び行方不明となってしまう。
1998年の『誕生30周年記念3部作』において、記憶喪失になって地球の村田家に身を寄せ、発掘調査員として暮らしていたことが判明。しかしヴァリエル星人との戦闘で自らの記憶を取り戻し、村田母娘とは別れ、三度セブンとして戦うことになった。この時、新生ウルトラ警備隊員のカザモリ・マサキと運命の出会いを果たし、その後はモロボシ・ダンとしては身動きが取り辛くなったため、カザモリの姿を借りて行動することが多くなる。
1999年の『1999最終章6部作』では、ヴァルキューレ星人によりフルハシが殺され、カザモリも犠牲になる。フルハシは間に合わなかったものの、カザモリについてはカプセル怪獣のカプセルに収め治療することができ、その間ダンは再びカザモリの姿を借りて行動するようになる。その後、人間が地球を侵略したことを知っても人間の味方をしたため、馬の首暗黒星雲の闇の中に幽閉された。
2002年の『誕生35周年“EVOLUTION”5部作』では、セブンは馬の首暗黒星雲に幽閉され続けていたが、ミュー粒子を地球に送ったり、カザモリの夢の中に現れたりし、最後にカザモリと合体することで地球への帰還を果たした。罪を犯してまで地球の支配者になろうとしていたガルト星人を倒した後は、カザモリの姿のまま旅立っていった。
2006年の『ウルトラマンメビウス』とその劇場版や外伝作品において、第2期ウルトラシリーズに連続する世界観で復活することとなった。設定上、人間の前に姿を現すのは32年ぶり、変身は20年ぶりである。
劇場版の冒頭、メビウスが地球に派遣される20年前(1986年)に初代マン、ジャック、エースとともに、ヤプールの怨念の結集した究極超獣Uキラーザウルスと戦い、エネルギーの大半を失うのと引き換えに、これを神戸沖へと封印した。そのあと、ダンの姿のまま六甲山で牧場を経営しながら生活し、初代マンらとともにUキラーザウルス=ヤプールの封印を監視していた。なお、『メビウス』のDVD封入の特典小説『ザ・ウルトラマンメビウス』によれば、こうなる事態を予見してウルトラの母から預かってきたウルトラバッジを、この際に地球に留まり続けていた東光太郎=ウルトラマンタロウに渡し、自分の代わりに宇宙警備隊の筆頭教官となってメビウスを鍛えるように頼んでいる。
TVシリーズでは、第46話と第50話(最終回)に登場し、第1話冒頭で他の兄弟(先の3人、タロウとゾフィー)とともに、イメージで登場している。第46話では、メビウスがグローザムによって凍り漬けにされて絶望しかけたアマガイ・コノミの前に、ダンの姿で現れて彼女を激励。その後、GUYSのメビウス救出作戦をグローザムが妨害しようとした際にセブンに変身し、復活したメビウスとともにグローザムと戦った。最終回ではGUYSクルーにテレパシーを送って励まし、ゾフィーを除く他の兄弟と協力して太陽を覆っていた黒点を消し去った。
OV作品『ゴーストリバース』のSTAGE.1では、ヒカリのウルトラサインを見て、宇宙パトロール中だったメビウスにウルトラサインで怪獣墓場へ赴くように命じている。
第46話で、
外観及び、能力が類似した「ULTRASEVEN X」が登場。
従来のセブンとの関係は当初は伏せられていたが、最終回で物語の舞台が『セブン』の世界の平行世界(パラレルワールド)であり、「AQUA PROJECT」によって偶然繋がった2つの世界の支配を目論む、『X』の世界の「支配者たち(グラキエス)」による「『X』の世界の支配者たちの支配からの解放」と「支配者たちによる『セブン』の世界への侵略の阻止」として『X』の世界へ来たウルトラセブン本人であることが明かされた。しかし、その代償としてジンは記憶を失い、ウルトラセブン自身も「意思」と「真の力」を封じられていたが、ラストでジンの記憶が戻って「意思」と「真の力」を覚醒させ、「支配者たち(グラキエス)」を倒し、元の世界に帰還した。
来訪・帰還時は赤い玉の姿を取り、死亡した青年ジンに憑依、分離時に蘇生させるなどの能力を見せ、ダンの姿でアンヌと再会するシーンが描かれている。
パラレルワールド=ウルトラマンが存在しない世界に、普通の人間モロボシ・ダンとして暮らしている。この世界では妻のアンヌと共にレストランを経営している。同じ世界で暮らしていたダイゴ、アスカ、我夢の覚醒に伴い、自分も別の幾つかの世界ではM78星雲のウルトラセブンとして生まれたことを思い出し、ハヤタ、郷秀樹、北斗星司らと共に変身した。
クライマックスでは、人々が信じた未来や希望の“光”を得てグリッターバージョンに変身。銀の部分が金、赤の部分が赤みのある金と、元々のカラーを金色に変えたカラーリングとなっている。『ウルトラマンティガ』のグリッターティガのように巨大化はせず、身長は通常時と同じである。グリッターバージョン単独での戦闘はないが、マン、ジャック、エース、ティガ、ダイナ、ガイア、メビウスらと力を合わせ、自分のワイドショットも加えた合体技「スペリオルマイスフラッシャー」を巨大影法師に放ち、消滅させた。
レイオニクスバトルが行われている惑星ハマーに降り立ちレイブラッド星人の暗躍を阻止しようとするがアーマードダークネスと戦闘になり、その力を封じるため自らアーマードダークネスを装着、埋没した際にアイスラッガーを落とす。
その後、アーマードメフィラスによって装着した状態で地上に出現、レイが操るゴモラ、リトラ及びヒュウガ率いるZAPと交戦するがレイが所持していたアイスラッガーによってマスクが破壊されたことで意識が完全覚醒して動きを止め、ゴモラの超振動波でアーマードダークネスを破壊させ、元に戻る。そしてその後、ミクラスをレイ達に託して飛び去って行った。
その後、レイブラッド星人によって窮地に陥ったペンドラゴンを救出するため初代ウルトラマンと共にワイドショットでレイブラッド星人を撃破してペンドラゴンの救出に成功、ミクラスを回収して去っていった。
初代マンやメビウス、地球のレイオニクス・レイとともに、ウルトラマンベリアル率いる怪獣軍団と戦う。エネルギーの消費が激しく、変身できなかった際にはモロボシ・ダンの姿となり、ウインダム、ミクラス、アギラのカプセル怪獣3体を同時に召喚して戦わせた。
本作では、実の息子であるウルトラマンゼロも登場。大罪を犯して光の国から追放された彼を愛弟子であるレオに託し、戦士としての修行を積ませていた。
怪獣墓場での戦いで一度は力尽きてしまうが、事件解決後に復活、ゼロと親子の再会を喜ぶと同時に、その成長を認めた。ラストシーンではゼロや他のウルトラ戦士と共にウルトラマンキングの演説を聞いていた。
光の国を襲撃したダークロプス3体を、ゼロとの親子タッグで撃破した。その後、アナザースペース(異世界宇宙)へ旅立とうとするゼロに、新武器・ウルトラゼロブレスレットを授け、父親としてゼロに「私も皆もいつでもお前のことを思っている」「お前は一人ではない」と激励の言葉をかけ、ほかのウルトラ戦士達とともに彼にエネルギーを分け与えてアナザースペースへ送り出した。
その後もゼロの身を常に案じ、カイザーベリアルが光の国にダークロプス軍団を送り込んできた際には、ゼロの勝利を信じつつ、ほかのウルトラ戦士とともに迎え撃つ。ダークロプス軍団を壊滅させた後は、ゼロの勝利を知り喜んだ。
ビートスター天球で戦っていたゼロ達ウルティメイトフォースゼロの危機に、ウルトラマンやゾフィーと共に駆けつけ、天球のコースを変える時間稼ぎを行った。
事件解決後、ゼロに新たな仲間が出来ていたことを喜び、宇宙で起きている不穏な動き(=後の『ウルトラマンサーガ』におけるバット星人の暗躍)への忠告と、再び激励の言葉をかけてゼロと別れ、光の国へ帰還した。
新規撮影分に主人公として登場し、怪獣や宇宙人と泥仕合を繰り広げる。作品中では1度しか敗れることはなかった(制作第173話「海は青かった」対エレキング戦)。本編ではアギラを子分として従えている。
ウルトラセブン本人のプロフィールは劇中では明らかにされていないが、雑誌記事などで詳細に設定されている。
モロボシ・ダンがウルトラセブンの姿になるための変身道具。赤いゴーグルの形状で、これを掛けることでウルトラセブンに変身する。
入手経緯が不明瞭で、『ウルトラセブン』第1話でダンに向かってどこからとも無く飛んできている。これが無ければセブンの状態になれないため、しばしばダンの正体を知る侵略宇宙人にウルトラアイを盗まれてしまい変身出来なくなるエピソードが登場したが、身に着けていさえすれば掛けなくとも変身できるのか、第5話、第18話では両腕を交差して変身している。第5話ではポーズをとった次の瞬間に、ウルトラアイがダンの両目に着眼した形で出現しセブンに変身している(『ウルトラマンタロウ』客演時でも同様のパターンで変身した)。第18話ではポーズを取った後、ダンの姿が消え、その消えた際の光がベル星人の前に現れ、セブンが現れるという形を取っている。第17話でユートムに拉致された際は、隊員服のベルトのバックルにリモコンスイッチが仕組まれており、手の届かないところに置いてあったウルトラアイを浮遊させ、引き寄せて変身している。
『ウルトラマンレオ』第1話「セブンが死ぬ時!東京は沈没する!」で、マグマ星人らに敗北したダンがおおとりゲンの目の前で再び変身しようとした際に火を噴いて溶けてしまい、ダンは変身不可能となった(この時のウルトラアイは『ウルトラセブン』で使用していたものとは形状が異なっている)。溶けたウルトラアイはその後、第34話「ウルトラ兄弟永遠の誓い」にて新マンにより光の国に持ち帰られ、修理に出されたとなっている。
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』では、修理が完了しており、再びセブンに変身できるようになっていた。
『平成ウルトラセブン』では、モロボシ・ダン及びカザモリ・マサキの姿をとっていたセブンが、ウルトラアイで変身するシーンが描かれている。
『ULTRASEVEN X』でも同じくウルトラアイにより変身するが、形状はウルトラセブンのウルトラアイと異なる。
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では別次元のダンが、自らをセブンだと気が付いた際に、ダンの手元に出現している。
ウルトラセブンは、自ら戦えない場合にはカプセル怪獣を代わりに戦わせることができる。詳細はカプセル怪獣の項目を参照のこと。
光線技[]サロメ星人に自白装置にかけられたダンが告白した「M2SH3GWAB1」は、エメリウム光線に限らずセブンが使うあらゆる光線技(ウルトラビーム)の元素記号(無論、架空の記号)である。
エメリウム光線額にあるエネルギー放出器官のビームランプから発射する光線。光線の種類と発射ポーズは数種類ある(用途の違いで威力調節するため)が、両手を額に当てて発射する反磁力線(Aタイプ)と、左手を胸に当てて発射する熱線(Bタイプ)が頻繁に使われる。アイスラッガーと並ぶセブンの代表的な技である。威力を調整でき、第4惑星の地球攻撃ロケット群を破壊したラピッド光線(弾丸状エネルギー連続発射)や、カナン星人に操られたカプセル怪獣ウインダムを元に戻したエメリウム覚醒光線、『ウルトラマンA』登場時にバクタリを元のバクに戻したエメリウム還元光線というバリエーションもある。『ウルトラマンメビウス』ではメビウスのメビュームシュートと組み合わせてグローザムに重傷を負わせた。また、ビラ星人に操られていたユシマ博士を気絶させるといった使い方もある。パンドンとの戦いでも使ったが、体力の消耗やエネルギー不足のため光線が届かなかった。『ウルトラマンA』登場時にエースキラーに奪われた事がある。ワイドショットL字型に腕を組んで発射される光線。セブンの技の中で一番の破壊力を持つ。太陽エネルギーをプロテクターに集中し、両腕に貯め発射される。右肘から右の手刀部までの広い領域から放射されるため、ワイドショットと名づけられた。初代ウルトラマンやウルトラマンジャックのスペシウム光線より威力は高いが、大量のエネルギーを消費するため使用頻度は少ない。アイスラッガーやエメリウム光線の通じないアイロス星人を倒す際に初めて使われた。第47話ではフック星人にスリーワイドショット(三方向に分かれるタイプ)を使い、3人纏めて倒した。『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』では強化版のネオ・ワイドショットを使った事もあり、ワイドショットの通じないサルファスを倒している。内山まもるの漫画『ウルトラ戦士 銀河大戦争』では強化版のグランドワイドショットを使用しており、全身から発射する光線でジュダにダメージを与えている。『ULTRASEVEN X』では途中で光線を複数に分裂させ、敵を囲い込む形で命中させた事もある。ワイドショットでも倒せなかったのは昭和版ではガッツ星人、平成版ではサルファス、『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』においてのガッツ星人(ただしこの際は、セブンが後述のファイナル・クロスシールドの影響で極端にエネルギーを消耗した状態だったために、威力が不十分だったと思われる)。平成版のキングジョーIIは体を分離することでワイドショットを避けている。『ウルトラファイト』では、当時まだワイドショットという名前が決まっていなかったため、再編集話ではウルトラビーム、新撮編では怪電波と呼ばれている。ウルトラショットビームランプに指先をあててエネルギーを右手先に移して、手先から発射される針状の光線。掌を重ねて撃つと連射が可能。片手撃ちは恐竜戦車の足元に落ちている高性能火薬スパイナーを誘爆させて恐竜戦車を倒した。両手撃ちはペガ星人の円盤との戦いで使ったが、ダメージを与えるには至らなかった。ハンディショット片腕をL字型に曲げて発射する連続エネルギー光弾。ガッツ星人の円盤群を撃ち落とした。ウェッジ光線手の先から発射し、敵に突き刺すくさび形光弾。等身大のゴドラ星人を倒し、『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』では、ピット星人を倒した。『ウルトラセブン1999最終章6部作』ではヴァルキューレ星人に使っている。シェイクハンド光線別名:ナックルビーム。掌を合わせて放つ破壊光線。ガッツ星人に放ったが回避され逆に跳ね返され自分が喰らってしまった。ストップ光線両腕先を合わせて発射する麻痺光線。ビラ星人に使った、光線が断続的に発射されるタイプと、アンノンに使った、リング状に発射されるタイプがある。アイビーム目から発射する光線。アンノンの光線を相殺した。ウルトラスパイラルビーム腕から発射する、リング状に伸びる光線。別名「ウルトラリング光線」。飛行するベル星人を撃墜した他、スペル星人の円盤が発するバリヤーを無効化した。チェーンビーム腕を十字型に組んで発射する電撃光線。敵を痺れさせる。スペシウム光線の構えに似るが、右腕が少し傾いている。プロテ星人に使ったが、すぐに破られた。ハンドビーム中指と人差し指を伸ばして発射する光線。シャドー星人の円盤を破壊した。シャドウマンによって縮小されてコップの中に閉じ込められた時にも使い、部屋内で爆発を起こしてウルトラ警備隊を呼び寄せてコップから脱出した。ラインビーム指先から放つ、緑色のビーム。にせウルトラセブンに使ったが、敵も同じラインビームで反撃してきた。手裏剣光線手裏剣のように連射可能な光弾。ゴーロン星人を疲弊させ、エメリウム光線での撃破に貢献した。ブレーク光線ガッツ星人の十字架を破壊した、両手指先から放つ光線。ダブルビーム両手先から発射する光線。持続して発射することが可能で、広い面積を焼き払うことに適している。第4惑星の地球攻撃ロケット群を破壊した。ウルトラカプセル光線『ウルトラマンA』出演時にオニデビルの毒に冒されたAを治療するカプセルを作り出した。リュウ弾ショット『地球星人の大地』で使った、両手を合わせて放つ必殺光弾。小さいが、メトロン星人を倒す威力がある。パーフェクトフリーザー『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』で使った冷凍光線。バンデラスを凍らせた。トルネードビーム『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』で使った、竜巻状の光線。ヴァリエル星人の花粉を宇宙へ吹き飛ばして無効化させた。ウルトラクロスアタッカー『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』で使った必殺技。十字形の光のカッターを作り出す。ネオパンドンを倒した。合体光線フルパワー内山まもるの漫画『ウルトラ戦士 銀河大戦争』で使用。セブンの指揮の下、初代マン・エース・タロウを合わせた4人がスクラムを組んで発射する合体光線で、作中ではバルタン星人とエースキラーの大軍を吹き飛ばした。念力技[]アイ・スラッガー頭部に装着している宇宙ブーメラン。ウルトラ念力でコントロールする事ができ、飛ばすと白熱化して敵を切りさき、反転しながら頭部に戻ってくる。手持ちナイフとしても使える。切断だけでなく、イカルス星人に対しては胴体を貫通させたり、ダンに化けたゴドラ星人やペガッサ星人に対してはぶつけるだけであったりと、威力を調整できる。最終話では、改造パンドンに奪われて投げつけられたが、ウルトラ念力で跳ね返して逆に止めを刺した。セブンの技では前述のワイドショットが最も強力なものとされるが、雑誌等の設定ではアイスラッガーを「セブンの最強武器」としている例が少なくない。殆どの敵を切り裂くことができるが、キングジョーのように効かなかった敵も存在する。キングジョーIIを倒す際に、何度もぶつけたことにより先端が欠けてしまうという描写も見られた(後のエピソードでは修復している)。「アイ」とついているのは企画時のタイトルが『ウルトラ・アイ』とされていた時の名残り。正式な表記は「アイ・スラッガー (Eye Slugger)」。当時は「アイス・ラッガー」と誤認されることが多かった。考案者はセブンの武器設定を担当した脚本家の藤川桂介(エッセイより)。アイスラッガーの大きさは、セブンが最大時(40m)で、全長7.77mと設定されている。(ウルトラマンフェスティバル2007にて実物大のアイスラッガーが展示された際に公表された。現在この実物大展示物は愛知県にあるショッピングモール「エアポートウォーク名古屋」内に展示されている。)『ウルトラマンメビウス』や『ULTRASEVEN X』でも使用されており、ブーメランのように回転しながら白熱化せずに飛ばしている。後者では記憶の覚醒前のアイスラッガーは鈍器のような扱いであり、一度もエイリアンを切っていなかったが、記憶の覚醒後はエイリアンに対して切断技として使用している。『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』ではセブンがアーマードダークネスにセブンを封じた後、レイが所持する事になり、レイオニックバーストモードと化したレイモンを2度に渡ってレイに戻し、レイをアーマードダークネスへ導いた。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではK76星にいるゼロ達にSOSを伝える為にも使用されている。ウルトラノック戦法アイスラッガーを自分の手前に空中で静止させて両手を握手するように組み、そのまま腕を後ろに引き前に突き出すと同時にアイスラッガーにハンディショットを当て、アイスラッガーの威力を数倍にまで高めた技。ガッツ星人の母船を破壊し、『ウルトラセブン1999最終章6部作』ではキングジョーIIの体の1箇所をアイスラッガーで4回連続攻撃してからウルトラノック戦法で倒した。イリュージョニックスラッガー映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で使用。ウルトラ8戦士の腕から放った光線を受けて無数に分裂し、ギガキマイラを足止めした。「ウルトラノック戦法」の応用技でもある。ウルトラ念力アイスラッガーを操るセブンは強力な念力を体得しており、敵を投げ飛ばす事は勿論、雲を動かして気象を変化させる事も可能。第16話ではストップ光線で動きを止めたアンノンを持ち上げ、第20話ではギラドラスをアイスラッガーで倒した後、ギラドラスが発生させた暗雲を追い払った。第25話ではガンダーを投げ飛ばした。第31話ではカオリの体内で使い、行く手を阻む溶解液を逆転させた。イカルス星人に対しては、ウルトラ念力の1つ「ウルトラサイコキネシス」を使い、投げ飛ばして岩山にぶつけてとどめをさした。映画『ウルトラマン物語』では、その発展型の「念力ショット」という念力で対象物を爆発させるという技が対ボーグ星人戦で使われた。『ウルトラマンレオ』では、変身できなくなったダンに残された唯一の能力がウルトラ念力であり、怪獣の動きを封じるほどの力を持つが、体力を著しく消耗し、自らの寿命を縮めてしまう。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』においても使用されている。物理技[]ウルトラパンチ接近戦における基本的な攻撃技の一つ。状況や相手によって様々なパンチを繰り出しており、襲撃してきたシャドー星人の宇宙船に強烈な一撃を加えて飛行不能にしたこともある。ウルトラキックウルトラパンチの数倍の破壊力を持つと言われる強力キック。ジャンプを伴ってのキックの他、ストレートキックや回し蹴りなどのバリエーションを持つ。アンノン、ベル星人戦などでは挑みかかってきた相手にキックを放って出鼻を挫いた。ウルトラチョップ手先にパワーを集中させて放つ強力な手刀で、テペトに見舞った他、恐竜戦車の背中に乗って頭部に連打を繰り出した。両手でダブルチョップを繰り出すこともある。ウルトラエルボー『ULTRASEVE X』で使用した技。ひじに体内のパワーを集中させ、頭部などに打ち降ろす技で、受けた相手の骨は粉々に砕かれる。ボーダ星人戦において、頭部に二度繰り出し、効果的にダメージを与えた。背負い投げ相手の懐に入って頭部と首を抱えて投げ飛ばし、地面に叩きつける技。エレキング、ギラドラス、アロンといった怪獣相手に用いた。フック星人戦では、背後から襲ってきたところを投げ飛ばしてダメージを与えている。改造パンドンにも使用したが体力を消耗していたため投げ飛ばせなかった。ウルトラスウィング相手の体を振り回して投げ飛ばす豪快な技。エレキングの長い尻尾を掴み勢いをつけて振り回し、地面に叩きつけた。ローリングスパーク体を空中で回転させながら、全身から破壊エネルギーを放射して敵に体当たりする。アイアンロックスに鎖で捕らえられた際に使い、敵にダメージを与えると同時に鎖を破壊した。ボディ風車ボディを空中で回転させてエネルギーの渦を発生させ、風車となって敵に体当たりする。にせウルトラセブンを倒した。ウルトラパワー文字通り怪力でねじ伏せる技。 体に巻きついたナースを、両腕の力でバラバラに引きちぎった他ギエロン星獣の片翼を引き裂いて大ダメージを与えた。脳天逆落とし敵を放り投げ、頭から地上に激突させる技。バド星人を倒した他、スペル星人とベル星人にも使ったが、どちらも湖に落ちて衝撃が無くなり無効だった。ウルトラバックブリーカー映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』で使用した必殺技。敵を後ろから抱え込み、爆発させる技。キングジョーを倒した。映像は『ウルトラセブン』第15話において、セブンがキングジョーを羽交い絞めにし、ウルトラ警備隊がライトンR30でキングジョーを爆砕したシーンの流用。その他の能力[]ミクロ化他の生物の体内や機械などの中に入る時に使用される身体縮小能力。ダリーの回に使われたのが代表的。これの応用技として、ミクロ化してウルトラ警備隊のエレクトロHガンに侵入して弾丸に紛れて飛び出し、巨大化しながら敵に体当たりする「ステップショット戦法」があり、アイスラッガーの通じないクレージーゴンを倒した。ボディスパーク体内のエネルギーをスパークさせて、全身を発光させる。光に弱いフック星人を気絶させスリーワイドショットに繋げた。ウルトラバブル掌を合わせて発射する泡(一部の書籍では白血球とも)。ダリーを泡に包んで消滅させた。ウルトラ水流『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』で使った消火用の技。両手を合わせて、霧状の水を放つ。ウルトラバリヤー光の壁で敵の攻撃を防ぐ。状況に応じて大きさと形を変化させる。第5話ではカーテン状のバリアでビラ星人の光線を防ぎ、第16話では小型の四角いバリアでアンノンの火花を防ぎ、『地球星人の大地』では大型の四角い壁でメトロン星人の光線を防いだ。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、ウルトラの星の氷結から逃れる際にウルトラマンと共に使用した。ウルトラVバリヤー両腕をV字に組んで相手の攻撃を防ぐ。カナン星人の宇宙船やペガ星人の円盤が放つ光線を防いだ。テレポーテーション初代マンと同名の技だが、初代マンとは異なり両手からエネルギーを出し一瞬で空間移動する。第19話ではバド星人の円盤から宮部博士を連れて宮部宅へ移動した。第29話ではスパイ衛星を持ち去ったプロテ星人の円盤から衛星を奪還するために使った。スライドイン鏡をすり抜け、鏡の中に作られたバド星人の異次元基地に侵入した。透視能力目から特殊光を出し姿を消した敵を探し出したり、厚い壁の向こう側を透視する。プロテ星人、テペト、アロンに使用。変身前でも使える。ただしワイアール星から産出される金属であるチルソイトだけはこの透視能力を持ってしても中を見通すことはできなかった。また、ポール星人とガンダーが発生させた異常寒波の中でも使ったが視界が悪く完全に見通せなかった。飛行能力ウルトラ戦士共通の能力であるが、セブンの推進力は他のウルトラマンよりも強く、太陽の至近距離でも自由に動ける他、引力圏に引き込まれて墜落しかけたジャックを抱えて安全圏まで運んだこともある。テレパシー能力思念により会話を行う。他の宇宙人やウルトラ戦士との会話の他、ガッツ星人に磔にされた際はテレパシー通信でウルトラ警備隊に救出方法を連絡した。変身前でも使える。ウルトラの星作戦『帰ってきたウルトラマン』出演時に使ったウルトラマンとの合体技。ウルトラマンジャックを救出するために使用した、処刑台に磔にされたジャック対して、ふたりが空中でクロスするかのように飛ぶと、エネルギー域が生み出され、処刑台の拘束帯が破壊されると同時に、瀕死状態のジャックにエネルギーが与えられ復活する。W光線『帰ってきたウルトラマン』においてウルトラマンの「スペシウム光線」と同時に「エメリウム光線」を発射して、ナックル星人の宇宙船2機を破壊した。グランドスパーク『ウルトラマンタロウ』においてゾフィー、ウルトラマン、ジャック、Aとともに放った光線。テンペラー星人の宇宙船に向かい、それぞれが必殺光線を一斉に発射することで、大爆発させた。クアトロ・バスター『ウルトラマン&ウルトラ兄弟』において月面におけるUキラーザウルスとの戦いで使用した合体光線。ウルトラマン、ジャック、Aとともに、それぞれが繰り出した必殺光線をひとつにしてUキラーザウルスに放ったが、かわされてしまった。あうんの呼吸『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』において大気圏外で不意を突かれ、Uキラーザウルスの触手に捕らえられたジャックとAをウルトラマンの「ウルトラスラッシュ」と「アイスラッガー」で窮地を救った。ファイナルクロスシールド『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』において初代マン、ジャック、Aと共にUキラーザウルスを封印した大技。リベレイト・レイ『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』においてガッツ星人によって十字架に閉じ込められたウルトラマンメビウスを救出する際に使用した合体光線。セブンと、ウルトラマン、ジャック、Aが赤色の光線を放ち十字架を破壊してメビウスを解放した。ダンに戻る能力両腕をクロスさせてダンの姿に戻る。等身大の場合は右手を目に当て変身解除する。異世界人への憑依『ULTRASEVEN X』の世界で行動するため、その世界の人間ジンに融合した。ただしセブンとジンの2人ともが記憶喪失となり、記憶が覚醒するまで実力が発揮できない、セブン(M78星雲人)に変身するのにもウルトラ・アイを使う。ウルトラインパルス『ULTRASEVE X』において、敵の隙を突いて、エネルギーを込めた掌底を高速で打ち込む技。すさまじい威力のため、敵に命中する瞬間には衝撃波が名じる。マーキンド星人を吹き飛ばした。ウルトラパリフィー『大決戦!超ウルトラ8兄弟』においてスーパーヒッポリト星人によって、ブロンズ像にされたメビウスを救出する際に使用した光線。ウルトラマン、ジャック、Aとともに体の前方に突き出した右腕から放った光線をひとつにし、メビウスのカラータイマーに照射して復活させた。スペリオルストライク『大決戦!超ウルトラ8兄弟』において超ウルトラ8兄弟が、それぞれの光線を同時発射する技。ギガキマイラの「デザスタル・バースト」の発射口である胸を狙い撃った。ウルトラグランドウォール『大決戦!超ウルトラ8兄弟』において超ウルトラ8兄弟が力を合わせて作り出す超強力バリヤー。ひとりのウルトラマンが作るバリヤーの数万倍の強度を誇る。ギガキマイラの放ったキマイラ・ショッカーを跳ね返し、大きなダメージを与えた。エクセレント・リフレクション『大決戦!超ウルトラ8兄弟』において超ウルトラ8兄弟が力を合わせて放つ再生光線。ギガキマイラの放ったデザスタル・バーストを無効化したのみならず、元素レベルまで破壊された海を再生した。ウルトラスペリオル超ウルトラ8兄弟の発射した、それぞれの最も得意する光線が融合し、すさまじい破壊力を生み出す合体光線。宇宙空間でギガキマイラを撃破した。ウルトラブリット漫画『ウルトラマンSTORY 0』で登場。ミクロ化して体をバリアで覆ったセブンがゾフィーの光線を背後から受けて加速。アイスラッガーを手に持ったまま相手の体に突貫し、元の大きさに戻りながら突き抜ける。カプセル怪獣とはダンがセブンに変身できない時などに代わりに戦う怪獣である。1話及び3話の映像では所有していたカプセルは5つである事が確認できる。しかし劇中に登場したのはウインダム、ミクラス、アギラの3体のみ。7回ほど使用されているが、戦闘力はセブンに及ばず、威力偵察や時間稼ぎを任務としている。使用と召還戻しは基本的に変身不能に陥ったダンがするが24話ではセブンの状態でウインダムを召還戻している。第10話「怪しい隣人」にてイカルス星人によってダンが異次元空間に閉じ込められた際、前述の3体以外が入っていると思われるカプセル1つを投げたものの、怪獣は出現せずにカプセルはそのまま行方不明になった(最終的なカプセルの行方については劇中で明かされず)。
怪獣は原則として一話一体ずつしか登場しないが『平成ウルトラセブン』や『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』のような緊急事態の場合は複数を同時に登場させる場合もある[11]。
このカプセル怪獣の発想は、後年のゲームソフト『ポケットモンスター』の設定にも大きな影響を与えたと言われ、ポケモンの生みの親である田尻智はその旨を明言している。
機能[]企画段階では『ウルトラQ』『ウルトラマン』の怪獣をカプセル怪獣に使う構想があり、企画書や準備稿ではレッドキング、ペギラ、アントラー、パゴスの名前が挙がっていたが、前作を踏襲しない番組の方針によって上記の新造怪獣に決定した。その後、第32話「散歩する惑星」の準備稿では再度パゴスがカプセル怪獣としてリッガーと戦う予定だったが最終的にアギラに変更された。
ウルトラシリーズに登場するカプセル怪獣に似た設定の道具で出現する怪獣についても記述する。
ミクラスセブンのカプセル怪獣本編における戦績はあまりよくなく出番も少なかったが、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』において同作の主人公のレイに一時的に預けられた際に大幅なパワーアップを果たし、最終的にボガールを倒すまでの強さを得た。ウインダムセブンのカプセル怪獣第39話「セブン暗殺計画(前編)」にてガッツ星人の攻撃によって死亡したが、ミクラスと共に『平成ウルトラセブン』や『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』にも登場している。アギラセブンのカプセル怪獣第46話「ダン対セブンの決闘」でカプセルに回収されなかったのを最後にしばらく登場は無かったが、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で久々に登場した。ゴールダスペリオ星人ムサシのカプセル怪獣(『恐竜大戦争アイゼンボーグ』)セブンガー怪獣ボール(『ウルトラマンレオ』)ミラクロンZカプセル怪獣(『ウルトラマンゼアス2』)ダークラーSカプセル怪獣(『ウルトラマンゼアス2』)ミクラス(エレキミクラス)、ウインダム(ファイヤーウインダム)マケット怪獣(『ウルトラマンメビウス』)
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