ウルトラマンティガの登場怪獣

ページ名:ウルトラマンティガの登場怪獣

ウルトラマンティガの登場怪獣(ウルトラマンティガのとうじょうかいじゅう)は、特撮テレビ番組『ウルトラマンティガ』に登場した架空の怪獣、宇宙人、異次元人、ロボット、その他の生物の一覧である。

なお劇場版『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』およびビデオ版『ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人』、プラネタリウム公開版『ウルトラマンティガ~光の子供たちへ~』の登場怪獣についてはそれぞれの項目を参照。


目次

超古代怪獣 ゴルザ・超古代怪獣 ゴルザ(強化)[]

第1話「光を継ぐもの」、第18話「ゴルザの逆襲」に登場。

詳細はゴルザを参照

超古代竜 メルバ[]

第1話「光を継ぐもの」に登場。

  • 身長:57メートル
  • 体重:4万6000トン

ユザレ曰く「空を切り裂く怪獣」。モンゴル平原に出現したゴルザに続きイースター島から出現。東北地方にあると言われるティガのピラミッド内にある3体の巨人像を破壊するために日本を目指した。ティガのピラミッドでゴルザと合流して2体の巨人像を粉々にし、目から発する光線(『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では「メルバニックレイ」と表記)と空をマッハ6の高速で飛び回ってティガを翻弄したが、スカイタイプのティガ・スカイキックで蹴り落とされ、ランバルト光弾を喰らい爆発四散した。

  • スーツアクター:岡野弘之

岩石怪獣 ガクマα・β[]

第2話「石の神話」に登場。

  • 身長:α-58メートル、β-59メートル
  • 体重:α-5万6000トン、β-5万8000トン

西南諸島にある久良々島に棲む怪獣。2体登場し、1本角の方をガクマα、2本角の方をガクマβと呼び区別する。2体の関係は不明(兄弟と記載されている文献もある)。口から石化光線を吐き、人間を石にして捕食していた。βはαに比べて戦闘能力が高く、石化光線の他に背びれからの赤い熱線、鋭い2本角からの衝撃波を武器とする。島の開発に伴い、食料である石が失われ地上に姿を現した。先に地上に姿を現したαはガッツウイング2号のデキサスビームによって倒される。その直後現れたβは、ティガと戦い、ティガの半身を石化させ苦しめたが、パワータイプのデラシウム光流をあびて倒された。

炎魔人 キリエル人[]

第3話「悪魔の預言」、第25話「悪魔の審判」に登場。

  • 身長・体重:不明

超古代より地球に潜入していた精神生命体。「キリエルびと」と読む。第3話では3年前に既に死亡していた人間(イタハシ・ミツオ)の姿を借り、「聖なる炎」という爆発事件を起こし、GUTSのイルマ隊長にティガではなくキリエルを人類の守護神として崇めよと迫ったが、断られたため町ごと燃やそうとした。彼女の救出に現れたティガに対抗して巨大化し、戦いを挑んだ。

第25話では、天使として人々の前に姿を現し、さらにTVを乗っ取りティガを「悪魔」だと人々を洗脳し、メトロポリス上空に「天国の門」(実は地獄の門)と呼ぶ巨大な門を出現させ、他のキリエル人たちを地上に降り立たせようとした。ティガが現れるとキリエロイドIIに変身し、ティガと再び戦う。

最終話で闇が迫る中地球を見捨て、ダイゴ隊員に負け惜しみに近い言葉をなげかけて去って行った。戦力として両手から放つ衝撃波を武器とする。また、遠隔的に人間の精神を乗っ取り、自らの意のままに操ることも可能(劇中では女性ニュースキャスターがその被害者になった)。

炎魔戦士 キリエロイド[]

第3話「悪魔の預言」に登場。

  • 身長:52メートル
  • 体重:4万2000トン

キリエルの預言者がティガに対抗するために変身した姿。キリエルの預言者曰く、「キリエル人の怒りの姿」。キリエル人の戦闘用モードと思われる。メトロポリスポイント33地区に出現した。「キリ、キリ、」と鳴くのが特徴。顔面はまるで泣きの表情を浮かべているように見える。その姿はどこか悪魔を連想させ、手からは炎を噴き出す。「聖なる炎」という爆発事件は炎が地下から上がったあとで発生しているため、劇中や全ての資料や文献では全く語られてはいないが恐らく自身が土中から火炎を放っていたものと思われる。前述のキリエル人同様、「聖なる炎」で汚れを焼き払ったあと地球に自分の新世界を創ることが目的である。頭の回転が非常に早いうえ、格闘にも優れておりティガを圧倒したが、スカイタイプのティガフリーザーで氷付けにされ、マルチタイプのゼペリオン光線で倒された。

炎魔戦士 キリエロイドII[]

第25話「悪魔の審判」に登場。

  • 身長:55メートル
  • 体重:4万5000トン

初代よりパワーアップしており、姿もさらにおぞましいものとなっていた。キリエルの預言者と巫女が合体変身した姿である(彼らの背後に他のキリエル人もいた事から、彼らも一体化した可能性もある)。以前の個体との違いは顔面の白い部分が広く(最初のキリエロイドとは逆に笑いを浮かべているようにも見える) 、更にその真ん中に黄色い発光体と思われる物体が付いており、胸部の発光体が上下別々に点滅するというところである。また、ティガの行うタイプチェンジと同様の能力も身に付けており、初登場時は格闘戦タイプだったが、怪力戦タイプでは全身が硬質化し、両腕に曲刃が付く。空中戦タイプでは更に背中から巨大な翼が生え、その飛行速度はスカイタイプをも上回る。タイプチェンジ後は終始優勢であり一度はティガを窮地に追い込んだ後、空に発生させた「地獄の門」の扉をこじ開けて自身の仲間を呼び、ティガ諸共世界を闇に閉ざそうとするものの、イルマ隊長の呼びかけで我に返った人々から放たれた光によって復活したティガの猛反撃を受け、ゼペリオン光線によって地獄の門と共に消え去った。

  • 着ぐるみはキリエロイドの改造。

『ウルトラマン Fighting Evolution REBIRTH』に登場したキリエロイド[]

カオスキリエロイド[]

PS2用ゲーム「ウルトラマン Fighting Evolution REBIRTH」に登場。

カオスヘッダーによってキリエロイドが強化された姿。ゲーム中でキリエロイドが得意としている足技がさらに強化されており、両足には鋭利なカッターが新たに出現している。また、操る炎は通常よりもさらに高温の青い炎に変化しており、両足にこれを纏わせることで絶大な威力の蹴りを放つことが出来る。

ライブステージに登場したキリエル人[]

ウルトラライブステージ

1997年での『ウルトラマンフェスティバル』のライブステージでは男女の預言者のキリエル人2人とキリエロイド1体が登場した。

複合怪獣 リガトロン[]

第4話「サ・ヨ・ナ・ラ地球」に登場。

  • 身長:65メートル
  • 体重:7万7000トン

感情も実体も持たず、ただエネルギーを求めて宇宙をさまよい、エネルギーを見つければそれを吸収してしまう未知のエネルギー体が、木星探査船ジュピター3号とその乗組員を取り込み、その乗組員の感情を読み取り作り出した怪獣。頭部にはジュピター3号のコンピュータが内蔵されている。さらなるエネルギーを求めて地球に降り立ち、宇宙開発局の高純度エネルギーや鶴ヶ崎発電所を狙った。両手の鋭い爪(エネルギー吸収爪)をタンクに突き刺して高純度エネルギーを飲む。武器は両手の鋭い爪から放つ青い光線と、レンズ状の目を発光させての爆撃、更に背中のブースターで敵を吹き飛ばしたり、取り込んだ乗組員の知識や能力を利用して宇宙開発局の防衛システム「DCS」のセキュリティシステムを解除して機能を止めてしまうことも可能であり、デラシウム光流も効かない頑丈さと怪力を誇る。ティガとの戦闘でもティガを圧倒し、倒す手段はないかと思われたが、ジュピター3号のコンピュータに送信された乗組員の家族の写真により乗組員の意識が覚醒、内部のエネルギーを奪われて抜け殻状態となった。その抜け殻はティガのゼペリオン光線で破壊され、乗組員の意識は光となって昇天していった。

  • リガトロンの元になったエネルギー体の特性は後継作『ウルトラマンダイナ』のスフィアに受け継がれたと思われる。なお、機械と人間の融合怪獣と言う設定は本作の翌年に放送された『勇者王ガオガイガー』(一部地域では裏番組)のゾンダーロボを髣髴とさせる。

ゾンビ怪獣 シーリザー[]

第5話「怪獣が出てきた日」に登場。

  • 身長:60メートル
  • 体重:5万6000トン

静岡県北川市の海岸に悪臭を放つ死体として打ち上げられたが、GUTSによる撤去作業中にガッツウイング2号で上空に吊り上げた状態から落下したショックで息を吹き返した怪獣。エネルギー源は液化天然ガスであり、エネルギーを吸収するためガスタンクを目指して進行した。進行を阻止しようとガッツウイング1号が放ったミサイルやガスタンクをことごとく取り込んだ。生命反応はないようだが感覚はあるようで炎や眩しい光を嫌う。どんなに体を傷つけられても体が完全に打ち砕かれない限り短時間で再生することが出来、更に首を伸ばして攻撃することも可能。ティガとの戦闘ではその軟らかい体でティガの打撃攻撃を無力化し、口からの毒ガスで苦しめた末、ティガを飲み込もうとした。さらにゼペリオン光線をも吸収したが、吸収した光線によって腹の中にあるガスタンクが誘爆され、内部から大爆発した。尚、劇中では語られてはいなかったが文献によると70年前に一度死んでいたものが生き返ったものであり、海中を泳ぐことが出来るとされている。

空中棲息生物 クリッター[]

第6話「セカンド・コンタクト」、第15話「幻の疾走」、第28話「うたかたの…」に登場。

  • 身長・体重:不明

謎に包まれたクリオネに似た空中生物。親愛の情を持った相手を食べる(共食いする)習性を持つ。クリッターにコンタクトを求めていたTPCの飛行機の乗員も「友人を食べる習性」に従って食べてしまった。電離層に住んでおり、飛行機を襲ったりしたことから「クリッター作戦」と呼ばれるプロジェクトにより殲滅させられそうになるが、デキサスビームとデラック砲を曲げてかわし、その直後自分たちで勝手に(レナ隊員いわく人類に愛想を尽かして)地球から離れていった。

変形怪獣 ガゾート[]

第6話「セカンド・コンタクト」に登場。

  • 身長:59メートル
  • 体重:5万トン

電離層に住むクリッターが、大量の電波により合体・突然変異を起こして誕生した怪獣。周囲に強力な磁界を形成する繭状の雲を作りながら市街地に飛来した。ホリイ隊員との間に会話を成立させるが、前述のクリッターの習性に従いトモダチと認識したホリイ隊員やティガを捕食しようとする。餌は人間であり、劇中で一人実際に喰われている。武器は口から放つプラズマ光弾と両手のパワーひれというひれを使った攻撃。死んだふりをして相手を油断させたところを鋭い牙による噛み付きで不意打ちするといったような狡賢い一面を持ち合わせている。ティガの左腕に傷を負わせたあと、空中戦の末ウルトラボディーアタックで打ち落とされ、ランバルト光弾で爆散し、無数のクリッターに戻り電離層へと帰った。

一部の資料によるといつも空中に浮いて生活しているため、足の骨は退化して細くなっているとされている。

  • 声:佐々木麻理

変形怪獣 ガゾートII[]

第15話「幻の疾走」に登場。

  • 身長:59メートル
  • 体重:5万トン

クリッターが再び強力な電波により再合体した姿。ゴリガン航空206便を消滅させ、マイクロ波受信施設から発せられるマイクロ波にひかれて地上に現れた。以前の個体は繭状の雲を作りながら飛来していたが、今回は繭を作らず直接登場した。姿形は以前と殆ど同一だが胸から腹部の両脇にかけてついている黄色い発光体と思われる部分が若干輝いている。マイクロ波を吸収しているため帯電体質になっており、これによって半径10キロ以内の計器を狂わせることが可能。しかも、マイクロ波に異常に神経質になっており、性格も以前より凶暴化している。ティガのハンドスラッシュを無効化することも出来る。口からの光弾は固体に近い性質なのか、ティガに素手ではじき返されたり受け止められたりした。その光弾をデラシウム光流に変えられて、最初は跳んでかわしたものの地面でバウンドしたそれに当たり爆発四散。

  • 着ぐるみはガゾートを改造したもの。口が開閉するように改修されている。

悪質宇宙人 レギュラン星人[]

第7話「地球に降りてきた男」に登場。

詳細はレギュラン星人を参照

異次元人 ギランボ[]

第8話「ハロウィンの夜に」に登場。

  • 身長:56メートル
  • 体重:4万9000トン

毎年ハロウィンの夜に世界中のどこかで魔女のおばあさん(異次元魔女)として現れていた異次元生命体。別名に「異次元人」とあるように、異次元から来た者であるため鏡にはその姿が全く映らない。子供たちに、食べた者に悪夢を見させるキャンディを配り、それを食べた子供たちを巨大なパンプキンで異次元へ連れ去り夢を吸い取って廃人にしていた。GUTSによって居場所を突き止められ、ガッツハイパーガンで撃たれたため巨大化した。巨大化した後は顔から光線を放ち、さらに分身や瞬間移動といった特殊能力も備えていた。また、空間に干渉する能力があるのか、戦闘中は満月がパンプキンの顔に変貌していた。ティガもその分身能力で撹乱しようとしたが、タイマーフラッシュによって本体を見つけられ、ウルトラフィックスとゼペリオン光線の連続攻撃によって倒された。

  • 出演/人間体:梛野素子

守護怪獣 マキーナ[]

第9話「怪獣を待つ少女」に登場。

  • 身長:55メートル
  • 体重:5万7000トン

サキが宇宙での移動に使うと見られる怪獣。200年前にサキが紛失してしまったカプセルが発掘されると、呼応するように地球に飛来した。サキの命令のみ聞く。表面はとても頑丈な装甲(マキーナプロテクター)で覆われており、TPCやGUTSのあらゆる攻撃をはじきかえす。飛行の際や防御態勢をとる際や夜間に体を休める際には卵状に変形することができる。TPCの自動地雷からサキを守ったティガを敵とみなして戦い、自慢の装甲でティガを劣勢に追い込むがサキの呼びかけでおとなしくなり、サキを連れて宇宙へ帰っていった。名前は「機械仕掛けの神」を意味する演劇用語、デウス・エクス・マキナから。

宇宙人少女 サキ[]

第9話「怪獣を待つ少女」に登場。

  • 身長・体重:不明

200年前地球に飛来したが、マキーナを地球に導くためのカプセルを紛失してしまい、そのまま帰れずにずっと地球に居続けた異星人。その姿は飛来したときからずっと変わらず、幼少時代のダイゴ隊員にも会ったことがある。異星人であるせいか体温は地球人より6.5℃低い30℃の状態である。TPCの情報検索エンジン「アカシックレコード」の資料ライブラリには、様々な時代に世界の各所で彼女の姿や彼女の持つ特異なデザインの笛の記録が残されていた。

  • 出演:伊藤智乃

バリヤー怪獣 ガギ[]

第10話「閉ざされた遊園地」に登場。

  • 身長:64メートル
  • 体重:6万9000トン

土中に巨大な蟻地獄のような巣を作る怪獣。元々は宇宙怪獣で、少し前に地球に飛来、地中にその姿を隠していた。地球に来た目的は繁殖のためで、成長ホルモンを持つ子供を触手で捕らえ、卵を産みつけようとした。よみうりランドを子供たちを捕らえる場所として、周りを見えないバリアーで覆って子供たちが逃げられないようにした。バリアーをGUTSの液体窒素ビームで破壊され、その後ティガと戦った。武器は角から出す光線とハサミ状の両手にある長い触手(ガギビュート)で、それらを駆使してティガと戦ったが、パワータイプによって触手を引きちぎられてしまい、さらに角を折られ、ボロボロになったところをデラシウム光流で倒された。

バリヤー怪獣 ガギII[]

第26話「虹の怪獣魔境」に登場。

  • 身長:63メートル
  • 体重:6万7000トン

以前よみうりランドに現れたものと同種で、魔境と呼ばれる獅子鼻樹海で樹海に迷い込んだ人間を襲っていた。以前現れた個体同様両腕の触手と角からの破壊光線を武器とする。剛力怪獣シルバゴンと戦闘を繰り広げ、バリアーを作り出したもののシルバゴンの怪力によってバリアーを砕かれ、触手を引きちぎられた後、あっさりかみ殺されてしまった。以前の個体との違いは角の根元と腹部が若干赤いところである。

  • 着ぐるみはガギを改造したもの。

異形進化怪獣 エボリュウ[]

第11話「闇へのレクイエム」に登場。

  • 身長:53メートル
  • 体重:5万3000トン

ホリイ隊員の親友である宇宙開発センターの職員サナダ・リョウスケが、かつて地球に落ちてきた隕石に含まれていた、移植した生物の能力を飛躍的に向上させる効果のある未知の細胞(エボリュウ細胞)を自らの体に移植し、変化した怪獣。エボリュウ細胞には欠点があり、大量の電気を吸収し続けなければ発作に苦しむため、次々と発電所などを襲い電気を吸収していたが、ついには体を制御できなくなり、巨大化した。100万馬力のパワーを持ち合わせており、体中に電気を纏わせて瞬時に姿を消す(プラズマボディ)という技を使う。ティガとの戦闘では、体や両手から出す電気(電気ビーム)や爪の間から伸びる触手(エボビュート)などでティガを苦しめた。戦闘で体内の電気が全て無くなり、元のリョウスケの姿にもどり息絶えた。

その後第47話でティガのピンチに幻として現れ、メタモルガの動きを抑えた。

深海怪獣 レイロンス[]

第12話「深海からのSOS」に登場。

  • 身長:57メートル
  • 体重:5万5000トン

R海域の石油プラントに出現した怪獣。元々海に棲む普通の生物だったが、度重なる地下核実験の放射能の影響で怪獣化してしまったものである。放射能を吸収しているため、その細胞には放射能が含まれている。どちらかというと被害者の立場にあるのだが、その後、海洋科学研究所の極超音波魚誘導発信システムに反応して研究所を襲撃し、ティガと戦う。口から出す水流や泡(レイロンスバブル)、背びれからの怪光線を使い、怪光線をうつと見せかけて水流を吐きティガをおちょくるなど子供のような行動が目立つ。パワータイプのミラクルバルーン光線で泡の内部に閉じ込められて行動不能になり、ティガパワーパンチで殴り飛ばされたあと、そのままデラシウム光流で海の中に送り返された。

誘拐宇宙人 レイビーク星人[]

第13話「人間採集」に登場。

  • 身長:(ボス)2.25メートル、(手下)2.2メートル
  • 体重:(ボス)135キログラム、(手下)130キログラム

P413星雲レイビーク星出身の異星人。地球人によく似た生物を奴隷として働かせていたが、酷く扱い過ぎたため数を減らしてしまい、代用として地球人に目を付け、夜な夜な縮小光線銃で人間をミクロ化して銃の中に捕獲していた。地球ではボスと複数の手下で活動し、今は機能していないゴミ処理施設をアジトとしていたが、アジトに突入したGUTS隊員によって手下の半数の個体は倒され、もう半数もの個体はティガとの格闘戦の末ティガトルネードで跳ね飛ばされ、ボスもティガと戦った(巨大化はしなかった)。ボスはティガを縮小光線で銃の中に閉じ込めるが、銃内部で巨大化され脱出された。その後、パワータイプの攻撃に圧倒され宇宙船で逃げようとするが、スカイタイプのランバルト光弾で爆破された。縮小光線銃はGUTSによって解析され、捕らえられた人々は元の姿に戻った。ボスの目は赤色、手下の目は黄色で、ボスのみ目から赤い熱線を発射する。尚、一部の資料では彼らの体内にある心臓は「クロウハート」と呼ばれており、どんなに激しく動き回っても規則正しく動くものとされている。

  • 声:掛川裕彦
  • スーツアクター/ボス:塩谷庄吾
  • その後、第42話ではカレン・E90の作り出したバーチャル映像として、『ウルトラマンダイナ』第46話では、謎の宇宙植物の作り出した幻影として登場した。
  • 名前の由来は英語のraven(ワタリガラス)+ beak(くちばし)より。

仮想生命体 バーチャルレイビーク星人II[]

第42話「少女が消えた街」に登場。

  • 身長・体重:不明

カレン-E90がマインドコントロールしているタウンの住民の一人の青年が作ったと思われる実体が無い立体映像。コンピュータゲーム都市「タウン」の内部に出現。以前現れた個体と同様縮小光線銃を使った攻撃を得意とする。バーチャルムザン星人II同様ヤズミ隊員を襲うが、最期は彼のガッツハイパーガンで撃たれ消滅した。目的はバーチャルムザン星人同様やズミ隊員の頭の中にあるTPCの対ハッカーシステム「ゲートキーパー」のパスワードを探り出すためだったと思われる。ヤズミ隊員によって倒されたがその役目は十分に果たしたと考えられる。尚、「誘拐宇宙人 レイビーク星人II」と記載している文献もある。

  • スーツアクター:新上博巳

『ウルトラマンボーイのウルころ』に登場したレイビーク星人[]

ウルトラマンボーイのウルころ』第45話「マッハコンビネーション! の巻」、第65話「悪魔のリベンジの巻」に登場。

フック星人と コンビを組み、第45話ではウルトラマンダイナ、第65話ではウルトラマンアグルと戦った。

極悪ハンター宇宙人 ムザン星人[]

第14話「放たれた標的」に登場。

  • 身長:2.5~66メートル
  • 体重:200キログラム~6万トン

異星人を獲物にして他の星に逃がしハンティングする凶悪な宇宙人。地球には宇宙に放った「ルシア」と「ザラ」という2人の宇宙人をハントするために飛来した。地球人に化けることが可能。2人をハントすることには成功するが、GUTSに宇宙船を攻撃されて地上に放り出され、さらにダイゴ隊員とGUTSにガッツハイパーガンで撃たれたため、巨大化してティガと戦った。巨大化すると二足歩行の怪獣のような姿となり、頭部の触覚から光線を出し、岩石を蹴り付けての攻撃も得意とする。さらに背骨が背中から離れ首が長くなった、異様な四足歩行の形態(尾の先端に頭部のあるサソリのような体形)になることもできる。パワータイプのデラシウム光流によって倒された。四足歩行の状態でティガに光線を当てようとしたら避けられてしまい、自分の体に当ててしまうという、間抜けなところもある。

  • 出演/人間体:婆裟羅天明
  • 第42話ではレイビーク星人同様、カレン・E90のバーチャル映像として登場した。

仮想生命体 バーチャルムザン星人II[]

第42話「少女が消えた街」に登場。

  • 身長・体重:不明

カレン-E90がマインドコントロールしているタウンの住民の一人の青年が作った実体が無い立体映像。コンピュータゲーム都市「タウン」の屋外に出現。以前現れた個体と同様に頭部の触覚から青色破壊光線を放つ。更に瞬間移動も得意でヤズミ隊員を背後から不意打ちするが、最期は彼のガッツハイパーガンで撃たれ消滅した。目的はヤズミ隊員の頭の中にあるTPCの対ハッカーシステム「ゲートキーパー」のパスワードを探り出すためだったと思われる。ヤズミ隊員によって倒されたがその役目は十分に果たしたと考えられる。尚、「極悪ハンター宇宙人 ムザン星人II」と記載している文献もある。

  • スーツアクター:新上博巳

ルシア[]

第14話「放たれた標的」に登場。

  • 身長・体重:不明

ムザン星人によってハンティングゲームの獲物として放たれた異星人で、居場所を知らせる腕輪をはめられている。身体能力が高く、高い跳躍力を用いて浮かび上がってしまった風船を素手で掴んだり、険しい崖に跳び移ったり、両手足を全く動かさずに海中を泳いだりすることができる。また、腕輪からは電撃を放つことも可能。GUTSに保護されるが、ザラを追って基地から逃亡してしまい、旭岳でムザン星人に殺された。外見は地球人の女性。

  • 出演:桂木亜沙美

ザラ[]

第14話「放たれた標的」に登場。

  • 身長・体重:不明

ムザン星人によってハンティングゲームの獲物として放たれた異星人で、ルシア同様腕輪をはめられている。やはり身体能力が高く、急な崖も簡単に登ることが出来る。ルシアがはめられている腕輪同様電撃を放てるかどうかは不明。体内に流れている血液は両者それぞれ異星人であるせいか緑色である。最期はルシアに会う前に赤峰山でムザン星人の餌食となり、ルシアの名を叫んで絶命、灰となった。外見は地球人の男性。

  • 出演:塩谷庄吾

二面鬼 宿那鬼[]

第16話「よみがえる鬼神」に登場。

  • 身長:58メートル
  • 体重:4万8千トン

頭部の表と裏に顔がある鬼。その昔、剣豪錦田小十郎景竜によって退治され、体をバラバラにされて宿那山に封じられていた。山中の祠に奉られていた景竜の刀を3人組の古美術品泥棒が盗み出したことで封印が解かれ、蘇った。前の口から火を噴き、後ろの口からは風や煙を出す。山に隠していた巨大な剣を使った剣技でティガを襲ったが、真剣白羽取りで形勢逆転され、ティガスライサーで刀を折られると同時に首を刎ねられる。しかし生命力が異常に高く首だけでティガの肩に噛み付くが、景竜の霊が飛ばした封印の刀を額に受け、再び封印された。名前は両面宿儺からとったものと思われる。

  • 英語版の『ウルトラマンティガ』では「SAKUNAONI」と言っている

スタンデル星人[]

青色夜型宇宙人 スタンデル星人アボルバス[]

第17話「赤と青の戦い」に登場。

  • 身長:2.1~54メートル
  • 体重:150キログラム~4万8千トン

スタンデル星人の「青の種族」の一人。青の種族は光に弱いため、スタンデル星の夜の間を支配していたが、(暗闇に弱いため)昼の間を支配していた赤の種族に対し、昼の間も支配すべく宣戦布告した。昼行性の赤の種族と夜行性の青の種族の一進一退の攻防の中、(睡眠をとる時間帯さえ調節すれば)昼夜問わず戦え、鍛錬によって戦闘力が向上する地球人、中でも格闘技の使い手を中心とした強い人間達を両種族の兵士とすることが考案され、青の種族の代表として地球人の強者たちを兵士として集める任務に就いた。好戦的な性格らしく、地球到着直後、レドルを襲撃して負傷させた。その後、任務を放棄したレドルとは違い着々と任務を遂行し、自分の宇宙船に地球人を次々と誘拐していった。真夜中に地球人を救うために乗り込んできたレドルを返り討ちにするもティガと戦闘となり、戦闘中にレドルによって地球人は解放されてしまい、自らもティガのタイマーフラッシュスペシャルで倒された。戦力として腕からの怪光線を使う。

  • 声:塩屋浩三

赤色昼型宇宙人 スタンデル星人レドル[]

第17話「赤と青の戦い」に登場。

  • 身長:2.08メートル
  • 体重:140キログラム

スタンデル星人の中の「赤の種族」の一人。赤の種族は暗闇と寒さにに弱いため、スタンデル星の昼の間を支配していたが、(光に弱いため)夜の間を支配していた青の種族から、昼の間をも支配することを目的として突然の宣戦布告をうけた。地球に来た理由はアボルバスと同じく優秀な地球人を兵士として集めるため。地球に到着した直後、アボルバスの攻撃を受けて負傷し、偶然通りがかったおばあさんに助けられた。善良な性格らしく、助けてもらったおばあさんの心に触れ本来の任務を放棄し地球人をアボルバスから救うことを決意。GUTS隊員にテレパシーで自らの目的(但し兵士集めの部分を除く)を説明し、彼等の協力を得る。アボルバスに誘拐された地球人を救うため、真夜中にもかかわらず単身アボルバスの元に乗り込むものの返り討ちにあうが、アボルバスとティガの戦闘中に誘拐された人たちの救助に成功し、アボルバスが倒された後、おばあさんにテレパシーで別れを告げ、スタンデル星へと帰還した。戦力として、アボルバスと同様腕からの怪光線を使う。

  • 声:麻生智久

機械人形(メカロイド) ゴブニュ[]

第19話「GUTSよ宙へ・前編」、第20話「GUTSよ宙へ・後編」に登場。

マキシマオーバードライブの開発を妨害しようとする謎の存在によって造られた機械人形。

  • 名前はアイルランド神話に登場する、女神ダヌの子、鍛冶と技術の神ゴブニュ。

機械人形(メカロイド) ゴブニュ(ヴァハ)[]

第19話「GUTSよ宙へ・前編」、第20話「GUTSよ宙へ・後編」に登場。

  • 身長:2メートル
  • 体重:350キログラム

多数存在する人間大のゴブニュ。生命反応がなく中身は空っぽであるが、破片一つ一つの内側に組み込まれたコンピューターで動いている。TPC極東本部基地(ダイブハンガー)に侵入し、マキシマオーバードライブを搭載したアートデッセイを破壊しようとしたが、機械島へ向けて発進したため出来ず、合体してゴブニュ(ギガ)となって基地自体を破壊しようとした。その後、機械島をGUTSの攻撃から防衛する為、機械島から多数出現し、GUTSと宇宙で戦闘を繰り広げた。怪力だが、非常に打たれ弱く、ガッツハイパーガンで一発撃たれただけで簡単に倒されてしまうほど。

巨大機械人形(メカロイド) ゴブニュ(ギガ)[]

第19話「GUTSよ宙へ・前編」、第20話「GUTSよ宙へ・後編」に登場。

  • 身長:60メートル
  • 体重:8万トン

多数のゴブニュ(ヴァハ)が合体して巨大化した姿。ダイブハンガー付近の海底に出現し、ダイブハンガーに迫るが、ティガに止められ海底で戦った。人類文明を滅ぼすことが目的と思われる。前述のゴブニュ(ヴァハ)とは異なって非常に打たれ強く、体が固い上にパワータイプ以上の怪力で、ティガの攻撃を受け付けず苦しめた。また、背中のジェット噴射ノズルで敵を吹き飛ばすことも可能。最後は両腕(ハイパーアーム)で羽交い絞めにした後共に自爆しようとしたが、ティガに空へと運ばれて(その際、エネルギーが切れたティガは消滅してしまった)空中で爆発した。

  • 着ぐるみはゴブニュ(ヴァハ)と共通。
  • 劇中でティガを(時間切れとはいえ)はじめて倒した怪獣である。

巨大機械人形(メカロイド) ゴブニュ(オグマ)[]

第20話「GUTSよ宙へ・後編」に登場。

  • 身長:67メートル
  • 体重:8万8千トン

GUTSから機械島を守るために出現した。機械島の外装で出来ているため生半可な攻撃は一切通用せず、頭部の先端部から電撃を発射する。また、この硬く尖った頭部で敵を刺し貫く戦法も得意としている。コブニュ(ギガ)と同じく体が固い上に怪力であり、更に機械島と一体化することで力を更に高めることもでき、ティガの両足を掴んで機械島ごと自爆を図ろうと追いつめるがアートデッセイ号のマキシマ砲で倒され、残った機械島もティガの体当たりと思われる技とゼペリオン光線の連続攻撃で爆破され、完璧なまでに消滅した。

  • 名前はアイルランド神話に登場する、女神ダヌの子、雄弁と霊感の神オグマ。
  • スタッフの洒落で、頭部に第20、21話の監督村石宏實の名が刻まれている。

魔神 エノメナ[]

第21話「出番だデバン!」に登場。

  • 身長:54メートル
  • 体重:4万2千トン

亜空間からやって来た悪意を持つ怪生物であり、異次元の魔神。肩の角から怪電磁波を出して人間を凶暴化させ、それを見て楽しむ。デバンと同じ亜空間種である。イルマ隊長曰く「侵略者」で、自分の能力を無効化するデバンを狙い、瞬間移動能力を用いて函館・仙台・水戸・東京に度々出現した。女性に似た姿で冷たく微笑む。両肩の角から発する怪電磁波は、人間だけではなくティガの脳ですら危険な状態にしてしまうほどの威力をもつ(その際普段白銀色であるティガの目の輝きは紫色になっていた)。また、これを用いて照準をずらし、レーザー攻撃を着弾寸前のところで軌道を曲げてしまうことも可能。武器は額から撃つ光弾と接近戦での爪からの電撃。デバンを執拗に攻撃するが怒ったティガに角と額をつぶされ、瞬間移動能力をティガホールド光波で封じられたあと、デラシウム光流で倒された。

マスコット小怪獣 デバン(デバンダデバン)[]

第21話「出番だデバン!」に登場。

  • 身長:158センチメートル
  • 体重:98キログラム

エノメナの電磁波を無効化する能力を持つ怪獣でエノメナと同じ亜空間種。マイノリティばかりの「ゆかいな仲間たち」一座に拾われ、怪獣の郵便屋さんとして一座とともに旅をしていたが、エノメナに追われ、GUTSにその存在を知られるところとなる。エノメナによって凶暴化した人達を助ける為エノメナの前に出たところを攻撃され、絶命したかにみえたが、ダイゴ隊員に届いた写真を見る限り、今も一座と共に元気に暮らしているようだ。

  • スーツアクター:田中晴美
  • 名前の由来は「出番」からと思われる。

寄生怪獣 マグニア[]

第22話「霧が来る」に登場。

  • 身長:66メートル
  • 体重:5万8千トン

宇宙隕石と共に宇宙からやって来た怪獣。無数のタマネギのような小型活動体となり人々に寄生して操り、エネルギーを吸収する。これらは、水に弱く、水に濡れると溶けてしまう。口から電撃を含む霧を吐き、また両手の爪を使った攻撃も得意としている。分身である隕石からエネルギーを補給している限り活動が可能。ガッツウィングのミサイルで隕石が破壊され、デラシウム光流で倒された。

ナーガ[]

第23話「恐竜たちの星」に登場。

  • 身長・体重:不明

地球侵略を目論む異星人。「宇宙の神」を自称する。半透明の巨大な円盤で飛来し、姿は見せなかった。古代にも地球に出現しており、恐竜を恐竜人類やウェポナイザーに改造した。恐竜人類アダムとイヴがウェポナイザーのコントロールを手放してしまった後は、自身が代わりにそのコントロール権を握り、ウェポナイザーに内蔵された中性子爆弾を使って地球上の全ての生物を滅ぼそうとするが、宇宙でウェポナイザーから除去された中性子爆弾をティガに投げ付けられ、ゼペリオン光線によって爆弾とともに円盤もろとも爆破された。

恐竜人類(ディノサウロイド) アダム・イブ[]

第23話「恐竜たちの星」に登場。

  • 身長・体重:不明

ナーガがステノニコサウルスを人工的に進化させた知的生命体。外見は地球人と同じだが、人工皮膚の下は爬虫類状の姿になっている。イブがウェポナイザー1号、アダムが2号をコントロールする。決して争いを好む者たちではなかったが、ナーガを神の如く信じていた。ダイゴ隊員のサイボーグに改造されたウェポナイザーを可哀想だと思わないのかという言葉に信念が揺らぎはじめる。ウェポナイザーとナーガが倒された後、ダイゴから地球人との共存を提案されるが、地球を破壊しようとした自分たちの行動を理由に辞退。二人とも新たな故郷を探すため宇宙へと帰っていった。両者共に人間離れした身体能力を持ち合わせており、両手の鋭く尖った爪を使った攻撃を得意とする。

  • 出演/アダム:松田洋治、イブ:鈴木みさと

恐竜兵器 ウェポナイザー1号・2号[]

第23話「恐竜たちの星」に登場。

  • 身長:58メートル(1号)、60メートル(2号)
  • 体重:6万5千トン(共通)

ナーガがタルボサウルスを改造したサイボーグ怪獣。出現直前はダイナソアバレーで氷付けの状態だったが、1号のほうは恐竜人類イヴが謎の部品を組み込んで起動させた(2号のほうはアダムが予め事前に謎の部品を組み込んでいたと思われる)。1号のほうは胸部の両脇についた機械部分が赤く、2号のほうは紫色である。最初1号はイヴ、2号はアダムによってそれぞれコントロールされていたが、ナーガによって二体共々操ることも可能。腹部に地球上の50%の生命を死滅させる中性子爆弾を持ち、2体が接近する事により爆発する仕組みである。武器は腹部に埋め込まれた爆弾の周囲に内蔵されているミサイル。サイボーグであるため動きはそれほど速くはないが力は強く、ティガですらその進行を止めることは困難だったがティガフリーザーで凍らされたところを二体共々変形型ハンドスラッシュで足元の地面を崩されて地底深く埋められ、土中で大爆発し、それと同時に飛び出してきた中性子爆弾のほうもティガによって空中でぶつかる寸前のところで無事2個とも掴み取られ、宇宙にいるナーガを迎撃するために使用された。

  • 着ぐるみは恐竜の着ぐるみを改造したもの。

強酸怪獣 リトマルス[]

第24話「行け! 怪獣探検隊」に登場。

  • 身長:51メートル
  • 体重:4万8千トン

排気ガスによって生まれた怪獣。長い触手と胴体から出す強烈な酸でティガを苦しめたが、ホリイ隊員が開発した中和剤によって無効化され、ランバルト光弾で倒された。名前も性質もリトマス試験紙がモチーフのようであり、出現時は体の突起の色が赤かったが、体内の酸が中和されると突起の色が青に変わってしまっている。体の上にある二本の長い鞭と、逆に体の下に顔があると言う体型はどことなく『帰ってきたウルトラマン』のツインテールを思わせる。自動車の排気ガスを好物としており、普段は利戸間町の森林の中の地面の裂け目を住み処としている。また、長い触手を用いて自身の体を持ち上げることも可能。

剛力怪獣 シルバゴン[]

第26話「虹の怪獣魔境」に登場。

詳細はシルバゴンを参照

妖怪 オビコ(オビコボウシ)[]

第27話「オビコを見た!」に登場。

  • 身長:50メートル(巨大化時)
  • 体重:4万2千トン(巨大化時)

普段は夜泣きそばの店主の姿に化けている妖怪、元々は神様として奉られていたが忘れ去られて妖怪に堕した。最初なぜか白い長髪のカツラをつけていた。

彦野町に昔から住んでいて、相棒の影法帥と常に行動を共にしている。明るいところがとにかく苦手。背後から「遊ぼ、オビコと遊ぼ。」と呼びかけて、振り向いた人間を井戸に通じる鍋の中に入れ(劇中では夜泣きそばで食事をとった男性客が被害者になった)、髪の毛を恐怖で真っ白にさせて人々を恐れさせていた(ホリイ隊員は「振り返ると食われる」と言っていた)。しまいには昼間にまで暗いところを縫って現れ、人々を混乱に陥れた。しかし、オビコはいつも住んでいた場所が健康ランドに開発されるため、一連の事件を仕事納めの気でいたらしく、開発前日には影法帥に「最後の夜じゃ、思うざま働こうぞ!」と言っていた。オビコを恐れ、明かりを全て消した彦野町にむかしの村の幻影を見るが、ダイゴ隊員に「オビコ! あれは村じゃない!」と諭され、怒って巨大化。あまり戦闘力は無かったらしく、ティガのハンドスラッシュにわざと当たって絶命した。戦力として口からの火炎放射を使う。

  • 出演/人間体:赤星昇一郎

影法師[]

第27話「オビコを見た!」に登場。

  • 身長・体重:不明

オビコの相棒。普段は夜泣きそばの屋台の中に隠れている。しかし、その後のシーンで鍋とオビコが会話しているため、鍋の中にも隠れることができるらしい。全身真っ黒で、顔らしき物はみあたらない。また、独立した手足もなく、蛇や煙のような姿をしている。先端(頭部?)から火を吹く(次のシーンではなぜか花火になっていた)。また、人を脅かす際の台詞、「遊ぼ、オビコと遊ぼ。」は、影法帥が発していたと思われる。オビコが絶命した後は消息不明(オビコボウシに合体していたともみられる)。他にオビコが妖怪になった事情をGUTSの面々に語ったお坊さんに化けた狸も仲間だったようだ。

甲獣 ジョバリエ[]

第28話「うたかたの…」に登場。

  • 身長:63メートル
  • 体重:5万3千トン

硬い装甲に覆われた怪獣。2本の角があり、外見としてはクワガタムシかアリジゴクに近い。電磁波の異常で出現した模様。手は穴を掘るために分厚いカマやヒレの様な形をしている。角を下げると青い稲妻形の光線が出る。戦車部隊を破壊したときは直接当てて爆発させていたが、ティガと戦った時は、なぜか上空で爆発、花火のような状態になって降ってきた。山の中に頭部だけ出して隠れたりと意外と器用で、戦闘力も高く、前半戦は本気を出していなかったが、本気を出した時はTPCの戦車部隊を壊滅に追い込んだ。最後はティガのウルトラヒートハッグで粉々にされる。

  • 着ぐるみはアトラクション用のレッドキングの頭部とムザン星人の胴体を改造したもの。

クルス・マヤ[]

第29話「青い夜の記憶」に登場。

  • 身長・体重:不明

カルト的人気を持つ歌手。正体はナターン星人に母星を滅ぼされた異星人で、15年前に交通事故で死亡した少女に乗り移っていた。ナターン星人が倒された後も地球で歌手を続けているようだ。

  • 出演:田中規子

侵略宇宙人 ナターン星人[]

第29話「青い夜の記憶」に登場。

  • 身長:55メートル
  • 体重:4万8千トン

クルス・マヤの故郷の星を侵略し、彼女の家族を殺害した宇宙人。そして彼女とその兄がいた地球に行き、殺害した男の姿を借りて「ナターン星正義のために彼らは死ななければならない。」と豪語し、兄が乗り移ったシンジョウ隊員を撃った。その後巨大化し、ティガと対決するが、ティガの怒りの猛攻を受けゼペリオン光線で倒される。その戦闘時間の短さはまさに秒殺と言うほどだった。戦力として憑依時は奇妙な形をした銃、巨大化時は両手から放つ電撃光線を使う。尚、一部の資料によるといろんな星の言語を話すことが出来るという凄い言語能力があるという。

変異怪獣 キングモーラット[]

第30話「怪獣動物園」に登場。

  • 身長:56メートル
  • 体重:6万3千トン

突如牧場に出現した怪獣。その正体は、地中の汚染物質で突然変異したモグラネズミ。戦意はなく、空腹のために牛を食べようとした。夜行性であるため、昼間は寝ているが、夜になると目が輝き、牙が伸びて活動を開始する。耳から電撃を発射できる。ティガのゼペリオン光線でとどめを刺されそうになるが、最後はウルトラフィックスでなだめられた後、セルチェンジビームによって細胞を元と同じ比率で縮小されてモーラットになった。そのセルチェンジビームの威力はホリイ隊員曰く「正に神にも成せる技だ」と言っていた。尚、一部の文献によると前足の部分に生えている爪は「ジャイアントモールクロー」と言われており、これによって土中を高速で掘り進むことが出来るという。

モーラット[]

第30話「怪獣動物園」に登場。

  • 身長:1メートル
  • 体重:不明

キングモーラットがセルチェンジビームによって小さくなった姿。愛称は「モラちゃん」で、ビラ動物園で飼われることになる。名前の由来はMole(モール=モグラ)とRat(ラット=ネズミ)から。事件が終息した後もビラ動物園で元気に暮らしているようだ。

人工生命体 ビザーモ[]

第31話「襲われたGUTS基地」に登場。

  • 身長:56メートル(最大時)
  • 体重:5万2千トン(最大時)

惑星ビザーモの遺伝子操作による科学力で作られた隕石のような形をしているが、アメーバ状のドロドロの物体。南極で発見された珊瑚状の隕石の中にいた。二酸化炭素を吸い込み酸素を大量に吐き出し電気エネルギーによって自身の細胞を分裂させて増殖する。高度な機械類に侵入し、進化してきた。惑星ビザーモが滅亡したため地球に来たらしい(実は自身が滅亡させた)。コンピューターや人間の知識を読み取ることができるため高い知能を持つが、慈悲の「心」は持っておらず、繁殖の妨げになるとして共存を提唱したホリイ達を攻撃した。コンピューターに侵入して操ったり自分や人間の映像も作ることもでき、人類との会話はパソコンの画面に打った文字やモニターに映した映像を通じて行う。ホリイ隊員の映像を使ってヤズミ隊員に自分の入り込んだコンピューターをTPCのメインコンピューターに接続させ、メインコンピューターを操作してGUTS基地を大混乱に陥れた。更にはレナ隊員ごとガッツウイング2号を乗っ取った後、高純度エネルギー発電施設の電気を大量に吸い込み巨大化。地球上の電気エネルギーを全て吸い尽くそうと企む。口や腕から放つ電撃(電撃ビーム)や腹部からの電撃光弾、腕から発生させてゼペリオン光線も防ぐバリヤー(電気バリヤー)でティガを苦戦させるが、腕をもがれてバリヤーが使えなくされ、キックで目の部分を切断され、放った電撃光弾をティガホールド光波で撃ち返されたところをデラシウム光流で倒された。

怪鳥 シーラ(シーラキート)[]

第32話「ゼルダポイントの攻防」

  • 身長:62メートル
  • 体重:4万トン

爆発性ガス・ゼルダガスの開発者である根津博士の娘・アサミの飼っていたオカメインコが、ゼルダガス爆発事故による突然変異で怪獣化した姿。毎時1500mの速度で空中を飛行し、口からの黄色破壊光線と吸引光線と爪を使った攻撃を得意とする。アサミの命を奪ったゼルダガスを憎み、ゼルダガスの格納されているゼルダポイントを狙っていると思われGUTSやティガから攻撃されるが、本当は自らの犠牲にゼルダガスをこの世から消滅させようとしているだけだった。最後はゼルダガスを全て体内に取り込み宇宙で光になった。

吸血魔獣 キュラノス[]

第33話「吸血都市」に登場。

  • 身長:53メートル
  • 体重:4万6千トン

感染させた者を吸血鬼にする細菌を広がらせた黒幕であり、美しき夜の種族(吸血鬼一族)の神。人間に噛み付き、吸血鬼を増やしていった。しかし、そのうちの一人ユキナが捨て身の覚悟で光を開放させたことから巨大化、ティガと戦う。ガタノゾーアと同じく『闇』を作り出す。武器は大きな翼から繰り出す突風攻撃と鋭い牙で噛み付いてのエネルギー吸収能力、そして牙で噛み付いた者を操らせる目からの超音波。ティガもこの音波で苦戦させたが、最後は銃によって目をつぶされ、逃げようとしたところをウルトラフィックスで止められ、ゼペリオン光線で倒され炎上。空を覆い尽くしていた闇も同時に消え去った。

美しき夜の種族 (吸血鬼一族)[]

第33話「吸血都市」に登場。

  • 身長・体重:不明

キュラノスに操られていた吸血鬼たち。吸血鬼を増やしていった。紫外線を浴びると体内の吸血鬼細菌が死に、死体に戻る。劇中に出てきた全てのメンバーがGUTS隊員たちによって撃退された。

  • 出演/リーダー:白国秀樹

生体兵器 デシモニア[]

第34話「南の涯てまで」に登場。

  • 身長:35メートル
  • 体重:4万4千トン

突然クリオモス島に現れた不思議な形をしている生体兵器で、その実態はデシモ星系人が合体した姿。外見はオブジェに近い。無数の小型デシモニアが会議のため島に集まった世界各国のTPC幹部たちを拘束した。臓器がむき出しになっているが、戦闘時は装甲板で隠すことも可能。武器は大型、小型と共に頭頂部の突端から発射する光弾。最後は、小型の半分ぐらいはヨシオカ長官との銃撃戦で消滅し、会議室にいた小型デシモニアはデシモニアの中に入り逃げようとするが、ティガのゼペリオン光線とアートデッセイのデラック砲で倒された。

  • デシモ星系人がこの形態に変身した姿のことを「小型デシモニア」と紹介している文献もある。

超宇宙人 デシモ星系人[]

第35話「眠りの乙女」に登場。

  • 身長:105センチメートル
  • 体重:20キログラム

24年前に捕獲された、コードネーム『眠りの乙女』を持つ宇宙人。外見はウルトラシリーズでは非常に珍しいリトルグレイタイプ。小型デシモニアの姿になって行動することも出来る。実はデシモニアを操っていたのもこの宇宙人。レナ隊員の体をのっとり、グワームに乗り移ったが、その後どうなったかは不明(グワームの敗北に伴って絶命したと思われる)。戦力として電撃を使う。

  • 18年前にデシモ星系人の円盤が捕獲された仲間を救出するために来襲し、アジア空軍基地を攻撃した際の映像として『ウルトラマン80』第25話(怪獣アルゴンを操っていた宇宙人の円盤)の映像が流用されている。80が企画されたのはティガが放映されていた1997年から丁度18年前の1979年であり、スタッフによる一種のお遊びだと思われる。

宇宙鋼鉄竜 グワーム[]

第35話「眠りの乙女」に登場。

  • 身長:65メートル
  • 体重:7万8千トン

18年前に地球に来たデシモ星系人の仲間が崑崙山脈に隠していた竜の姿をした生体兵器で、口から地球の大気を別の気体に変えてしまう赤いガス(大気改造ガス)を吐く。デシモ星系人はこれを使って地球の大気を全て変えようとたくらんでいた。頭部にいたデシモ星系人に乗り移られたレナ隊員をティガがスラップショットで小型デシモニアごと救い出した後、ガッツウイング2号のデキサスビームを受けて倒された。

  • 着ぐるみはキングモーラットを改造したもの。

超力怪獣 ゴルドラス[]

第36話「時空をこえた微笑」に登場。

  • 身長:70メートル
  • 体重:8万2千トン

時空界からやって来たシルバゴンの同族と思われる怪獣。しかし、シルバゴンより怪力で視力は悪くはない。行動にある程度の計画性が見られることから知能面でも相当な差があると思われる。時空を歪ませる能力があり、世界各地のミステリースポットの磁場をエリア桜ヶ丘に集めようとし、その結果、過去の人間や物体(スペースシャトル・輸送船・米軍のA-10攻撃機など)が出現する事件が発生した。角から強力な閃光と電撃光線を出す。防御力ではシルバゴンに劣るが、半球状のバリヤーを張って、デラシウム光流も反射する。怪力と超能力でティガを苦しめるが、角が光った後の0.3秒のスキを突かれてGUTSに角を破壊され、そのままティガのデラシウム光流で倒された。

謀略宇宙人 マノン星人[]

第37話「花」に登場。

  • 身長:2~56メートル
  • 体重:90キログラム~4万7千トン

砂漠化が進むレスカウト星系マノン星から移住するための環境の良い星を探し、地球を見つけて侵略しようとした宇宙人。その侵略に邪魔な存在「GUTS」を滅ぼそうと、宇宙船にイルマ隊長を捕らえてGUTSの防衛システムを聞き出そうとしたが、ティガが入ってきて一体(侍女)はハンドスラッシュで倒され、もう一体(令嬢)は巨大化して戦うが、最後はウルトラシールドで跳ね返った自分の光弾に当たり、ゼペリオン光線で倒された。武器は等身大時のレーザー剣と、手から放つ赤い光弾。

  • 出演/令嬢:冨田昌則、侍女:角秀一、令嬢人間体:三輪ひとみ、侍女人間体:原知佐子
  • モチーフは歌舞伎役者。

蜃気楼怪獣 ファルドン[]

第38話「蜃気楼の怪獣」に登場。

  • 身長:55メートル
  • 体重:5万7千トン

デスモンが出現してから一ヵ月後に出現した怪獣。たびたび蜃気楼となっていたが、ついに実体化し、暴れまわった。武器は大きなはさみと鼻から放つ青い破壊光線。自らの蜃気楼を作り出し、蜃気楼と実体を入れ替えることもでき、この能力でGUTSやティガを散々翻弄したが、イルマ隊長の決死の体当たりによって実体を見抜かれ、最後はティガのランバルト光弾を受け消滅した。

奇獣 デスモン[]

第38話「蜃気楼の怪獣」に登場。

  • 身長:40メートル
  • 体重:1万5千トン

ファルドンが出現する一ヶ月前に数匹で出現した謎の生物。ファルドンとの関連性は不明。珍しくGUTSに倒されたため、戦闘能力は大したほどでは無い模様だがティガなきTPCはかなりの被害をこうむったようだ。劇中においては殆ど語られないが文献によるとアンドロポフ星系から飛来した宇宙細菌に感染したサカサクラゲがマキシマの超微粒子を浴びて突然変異した姿とされ、高濃度の酸素を使った攻撃を得意としているらしい。

超古代怪獣 ガルラ[]

第39話「拝啓ウルトラマン様」に登場。

  • 身長:59メートル
  • 体重:5万9千トン

超古代の怪獣。ティガとの1回目の戦闘時は、ゼペリオン光線を受ける寸前に地面を掘って逃走。しかし、その後現れた超能力者キリノに出現場所を予言され、その通りの場所に出現して再び暴れ回る。ダイゴ隊員の正体を知るキリノとダイゴ隊員との賭け(今度ティガになって戦えば、ダイゴ隊員の正体を世間に公表するという、脅しめいたキリノからの一方的な挑戦)の対象として扱われ、ダイゴ隊員は変身せずに戦うことを余儀なくされた。体表は非常に硬く、「ジョバリエ程度なら倒せるはず」というGUTSの攻撃が全く通用しなかった。街の被害を食い止めるため、やむなく変身したティガとの2回目の戦闘でもその力を見せつけ、怪力と角からの火炎放射とティガスライサーすら効かない堅い身体でティガを追い詰めるが、キリノによって喉が唯一の弱点であることを知ったティガがピンポイントで放ったゼペリオン光線を喉に受け倒される。

体表の特徴や名称からゴルザ、メルバおよびガタノゾーアをはじめとした超古代文明の邪神と何らかの関係があるとされているが、作中では明らかにされなかった。

  • 着ぐるみはエボリュウを改造したもの。

夢幻怪獣 バクゴン[]

第40話「夢」に登場。

  • 身長:63メートル
  • 体重:0(実体がないため)

特殊な人間の脳波に反応する宇宙線「モルフェウスD」がイクタの夢を現実化させたもの。イクタが通院していたドクトル・チヒロ(嶋田久作)のマンションの外観がモデル。口から熱線を吐く。出現当初はモノクロだったが、イクタの恨みや妬みの力によって徐々にパートカラー、フルカラーへと変貌していく。実体が無い現実世界では攻撃が当たらず人々を恐怖に陥れるが、ダイゴ隊員が眠って夢の世界で変身したティガのタイマーフラッシュスペシャルで倒された。もともと第40話監督の実相寺昭雄ウルトラQ用に書いた当話と同名のストーリー(没)に登場する怪獣である(ちなみにオリジナルは子供たちの夢が実体化した怪獣であり、コンセプトは『ウルトラマン』15話登場の二次元怪獣ガヴァドンに反映されていると実相寺は述べている)。

  • スーツアクター:金塚裕

パラサイト宇宙人 イルド[]

第41話「宇宙からの友」に登場。

  • 身長:1.8~55メートル
  • 体重:100キログラム~4万トン

一つの巨大な脳を全員で共有することによって個を捨てた宇宙人。他の生物をイルド化させて仲間を増やす。シンジョウ隊員の旧友イヌイとキノサキの乗っていた宇宙船ロムルス号を襲撃したイルドは奇妙な「イルドの塔」と呼ばれる塔の形状をした宇宙船で地球に飛来し、人類へ「争いや、競争もしない世界へ」とイルドとの共生(実はイルド化)を誘った。しかしその実体は一人一人の脳を捨て塔の中の集合脳によって繋がるというもの。そのイルドの塔の中にある巨大脳の指令で動いている。終盤で本性を現し、GUTSによって塔の一部が破壊されたため巨大化。手から光弾を発射するが戦闘能力は低く、騙した人間達を塔に閉じ込めて人質にし、攻撃出来ないティガを甚振った。だが、シンジョウ隊員の捨て身の作戦とGUTSの連携により塔の中の脳は破壊され、巨大化したイルドも人質の無事を確認したティガのゼペリオン光線で倒された。

  • 着ぐるみはアトラクションで使用されたウルトラマングレートを改造したもの。

バイオコンピューター カレン-E90[]

第42話「少女が消えた街」に登場。

  • 身長・体重:不明

町自体が巨大なゲーム施設となった都市・『タウン』を管理していたコンピューターだが、いつの間にか自我を持ち、この世の支配者になろうと画策した。ヤズミ隊員をテリトリーである『タウン』におびき寄せ、脳をハッキングする事でTPCのメインシステムのパスワードを盗み出し、アートデッセイを遠隔操作して人類の抹殺を図ろうとする。『タウン』の中では少女に化けて行動していた。タウンの住民は、全てカレンにマインド・コントロールされている。サタンファイバスに変身してティガと戦うカレンは、ヤズミ隊員の説得に一瞬だけ動きを止めたが戦闘を続けてティガに倒される。最後に改心したのかヤズミ隊員に「アリガトウ」の言葉を残した。戦力として目から紫色の電撃光線を使う。

  • 出演:栗栖ゆきな

メカ生命体 ファイバス(サタンファイバス)[]

第42話「少女が消えた街」に登場。

  • 身長:60メートル
  • 体重:7万2千トン

カレンがついに怒って変化した姿。カレンE-90曰く、「世界に君臨する神の姿」。実態が超高性能コンピューターのため処理能力に優れ、ティガの攻撃を完全に見切って避けたり跳ね返したりしていた。人間を邪魔なバグと考えており、それらを排除することが目的。怪力でティガを襲うが、最後はゼペリオン光線で消滅した。また、空間に山や飛行機などの立体映像を投影することができる。

地中鮫 ゲオザーク[]

第43話「地の鮫」に登場。

  • 身長:48メートル
  • 体重:5万3千トン

熊本に現れたマサキ・ケイゴが操っていた鮫型のロボット。背鰭を出しながら地中を掘り進み、イーヴィルティガの石像を探すために使われた。戦闘用としても優秀で背鰭からのリング状の光線でダイゴ隊員のガッツウイング1号をとめるなどの能力も持つ。街中でも構わず暴れ回った為GUTSに攻撃されティガに土中から引きずり出されたあと、デラシウム光流によって倒されるも、すでにマサキ・ケイゴはイーヴィルティガの石像を見つけてしまっていた。武器は鼻先から放つ青色破壊光線。目的は光の巨人の石像を探すだけではなくティガを熊本に誘き寄せるためだったと思われる。ティガに倒されたがその役目は十分に果たした。尚、一部の文献によると機械である体中を覆っている皮膚は「合成皮膚」と記載されている。

イーヴィルティガ[]

第44話「影を継ぐもの」に登場。

  • 身長:54メートル
  • 体重:4万4千トン

熊本でティガの巨人像と同様の石像を見つけたマサキ・ケイゴが邪な心を持ち、ダイゴ隊員のスパークレンスを奪って無理をして変身した結果、悪の巨人になってしまった姿。本来は超古代文明で光の巨人として戦っていたウルトラマン(つまりティガの仲間。レナは偽者といっていたが、正式にはウルトラマンである。)。「イーヴィルフライト」による飛行速度はティガ・マルチタイプと同様のマッハ5。巨人の力を制御できずに暴走、制止しようとしたガーディーを倒してしまう。その後ティガと一騎打ちになり一進一退の攻防を展開するも最後はスラップショットとゼペリオン光線に倒された。必殺技は、ティガと正反対の方向で構えて撃つ「イーヴィルショット」。イーヴィルビームやイーヴィルバリアーも使用可能。ティガによって倒されるもマサキ・ケイゴは辛くも生き延び、TPCに拘束される。この巨人に変身するためにマサキが培ったデータは最終回でティガの復活に使われた。ティガより先に現れており、なおかつガーディーと戦った後にも関わらず、カラータイマー(イーヴィルタイマー)はティガと同時に点滅を始めたことから、活動時間は約3分以上である。

  • 今までとは違い、いわゆるニセウルトラマンではなく、敵役に徹した本物のウルトラマンである。
  • スーツアクター:中村浩二
  • デザインはティガのNGデザインをリファインしたもの。
  • ウルトラマンダイナ』第46話にも謎の宇宙植物が作り出した幻影として登場した。

超古代狛犬怪獣 ガーディー[]

第44話「影を継ぐもの」に登場。

  • 身長:52メートル
  • 体重:4万2千トン

イーヴィルティガとなった巨人像の隣にあった狛犬に似た石像に子犬が合体して生まれた怪獣。胸元にティガと同様のカラータイマー(ガーディータイマー)があり、活動限界を知らせる。かつては仲間であったと思われるイーヴィルティガの暴走を諌めようとするが、巨人の力を弄ぶイーヴィルティガの返り討ちに会い、嬲り殺される。最後はティガにより、宇宙に運ばれた。合体した犬は無事であった。尚、今現在歴代ウルトラマンシリーズに登場する(ヒューマノイドタイプを除く)全ての怪獣の中で最も珍しくカラータイマーが存在する唯一の怪獣である。

  • スーツアクター:北岡久貴
  • 出演:アルミ(子犬)

超古代植物 ギジェラ[]

第45話「永遠の命」に登場。

  • 身長:53メートル
  • 体重:4万2千トン

人類が滅亡するときに咲くという花。麻薬と同じような効果を持っているため、幻覚花粉を吸った者は、快楽の夢の世界へ溺れこむ(劇中ではひたすら体を鍛えるムナカタリーダー、それに付き添うヤズミ隊員、研究に打ち込むホリイ隊員などが描かれていたことから、酔ったような状態になるものと思われる)。またギジェラから採れる「ギジェラエキス」には脳を保存する効果もある。夜になると花を閉じ、花粉を出さなくなる。

古代文明があった時代に咲いた時、全人類は夢の世界へ溺れこみ、争うことなく平和に暮らすようになった。そのため「光の巨人」は自らを人類にとって必要のない存在と判断し、いなくなってしまった。そして光の巨人がいなくなった世界を闇の存在が襲い、古代文明は滅亡したという。

夜に巨大に成長し、攻撃してきたティガを腹部の花のおしべから出す通常の倍以上の幻覚花粉と花の中の恐ろしい顔の噛み付きと放電する触手で迎え撃ち、更に逆さ宙吊りにして窮地に陥れた。ギジェラの誘惑に抗えない人々を敵に回して戦うティガだったが、その誘惑を降りはらったGUTSの決断によってサポートされ、起死回生のゼペリオン光線を撃ち、巨大ギジェラを倒して残った長大な根もウルトラヒートハッグで焼き尽くした。他のギジェラの花も巨大ギジェラの消滅と共に枯れてしまい、完全に根絶された。尚、3000万年前の超古代文明を滅ぼした元凶のひとつでもある。

  • 着ぐるみはリトマルスを改造したもの。

超古代人 テラ・ヌーク[]

第45話「永遠の命」に登場。

  • 身長・体重:不明

3000万年前に滅びた超古代人の生き残りである親子。身体をサイボーグ化しており、ギジェラエキスによって生き延びていた。ギジェラに打ち克つ地球人を見て不老不死を捨てギジェラと共に滅びた。

  • 出演/ヌーク:佐渡稔、テラ:金網理香

虹色怪獣 タラバン[]

第46話「いざ鎌倉!」に登場。

  • 身長:40メートル(子)、200メートル(親)
  • 体重:4万トン(子)、20万トン(親)

江ノ電を撮り続けているカメラマンが見た怪獣。擬態能力が非常に高く、センサーやレーダーに感知されなかった為、GUTSにその存在を認知されなかったが操車場で実体化し、溶解液でマシンシャーロックを溶かす。実は江ノ電の警笛を親の声と間違えて、地球に落下してしまった。一部の文献によると無邪気な性格と記載されている。口から吐く溶解液でティガを苦戦させるが悪意はなく、最後はティガによって宇宙へ誘導され、親と無事に会うことができ、擬態能力で親子で宇宙の闇に消えていった。

  • デザインは怪獣デザインコンテスト最優秀賞の「虹色でんでんわに」が元となっている。
  • 親タラバンの着ぐるみは子供のタラバンを改造したもの(ウルトラマンフェスティバルにて、親の体に子供の殻を背負った状態で展示された事がある)。
  • 出演/カメラマン:ガッツ石松

異形進化怪獣 メタモルガ[]

第47話「闇にさようなら」に登場。

  • 身長:57メートル
  • 体重:4万9千トン

惑星探査のため、エボリュウ細胞により人間の肉体を強化させようとするジニアスプロジェクトにて、エボリュウ細胞を移植され極秘裏に実験中だった猿が怪獣化した姿。エボリュウ細胞によって憎しみの心を増大させており、人間に憎しみの言葉を吐きながら、電気エネルギーを求めて暴れまわる。電気だけでなくティガのセルチェンジビームも吸収する。大量の電気エネルギーにより体が爆弾化しており手が付けられない。液体窒素弾を打ち込まれて凍り付いても体内の体温が異常に上昇しているため自力で復活することが可能。

圧倒的な戦闘能力でティガを追い詰めるも、突如幻となって現れたエボリュウに押さえつけられ、その隙を突かれティガフリーザーを受けて凍りつき、最後は宇宙まで運ばれ爆死した。

エイリアン メンジュラ[]

第48話「月からの逃亡者」に登場。

  • 身長:62メートル
  • 体重:10万トン

TPCの月面基地ガロワの副隊長キシナガに化けて、ガロワを全滅させた恐ろしい双子の宇宙人。巨大化すると常に笑うような声を出す為、一見低脳そうに見えるが、巧みな言葉で人々をだまし、そしてその姿をコピーして仲間を増やしていくという高度な知能を持っている。また、正体がばれないようにコピーした人間は繭に閉じ込めてしまう。ガロワ隊長ハヤテによって正体を見破られガッツウイングEX-Jを奪って逃亡するがティガにハンドスラッシュで打ち落とされたところで巨大化。最初は真ん中に双子をつなぐ奇妙な物体があり、そこから光弾を出して攻撃する。金色と銀色がいて、離されたあとは、銀色がティガ、金色がハヤテ隊長のガッツウイング2号と戦った。銀色の方は角を一本持っており、更にその角を長く伸ばして敵を刺し貫く戦法を得意とする。金色の方は、角を二本持っている上に、その角をあわせて炎を出すことも出来る。最後はガッツウイング2号のデキサスビームとティガのゼペリオン光線の一斉攻撃で敗れ去った。

  • デザインは怪獣デザインコンテスト優秀賞の「リーブラ」が元となっている。

宇宙魔人 チャリジャ[]

第49話「ウルトラの星」に登場。

  • 身長:2メートル
  • 体重:120キログラム

太った白塗りのチャップリンのようないでたちをしている。円谷プロダクションの受付で、どこへ行けば怪獣を買えるか聞いたところ、「1965年の円谷プロダクションへ行けばいい」と答えられたため、名称不明な機械で1965年の円谷プロに行った。蝙蝠傘に乗って空中を飛行し、手から放つ青色破壊光弾で敵を攻撃する。また、戦力ではないが手品で花を出すことも可能。そこで竜ヶ森湖に封印されていたヤナカーギーを復活させるも、ヤナカーギーが敗れると煙と共に消えてしまった。

  • 宇宙人形態の顔はケムール人がモチーフ(顔の切れ込み(?) 高さのずれた目など)
  • 出演:町田剛

宇宙恐竜 ヤナカーギー[]

第49話「ウルトラの星」に登場。

  • 身長:58メートル
  • 体重:6万トン

チャリジャが1965年の世界で蘇らせた怪獣。宇宙一の暴れん坊だったがウルトラマンによって青い玉の中に閉じ込められ、竜ヶ森湖の湖底に封印されていた。チャリジャの杖で操られており、彼の意のままに手当たり次第破壊活動を行う。持ち前の怪力を活かした圧倒的な力技でティガを捻じ伏せ、ティガのエネルギーを吸収して苦しめるが、円谷英二監督の想いが実体化した初代ウルトラマンが放ったスペシウム光線とティガのゼペリオン光線の前に敗れる。尚、一部の資料や文献等では「再生能力がある」と記載されているものがあるが、劇中では実際にそれを使っているような描写は全く無い。

  • 着ぐるみはゴルドラスを改造したもの。デザインソースは『ウルトラマン』のベムラー
  • 名前の由来は沖縄方言の「不美人」から。
  • 腹部の模様はスタッフの洒落で「円谷」と書かれている。
  • このエピソードは、『昭和のウルトラマン』と『平成ウルトラマン』が共演した始めてのものになった。この様子は、後の「ウルトラマンメビウス」にも継承された。

超古代尖兵怪獣 ゾイガー[]

第50話「もっと高く! ~Take Me Higher!~」〜第52話「輝けるものたちへ」に登場。

  • 身長:55メートル
  • 体重:4万8千トン

超古代都市ルルイエから出現した怪獣。超高速で飛行する。複数体存在し、世界各地の都市を破壊した。最初に現れた個体はティガとスノーホワイトの連携によって地上に落とされ、パワータイプのデラシウム光流で倒された。その後現れた個体のうち1体はイルマ隊長の乗るガッツウイングEX-Jβ号とハヤテ隊長の乗るガロワ飛行艇の攻撃によって倒される。残った個体もガタノゾーアの敗北と共に消滅した。武器は口からの赤色破壊光弾。

邪神 ガタノゾーア[]

第51話「暗黒の支配者」、第52話「輝けるものたちへ」に登場。

  • 身長:200メートル
  • 体重:20万トン

南太平洋に浮上した超古代都市ルルイエに出現した闇の邪神。かつて3000万年前の超古代文明を滅ぼした張本人でもある。巨大なアンモナイト状の頭部に上下逆さまの顔がついており、その両脇から触手、海に浸かった体からは鋏状の巨大な腕が伸びている。口から吐く電流と闇、そしてパワータイプのデラシウム光流やゼペリオン光線すら効かない頑丈な表皮でティガを苦しめた。最後は謎の光線でとどめを刺され、カラータイマーがエネルギー切れで点滅が速くなっていたこともあり、ティガは力尽きて石像に戻されてしまった。そのままティガを海底に沈め世界を闇で覆い尽くすが、最後まで希望を捨てなかった子供達の“光”で蘇ったグリッターティガのグリッターゼペリオン光線とタイマーフラッシュスペシャルに倒された。世界中の空を覆いつくしていた闇も、倒されたことにより消え去った。

  • 名前の由来はクトゥルフ神話に登場する旧支配者ガタノトーアだが、造型はクトゥルフそのものである。
  • 体表には無数の穴が開いており、同様の体を持つゾイガー、ゴルザ、メルバ、ガルラ等が超古代の邪神となんらかの関係があると小中千昭が語っている。

関連項目[]

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