VF-11_サンダーボルト

ページ名:VF-11_サンダーボルト
マクロスシリーズ > 可変戦闘機 (マクロスシリーズ) > VF-11 サンダーボルト

VF-11 サンダーボルト(ブイエフじゅういち サンダーボルト)は、OVAマクロスプラス』およびテレビアニメマクロス7』、その他「マクロスシリーズ」作品に登場する架空の兵器

可変戦闘機(ヴァリアヴル・ファイター=VF)シリーズの1機種。ペットネーム(愛称)の「サンダーボルト(Thunderbolt)」は雷電落雷の意。なお、実在の航空機P-47(サンダーボルト)、A-10(サンダーボルトII)にも同様の愛称が付けられている。デザインモチーフはSu-33 フランカーD(VF-11MAXLのみF-16XL )。

目次

概要[]

超時空要塞マクロス』から劇中で約30年が経過したという設定のOVA『マクロスプラス』にて初登場。前作から30年が経過していれば当然、次世代機が出ているだろうということで新たにデザインされた。デザイナーの河森正治曰く、前作の機体であるVF-1 バルキリーを出しても良かったが、意地になって新たにデザインしたという[1]

『プラス』劇中ではVF-11Bが量産されており、主人公であるイサム・ダイソンもYF-19の前に乗っている。『プラス』作中では広く普及しているが、YF-21をレーダーで捕らえられなかったり、ブースターを増設しないと追いつけないなど最新鋭機に対しては性能差を見せつけられる。

同時期にテレビ放映された『マクロス7』ではVF-11C、VF-11D改、VF-11MAXL改が登場する。当初は『マクロス7』の主人公(熱気バサラ)もVF-11からVF-19に乗り換える構想があったが、VF-11はおもちゃにした時の強度に問題があったため、実現しなかった[2]。VF-11MAXL改ミレーヌバルキリーはヒロインのミレーヌ・ジーナスが搭乗する機体で、初の女性型バルキリーとしてデザインされた。VF-1Jミリア機やVF-2SSシルビー機など女性パイロットが乗るバルキリーは従来もあったが、形状も女性的な機体はマクロスシリーズ初。

マクロス・ザ・ライド』では民間に払い下げられたエアレース仕様のものや報道用の機体が登場する。

テンプレート:ネタバレ

機体解説[]

機体諸元
VF-11 サンダーボルト
設計・製造新星インダストリー
全長ファイター:15.51m
全幅ファイター:11.20m
全高ファイター:3.49m
バトロイド:12.92m(頭部レーザー機銃を除く)
空虚重量9,000kg
エンジン(主機)新星/P&W/ロイス熱核タービン FF-2025G ×2
(副機)P&W高機動バーニアスラスター HMM-5B
エンジン推力(主機)28,000kg×2(宇宙空間瞬間最大推力)
最高速度(高度10,000m)M3.5+
(高度30,000m以上)M8.2+
乗員1名(D型は2名)
攻撃兵装対空パルスレーザー機銃×1
ハワードGU-15 ガンポッド×1
(先端部に銃剣を内蔵、C型以降は廃止)
防御兵装防弾シールド×1(ガンポッド予備マガジン2基を格納)
チャフ・フレアディスペンサー×2
選択装備専用スーパーパーツ(大気圏内用、大気圏外用 他)
APS-11 アーマードパック
レーダードーム
サウンドブースター(MAXL改専用) 他

2030年より新地球統合軍の主力機として配備された機体。2020年代までは宇宙用主力機としてVF-4 ライトニングIII、大気圏内主力機としてVF-5000 スターミラージュがそれぞれ配備されたが、いずれもVF-1 バルキリーをベースにした設計であり、本当の意味での次世代機は登場していなかった。折から、宇宙移民圏の治安維持強化のためVF-1の様な汎用機の必要性が見直されており、老朽化したVF-4の代替として、新星インダストリー社開発のVF-X-11がゼネラル・ギャラクシー社のYF-14を抑え、「VF-11 サンダーボルト」として制式採用されることとなった。なお、敗れたYF-14はVF-14 ヴァンパイアとして、移民惑星でのライセンス生産へと回された。

VF-11はトータルバランスを重視した機体で、性能面で特に傑出したものはない。しかし、癖のない飛行安定性や整備性、信頼性など、現場での運用評価が高く、用途別のバリエーション展開も容易であった。その適応性、拡張性の高さからVF-14を除く既存のVFシリーズ全機を引退、もしくは後方配備に追い込み、VF-1の正統な後継機の座に就くことになった。その後、後継主力機であるVF-19 エクスカリバーが登場するまでの10年以上に渡り第一線で運用され続けた。

ファイター形態は、VF-1やVF-5000の流れを汲む、大気圏内での空力特性を重視したフォルムを持つ。機首両脇の大型カナードが特徴的で、装備していない場合と比較して若干最高速度は落ちるが高機動時の操縦性に優れている。

バトロイドへの変形方法はVF-1以来の屈胴式で、変形後のシルエットも似通っている。しかし、VF-1では脚部が変形の際に一度切り離されてから機首のジョイントに接続されるのに対し、こちらではセンターモジュールから分離すること無くそのまま変形する。

また、この機体からの特徴として、防弾用のシールドが標準装備となったことが挙げられる。ファイター形態では機体後尾のパンケーキ部(VF-1ではこの部分にバトロイド時のブースターが配置されている)に配置され、ガウォーク、バトロイド時は左前腕部に装着される(盾の裏にガンポッドの予備マガジンを備える)。ガンポッド先端には銃剣が付けられたが、これら盾や剣といった格闘戦装備は、反乱分子のゼントラーディ人やバトルスーツの鎮圧作戦上必要とみなされ設けられた。他には、ファイター形態で頭部レーザー斜銃の位置が機体下面から上面後ろ向きへ変更されたが、これは空中戦(ドッグファイト)で死角となる後方の敵機を狙い撃つためである。この方式はVF-5000からVF-11を経て有効性が立証され、以降のVFシリーズの標準仕様となった。

なお、VF-1以来の多目的戦闘機とあって、使用用途に合わせファストパックなどの様々なオプションユニットが開発されている(追加装備を参照)。

バリエーション[]

VF-X-11性能評価用の試作型。開発時にはカナード前翼の採用を巡って論議が起こり、採用型と非採用型が試作された。統合政府要人誘拐事件において、マクシミリアン・ジーナスミリア・ファリーナ・ジーナス夫妻が救出作戦にカナード採用型のVF-X-11を使用。大気圏内での優れた運動性を実証したという経緯がある。VF-11A初期生産型。頭部レーザー機銃やモニターアイの形状がB型以降とは異なる。軍からの仕様変更要求が数回あったことと、VF-14以外の全ての可変戦闘機が機種転換の対象になったため、メーカーの量産体制が整わず生産、配備数は少数に止まった。VF-11BA型のエンジン推力を向上させた改良型。『マクロスプラス』に登場。この型にてメーカーの量産体制が整い、主力機として大量に生産、配備されている。VF-11CB型のアビオニクス改良型。『マクロス7』に登場する機種で、2040年代、前線部隊から順次機種転換が進められた。バトロイド時のコクピットカバーや専用ファストパック(後述)以外、B型との外見上の変更点は判別しづらい。ガンポッドの銃剣はコストの問題から省略されており、結果近接戦闘能力は低下している。VF-11Cは最初からファストパックが装着された機体ではなく、『マクロス7』28話内でファストパックを装備していないVF-11Cが登場する。『マクロス7』に登場するファストパックを追加装備したVF-11Cは「スーパーサンダーボルト」とも呼ばれる機体である。ファストパック装備した際には尾翼が普通は折りたたまれているが、付いたままのVF-11Cも存在する。VF-11DC型の複座練習型。コクピット部が延長されキャノピーが二重式となった。カナードが若干大型化し、頭部形状もB・C型から変化している。VF-11D改マクロス7船団の音楽部隊ジャミングバーズが使用する機体。ジャミングバーズ隊員は操縦技術を持たない民間人のため、前席に統合軍パイロットが搭乗し操縦、二重キャノピー構造の後席にジャミングバーズ隊員が搭乗する。大気圏内外両用のサウンドブースターポッドを装備している。VF-11MAXLエンジンを次世代型の熱核バーストタービン(VF-16のエンジンを流用)に換装し、機体の大型化、カナード + 大型デルタ翼の採用など大幅な改良が加えられた。パイロットの個性に合わせて作られるいわばオーダーメイド機であり、統合軍全体で10数機しか生産されていない。機体により垂直尾翼を持つVF-11MAXLも存在するとされる。VF-11MAXL改マクロス7船団が対プロトデビルン用に編成した民間協力隊「サウンドフォース」に配備された特注機。搭乗者であるミレーヌ・ジーナスの名を取りミレーヌバルキリーの通称で呼ばれる。ノーマルのMAXLから最大の変更点は、より女性的にアレンジされた体型と極端に擬人化されたフェイス部。このフェイス部は一枚板から丹念に打ち出されたもので、他のサウンドフォース機にも見られる特徴である。また、操縦桿がベース型のサウンドスティックコントロールに変更されている他、サウンドエナジー変換シート等が標準装備されている。更に追加オプションとして、サウンドエナジーを増幅し広域に放射する専用のサウンドブースターを装着する。他、スピーカーポッド射出用のランチャーポッドや護身用ミサイルなどが装備される。QVF-11VF-11Bの配備に伴って退役したVF-11Aを無人標的機に改修したもの。オレンジ色で塗装されている。『マクロスプラス』に登場。

追加兵装[]

ロケットブースタースーパーノヴァ計画の追跡観測機 (VF-11B) に装着された外付け式ブースター。機体を挟んで上下に固形燃料ロケット2基を装着し強引に最高速度を高めたが、それでもYF-21に追随するのは困難であった。フォールドブースターVF-19やVF-22S シュトゥルムフォーゲルIIと共通の可変戦闘機用小型システム。ミレーヌのMAXL改にはサウンドブースターの上に二段重ねで装備される。

追加・拡張装備[]

ファストパックVF-11B用大気圏外型ファストパックVF-1のものよりも小型化されている。マイクロミサイルの発射口が片側4つで、ノズル形状が円錐型である。VF-11C用大気圏外型ファストパックスーパーパックとも呼ばれる。VF-1のものよりも小型化されている。B型のファストパックからの変更した箇所はマイクロミサイルの発射口が2つで、ノズル形状が角型である。VF-11C用大気圏内型兼大気圏外型ファストパックスーパーパックとも呼ばれる。空気抵抗を考慮した流線型で、推力偏向ノズルが付けられている。劇中では『マクロス7』の44話内での作戦「オペレーション・スターゲイザー」で使用された。VF-11D改用大気圏内外両型サウンドブースターパックVF-11D改用で、時空共振サウンドスピーカーを備える。APS-11 アーマードパックGBP-1S アーマードバルキリーを凌ぐ耐弾性、重武装から「フルアーマード・サンダーボルト」と呼ばれる。バトロイドの全身を覆う脱着式装甲に大量のミサイルが内蔵され、両肩の連装ビーム砲計4門、専用の長砲身高貫通型ガンポッドなども使用する。腕部の大型シールドはリアクティブアーマー仕様。サウンドブースターミレーヌ・ジーナスのMAXL改型専用の装備。飛行時は全翼機型で背部にドッキングし、バトロイド時には両翼に大型の時空共振サウンドスピーカーを展開する。VF-11MAXL改のいる区域まで自律航行も可能である。大気圏内外で使用可能な追加ブースターも備えているためにファストパックの性能も兼ねた装備である。 ファイター、ガウォーク、バトロイド三形態に装備可能であり、どの形態にも装備可能だが、変形時は一時的に切り離す必要がある。警戒・索敵用装備(イージスパック)円盤状の大型レドームを搭載したファストパックを装備する。

商品化[]

『マクロス7』放送時に「1/144 バルキリー VF-11C」と「1/144 ミレーヌバルキリー VF-11MALX改」のプラモデルがバンダイより発売されている。どちらも変形はしないが、ファイター形態とバトロイド形態の2つの形態が作成可能な2機セットになっている。

2008年にはやまとから非可変の完成品トイ「群雄【動】」シリーズとして「VF-11B バトロイド」が発売された。同年12月にはカラーバリエーションとして『マクロス VF-X2』版が発売されている。

2009年4月にやまとから3形態へ変形可能な完成品トイ「1/60 完全変形 VF-11B withスーパーパック」が、2010年2月には「1/60 完全変形 VF-11C withスーパーパック」が発売された。

2011年6月には 1/72 縮尺でスケールモデルのハセガワがファイター形態のプラモデルを発売予定。

日本国外においても『ロボテック』の登場メカとして人気があり、同社の米国支社であるYAMATO USA社から各種商品が発売されている。

脚注[]

  1. B-CLUB Vol.145
  2. マクロスデジタルミッションVF-X 最強攻略ガイド

外部リンク[]

  • マクロス オフィシャルウェブサイト
  • 1/60 完全変形 VF-11B withスーパーパック(やまと)
  • 1/60 完全変形 VF-11C withスーパーパック(やまと)
・話・編・歴
マクロスシリーズカテゴリ

zh:VF-11雷霆式戰鬥機



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