マクロスFの登場人物(マクロスフロンティアのとうじょうじんぶつ)では、2008年に放映されたテレビアニメ『マクロスF』および、関連する諸作品に登場する架空の人物について述べる。
概説[]
「マクロスシリーズ」25周年記念作品として企画された『マクロスF』は、これまでのシリーズの「集大成」「原点回帰」といったコンセプトの下に制作されており(別項を参照)、第1作『超時空要塞マクロス』以来シリーズの伝統となっている「可変戦闘機」「歌」「三角関係」が重要な要素として位置づけられている。総監督の河森正治は本作の「一番見てもらいたいポイント」として「マクロスの本来のスタイルである、壮大な宇宙戦闘の中での小さな三角関係と歌」[1]と述べており、宇宙移民船団「マクロス・フロンティア」に住む地球人類と宇宙生物「バジュラ」との戦いという大状況の中で、パイロットの主人公と、二人の「歌姫」による三角関係を中心とした人間関係が描かれている。また、「原点回帰」ということで、第1作『超時空要塞マクロス』の登場人物に相当するポジションのキャラクターも複数設定されている[1]。
キャラクターのテーマについて河森は、「マクロスシリーズ」における「普遍のテーマ」である「カルチャーショック」と「ディスコミュニケーション」と述べている[1]。本作における大状況である「人類とバジュラの戦い」も、異なる種族であることに由来する「誤解」が元になっており、主人公たちをはじめとするキャラクター同士の関係においても、すれ違いから始まる葛藤や悩みが描かれている[2]。河森は登場人物のやり取りにおいて起こる誤解について、初見時にその部分だけを見て視聴者が違和感を持っても、物語が進み、後で分かった状態で見直せば、誤解の起こった要因について気付くような作りになっているという趣旨のことを述べている[1]。
キャラクターデザインは江端里沙と高橋裕一。江端は主に学生や民間人のキャラクターを、高橋は社会人や軍人のキャラクターを担当している。江端は監督より「シリアスもできてギャグもできる雰囲気で」[3]という注文を受けたといい、河森は登場人物の多さから「ひと目で見分けられること」を心がけたと語っている[4]。
制作の過程[]
本作の企画時に対象年齢を下げてほしいという注文があり[5]、『超時空要塞マクロス』から25年が経過していることから、幅広い世代が身近に感じることができ[6]、「パイロットと歌手が出会う」状況を生み出すために[7]、「学校」という舞台が選ばれた。また、学生が軍人になることに説得力を与えるために、現実世界においても役割の増している「民間軍事会社」という設定が考えられた[7]。主人公は学校のパイロットコースに通いながら、民間軍事会社のパイロットとして戦場に出ることになる。
本作のキャラクターについてまず考えられたのが、シリーズにおける伝統のひとつである「歌手」をどのようにするかということであった[5][8]。4クール構成でじっくり歌姫の成長を描けた1980年代と違い、2000年代は1クールや2クール構成の番組が多く、展開を早くしないと視聴者がついてこないだろうとの判断から、最初から売れている歌手(シェリル・ノーム)を登場させておいて、歌手志望のヒロイン(ランカ・リー)がそれを追いかける構図となった[8]。これには、シェリルの銀河ナンバーワンの歌手という設定を表現できるか分からず、シェリルにふさわしい歌手が見つかったらシェリルを膨らませようと考えていたという背景もある[8]。こうして二人の歌手を出すことが決定され、それに対応する二人の男性キャラクター(早乙女アルト、ブレラ・スターン)が生み出された[8]。
主人公については、人目を引くことを目的に[8]、二人の歌手に匹敵しうるユニークさについて考えた結果「美人」の男と設定され[9]、さらに「宇宙パイロット」とのミスマッチを狙い、スタッフの一人から出た「歌舞伎の女形」というアイデアを組み合わせた[9]。
『超時空要塞マクロス』が男一人と女二人の三角関係だったため、創作において「同じことは繰り返さない」をモットーにしていた河森は当初、男二人と女一人の三角関係を想定していた[10]。ランカを主体にアルトとブレラという二人の男性キャラクターがヒロインを取り合う構図が考えられており[8]、この時点でのシェリルはヒロインであるランカの憧れの歌手というだけだった[10]。これに対し、シリーズ構成の吉野弘幸が初代『超時空要塞マクロス』においてファンの間で「ミンメイ派」「未沙派」に分かれて盛り上がったのが楽しかったことから、二人のヒロインのシェリルとランカが主人公のアルトを取り合う構図を提案。これが取り入れられ、男一人、女二人の三角関係となった[10]。テレビ版『超時空要塞マクロス』でのリン・ミンメイが一般人から徐々にアイドルの階段を上っていくのに対し、劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のミンメイは物語開始当初からアイドルだったため、テレビ版ミンメイ対劇場版ミンメイという構想ができた[5][11]。これによりシェリルの比重が重くなり、二人は対等なダブルヒロインとなった。
三人の三角関係について、「予定調和」を嫌い「ライブ感覚」を重視する河森は、その結末を決めることなく制作を始めたと語っている[9]。吉野も同様で、結末を決めて話を作ると視聴者に先を読まれると考え、一方のヒロインがリードした状態を描いたときは、もう一方のヒロインにもエピソードを設けて拮抗した状態を作り上げたという[10]。大状況についてはあらかじめ大まかに構成し、一方でキャラクターの個々のドラマについては、「キャラクターが動いていく方向を尊重して描いていった」としている[10]。
2009年以降に公開された、テレビアニメの再構成版である『劇場版 マクロスF』ではキャラクターの設定が一部変更され[12]、アルトとランカは最初から知り合いという設定になっており、シェリルにはスパイ疑惑というエピソードが描かれている。また、テレビ版発表より2年が経過してランカ役の新人、中島愛が成長していること[13]、その他の声優たちや視聴者も成長していること[9]から、アルトやランカについては精神年齢が1歳半から2歳ほど引き上げられた[13]。
登場人物一覧[]
『マクロスF』はさまざまな媒体でメディアミックスが行われており、作品によってキャラクターの設定や位置づけなどが異なる場合がある。本項目では原則として、原典であるテレビアニメ版『マクロスF』(以下、「テレビ版」)の設定に基づいて説明する。その他の作品における大きな変更・追加点や、テレビアニメ版と共通しているかどうか定かではない設定などは、作品ごとにそれぞれ分別して紹介する。
文中において、特に記述のない場合「テレビ版漫画」は青木ハヤトの漫画『マクロスF』を、「テレビ版小説」は小太刀右京の小説『マクロスフロンティア』および『マクロスF フロンティア・メモリーズ』『マクロスF フロンティア・ダイアリーズ』収録の短編小説を、「劇場版」は『劇場版 マクロスF』2部作を、「劇場版小説」は小太刀右京の小説『劇場版マクロスF』上下巻を、「少女漫画版」は小山鹿梨子の漫画『シェリル 〜キス・イン・ザ・ギャラクシー〜』を指す。それ以外の作品については、そのつどタイトルを明記する。
『月刊コンプエース』に掲載された「マクロスF 超次空歌巫女ランカ」や、『マクロスエース』に掲載された4コマ漫画や読み切り作品については、ここでは扱わない。Flashアニメ『マックロッスfufonfia』、ミュージックビデオ『娘クリ Nyan×2 Music Clip』、『電撃ホビーマガジン』の連載企画『マクロス・ザ・ライド』の登場人物については、それぞれ別項目を参照。テンプレート:ネタバレ
主人公・ヒロイン[]
早乙女 アルト(さおとめ アルト、早乙女 有人、Alto Saotome)声 - 中村悠一本作の主人公。美星学園高等部航宙科パイロット養成コースに通う少年。2042年7月27日生まれの16歳(作中で誕生日を迎え17歳)[14]。歌舞伎の名門早乙女一門の跡取りとして生まれ、母親似の容姿と天賦の演才で10歳で初舞台を踏み、伝説的な女形として芸能関係者を呻らせ将来を嘱望されていたが、亡き母の影響と幼少から抱いていた大空への憧れを捨てられず、父である早乙女嵐蔵と大喧嘩の末に勘当される。以後、二度と早乙女家には近づかないと誓いを立てていた。高等部進学時に演劇科から航宙科へと転科。学業成績は次席と優秀で、パワーグライダー「EX-ギア」を用いたアクロバット飛行を得意としている。美少女と見紛うほどの美貌の持ち主だが、自分の女性的な容姿や出生に強いコンプレックスを抱いている。「アルト姫」あるいは単に「姫」と呼ばれることもあるが、上記の理由から言われると怒る。斜に構え反抗的な態度をとることが多いが、正義感は強く義理固い性格。一方で異性関係には疎く、ランカやシェリルの気持ちにはまったく気づかない。手慰みに紙飛行機を折っては飛ばす癖がある。母から贈られたお守りを大事にしており、首に下げ片時も離さない。シェリルのライブ当日にランカ、シェリルと知り合う。ライブ直後のバジュラ襲撃で逃げ遅れたランカを救うためヘンリー・ギリアムのVF-25Fに搭乗。統合軍のキャサリン・グラスやS.M.Sのオズマ・リーに目をつけられたことがきっかけで、S.M.Sスカル小隊所属のパイロットとなる。パーソナルカラーはギリアムから引き継いだ白地に赤と白のラインの入ったVF-25Fの007番機に搭乗することになる。入隊後の階級は准尉(後に少尉)。スカル小隊でのコールサインは「スカル4」。パイロットとして天才的な腕前を持つが、己の身に流れる役者としての血や未練を断ち切れていないことに気づき、自分自身の在り方に迷いを感じる。一方で激しさを増すバジュラとの戦闘や、その背後にある秘密、ランカやシェリルの変化により、大事なものを護るための戦いに否応なしに巻き込まれていく。S.M.Sの解体・新統合軍への編入後は正規軍人として中尉に昇進し、サジタリウス小隊の隊長に就任、VF-171EXに搭乗するようになる。この時のコールサインは「サジタリウス1」。テレビ版漫画 - 女性のような顔立ちであることや、役者の家に生まれ、その道を捨てたことは描かれているが、歌舞伎や実家との関わりについては具体的には触れられていない。テレビ版小説 - テレビ版ではあまり描かれなかった「歌舞伎」に焦点が当てられており、アルトの人格や軍人としての才能など、あらゆる面でのバックボーンとして全編にわたって描かれている。父の方針により幼少のころよりあらゆることを叩き込まれ[n 1]、古武術[n 2]なども身に付けている。早乙女家を出た後は千束ブロックにある八畳一間のアパートに住む[n 3]。かつては日常生活においても女として生きる「真女形」の修行経験があり[n 4]、舞台で男の性欲の対象として見られることに耐えられなかったことをミハエルに語る場面がある[n 5]。短編「デンジャラス・ジャーニー」においては、父への反発から男として振舞っているが、リラックスしたときには「女」の部分が無意識に出るとされている。劇場版 - ランカとは以前からの知り合い。幼少時にはギャラクシー船団を訪れたことがある。ランカとの対話で、自分が歌舞伎から逃げ出したことを自覚する。シェリルやランカとの交流で女形への拒否反応は徐々に影を潜め、アルカトラズで行われるランカの慰問コンサートでは、ゴシック・アンド・ロリータを着用してランカのバックダンサーを務める。バジュラ本星の決戦では、幼少期のシェリルに出会い、彼女が歌手になる切っ掛けを与えていたことを思い出す。そして自らの気持ちに答えを出し、二人の歌姫の助力を得て「光の舞」をYF-29 デュランダルで体現する。しかしランカとシェリル、それぞれに自分の想いを告げた直後、バジュラクイーンのフォールドに巻き込まれて行方不明となる。少女漫画版 - フロンティア船団を訪れたシェリルの舞台裏での態度を注意し、その後バジュラの攻撃からシェリルを救う。ランカとは以前からの知り合い。決められたレールを嫌って歌舞伎から空に逃げたことを自覚し、シェリルと出会ってから心の中の空虚な部分が埋められていったことを語る。ギャラクシー船団との最終戦ではコードネームを「ヴァルキュリア1」と改め、シェリルをギャラクシー船団元老院まで送り届ける任務を受ける。解説 - 河森によるとコンセプトは「少女のように見える少年」[15]。また、「どこまで本心なのか、本人も分からなくなっている、というキャラクター」[6]への試みであるとも語っている。当初の企画段階ではゲーマーという設定だったが、ありがちになるため歌舞伎役者に変更された[5]。上述のように「歌舞伎の女形」という設定を与えられてはいるが、河森はテレビ版における反省点のひとつとして本編中でアルトの芸をほとんど描けなかったことを挙げている[2]。歌舞伎の舞をアニメーションで再現するのが困難であったことがその理由で、本編では舞の直接的描写は避けて会話内容にニュアンスを含めるにとどめたという[2]。また吉野は、本作についてヒロイン二人にもさまざまな設定があることから「ちょっといろんなアイディアが過積載ぎみな作品なんですよ」[10]と評した上で、主人公であるアルトを「視聴者との接点」とする必要から「父親との確執」「空への憧れ」といった部分を前面に出し、特殊な世界であり「視聴者との接点」を持たせにくい「女形」の部分にはあまり焦点を当てなかったとしている[10]。アルトを演じた中村は、アルトが二人のヒロインの間で揺れているように見える場面があるたびに共演者(とりわけ女性)から非難を受けたと語っている[16]。中村自身はアルトについて、高校時代に声優になりたいという夢のことばかりが頭の中を占め、当時の友人や恋人との思い出がほとんどないという自分自身と重ね、パイロットになるという夢が大きいがために恋愛に興味を持っていないのではないかと解釈していた[16]。河森はアルトの容姿や声が完璧であるがゆえに、かえって優柔不断に映ったのではないかと分析しており、また実際には『超時空要塞マクロス』の主人公、一条輝よりも活躍していると述べている[1]。ランカ・リー声 - 中島愛本作のヒロインの一人。シェリルに憧れ、歌手を志す女子高生。後に「超時空シンデレラ」と呼ばれるアイドル歌手となる。シェリル・ノーム声 - 遠藤綾 / 歌 - May'n本作のヒロインの一人。マクロス・ギャラクシー船団出身で、「銀河の妖精」の異名を持つトップシンガー。美星学園[]
ミハエル・ブラン声 - 神谷浩史愛称はミシェル。2042年生まれの17歳[17]。航宙科ナンバー1の優等生で、アルトの好敵手にして親友。同時にS.M.Sスカル小隊所属の少尉というもう1つの顔を持つ。搭乗機はVF-25G。コールサインは「スカル2」。パーソナルカラーは青。アルトとはS.M.Sの宿舎も同部屋。祖父母のうちひとりがゾラ人で、種族特有の尖った耳が特徴。常人離れした視力を持ち、スカル小隊では遠距離狙撃を担当。普段は補正用眼鏡を架けている。女性を見つけると口説かずにはいられない性分[18]。女性に対しては好意のあるなしを問わず誰にでも優しい。何人もの女性と交際しているが、死と隣り合わせで生きているため本気の恋愛には臆病で、割り切った相手としか付き合わない[t 1]。両親を幼少時に失い、姉のジェシカも失ってからは天涯孤独の身。S.M.Sに入隊し、スナイパータイプの機体に乗っているのも、姉の死の影響によるもの。人生を達観しており、アルトのS.M.S入隊やランカの歌手志望に厳しい目を向け、その道を進む覚悟を問う場面もある。クランとは幼馴染で、互いに特別な想いを抱いている。第20話でアイランド1内での交戦中にクランを守って戦死する[19][注 1]。テレビ版漫画 - 名前は「ミシェル・ブラン」。死の状況などが変更されている。テレビ版小説 - 多民族の血を引き、伝統も故郷ももたないことから「何者でもない」と自覚しており、姉の死後、孤独に耐えるために力と金を欲しS.M.Sに入る。それゆえに生まれつき伝統も才能も持ち合わせ、人殺しの経験がなく汚れを知らないアルトに対しては複雑な感情を抱き、アルトを汚してよいのは自分だけであり、それは自分にしかできないという思いから友人であることを選ぶ[n 6]。劇場版 - 立場はTV版とほぼ同じで、アルトやランカを問いただす場面もある。アルカトラズの慰問ライブではクラン、カナリア、ミーナとともにFIRE BOMBER風のステージ衣装を着用してギターを弾き、ギターに仕込まれた麻酔銃でシェリルの脱走を援護する。クランには自分の想いを素直に伝え、バジュラ本星の戦いで彼女が危機に陥ったときは救出に向かう。最後まで死亡することはない。ルカ・アンジェローニ声 - 福山潤アルトを先輩と慕う航宙科の後輩(1年飛び級しているため、学年は同じ)。2043年生まれの15歳[17]。ミハエルと同じくS.M.Sスカル小隊所属のパイロットで、RVF-25に搭乗し、主に後方からの情報支援を担当する。階級は准尉。コールサインは「スカル3」。パーソナルカラーは緑。随伴機として専用の無人戦闘機ゴーストを使用するが、それらには単体別の名前(シモン・ヨハネ・ペテロ)が付けられている。自機やゴーストたちだけでなくEXギアにまで名前をつけて可愛がっており、丁寧に磨く。まだ幼さの残る少年だが、コンピュータや軍用電子機器の扱いは無二の天才[20]。総合機械メーカーL.A.I技研の経営一族の子息で、技術開発部特別顧問の肩書きを持つ。VF-25の開発にも関わっており、そのコネクションを生かし開発中のフォールドブースターなど最新試作装備をS.M.Sに廻すこともある。アルトとミハエルという2人の個性的な先輩に振り回されつつも、健気に日々を過ごす。ナナセに密かに想いを寄せており、彼女が重傷を負ったのをきっかけに、それまでとは別人のように非情な面を見せるようになる。テレビ版小説 - 騎士の家系[n 7]で、イタリア系の血を引いているとの説明がある[n 8]。劇場版 - 27歳の姉、ジュリア・アンジェローニ[21]が三島と婚約している。三島の計画に反対したことで謀殺されそうになるもミハエルに救助され、姉も保護される。松浦 ナナセ(まつうら ナナセ)声 - 桑島法子アルトたちの級友。2043年生まれの16歳[22]。美術科所属で、ランカとはアルバイト仲間。おとなしく引っ込み思案な性格だが、ランカ絡みのことに対しては活発で大胆な面を見せる。豊満なバストと眼鏡姿が特徴。ランカをモデルにした絵を描くなどランカに対して友情以上の感情を抱いている節もあるが、それを表に出すことはない。また、ルカに想いを寄せられていることにはまったく気づいていない。20話で大量発生したバジュラの攻撃で重傷を負って昏睡状態となるが、最終話で意識を回復する。テレビ版小説 - 大量発生したバジュラの攻撃による負傷後、見舞いに来たアルトに自身の過去を語る場面がある[n 9]。「平凡なサラリーマン」の父と美人の母との間に生まれ、母には逃げられているが、父は籍を残している。12歳か13歳のころに誘拐されたことがあり、その際の記憶はないが、父に自分から誘惑したのではないかとなじられ、その後自分と正反対の存在であると自身が認めるランカと出会い、「理想の女性像」を見出したとされる。劇場版 - 前編『イツワリノウタヒメ』には未登場であり、他のキャラクターとは接点がない。後編『サヨナラノツバサ』ではベクタープロモーションのスタッフで、ランカのマネージャー、スタイリスト、ヘアメイクを担当する「何でも屋」として登場する[23]。劇場版小説 - 上巻『イツワリノウタヒメ』よりベクタープロモーションの社員として登場し、アルトにCM撮影の協力を依頼する。下巻『サヨナラノツバサ』では、シェリルが逮捕された後の穴をランカが埋める手筈を整える[n 10]。少女漫画版 - テレビ版同様、美星学園の生徒として登場する。S.M.S[]
スカル小隊[]オズマ・リー声 - 小西克幸S.M.Sスカル小隊隊長。2032年1月5日生まれの27歳[24]。民間軍事会社の社員であるが少佐という軍人の階級を持つ。搭乗機は指揮官用のVF-25S。コールサインは「スカル1(リーダー)」。パーソナルカラーは黄色。普段は豪放磊落で大雑把な性格だが、任務では元軍人らしいシビアさを見せる[25]。操縦に高度な技量を要するアーマード装備をほぼ常用するなどパイロットとしての腕は一流。新統合軍のエースパイロットとなり第117次大規模調査船団の護衛任務に就いていたが、バジュラの襲撃で船団は壊滅。この時の軍上層部の対応(バジュラ襲撃の秘諾)を巡って軋轢が生じ軍を除隊しS.M.Sに所属する。船団壊滅時にランカの家族を救えなかった悔恨からランカを引き取り、妹として育てている。ランカには非常に甘く過保護で[25]、彼女のためならばS.M.Sの職権乱用も辞さない[t 2]。ランカには人事部で事務職に就いていると嘘をついていたが[25]、戦闘で負傷し知られることになる[t 3]。ランカの歌手になるという夢には強く反対していたが、彼女の成人が近いことやエルモの説得もあり、渋々ながら認める[t 4]。単なるアイドル歌手ではなく、人類と世界を救うリン・ミンメイの再来として注目を集めていくランカに複雑な思いを抱く。キャサリン・グラスとはかつて恋仲で、ランカを引き取ってからは彼女にかかりきりだったこともあり一度は別れたが、彼女と共に三島の陰謀の内偵を進めるうちによりを戻していく。FIRE BOMBERのファンで随所で楽曲を聴いていたり、作戦中のフォーメーション名に「PLANET DANCE」「突撃ラブハート」などの楽曲名を好んで使っている。テレビ版小説 - 開拓民の子として生まれ、14歳の時に[n 11]両親の反対を押し切ってハイスクールを中退し新統合軍に入隊する[n 12]。ジェフリー・ワイルダーが司令を務める基地に配属された際、はぐれゼントラーディの海兵隊から基地を守り抜いた功績を認められ、エリート部隊SVF-41ブラックエイセスに入隊[n 13]、第117調査船団旗艦B.J.グローバルに配属される。2048年のバジュラの襲撃から生き延びた後、ランカに対し非情に振舞う船団の調査責任者マンフレート・ブランドを殴打して除籍となる[n 14]。ランカとともにフロンティア船団に移りフロンティア総合大学に通い、そこで飛び級で入学したキャサリンと出会い交際を始める[n 15]。当初はパイロットをやめ、ジェフリーに誘いを受けた際も事務方で働く予定だったが、S.M.Sでバジュラとの戦いが避けられないことを知り、後悔しないために実戦部隊へ異動する[n 16]。劇場版 - キャサリンと共に、シェリルのスパイ疑惑の内偵を進める。『イツワリノウタヒメ』の時点ではキャサリンとは元恋人という関係であるが[26]、『サヨナラノツバサ』では恋人となっている[27]。カナリア・ベルシュタイン声 - 桑島法子スカル小隊に所属し、重可変爆撃機VB-6 ケーニッヒモンスターを駆る寡黙な女性[28]。階級は中尉で、コールサインは「ラビット1」。医師免許を所持しており、平時は衛生兵として勤務している[28]。また、記憶を失ったランカの治療やカウンセリングなども行っており、ランカがバジュラとの戦闘に出るようになってからは、彼女を機体に同乗させ戦場に出る。既婚者で、「エディ」という名の息子がいる。達観した思考の持ち主で、オズマの良き相談相手。アルトやミハエルら若い隊員たちを叱咤激励する。デザインを担当した高橋はカナリアを「カリビアン姉さん」と捉えており、演歌好きという設定があったことも明かしている[29]。テレビ版小説 - カリブ系とドイツ系の血を引く[n 17]。徳川一郎(徳川喜一郎)のファン[n 18]。ヘンリー・ギリアム声 - 大原崇アルトの前任のスカル小隊パイロット。階級は大尉。第1話のバジュラ襲来時にオズマと共にVF-25Fで迎撃に出るが攻撃を受けて殉職、遺された機体はアルトが引き継ぐ。小隊唯一の妻帯者だが、S.M.Sの規則により、遺族には正確な死因は伏せられる。テレビ版漫画 - 最期の描写が変更され、アルトとランカをかばって致命傷を負い、死に際に自らVF-25を託すというものになっている[c 1]。テレビ版小説 - フルネームはヘンリー・ギリアム・フォード[n 19]。新統合軍時代からのオズマの部下で、彼と共にS.M.Sに移籍した[n 20]。劇場版 - テレビ版とほぼ同じ。ピクシー小隊[]クラン・クラン声 - 豊口めぐみゼントラーディ女性で構成されるピクシー小隊の隊長。2040年生まれの19歳[22]。階級は大尉。搭乗機は真紅のクァドラン・レア。第一次星間大戦の折に最初に地球人側に付いたゼントラーディ達の末裔で、一族の戦士としての誇りを受け継ぐ気高い女性。戦争終結後も文化的な生活に適応できずに無差別な破壊活動を続ける同胞達を、一族の恥として嫌悪している。巨人時はグラマラスな女性だが、マイクローン化すると遺伝子異常により肉体や声、性格が幼くなる。ミハエルとは幼馴染で、不幸な過去を知る。現在では反発し合うことも多いが、密かに好意を抱いている。平時はフロンティア内にある大学に通う大学生。第21話では巨人状態でVF-25用のスーパーパックを使用して戦闘を行い(通称アーマード・クラン)、最終話ではマイクローンになってミハエルの形見であるVF-25Gを操縦する。ミハエルを失って以降は形見の眼鏡をお守り代わりにする。劇場版 - 年齢設定が変更され、アルト達の1年先輩として美星学園に通っている。専攻分野は生物学。少女漫画版 - 劇場版同様、美星学園の生徒として登場する。ネネ・ローラ声 - 平野綾桃色のロングヘアーが特徴の長身女性。やや気弱で、穏やかな性格。クランを「お姉様」と呼び、慕う。ララミア・レレニア声 - 大村歌奈赤いショートヘアーと鋭い目付きが特徴の、ボーイッシュな女性。第14話で、バジュラ(大)からビーム砲の直撃を受け戦死する。テレビ版漫画 - 死亡しない。テレビ版小説 - ピクシー小隊のメンバーやアルトに対し、次の長距離フォールド後に結婚退職する予定であることを語る[n 21]。その後、テレビ版と同様に死亡する。劇場版 - 『サヨナラノツバサ』においてネネとともに1カット姿が描かれる。死亡しない。マクロス・クォーターのブリッジクルー[]ジェフリー・ワイルダー声 - 大川透艦長。階級は大佐。ひげを蓄え、顔に大きな古傷が残る風貌。元サーファー[30]で、かつては新統合軍のパイロットとして腕を鳴らしており、ドラマCD『娘(ニャン)ドラ◎ ドラ1』第3話ではVF-1・VF-4・VF-11・VF-17・VF-19・VF-171などの歴代の主力機に搭乗した経験を持つとされる。歴戦の軍人らしい貫禄ある容貌だが、部下への気遣いやユーモアを欠かさない。オズマとは旧知の仲とされる。妻とは死別している。テレビ版小説 - 新統合軍時代に基地司令を務め、補欠パイロットとして配属されたオズマと上司と部下の関係となる[n 22]。劇場版 - 歴戦の勇士であり、戦いの前には顔の古傷が疼くという設定。休暇の時はサーフィンを披露する。バジュラ本星の戦いでマクロス・クォーターの操艦を行い、艦船の残骸をサーフボードに見立てて大気圏に突入する。ボビー・マルゴ声 - 三宅健太操舵士。階級は大尉。ファンキーな厳つい男性だが、心は女性そのもの[31]。時にクォーター強攻型で雄叫びを上げながら荒々しい操艦を行うこともある。S.M.S入隊前は伝説のメイクアップアーティストとして名を馳せており[t 5]、気立ての良さもあって女性クルー達からの信頼は厚い[31]。オズマに対し、密かに淡い恋心を抱いている[31]。ランカの芸能界デビュー後は、彼女のメイクと相談役を引き受ける。テレビ版小説 - 出身校は惑星エデンのダルメシアン・ハイスクールで、「ダルメシアン・ハイスクールの黒い悪魔」という異名を持っていた[n 23]。フットボール部でクォーターバックを務めていたが、自分に想いを寄せる幼馴染の女子生徒にゲイであることを告白し、以降は自分に正直な生き方をするようになる[n 24]。かつては新統合軍に所属していたこともある[n 25]。包容力のある人物で、オズマは「俺がゲイか、ボビーが女なら結婚していた」と評し、オズマには自身の好意は伝わっているが、互いに納得の上でよき友人関係を築いている[n 26]。モニカ・ラング声 - 田中理恵ブリッジオペレーターの最年長者で、索敵担当。階級は曹長。真面目な優等生で、個性的な他の2人をまとめ上げる。密かにジェフリーに対し想いを寄せているが、彼以外の面々には周知となっている。ミーナ・ローシャン声 - 平野綾ブリッジオペレーターの1人で、艦内ステータス管理などを担当。階級は伍長。褐色の肌と、白目の少ない黒い瞳が特徴。旧インド系財閥の出身で[32]、性格はマイペースでどこか抜けた雰囲気だが、実はIQ180を誇る天才的頭脳の持ち主[33]。宇宙工学の勉強をするためS.M.Sに入った[t 6]。コスプレが趣味[32]。テレビ版小説 - バンガロールに本拠を置くローシャン財閥の娘で、在学中に同人誌(とりわけ美少年を扱う一連のジャンル)に傾倒し、放校の末紆余曲折を経てS.M.Sに引き抜かれたという過去を持つ[n 27]。同人誌が好きという設定は氷堂涼二の漫画『マクロスF S.M.S☆物語』でも描かれている。劇場版 - アルカトラズの慰問ライブではキーボードを担当する。ラム・ホア声 - 福原香織ブリッジオペレーターの中では最年少。階級は軍曹。通信・火器管制(デルタ1)担当。データ収集・分析を趣味とし、たまに出る毒舌の切れ味は非常に鋭い[34]。頭にカタツムリの髪止めを着用している。テレビ版小説 - ヴェトナム系とアングロサクソン系の血を引いている[n 28]。ボビーに対し、本人にも実体の判然としないあこがれを抱いている[n 29]。オーナー[]リチャード・ビルラー声 - 宮澤正S.M.Sのオーナー。星間運輸会社の経営者で、グラス大統領の有力な支持者。巨人サイズのゼントラーディ人で、私邸でマイクローンのメイドと巨大鉄道模型に囲まれながら暮らしている。少尉に昇進したアルトを自邸に招き、「フォールド断層で隔てられた銀河を1つにする」という自らの夢と、それを実現する方法にバジュラが関わっていることを語る。指にはめているフォールドクォーツ付きのロケットにはリン・ミンメイの写真が入っている。登場するのはテレビ版、テレビ版小説のみ。劇場版小説にも名前は出る。テレビ版小説 - レオン・三島に多額の資金援助を与えてハワード・グラスの元に送り込んだとされる[n 30]。対バジュラ戦の終盤においてはマイクローン化する。元はゼントラーディ軍ブリタイ艦隊所属巡洋艦の艦長で、戦争中より地球の文化に夢中になっていた[n 31]。劇場版 - 『イツワリノウタヒメ』のパンフレットにおいて名前が記されているが[35]、本編には登場しない。マクロス・フロンティア政府・軍関係者[]
キャサリン・グラス声 - 小林沙苗新統合軍参謀本部所属の中尉。2036年生まれの23歳[36]。通称キャシー。フロンティア大統領ハワード・グラスの息女にして、大学を首席卒業した明晰な頭脳と、過去に準ミス・フロンティアにも選ばれた美貌を併せ持つ才女[37]。オズマとはかつて男女の仲だった。オズマと別離後、大統領府首席補佐官レオン・三島の婚約者となる。シェリルのツアー期間中担当責任者となる。後に転属となり、マクロス・クォーターにオブザーバーとして乗艦、航空機管制を担当する。当初は堅物な言動でブリッジクルーの失笑を買うが、戦いを経る内に急速に絆を深めていき、談笑するような間柄となる。やがて、オズマとよりを戻し始める一方、三島の行動に疑念を抱くようになる。物語終盤において三島によるクーデター計画の証拠を突きつけた際に婚約は破棄され、以降追われる身となりオズマと行動を共にする。テレビ版漫画 - 名前は「キャシー・グラス」[c 2]。新統合軍所属であることは明記されているが、オズマや三島との関係、マクロス・クォーターに転属となる経緯、その他の背景などは描かれていない。テレビ版小説 - 短編「アクターズ・スカイ」では、アキラ神島の熱烈なファンとされている。劇場版 - 三島との接点はない。グレイスをスパイ容疑で逮捕しようとするが、上層部がギャラクシー船団からのSOS信号を無視する決定を出したことに動揺する。その後、自らマクロス・クォーターに搭乗する。劇場版小説 - マクロス・クォーターに同行する理由は、新統合軍人の同行によって目撃証言の信憑性を上げるため、「クォーターごと闇に葬られる」ことを避けるためとされている[n 32]。その後もクォーターに在籍する理由は、建前上はS.M.Sおよびその監視下にあるシェリルの情報を参謀本部に提出するためとしているが、本心はオズマが目当てである[n 33]。レオン・三島(レオン・みしま)声 - 杉田智和フロンティア大統領府首席補佐官。2033年生まれの26歳[38]。キャサリンの婚約者(後に破棄)。若くして新統合軍参謀の座を得た秀才[39]で、地球の新統合政府から派遣された軍人。大統領府のバジュラ対策の責任者として、バジュラに関する情報の規制や、11年前の第117次大規模調査船団遭難事件の関係者情報の隠蔽工作を行っている。その一方では野望を抱き、グラスの与り知らぬ部分で暗躍する。また、ランカの能力には早くから目を付け、監視・干渉していた。後にアイランド1でのバジュラの騒乱に乗じてグラスを暗殺。最高位の「文官」として大統領代行を名乗り[t 7]、速やかな権力の掌握に成功する。対バジュラ最終戦中、S.M.Sに大統領暗殺を告発され失脚する。テレビ版漫画 - 前述のようにキャシーとの関係は描かれておらず、クーデター計画を探られるという展開もない。グラスを暗殺し大統領就任後、バトル・フロンティアの雄姿を見るために自らマクロス・クォーターの艦長となり反抗するS.M.Sクルーらを拘束するが、バジュラクイーンの圧倒的な力に恐れをなして自分の艦だけを撤退させようとし、「海賊」と化したS.M.Sクルーに排除される。テレビ版小説 - 苛酷な環境の辺境惑星出身で、苦学してリチャード・ビルラー基金という奨学金で地球の中央大学に通い、怠惰な学友たちを心中で見下しながらモニュメントとなっているSDF-1 マクロスを見上げ、「マクロスの王」になるという野心を抱くようになった過去が描かれている[n 34]。またクーデターから失脚までが詳細に描かれており、正・副大統領を殺害すると共に上院・下院・最高裁判所を武力制圧する[n 35]クーデターを成功させる。後にリチャード・ビルラーが手駒が暴走した時の予防策として周到に練っていた策をワイルダーに利用され失脚する[n 36]。劇場版 - キャサリンではなくルカの姉と婚約している。また「健康ボール」と呼ばれる球体を手の中で動かす癖が追加されており、これにより感情の動きを表現している[40]。グレイスとシェリルを常に監視しており、ギャラクシー首脳陣が船団の乗っ取りを実行に移そうとした機先を制してギャラクシーの工作員を皆殺しにし、シェリルとグレイスの身柄を拘束する。その後、ギャラクシーの計画を横取りする形で銀河支配の野望を抱き、フロンティア船団をバジュラ本星に降下させるが、土壇場でギャラクシー首脳陣にバトル・フロンティアを乗っ取られ、ブリッジに突入してきたブレラに殺害される。劇場版小説 - 錬金術などに関する衒学趣味の持ち主で[n 37]、権力に溺れた「俗人」「俗物」であることが繰り返し述べられている。開拓惑星出身の苦学生で[n 38]、死後、低所得者層の不公平税率見直しや奨学金制度の整備といった業績で一部に名を残す[n 39]。ハワード・グラス声 - 西村知道マクロス・フロンティア第4代大統領。キャサリンの父。バジュラの存在を初めて公表する。アイランド1内部に潜んでいたバジュラが引き起こした騒乱に対処すべく、バトル・フロンティアへ向かう途中、三島とその部下によって暗殺される。テレビ版小説 - 旧マサチューセッツ以来の政治家一門の当主であり[n 40]、改革派と保守派の間を取り持つ中道派の政治家として大統領に就任したと説明されている[n 41]。劇場版 - テレビ版とは逆に、ギャラクシー船団からのSOS信号を無視する決定を下す。三島に丸め込まれており、その提案をほとんど鵜呑みにする。バトル・フロンティアのブリッジに突入してきたブレラに、三島やブリッジクルーと共に殺害される。劇場版小説 - 国会議員となる前は死別した妻とともに社会活動家をしていた[n 42]。ぺリオ[t 8]フロンティア船団新統合軍司令兼バトル・フロンティア艦長。階級は准将[t 7]。バジュラとの戦いでは終始苦戦を強いられ、S.M.Sの奮戦でかろうじて船団を維持する。S.M.Sが三島の罪状を告発すると、その場で身柄を拘束する。バジュラ本星の戦いでは、バジュラが身を挺して船団を守るのを見ると、ただちにバジュラと共同戦線を張る。テレビ版小説 - 新統合軍司令とバトル・フロンティア艦長は別人とされ、前者はケルヴィン・バックフライト、後者はジャン・リュック・タルコフスキーと名づけられている。劇場版 - バジュラ本星の戦いで、ブリッジに乗り込んできたブレラに殺害される。ジェシカ・ブランミハエルの姉。2032年生-2055年没。両親の死後はミハエルの親代わりとなり、新統合軍のエースVFスナイパーとして活躍していた。不倫関係にあった上官の機体を誤射した際、故意を疑われて軍法裁判に掛けられ、自殺する。その死はミハエルの心に暗い影を落とし、後にS.M.Sに入隊する一因となった。このエピソードはテレビ版、テレビ版漫画、テレビ版小説で語られるが、それぞれ語る状況や人物が異なっている。テレビ版漫画 - 上官との関係は「恋人」とされている。マルヤマ声 - 三戸耕三新統合軍准尉でサジタリウス小隊の一員。シェリルのファンで、機体に彼女の姿をペイントしている。訓練中にアルトとシェリルとの仲を囃してたしなめられる。マクロス・ギャラクシーとの最終決戦でゴーストV9に撃墜され死亡する。登場はテレビ版とテレビ版小説のみ。テレビ版小説 - バジュラとの交戦中に致命傷を負って帰還し、母親を演じるアルトに看取られながら息を引き取る[n 43]。ジュンサジタリウス小隊の一員で、マルヤマの同僚。同じく登場はテレビ版とテレビ版小説のみ。マクロス・フロンティアの住人[]
早乙女一門[]早乙女 嵐蔵(さおとめ らんぞう)声 - 三宅健太アルトの父。早乙女一門の18代目宗家。非常に厳格な人物で、アルトを幼少の頃から厳しく指導してきた。それが却って息子の反発を煽る結果となり、絶縁状態となっている。フロンティア船団では名士であり、ミス・マクロスコンテストでは審査員の一人になる。物語後半では体調を崩して車椅子生活を余儀なくされる。テレビ版漫画 - 回想シーンのみで、直接の登場はない。テレビ版小説 - 屋号は武蔵屋[n 44]。梨園にありながら妻以外に愛人は持たないという「モラリスト」であったとされる[n 45]。『マクロスエース Vol.003』掲載の短編「カブキ・ウォーバード」では若かりし頃の姿が登場する。2040年にマクロス・コンツェルンから無形文化財として地球で保護の申し出を受ける。しかし歌舞伎を再興し銀河に広めたい一心でこれを断り、超長距離移民船団のマクロス・フロンティアに許婚(美与)と共に参加することになる。なお、この時イサム・ダイソンと出会っており、彼のことを友と呼ぶ。『マクロスエース Vol.006』に掲載された続編「楽園星天剣酔舞」では「狂気」を極めるために惑星エデンを放浪し、同惑星に配属されたイサムと再会する。早乙女 矢三郎(さおとめ やさぶろう)声 - 野島裕史早乙女一門の歌舞伎役者でアルトの兄弟子。穏和な性格で細目が特徴の優男。早乙女家の血縁者ではないが、アルトには業界の慣習から「兄さん」と呼ばれている。アルトの勘当に伴い次期宗家の最有力候補に選ばれているが、自身を超える彼の才能を惜しみ、家に戻るように諭す。また、行く当てをなくしていたシェリルを保護し、彼女が立ち直る切っ掛けを与える。テレビ版漫画 - 登場しない。テレビ版小説 - 極東系にシルクロードの血が入っている[n 46]。「凶眼」と呼ばれる眼力の持ち主[n 47]。過酷な辺境惑星の出身で、早乙女一門に入る前に熱気バサラらしき人物と出会い、芸人になることを決意する[n 48]。劇場版 - 『サヨナラノツバサ』にてアルトがギャラクシー船団を訪れた際の回想シーンに登場する。少女漫画版 - シェリルのエラトー音楽学院時代の友人、天城リリスの想い人として登場する。早乙女 美与(さおとめ みよ)アルトが12歳の時に亡くなったアルトの母。息子と瓜二つの容姿を持つ美女。生前はよく本物の大空の夢と魅力を幼いアルトに語り聞かせ、後に彼がパイロットを目指す原動力となった。テレビ版小説 - さまざまな願いを込め「有人(アルト)」の名をつけた[n 49]。短編「楽園星天剣酔舞」では嵐蔵を探してイサムを訪ねる。ベクタープロモーション[]エルモ・クリダニク声 - 大川透弱小芸能プロダクション「ベクタープロモーション」を経営するゼントラーディ人。街中で偶然耳にしたランカの歌に感銘を受け、彼女をスカウトする。クラン達と同じ親地球派ゼントラーディの末裔で、歌や文化による平和の実現を唱える。名刺の絵柄や書かれたメールアドレスは、ミンメイ。ランカを二人三脚で支えるが、政府命令でグレイスにマネージャー権を奪われたことで、酒浸りの日々を送る。後に表舞台に復帰したシェリルのマネージメントを行う。テレビ版小説 - 海兵の特殊部隊をたやすく片付ける実力の持ち主[n 50]。また、エルモ本人と断定する記述はないが、「クリダニクの一門」に連なるゼントランが統合軍の太陽系外縁艦隊所属の中佐という立場にありながら、歌の可能性に魅せられて軍を去るという場面が描かれている[n 51]。徳川 喜一郎(とくがわ きいちろう)声 - 稲田徹 / 歌 - 大坂元俊介[41]ベクタープロモーション所属のゼントラーディ巨人演歌歌手。持ち歌は「宇宙兄弟船」。ゼントラーディモール・フォルモなどでの営業の他、ランカやエルモを励ましている姿が見られる。テレビ版小説 - エルモの実力を知っており、バジュラ第二形態の大量発生後、エルモとともに行動し、傷心で行方をくらましたランカを捜索する警察官を縛り上げる[n 50]。劇場版 - 開拓重機のCMに出演する。その他[]ミランダ・メリン声 - 田中理恵第12回「ミス・マクロス・フロンティア」優勝者で、プロポーション抜群の美女。ナナセとは中学時代の同窓生。映画「鳥の人」でヒロインのサラを演じる。非常に高慢な性格で、ランカを見下し冷遇する。一方でシェリルには敬愛の眼差しを向けるが、肝心の彼女には全く相手にされない。『超時空要塞マクロス』に登場する女優、ジャミス・メリンの孫[42]。テレビ版漫画 - 「ミス・マクロス」の場面には登場するが、「鳥の人」ではサラ役がシェリルとなっており、登場しない。テレビ版小説 - 『マクロスフロンティア』には登場しない。「ミス・マクロス・フロンティア」の場面自体が存在せず、「鳥の人」のサラ役についても本文中での言及はない。『マクロスF VISUAL COLLECTION シェリル・ノーム』に掲載されている短編「インフィニティ」には登場し、一時は両親とともに窮乏状態のフロンティア船団から脱出しようとするが、船団に残ることを選び、炊き出しの手伝いを行う。『マクロスF フロンティア・ダイアリーズ』に掲載された書き下ろし短編「ティア・ドロップ」では、シェリルがアルトに対して「新しい友人ができた」と彼女のことを話す。ジョージ・山森(ジョージ・やまもり)声 - 坂口候一映画「鳥の人」の監督。寡黙な人物で、他人との会話は助監督を介して行う。ランカの手渡しキャンペーンの際に偶然プロモディスクを受け取ったことがきっかけで、彼女を端役として映画に起用。サブヒロインのマオ役へと大抜擢する。女形時代のアルトのファンでもあったことから、ランカの出番増加を対価としてアルトに女役での出演を依頼するが、断られる。容姿のモデルは総監督の河森正治本人。テレビ版小説 - 前作はマクロスが存在しない世界の2009年を描いた映画「ナッシング・マクロス」[n 52]。アキラ 神島(アキラ かみじま)声 - 野島裕史映画「鳥の人」で主人公の工藤シンを演じる俳優。水中での撮影が契約にないことを理由に当該シーンの出演を断り、アルトがスタントを演じることになる。テレビ版小説 - 『マクロスエース Vol.004』に掲載された短編「アクターズ・スカイ」では、コクピット内での演技に不満を感じたジョージ・山森によってS.M.Sに体験入隊させられ、講習を担当することになったアルトと交流する。マクロス・ギャラクシー船団[]
グレイス・オコナー声 - 井上喜久子シェリルのマネージャー。シェリルを巧くコントロールし的確に仕事をこなす。物腰柔らかで穏やかな女性だが、怒ると怖いとされている[43]。フロンティアに来てからは、マネージャー業の裏でブレラに命令を与えたり三島と密約を結ぶなどの不審な動きを見せる。体内は全て機械で構成されており、情報処理と通信能力に優れている上、驚異的な運動能力を備え、性別・体格・髪型などを変えることも可能。とある場所に他人と意識を共有する同一の身体を幾つも用意しており、使用中の身体が消失してもすぐさま別の身体を使えるため、単体へのダメージは全く影響とならない。元々は第117大規模調査船団で、マオやランシェと共にV型感染症とバジュラを研究していた科学者。調査船団の壊滅後はギャラクシー船団に渡り、インプラント・ネットワーク理論をもって中枢に入り込んだ。ギャラクシー船団では「大佐」[t 9]という階級を持ち、ギャラクシー船団首脳部の意識集合体と結託してインプラント技術とバジュラを利用し、銀河支配の野望を抱く。自分の研究論文を否定したランシェには強い憎悪とライバル心を持っており、自身の研究理論の正しさを証明しようとしている。また、フロンティア船団からバジュラが発するフォールド波を観測したことで、自身の野望のためそれを利用することを思いつき、意図的にフロンティア船団にバジュラを呼び込んで交戦状態に陥らせる。最終戦でバジュラクイーンと融合し、銀河支配を実現させるべく地球などにバジュラを送り込むが、バジュラが人類という存在を理解したことで失敗、最後はフロンティア船団とバジュラの前に敗北し、自身はアルトのVF-25に狙撃される。テレビ版小説 - 両足にラムジェットエンジン、上腕部にグレネードを内蔵している[n 53]。脳内に「易経」のチップを仕込んであり、苛立ったときはこれにアクセスする[n 54]。11年前の2048年、調査船団がバジュラに襲われる直前に偶然オズマと出会っていた[n 55]。その直後バジュラ襲撃によって負傷、救出したマンフレートらによって強制的にインプラント化された[n 56]。マンフレートらと結託しているが、本心では彼らを軽蔑し、嫌悪感を抱いている。短編「デンジャラス・ジャーニー」では、ナナセに昔の自分を重ね合わせ、ランカに想いを伝えられない彼女にアドバイスする。劇場版 - 本名はグレイス・ゴドゥヌワ。キャサリンたちからスパイ容疑で告発されるも、逆にフロンティア船団首脳陣がギャラクシー船団の救難信号を無視する決定を出した事実を告げて動揺させる。シェリルのリベンジライブでは、バジュラの襲撃に怯えるスタッフ達を叱咤し、彼女の歌を船団に流す。ギャラクシー首脳陣と共にフロンティア船団の乗っ取りを画策するが、シェリルのことを第一に考えており、ランカの身を犠牲にする提案を行うのも彼女の命を救いたい一心からである。計画が三島に発覚して身柄を拘束されるが、バジュラ本星の戦いの最中に脱出する。その後、追手との戦闘で深手を負いながらもシェリルのステージの準備を整える。少女漫画版 - 元はマオ・ノームの研究所で働いていたV型感染症の研究者。同僚ジャックとの結婚式の当日にギャラクシー船団に誘導されたバジュラの襲撃を受け、元老院のスルトによってジャックを殺され、サイボーグ化される。元老院のコントロール下に置かれながらも、フロンティア船団でアルトと交流するシェリルを見るうちに自我を取り戻し、元老院に逆らってシェリルの命を救い、「処分」される。ブレラ・スターン声 - 保志総一朗 / 少年時代の声 - 佐々木日菜子バジュラに壊滅させられたギャラクシー軍の残存部隊、アンタレス小隊を率いるVFパイロット。2040年生まれの19歳[44]。階級は少佐。搭乗機は赤紫のVF-27γ。コールサインは「アンタレス1」(登場初期はパープル1)。性格は冷徹で表情を崩さない。ギャラクシーのサイバネティクス技術により身体の大部分をインプラント化(人工化)した機装強化兵(サイバーグラント)であり、生身の人間には操れないVF-27を易々と乗りこなす。個人の戦闘能力も極めて高く、体の各部にナイフなどの様々な武器を内蔵している。フロンティア潜伏中に偶然ランカと出会い、同じ記憶を持つ彼女に強い興味を抱く。愛用のハーモニカで「アイモ」を奏でるなど、ランカとの関係性を伺わせており、後にランカの実の兄と判明する。アルトに対してはランカをめぐり頻繁に敵対的行動をとる。後にランカのボディガードを担当することになり、交流を経て自我を取り戻し始め、ランカの願いをかなえるべく行動するが、グレイスらに捕捉され、完全にコントロール下に置かれる。最終決戦では被弾により偶然インプラント端子が破壊されて支配から解放され、アルトと共闘する。テレビ版漫画 - 美星学園に「転校生」として編入し、学園の制服を着てランカと行動を共にする。最終決戦ではアルトとの戦いでインプラント端子を破壊され、ランカの歌で自我を取り戻す。劇場版 - グレイスの命を受け、シェリルを護衛する任務についている。普段は黒いロングコートにサングラスをかけて素性を隠している。シェリルとは最初から面識があり、ランカを救おうとするアルトをVF-27γで援護する。ランカが自分の妹であることを覚えており、彼女を守るために行動するが、インプラントによってギャラクシー首脳陣に意識をコントロールされ、バトル・フロンティアのブリッジで三島やグラスらを殺害する。バジュラ本星ではアルトと激戦を繰り広げるが、シェリルとランカの歌に誘発されて自らインプラントの呪縛を解き放ち、バトル・フロンティアのブリッジにいたギャラクシー首脳陣を倒し、爆発の中に姿を消す。少女漫画版 - 元老院に用済みとなったシェリルの暗殺とランカの確保を命じられる。インプラントによりコントロールされているが、妹ランカのことになると自身の感情を見せる。ギャラクシー船団では完全にスルトのコントロール下に置かれアルトの前に立ちふさがるも、洗脳を解かれたランカの歌によりインプラント端子が破壊され、自我を取り戻しアルトに協力する。老人、中年、青年、少女声 - 麻生智久(老人)、稲田徹(中年)、金野潤(青年)、福原香織(少女)マクロス・ギャラクシー船団首脳陣の意識集合体。グレイスの理論に基づく計画を実行に移し、銀河支配を目論む。インプラント・ネットワークによりグレイスと情報や身体感覚を共有する。声はアバターのようなものであり、必ずしも実際の年齢や性別を反映したものではない[45]。テレビ版小説 - “マンフレート”(後述)が加わっている。計画の最終段階においてグレイスに切り捨てられる。娘ドラ◎ - 「老人」は蝋燭のアバターで、「青年」はクマのアバターで、「少女」はアヒルのアバターで登場する。劇場版 - 脳のみを保存している装置が登場する。ギャラクシー船団壊滅後、難民船団に隠れてフロンティア船団を乗っ取る計画を進める。一度はフロンティア政府に捕われるが、バジュラ母星にて反撃に成功し、バトル・フロンティアをバジュラクィーンと融合させる。最後はブレラのVF-27の特攻により野望を断たれる。劇場版小説 - 「電脳貴族(サイバーノーブル)」と総称される。テレビ版小説同様、“マンフレート”が加わっている。バジュラ[]
あい君(愛KUN)声 - 佐々木日菜子アイランド1に迷い込んだバジュラの幼生体。美星学園を大騒動に陥れ、後にランカに匿われる。第21話にて脱皮し、第2形態へと変化する。テレビ版のエンディングクレジットでは「あい君」と表記されているが、漫画版、小説版、劇場版では「アイ君」となっている。テレビ版漫画 - 大きく成長するが、脱皮はしない。劇場版 - 出会いの状況が異なり、ランカの歌に反応し発光するという特徴がある。小さいながらもフォールドバリアーを張る能力があり、その力で宇宙に飛ばされたシェリルを守る。バジュラ本星では背中から翅を生やして飛行する。少女漫画版 - 登場しない(バジュラの幼生は登場する)。第33海兵部隊[]
先遣調査隊としてガリア4に駐留するゼントラーディ部隊。第一次星間大戦時にいち早くマクロスと和平を結んだ者と、戦後に投降して地球側に帰順した者の子孫が混在しており、後者がしばしば規律を乱し指揮系統が機能していない。ガリア4では後者の勢力がシェリル慰問団を人質に叛乱を起こす。男性兵士のみの部隊だがクァドラン系バトルスーツが配備されている。
テレビアニメ版ではフォールド爆弾によって壊滅するが、テレビ版漫画ではフォールド爆弾が使用されないためその後については触れられておらず、テレビ版小説ではフォールド爆弾による強制フォールドの後、S.M.Sに救出される。劇場版や少女漫画版には部隊そのものが登場しない。
オゴタイ声 - 稲田徹第33海兵部隊の指揮官で、同部隊の母艦であるケアドウル級分離突撃降下艦オケアノスの艦長[46]。階級は少佐。テムジン達の叛乱を穏便に解決することを望み、シェリル慰問団の派遣を要請する。モデルは『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のブリタイ7018[46]。テレビ版小説 - 名前は「オゴタイ1672」[n 57]。副長声 - 麻生智久オケアノスの副艦長[46]。名前の設定はない[46]。テムジンの叛乱に対し、母艦の艦砲射撃による殲滅を強く進言する。モデルは『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のエキセドル4970[46]。テムジン声 - 金野潤第33海兵部隊の上級兵士。好戦派で地球文化を拒み、武力により「マイクローン(地球人)」から銀河系の覇者の座を奪回しようとする。グレイスの手引きでシェリル慰問団を人質に部下達と叛乱を起こすが、ランカの乱入で部下達が戦意を喪失し失敗。自身もアルトに乗機を撃墜される。設定画では「カムジン」と名づけられていた[46]。テレビ版小説 - 乗機はネオ・グラージ[n 58]。戦後に投降した者の子孫ではなく、大戦時に最も早くからマクロスに味方し、戦後も地球軌道を守ってきた海兵の子孫で、そうした貢献にもかかわらずゼントラーディ人を差別し冷遇する地球人に怒りを向ける[n 59]。後にガリア4で発生した大規模フォールド波に巻き込まれて仲間たちと宇宙を漂流していたところを、フロンティア船団を離脱したマクロス・クォーターに拾われる。その後、船団に復帰したマクロス・クォーターと共に船団のバジュラ母星突入作戦を援護する[n 60]。劇場版 - アルカトラズ刑務所に収監されている囚人で、ランカのライブに熱狂する。劇場版小説 - 下巻『サヨナラノツバサ』に名前が出る[n 61]。『マクロスF ビジュアルコレクション シェリル・ノームFINAL』収録の短編「アルカトラズ・デイ」では名前はテムジン02356とされ、アルカトラズ刑務所にてシェリル救出作戦を鎮圧するために投入されたフロンティアの特殊部隊と戦う。第117調査船団[]
ランシェ・メイ(蘭雪 美)声 - 坂本真綾第117大規模調査船団で、マオ・ノーム、グレイスらと共にV型感染症とバジュラを研究していた研究者。ランカとブレラの母親。ランカを妊娠時にV型感染症に感染していた。グレイスとは、バジュラの調査・利用方法で意見が対立していた。マオ・ノーム第117大規模調査船団団長で、ランシェやグレイスらと共にV型感染症とバジュラを研究していた科学者。作中では「Dr.マオ」という名で通っており、プロトカルチャー研究の第一人者とされる。『マクロス ゼロ』に登場するマオ・ノームと同一人物で、シェリルの実の祖母。Blu-ray Disc版『マクロス ゼロ』では、シェリルが身に付けているイヤリングがノーム家に由来するものであることを示す描写が追加されている。ランシェとマオの消息については、テレビ版本編では描かれていない。船団壊滅とともに死亡したとする資料もあるが[47]、吉野は壊滅事件の詳細が不明で、グレイスが生き残っていたことを例に挙げ「消息不明ということでしょうか。」と解説している[48]。
漫画作品の登場人物[]
『マクロスF』(青木ハヤト版)の登場人物[]青木ハヤトによる漫画版『マクロスF』のオリジナルキャラクター。
エリエラ・ジフォン新統合軍のゼントラーディ女性VFパイロット。階級は大尉で、腕は確かだが、直情的な性格が災いし、時に乗機を撃墜される[c 3]。小説版にも登場する。『 マクロスF しーくれっとびじょんず』の登場人物[]okiuraの漫画『マクロスF しーくれっとびじょんず』のオリジナルキャラクター。
サリア・レリアゼントラーディ軍の第203基幹艦隊に所属していたメルトランの少女。艦隊内で文化の収集・記録を行っていたノプティ・バガニスに配属され、仲間がいなくなった後も一人で文化の記録を行っていた。文化の収集を行っていくうちに機械の整備や改良の技術を身に付けたらしく、独自に改造したリガードでフロンティア船団を襲撃してきたバジュラを撃破する。ライブ会場でシェリルの歌を聴いた事で彼女に恋心を抱き、フロンティア船団の街角で出会ったシェリルにいきなりキスをして告白する。『シェリル 〜キス・イン・ザ・ギャラクシー〜』の登場人物[]小山鹿梨子の漫画『シェリル 〜キス・イン・ザ・ギャラクシー〜』のオリジナルキャラクター。
天城 リリス(あまぎ リリス)シェリルが通う「エラトー音楽学院」の生徒で、クラスでもトップの実力者。インプラントで聴力を強化している。シェリルの才能をいち早く見抜き、ライバル候補として叱咤激励する。歌舞伎役者15代目天城炎十郎の娘で、「歌舞伎に女は不要」という父の考え方からエラトーに預けられた。天城一門が敵視する早乙女一門の矢三郎に恋心を抱く。ギャラクシー船団内に突如出現したバジュラの攻撃からシェリルをかばって命を落とし、シェリルが歌い手として頂点を目指す原動力となる。スルトギャラクシー船団元老院の長。かつては辺境惑星に暮らす少女だったが、バジュラによって家族を奪われ、元老院に拉致されて人間としての尊厳を奪われる。胸にフォールドクォーツを埋め込まれているために高度な知識と超能力を有する。その力を利用してギャラクシーの頂点に上り詰め、ランカの歌によってバジュラを操り、人類を滅ぼそうとする。小説作品の登場人物[]
小太刀右京による小説版に登場する人物。
『マクロスフロンティア』の登場人物[]エイジス・フォッカー特務部隊VF-Xを率いる軍人。階級は大佐。ジェフリー・ワイルダーの教え子の一人でオズマの統合軍時代の先輩に当たり、三島に関する内偵を進めるオズマらに協力する。“マンフレート”マクロス・ギャラクシー船団の電脳空間でグレイス・オコナーらと意識を共有する電子生命の一人。専用にフルチューンしたVF-22Sを駆り、ガリア4宙域でグレイスらの陰謀を探りにきたS.M.Sと交戦する。かつてクリティカルパス・コーポレーションの社長マンフレート・ブランドであった時代には、第117大規模調査船団就航に関与していた。キム・キャビロフマクロス13艦長。階級は中将。「バンローズ機関」からの情報を受けてバジュラから地球を守る。劇場版小説 - 下巻『サヨナラノツバサ』では、フロンティア船団救援のS.M.S・新統合軍の連合艦隊司令官としてバジュラ本星に赴き、バトル7とバトル11を指揮下に置く。歌によるバジュラとの和解を行う作戦はジェフリーから聞かされていたが、人命を優先して作戦を無視して連合艦隊に総攻撃を指示する[n 62]。短編作品の登場人物[]グリニッジ・メリディアン『ザ・スニーカー』2009年10月号に掲載された短編「ワイヤード・ウォーリア」に登場。マクロス・ギャラクシー船団情報部監察官で、ブレラが試作機YF-27-3シャヘルの実戦テストで派遣される惑星ネバーの現地工作員。コードネームは「蒼い風」。古風なドレスを着用した小柄な女性で、シェリルのファン。VF-22Sに搭乗し、ブレラの督戦を担当する。正体はギャラクシー船団で開発された人造人間で、大脳は死亡したパイロットのものが利用されている。テロリストの攻撃からブレラを庇って死亡する。死後、これ以上ギャラクシー船団に彼女が利用される事を嫌ったブレラの手により火葬される。イサム・ダイソン『マクロスプラス』の主人公。『マクロスエース Vol.003』に掲載された、『マクロスF』の時代を遡ること19年前の2040年を描く番外編「カブキ・ウォーバード」に登場。惑星エデンに向かう道中の惑星セフィーラで早乙女嵐蔵に出会う。続編「楽園星天剣酔舞」で惑星エデンに配属後嵐蔵と再会する。『マクロスフロンティア Vol.4 トライアングラー』にはYF-24のテストパイロットを務めた予備役少佐の話が描かれている[n 63]。本文中ではこの人物の名前を明かしていないが、『マクロス・クロニクル No.47』では同様の功績を挙げた人物をイサム・ダイソンと断定している[49]。劇場版 - 『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』では、VF-19でフロンティア船団の救援に駆けつける姿が描かれている。エンディングクレジットの表記は「イサム」。声の出演は『マクロスプラス』と同じく山崎たくみ。新統合軍を追い出された後、S.M.Sに所属しているという設定[50]。劇場版小説 - 下巻『サヨナラノツバサ』ではS.M.Sのマクロス・クォーター級クレイジー・ホース所属で、「イサムスぺシャル」と名付けられたVF-19を駆ってVF-27をこともなげに撃破する。『劇場版マクロスF』の登場人物[]マクシミリアン・ジーナスバトル7艦長。愛称はマックス。下巻『サヨナラノツバサ』にて、フロンティア船団救援のS.M.S・新統合軍の連合艦隊の一員としてバジュラ本星に赴く。到着後、妻ミリアとともにVF-25で出撃する。なお、70歳近い年齢であるが、いまだに青年にしかみえない容姿であるとされている。エキセドル・フォルモバトル7参謀。下巻『サヨナラノツバサ』にてマックスとともにバジュラ本星へ赴く。マックス出撃後、艦長代理としてバトル7の指揮を執る。テンプレート:ネタバレ終了
脚注[]
テンプレート:脚注ヘルプ
注釈[]
- ↑ 作中の描写では生死不明ともとれるが、河森総監督は『オトナアニメ vol.10』のインタビューで「少なくとも、TVシリーズでは死んでいますね。」と答えている。ただし、史実を基にした映像という設定から、別メディアでは違った結果になっている可能性もありうると示唆している(『オトナアニメ vol.10』洋泉社、2008年、47頁/『マクロスF 2059:MEMORIES』角川書店、2008年、93頁)。
テレビアニメ[]- ↑ 『マクロスF』第19話「トライアングラー」ミハエルの台詞。
- ↑ 『マクロスF』第5話「スター・デイト」。
- ↑ 『マクロスF』第3話「オン・ユア・マークス」。
- ↑ 『マクロスF』第6話「バイバイ・シェリル」。
- ↑ 『マクロスF』第9話「フレンドリー・ファイア」エルモの台詞。
- ↑ 『マクロスF』第22話「ノーザンクロス」ミーナの台詞。
- ↑ 7.07.1 『マクロスF』第21話「蒼のエーテル」三島の台詞。
- ↑ 『マクロスF』第18話「フォールド・フェーム」ハワード・グラスの台詞。
- ↑ 『マクロスF』第23話「トゥルー・ビギン」ブレラの台詞。
漫画[]- ↑ 青木ハヤト『マクロスF 1』48-50頁。
- ↑ 青木ハヤト『マクロスF 1』15頁。
- ↑ 青木ハヤト「おまけマンガ ガンバれエリエラさん」カドカワコミックス・エース『マクロスF 2』172頁。
小説[]- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』92頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』131頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』74頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』134頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』141-142頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』249-251頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』189頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』308頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』385-386頁。
- ↑ 小太刀右京『劇場版マクロスF(下) サヨナラノツバサ』148頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』115頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』232頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』244-245頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』78頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』92頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』117-118頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』281頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』177頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』43頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』53頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』203-204頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』244頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』314頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』35-36頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』58頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』234頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』219-220頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』221頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.4』19-20頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』171頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』103頁。
- ↑ 小太刀右京『劇場版マクロスF(上) イツワリノウタヒメ』265頁。
- ↑ 小太刀右京『劇場版マクロスF(下) サヨナラノツバサ』64頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』46頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』233頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.4』172頁。
- ↑ 小太刀右京『劇場版マクロスF(下) サヨナラノツバサ』13頁。
- ↑ 小太刀右京『劇場版マクロスF(下) サヨナラノツバサ』9頁。
- ↑ 小太刀右京『劇場版マクロスF(下) サヨナラノツバサ』208頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』171頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』51頁。
- ↑ 小太刀右京『劇場版マクロスF(上) イツワリノウタヒメ』84頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.4』137-140頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』134頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』26頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』190頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』197頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.4』73-77頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』28-30頁。
- ↑ 50.050.1 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』295-297頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』32-34頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』202頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』127-128頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』118頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』37-39頁、44-45頁、51-54頁、55-57頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』72-75頁。ここではグレイスを救出した人物の名を明かしていないが、『マクロスフロンティア Vol.4』195頁において“マンフレート”が、グレイスを助けたのは自分たちであると訴える。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』214頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』259頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』262頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.4』236頁。
- ↑ 小太刀右京『劇場版マクロスF(下) サヨナラノツバサ』147頁。
- ↑ 小太刀右京『劇場版マクロスF(下) サヨナラノツバサ』297頁。
- ↑ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.4』234頁。
出典[]
- ↑ 1.01.11.21.31.4 インタビュー:河森正治『マクロスF OFFICIAL FILE(2)』学習研究社、2008年、25-27頁。ISBN 978-4-05-605269-5
- ↑ 2.02.12.2 インタビュー:河森正治『マクロスF 2059:MEMORIES』角川書店、2008年、90-93頁。ISBN 978-4-04-854250-0
- ↑ 対談:江端里沙×高橋裕一『オトナアニメ Vol.10』洋泉社、2008年、51頁。
- ↑ コメント:河森正治『月刊ニュータイプ』2008年6月号、153頁。
- ↑ 5.05.15.25.3 インタビュー:河森正治×吉野弘幸『アニメージュ オリジナル vol.1』徳間書店、2008年、30-33頁。ISBN 978-4197202553
- ↑ 6.06.1 インタビュー:河森正治“放送中アニメ作品(マクロスF(フロンティア)第2回)”プレセペ、2010年5月23日閲覧。
- ↑ 7.07.1 インタビュー:河森正治『オトナアニメ Vol.8』108-111頁。
- ↑ 8.08.18.28.38.48.5 インタビュー:河森正治『RANKA マクロスF ランカ・リー オフィシャルブック』太田出版、2009年、126-129頁。
- ↑ 9.09.19.29.3 インタビュー:河森正治『CONTINUE Vol.48』太田出版、2009年、26-31頁。ISBN 978-4-7783-1195-7
- ↑ 10.010.110.210.310.410.510.6 インタビュー:吉野弘幸『CONTINUE Vol.48』22-25頁。
- ↑ インタビュー:菊地康仁×吉野弘幸『マクロスF OFFICIAL FILE(2)』28-29頁。
- ↑ インタビュー:河森正治『マクロスエース Vol.003』角川書店、2009年、14-17頁。
- ↑ 13.013.1 インタビュー:河森正治『劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜 公式ガイド PERFECT TRIANGLE』角川書店、2009年、50-51頁。ISBN 978-4048544399
- ↑ 『マクロスF OFFICIAL FAN BOOK』学習研究社、2009年、56頁。ISBN 978-4056053579
- ↑ コメント:河森正治『月刊ニュータイプ』2008年6月号、150頁。
- ↑ 16.016.1 インタビュー:中村悠一『マクロスエース Vol.001』2009年、132-133頁。
- ↑ 17.017.1 『マクロスF OFFICIAL FAN BOOK』57頁。
- ↑ミハエル・ブラン - CHARACTER - マクロスFRONTIER
- ↑ 『マクロスF(フロンティア) PASH!ANIMATION』主婦と生活社、2009年、88頁。ISBN 978-4391627817
- ↑ルカ・アンジェローニ - CHARACTER - マクロスFRONTIER
- ↑ 『OFFICIAL COMPLETE BOOK 劇場版マクロスF 〜サヨナラノツバサ〜』角川書店、2011年、63頁。
- ↑ 22.022.1 『マクロスF OFFICIAL FAN BOOK』58頁。
- ↑ 『OFFICIAL COMPLETE BOOK 劇場版マクロスF 〜サヨナラノツバサ〜』18頁。
- ↑ 『マクロスF 2059:MEMORIES』9頁。
- ↑ 25.025.125.2オズマ・リー - CHARACTER - マクロスFRONTIER
- ↑ 『劇場版マクロスF 〜イツワリノウタヒメ〜 公式ガイドブック PERFECT TRIANGLE』67頁。
- ↑ 『OFFICIAL COMPLETE BOOK 劇場版マクロスF 〜サヨナラノツバサ〜』3頁、60頁。
- ↑ 28.028.1カナリア・ベルシュタイン - CHARACTER - マクロスFRONTIER
- ↑ 『マクロスF OFFICIAL FILE(2)』32頁。
- ↑ 『マクロスF OFFICIAL FILE(2)』33頁。
- ↑ 31.031.131.2ボビー・マルゴ - CHARACTER - マクロスFRONTIER
- ↑ 32.032.1 コメント:河森正治『マクロスF OFFICIAL FAN BOOK』120頁。
- ↑ミーナ・ローシャン - CHARACTER - マクロスFRONTIER
- ↑ラム・ホア - CHARACTER - マクロスFRONTIER
- ↑ 『劇場版 マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜』劇場パンフレット、ビックウエスト、2009年、14頁。
- ↑ 『マクロスF 2059:MEMORIES』57頁。
- ↑キャサリン・グラス - CHARACTER - マクロスFRONTIER
- ↑ 『マクロスF 2059:MEMORIES』61頁。
- ↑ 『マクロスF PASH! ANIMATION FILE02』24頁。
- ↑ 『OFFICIAL COMPLETE BOOK 劇場版マクロスF 〜サヨナラノツバサ〜』30頁。
- ↑ ボーカルコレクション『娘たま♀』ライナーノート解説より。声の主は菅野よう子の楽曲のシンセサイザー・マニピュレーターを担当する坂元俊介。
- ↑ DVD/Blu-ray Disc『マクロスF 4』初回特典。
- ↑グレイス・オコナー - CHARACTER - マクロスFRONTIER
- ↑ 『マクロスF OFFICIAL FAN BOOK』59頁。
- ↑ 『マクロスF OFFICIAL FAN BOOK』118頁。
- ↑ 46.046.146.246.346.446.5 『アニメージュ オリジナル vol.1』36頁。
- ↑ 『マクロス・クロニクル NO.41』の「キャラクターシート マオ・ノーム」(12頁)には「命を落としたと見られる」とある。
- ↑ 『マクロスF OFFICIAL FAN BOOK』118頁。
- ↑ 『マクロス・クロニクル No.47』ウィーヴ、2010年、26頁。
- ↑ 『マクロスエース Vol.008』26頁。
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