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新マクロス級超長距離移民船団(しんマクロスきゅうちょうちょうきょりいみんせんだん)は、アニメ「マクロスシリーズ」に登場する架空の宇宙船団。新マクロス級移民船団とも称する。『マクロス7』ではマクロス7船団、『マクロスF』ではマクロス・フロンティア船団が作品の舞台となる。
第一次星間大戦で滅亡の危機に瀕した地球人類は終戦後に「人類移住計画」を発動。宇宙の新天地を目指す移民船団が次々と旅立ち、「銀河の大航海時代」の幕が開いた。移民事業は小規模船団による短距離計画と、大規模船団を編成して銀河系各方面に向かう超長距離計画の2通りが平行して行われた。後者は有事の再来に備え、人類種と星間大戦の勝利の鍵となった「文化」を広域拡散(播種)することを目指していた。
超長距離船団はゼントラーディ軍の自動工場衛星を利用して量産された巨大移民船を中心に、新統合軍の護衛艦や民間船など大小様々な艦艇によって構成される。メガロード級等による第1次から第30次を経て、第31次から新マクロス級に切り替えられた。以後の新マクロス級による移民船団は「第××次超長距離移民船団」という正式名称とは別に、旗艦となる巨大移民船にちなんで「マクロス○○船団」という通称でも呼ばれる。
船団各艦は超空間跳躍を可能にするフォールドシステムを搭載し、長距離フォールドを重ねて航行する。フォールドに費やすエネルギーは質量に比例し、巨大船の長距離フォールドには数カ月のエネルギー蓄積が必要となる。地球および各船団にはフォールド通信を利用したギャラクシー・ネットワークが構築され、情報や電子マネーのやり取りが行われているが、移動や物流は距離の壁に制約され「大航海時代にインターネットだけある」ような状態にある[1]。さらにフォールド断層と呼ばれる時空の歪みの影響でフォールドできなかったり、通信に大幅なタイムラグが生じることもある。
新マクロス級移民船はメガロード級25隻[2]に次いで2030年に1番艦が就航した。シリーズ作中では第25次新マクロス級超長距離移民船団の旗艦マクロス・フロンティアまでが登場しているが、同じ艦級でも建造時期や設計コンセプトによりドーム型、密閉コロニー型など構造は多様である。また、類似の構造であっても建造年が下るに従って後部に接続される居住艦が著しく大型化している。
宇宙戦艦SDF-1マクロスをベースに設計・建造されたメガロード級と異なり、当初から都市型宇宙船として設計された新マクロス級では、移民者が長期航海に耐えられるよう居住環境が大幅に改善されている。メガロード級までは宇宙船内に居住施設が内包される形だったため、住民の安全上戦闘行動にある程度の制約が課されていたが、新マクロス級では居住と戦闘の機能が分割され、シティまたはアイランドと呼ばれる都市型宇宙船の前部にバトル級ステルス攻撃空母がドッキングする方式となった。巡航時のドッキング状態ではバトル級の主反応炉を起動動力(キックモーター)にして接合部分のエネルギープラントで船全体の推力を生成する。マクロス7やマクロス・フロンティアのようなドーム型船では亀甲型の艦体上半分に市街地区画がある。住民の精神安定と文化的多様性の維持を目的に、星間大戦で失われる以前の地球環境を再現した船団も存在する。上空は透明ドームに包まれており、人工的に気象制御が行われる。その上部を覆う巨大な貝殻のような天蓋(防護シェル)は巡航時には開放され、内面にホログラフィック映像で地球の気象(昼夜や晴雨)が再現される。戦闘時には映像の消灯(シェルオフ)や防護シェルの閉鎖(シェルダウン)で居住区の安全が守られる。艦隊下半分の地下には居住区や工業区、宇宙船の修理ドック、推進部などが複雑に入り組んでおり、長い航海の間に閉鎖・放棄される区画も少なくない。
旅の終わりに大気や水資源に恵まれた惑星が見つかれば、新マクロス級移民船は湖や海に着水し、そのまま開拓事業の拠点都市として機能することになる。
バトル級ステルス攻撃空母超長距離移民船団の総旗艦であり、全長1,500mを越える大型攻撃空母。外敵に護衛艦隊の防衛網が破られるような非常事態ではシティから分離出撃し、強攻型へのトランスフォーメーションなどの緊急作戦を行う。主砲はマクロス・キャノン、その他無数の対空砲火や大量の艦載機等を搭載している。名称は各移民船団名にちなみ「バトル○○」と通称で呼ばれ、マクロス7では「Big-M」とも呼ばれている。基本的な構造はどのバトル級も同一であるが、後年の同級はやや大型化の傾向があり、各移民船団によって細かい意匠や配色に差異がみられる。移民船の規模にもよるが、船団の総人口は数十万人から1千万人に達する。構成員は一般市民のほか生産・整備・娯楽などの従業者、公共機関職員、新統合軍関係者など様々で、スラム住民や不法滞在者なども含まれる。地球人、マイクローン化したゼントラーディ人、ゾラ人、これらの混血者などが暮らす多人種社会であり、言語もマルチリンガル化している。行政は地球の新統合政府の統治下にあるが高度な自治権を認められており、独自貨幣も流通するなど旧世界の地域国家のような形態にある。船団の運営にはスポンサーの星間巨大企業体の意向も反映される。
各船団は必要物資を自給できるよう大規模な生産施設を備えており、可変戦闘機など主力艦載兵器も地球や移民惑星から送られた開発データを基にライセンス生産している。外貨獲得のため観光や宇宙資源の輸出を行い、船団間の交通には民間の星間連絡船が活躍する。
移民船は基本的に居住可能な惑星に着くまでの「仮住まい」であるが、マクロス9船団以降は目的地にたどり着けなければ永続的に航行してもよいという選択肢が考えられるようになった。その結果、社会構造も環境型のマクロス・フロンティア船団と超テクノロジー型のマクロス・ギャラクシー船団のように、船団ごとに思想が分かれるようになった。それゆえ、思想の分割は各船団の対立や抗争などが発生する危険性を孕むことになり、2059年にはバジュラ戦役をきっかけに、フロンティア船団とギャラクシー船団との間で史上初の移民船団同士での紛争が勃発する。
『マクロスF』の初期アバンタイトルで描かれた、移民船団航路図を元に記述。
新マクロス級1番艦マクロス1を中心に編成された船団で、2030年に地球を出発した。『マクロス7』第1話アバンタイトルの映像では、マクロス1はシティを覆う防護シェルを持たない構造である。
新マクロス級では第5次、通算では第35次の超長距離移民船団。マクロス7と同等の規模であり、マイクローン化したゼントラーディ人のみで構成される。マクロス5および護衛艦艇はゼントラーディ系技術を活用するゼネラル・ギャラクシー社および傘下企業が建造したため、ゼントラーディ特有の曲線的デザインや緑系の配色がみられる。
2045年9月に移民可能な惑星を発見、惑星ラクスと命名し移民を開始。同年、マクロス7船団をラクスに招待する。しかし、マクロス7船団到着前にバロータ軍の攻撃に遭い、惑星ラクス地表にてマクロス5の市民は都市艦ごと誘拐され、残されたバトル5以下マクロス5船団所属の全艦艇が撃沈される。さらに、交戦したマクロス5統合軍兵士の一部はプロトデビルンにより精神制御されバロータ軍の兵士とされる。また、都市艦の住人はプロトデビルンによりスピリチアファーム・プロジェクトの実験台として利用される。その後、一部の兵士や都市艦の市民はマクロス7船団に救出される。
新マクロス級では第7次、通算では第37次の超長距離移民船団。2038年に地球を出発し銀河系中心方面へ向かうが、7年後の2045年、プロトデビルンに率いられた謎の勢力・バロータ軍と遭遇し交戦状態に入る。
船団にはマクロス7のほかに研究、生産、レジャーなどの専門施設をもつ大型艦6隻が随行する。各艦はホログラムハイウェイ(ミルキーロード)で結ばれ、自家用車(簡易宇宙船)で自由に往来でき、総体的に大都市としての機能を持つ。その他の小型船、護衛の宇宙戦艦、宇宙空母、フリゲート艦などの統合軍艦艇も含めると船団規模は約1,000隻、総人口は100万人以上に達する。
旗艦マクロス7は居住艦シティ7と攻撃空母バトル7を合わせて全長約7,770m、質量7,770,000,000t。船団長およびバトル7艦長は第一次星間大戦の撃墜王マクシミリアン・ジーナス(通称マックス)、副長はミリア・ファリーナ・ジーナス。ミリアは後に退役し、シティ7市長選挙に当選する。バトル7は統合軍、シティは行政(市庁)の管轄下に分かれ、それぞれマックス艦長とミリア市長が最高責任者に就いている。また、オブザーバーとしてバトル7ブリッジにエキセドル・フォルモが乗艦している。
シティ7[]マクロス7の本体である超巨大都市型移民船。バトル7とはエネルギープラントを介して合体する。全長約6,210m(エネルギープラント約800mを含む)。居住区で約35万人の民間人が暮らす。
市街地には高層ビル群や20世紀の名建築を模したメモリアルパークがあり、商業施設、住宅地、緑化地区や人工湖なども整備され、地球と変わらない日常生活が営まれている。透明ドーム面には市民の移動手段としてチューブ式リニアモーター交通システム「星の手線」が縦横に走る。左舷には「アクショ」と呼ばれる区画が出島のように張り出しており、無許可でドッキングポートを占拠し、シティ7からライフラインを引き込んでいる。正式に船団登録していない治外法権区で、治安は悪いが物価が安いため『マクロス7』の主人公熱気バサラのようなアーティストなどが住みついている。
シティ7の運営は統合軍から独立し、ミリア市長以下シティオフィスの管轄下にある。市長の特別許可がないかぎり、統合軍といえどシティ内への作戦出動は認められない。平時の治安維持は警察(シティポリス)が担当し、「パトロイド」と呼ばれる特殊可変メカを使用している。しかし、バロータ軍兵器の侵入には対処しきれないため、ミリア市長の一存により、ガムリン木崎大尉率いるダイアモンドフォース隊が直属防衛隊として配備される。
バトル7[]マクロス7の前部に位置する巨大なステルス攻撃宇宙空母で、マクロス7船団総旗艦。全長約1,510m、全備質量約7,770,000t。
2段式の飛行甲板を持ち、艦載機VF-11サンダーボルト、VF-17ナイトメアなどを多数搭載する。艦橋前部にはダイアモンドフォース、エメラルドフォースなどの精鋭部隊を緊急射出する電磁カタパルト3基と、サウンドフォース用サウンドブースターの格納庫がある。また、単独でも戦闘が出来るよう、対空砲やミサイルなども充実している。
艦隊戦などの緊急時には通常の空母形態(要塞艦)から人型ロボット形態(強攻型:通称「BIG-M」)へトランスフォーメーションを行う。これによりステルス効果の為に内蔵されていた全火器が使用可能となり、肩に位置する部分に中口径の2連装砲が姿を現す。さらに艦底に接合している砲艦「ガン・シップ」を右手に握り、超大口径ビーム砲「マクロス・キャノン」として使用する。最大威力時や連射時には伝導管を通じてバトル7本体からエネルギー供給を受ける。
対プロトデビルン最終戦(『マクロス7』第49話)にてバトル7、ガン・シップともに大破。『マクロス ダイナマイト7』の時点(2047年)ではシティ7下部の真空ドックで修理中。
小説『劇場版マクロスF(下)サヨナラノツバサ』では、バジュラ本星におけるバジュラクイーンとの戦闘で、S.M.Sからの要請を受けてフロンティア船団のために援護に駆けつける。
シティ7以外にも、役割に応じた個性的な形状の居住艦が随行している。また、シティ7に対するバトル7と同様、各艦には統合軍の護衛空母が接続されており、居住艦の制御や防衛を行っている。
アインシュタイン最先端の科学技術を研究する研究実験艦で、ピラミッド状の艦体が特徴。科学者やその家族約5万人が暮らす学園都市でもある。エキセドルが惑星ラクスで発見されたプロトカルチャー遺跡の分析を行う。巡航時は護衛空母ケフラヴィークがドッキングしている。全長約3,000m、質量約225,000,000t、乗員約5万人。サニーフラワー食料となる農作物や家畜を生産する農業艦。艦体はその名の通りひまわりの花に似ている。巡航時は護衛空母グァンタナモがドッキングしている。全長約4,850m、質量約3,200,000,000t、乗員約15万人。スリースター大型反応炉を中心に工業施設が集まるコンビナート艦。日用品から戦艦まであらゆる工業品を生産する。艦尾から伸びる吹流しの放熱フィルムは全長1,500m。全長約5,500m、質量約5,950,000,000t、乗員約15万人。ハリウッドアトラクションなど娯楽施設の他、映画撮影スタジオもあるアミューズメント施設艦。球体の艦体表面はフェイズドアレイアンテナで覆われ、銀河ネットワークの情報中継基地となっている。また、軍の情報管制艦としての機能も持つ。巡航時は護衛空母ブランプトンがドッキングしている。全長約3,500m、質量、約530,000,000t、乗員約5万人。リビエラ艦内に直径3,600mの人工の海がある海洋艦。本来は魚介類の養殖・研究用施設だが、情緒たっぷりの景観から一部が会員制高級マリンリゾートとして利用されている。そのため「リゾート艦」と呼ばれることが多い。艦体は巻貝のような形状で、下面に突き出た深海研究用タワーは深度2,200mに達する。巡航時は護衛空母浦賀がドッキングしている。全長約6,300m、質量約10,700,000,000t、乗員10万人。ビギンヒル統合軍のウェストポイント級支援母艦。艦内に可変戦闘機用の演習フィールドなどの施設を持つ。巡航時は護衛空母アバディーンがドッキングしている。テレビシリーズ本編ではほとんどその存在に触れられることはないが、漫画『マクロス ダイナマイト7 ミレーヌビート』ではバートン大佐らが推し進める「プロジェクトE」の重要拠点となる。全長約3,500m、質量約3,315,000,000t。統合軍艦[]グァンタナモ級宇宙空母CV-299 グァンタナモ(サニーフラワーの護衛艦)、CV/ARMD-362 舞鶴、CV-375 モモイなど計45隻。ウラガ級護衛宇宙空母CV-404 浦賀(リビエラの護衛艦)、CV-406 ブランプトン(ハリウッドの護衛艦)、CV-412 アバディーン(ビギンヒルの護衛艦)、CV-417 ケフラヴィーク(アインシュタインの護衛艦)、CV-565 サラトガIIなど計20隻。ノーザンプトン級ステルスフリゲートブルーノーズ、ボロネーゼ(001、003、005、006)、カーラ009、ルーシー、スターゲイザーなど計120隻。スターゲイザーはマックス艦長自ら出陣する氷の惑星突入作戦に投入され、作戦名も「オペレーション・スターゲイザー」と呼ばれるが、同艦は作戦中撃沈される。艦載機は戦闘機1,800、攻撃機600、爆撃機9、電子作戦機120、貨物機60、連絡機100[4]。
民間船[]マーク・トウェイン号20世紀のミシシッピー川の外輪蒸気船を模した遊覧船。熱帯植物園やプールなどの施設もある。全長約300m。武道艦5角形の巨大コンサートホール船。『マクロス ダイナマイト7』オープニングフィルムでFIRE BOMBERがライブを行う。ステージはホール中心に浮遊している。ヘブンサイドストーリー的漫画『マクロス7 トラッシュ』に登場する。墓地や各宗派の施設が集められた艦で、「幽霊船」と陰口を言われることも。艦体は十字架に似た形で、緑豊かな艦内には居住区もある。中央(シティ7)から離れた場所柄ゆえ、訳ありな住人が多いという。惑星エデン発の第9次新マクロス級移民船団。マクロスシリーズの外伝的ラジオドラマ『マクロス・ジェネレーション』の舞台となる。マクロス9は閉鎖系バイオプラントを導入した。また、『マクロス・ザ・ライド』の主人公・チェルシー・スカーレットが、同船団のクロムレック・ドームにてコンサートを行ったとされている。
惑星エデン発の第11次新マクロス級移民船団。シリーズ作中に名称や設定のみ存在していたが、『マクロスF』第25話にて2カット登場した。マクロス7と同型のシティー艦に、後方にはフロンティアと同型の円筒形型のドーム構造の環境艦らしき居住艦が多数確認できる。バイオプラントの本格的な導入やシティ船の大型化への過渡期の形態。エネルギーを吸収して航行するための羽のようなユニットが特徴[5]。
プレイステーション用ゲーム『マクロス VF-X2』で統合軍の原理主義派ラクテンスの切り札として登場する。アクティブステルス技術の進化により、従来の直線的デザインからやや複雑な形状に変化している。
小説『マクロスフロンティア Vol.4』では、「13」という忌み数のため正規の船団には加えられない「存在しないマクロス」とされている[6](ただし、『VF-X2』のムービーでは、マクロス13の後にシティを中心に各環境艦が放射状に接続されているシティ艦や付属艦が確認できる)。バトル13が極秘で地球直衛任務にあたり、地球を襲ったバジュラを撃退する。艦長はかつてマクロスのブリッジオペレーターだったキム・キャビロフ中将。
小説『劇場版マクロスF(下)サヨナラノツバサ』では、バジュラ本星におけるバジュラクイーンとの戦闘で、S.M.Sからの要請を受けてフロンティア船団のために地球から援護に駆けつける。
『マクロスF』のオープニングでは惑星エデンから出発した船団とされている。
『劇場版マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』ではサウンドブラウン系の迷彩で、アームドL(飛行甲板部)に「17」と書かれたマクロス・クォーターが登場し、マクロス17所属艦とされている[7]。
惑星エデン発の第21次新マクロス級移民船団。通算では第51次超長距離移民船団。循環システムに密閉式ケミカルプラントを採用する第4世代型巨大移民船団である。民間企業・ゼネラル・ギャラクシー主導の移民船団であり、その技術力は全銀河でもトップレベルを誇る。「資本主義を聖典と崇めるほどの資本主義体制」であり、省力化・自動化が極度に進んだ結果失業率が高く、一部はスラム化している。メインランドを始めとした船団を構成する艦船は、バトル・ギャラクシーを除き他船団では見られない独自のものとなっている。
船団独自にインプラントやサイバネティックスなど人間の半機械化技術を開発。その合法化を巡り推進派と反対派が対立し、一度は合法化の法案が否決されたものの推進派がテロ行為などの巻き返しにより勝利したことで社会全体が電脳化された。インプラント化した市民は現実と仮想が重なり合った環境で暮らし、ただの広場が仮想環境を重ねることで公園になり、合成食品が味覚をコントロールすることで美味な食事になる。他方、非インプラントの生身の人間はあらゆる面で過酷な生活を強いられる。『マクロス・ザ・ライド』では、他の船団から来訪した生身の人間はゴーグルを身につけることで拡張現実としてインプラント・ネットワークの一部を利用できるとされている[8]。
「銀河の妖精」ことトップアイドルのシェリル・ノームは同船団の出身者。2059年、シェリルがコンサートツアーのため近隣宙域のマクロス・フロンティア船団を訪れている間に、ギャラクシー船団はバジュラからの大規模な襲撃を受けている旨の通信を最後に消息不明となる。
テレビ版『マクロスF』では実際には小惑星帯に無傷の状態で潜んでおり、グレイス・オコナーら上層部の暗躍によってステルス攻撃宇宙空母バトル・ギャラクシーとその艦載機がフロンティア船団と交戦する。この戦闘には敗北し計画は失敗、全人類の支配と隷属を目的とした船団上層部ぐるみの陰謀は、S.M.Sにより新統合政府にも通報される。バジュラ戦役後の経緯については物語中では語られていないが、監督の河森正治によればギャラクシー首脳陣は健在で、「とりあえずはバジュラを利用されるのは阻止できた」段階と語っている[9]。『劇場版 マクロスF』では実際にバジュラの攻撃を受け壊滅する。船団幹部の脳を収めた装置と工作員が難民船とともにフロンティア船団に紛れ込み、バトル・フロンティアのコントロールを奪う。
ギャラクシー船団の艦名にはデネブ・カイトスやデネブ・ダルフィムなど、デネブを冠する恒星名が付いている。
デネブ級宇宙戦艦[11]カイトスほか。双胴型宇宙空母ダルフィムほか。リビエラ級海洋艦 エヴナ『マクロス・ザ・ライド』に登場。ホログラフと科学技術によって人工の海と砂浜が再現されている観光用のリゾート艦。2058年には銀河最大のバルキリー・レース「バンキッシュ」の星天カップが開催される。『マクロスF』のオープニングでは惑星エデンから出発した船団とされている。
『劇場版マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』では青い船体色で、バスターL(左脚部)に「23」と書かれたマクロス・クォーターが登場し、船体ナンバーからマクロス23所属艦とされている[7]。
新マクロス級では第25次、通算では第55次超長距離移民船団[12]。2041年に地球を出発し[13]、銀河系中心方面に向かっている。2059年3月、射手座スパイラルアーム内[14]ビオス星系を航行中、宇宙生物バジュラの襲撃を受け戦争状態に陥る。
フロンティア船団を含む第5世代型移民船団の特徴は、最小限の補給で長距離の航海を可能にするため閉鎖系バイオプラント(人工生態系システム)を採用している点である。大型都市船の後方に複数の環境艦を連結して一体の循環系を構成し、大気・水・有機物などが無駄なく完全循環するよう設計されている。この群島のような構造から従来の新マクロス級と区別して「アイランド・クラスター級」とも称される[15]。環境バランスは一定に保たれているが、戦闘など外的要因に弱いという構造的欠陥もあり、バランスが崩れると統制モードの発令によって市民生活に制限を加えることがある。
ギャラクシー船団とは対照的にフロンティア社会は行き過ぎた市場原理の導入や科学進歩を法律で規制することで雇用を創出し、医療目的以外ではインプラント化を禁止している。また、ゼントラーディ人のマイクローン化が一般化している時代において例外的に巨人サイズでの共存を認め、巨人文化(メガ・カルチャー)の創出をうながすといったリベラルな姿勢をとっている。成人年齢は17歳。言語は英語をベースに日本語、中国語が混ざったものを共通語として使っている[13]。船団の総人口は1000万人に達しているが、将来的に1億人程度までの増加を見越したキャパシティーがある。
行政機構は上・下院議会の上に大統領を元首に戴く「議会制民主主義/大統領制[16]」である。大統領は三権と軍部(新統合軍)に優越する統治権をもち、地球の新統合政府から派遣される首席補佐官が監査役を務める。テレビ版では第4代大統領ハワード・グラスがバジュラ戦の最中に暗殺され、その首謀者である首席補佐官レオン・三島が第5代大統領に就任する(後に暗殺事件が暴露され、失脚)。劇場版ではグラス大統領、三島主席補佐官ともギャラクシー船団により殺害される。
また、陰ながら船団の財政支援者である星間運輸企業オーナー、リチャード・ビルラーの影響力も大きい。新統合軍は組織の硬直化やゴーストによる戦術のオートメーション化により士気や錬度が低下しており、ビルラー傘下の民間軍事プロバイダS.M.Sや、それに技術支援を多大に行っているL.A.I社の役割が増している。
巨大居住艦(フロンティア船団ではアイランド1と呼ばれる)とバトル級ステルス攻撃空母の構造、およびドッキング方式は従来の新マクロス級艦と同じだが、全体的にスケールアップしている。随伴する居住艦、農業リゾート艦、工業艦などは円筒形型のドーム構造に統一され、アイランド1を中心にV字型に連続して接続されている(これらの艦は「アイランド2,3・・・」と呼ばれる)。また、アイランド1左舷側部にはS.M.S所有の攻撃空母マクロス・クォーターが停泊している。
アイランド1[]船団住民の半数にあたる約500万人が生活する巨大居住艦。天窓式のドームに開閉式の防護シェルを持つ構成は従来の新マクロス級シティー艦と同様だが、その全長は約15kmと従来艦の約2.5倍に相当する。地上面からドーム最上部までの高さは約2,000m。構造材を軽量化するため、艦内の人工重力は0.75Gに設定されている。
地表の居住区には港湾部・市街地・丘陵地帯などがあり、地下には歓楽街や物資備蓄スペース、避難シェルター、さらにその下には動力部や環境・重力維持のための装置が備えられている。マクロス7シティ艦のメモリアルパークと同じく、アイランド1地表部には2000年代初頭の地球社会が再現されており、各エリアには民族構成を反映した町並みが作られている。心理的な圧迫感を和らげるテーマパーク的な意味があり、景観を新鮮に保つためブロックごとに定期的に建物の入れ替えを行っている[17]。地表部に住めるのは船団運営に関わる行政・軍・宇宙航行・生態系管理などの関係者で、市民の大多数は地下の居住区で生活している。透明ドームの内面にはチューブ式リニアモーター鉄道網が走り、フロンティア・メトロ(FMR)が各艦を結ぶ主要な移動手段となっている。
『マクロスF』アニメ本編(テレビ版・劇場版)および漫画・小説などの関連作品には以下のような場所が登場する。〈〉内はモチーフにされた、かつて地球上に存在した場所や施設である。
地区(エリア)渋谷エリア東京の渋谷を再現した繁華街。ファッションビル119〈109〉など若者に人気の商業施設が立ち並ぶ。サンフランシスコエリア渋谷エリアに隣接する繁華街。アメリカのサンフランシスコの街並みを再現しており、長い坂道にはレトロなケーブルカー〈サンフランシスコ市営鉄道〉が走っている。港湾部にはスターゲートブリッジ〈ゴールデンゲートブリッジ〉や〈フィッシャーマンズワーフ〉などの観光スポットがある。閑静な住宅街にはオズマ・リー、ランカ・リー兄妹の住むアパートや、シェリル・ノームと早乙女アルトが暮らすことになるマンションがある。山の手エリアアイランド1の中央付近のエリア。芸術家や政府関係者の邸宅がある高級住宅街で、アルトの実家である早乙女一門の屋敷がある。千束エリア小説版に登場する、東京の千束をモデルにした下町。アルトが独居する安アパートがある。北京エリア渋谷エリアを挟んで、サンフランシスコエリアの反対側に位置する。中国の北京を再現しており、緑豊かな天空門広場〈天安門広場〉がある。上海エリア港を挟んで北京エリアと隣接する地区。横浜エリア劇場版『イツワリノウタヒメ』にてシェリルのリベンジライブが行われたウォータフロント地区。横浜がモデル[18]。台湾島アイランド1の湾内に浮かぶ島。商業施設娘々(ニャンニャン)アイランド1支店ランカと松浦ナナセがアルバイトをしている中華料理店。渋谷エリアのパールセンター開拓ロード〈阿佐谷パールセンター[19]〉にある。人気メニューは「まぐろ饅」や「銀河ラーメン」。シルバームーン美星学園の近くにあるオープンカフェ。学園の生徒が頻繁に利用している。ランカのファンクラブが仲間内で結成された場所でもある。ファミリーマート各移民船団に展開しているコンビニエンスストア。モデルは〈ファミリーマート〉で、タイアップ企画として劇場版『イツワリノウタヒメ』に登場する。実店舗と同様のデザインで、店内ではランカの歌うCMソング『ファミリーマート・コスモス』が流れる。深・秋葉原(ディープ・アキバ)秋葉原を再現した地下電気街。渋谷エリア下の、一般居住区よりもさらに深層にある。劇場版『イツワリノウタヒメ』ではランカが「ダイナム超合金」のプロモーション活動を行う。深(ディープ)・歌舞伎町歌舞伎町を再現した地下繁華街。設定のみ。教育機関美星学園(みほしがくえん)フロンティアに存在する学校法人の1つ。アルトらが通う高等部のほか、初等部・中等部がある。伝統文化の継承や専門技能者の養成を目的に、総合技術科、情報科、航宙科、芸能科、美術科など全8コースの専門学科がある[20]。完全単位制で教育機関としてのレベルは船団内でもトップクラス。転入試験は実技も試される難関となっている。校則は比較的緩やかで、髪型や制服の着方、自主留年までは自由とされている。マクロスを模した校舎の屋上には航宙科が使用するカタパルトが設置されているほか、VF-1Aバルキリーの実機がシンボルとして飾られている。校門のモデルは〈カリフォルニア大学バークレー校のサザー・ゲート(Sather Gate)〉。なお、設定においてはTRAITコース(旧芸能コース)や体育コースがある〈堀越高等学校〉をモチーフにしている[21]。聖マリア学園ランカが美星学園転入以前に通っていた有名な「お嬢様学校」。ランカはミス・マクロスコンテストに出場した際、停学処分にされる。公共施設グリフィスパークの丘美星学園の近くの高台にある公園。市街を展望でき、丘の上には天文台〈Griffith Observatory〉や記念碑がある。展望桟橋アイランド1左舷に張り出した構造物で、天窓から宇宙空間を眺めることができる。先端の公園には噴水やオブジェがあり、デートスポットとして人気がある。その横のドッキングポートにはマクロス・クォーターが停泊している。スカイラウンジ透明ドーム頂上のチューブライナー連絡駅にある展望台。アイランド1全体を一望できる大パノラマが人気。行政・軍関連施設フロンティア大統領府ビル国家行政機関である大統領府の庁舎。船団マークを掲げ、表面が太陽電池ガラスで覆われた高層ビル。バトル・フロンティアとは緊急用の地下通路で接続されている。軍事病院新統合軍直轄の総合病院。医療設備が充実しており、軍関係者以外に有名人が利用することも多い。アーリントン墓地戦死した軍関係者が埋葬される。モデルは〈アーリントン国立墓地〉 。コンサート会場天空門ホール天空門広場内にある多目的ホール。モデルは〈紫禁城[20]〉。屋根に巨大な2体の竜のオブジェがある。シェリル・ノーム来艦時のコンサートや、ランカ・リーのファーストライブの会場となる。星道館高台にあるアイランド1最大のコンサートホール[22]。劇場版『イツワリノウタヒメ』で「シェリル・ノーム ザ・フロンティアコンサート」が行われる。コンサート船横浜エリアの海中から浮上したコンビナート風の高層セットにホログラフスクリーンが掛かり、帆船の総帆展帆のイメージとなる。劇場版『イツワリノウタヒメ』でシェリルのリベンジライブが行われる。教会ステージ教会風のセットの周りに、錬金術の実験施設をイメージした試験管やフラスコのオブジェが配置される。劇場版『サヨナラノツバサ』でシェリルがライブを行い、バジュラ母星の決戦ではフォールドウェーブアンプを設置し、シェリルとランカがデュエットする。アトランティスドームランカのライブが行われる開放型ドーム会場。飛び出す絵本のようにお伽話風のセットが次々と転換する。環境艦[]アイランド1に多数接続される小型艦を環境艦と呼ぶ。全長8,000m・直径3,000mの円筒形をしており、マクロス7船団のシティ7が全長6.2kmということを考慮すれば十分巨大である。アイランド1と同じく地表部と地下部に分かれており、上部の天窓は緊急時にはシャッター式の装甲で覆われる。
環境艦は単独でもバイオプラントとして機能するが、連絡シャフトを通じてアイランド1や他の環境艦と資源を循環することで効率を高めている。従来(マクロス7など)は役割に応じて個性的な艦が随行していたが、それに代わる物であり、見た目はどれも同一ながら艦内はその役割に応じて様々である。アイランド1の後方に2列縦隊で連結されており、本編映像では1列15艦(2列30艦)以上並んでいることが確認できる[23]。アイランド1の面積を東京の山手線内に例えると、アイランド群は神奈川県の三浦半島まで広がっている[24]。
環境艦が損傷し復旧が困難な場合、またはその他緊急時には住民や利用可能な資源を移動した上で、個別に放棄や凍結などの管理が可能である。ただし、一定数以上放棄すると環境バランスが崩れ、アイランド1の環境維持も困難になる。戦闘の激化とともに環境艦は捨て駒とされ、バジュラ母星降下作戦時にはアイランド1を守る盾代わりにされる。
アニメ本編(テレビ版・劇場版)および関連作品には以下の艦が登場する。
アイランド3作中で最も多く登場する農業プラント艦。美しい自然環境が維持されており観光名所としても知られる。海に浮かぶ人工島[25]は南洋の楽園を再現しており、映画「BIRD HUMAN -鳥の人-」のロケ地となる。アイランド3内ではゼントラーディ人が巨人サイズで暮らすことが認められており、農業や酪農に従事している。海岸線にあるゼントラーディモール「フォルモ」は巨人とマイクローンが共存できるよう施設が工夫されている。地下には極秘にバジュラの研究を進める政府直轄の異星生物研究所がある。アイランド8砂漠とカジノのある環境艦で、通称は「アイランド・リノ」。『マクロス・ザ・ライド』ではバルキリー・レース「バンキッシュ」の開催地。小説版『サヨナラノツバサ』ではルカ・アンジェローニのまたいとこのローザ・アドレイが住んでいる。モデルはリノ・エアレースで知られるアメリカ合衆国ネバダ州の観光都市リノ。アイランド14バジュラの攻撃の影響で『マクロスF』15話にて必要な資源を移し、廃棄される。アイランド15『マクロス・ザ・ライド』の主人公の一人、ハクナ・青葉の住居がある艦。『マクロスF』15話では現状のまま凍結とされる。アイランド・アルカトラズ元は観光用の環境艦だったが、後にゼントラーディも収容可能な刑務所のある艦に改造された。環境艦内部は海で、刑務所は孤島に設置されている。劇場版『サヨナラノツバサ』でシェリルが収容される。モデルはアメリカ合衆国カリフォルニア州の〈アルカトラズ島〉。モデルとなった実在する場所・施設[]フロンティア船団護衛艦隊を統轄するバトル級可変ステルス攻撃宇宙空母。巡航時はアイランド1の先端にドッキングしている。船体各所に25のマーキングがあり、司令室の球形のホログラムスクリーンには「バトル25」と表示されているが、作中では船団名同様バトル・フロンティアと呼ばれている。全長1,681m、全幅521m、全備重量16,550,000t。従来のバトル級より全長が200mほど伸び、重量は2倍以上に増している。
艦体は6隻の戦闘艦が組み合わさる構造となっており、指揮空母1隻(胴体)1、空母2隻(両腕)、突撃戦艦2隻(両脚)、重砲撃艦1隻(主砲)に分離後も各個が独立展開、フォールド航行可能である。指揮空母のブリッジには球形のホログラムスクリーンを使う巨大な戦闘指揮所[26]があり、有事の際は臨時に政府機能が置かれる。
従来艦と同様にトランスフォーメーション機能を持つが、空母形態のままでも主砲マクロスキャノンの使用が可能[27]。強攻型に変形した時は右肩に主砲が接続される。変形シークエンスはバトル7とほぼ同じで、強攻型(人型形態)に変形後はマクロスアタック[10]で攻撃をすることができる。
艦名が判明している艦艇を以下に示す[28]。
グァンタナモ級宇宙空母CV/ARMD-362 舞鶴、CV/ARMD-365 室蘭、CVR-693 ベロー・ウッド、CVR-663 カガほか。ウラガ級護衛宇宙空母CV-404 浦賀、CVS-707 ヴェラ・ガルフ、CVS-761 ヴァンデ・グリフト、CVS-670 ラクヨウ、CVS-720 ファーリオンほか。ノーザンプトン級ステルスフリゲートFFM-805 グレンデイル、FFM-860 アマギ、FFM-795 センチュリー、FFM-865 ブルー・ホエール、アーク・ブルーム、スターラインほか。ステルスクルーザー宇宙巡洋艦アカツキほか。移民船団を外敵から守る護衛艦隊は可変戦闘機編隊のプラットフォームとなる宇宙空母と宇宙戦艦、宇宙巡洋艦、宇宙フリゲートなどで編成され、バトル級ステルス攻撃空母に指揮中枢が置かれる。船団旗艦の新マクロス級移民船や非戦闘艦が最奥に位置し、その周囲に小型戦闘艦が第1次防衛ライン、中型・大型戦闘艦が第2次防衛ラインを敷く。なお、以下の護衛艦は配備先や製造時期によって細部が若干異なる。
グァンタナモ級宇宙空母 アームド級宇宙空母の発展型。宇宙デッキを改造したアームド級と違い、純粋に戦闘艦として設計された。菱形の艦断面を持ち、4面の飛行甲板を備える。『マクロスF』では緊急発艦の際リニアカタパルトを使用している。全長約400m、全備重量約9,500t、搭載機数40~45機。フォールドエンジン搭載。ウラガ級護衛宇宙空母グァンダナモ級の上位艦として建造された2段甲板型空母。宇宙空間だけでなく大気圏内や水上でも航行可能。空母ながら巡洋艦に匹敵する攻撃力を備え、艦隊司令艦としても使用される。比較的新しい艦であるため、『マクロス7』の時代におけるマクロス7船団への配備数は少ない。全長約550m、全備重量約25,000t、搭載機数65 - 75機。フォールドエンジン搭載。ノーザンプトン級ステルスフリゲート 移民船団に最も多く配備され、船団の前衛・後衛を守り、哨戒などにあたる高速艦。戦闘力強化型、偵察型、早期警戒型などバリエーションも多く、ゼントラーディ系技術で改造されたタイプも存在する。バルキリーも40機近く搭載可能で、スターゲイザー作戦のように単独でも行動でき、乗員も非常に少ない。全長約250m、重量1,200t。フォールドエンジン搭載。ネオ・ノプティ・バガニスbis級第一次星間大戦でブリタイ・クリダニクの乗艦として知られたノプティ・バガニス級艦隊指揮艦を、地球技術を導入して改良したもの。本来の曲面的フォルムに平面的なステルスラインが混じっている。テンプレート:脚注ヘルプ
zh:新Macross級移民船團
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