mtDNA R9系統
ミトコンドリアDNAハプログループR9系統
台湾・亮島人2号人骨
2012年台湾本島の北西、馬祖列島の亮島で発見された、約8,200年前の亮島人2号古代人骨のミトコンドリアDNAは、ハプログループR9である(注1)。これは、ドイツ ライプチヒのマックス・プランク進化人類学研究所の解析による。2011年に出土した1号人骨は屈葬、翌2012年年に出土した2号人骨は伸展葬の状態で発見されているため、1号人骨と2号人骨は異なる部族に属していたと考えられる。しかし、いずれにせよどちらの「亮島人」も台湾原住民や東南アジアのオーストロネシア語族の始祖にあたる人々であろうと考えられている(注2)。
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