mtDNA G系統
ミトコンドリアDNAハプログループG系統
北海道の縄文人
北海道から出土した縄文時代の古人骨(約1万2千~約2300年前)のミトコンドリアDNAを解析したところ、約10%がハプログループG1bであることが明らかとなった(注1)。これは、 山梨大学・安達登教授や国立科学博物館人類史研究グループ長・篠田謙一らが、縄文早期から続縄文期にかけての道内54体、東北地方20体の人骨からミトコンドリアDNAを取り出し、ハプログループと出現頻度を関東縄文人のデータと比較した結果に基づく。また、この調査で関東の縄文人骨からは殆ど検出されていない、ハプログループN9bが北海道・東北集団では6割を超える高頻度で検出された(注2)。
注1)北海道新聞『縄文人、多様な起源 山梨大教授ら、遺伝子分析で解明』(2010.2.13朝刊)
注2)どうしんウェブ北海道新聞『縄文人に多様な起源! 北海道・東北集団と関東集団でDNAが大きく異なる』(2010.2.17)
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