登録日:2011/08/06Sat 23:33:03
更新日:2023/08/17 Thu 18:24:05NEW!
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怪人 アンノウン 仮面ライダー 仮面ライダーアギト 平成ライダー 梟 超越生命体 ライダー怪人 鷹の舎弟 オウル オウルロード ウォルクリス・ウルクス
●オウルロード(Owl Lord)
オウルロードは『仮面ライダーアギト』の登場怪人。
「水のエル」も倒され、物語が終息を迎えゆくVol.43〜44に1種1体が登場した。
共に登場したファルコンロードとは、同族と云っても良い存在なのだが、名称は分割されているので、それに倣い個別に記す。
【各個体の解説】
◆ウォルクリス・ウルクス(梟に似た鳥)
種族:超越生命体(使徒)
通称:オウルロード
身長:210cm
体重:148kg
能力:時速300kmの飛行能力
殺害方法:標的の上空から飛来し、手の鉤爪を突き立てることで内臓を消滅させる。
梟に似た超越生命体。
「水のエル」の消滅した世界で、一旦の安らぎを得ていた翔一達を余所に、尚も「アギト」の因子を持つ者を狙い行動を開始していた。
しかし、自らの最も頼れるべき同胞である「水のエル」が倒された事で、遂に「闇の力」自らが行動を開始。
……アナザーアギト(木野)との戦いで彼に救われて以降は、彼の手駒として「アギト」に覚醒した者達から「力」を奪おうとする「闇の力」に手を貸し、ライダー達に襲いかかった。
鉤爪をかざし、標的の内臓を消滅させる特殊能力を持ち、それを利用した「不可能殺人」を行ったが「闇の力」の手駒となって以降は飛行能力とスピードを活かした格闘戦に終始していた。
ウルクスが標的とするライダーに遅いかかり、隙を突いた「闇の力」が「アギトの力」を奪うと云う方法で、先ずは木野(アナザーアギト)を仕留めた。
続いて涼(ギルス)を狙い、「闇の力」が召還した同族のファルコンロード(ウォルクリス・ファルコ)とのコンビネーションで彼を追い詰め、これも仕留める事にも成功した。
一歩遅かったものの、其処に傷心の翔一(アギト)が涼を救うべく現れ、これにもウルクスは立ち向かう……が、混乱の中で怒りに捉われた翔一は通常形態でも圧倒的な戦闘能力を発揮してウルクスを叩きのめし、驚異的な破壊力を生んだライダーパンチにより爆散させられた。
※この一連の流れは非常に格好良いのだが、前話まで登場していたバーニングフォーム(シャイニングフォーム)がいきなり登場しなくなった事や、元々能力の描き分けに不足が指摘されていた演出に対して不満や説明不足の不備が指摘される向きもある。
【劇中の経緯】
Vol.43〜44
記憶を取り戻した翔一の怒りの変身から一気に「水のエル」との決着が描かれる激熱の場面から開始される「最終章」の幕開けとなるエピソード。
「水のエル」すら消滅させた「アギト」の進化に恐怖し、遂に自らが行動を開始した「闇の力」の姿を主軸に、それまで伏線が張られたのみで放置されていた話題が翔一が記憶を取り戻した事を契機に一気に噴出。
頭部にダメージを負った氷川等、新たな話題も含めて物語は混乱の度合いを深めていく。
ただし、本エピソードに登場してくる話題に関しては、以前から伏線が張られていた事からも判る様に「解答」が用意されていた展開が多く、長く放置し過ぎた事に対する不満を述べるのはともかく、伏線回収を誤った……と見るのは制作と視聴者の見解の相違と見るべき問題であろう(※ただし、設定を理解していなければ判り難い描写があるのも確かである)。
【関連人物】
- 黒い青年(闇の力)
嘗て人類を生み出した創造主にして、超越生命体(アンノウン)の盟主。
人類の進化(アギト)を厭い、「水のエル」をも滅ぼした「アギト」を滅ぼすべく、遂に自らが行動を開始した。
「アギト」の力に干渉し、また、それを奪う事が出来るのは元々は「アギト」の力もまた、自らに由来するが故である。
しかし、「アギト」の力を植え付けた「光の力」は自らに離反した存在故に、「闇の力」に対抗する力でもあり、彼をして完全に消滅させる事は不可能……と云う設定を理解すると本エピソードの描写が理解し易くなる(ああややこしい……)。
しかし、一方では以前に針金を使い三浦智子を殺害していた描写からも判る様に、現世での肉体的能力は異常な成長や回復能力を除いては、普通の人間程度となっている可能性も高い(物理的な破壊の描写は一切存在しない)。
- 沢木哲也(津上翔一)
「闇の力」の使徒として復活しながらも、人類の未来を信じ行動してきた。
「闇の力」自らが行動を開始する中で、彼にも決断の時が迫る。
- 沢木雪菜
嘗ての津上翔一(沢木)の恋人であり、沢木哲也(翔一)の最愛の姉。
風谷伸幸の教え子にして、彼を殺した犯人とも目される、全人類で最初に「アギト」に覚醒しようとしていた女性。
- 津上翔一(沢木哲也)
本作の主人公。
彼の本名と戸籍が確認出来なかったのは、彼が雪菜とはたった二人の家族であったからか?
取り敢えず呼び慣れた「津上翔一」で通される事に決定(いいのかそれで…)。
「あかつき号事件」の因縁も終わらせ一安心と思いきや、最愛の姉に関する重大な疑惑の渦中に置かれる事に……。
戦いを通じて確かな友情を築いた翔一から「あかつき号事件」の真相を聞かされた事で、漸く彼自身の疑問には決着が付けられる事になる。
涼の問題に関しては、実は本エピソードでハッピーエンドだったりするのだが……。
翔一を庇い、頭部に深刻なダメージを負う(新フラグ)。
涼に敗れ、更に涼や翔一、氷川と共闘し「あかつき号事件」の呪縛を打ち破る事で、彼自身もまた自らの呪縛から解放される事になる。
しかし、「神」の気紛れは彼に己の罪への贖罪を要求するかの様に……。
翔一が記憶を取り戻した事で、以前にサイコメトリーにより垣間見た翔一の記憶の中の父の姿……の真実を見据えなければいけない事に怯える。
当然の反応なのだが、解決までに時間が掛かり、その間に翔一との絆が丹念に描かれて来た事もあってか、視聴者から戸惑いの声も。
- 小沢澄子
涼に向かって言った「最後に勝つのはただの人間だと思うけど」……の台詞は、「アギト」が孤立する展開への伏線であったと思われる。
超能力に関する知識を持つ所為か、真魚の能力を正しく利用する等、氷川や河野とは違い、的確な判断により風谷伸幸殺害事件の真実に迫りつつある。
【余談】
オウルロードは「風のエル」の眷属となる存在らしいが、何故「風のエル」とは全く関係の無い、普通のアンノウンの様な行動をしていたのかは不明である。
【今回の教訓】
“飼い犬も大きくなり過ぎると少し邪魔”
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▷ コメント欄
- 紋章出してもいないアギトのパンチでやられた奴か。 -- 名無しさん (2014-02-20 17:54:05)
- 子供のころ、ギルスやアナザーアギトを圧倒していたくせに、アギトにパンチ一発でやられたので強いのか弱いのかようわからん怪人と思ってた。 -- 名無しさん (2014-12-04 02:05:49)
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