登録日:2010/01/22(金) 13:11:49
更新日:2023/08/07 Mon 15:37:22NEW!
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kh kingdom hearts com kh2 スケッチ 交わした約束忘れないよ 魔女 痛みの記憶 キングダムハーツ ノーバディ 絵 記憶の鎖 儚い影 真の意味での『存在しない者』 ナミネ カイリ
この約束が 私たちを繋ぐ光になる
ナミネ Namine
スクウェア・エニックスより発売されているゲーム『KINGDOM HEARTSシリーズ』の登場人物。
シリーズ2作目の『KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIES』より登場している。
CV:中原郁
●目次
概要
金髪と白いワンピースが特徴のどこか儚げな少女。
いつもスケッチブックにクレヨンで絵を描いている。
その顔つきはとある人物によく似ている。
今までの記憶を失う代わりに忘れていた記憶を思い出していく城『忘却の城』を訪れたソラの記憶に浮かび上がった少女であり、CoMのヒロイン的存在。
子供の頃にソラが守ることを約束した友達で、そのお礼として星形のお守りをプレゼントしたという。
昔はソラ、リク、カイリと共によく遊んだが、いつのにかいなくなってしまったそうだ。
謎の組織「機関」によって、ある目的のために忘却の城に幽閉されている。
彼女を救うのが今作の目的…?
以下シリーズの重大なネタバレあり
未プレイの方閲覧注意
城を進むと、4人で遊んでいたことがソラ、リク、ナミネの3人で遊んでいたことになっていたり、初めは名前どころか存在すら忘れていたナミネのことばかり考えるようになってしまったりと次第におかしなことになってくる。
さらには城で再会したリクは「幼少期にナミネを守ると約束した」というソラと同じ記憶をもっており、さらにソラの物と全く同じ形の星形のお守りを持っていたりと辻褄が合わないことが増えてくる。
さらにソラに手をかけようとするリクをナミネが制止した瞬間、リクはまるで壊れた人形のように動かなくなってしまった。
困惑するソラを前にナミネの真実が明かされる。
真の概要
彼女は城にソラが来るまでソラに会ったことなど一度もない。
彼女の正体はソラとソラに関わる者の記憶を操作する能力を持った存在だったのである。
そのため機関からは魔女とまで言われている。
自身の記憶操作の力でソラの記憶を少しずつすり替えることで、忘れる代わりに思い出すという現象を引き起こしていたのである。
その際にカイリと自分を置き換えることで、自然とソラの大切な人と思われるようにしたのだ。
またソラが城で出会ったリク…本物のリクの複製体であるリク=レプリカにも同様のことをし、さらには出生も忘れさせてしまったため、彼は自身を本物のリクだと思いこんでいた。
記憶を操ることで物を別の物に見せたり、記憶を一気にほどくことで相手を廃人化させるなどその能力はかなり応用が利く。
ここまで書くととんでもない悪人に思える部分もあるが、彼女自身は思慮深く善良かつ年相応な性格。
機関の「ソラの記憶を操り、ソラを機関の操り人形にする」という計画に加担しているのは、彼らの「協力しなければ永遠に幽閉する」という脅しに屈してしまったせいであり、本心では自分のしていることをとても心苦しく思っている。
さらにⅡの裏アンセムレポートにて彼女の正体はカイリのノーバディであることが明かされる。*1
ただし彼女はソラが自分の中にあるカイリの心を解放した際、ソラの体と魂を媒介に誕生した存在であり、厳密にはノーバディとも微妙に異なる。*2
ソラの体を媒介にして生まれたためカイリの記憶を持たず、また本来ならノーバディが生まれない筈のセブンスプリンセスの一人のノーバディである事から、存在しない者と呼ばれるノーバディの中でも「最も儚い影」であり、真の意味での「存在しない者」とディズは考察している。
同時に生まれ落ちたソラのノーバディであるロクサスとは、双子のような関係であり、ソラとソラに関わる記憶を操る力はその特殊な生まれによって生じたもの。
ちなみにCoMからⅡまでの間で背が伸びており、成長していることがわかる。Ⅲのデータグリーティングではよくパンツや胸の谷間を覗かれる
余談だが、彼女のBGMである「Naminé」は穏やかな彼女の人となりを思わせる良曲なので、ぜひ一度聞いてみて欲しい。
下村女史によると優しくユラユラと漂う波や、水中の水の動きをイメージしたのだとか。
各シリーズの活躍
KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIES
上記のようにソラ編ではヒロインポジションだが、黒幕の一人でもあるという複雑な立場。
物語終盤、自身の正体と真実をソラに話し、嫌われることを覚悟していたが、ソラは「記憶は偽物でも、守りたいと思った気持ちは本物だ」と言ってナミネを許した。
その後ナミネを利用しようとした機関の一員でもあり、今回の計画の首謀者であったマールーシャとの最終決戦を終えた後、
ナミネはソラに「記憶を取り戻す代わりに城での出来事を忘れる」か「城での出来事は覚えたままだが、元の記憶を思い出せない」かの選択をするように言い、ソラは前者を選んだ。
それはナミネのことも忘れるということであり、ナミネはその事を当然と思う反面悲しんでもいた。
しかしソラは記憶が戻った後に改めてナミネと友達になることを約束し、ナミネもそれに応じた。
そしてジミニーメモには「ナミネにお礼を言う」という一文が残される。
リク編では最終盤に登場。
実は光に消されそうになったリクに闇を受け入れ力にするようアドバイスしたカイリの正体。
時系列としてはソラ編の後であり、ポッドの中で眠るソラを見守っている。
リクへ彼が今直面している問題…リクの心の中に巣くっているアンセムに対して自身の能力で記憶ごとアンセムを封印することができると伝えるも、リクはそれを拒否して己の手でアンセムと決着を付けることを選んだ。
彼女もリクがアンセムと戦うことを選択することは初めからわかっていたようである。
KINGDOM HEARTSⅡ
城での一件の後、ディズに説得され、ソラのポッドをトワイライトタウンの屋敷の地下に移し、記憶の修復に取り掛かっていた。
だが、ロクサスにソラの記憶が流れ込んだことで世界中の人間がソラを忘れてしまうという事態が発生。
ロクサスがソラの目覚めの妨げになっていることをディズに告げ、リクの働きによりロクサスは捕らえられるも、本心では無理やりソラに返されることになるロクサスに対しては自身の納得の上でソラに戻ってほしいと考えており、偽りのトワイライトタウンで過ごす彼に何度も接触している。
ロクサスとの再会を約束するも、余計なことをロクサスに教えることをよしとしないディズに攫われてしまう。
その後、経緯は不明だがⅩⅢ機関の城の牢屋に捕まっていたカイリを助けともに逃げ出すものの、いつの間にか姿を消してしまう。
実はこの時もう既に本体であるカイリと会ったことでカイリに還りかかっており、姿も半透明になっている。
ゼムナスとの最終決戦直前、カイリの中から姿を現し、ソラ達が城から脱出するための道を開き、ソラの中から現れたロクサスと再会する。
その会話の中で自分達は元の存在のソラとカイリの中で生き続け、二人が会う時は自分達も会えることを悟って、カイリと完全融合を果たす。
そしてゼムナスを倒し、デスティニーアイランドに帰ってきたソラの体を借りて笑いかけたロクサスに、自分もカイリの体を借りて笑顔を返したのだった。
FM版ではソラが目覚めた後に、ディズの指令でリクにアクセル共々消されるはずだったが、見逃してもらう場面が追加されている。
KINGDOM HEARTS 358/2 Days
CoMとⅡの間の時系列であり、彼女もソラの記憶を修復している最中。
ソラの記憶の修復が遅れている原因は勇者のレプリカであるシオンと気が付いており、彼女とも何度か邂逅している。
その過程で「シオンは記憶によって存在を維持しているため、シオンがソラの記憶を開放すると彼女の存在も記憶もなくなる」という事実を伝えており、それを受け入れたシオンの決断を聞き入れている。
また、その際にロクサスのことを頼まれており、Ⅱ序盤のナミネの行動に繋がっている。
KINGDOM HEARTS Birth by Sleep
シークレットムービーに登場。
彼女もまた救いを待っている一人だった。
KINGDOM HEARTS coded
正確には彼女本人ではなくジミニ―メモに残された彼女のデータ。
ジミニーメモに残っていた謎の言葉『彼らの痛みをいやしに戻らなければならない』を残したのは彼女であった。
ソラの記憶を修復する際、ソラの中に他者の「痛みの記憶」を発見した彼女は、おそらくソラに話す時間がないと考えジミニ―メモにメッセージを残した。
また、この記憶は強い「痛み」の塊のため、無闇に触れるとソラの心が傷つき壊れてしまうと考え、痛みに負けない方法を探してもらうためにこの「痛み」をメモのデータに書き加えたのである。
それにより発生したバグやソラ・ハートレスの暴走までは読めなかったようだが。
ナミネ自身も痛みを抱える7人の内の1人であったが、その中でもテラ・ヴェントゥス・アクアの3人を「キーブレードの真実に繋がる存在」と呼んでおり、この先、彼らの目覚めが必要になると語った。
KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]
終盤ソラの見る幻としてちょろっと登場。
その後、コンサートイベントなどでテラと意識だけで接触していたことが明かされており…
KINGDOM HEARTSⅢ
ソラが救うべき存在の一人。
終盤、無数のシャドウが集まったハートレス「デビルズウェーブ」に敗北し終わりの世界に来てしまったソラの前に心だけで登場。
カイリが消えてしまったことで、彼女もカイリの中からはじき出され終わりの世界に来たこと、ソラが完全に消滅しなかったのはカイリが消滅を食い止めていること、過去にテラに会ったことがあるので助けてくれるよう頼んでみるなど地味ながら重要なことを教えてくれる。
……のだが、発売当初これは任意イベントだった。しかもかなり見逃しやすく、ここでこの会話を見ておかないと留まりし思念がなぜこの後来たかわからなくなるという困った仕様だった。
現在はアップデートで自動的にこのイベントが発生するように改善されている。
彼女自身はあまり自身の復活は考えていなかったようだが、ソラには「皆がナミネを待っている」「ナミネが合いたい人が迎えに行く」と励まされている。
エンディング後、エヴェンらのレプリカ技術により見事に復活。その後、リクによりデスティニーアイランドまでエスコートされている。
なぜリクなのかというとナミネのレプリカ体はリク=レプリカが自信を犠牲にしてまで用意したものであること、そのリク=レプリカにリクが後を託されたことなどから。ここでなぜリク=レプリカ本人にエスコートさせてあげなかったのか
DLC「Re Mind」でも登場。
守護者の心の中を巡るソラと会話しており、留まりし思念を呼んでくれたことがわかりやすくなっている。
ナミネにお礼を言う(Thanks Naminé.)
上記のようにCoMでジミニ―メモに残されたメッセージ。
記憶を忘れてしまうであろうソラ達が忘れてしまってもナミネへの感謝を忘れないよう残したメモ。
…なのだが2022年現在、まだ言えてない。
Ⅱでは目覚めた直後、記憶の消えたソラ達はこのメッセージの意味もナミネが誰なのかも分からず完全放置。
終盤ナミネと再開したものの、それでも放置されたままだった。
ⅡFMの追加シーンで鎧ゼムナスとの決戦前にソラがナミネにお礼が言えなかったことを悔やむシーンが追加されており、やっと触れられた…が、まだナミネ本人にお礼は伝えられていない。
codedではやっとナミネにお礼が言えた!……が、これはデータ世界の「データ・ソラ」が同じくデータである「データ・ナミネ」に言ったものなので厳密な意味ではお礼は言えてない。
Ⅲで再びナミネと再会したソラだったが、終わりの世界や守護者の心の中という特殊な状況であったため、ナミネが復活した後にするとしてまたも機会を逃す。ナミネは復活できたのだが今度はソラが…。
というところなので、ナミネへのお礼はいつになるのかまだまだ分からない状況である。
ねえソラ、どちらかを選んで。追記かそれとも修正か。
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▷ コメント欄
- 2になって等身が上がって(成長して)、恰好は変わってないのに一気にエロくなった、ていうかむしろ変わってないからエロいのかw -- 名無しさん (2013-08-21 14:28:40)
- 中学生が小学生の服を着てたら…エロいやろ? -- 名無しさん (2014-12-30 18:46:51)
- coded(Re:coded)ではついにナミネにお礼が言えたということも忘れてはならない -- 名無しさん (2015-09-30 00:54:08)
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*2 3Dのクロニクル項目ではデスティニーアイランドにてカイリの心と体が分離した時、ソラの心に潜ったカイリの心が彼を媒介にして生んだ存在とある。
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