登録日:2024/02/11 Sun 00:01:00
更新日:2024/02/26 Mon 23:07:21NEW!
所要時間:約 10 分で読むといい
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ひろがるスカイ!プリキュアアンダーグ帝国スキアヘッドスキンヘッドハゲプリキュアの敵ブラック上司宮本充弱肉強食忠臣涙腺崩壊知識の宮殿
私の名はスキアヘッド。
帝国の支配者『カイゼリン・アンダーグ』様の命により、
プリンセス・エルを頂いた。
スキアヘッドは『ひろがるスカイ!プリキュア』の登場人物。
CV:宮本充
【概要】
第31話より登場した、アンダーグ帝国第四の刺客にしてカイゼリンの側近。
姿こそ人間とほぼ同じだがスキンヘッドの頭頂部には短い二本の角が生え、片眼鏡を右目にかけている。おかげで視聴者から「ハゲ」というストレートなあだ名をつけられてしまった。
他にも帝国内の幹部の人材育成でスパルタ指導をしていたり、第44話において300年前はカイゼリンの教育係を務めていたりしたことが明かされている。
一方で、第45話での300年前の回想でスカイランドとアンダーグ帝国が和平を結んだ瞬間、王都を襲撃していたはずの彼の姿は無かったが…?
【人物像】
一人称は「私」。
これまでの刺客たちとは一線を画す冷静沈着にして冷酷なリアリストで、考えがまるで読めないほどの無感情*1。
だが、第42話においてスカイがスカイパンチでアンダーグ・エナジーの塊を一瞬にして浄化したのを目の当たりにした際には初めて動揺を見せた。
アンダーグ帝国の弱肉強食思想を体現している人物でもあり、失敗続きの者や見限った者への対応は非常に酷薄。「力の無い者に存在する価値は無い」と公言して弱者の生きる価値そのものを否定し、躊躇いなく処刑しようとするためとことん人情味がない。
自身の頭脳を「知識の宮殿」と称する癖があり、何か重要な情報を得ると「知識の宮殿に記録しておこう」と呟くのがお約束。
命令された事以外はしない主義らしく、カイゼリンの命でエルを捉えた後は「プリンセス・エルを連れて来るようにとしか命令されていない」「カイゼリン様のお気持ちが変わらなければ、お前達は助かるかもしれない」と目的は果たしたと言わんばかりに彼女達を捨て置いて撤退しようとしており、プリキュア達が反撃しなければそのまま帰られてしまっていた。
反面感情を殆ど表に出さないだけでなく
- 任務に必要ないことは殆ど語らないプリキュアへの徹底的な塩対応
- 前任者3人のようにコミカルさも親しみを感じさせるプライベートも見せない
- 只管淡々と仕事に取り組み続ける姿勢
が相互作用している結果、前任者3人と比べるとスキアヘッドの行動全般は結構事務作業感が強めな傾向がある。
また、エルがマジェスティに覚醒することを予測していたと思われる言動が端々に見られ、彼女の初戦闘において「来たか」と呟いたことを皮切りに、その後も「すべてはわかっていたこと」「幕開けだ」など今後起こる状況を把握している思わせぶりな発言を度々繰り出す。
これは彼一人が把握していることなのか、それともカイゼリンも含めて知っている確定事象なのかは明かされておらず詳細不明。
【戦闘力】
カイゼリンの右腕だけあってその実力は折り紙付きで、初登場時はエルを捕らえて帝国へと送り込み、さらにプリキュアを終始圧倒したほど。
アンダーグ・エナジーを使う際、額の水晶に呪文を唱えていた他の刺客たちと違い、彼の額には水晶が付いておらず、「開け(ゲートを開ける)」「守れ(バリアを張る)」「弾けろ(守れからの派生で、張っていたバリアを爆発させ、周囲にエネルギー弾としてばらまく)」等と一声かけるだけでアンダーグ・エナジーを様々な用途に使うことができる。
この高い実力と忠実に命令を遂行する(また、余計な欲を出して失敗を招いたりしない)姿勢から、カイゼリンにも「頼れるのはお前だけ」と言われる程の信頼を得ている。
その他、プリキュアの行く先々に何の前触れもなく現れることが多く、ましろとあげはしか知らないはずの思い出の場所や、スカイランドの空の孤島にも出没している。
さらに第42話では、プリキュア達とヨヨ、シャララ隊長しか聞いていないはずのツバサのキラキラエナジーの研究の件を何故か知っていたことから、何らかの探知能力を使用していると思われるが、詳細は不明。そのせいでヨヨさんは、一部の視聴者から内通者疑惑を抱かれるというとんでもないとばっちりを受けてしまった。
【動向】
初出撃の第31話ではプリキュアを終始圧倒したが、キュアマジェスティの覚醒後は撤退を選択。
第32・33話ではミノトンにアンダーグ・エナジーを注入して凶暴化させるという非道な作戦も行い、彼がプリキュア・マジェスティックハレーションで浄化されると完全に見限った。
以降はプリキュアの行く先々に出没し、キョーボーグを召喚して襲撃を仕掛けるようになった。
第41話にて、紋田(バッタモンダー)を粛正しようとしたのを阻止したスカイからアンダーグ帝国の非情なやり方について詰め寄られた際には、「愛するお方がそれを望んでいるから」と語っている*2。
【末路】
彼が度々口にする『愛するお方』とは、やはりカイゼリンのことであった。第48話のカイゼリンの弁によると、突然自分達を裏切ったキュアノーブルにカイザーを殺害されたカイゼリンを助けたのだという。しかも彼女の為なら自らの命を投げ出すつもりでいた。
第47話にて、カイゼリンの反対を押し切って、キュアノーブルの力を受け継いだキュアマジェスティを倒すべくスカイランドへ出陣。
ミラーパッドバリアを破壊するべく攻撃を開始するもプリキュアに阻止され、5体のランボーグを召喚して戦わせる。
ランボーグを浄化された後、スカイとマジェスティを道連れに自爆を図るが、マジェスティが張ったマジェスティックベールで守られた為自分だけがダメージを受ける結果に終わる。
バタフライはミックスパレットで満身創痍のスキアヘッドを治療しようとするも、自分には癒しの力など通用しないと拒否。
そして…
カイゼリン様、これが最後の授業です…
力が全て…故に力のない者はかくも惨めで悲しい…
もっと私に力があれば…愛する貴女を守れたのに…
申し訳ありません…カイゼリン様……!
自身の力が足りなかった事を嘆き、カイゼリンへの謝罪の言葉を言い残すと、多くの謎を残したまま消滅した。
彼の死は、カイゼリンの憎悪を爆発させるきっかけとなってしまうのだった……。
追記・修正は、知識の宮殿にお願いします。
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この先、衝撃のネタバレ注意
続く第48話にて、ありったけのアンダーグ・エナジーを吸収し巨大化・暴走したカイゼリンは最大パワーのプリズムシャインとアップドラフト・シャイニングで浄化され、力が全てではないというかつての信念を思い出して葛藤する。
そんな彼女にプリキュアが歩み寄ろうとした瞬間、何者かが突き刺した槍がカイゼリンを背後から貫いたのだった。
その槍を突き刺したのは……
何度も教えたはず…『力がすべて』。
それがアンダーグ・エナジーの海から生まれた私たちにとって
議論するまでもないことだ。
カイゼリン・アンダーグ…
あなたは最後まで愚かな生徒だった。
[[スキアヘッド/ダークヘッド>スキアヘッド(ひろがるスカイ!プリキュア)]]
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プリキュアの敵 ひろがるスカイ!プリキュア 宮本充 ド外道 ※日曜朝8時30分です。 ラスボス プリキュアラスボス 小物 蛇 極悪人 全部こいつのせい 全ての元凶 弱肉強食 自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪 絶対悪 邪悪 モノクル スキンヘッド ハゲ 裏切り ブラック上司 影 側近 憑依 大どんでん返し やべーやつ ラスボスの座を奪った男 衝撃の真実 スキアヘッド ダークヘッド ダイジャーグ アンダーグ帝国 アンダーグ・エナジー 優生思想 噓つき 知識の宮殿 アンダーグ王家の不幸の元凶
なんと、消滅したはずのスキアヘッドだった。
更に続く第49話では衝撃の真実が明かされた。
【ダークヘッド】
そう、カイザー・アンダーグを手に掛けたのはこの私。
そしてウソの記憶をカイゼリンの頭の中に上書きしたのもこの私。
あぁ、そういえばもう一つウソがあった。
「愛している」…そう言ったな。
スキアヘッドの真の姿にして、アンダーグ・エナジーの化身。
肌はより暗い紫色となり、角が三本に増え、右腕と穴が開いた胸部を露出させるなど禍々しい外見となった。
アンダーグ・エナジーを自在に操れたのも、彼自身がアンダーグ・エナジーそのものだったからである。
実は彼こそがカイザーを殺害した真犯人であり、カイゼリンに「キュアノーブルがカイザーを手にかけた」という偽りの記憶を植え付け、復讐者に仕立て上げて利用していた、いわば本作における全ての元凶かつ真の黒幕。
その目的は、最強の力を存分に振う為に、相応の人物を『器』として乗っ取ること。
また、カイゼリンの事を愛していたのも真っ赤な嘘であり、それどころか自分が乗り移る為の『器』にしようと目論んでいた。
『器』にしようとした理由は「カイゼリンの器にはヒーローの光がある分大きい」という彼女の優しさに漬け込むものである。その点に気づくまではカイザーのほうを『器』に仕立てようと画策していた。当然、「愛する人の為戦う」という前例のないキャラ付けで視聴者の興味を引いたかと思いきや、その顔は全て嘘のド外道という本性を現してからは視聴者からの評価はガタ落ちしてしまった。
一応素質のある者を強制的に乗っ取って『器』にすることも可能なのだが、その方法では『器』の性能・性質を100%発揮することはできないらしい。
そのために完全なる『器』の完成まで実に300年もかけた周到な計画を立てており、エルがマジェスティになることを予想していたような上述のセリフも、キュアノーブルが何かしらの対抗策を実施するだろうと考えてあらかじめ計画に織り込んでいたものであったことによるもの
また、今までの無感情な性格すらも偽りで、本性を現した後は不敵な笑みを度々浮かべ、スカイの体の乗っ取りに成功した際は高笑いする程に歓喜していた。
スキアヘッドが襲撃する直前、カイザーは平和の良さについて実感しており、生き方を改める決意をしていた。
つまりこいつが余計な事さえしなければ、スカイランドとアンダーグ帝国は永遠に和平を保っていられたはずだったのだ。
今までと違う生き方をしようと笑いながらカイザーが語っている最中に、画面外から殺害用のアンダーグ・エナジーの槍を持ってゆっくり近づくスキアヘッドの姿はこの後起こる惨劇をありありを予見させる恐ろしいシーンである。
事実、スカイランドとアンダーグ帝国との和平の場にスキアヘッドがいなかったのはこのことに対する伏線だったとも言える。
【動向(ダークヘッド)】
プリキュアを一蹴したのちにカイゼリンを連れて帝国へと撤退。帝国に繋がるゲートを敢えて残し、カイゼリンの奪還を誓ったプリキュアを誘き寄せる。
ランボーグの足止めを買って出たウィング達の援護を経て、帝国の最奥部へと突入したスカイとプリズムと激闘を繰り広げ、プリキュアにとっては毒となるアンダーグ・エナジーの海が溢れる環境下でスカイ達を苦しめる。
そしてプリズムを人質に取り、カイゼリンの代わりとなる新たな『入れ物』として目を付けていたスカイに対して、解放する条件としてアンダーグ・エナジーを取り込むよう脅迫。その要求を呑んだスカイにエナジーを注入し、その姿を黒く染まったものに変貌させた。
それでも心を失うことなくプリズムを救出しつつ闇に抗おうとするスカイに圧倒されるも、動く度にアンダーグ・エナジーに侵食されついに意識を失った彼女の身体を乗っ取ってプリズムに一撃を加えようとする。
しかし、スカイを信じてあえてそこから動かなかったプリズムを目前にして動きが止まった。やはりスカイの心を完全に支配することはできなかったのだ。
最終的にはプリズムが至近距離から放ったプリズムシャインによって、苦悶の叫びと共にスカイの身体から分離され消滅、同時にスカイは元の姿へと戻り、カイゼリンの胸の傷も完全に癒されたのだった。
やがてプリキュア達とカイゼリンがついに手を取り合ったその時、しぶとくも生き延びてアンダーグ・エナジーの海を取り込み、大蛇のような怪物「ダイジャーグ」へと進化すると、プリキュア達と対峙する。
続く最終回では、プリキュア達に圧倒された末にカイゼリンの身体に入り込みスキアヘッドの姿で「貴女が必要だ」と唆そうとするも、プリキュアという新しい友を得て優しさを取り戻した彼女には通じず、逆に追い出される。
その後、ゲートをくぐってソラシド市へと逃げ込み、新たな器を見つけようとするが、駆け付けたカバトンらの助けでソラシド市へと戻り、再変身したプリキュア達と再び激突。
そしてプリキュア達全員が放った「ヒーローガールせかいパンチ」で怯んだところをマジェスティックハレーションで浄化される。
これが最強の力…私の負けだ…。
ハレワタッタ~……。
力が全てだと主張し続け、親子の幸せまで奪った闇のエネルギーの化身は、最後の最後でようやく自らの負けを認め、晴れやかな表情と共にキラキラエナジーと化し、晴れ渡った青空の中へと溶けていった。最後の断末魔から「力が全て」の相手をより強い力で打ちのめしただけでは…とか言ってはいけない。
かくしてスカイランドとアンダーグ帝国は、今度こそ永遠の和平が結ばれたのだった――。
【ダイジャーグ】
CV:宮本充
アンダーグ・エナジーの海から出現した怪物。その名の通り、巨大な蛇の姿をしている。
ダークヘッドの残留思念はあるものの、知性的な言動は見られず本能のまま暴れ回る。*3
本作のラスボスにあたるものの、真っ向勝負では一度もプリキュアを変身解除させられないまま敗北した*4上、バタフライから「あんたの出番とっくに終わってるよ?」とメタ発言をかまされたことから、早くも歴代ラスボス最弱候補に挙げられており、最終形態と言うよりは悪あがきに近い。
Aパートで倒されたラスボスにはデウスマストという前例があるものの、あちらは「プリキュア側の支援が万全だった」という要因も大きく、スケールや危険度は上澄みの方である。
加えて、ダークヘッドの本質が「自己鍛錬をせず入れ物ありきで最強の存在になろうとしている」というものだったことや、「スカイの乗っ取りに失敗すると、標的をカイゼリンに戻し、嘘をついていたことを明かした後にも拘らず甘言を弄して利用しようとしたが、毅然とした態度で拒絶される」という流れが小物にしか見えないことも、最弱説を後押ししている。
擁護するならば、スキアヘッド時は間違いなく強敵であり、ダークヘッド時もアンダーグ・エナジーによってスカイとプリズムの身体は限界に近かったため、倒すこと自体は容易だった。
しかし、力と『器』に執着しスカイに憑依したこととプリズムを侮っていたことが彼の敗北を決定づけてしまったのである。
【余談】
- 和解することなく最後まで敵のまま倒されたラスボスは実に、『ヒーリングっど・プリキュア』のネオキングビョーゲン以来となった。
また、ラスボスのみプリキュアに倒されたのは本作が初である。
- 名前の由来はおそらくギリシャ語で影を意味するσκια+スキンヘッド。
本性や正体が明らかになってからは正しく「影の頭(首領)」と言うべきか。
- 担当声優の宮本氏からは「極悪人」と評されており、カイゼリンへのあんまりな裏切りが発覚した際は、その言葉に納得する視聴者が続出した。
そして最終回放送後、氏の所属事務所である劇団昴のマネージメント部の公式Xアカウントがある画像をポストした。
それは、キラキラのエフェクトと共に浄化されたダイジャーグのように、晴れやかな笑顔を浮かべている宮本氏であった。
初期設定
「忠臣として死んだと思ったら復活してネタバラシ」と言う唐突とも思える展開だが、再登場以前から「本当にカイゼリンを愛する忠臣であるなら、バッタモンダーに対してあのような冷酷な態度を取るか?」と不審に思う視聴者も存在した。
後から考えれば、伏線であったと言えるだろう。
これらに関しては「それまでの描写が少なかったこともあり、視聴者すら欺いた」「歴代最高レベルにゲスな悪役に仕上がった」と評価する視聴者もいる一方で、「ようやく掘り下げられそうなキャラが立ったと思ったら嘘だった」「全て嘘だった為、過去のカイゼリンの話やスキアヘッドと対話しようとした回はなんだったのか」「描写を薄くしたのが仇となり、整合性が取れなくなったので彼を黒幕に仕立てて全ヘイトと責任を押し付けた」「伏線回収できなくなったら『嘘でした』で全部ぶん投げれば良いという前例を作ってしまった」という終盤の唐突な展開の数々に苦言を呈す意見も決して少なくなく、
現にカイゼリンに偽の記憶を植え付けた「記憶を改変する装置」というのも発覚した回で突然現れた設定であり上述の彼を黒幕にする為の突貫工事感の否めない事もあって、本性を表した回の放送時点から(やや否寄りの)賛否が分かれている。
上記の変わり様から、「当初は本当にカイゼリンを愛していたが、路線変更等により嘘という事になったのでは?」と推測する視聴者もいたが、2024年2月発売のアニメージュ3月号に掲載された小川孝治ディレクターのインタビューによると、やはりスキアヘッドの初期設定は現在と異なり、「知識欲から世界の破滅を見たい人物」(彼の「知識の宮殿」という発言もこの設定の名残)というものだった。
そこから放送中に設定が変わる事になり、プリキュアや視聴者にとって理解できない動機を考えるにあたって、シリーズ構成の金月龍之介氏が「人を人とも思わず、入れ物扱いする」ということを考案し、宮本氏にも設定変更の旨を伝えたとのこと。
また、当初は「プリキュアの行いこそが悪である」という展開案もあった様だが、子供達が望まない展開であることや尺の問題から見送られた模様。
登場して間も無いスキアヘッドとダークヘッドのキャラクターが別物のように見えたのは、このような背景があったからと思われる。
また、同インタビューにて「スキアヘッドは完全には消滅しておらず、綺麗なエナジーのままさまよっている」ということも明かされたと同時に、「敗北を知った彼が心を入れ替えるのか、それとも改心せずに復活するのかは不明だが、そうなった場合はプリキュアと再起したカイゼリンが戦ってくれるから大丈夫」と述べられた。
一方で、問題の「愛するお方」発言についてはかなり無理のあるフォロー*5がされている事やカバトン達幹部の終着点など、本編描写とインタビューでの乖離のある発言から*6、「敵側の描写や設定についてはあまり考えられていなかったのでは?」という疑念を完全に晴らすには至らない回答となった。
この路線変更で一番影響を受けているのが41話で、ウソをついて騙すのならカイゼリンの前だけで良いはずなのに、同話でキュアスカイ対しても「愛するお方がそれを望んでいるから」と言ったため説明がつかなくなってしまっている。
良い方向に考えれば『計画が隠すため敵に対しても徹底的にウソをついた』ともなり、作中のダークヘッドの周到さを加味すれば納得できなくもないのだが……。
追記・修正は知識の宮殿に記録しながらお願いします。
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▷ コメント欄
- 愛する人がそれを望んだからだ…でソラちゃんかなり悩んだのに「嘘だが?」の一言で丸ごとひっくり返すのひどくない? -- 名無しさん (2024-02-11 00:14:44)
- カイゼリンのような、自分の周りにいる人間に「心」があるということは理解しているが、彼自身にはそういう「心」が全くといっていいほどなく、人の心を弄ぶことすらも「手段」程度にしか考えていなかったんだろう(というか、それ以外に何か特別な意味があるとは想像もつかなかったかもしれない)。プリキュアも心を弄び踏みにじってやれば簡単に勝てるだろうと踏んでいたんだろうが、彼女たちがそれを乗り越えるような心の強さを持っていたがゆえに、パターンが通用せず敗れた…ってことなんだろうと思う。 -- 名無しさん (2024-02-11 01:06:39)
- 「愛するお方がそれを望んでいるからだ」に関しては「嘘でした」で片付けるんじゃなくて、「私が愛しているのはカイゼリンではなくてアンダーグエナジーそのものだ」みたいなネタバラシの方がしっくり来たかも。 -- 名無しさん (2024-02-11 06:45:28)
- アニメージュでやっぱり放送中の路線変更であの目的と性格になった事が発覚、愛する人云々にもかなり無理のあるフォローが入ってたし、敵側の整合性とか考えてなかったんやろうなぁ…。収拾つかなくなったので嘘ということにしてひっくり返しますの前例作っちゃったのはかなりの大失敗だと思うの -- 名無しさん (2024-02-11 10:53:05)
- 10周年のラスボスのレッドと似てる部分がチラホラと(側近と見せかけて黒幕、少女を洗脳して傀儡の首領に、主人公を後釜にしようとする) -- 名無しさん (2024-02-11 11:57:19)
- あーやっぱり当初の予定と違っちゃったのか……。スカイに対してまで愛するお方が云々の嘘を吐く必要性、全く無かったもんね。ぶっちゃけスキアヘッドの件を抜きにしても終盤の脚本は全体的に突貫工事感が否めなかったし、色々と納得 -- 名無しさん (2024-02-11 19:52:27)
- 「知ることで世界が広がる」への対立軸としては当初(12月あたりまで?)の闇の知識欲キャラで通るんだけど、それだと主人公のソラじゃなくてツバサの担当になっちゃうんだよなぁ… -- 名無しさん (2024-02-12 00:44:32)
- カイゼリンちゃんをラスボスにするにはあまりにも不憫かつ可哀想すぎたので「カイゼリンに救いを!」という内部スタッフの意見を汲んで本編の形に落ち着いたのかもしれない。ただ、あのダークスカイを生み出した功績を余は忘れておらん -- 名無しさん (2024-02-12 07:16:01)
- キュアフレンディ「“力が正義”……!! 常にそう言っていたな……スキアヘッド!! これがッ!!! これがッ!!! これが正義かっ!!? より強い力でぶちのめされればおまえは満足なのかッ!!? こんなものがっ…!!! こんなものが正義であってたまるかっ!!!!」 -- 名無しさん (2024-02-12 07:34:24)
- 結果としてこいつが正体現すまでに言った真実って「バッタモンダーが嫌いだ」だけだったねえ。 -- 名無しさん (2024-02-12 23:57:55)
- 報告にあった荒らしコメントを削除。 -- 名無しさん (2024-02-15 18:23:46)
- 最終回まで観たけど、個のしての人格があるキャラだったのか、それとも実体のない悪意が具現化したようなキャラだったのかいまいち曖昧な印象を受けたな。 -- 名無しさん (2024-02-15 23:01:58)
- 報告にあった荒らしコメントを削除。 -- 名無しさん (2024-02-17 00:31:28)
- 主人公サイドに非がある展開にするとスタプリみたいにエルレインにヘイトが向けられる可能性があったと考えるとどういう展開だったらよかったのか -- 名無しさん (2024-02-18 20:40:25)
- アンダーグエナジーで暴走したカイザーをやむなくエルレインが倒したとか -- 名無しさん (2024-02-18 20:49:22)
- そのカイザーが暴走したきっかけがなんなのか。これがアンダーグの本能とかだと和平は不可能。最終的に滅ぼさないといけないし、エナジーが意思を持ってカイザーを暴走させたって展開だとそれに関する掘り下げもしなくちゃならない。どちらもプリキュアでやるには荷が重すぎる -- 名無しさん (2024-02-19 00:59:38)
#comment(striction)
*2 それと同時に彼女を打ち負かし「未熟」と吐き捨てた。この一言はソラの心に一時的な棘として残ってしまった。
*3 アニメージュによるインタビューでも、「ダークヘッドの残留思念を取り込んだアンダーグ・エナジーのバケモノ」「最強のランボーグの様なもの」と表現されている。
*4 厳密には変身解除そのものには持ち込めているが、原因は度重なるランボーグとの戦闘とアンダーグ・エナジーによるダメージの蓄積であり、ダイジャーグの攻撃ではない。
*5 「私(=スキアヘッド)が愛する人」ではなく、「私(=力)を愛する人」という意味
*6 「コツコツ積み重ねて来た結果綺麗に着地できた」と発言しているが、本編ではバッタモンダーを除いて改心(敗北)~加勢に来るまでにプリキュアとの絡みが一切ないこと等
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