登録日:2023/11/13 Mon 03:49:19
更新日:2024/02/28 Tue 00:17:22NEW!
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■概要
『はん×はん♪ カットガールズ』とはウェブメディア「オモコロ」発のアニメ作品である。
原作はライターのARuFa、キャラクターデザインは漫画家の東385が担当。
■あらすじ
「平等・公平・譲り合い」を校訓とする県立切分女子学園───
この学校にはあらゆるものを切り分けることに情熱を注ぐ「等分部」という伝統的な部活動があった。
ひょんなことからこの学園に入学した少女・千矢人わけるはこの「等分部」に入部することに。
真面目ないこる・元気いっぱいのもぐ・おっとりした譲と一緒に全国大会優勝目指して大奮闘!
青春「切り分け」ストーリー、開幕です♪
■登場人物
・千矢人わける
主人公。
キービジュアル中央にいるピンク髪の子。
ひょんなことから県立切分女子学園に入学、更に等分部に入部して全国大会制覇を目指すことになる。
実は17人兄妹の長女であり、日常的に難しい切り分けを行っているため、天才的な『分け』の才能を持っているが、本人がそれに気づく様子はない。
わけるが持つ「千矢人」の姓は、実は戦国時代に千本の矢を兵士に分け与えたという先祖に由来するもの。
つまり、わけるは家系からして『分け』に縁がある血筋であり、学園長が彼女を入学させたのもそこに目を付けたためであった。
・等分寺いこる
キービジュアル左上のノギスを持った子。
いかにもな見た目通り真面目な委員長キャラで、好きな言葉は「文武平等」。
トレードマークは眼鏡と「=」を模したヘアピン。
キャラ通り常に冷静沈着、一切の狂いがない精密な『分け』を得意としている。
しかしそれは融通がきかないという事の裏返しでもあり裏目に出てしまうことも。
大会での「1キロの肉を、10人の老若男女に切り分ける」という課題において、精密さを優先するあまり子供に無理矢理1㎏の肉を食べさせようとしたシーンはその極地と言える。
また、割り切れないという理由で素数を嫌悪しており、彼女の前で素数を言った者は顔をノギスで挟まれてしまう。
・霧裂もぐ
キービジュアル左下のほっぺたに絆創膏をつけた子。
見た目通り元気っ娘。
『分け』については感覚任せで豪快に切り分けるというスタイルを得意とする。
性格も竹を割ったような素直な性格であるが、それは騙されやすいという事の裏返し。
対戦相手校のスパイに対して自校の作戦を話してしまったこともある。
辛くも勝利するも、その際に呟く「こんなの……割り切れねーよ……」という台詞は作中屈指の名台詞との評判。
・穴谷譲
キービジュアル右下の緑のカーデガンを羽織った子。
気弱でおっとりとした性格。名前やキービジュアルからも分かる通り『分け』は公平に分けることよりも分け合う相手を喜ばせることに重きを置いており、大きい方を相手に渡したりしてしまう。
あと同人人気が高い。
・横瀬強奪
キービジュアル右上の1人だけ制服が違う赤髪の子。
県立切分女子学園のライバル校である私立奪合女子学園のリーダー。
がさつな性格かつ強欲。
具体的にはファストフード店に行った際に他人のポテトを勝手に食べたり、スーパーやコンビニに置かれている割り箸を使いもしないのに大量に取っていったりする。
おまけに制服のネクタイの結び目も雑である。
これには所属校の私立奪合女子学園の理念や校風(後述)も関係していると思われる。
ちなみに、いこるとは幼なじみだとか。
■用語解説
・県立切分女子学園
日本の中心地である群馬県渋川市に位置する(という設定の)私立高校。
ページ上部にも書かれている「平等・公平・譲り合い」を校訓としている。
制服には切り取り線としてお馴染みのミシン目を思わせる意匠が見られる。資料によって切分女学園だったりするけど気にするな!
・等分部
切分女子学園の伝統ある部活動。
様々なものを切り分けることを活動内容としている。
なお、作中においては全国大会が開催される程度にはメジャーな部活動であるらしく、この学園特有の部活動というわけではない模様。
・私立奪合女子学園
「分け合いなど笑止千万。人の歴史は奪い合いで成長してきた。」という県立切分女子学園とは対極にある理念を持つ学校。
理念からして荒っぽいので校内も当然のように荒れ果てており、特に昼休みの購買は「戦場」と形容されるほどに酷い有様らしい。
切分女子学園のライバル校…なのだが、実はこの学校に等分部が存在するのかどうかは不明だったりする*1。
・切り分け競技
作中で競技の様子が描かれたものは2つ。
- 直径1㎞のケーキを正確に半分に切り分ける耐久レース
読んで字の如く。
果てしなく広がるクリームの中を歩き回るうちに競技者はだんだん方向感覚を失ってしまい、
気付けば同じ場所をぐるぐる回り始めてしまったりとシンプルな内容ながら非常に過酷な競技。
幸いその場に広がっているのは一面のケーキなので余りの過酷さに餓死、といった事態は起こり得ないのが救いか。
- 10キロの肉を、10人の老若男女に切り分ける
こちらも読んで字の如く。
単に10等分すればいいわけではなく、胃の容量や空腹度などから誰がどのくらい食べられるかを割り出し、
各々にとっての適正量を切り分け真の平等を実現する必要がある。
そのため、観察眼が重要となってくる競技である。
いこるの項で触れた通り、正確さに固執する彼女は幼い子供に無理矢理1㎏の肉を食べさせようとしていたが、それではいけないのである。
追記・修正はみんなで分け合いながらお願いします。
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……とここまで『はん×はん♪ カットガールズ』というアニメがさも実在するかのように解説してきたが、実際にはこんなアニメは放送されていない。
しかし全くの嘘という訳でもなく、例えばページ冒頭に掲げたキービジュアルは実際に漫画家の東385氏が手掛けたものであり実在する。
ではどういうことかというと、これらは全てウェブライター・ARuFa氏の妄想の産物である。
■概要(真)
この『はん×はん♪ カットガールズ』は、2020年2月3日にウェブメディア・オモコロで公開された
『【妄想】斬新な設定を考えろ!「オリジナル美少女企画」選手権』において、ARuFa氏がプレゼンした企画である。
一見突飛に見えるコンセプトだが実はそれなりに考え込まれたものであり、
ARuFa氏なりにウケるテーマを考えた結果、「誰もが体験したことのあること(あるある)かつ、感情が揺さぶられるもの」という結論に達し、
その結果行きついたのが日常的に行われていて誰もが一度は不公平な分け方に憤慨した経験があるという「切り分け」だったとのこと。
■余談
- キャラクターデザインを担当した東385氏のTwitterではキービジュアル以外の本作品のイラストを2枚ほど見ることができる。
- この記事は「選手権」と銘打たれている通り、ARuFa氏以外にも参加者がいる。
◎永田
社会問題化している少子高齢化をテーマに「民営老人ホームちゃん&公営老人ホームちゃん」をプレゼン。
その名の通り老人ホームを擬人化した存在なのだが、それ以上の設定は一切存在しない。
イラストは縮こま里が担当。
◎山口むつお
かつては美少女であったおばさんたちが新百合ヶ丘にあるカフェで思い出話を咲かせるというコンセプトに
他との差別化要素として「バイオチャクラ」を掛け合わせた『元美少女バイオチャクラおばさんは今日も健在です!』をプレゼン。
「バイオチャクラ」というのはダンゴムシを苗床として「チャクラ」を人工的に培養したものであり、山口による完全な造語。
額に押し付けることで脳に入り込んで固定されるらしい。
なお、彼のみイラストではなく実写画像(に「バイオチャクラ」を雑コラしたもの)を使用している。
◎ダ・ヴィンチ・恐山
展開が無数に枝分かれし1つのコンテンツの中にあらゆるジャンルを内包できる『ブランチタイム』をプレゼン。
どういうことかというと、Twitterのリプライ機能を利用して1つのコマに続く様々な展開を繋げていくことで作品を自由に分岐させることができるというもの。
そもそもこの発想に至った出発点としてウケが悪かった場合に別の展開を続けることで何度でもやり直すことができるというものがあるのだが、
副次的な産物としてこの構造自体が作品の魅力となるというメリットもある。
それにより、設定が異なる同一キャラクターを同作品内でクロスオーバーすることや、Twitterのリプライ機能を利用するために読者が自由な展開を繋げることも可能となる。
マンガはこかむも、ロゴデザインはPopPが担当。
◎長島
「自分」を美少女化したコンテンツをプレゼン。
…それ自体の是非はともかく、ちゃんとしたイラストレーターに依頼した結果断られてしまったらしく、絵も自分で描いたため強烈な絵面となってしまっている。
中身は長島自身の趣味を題材としてラブストーリー+ハウツー要素を加えた作品を想定していた模様。
全10話分のタイトルや主人公のキメ台詞、ED曲の題名まで考えていたりとそれなりに作り込まれてはいる。
追記・修正・譲り合い
[#include(name=テンプレ2)]
画像出典:【妄想】斬新な設定を考えろ!「オリジナル美少女企画」選手権
2023年11月13日閲覧 / 株式会社バーグハンバーグバーグ
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▷ コメント欄
- 何だ?このぼざろとこみがを足して2で割ったような作品はw -- 名無しさん (2023-11-13 05:50:21)
- 最初実在するかと思ってた、これ実際に読んでみたい -- 名無しさん (2023-11-13 07:12:23)
- 譲ちゃんの同人誌ください -- 名無しさん (2023-11-13 08:27:07)
- 振り込めない詐欺やめてください! -- 名無しさん (2023-11-13 21:01:03)
- エ○ゲーのタイトルかと思ったら漫画作品…と思わせといてさらに架空だったというオチ -- 名無しさん (2023-11-14 15:37:57)
- キャラの名前の元ネタが「ちゃんと分ける」とか「あなたに譲る」なところに、昔の児童向け教育マンガみたいな雰囲気を感じた。 -- 名無しさん (2023-11-15 13:11:21)
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